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読解力アップ 熟語表現 前置詞

前置詞句(群前置詞)とは?

前置詞句(群前置詞)は、because ofin spite of のように、 2語以上がセットで1つの前置詞として働く表現です。
後ろには名詞・代名詞・動名詞などが続き、「原因」「対比」「手段」「条件」「範囲」などを表します😊
このページでは、よく使う前置詞句を大きなグループで整理しながら、英語を読むときに迷わない感覚を身につけます。

Lesson 088

目次

✅ 迷ったら 「1 → 2 → 3 → 4 → 総まとめ」 の順がおすすめです。
📱 スマホでも見やすいように、サブセクションは入れず、大きな章だけに整理しています。

1 前置詞句 群前置詞 2語以上 名詞が続く

1. 前置詞句とは?(定義と見分け方)

前置詞句(群前置詞)は2語以上がまとまって1つの前置詞として働くイメージ図

前置詞句(群前置詞)とは、 because ofin spite of のように、 2語以上がセットで1つの前置詞のように働く表現です。
ポイントは、後ろに 名詞・代名詞・動名詞 が続くことです😊

まず覚える合図 because of due to thanks to in spite of according to instead of by means of apart from
ポイント① 2語以上で1セット

because だけなら接続詞ですが、because of になると 前置詞句になります。
つまり、単語をバラバラに訳さず、まとまりで見るのがコツです。

ポイント② 後ろは名詞の箱

前置詞句の後ろには、基本的に 名詞のカタマリ が来ます。
例:because of the rain / in spite of the noise
主語+動詞の文をそのまま置かないよう注意しましょう。

ポイント③ 意味の役割で整理する

前置詞句は「原因」「対比」「手段」「情報源」などを表します。
意味グループで覚える と、長文でも「何を表しているか」がすぐ見えます。

🔎 前置詞句を見分ける3ステップ

STEP 1 2語以上のまとまりを探す

because of, due to, in spite of のように、 「見たことのあるセット表現」を探します。
まずは“1つのかたまり”として囲む感覚でOKです。

STEP 2 後ろが名詞か確認

because of the rain のように、 後ろが名詞なら前置詞句として自然です。
名詞・代名詞・動名詞 が来る、と覚えましょう。

STEP 3 文が続いたら別表現にする

because of it rained
because it rained
of の後ろに 主語+動詞 を置かないのが大切です。

⚠️ よくあるミス(ここで差がつく!)

ミス① because of + 文 にしてしまう
because of it was raining
because of the rain
because it was raining
because of は名詞because は文 と分けると安全です。
ミス② despite of と書いてしまう
despite of the problem
despite the problem
in spite of the problem
despite は of 不要in spite of は of あり で覚えましょう。
覚え方 前置詞句は「前に意味の合図」+「後ろに名詞の箱」。 まずは because of + 名詞because + 文 の区別から始めると、ぐっと安定します✨

📌 代表的な前置詞句の意味グループ

分類 代表語例(日本語訳) 後ろに置くもの 見分けポイント よく使う場面
原因・理由 because of(〜のために)
due to(〜が原因で)
owing to(〜のために)
thanks to(〜のおかげで)
on account of(〜の理由で)
基本 名詞・名詞句
the rain
your help
a system error
「なぜ?」に答える。
because of は後ろが名詞。
遅刻理由、予定変更、通知文、ビジネスメール
逆接・譲歩 in spite of(〜にもかかわらず)
despite(〜にもかかわらず)
regardless of(〜に関係なく)
for all(〜にもかかわらず)
notwithstanding(〜にもかかわらず)
基本 名詞・動名詞
the difficulty
being tired
「それでも〜」の流れ。
despite of は不可。
結果の意外性、努力、比較、説明文
追加・除外 in addition to(〜に加えて)
as well as(〜だけでなく)
apart from(〜を除いて/〜に加えて)
aside from(〜を除いて/〜に加えて)
except for(〜を除いて)
基本 名詞・名詞句
one mistake
the main topic
「足す」か「除く」かは文脈で判断。
except for は例外を示す。
評価、比較、説明の追加、例外の提示
情報源・基準 according to(〜によれば)
based on(〜に基づいて)
in terms of(〜の点で)
with regard to(〜に関して)
as for(〜については)
基本 名詞・名詞句
the report
the schedule
cost
情報の出どころ・判断の基準を示す。
レポートや説明文で便利。
資料説明、会議、ニュース、レポート
代替・選択 instead of(〜の代わりに)
in place of(〜の代わりに)
rather than(〜ではなく)
in preference to(〜よりも好んで)
as opposed to(〜とは対照的に)
基本 名詞・動名詞
coffee
going by car
「AではなくB」の選択。
動作を置くなら -ing が自然。
日常会話、予定変更、好み、提案
手段・目的 by means of(〜によって)
with the help of(〜の助けを借りて)
for the sake of(〜のために)
for the purpose of(〜の目的で)
in order to(〜するために)※不定詞句
注意 多くは名詞・名詞句
a simple app
our children
方法・目的を説明する。
by means of はややフォーマル。
説明文、手順書、目的説明、ビジネス文書
原因・理由
because of(〜のために)
due to(〜が原因で)
owing to(〜のために)
thanks to(〜のおかげで)
on account of(〜の理由で)
✅ 「なぜ?」に答える表現。後ろは名詞のカタマリ。
逆接・譲歩
in spite of(〜にもかかわらず)
despite(〜にもかかわらず)
regardless of(〜に関係なく)
for all(〜にもかかわらず)
notwithstanding(〜にもかかわらず)
⚠️ despite of はNG。despite は1語で使います。
追加・除外
in addition to(〜に加えて)
as well as(〜だけでなく)
apart from(〜を除いて/〜に加えて)
aside from(〜を除いて/〜に加えて)
except for(〜を除いて)
💡 「足す」のか「除く」のかは、文全体の意味で判断します。
情報源・基準
according to(〜によれば)
based on(〜に基づいて)
in terms of(〜の点で)
with regard to(〜に関して)
as for(〜については)
📘 レポート・会議・ニュースでよく使う、情報の出どころを示す表現です。
代替・選択
instead of(〜の代わりに)
in place of(〜の代わりに)
rather than(〜ではなく)
in preference to(〜よりも好んで)
as opposed to(〜とは対照的に)
🔁 「AではなくB」という選択・代替を表します。
手段・目的
by means of(〜によって)
with the help of(〜の助けを借りて)
for the sake of(〜のために)
for the purpose of(〜の目的で)
in order to(〜するために)※不定詞句
🛠 方法・目的を説明するときに便利です。
読み方のコツ 代表語を全部暗記しようとするより、まずは 原因逆接情報源 のように「意味の箱」で整理しましょう。

💬 例文で感覚をつかもう!(前置詞句の基本)

原因 because of 日常

Because of the heavy traffic, I missed the bus.

