関係代名詞の特別用法
関係代名詞を学んだあとに押さえておきたい
「省略できる形」や
「少し特別な語順・形」を、
やさしく整理するレッスンです。
目的格の省略・主格の省略・二重限定
という3つのテーマを通して、
「どこまで省略できるのか」「どこは省略できないのか」を
スッキリ見分けられるようにします😊
▮ 目次
✅ 迷ったら 「1 → 2 → 3 → 総まとめ」 の順がおすすめです。
📱 今回はサブセクションをなくして、全体の流れが見やすい形に整理しています。
-
1. 関係代名詞:目的格の省略 最初にここ
whom / which / thatなどが、 関係節の中で目的語になるときに省略できる形を整理します。 -
2. 関係代名詞:主格の省略基本は省略しない主格ですが、特定の形で見られる省略パターンを確認します。
-
3. 関係代名詞の二重限定1つの名詞を2つの関係節で説明する、少し特別な形の読み方・作り方を見ます。
-
🧾 総まとめ:関係代名詞の特別用法の要点チェック 迷ったらここ省略できる形・できない形・特別な並び方を、最後にまとめて確認します。
-
📝 まとめクイズ — 関係代名詞の特別用法 仕上げLesson068で学んだ、目的格の省略・主格の省略・二重限定をクイズでまとめて確認します。
1. 関係代名詞:目的格の省略
関係代名詞は、前にある名詞をうしろから説明するための言葉です。
でも、その関係代名詞が
「動詞の目的語」
や
「前置詞の目的語」
になっているときは、
会話では省略できることが多い
です 😊
ただし、
主語になっている関係代名詞
は基本的に消せません。
関係節の中で、関係代名詞が
動詞の目的語
になっているときは、省略しても文の骨組みが残ります。
例:the movie (that) we watched
talk to や listen to のように、
前置詞が後ろに残る形
では、関係代名詞を省略しやすいです。
例:the person I talked to
to whom や about which のように
前置詞を前に出すフォーマルな形
では、関係代名詞を消せません。
例:the person to whom I spoke
🧭 省略できるか見分ける3ステップ
まず「何を説明しているか」を確認します。
例:the app / the person / the topic
その関係代名詞が 主語なのか、 目的語なのかをチェックします。
to や with が
後ろなら省略しやすく、
前なら省略不可です。
📊 省略できる?できない? ひと目で比較
| 場面 | 例 | 関係代名詞の役割 | 省略 | ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 動詞の目的語 |
the movie (that) we watched
|
目的語 「私たちが見たもの」 | OK |
watched の目的語なので、省略しても意味が保たれます。
|
| 動詞の目的語 |
the designer (who / whom) I hired
|
目的語 「私が雇った人」 | OK | 人が先行詞でも、役割が目的語なら省略できます。 |
| 前置詞の目的語 |
the person I spoke with
|
with の目的語 | OK |
with が後ろに残るので、会話ではとても自然です。
|
| 前置詞の目的語 |
the podcast I listen to
|
to の目的語 | OK |
listen to のようなセット表現では、省略形がよく使われます。
|
| 前置詞前置 |
the person to whom I wrote
|
to の目的語 | NG |
to whom を作った時点で、関係代名詞は必要です。
|
| 主格 |
the student who studies hard
|
主語 | NG | 関係代名詞が主語なら、基本的に省略できません。 |
the movie (that) we watched
watched の目的語なので、省略しても意味が崩れません。
the designer (who / whom) I hired
先行詞が人でも、関係代名詞が目的語なら省略できます。
the person I spoke with
前置詞 with が後ろに残るので、自然な会話表現です。
the podcast I listen to
listen to のように、前置詞が後ろなら省略しやすいです。
the person to whom I wrote
to whom の形では、関係代名詞を消せません。
the student who studies hard
関係代名詞が主語なので、基本的に省略不可です。
⚠️ よくあるミスと直し方
The student studies hard won the prize.✅
The student who studies hard won the prize.
関係節の中で who が主語なので、省略すると文の骨組みが壊れます。
the person to I wrote✅
the person to whom I wrote✅
the person I wrote to
フォーマルにするなら to whom、省略したいなら前置詞を後ろへ、のどちらかです。
💬 例文で感覚をつかもう!
