受動態と文型をやさしく整理
受動態は be + 過去分詞 で「〜される」を表します。
文型とつなげて見ると、いちばん大事なのは
能動文の目的語が、受動文の主語になることです。
まず結論:受動態にできるのは目的語がある文型
基本ルール
能動文の目的語 O を、受動文の主語 S にします。
動詞は be + 過去分詞 に変えます。
受動態にしやすい文型
第3文型 SVO、 第4文型 SVOO、 第5文型 SVOCは目的語があるので受動態にできます。
受動態にしにくい文型
第1文型 SVと第2文型 SVCは目的語がないため、 ふつうは受動態にしません。
5文型と受動態の対応表
| 文型 | 能動文 | 受動態にできる? | 受動文 | ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 第1文型 SV | She runs. |
基本不可 | - | 目的語がないので、主語に移せる語がありません。 |
| 第2文型 SVC | He is happy. |
基本不可 | - | 補語 C は目的語ではありません。 |
| 第3文型 SVO | They built the bridge. |
可 | The bridge was built. |
もっとも基本。目的語がそのまま主語になります。 |
| 第4文型 SVOO | She gave me a key. |
可 | I was given a key.A key was given to me. |
目的語が2つ。人を主語にする形と物を主語にする形があります。 |
| 第5文型 SVOC | They named the dog Max. |
可 | The dog was named Max. |
目的語が主語になり、補語 C は残ります。 |
文型別の受動態例文
第3文型 SVO
They deliver the package.
The package is delivered.
彼らが小包を配達する → 小包が配達される
the package が目的語なので、受動文では主語になります。
第4文型 SVOO:give型
She gave him a key.
He was given a key.
A key was given to him.
彼に鍵を与えた → 彼が鍵を与えられた / 鍵が彼に与えられた
give、send、show、tell などは
物を主語にすると to + 人 が残りやすいです。
第4文型 SVOO:buy型
My father bought me a bike.
A bike was bought for me by my father.
父が私に自転車を買った → 自転車が私のために買われた
buy、make、cook などは
for + 人 で整理すると自然です。
第5文型 SVOC
They kept the room clean.
The room was kept clean.
彼らが部屋をきれいに保った → 部屋がきれいに保たれた
clean は補語です。受動態になっても補語は消えず、
主語の状態を説明し続けます。
第5文型で注意:make / see / hear は to が戻る
→ O + be made / seen / heard + to + 動詞の原形
能動文では make her wait のように原形を使いますが、
受動態では to wait のように to が戻ります。
They made her wait.
She was made to wait.
彼らは彼女を待たせた → 彼女は待たされた
よくあるミス
1. 第1・第2文型を無理に受け身にする
She runs. や He is kind. は目的語がありません。
目的語がない文は、基本的に受動態にできません。
2. by を必ず付ける
by + 人 は、誰がしたかを言いたいときだけで大丈夫です。
結果が大事な文では省略されることがよくあります。
3. give型とbuy型を混ぜる
give 型は to + 人、
buy 型は for + 人 で整理するとミスが減ります。
まとめ
- 受動態の基本は
be + 過去分詞。 - 能動文の目的語
Oが、受動文の主語Sになる。 - 第3文型・第4文型・第5文型は受動態にしやすい。
- 第1文型・第2文型は目的語がないため、基本的に受動態にしない。
- 第5文型の受動態では補語
Cが残る。
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よくある質問
She gave him a key. は He was given a key. と A key was given to him. のように、人を主語にする形と物を主語にする形があります。
They kept the room clean. は The room was kept clean. となり、clean はそのまま残って主語の状態を説明します。