(ひどい渋滞のために、私はバスに乗り遅れました。)

🔧 because of + 名詞 で「〜のために」。ここでは the heavy traffic が名詞句です。

Because of の後ろに the heavy traffic という「原因の名詞の箱」が来ています。

⚠️ Because of traffic was heavy のように、後ろへ文を置かないよう注意しましょう。

原因 thanks to 感謝

Thanks to your advice, I solved the problem.

(あなたの助言のおかげで、私はその問題を解決できました。)

🔧 thanks to は「〜のおかげで」。よい結果の理由を表すことが多いです。

✅ 後ろの your advice は名詞句なので、前置詞句の形として自然です。

💡 悪い結果にも使えますが、まずは「よい原因」として覚えると使いやすいです。

逆接 in spite of イベント

In spite of the cold weather, many people came to the event.

(寒い天気にもかかわらず、多くの人がそのイベントに来ました。)

🔧 in spite of は「〜にもかかわらず」。予想と違う結果を言うときに便利です。

the cold weather は名詞句。「寒かったのに、人が来た」という対比を作っています。

💡 although it was cold のように、節で言い換えることもできます。

情報源 according to 予定

According to the schedule, the meeting starts at ten.

(予定表によれば、会議は10時に始まります。)

🔧 according to は「〜によれば」。情報源を示します。

✅ ここでは the schedule が情報源です。「自分の意見」ではなく「予定表では」という意味になります。

⚠️ according to me は不自然になりやすいので、自分の意見なら in my opinion が無難です。

代替 instead of 注文

I ordered green tea instead of coffee.

(私はコーヒーの代わりに緑茶を注文しました。)

🔧 instead of は「〜の代わりに」。AではなくBを選ぶときに使います。

✅ 後ろの coffee は名詞。とても日常的で使いやすい前置詞句です。

💡 動作を置くなら instead of drinking coffee のように -ing にします。

手段 by means of 家計管理

We tracked our expenses by means of a simple app.

(私たちは簡単なアプリを使って支出を記録しました。)

🔧 by means of は「〜によって」「〜を手段として」。ややフォーマルな表現です。

a simple app が手段を表す名詞句になっています。

💡 日常会話なら with a simple app の方が自然なこともあります。

除外 aside from 評価

Aside from one small mistake, your report was excellent.

(小さなミスが1つあることを除けば、あなたのレポートはすばらしかったです。)

🔧 aside from は「〜を除いて」または「〜に加えて」の意味で使われます。

✅ この文では one small mistake を除外して、全体評価をしています。

📌 レポート・プレゼン・仕事のフィードバックでよく使える表現です。

原因 due to お知らせ

Due to a system update, the website will be unavailable tonight.

(システム更新のため、今夜そのウェブサイトは利用できません。)

🔧 due to は「〜が原因で」。通知文やビジネス文書でよく見ます。

a system update は名詞句なので、前置詞句の後ろとして正しい形です。

💡 because of a system update と近い意味ですが、due to の方が少しフォーマルに響きます。

まとめ 前置詞句 名詞が続く
  • ✅ 前置詞句は、2語以上がセットで1つの前置詞のように働く表現
  • ✅ 後ろには基本的に 名詞・代名詞・動名詞 が続く。
  • because of + 名詞because + 文 を分けると、ミスが大きく減る。
  • ⚠️ despite of はNG。despite + 名詞 または in spite of + 名詞 を使う。
2 2語表現 because of instead of 意味グループで整理

2. 2語からなる前置詞句

2語からなる前置詞句を意味グループで整理するイメージ図

2語からなる前置詞句は、because of, due to, according to, instead of のように、 2語で1つの前置詞のように働く表現です。
覚えるときは、単語を1つずつ訳すよりも、 「原因」「除外・追加」「話題提示」「情報源」「代替」「数量・範囲」などの意味グループ で整理すると、長文読解でも会話でも使いやすくなります😊

この章の主役 because of due to except for as for according to instead of up to out of but for contrary to
ポイント① 2語で1つの意味

becauseof を別々に訳すのではなく、 because of = 〜のために のようにセットで覚えます。
2語のまとまりを見つけたら、まず「前置詞句かも?」と考えましょう。

ポイント② 後ろは名詞のカタマリ

2語前置詞句の後ろには、 名詞・代名詞・動名詞 が続きます。
例:instead of taking a taxi
動作を置きたいときは、動名詞(-ing)にすると自然です。

ポイント③ 多義語は後ろで判断

out of は「〜のうち」「〜から」「〜の外へ」など意味が広い表現です。
後ろの名詞と文全体 を見て、「割合」「理由」「状態」などを判断しましょう。

⚠️ 2語前置詞句でよくあるミス

ミス① because of + 文 にしてしまう
because of the train was late
because of the train delay
because the train was late
because of は名詞because は文 と分けるのが安全です。
ミス② according to を「自分の意見」に使う
according to me
in my opinion
according to the report
according to資料・人・データなどの情報源 を示す表現です。
覚え方 2語前置詞句は「セットで意味」+「後ろは名詞」。 迷ったら、まず後ろに 主語+動詞の文が来ていないか をチェックしましょう✨