This is the movie (that) we watched on the flight.
(これは、私たちが飛行機の中で見た映画です。)
🔧 movie が先行詞で、後ろの we watched ... がその映画を説明しています。
✅ watched の目的語が関係代名詞なので、that は省略できます。
💡 会話では the movie we watched の形のほうがむしろ自然に聞こえることが多いです。
The bakery (that) my neighbor recommended is always busy.
(近所の人がすすめてくれたパン屋さんは、いつも混んでいます。)
🔧 recommended のあとに来る「何を?」が bakery にあたります。
✅ つまり関係代名詞は目的語なので、省略しても意味がきれいに通ります。
💡 that を入れても正解ですが、口語では抜いた形がよく使われます。
The designer (who / whom) I hired for the website was very patient.
(そのウェブサイト制作のために私が雇ったデザイナーは、とても根気強い人でした。)
🔧 先行詞が人でも、関係代名詞が hired の目的語なら省略できます。
✅ フォーマルには whom もありえますが、日常英語では省略か who が一般的です。
💡 「人だから必ず残す」ではなく、「役割が目的語か」で判断するのがコツです。
The podcast (which) I listen to every morning helps me relax.
(私が毎朝聞いているポッドキャストは、気持ちを落ち着かせてくれます。)
🔧 ここでは which が前置詞 to の目的語です。
✅ to が後ろに残っているので、省略した形 the podcast I listen to が自然です。
💡 listen だけではなく listen to までセットで見るのが大切です。
The client (who / whom) I spoke with yesterday asked for a new schedule.
(昨日私が話したお客様は、新しい予定表を求めてきました。)
🔧 spoke with の with の目的語が関係代名詞です。
✅ 人が相手でも、前置詞が後ろに残る普通の会話文なら省略できます。
💡 ビジネスでも口頭説明ではこの省略形がとてもよく使われます。
The chair (that) I sat on at the café was surprisingly comfortable.
(そのカフェで私が座った椅子は、驚くほど座り心地がよかったです。)
🔧 sat on の on が後ろに残るタイプです。
✅ こうした「前置詞が最後に来る」形は、英会話ではごく自然です。
💡 日本語の感覚だと前置詞が文末に来るのが変に見えますが、英語では普通です。
The subject (which) we argued about online was actually simple.
(私たちがオンラインで議論していた話題は、実は単純なものでした。)
🔧 argued about の目的語が subject に対応しています。
✅ 目的語の関係代名詞なので、省略しても後ろの節の意味がしっかり残ります。
💡 長い文でも「前置詞+何について?」を見抜けると、省略の判断がしやすくなります。
The friend (who / whom) I sent the photos to replied right away.
(私が写真を送った友だちは、すぐに返事をくれました。)
🔧 to の目的語が「friend」です。前置詞は文末に残っています。
✅ この形はかなり日常的で、チャットや会話でもよく出ます。
💡 I sent the photos to her. の her が、関係代名詞に置き換わっていると考えると分かりやすいです。
She is the professor to whom I wrote last month.
(彼女は、私が先月手紙を書いた教授です。)
🔧 これは to whom の形で、前置詞が関係代名詞の前に出ています。
⚠️ この並びにしたら、関係代名詞は省略できません。
💡 会話でくだけた形にするなら、She is the professor I wrote to last month. に言い換えられます。
- ✅ 関係代名詞が 動詞の目的語 や 前置詞の目的語 なら、省略できることが多いです。
-
✅ とくに
talk to/listen to/speak withのように、 前置詞が後ろに残る形は会話でよく使われます。 - ⚠️ 主語の関係代名詞 と 前置詞前置(to whom / about which) は、省略しないように気をつけましょう。
2. 関係代名詞:主格の省略
まず大前提として、関係代名詞が
主語
なら、
ふつうは省略しません。
ただし実際の英語では、
補語型、
there is / are 型、
I think / people say 型
など、少し特別なまとまりでは
「省略に見える形」や
口語で落ちる形
が出てきます。
このセクションでは、
まずは安全な原則
を押さえたうえで、
そのあとに
特別パターン
を整理していきます 😊
the student who studies hard のように、
関係代名詞のあとに
動詞がそのまま続く
ときは、
主語の関係代名詞なので、まずは省略しないと考えるのが安全です。
the person (that) I was や
the kind of teacher (that) she is のように、
be 動詞のうしろが先行詞に対応する
ときは、省略形がよく使われます。
there is ... や
I think / people say ... が入ると、
省略に見える形
が出ます。
ただし
学習上は who / that を残すほうが無難
です。
-
迷ったら、
主格の
who / that / whichは残す と考えるのがいちばん安全です。 - カンマつきの非制限用法 では、関係代名詞は省略しません。
- 会話で見かける短い省略形は、 読むための知識 として知っておき、 自分で書くときはまず標準形を使うのがおすすめです。
📊 主格の省略ルールと特別パターンを整理しよう
| 分類 | 型 | 省略 | 例 | 使い方の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 基本ルール |
N + who/that/which + V ...
