品詞とは?
English Grammar Basics
Lesson 001
Illustration: 8 Parts of Speech
イラスト:英語の8つの品詞
✅ 名詞 (Noun)
英語の名詞は、人や物、場所、気持ちなどの名前を表す言葉です。 りんごや学校、友だちの名前など、身のまわりのいろいろなものが名詞です。
- Taro(人の名前)
- Tokyo(場所)
- apple(もの)
- happiness(気持ち)

This is a cat.
これはネコです。
- Taro(たろう):人の名前
- Tokyo(とうきょう):場所の名前
- apple(りんご):モノの名前
- happiness(しあわせ):気持ちの名前
名詞にはいろいろな特徴があります。
たとえば、「1つか?複数か?」「だれのものか?」「男性か女性か?」などです。
わかりやすく見ていきましょう!
-
🍎 数えられる名詞/数えられない名詞
▶ りんご(apple)は「1つ、2つ」と数えられるけど、水(water)は数えられません。
英語では、このちがいで言い方が変わります。 -
👥 単数形/複数形
▶ 1つなら cat、2つ以上なら cats のように、形が変わります。
「s」がつくことが多いけど、ちょっと特別な変化もあるよ! -
🎒 所有をあらわす名詞
▶ 「けんのかばん」は英語で Ken's bag のように、's をつけて表します。
「だれの?」を伝える大事なルールです。 -
🚻 名詞の性
▶ 男の人に使う言葉(actor)と、女の人に使う言葉(actress)があります。
最近では、男女で分けない言い方もふえています。
- 固有名詞(Taro, Tokyo など)
- 普通名詞(dog, apple など)
- 集合名詞(family, team など)
- 物質名詞(water, air など)
- 抽象名詞(happiness, love など)
- dog(犬)
- cat(ねこ)
- school(学校)
- friend(友だち)
- book(本)
- apple(りんご)
- teacher(先生)
- pencil(えんぴつ)
- mother(おかあさん)
- car(くるま)
英語の名詞には「数(単数・複数)」や「冠詞(a, an, the)」がつくことが多いですが、日本語ではそういったルールはあまりありません。
例:英語では an apple(1個のりんご)と表しますが、日本語では「りんご」とだけ言えば伝わります。
例文: Taro is my friend.
日本語訳: たろうは私の友だちです。
例文: This is an apple.
日本語訳: これはりんごです。
✅ 代名詞 (Pronoun)
「代名詞」は、すでに出てきた名詞の代わりに使う言葉です。同じ言葉を何度もくり返すのを防ぎ、文章をすっきりわかりやすくしてくれます。

Taro is a boy. He is kind.
たろうは男の子です。彼はやさしいです。
「Taro is a student. He studies English.」のように、同じ名前(Taro)をくり返す代わりに「He(彼)」を使うことで、すっきりした文になります。
例文: Tom is my friend. He is kind.
日本語訳: トムは私の友だちです。彼はやさしいです。
例文: I have a dog. It is cute.
日本語訳: 私は犬を飼っています。それはかわいいです。
例文: My mother is kind. She helps me a lot.
日本語訳: 私のお母さんはやさしいです。彼女はよく私を助けてくれます。
「he」や「she」などは、性別に注意して使いましょう。「it」は人には使わず、動物やモノに使います。
✖ This is Ken. She is my friend.
Ken はふつう男の名前なので、「She」ではなく「He」にしましょう。
例文: This is Ken. He is my friend.
日本語訳: こちらはけんです。彼は私の友だちです。
- 人を表す: I, you, he, she, we, they
- モノ・動物: it
- 指す人がわからないとき: someone, anyone, nobody
- 自分自身: myself, yourself など(再帰代名詞)
「だれのことを言っているのか」に気をつけて、正しく使い分けよう。
✅ 形容詞 (Adjective)
🍎 英語の形容詞って、どんなときに使うのかな?「大きいりんご」「青い空」など、名詞のようすをくわしく説明するときに使うんだよ。このセクションでは、形容詞の基本や使い方、よくある例などをやさしく紹介していくよ!

This is a big apple.
これは大きなりんごです。
- big(大きい)
- small(小さい)
- happy(うれしい)
- blue(青い)
- three(3つの)
- 名詞の前に置いて説明する
例)a beautiful flower(きれいな花) - be動詞のあとに使ってようすを伝える
例)She is tall.(彼女は背が高い)
- 💡 性質・状態:kind(やさしい), hot(暑い), cold(寒い)
- 🎨 色:red(赤い), blue(青い), green(みどりの)
- 📏 大きさ・長さ:small(小さい), tall(高い), short(短い)
- 📅 数量・順序:three(三つの), first(最初の), many(たくさんの)
✖ I have a red big car.
英語では、形容詞の並べ方に順番があります。「大きさ → 色」が自然な順です。
✔ I have a big red car.
形容詞は1つの名詞にいくつも重ねて使うことができます。
例)a small round red ball(小さくて丸くて赤いボール)
「大きさ」「形」「色」などの順番にも気をつけよう!
例文: She has a beautiful dress.
日本語訳: 彼女はきれいなドレスを持っています。
例文: He lives in a big house.
日本語訳: 彼は大きな家に住んでいます。
例文: She is kind to everyone.
日本語訳: 彼女はみんなにやさしいです。
✅ 動詞 (Verb)
✅ 動詞 (Verb)
🍽️ 動詞は「何をする?」「どんなようす?」を伝える言葉だよ。「食べる」「行く」「〜です」など、人やモノの行動や状態を表すときに使います。英語の文には、かならず動詞がひとつ入っているよ。だからとっても大事!