📌 2語からなる前置詞句:意味グループ別まとめ

分類 代表語例(日本語訳) 意味の核 後ろに続く形 使いどころ 注意点
原因・理由 because of(〜のために)
due to(〜が原因で)
owing to(〜のために)
thanks to(〜のおかげで)
on account of(〜の理由で)
「なぜそうなったか」を前置きする。
理由の箱
名詞・名詞句
the delay
bad weather
your support
遅延理由、欠席理由、通知文、感謝、ビジネスメール because of の後ろに文を置かない。
除外・追加 except for(〜を除いて)
aside from(〜を除いて/〜に加えて)
apart from(〜を除いて/〜に加えて)
other than(〜以外に)
besides(〜に加えて)
一部を「除く」または情報を「足す」。
例外の箱
名詞・名詞句
one typo
the price
this issue
評価文、レビュー、条件整理、報告、比較 評価文では except for が無難。
話題提示 as for(〜については)
as to(〜に関しては)
regarding(〜に関して)
concerning(〜に関して)
with regard to(〜に関して)
話題を切り替えて、焦点をはっきりさせる。
話題の箱
名詞・名詞句
the delivery date
your question
the payment
メール、会議、説明、話題転換、問い合わせ対応 as to はやや硬め。
情報源 according to(〜によれば)
based on(〜に基づいて)
in light of(〜を踏まえて)
under(〜の下で/規則上)
per(〜に従って)※やや事務的
情報の出どころ・根拠を示す。
出所の箱
名詞・名詞句
the manual
the survey
the contract
ニュース、資料説明、社内ルール、レポート 賛成・反対の意味は含まない。
代替 instead of(〜の代わりに)
rather than(〜ではなく)
in place of(〜の代わりに)
in lieu of(〜の代わりに)※硬め
as opposed to(〜とは対照的に)
AではなくBを選ぶ。
選択の箱
名詞・名詞句・動名詞
coffee
taking a taxi
the old method
日常会話、提案、予定変更、選択肢の説明 動作を置くなら -ing
数量・上限・範囲 up to(最大〜まで/〜次第で)
out of(〜のうち/〜から/〜の外へ)
at least(少なくとも)
at most(多くても)
within(〜以内に)
数量・割合・上限・状態・理由を表す。
範囲の箱
数字・名詞・抽象名詞
five people
ten questions
curiosity
数量制限、割合、テスト結果、案内文、感情の理由 out of は後ろで意味が変わる。
反事実条件 but for(〜がなければ)
without(〜なしでは)
if not for(〜がなければ)
if it were not for(もし〜がなければ)
if it had not been for(もし〜がなかったなら)
「それがなければ違う結果だった」を表す。
仮定の箱
名詞・名詞句
your help
the warning
her support
感謝、反省、結果説明、仮定法 仮定法の would have と相性がよい。
逆行・対立 contrary to(〜に反して)
against(〜に反して)
in contrast to(〜とは対照的に)
unlike(〜とは違って)
opposite to(〜と反対に)
期待・予想・規則・常識と違うことを示す。
反対の箱
名詞・名詞句
expectations
the rules
popular belief
ニュース、報告、意外な結果、ルール違反の説明 後ろは名詞。文を直接続けない。

because of(〜のために)
due to(〜が原因で)
owing to(〜のために)
thanks to(〜のおかげで)
on account of(〜の理由で)
✅ 理由を先に出す表現。後ろは 名詞・名詞句 にします。

except for(〜を除いて)
aside from(〜を除いて/〜に加えて)
apart from(〜を除いて/〜に加えて)
other than(〜以外に)
besides(〜に加えて)
💡 aside from / apart from は「除外」か「追加」かを文脈で判断します。

as for(〜については)
as to(〜に関しては)
regarding(〜に関して)
concerning(〜に関して)
with regard to(〜に関して)
📌 話題を切り替えるときに便利。メールや会議でよく使えます。

according to(〜によれば)
based on(〜に基づいて)
in light of(〜を踏まえて)
under(〜の下で/規則上)
per(〜に従って)
📘 出所を示すだけで、賛成・反対の意味は基本的に含みません。

instead of(〜の代わりに)
rather than(〜ではなく)
in place of(〜の代わりに)
in lieu of(〜の代わりに)
as opposed to(〜とは対照的に)
🔁 動作を続けるときは instead of going のように 動名詞 にします。

up to(最大〜まで/〜次第で)
out of(〜のうち/〜から/〜の外へ)
at least(少なくとも)
at most(多くても)
within(〜以内に)
🔢 out of は多義。three out of ten なら「10のうち3」です。

but for(〜がなければ)
without(〜なしでは)
if not for(〜がなければ)
if it were not for(もし〜がなければ)
if it had not been for(もし〜がなかったなら)
🧩 仮定法と相性がよく、would have などと一緒に出やすいです。

contrary to(〜に反して)
against(〜に反して)
in contrast to(〜とは対照的に)
unlike(〜とは違って)
opposite to(〜と反対に)
⚡ 期待・常識・規則と違う結果を示すときに使います。
読み方のコツ 2語前置詞句は、まず 意味グループ を見て、その後に 後ろの名詞 を確認すると、読み間違いが減ります。

💬 例文で感覚をつかもう!(2語からなる前置詞句)

原因 because of 予定変更

The outdoor concert was canceled because of lightning.

(屋外コンサートは、雷のために中止されました。)

🔧 because of + 名詞 で「〜のために」。ここでは lightning が原因を表す名詞です。

✅ 「なぜ中止されたのか」を、文の後半で簡潔に説明しています。

⚠️ because of lightning happened のように、後ろへ文を続けないようにしましょう。

原因 due to 交通

Several flights were delayed due to thick fog.

(濃い霧のために、いくつかの便が遅れました。)

🔧 due to は「〜が原因で」。お知らせ・ニュース・ビジネス文書でもよく使われます。

thick fog は名詞句で、遅延の原因を表しています。

💡 because of thick fog と近い意味ですが、due to の方が少し事務的・説明的に響きます。

除外 except for 評価

The presentation was clear except for a few small slides.

(数枚の小さなスライドを除けば、そのプレゼンはわかりやすかったです。)

🔧 except for は「〜を除いて」。全体評価の中で、小さな例外を示すときに便利です。

✅ この文では「全体としては良いが、一部だけ問題がある」というバランスのよい言い方になります。

💡 レポート・発表・レビューなど、評価文では except for が使いやすいです。

追加・除外 apart from 比較

Apart from the high price, this laptop fits my needs.

(価格が高いことを除けば、このノートパソコンは私の希望に合っています。)

🔧 apart from は「〜を除いて」または「〜に加えて」。ここでは「価格の高さを除けば」という除外の意味です。

the high price を先に出して、マイナス点を切り分けています。

📌 商品レビューや比較説明でよく使える自然な表現です。

話題提示 as for メール

As for the delivery date, we will confirm it tomorrow.

(納品日については、明日確認いたします。)

🔧 as for は「〜については」。話題をはっきり切り替えるときに使います。

✅ メールで複数の話題を扱うとき、「納品日については」と焦点を作れます。

💡 少し硬めにしたい場合は regarding the delivery date も使えます。

情報源 according to 説明書

According to the user manual, this light means the battery is low.

(取扱説明書によると、このランプはバッテリー残量が少ないことを意味します。)

🔧 according to は「〜によれば」。情報の出どころを示します。

✅ ここでは the user manual が情報源です。話し手の個人的な意見ではありません。

⚠️ 自分の意見を言うなら、according to me ではなく in my opinion が自然です。

代替 instead of 移動

She walked to the station instead of taking a taxi.

(彼女はタクシーに乗る代わりに、駅まで歩きました。)

🔧 instead of は「〜の代わりに」。後ろに動作を置くときは taking のように動名詞にします。

✅ 「タクシーに乗る」という選択肢をやめて、「歩く」を選んだ流れです。

💡 instead of a taxi のように名詞だけを置くこともできます。

上限 up to 案内

You can borrow up to five books at a time.