|
通常NG |
the student who studies hard
|
関係代名詞が主語。まずは「消さない」が基本です。 |
| be の補語型 |
N + (that/who/which) + S + be + ...
|
よく可 |
the person (that) I was
|
be の後ろが先行詞に対応するなら、省略形が自然です。
|
| There is N ... |
There is + N + who/that + V ...
|
口語で落ちることあり |
There is someone who knows the answer.
|
学習者は標準形の who/that ありを使うのが安全です。
|
| N + there is ... |
N + (that) + there is/are ...
|
可 |
the chance (that) there is
|
「存在する〜」を言い足す型。that は落ちることがあります。
|
| 挿入句型 |
N + (who/that) + I think / people say + V ...
|
会話で可 |
the friend (who) I think understands me
|
挿入句の後ろの動詞が本体。話し言葉では省略されることがあります。 |
| 非制限用法 |
N, who/which ... ,
|
NG |
My brother, who lives in Osaka, ...
|
カンマつきは必ず関係代名詞を使います。 |
N + who/that/which + V ...
the student who studies hard のような主格は、まず省略しません。
the person (that) I was
be の後ろが先行詞に対応するなら、省略形がよく使われます。
There is someone who knows the answer.
口語では短くなることがありますが、まずは who/that を残すのが安全です。
the chance (that) there is
先行詞のあとに there is/are が来る特別な型です。
the friend (who) I think understands me
I think などの挿入句の後ろに本当の述語があります。
My brother, who lives in Osaka, ...
カンマつきの補足説明では、関係代名詞を省略しません。
⚠️ よくあるミス(ここを直すとグッと自然)
the girl sings in the band✅
the girl who sings in the band
My uncle, lives in Kobe, ...✅
My uncle, who lives in Kobe, ...
まずは 標準形の
who / that あり
を使うのが安心です。
💬 例文で感覚をつかもう!
She isn’t the person (that) she was ten years ago.
(彼女は、10年前の彼女ではありません。)
🔧 関係節だけ見ると she was ___ で、空所に the person が入ります。
✅ つまり「主語そのもの」ではなく、be のうしろの補語に先行詞が対応する型です。
💡 このタイプは会話でも文章でも比較的自然に省略形が使われます。
I really admire the kind of manager (that) he is.
(私は、彼のようなタイプのマネージャーを本当に尊敬しています。)
🔧 he is ___ の空所に the kind of manager が入るので、省略しやすい型です。
✅ kind of + 名詞 は「どんなタイプか」を言うときに便利です。
💡 人柄・役割・立場を説明するときによく使われる自然な表現です。
This village is not the peaceful place (that) it once was.
(この村は、かつてのような静かな場所ではありません。)
🔧 it once was ___ の補語に the peaceful place が対応しています。
✅ 場所・町・会社・制度などの「昔と今の違い」を言うときに便利です。
💡 once を入れると「以前は〜だった」のニュアンスが自然に出ます。
Use all the space (that) there is in the drawer.
(引き出しの中にあるスペースを、全部使ってください。)
🔧 これは N + (that) + there is ... の特別な型です。
✅ 関係節の中に there is があり、「存在するスペース」を言い足しています。
💡 the time there is、the help there is などにも広げられます。
This may be the best chance (that) there is to restart the project.