He runs fast.
彼は速く走ります。
- run(走る)
- eat(食べる)
- go(行く)
- have(持っている)
- like(好き)
- see(見る)
- make(作る)
- 動詞は主語のあとに使うのが基本だよ。
例)I play soccer.(私はサッカーをします) - be動詞(is, am, are)も動詞の一つ!
例)She is happy.(彼女はうれしそう) - 動詞があるからこそ、「〜をした」「〜がある」「〜のようす」といったことが伝えられるよ。
- 🚶♂️ 動作を表す動詞:run(走る), eat(食べる), make(作る)など
- 😄 気持ちや状態を表す動詞:like(好き), know(知っている), want(ほしい)など
- 📌 be動詞:is, am, are(〜です、〜にいる/ある)
「いるよ」「〜なんだよ」と伝えるときによく使うよ!
✖ She like apples.
主語が「She」や「He」のとき、動詞に s をつけるよ。
✔ She likes apples.
→ 「三人称単数」のときのルールだね!(ちょっとむずかしいけど、少しずつ覚えよう)
動詞を覚えると、自分のことをたくさん伝えられるよ!「何をしたの?」「どうだったの?」が話せるようになるね。英語で日記を書くときも、動詞がわかるとすごく書きやすくなるよ。
例文: She likes music.
日本語訳: 彼女は音楽が好きです。
例文: They play the piano.
日本語訳: 彼らはピアノをひきます。
例文: I am a student.
日本語訳: 私は学生です。
✅ 副詞 (Adverb)
🏃♀️ 副詞は「どんなふうに?」「どれくらい?」「いつ?」「どこで?」をくわしく説明する言葉だよ。 動詞や形容詞、他の副詞をよりくわしくしてくれるよ! 文章をもっといきいきと伝えるために、とても大切な言葉だよ。

She sings beautifully.
彼女は美しく歌います。
- quickly(速く)
- very(とても)
- always(いつも)
- here(ここで)
- now(今)
- well(上手に)
- never(決して〜ない)
- 副詞は動詞、形容詞、他の副詞、文全体を説明できるよ。
- 例)He runs quickly.(彼は速く走る)→「走る」を説明
- 例)She is very smart.(彼女はとても賢い)→「賢い」を説明
- 副詞はたいてい、説明したい言葉の近くに置かれるよ。
- 🚀 方法を表す副詞:quickly(速く)、slowly(ゆっくり)、beautifully(美しく)
- 📅 時間を表す副詞:now(今)、always(いつも)、soon(すぐに)
- 📍 場所を表す副詞:here(ここで)、there(あそこで)
- 🔢 程度を表す副詞:very(とても)、so(そんなに)、too(〜すぎる)
✖ She sings beautiful.
→「beautiful」は形容詞!ここではbeautifully(副詞)を使おう。
✔ She sings beautifully.
→ 動詞(sings)を説明するには副詞を使うよ!
副詞を上手に使うと、話す内容がもっと生き生きしてくるよ! 「食べた」だけじゃなく、「ゆっくり食べた」みたいに、細かいニュアンスも伝えられるね。
例文: He speaks slowly.
日本語訳: 彼はゆっくり話します。
例文: It is really interesting.
日本語訳: それは本当におもしろいです。
例文: They arrived early.
日本語訳: 彼らは早く到着しました。
✅ 前置詞 (Preposition)
📍 前置詞は「場所」「時間」「方向」などをくわしく伝える言葉だよ。名詞や代名詞の前に置いて、「〜の上に」「〜のあとで」みたいに、位置や時をはっきりさせるよ!