(一度に最大5冊まで本を借りることができます。)

🔧 up to は数量の前で「最大〜まで」を表します。

five books が上限です。つまり、1冊〜5冊まではOKという意味になります。

📌 図書館・申込・人数制限などの案内文でよく使われます。

割合 out of 数字

Three out of ten people chose the new design.

(10人中3人が新しいデザインを選びました。)

🔧 out of は数字と一緒に使うと「〜のうち」という割合を表します。

three out of ten で「10のうち3」。アンケート結果や割合の説明でよく使います。

💡 out of curiosity なら「好奇心から」のように、後ろの名詞で意味が変わります。

反事実条件 but for 仮定法

But for your quick reply, we would have missed the deadline.

(あなたの素早い返信がなければ、私たちは締め切りに間に合わなかったでしょう。)

🔧 but for は「〜がなければ」。実際には「あなたの返信があった」ので、反事実の条件を表します。

✅ 後ろの your quick reply は名詞句です。文全体では would have missed と一緒に仮定法過去完了の意味になります。

💡 If it had not been for your quick reply, ... と言い換えできます。

逆行・対立 contrary to 意外な結果

Contrary to our expectations, the shop was open on Monday.

(私たちの予想に反して、その店は月曜日に開いていました。)

🔧 contrary to は「〜に反して」。予想・常識・規則などと違う結果を示します。

our expectations は名詞句で、「私たちの予想」が基準になっています。

📌 ニュース・報告・会話で「意外にも〜だった」と言いたいときに便利です。

まとめ 2語前置詞句 意味グループ 後ろは名詞
  • ✅ 2語からなる前置詞句は、2語セットで1つの意味として読む。
  • because of, due to, thanks to は原因・理由の説明に強い。
  • as for は話題提示、according to は情報源、instead of は代替を表す。
  • up to / out of は多義なので、後ろの名詞と文全体で判断する。
  • ⚠️ because of + 文according to meinstead of + 動詞の原形 は特に注意。
3 3語以上 in spite of for the sake of 長め表現を意味で整理

3. 3語以上からなる前置詞句

3語以上からなる前置詞句を意味グループで整理するイメージ図

3語以上からなる前置詞句は、in spite of, for the sake of, in addition to のように、 長めの語句がまとまって1つの前置詞のように働く表現です。
見た目は長いですが、読み方はシンプルです。 まとまりで囲む → 後ろの名詞を見る → 意味グループで判断する の順で考えると、長文でも迷いにくくなります😊

この章の主役 in spite of in light of by means of for the sake of with a view to in addition to in case of in terms of in favor of in search of
ポイント① 長くても1つの前置詞

in spite of は3語ありますが、意味は 〜にもかかわらず で1セットです。
1語ずつ訳そうとせず、熟語のかたまりとして読むのがコツです。

ポイント② 後ろは名詞・動名詞

3語以上でも、前置詞句なので後ろには基本的に 名詞・名詞句・動名詞 が続きます。
特に with a view toto は前置詞なので、 to + 動名詞 になります。

ポイント③ 文体差に注意

by means of, in the event of, in consequence of などは ややフォーマル です。
会話では with, if, because of などの短い表現が自然なこともあります。

⚠️ 3語以上の前置詞句でよくあるミス

ミス① despite of と書いてしまう
despite of the rain
despite the rain
in spite of the rain
despite は1語で前置詞in spite of は3語セット と分けて覚えましょう。
ミス② with a view to の後ろに動詞の原形を置く
with a view to improve sales
with a view to improving sales
with a view toto不定詞の to ではなく前置詞 なので、後ろは 動名詞 です。
覚え方 3語以上の前置詞句は「長いけど1つ」。 まず語句全体をカッコで囲み、 後ろの名詞の箱 とセットで意味を取ると読みやすくなります✨

📌 3語以上からなる前置詞句:意味グループ別まとめ

分類 代表語例(日本語訳) 意味の核 後ろに続く形 よく使う場面 注意点
対比・譲歩 in spite of(〜にもかかわらず)
in light of(〜を考慮して)
in view of(〜を考慮して)
in the face of(〜に直面しても)
in contrast to(〜とは対照的に)
逆風・状況・対比を前置きする。
逆風の箱
名詞・名詞句・動名詞
the difficulties
new evidence
losing time
努力、意外な結果、状況判断、ニュース、レポート despite は1語。of 不要。
手段・経由 by means of(〜によって)
by way of(〜を経由して/〜として)
with the help of(〜の助けを借りて)
through the use of(〜の使用を通じて)
by virtue of(〜のおかげで/〜によって)
方法・道具・経由を表す。
方法の箱
名詞・名詞句
a new tool
Tokyo
their support
手順説明、技術説明、経路、フォーマル文書 会話では with の方が自然なことも多い。
目的・意図 for the sake of(〜のために)
for the purpose of(〜の目的で)
with a view to(〜する目的で)
with the intention of(〜する意図で)
in an effort to(〜しようとして)※不定詞句
何のためにするのかを強調。
目的の箱
名詞・名詞句・動名詞
our children
improving service
reducing waste
目的説明、改善策、ビジネス提案、社会的な理由 with a view to + -ing。ここは特に注意。
追加 in addition to(〜に加えて)
on top of(〜に加えて)
as well as(〜だけでなく)
together with(〜と一緒に)
along with(〜と一緒に/〜に加えて)
情報・条件・要素を足す。
追加の箱
名詞・名詞句・動名詞
free shipping
the basic fee
working overtime
商品説明、条件追加、レポート、比較 後ろに動詞を置くなら -ing
場合・条件 in case of(〜の場合には)
in the event of(〜の場合には)
in the case of(〜の場合には)
in times of(〜の時には)
in the absence of(〜がない場合には)
もしその状況が起きたら。
条件の箱
名詞・名詞句
fire
an emergency
a power outage
注意書き、防災、規約、マニュアル、案内文 節なら in case + S + V
比較・基準・結果 in comparison with(〜と比べて)
in consequence of(〜の結果として)
in terms of(〜の観点で)
with respect to(〜に関して)
in relation to(〜との関連で)
比較・結果・観点を示す。
基準の箱
名詞・名詞句
last year
the accident
cost
データ説明、分析、レポート、ビジネス比較 in consequence of はかなり硬め。
賛否・支持 in favor of(〜に賛成して)
in opposition to(〜に反対して)
in support of(〜を支持して)
in defense of(〜を擁護して)
in protest against(〜に抗議して)
賛成・反対・支持の立場を示す。
立場の箱
名詞・名詞句
the plan
the new rule
workers' rights
投票、議論、ニュース、意見表明、社会問題 vote in favor of は定番。
代替・探索・進行 in place of(〜の代わりに)
in search of(〜を探して)
in the course of(〜の途中で)
in the middle of(〜の最中に)
in preparation for(〜に備えて)
代わり・探索・時間の流れを表す。
進行の箱
名詞・名詞句
the manager
a quiet place
the meeting
代理、探し物、会議、準備、説明文 in the course of はやや硬め。