(これが、そのプロジェクトを再始動するいちばんのチャンスかもしれません。)
🔧 chance there is to ... は「〜するために存在するチャンス」という組み立てです。
✅ the best や the only と相性がよく、強調にも向いています。
💡 仕事・提案・相談の文脈でも使いやすい実用表現です。
There is someone who needs to talk to you at the front desk.
(受付に、あなたに話したい人がいます。)
🔧 ここは関係代名詞 who が needs の主語です。
✅ 会話で短く聞こえることはありますが、学習者はこの標準形で覚えるのが安全です。
💡 とくに案内・説明・試験では、who を残した形がはっきりしていておすすめです。
Aya is the one (who) I think understands the situation best.
(状況をいちばんよく理解しているのは、彩だと私は思います。)
🔧 本体の述語は understands で、その前に I think が挿入されています。
✅ この型では会話で who が省略されることもありますが、残してももちろん自然です。
💡 「自分の判断をやわらかく添える」感じが出るので、断定を避けたいときにも便利です。
That is the article (that) many experts say is worth reading.
(あれが、多くの専門家が読む価値があると言っている記事です。)
🔧 many experts say が間に入り、その後ろの is worth reading が記事を説明しています。
✅ 人以外の先行詞なので、that が自然です。会話では落ちることもあります。
💡 長く感じたら、まず the article is worth reading を土台にして考えると理解しやすいです。
They chose the path (that) everyone believed was the safest.
(彼らは、みんなが最も安全だと考えていた道を選びました。)
🔧 土台は the path was the safest で、その前に everyone believed が挿入されています。
✅ こういう「思う・信じる・言う」が入る型は、読みながら節をほどく力が大切です。
💡 一気に読むのが大変なら、everyone believed を一度カッコのように扱うと読みやすくなります。
- ✅ まずは 主格の関係代名詞は省略しない と覚えるのが安全です。
- ✅ ただし be の補語型 や N + there is/are ... 型 では、省略形が自然に使われることがあります。
- ✅ I think / people say / everyone believes のような挿入句型では、読み解く力がポイントです。
- ⚠️ 非制限用法(カンマつき) と ふつうの主格 は、むやみに省略しないようにしましょう。
3. 関係代名詞の二重限定
二重限定
とは、
1つの名詞
を
2つの関係詞節
で、後ろから
連続してしぼりこむ
形です。
たとえば
the only person I know who passed this exam
は、
まず
I know
で「私が知っている人」にしぼり、
そのあと
who passed this exam
で「その中でこの試験に合格した人」にさらにしぼっています 😊
つまり、
同じ名詞を2回限定する
のがポイントです。
まず1つ目の関係節で 候補の範囲 を決め、 2つ目の関係節で その中のさらに一部 を特定します。
1つ目の関係節が
目的格
なら、
that や who が省略されて
読みやすくなることが多いです。
例:the person (that) I know who ...
二重限定は、
接続詞なしで続けて限定する
のがポイントです。
途中で and を入れると、
並列の説明 に近い見え方になって、二重限定らしさが弱くなります。
まず「どの名詞に2本の関係節がかかっているか」を見ます。
先行詞 + 1つ目の節を先にかたまりで読むと理解しやすいです。
「〜の中で、さらに…なもの」と訳すと意味が取りやすくなります。
the only person I know who passed this exam
は、
「私が知っている人の中で」
+
「この試験に合格した唯一の人」
のように、
名詞を2回出して考える
と分かりやすいです ✨
📊 二重限定の型と読み方を整理しよう
| 分類 | 型 | ポイント | 例 | 読み方のコツ |
|---|---|---|---|---|
| 基本形 |
N + 関係節1 + 関係節2
|
1つの名詞を 2回限定 します。 |
the person I know who passed
|
先行詞 → 1本目 → 2本目の順に、だんだん狭めます。 |
| 1本目 | 目的格の節になりやすい |
that / who が
省略されやすい
です。
|
the book (that) I bought ...