The cat is on the chair.
猫はいすの上にいます。
- on(〜の上に)
- in(〜の中に)
- under(〜の下に)
- at(〜で、〜に)
- to(〜へ、〜に)
- from(〜から)
- with(〜といっしょに)
- 前置詞は必ず名詞や代名詞の前に置くよ。
- 前置詞+名詞のセットで「場所」「時間」「方向」をあらわす!
- 例)He is at school.(彼は学校にいる)
- 例)I go to the park.(私は公園に行きます)
- 🏠 場所を表す前置詞:on(上に)、in(中に)、under(下に)
- 🕐 時間を表す前置詞:at(〜に)、on(〜に)、in(〜の中で)
- ➡️ 方向・動きを表す前置詞:to(〜へ)、from(〜から)
- 🤝 関係を表す前置詞:with(〜と一緒に)、about(〜について)
✖ He is in the chair.
→「いすの中にいる」って変だよね!正しくは:
✔ He is on the chair.
→ 「いすの上にいる」って言いたかったんだね。
前置詞は、「いつ」「どこ」「どの方向」など場面のイメージを作る大事な言葉! たくさんイラストや例文を見ながら覚えると、スムーズに使えるようになるよ。
例文: The book is on the table.
日本語訳: 本はテーブルの上にあります。
例文: She is in the room.
日本語訳: 彼女は部屋の中にいます。
例文: We go to school every day.
日本語訳: 私たちは毎日学校へ行きます。
✅ 接続詞 (Conjunction)
🔗 接続詞は、「言葉とことば」「文と文」をつなぐ大切な言葉だよ。「そして」「でも」「だから」みたいに、話の流れをなめらかにしてくれるよ!

I like cats and dogs.
私は猫と犬が好きです。
- and(そして)
- but(しかし)
- or(または)
- because(なぜなら)
- so(だから)
- 接続詞は言葉と言葉や文と文をつないで、話に流れを作るよ。
- 例)I like apples and oranges.(私はリンゴとオレンジが好き)
- 例)I was sleepy, but I studied.(眠かったけど、勉強した)
- ➕ 並列の接続詞:and(そして)、or(または)、but(しかし)
- 💬 理由・結果を表す接続詞:because(なぜなら)、so(だから)
- 📅 時間を表す接続詞:when(〜するとき)、before(〜の前に)、after(〜のあとに)
✖ I like cats and I don't like dogs.
→ 文章をつなぐときは、接続詞の前にカンマ (,)を入れるともっと自然だよ!
✔ I like cats, and I don't like dogs.
接続詞を使うと、短い文をつなげて自然な英語になるよ! いろんな接続詞を練習して、話すときもスラスラ使えるようにしよう。
例文: She likes tea but doesn't like coffee.
日本語訳: 彼女はお茶は好きだけどコーヒーは好きじゃないです。
例文: Do you want coffee or tea?
日本語訳: コーヒーかお茶、どっちがいい?
例文: I study English because I like it.
日本語訳: 私は英語を勉強します。なぜなら好きだからです。
✅ 間投詞 (Interjection)
😲 間投詞は、気持ちや反応をパッと伝える言葉だよ。 「わぁ!」「やった!」「えっ?」みたいに、驚き・喜び・悲しみなどを一言で表すことができるんだ。

Wow! That's amazing!
わぁ!それはすごい!
- Wow!(わぁ!)
- Oh!(おぉ!)
- Oops!(おっと!)
- Hey!(やぁ!)
- Ouch!(痛っ!)
- 間投詞はそのまま単独で使えるよ!
- ふつう文のはじめに置いて、気持ちを表現するよ。
- 例)Oh! I forgot my homework!(あっ!宿題を忘れた!)
- 🎉 驚き・喜び:Wow!, Hooray!, Yay!
- 😢 悲しみ・残念:Oh no!, Alas!
- 😡 怒り:Hey!, Grr!
- ⚡ 失敗・痛み:Oops!, Ouch!
✖ Wow that's cool.
→ 感情を表すときは、Wow! みたいに感嘆符「!」をつけよう!
✔ Wow! That's cool.
間投詞を使うと、英語がもっとナチュラルに聞こえるよ!映画やアニメを見て、たくさんの間投詞をマネしてみよう!
例文: Oops! I dropped my pen.
日本語訳: おっと!ペンを落とした。
例文: Hey! Wait for me!
日本語訳: やぁ!待って!
例文: Ouch! That hurt!
日本語訳: 痛っ!それ痛い!
✅ 品詞まとめ
英語の基本になる8つの品詞を、まとめておぼえよう!
それぞれの品詞をクリックすると、くわしい説明にジャンプできるよ。
品詞 | 英語名 | かんたん説明 | 例 |
---|---|---|---|
名詞 | Noun | 人・モノ・場所・ことの名前 | dog, school, happiness |
代名詞 | Pronoun | 名詞の代わりに使う言葉 | he, she, it, they |
形容詞 | Adjective | 名詞をくわしくする言葉 | big, beautiful, happy |
動詞 | Verb | 動きやようすをあらわす言葉 | run, eat, be |
副詞 | Adverb | 動詞・形容詞などをくわしくする言葉 | quickly, very, always |
前置詞 | Preposition | 場所・時間などを示す言葉 | on, in, at |
接続詞 | Conjunction | 言葉や文をつなぐ言葉 | and, but, because |
間投詞 | Interjection | 感情をあらわす短い言葉 | Wow!, Oh!, Oops! |