in spite of(〜にもかかわらず)
in light of(〜を考慮して)
in view of(〜を考慮して)
in the face of(〜に直面しても)
in contrast to(〜とは対照的に)
⚠️ despite は1語で使います。despite of はNGです。

by means of(〜によって)
by way of(〜を経由して/〜として)
with the help of(〜の助けを借りて)
through the use of(〜の使用を通じて)
by virtue of(〜のおかげで/〜によって)
🛠 方法・道具・経由を表します。会話では with が自然なこともあります。

for the sake of(〜のために)
for the purpose of(〜の目的で)
with a view to(〜する目的で)
with the intention of(〜する意図で)
in an effort to(〜しようとして)
with a view to の後ろは -ingto improve ではなく to improving です。

in addition to(〜に加えて)
on top of(〜に加えて)
as well as(〜だけでなく)
together with(〜と一緒に)
along with(〜と一緒に/〜に加えて)
➕ 情報や条件を足す表現。後ろに動作を置くなら -ing にします。

in case of(〜の場合には)
in the event of(〜の場合には)
in the case of(〜の場合には)
in times of(〜の時には)
in the absence of(〜がない場合には)
🚨 in case of + 名詞。文を続けるなら in case + S + V です。

in comparison with(〜と比べて)
in consequence of(〜の結果として)
in terms of(〜の観点で)
with respect to(〜に関して)
in relation to(〜との関連で)
📊 比較・分析・レポートで便利。in terms of cost は「費用の観点で」。

in favor of(〜に賛成して)
in opposition to(〜に反対して)
in support of(〜を支持して)
in defense of(〜を擁護して)
in protest against(〜に抗議して)
🗳 vote in favor of は「〜に賛成票を投じる」の定番表現です。

in place of(〜の代わりに)
in search of(〜を探して)
in the course of(〜の途中で)
in the middle of(〜の最中に)
in preparation for(〜に備えて)
🔍 代わり・探す・進行中・準備など、状況の流れを説明できます。
読み方のコツ 3語以上の前置詞句は、まず 最初から最後までを1つのカタマリ として囲みましょう。次に 後ろの名詞 を見れば、意味の方向がつかみやすくなります。

💬 例文で感覚をつかもう!(3語以上からなる前置詞句)

対比・譲歩 in spite of 努力

In spite of the limited budget, the team created a useful app.

(限られた予算にもかかわらず、そのチームは役に立つアプリを作りました。)

🔧 in spite of + 名詞 で「〜にもかかわらず」。ここでは the limited budget が逆風です。

✅ 「予算が少なかったのに、よい結果が出た」という対比を作っています。

⚠️ despite を使うなら despite the limited budget で、of は不要です。

状況判断 in light of 予定変更

In light of the new information, we decided to change the schedule.

(新しい情報を踏まえて、私たちは予定を変更することにしました。)

🔧 in light of は「〜を踏まえて」「〜を考慮して」。理由というより、判断材料を示します。

the new information を基準にして、予定変更という判断につながっています。

💡 会議・報告・ニュースで、冷静に理由を説明したいときに便利です。

手段 by means of 技術

The data was collected by means of an online survey.

(そのデータは、オンライン調査によって集められました。)

🔧 by means of は「〜によって」「〜を手段として」。ややフォーマルな表現です。

an online survey がデータ収集の手段を表しています。

💡 日常会話なら with an online surveythrough an online survey の方が自然な場合もあります。

目的 for the sake of 家族

He moved to a quieter town for the sake of his children.

(彼は子どもたちのために、より静かな町へ引っ越しました。)

🔧 for the sake of は「〜のために」。大切な人・目的・価値を守るニュアンスがあります。

✅ 単なる目的よりも、「その人の利益のため」という気持ちが出やすい表現です。

💡 for his children だけでも言えますが、for the sake of は少し強く丁寧です。

目的 with a view to 改善

The company introduced a new system with a view to reducing mistakes.

(その会社はミスを減らす目的で、新しいシステムを導入しました。)

🔧 with a view to は「〜する目的で」。後ろは reducing のように動名詞です。

to があるため不定詞に見えますが、ここでは前置詞なので reduce ではなく reducing になります。

⚠️ テストでも実務英文でも、ここはかなりミスしやすいポイントです。

追加 in addition to サービス

In addition to free delivery, the store offers gift wrapping.

(無料配送に加えて、その店はギフト包装も提供しています。)

🔧 in addition to は「〜に加えて」。情報を足すときに使います。

free delivery に加えて、さらに gift wrapping がある、というサービス追加の説明です。

💡 商品説明・サービス紹介・比較文でとても使いやすい表現です。

場合・条件 in case of 注意書き

In case of a power outage, use the emergency lights.

(停電の場合は、非常灯を使ってください。)

🔧 in case of + 名詞 で「〜の場合には」。注意書きやマニュアルでよく使われます。

a power outage は名詞句なので、前置詞句の後ろとして正しい形です。

⚠️ 文を続けたいときは in case the power goes out のように of を使いません。

観点 in terms of 比較

This plan is better in terms of cost and speed.

(この計画は、費用と速さの点でより優れています。)

🔧 in terms of は「〜の観点で」。評価の基準をはっきりさせます。

✅ この文では cost and speed という2つの観点で、計画を比較しています。

📌 レポートや会議で「何を基準に良いと言っているのか」を示すときに便利です。

賛成 in favor of 投票

Most members voted in favor of the new policy.

(ほとんどのメンバーは新しい方針に賛成票を投じました。)

🔧 in favor of は「〜に賛成して」。投票や意見表明でよく使われます。

vote in favor of は「〜に賛成票を投じる」という定番セットです。

💡 反対なら vote againstin opposition to が使えます。

探索 in search of 移動

They walked around the station in search of a quiet cafe.