|
最初の節は「どの本か」を大まかに決める役目です。 |
| 2本目 | 主格の節になりやすい | 後ろの節は 主格が残る ことが多いです。 |
... who changed my view
|
2本目で「その中のどれか」を決定づけます。 |
| 相性◎ |
the only / the first / the best / the one
|
比較・唯一性ととても相性がよいです。 |
the only person I know who ...
|
「〜の中で唯一の…」の形で訳すと自然です。 |
| 意味 | 範囲 → さらに特定 | 1本目が 集合、 2本目が 決め手 になることが多いです。 |
the restaurant we found that serves vegan meals
|
「見つけた店の中で、ヴィーガン料理を出す店」と考えます。 |
| 注意 |
and やカンマを入れない
|
二重限定は 連続して限定 する形です。 |
the person I know who ...
|
並列や補足説明に変えないように、節のつながりを保ちます。 |
the person I know who passed
1つの名詞を、2本の関係節で連続してしぼる形です。
the book (that) I bought ...
1つ目が目的格なら、that などはよく省略されます。
... who changed my view
2本目は「決め手」になるので、主格の関係代名詞が残りやすいです。
the only person I know who ...
「〜の中で唯一の…」という意味を作りやすいです。
the restaurant we found that serves vegan meals
まず「見つけた店」、次に「その中でヴィーガン料理を出す店」と考えます。
the person I know who ...
二重限定は、接続詞をはさまず連続で限定するのがポイントです。
⚠️ よくあるミス(ここを押さえると読みやすい)
and を入れると、並列説明の色が強くなります。
💬 例文で感覚をつかもう!
He is the only person I know who passed this exam.
(彼は、私が知っている人の中でこの試験に合格した唯一の人です。)
🔧 I know が1本目の限定で、「私の知り合い」という範囲を作っています。
🔧 そのあと who passed this exam が2本目の限定で、その中の「合格した人」を特定しています。
💡 「私が知っている人の中で、合格した唯一の人」と分けて読むと、二重限定の感覚がつかみやすいです。
This is the first book I bought that made me enjoy economics.
(これは、私が買った本の中で、経済学を楽しいと思わせてくれた最初の一冊です。)
🔧 1本目の I bought で「私が買った本」にしぼっています。
🔧 2本目の that made me enjoy economics が、その中で「経済学を楽しく感じさせた本」を選び出しています。
💡 the first は二重限定と相性がよく、「〜の中で最初の…」という意味を作りやすいです。
She was the teacher we had who always stayed after class.
(彼女は、私たちが受け持ってもらった先生の中で、いつも授業後に残ってくれた先生でした。)
🔧 we had は「私たちが受け持ってもらった先生」という範囲を作っています。
🔧 who always stayed after class が、その中で「いつも授業後に残った先生」を決めています。
💡 2本目が主格の節なので、who が残っている形です。
That was the one restaurant we found that served vegan meals late at night.
(あれが、私たちが見つけた店の中で、夜遅くにヴィーガン料理を出していた唯一の店でした。)
🔧 we found で「見つけた店」にしぼり、that served vegan meals late at night でさらに特定しています。
✅ こういう文は旅行・外食・レビュー文脈でかなり実用的です。
💡 the one が入ると、「数ある中のまさにそれ」という感じが強く出ます。
These are the files I sent that need your signature today.
(これが、私が送ったファイルの中で、今日あなたの署名が必要なファイルです。)
🔧 1本目の I sent は「私が送ったファイル」という集合を作ります。
🔧 2本目の that need your signature today で、その中の「今日署名が必要なもの」を示しています。
💡 実務英語では、「送った資料の中でどれが対象か」を絞るのにこういう形が役立ちます。
Kyoto was the one city I visited that changed the way I look at old streets.
(京都は、私が訪れた都市の中で、古い街並みの見方を変えてくれた唯一の都市でした。)
🔧 I visited で「訪れた都市」にしぼり、that changed the way I look at old streets でさらに意味を足しています。
✅ 「経験したものの中で特別だった1つ」を言うとき、二重限定はとても相性がよいです。
💡 感想文やスピーチでも使いやすい、印象に残る英文です。
He became the first teammate I met who remembered everyone’s name.