(彼らは静かなカフェを探して、駅の周りを歩き回りました。)

🔧 in search of は「〜を探して」。目的を持って移動・行動している感じが出ます。

a quiet cafe が探している対象です。後ろは名詞句になります。

📌 旅行・買い物・日常会話でも使いやすい自然な表現です。

まとめ 3語以上 まとまりで読む 後ろは名詞
  • ✅ 3語以上の前置詞句は、長くても1つの前置詞のように働く
  • in spite of, for the sake of, in addition to などは、語句全体をセットで覚える。
  • ✅ 後ろには基本的に 名詞・名詞句・動名詞 が続く。
  • ⚠️ with a view to の後ろは -ingto は前置詞として考える。
  • ⚠️ in case of + 名詞in case + S + V を混同しない。
4 二重前置詞 from behind from among 前置詞+前置詞

4. 二重前置詞(前置詞+前置詞)

二重前置詞は from behind や until after のように前置詞が重なって空間や時間の起点を表すイメージ図

二重前置詞とは、 from behinduntil after のように、 前置詞が2つ続いて、場所・時間・集合の「出どころ」や「境界」を細かく表す形です。
ふつうの前置詞よりも少し立体的で、 どこから? どの中から? いつの後まで? をはっきりさせる働きがあります😊

この章の主役 from behind from among from under from beneath until after till after since before
ポイント① 1つ目が「方向・起点」を作る

from behindfrom〜から という起点を表します。
その後ろの behind が「後ろ」という場所を加えて、 “後ろから” という立体的な意味になります。

ポイント② 2つ目が「位置・範囲」を細かくする

from among なら「たくさんある中から」、 from under なら「下から」です。
2つ目の前置詞が、出どころを具体化する と考えると読みやすくなります。

ポイント③ 時間にも使える

二重前置詞は場所だけでなく、 until after midnight(真夜中の後まで)や since before 2011(2011年より前から)にも使います。
時間の境界をまたぐ 感覚がポイントです。

⚠️ 二重前置詞でよくあるミス

ミス① from behind を1語ずつ直訳しすぎる
❌ 「〜から、後ろで」とバラバラに読む
from behind the door = 「ドアの後ろから」
from + behind + 名詞 を、1つの場所表現として読むと自然です。
ミス② since before の時制を忘れる
I have known her since before high school.
since before は「〜より前から今まで」なので、 現在完了 と相性がよいです。
ただの過去形だけで終わらせると、「今まで続いている」感じが弱くなります。
覚え方 二重前置詞は「前置詞①=方向・境界」+「前置詞②=場所・時間の細部」。 つまり、 どこから・どの中から・いつの後まで を細かく説明する表現です✨

📌 二重前置詞:意味と使い方まとめ

分類 代表語例(日本語訳) 意味の核 後ろに続く形 よく使う場面 注意点
空間の起点 from behind(〜の後ろから)
out from behind(〜の後ろから外へ)
away from behind(〜の後ろから離れて)
from beyond(〜の向こうから)
from outside(〜の外から)
隠れていた場所・奥の位置から出てくる。
後ろから
名詞・名詞句
the door
the curtain
the clouds
物語描写、動きの説明、写真・映像の描写 from が起点、behind が位置。
集合からの選抜 from among(〜の中から)
out of(〜の中から/〜のうち)
from within(〜の内部から)
from between(〜の間から)
from inside(〜の内側から)
集合・範囲・内部から1つを選ぶ。
中から
複数名詞・集合名詞
the members
the candidates
the files
選抜、候補者、ランキング、資料選択 among は「3つ以上の中」の感覚。
下からの出所 from under(〜の下から)
from beneath(〜の下から)※丁寧・文語寄り
out from under(〜の下から外へ)
from below(下方から)
from underneath(〜の真下から)
何かの下・低い位置から出る。
下から
名詞・名詞句
the bed
the table
the bridge
動物・物の動き、探索、描写文 beneathunder より硬め。
時間境界の後まで until after(〜の後まで)
till after(〜の後まで)
until beyond(〜を越えるまで)
until around(〜ごろまで)
from before(〜以前から)
ある時点を過ぎても継続する。
後まで
時間表現・出来事
midnight
the meeting
the holidays
待機、営業、作業、イベント、生活描写 until after は「その後まで続く」感覚。
以前から今まで since before(〜以前から今まで)
since after(〜の後から今まで)
from before(〜以前から)
ever since before(ずっと〜以前から)
since long before(ずっと前から)
ある基準より前から現在まで続く。
継続
年・時期・出来事
2011
high school
the pandemic
居住、知り合い、習慣、サービス利用歴 現在完了と相性がよい。
空間の起点
from behind(〜の後ろから)
out from behind(〜の後ろから外へ)
from beyond(〜の向こうから)
from outside(〜の外から)
🌙 隠れた場所・奥の位置から出てくるイメージです。
集合からの選抜
from among(〜の中から)
out of(〜の中から/〜のうち)
from within(〜の内部から)
from between(〜の間から)
✅ メンバー・候補者・資料など「集合の中から選ぶ」ときに使います。
下からの出所
from under(〜の下から)
from beneath(〜の下から)
from below(下方から)
from underneath(〜の真下から)
🐾 物・動物・人が「下の位置から出てくる」描写に向いています。
時間境界の後まで
until after(〜の後まで)
till after(〜の後まで)
until beyond(〜を越えるまで)
until around(〜ごろまで)
⏰ ある時点を過ぎても、待つ・続く・営業するイメージです。
以前から今まで
since before(〜以前から今まで)
since after(〜の後から今まで)
ever since before(ずっと〜以前から)
since long before(ずっと前から)
📘 現在完了と相性◎。「昔から今まで続いている」感じを出せます。
読み方のコツ 二重前置詞は、 前置詞①で方向・時間の境界 を作り、 前置詞②で場所・範囲・時点を細かくする と考えると整理しやすいです。

💬 例文で感覚をつかもう!(二重前置詞)

空間の起点 from behind 描写

The cat jumped from behind the sofa.

(その猫はソファの後ろから飛び出しました。)

🔧 from behind は「〜の後ろから」。from が起点、behind が場所を表します。

the sofa の後ろがスタート地点で、そこから猫が飛び出した流れです。

💡 動きのある描写でよく使えます。物語・日常会話のどちらにも自然です。

空間の起点 from behind 自然描写

The sun appeared from behind the mountains.

(太陽が山々の後ろから現れました。)

🔧 appear from behind ... で「〜の後ろから現れる」。視界に入ってくる感じを表します。

the mountains が隠していた背景で、そこから太陽が見え始めたイメージです。

📌 写真・旅行記・天気の描写でも使いやすい表現です。

集合からの選抜 from among 選考

One student was chosen from among the finalists.

(最終候補者の中から、1人の生徒が選ばれました。)

🔧 from among は「〜の中から」。集合の中から1つを選ぶときに使います。

the finalists は複数の候補者の集まりです。その中から1人が選ばれています。

💡 chosen from among the members のように、選抜・推薦・候補の文でよく見ます。

内部から from within 組織

The new leader was promoted from within the company.

(新しいリーダーは社内から昇進しました。)

🔧 from within は「内部から」。組織や範囲の内側から出てくるイメージです。

✅ 社外採用ではなく、会社の内部から昇進したことを表しています。

📌 ビジネス文書では、promote from within(内部登用する)がよく使われます。

下からの出所 from under 物の動き

A small key fell from under the old rug.

(小さな鍵が古いラグの下から落ちてきました。)

🔧 from under は「〜の下から」。under が下の位置、from が出どころを表します。

✅ 鍵がもともとラグの下にあり、そこから出てきたイメージです。

💡 from beneath にすると、少し硬め・文語的な雰囲気になります。

下からの出所 from beneath やや硬め

Water began to rise from beneath the floor.

(床の下から水が上がり始めました。)

🔧 from beneath は「〜の下から」。from under より少し丁寧・文語的です。

the floor の下が出どころで、水がそこから上に上がってきています。

📌 ニュース・説明文・描写文では、beneath の方が落ち着いた響きになることがあります。

時間境界 until after 待機

We waited until after the final announcement.

(私たちは最後の発表の後まで待ちました。)

🔧 until after は「〜の後まで」。ある時点を過ぎるまで動作が続くことを表します。

✅ この文では「最後の発表」が終わった後まで、待つ状態が続いています。

💡 until the announcement だけだと「発表まで」ですが、until after は「発表の後まで」と一歩先まで伸びます。

時間境界 till after 日常

The shop stayed open till after the fireworks.

(その店は花火の後まで営業していました。)

🔧 till afteruntil after と近く、「〜の後まで」を表します。

✅ 花火が終わった後まで、店が開いていたという継続の意味です。

📌 till は少しくだけた響きになりやすく、会話・案内で見かけます。

以前から今まで since before 現在完了

She has worked at this hospital since before 2015.

(彼女は2015年より前からこの病院で働いています。)

🔧 since before は「〜以前から今まで」。現在完了ととても相性がよい表現です。

has worked によって、過去から現在まで働き続けていることがわかります。

💡 年だけでなく、since before high school(高校以前から)のようにも使えます。

以前から今まで since before 習慣

I have loved this song since before I entered college.

(私は大学に入る前から、この曲がずっと好きです。)

🔧 since before の後ろには、時期だけでなく I entered college のような節が来ることもあります。

have loved によって、「昔から今まで好き」という継続が表せます。

📌 好きなもの・住んでいる場所・続けている習慣を話すときに便利です。

まとめ 二重前置詞 場所の起点 時間の境界
  • ✅ 二重前置詞は、前置詞+前置詞で場所・時間・集合を細かく表す。
  • from behind は「〜の後ろから」、from among は「〜の中から」、from under は「〜の下から」。
  • until after は「〜の後まで」、since before は「〜以前から今まで」。
  • since before は現在完了と相性がよく、過去から現在までの継続を表しやすい。
  • ⚠️ 1語ずつバラバラに訳さず、2つの前置詞を1つの方向・時間表現として読む。
総まとめ 前置詞句 2語以上 名詞が続く 要点チェック

🧾 総まとめ:前置詞句の要点チェック

前置詞句の種類と見分け方を総まとめするイメージ図

前置詞句は、because of, in spite of, from behind のように、 複数語がまとまって1つの前置詞のように働く表現 です。
最後に、 形・意味・後ろに続く語・よくあるミス をまとめて確認し、長文でも会話でもスムーズに読める状態にしておきましょう😊

最終チェック because of + 名詞 in spite of + 名詞 instead of + -ing with a view to + -ing in case of + 名詞 since before + 時点
要点① まとまりで読む

because ofin addition to は、 1語ずつではなくセット で意味を取ります。

要点② 後ろは名詞の箱

前置詞句の後ろは基本的に 名詞・代名詞・動名詞 です。文を直接置く形に注意しましょう。

要点③ 意味グループで覚える

原因・逆接・追加・代替・条件など、 意味の箱 で整理すると忘れにくくなります。

要点④ 例外表現に注意

despite ofwith a view to improve など、 形のミス が出やすい表現を重点チェックします。

⚠️ 最後に確認したいミスパターン

ミス① because of + 文
because of it rained
because of the rain
because it rained
because of は名詞because は文 です。
ミス② despite of
despite of the delay
despite the delay
in spite of the delay
despite は1語 で使います。
ミス③ to の見分け
with a view to reduce costs
with a view to reducing costs
with a view toto前置詞 なので、後ろは -ing です。

📌 前置詞句の総整理表

分類 代表語例(日本語訳) 見分け方 後ろに続く形 よく使う場面 注意点
原因・理由 because of(〜のために)
due to(〜が原因で)
thanks to(〜のおかげで)
owing to(〜のために)
on account of(〜の理由で)
「なぜ?」に答える。
理由を短く前置き・後置きできる。
名詞・名詞句
the rain
your help
お知らせ、遅延理由、感謝、予定変更 文を続けるなら because + S + V
対比・譲歩 in spite of(〜にもかかわらず)
despite(〜にもかかわらず)
contrary to(〜に反して)
in contrast to(〜とは対照的に)
regardless of(〜に関係なく)
「それでも」「予想と違って」の流れ。 名詞・名詞句・動名詞
the problem
being tired
努力、意外な結果、比較、ニュース despite of はNG。
追加・除外 in addition to(〜に加えて)
except for(〜を除いて)
apart from(〜を除いて/〜に加えて)
aside from(〜を除いて/〜に加えて)
as well as(〜だけでなく)
情報を足す/一部だけ除く。 名詞・名詞句・動名詞
one typo
free delivery
評価、商品説明、レビュー、比較 apart from は文脈で意味判断。
情報源・基準 according to(〜によれば)
based on(〜に基づいて)
in terms of(〜の観点で)
with regard to(〜に関して)
in comparison with(〜と比べて)
情報の出どころ・評価基準を示す。 名詞・名詞句
the report
cost
レポート、会議、ニュース、分析 according to me は避ける。
代替・目的・手段 instead of(〜の代わりに)
in place of(〜の代わりに)
for the sake of(〜のために)
with a view to(〜する目的で)
by means of(〜によって)
選ぶ・目的を示す・手段を示す。 名詞・名詞句・動名詞
coffee
reducing costs
提案、改善策、目的説明、手順説明 instead of / with a view to の後ろは -ing 可。
条件・場合 in case of(〜の場合には)
in the event of(〜の場合には)
but for(〜がなければ)
without(〜なしでは)
in the absence of(〜がない場合には)
条件・非常時・反事実を表す。 名詞・名詞句
an emergency
your support
注意書き、マニュアル、仮定法、感謝 節なら in case + S + V
数量・範囲 up to(最大〜まで/〜次第で)
out of(〜のうち/〜から)
at least(少なくとも)
at most(多くても)
within(〜以内に)
上限・割合・範囲を表す。 数字・名詞・抽象名詞
five books
ten people
案内、人数制限、点数、アンケート out of は後ろで意味が変わる。
二重前置詞 from behind(〜の後ろから)
from among(〜の中から)
from under(〜の下から)
until after(〜の後まで)
since before(〜以前から今まで)
場所・集合・時間の起点や境界を細かくする。 名詞・時点・出来事
the sofa
2015
描写、選抜、時間の継続、現在完了 2つの前置詞を1セットで読む。