(彼は、私が会ったチームメイトの中で、みんなの名前を覚えていた最初の人になりました。)
🔧 I met が1本目の限定、who remembered everyone’s name が2本目の限定です。
✅ 2本目の節が主格なので、who がはっきり残っています。
💡 職場・学校・サークルなど、人の印象を具体化するときに便利です。
This is the only app we use that works offline in the subway.
(これは、私たちが使っているアプリの中で、地下鉄でもオフラインで動く唯一のアプリです。)
🔧 we use が「使っているアプリ」、that works offline in the subway が「地下鉄でオフライン動作するアプリ」を表します。
✅ テック系・日常会話のどちらでも使いやすい自然な例です。
💡 the only があるので、「複数候補の中の1つ」をはっきり出せます。
That is the article I read that explains the policy most clearly.
(あれが、私が読んだ記事の中で、その方針をいちばん分かりやすく説明している記事です。)
🔧 I read で候補をしぼり、that explains the policy most clearly で「その中で一番説明が明快な記事」を選んでいます。
✅ 2本目は記事を主語にしているので、主格の that が自然です。
💡 長い英文でも「読んだ記事の中で、いちばん分かりやすいもの」と段階的に見ると理解しやすいです。
- ✅ 二重限定は、 1つの名詞 を 2つの関係節 で連続してしぼる形です。
- ✅ 多くの場合、 1本目は目的格で省略されやすく、 2本目は主格で残りやすい です。
- ✅ the only / the first / the best / the one と相性がよく、「〜の中で唯一の…」「〜の中で最初の…」を作りやすいです。
- ⚠️ 読むときは、 先行詞 → 1本目の限定 → 2本目の限定 の順で、少しずつ意味を細くしていくのがコツです。
🧾 総まとめ:関係代名詞の特別用法の要点チェック
このレッスンでは、
目的格の省略、
主格の省略(原則と特別パターン)、
二重限定
の3つを見てきました。
総まとめでは、
「その関係代名詞は何の役割か」
と
「節はいくつ並んでいるか」
に注目して、
すばやく見分ける力をつけましょう 😊
関係代名詞が 目的語 なのか、 主語 なのかを先に判定します。
前置詞が前 にあるか、 カンマつき かどうかで、省略可否がかなり決まります。
関係節が
2本並ぶ
ときは、二重限定の可能性があります。
「1回目で範囲、2回目で決定」です。
📊 1ページで総整理! 見分け方チェック表
| 分類 | 見分けるポイント | 省略 | 例 | ひとことメモ |
|---|---|---|---|---|
| 目的格 | 後ろの節に 別の主語 がある | しやすい |
the laptop (that) I ordered
|
基本の省略パターン。いちばん先に押さえる部分です。 |
| 前置詞後置 | 前置詞が 後ろ に残る | しやすい |
the person I worked with
|
会話でよく出る自然な形です。 |
| 前置詞前置 |
to whom / about which
|
しない |
the client to whom I wrote
|
フォーマル寄り。関係代名詞は必須です。 |
| 主格 | 関係代名詞のあとに 動詞 がすぐ来る | 通常しない |
the student who solved it
|
迷ったら「主格は残す」でOKです。 |
| 主格の特別型 |
be 補語型、
there is/are 型
|
一部あり |
the person she wasthe time there is
|
読むための知識として知っておくと強いです。 |
| 二重限定 | 同じ名詞に 関係節が2本 かかる | 1本目は省略されやすい |
the only person I know who passed
|
1本目で範囲、2本目でさらに絞ります。 |
| 非制限用法 | カンマつき | しない |
My aunt, who lives in Nara, ...
|
補足情報なので、関係代名詞を落としません。 |
| 安全策 | 迷ったときの作文 | 残す寄り |
who / that / which を残す
|
試験・作文では、まず標準形を使うのが安心です。 |
the laptop (that) I orderedthe person I worked withthe client to whom I wroteto whom などの形では、関係代名詞を残します。the student who solved itthe person she was / the time there isbe 補語型や there is/are 型は、特別パターンとして知っておくと便利です。the only person I know who passedMy aunt, who lives in Nara, ...who / that / which を残す⚠️ 最後にここだけ注意! よくある混同
関係代名詞の直後に動詞が来れば、主格を疑いましょう。
the person I spoke to は省略しやすいですが、the person to whom I spoke は省略しません。
💬 例文で感覚をつかもう!