because of(〜のために)
due to(〜が原因で)
thanks to(〜のおかげで)
owing to(〜のために)
on account of(〜の理由で)
✅ 後ろは名詞。文を続けるなら because + S + V

in spite of(〜にもかかわらず)
despite(〜にもかかわらず)
contrary to(〜に反して)
in contrast to(〜とは対照的に)
regardless of(〜に関係なく)
⚠️ despite of はNG。

in addition to(〜に加えて)
except for(〜を除いて)
apart from(〜を除いて/〜に加えて)
aside from(〜を除いて/〜に加えて)
as well as(〜だけでなく)
💡 足すのか除くのかは文全体で判断します。

according to(〜によれば)
based on(〜に基づいて)
in terms of(〜の観点で)
with regard to(〜に関して)
in comparison with(〜と比べて)
📘 出所・観点を示します。自分の意見なら in my opinion

instead of(〜の代わりに)
in place of(〜の代わりに)
for the sake of(〜のために)
with a view to(〜する目的で)
by means of(〜によって)
✅ 動作を続けるなら -ing がよく出ます。

in case of(〜の場合には)
in the event of(〜の場合には)
but for(〜がなければ)
without(〜なしでは)
in the absence of(〜がない場合には)
🚨 in case of + 名詞、節なら in case + S + V

up to(最大〜まで/〜次第で)
out of(〜のうち/〜から)
at least(少なくとも)
at most(多くても)
within(〜以内に)
🔢 数字・範囲・割合を読むときに重要です。

from behind(〜の後ろから)
from among(〜の中から)
from under(〜の下から)
until after(〜の後まで)
since before(〜以前から今まで)
📘 2つの前置詞を1セットで読みます。
最終チェック 前置詞句は、 形で見つける後ろの名詞を確認する意味グループで読む の順で整理しましょう。

💬 例文で感覚をつかもう!(前置詞句の総まとめ)

原因 because of 日常

We stayed indoors because of the strong wind.

(強い風のために、私たちは屋内にいました。)

🔧 because of + 名詞 で「〜のために」。ここでは the strong wind が理由です。

✅ 後ろが文ではなく名詞句になっているので、前置詞句として正しい形です。

⚠️ because of the wind was strong のように文を続けないようにしましょう。

譲歩 in spite of 努力

She finished the race in spite of the pain in her knee.

(彼女はひざの痛みにもかかわらず、そのレースを完走しました。)

🔧 in spite of は「〜にもかかわらず」。逆風があるのに結果が出たことを表します。

the pain in her knee が名詞句で、前置詞句の後ろに自然に続いています。

💡 although her knee hurt のように節で言い換えることもできます。

追加 in addition to 仕事

In addition to answering calls, he prepares daily reports.

(電話対応に加えて、彼は日報も作成しています。)

🔧 in addition to は「〜に加えて」。後ろに動作を置くときは answering のように動名詞にします。

✅ 「電話対応」だけでなく「日報作成」もしている、という追加情報を表しています。

📌 仕事の内容や役割を説明するときにとても使いやすい表現です。

情報源 according to 資料

According to the latest notice, the entrance will close at six.

(最新のお知らせによると、入口は6時に閉まります。)

🔧 according to は「〜によれば」。情報源を示すだけで、賛成・反対の意味は基本的にありません。

the latest notice が情報の出どころです。

⚠️ 自分の意見なら in my opinion を使う方が自然です。

代替 instead of 選択

They used a shared folder instead of sending large files by email.

(彼らは大きなファイルをメールで送る代わりに、共有フォルダを使いました。)

🔧 instead of は「〜の代わりに」。後ろに動作を置く場合は sending のように動名詞です。

✅ 「メールで送る」という選択肢ではなく、「共有フォルダを使う」選択をした文です。

📌 業務改善や作業手順の説明で自然に使えます。

条件 in case of 案内

In case of heavy snow, check the train schedule before leaving.

(大雪の場合は、出発前に電車の時刻表を確認してください。)

🔧 in case of + 名詞 で「〜の場合には」。注意書きや案内文でよく使います。

heavy snow は名詞句なので、前置詞句の後ろに置けます。

⚠️ 文を続けるなら in case it snows heavily のようにします。

数量 out of 割合

Seven out of twelve students passed the interview.

(12人中7人の生徒が面接に合格しました。)

🔧 out of は数字と一緒に使うと「〜のうち」を表します。

seven out of twelve で「12のうち7」。割合や結果を説明するときに便利です。

💡 out of curiosity なら「好奇心から」のように、後ろの語で意味が変わります。

二重前置詞 from behind 描写

A little girl waved from behind the window.

(小さな女の子が窓の後ろから手を振りました。)

🔧 from behind は「〜の後ろから」。from が起点、behind が位置を表します。

✅ 窓の後ろという場所から、女の子が手を振っているイメージです。

📌 二重前置詞は、場所や時間をより細かく描写したいときに便利です。

継続 since before 現在完了

We have used this system since before the office moved.

(私たちはオフィスが移転する前から、このシステムを使っています。)

🔧 since before は「〜以前から今まで」。現在完了と相性がよい表現です。

have used によって、過去から現在まで使い続けていることがわかります。

💡 「いつから続いているか」を細かく言いたいときに便利です。

まとめ 前置詞句 意味グループ 名詞の箱
  • ✅ 前置詞句は、複数語がまとまって1つの前置詞のように働く表現
  • ✅ 後ろには基本的に 名詞・代名詞・動名詞 が続く。
  • ✅ 原因・逆接・追加・情報源・代替・条件・数量・二重前置詞のように、意味グループで整理する。
  • ⚠️ because of + 文despite ofwith a view to + 原形 は特に注意。
  • 📘 長文では、まず前置詞句をカッコで囲んで読むと、文の骨組みが見えやすくなる。
Next Lessons 前置詞を深掘り 2カラム

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学習順のおすすめ 088 → 089 → 090 → 091

まずは Lesson089:時を表す前置詞 へ進むのがいちばん自然です。 その後、場所・原因理由・個別前置詞へ進むと、前置詞句の理解が「表現」から「使い分け」へつながります✨