The laptop (that) I ordered arrived this morning.
(私が注文したノートパソコンが、今朝届きました。)
🔧 I ordered ___ の空所に the laptop が入るので、関係代名詞は目的格です。
✅ 目的格なので that は省略しやすく、会話でも自然です。
💡 総まとめではまず、こういう「後ろに別の主語がある形」を見抜けるようになるのが大切です。
The colleague I worked with on that campaign moved to another branch.
(あのキャンペーンで私が一緒に働いた同僚は、別の支店へ異動しました。)
🔧 with の目的語が先行詞 colleague にあたります。
✅ 前置詞が後ろに残るので、関係代名詞は省略しやすい形です。
💡 worked with のように、前置詞を含めてまとまりで見ると判断しやすくなります。
The consultant to whom we sent the draft replied quickly.
(私たちが下書きを送ったコンサルタントは、すぐに返事をくれました。)
🔧 to whom と、前置詞が関係代名詞の前に出ています。
⚠️ この形では関係代名詞を省略できません。
💡 くだけた言い方なら The consultant we sent the draft to ... に言い換えられます。
The student who solved the puzzle first looked surprised.
(最初にそのパズルを解いた生徒は、驚いたような顔をしていました。)
🔧 who の直後に動詞 solved が来ています。
✅ これは主格なので、通常は省略しません。
💡 「直後に動詞が来たら主格を疑う」という見方が、総まとめの大きなコツです。
This company is no longer the small team it was in its first year.
(この会社は、創業1年目のころのような小さなチームでは、もうありません。)
🔧 it was ___ の補語の位置に the small team が対応しています。
✅ こうした be の補語型は、省略形が自然に使われる代表例です。
💡 「主格は全部ダメ」ではなく、特別型があることをここで確認しておくと読解が楽になります。
Make the most of the time there is before the store closes.
(店が閉まる前に、ある時間を最大限に活用してください。)
🔧 これは the time (that) there is ... の特別な型です。
✅ 関係節の中に there is があり、「存在する時間」を表しています。
💡 会話でも案内文でも見かけるので、「総まとめで見たあの型だ」と思い出せると強いです。
She is the only neighbor I know who grows lemons on the balcony.
(彼女は、私が知っている近所の人の中で、ベランダでレモンを育てている唯一の人です。)
🔧 1本目の I know で「私が知っている近所の人」にしぼっています。
🔧 2本目の who grows lemons on the balcony で、その中の1人をさらに特定しています。
💡 二重限定は「同じ先行詞に2本の節がかかる」と考えると、意味の流れがつかみやすいです。
My aunt, who runs a bakery in Nara, sends us bread every winter.
(奈良でパン屋を営んでいる私のおばは、毎年冬にパンを送ってくれます。)
🔧 カンマで区切られた who runs a bakery in Nara は、補足情報です。
⚠️ 非制限用法では関係代名詞を省略しません。
💡 defining と non-defining を見分けるときは、まずカンマの有無を見ると整理しやすいです。
This is the report I read that explains the plan most clearly.
(これが、私が読んだ報告書の中で、その計画を最も分かりやすく説明している報告書です。)
🔧 1本目の I read は目的格の節なので、省略形になっています。
🔧 2本目の that explains the plan most clearly は主格の節で、報告書そのものを主語にしています。
💡 つまりこの文は、目的格の省略と二重限定の両方が入った「総まとめ向け」の代表例です。
- ✅ 目的格 は省略しやすく、 主格 は通常省略しません。
- ✅ 前置詞が後ろ なら省略しやすく、 前置詞が前 なら関係代名詞を残します。
- ✅ 二重限定 は、同じ名詞を2本の関係節で「範囲 → さらに特定」としぼる形です。
-
✅
主格の特別型
(
be補語型・there is/are型)は、読むための知識として押さえておくと便利です。 - ⚠️ 迷ったら、 まずは標準形で関係代名詞を残す と考えると、作文でも試験でも安全です。
🔁 次におすすめのレッスン
今回の Lesson 068 では、
関係代名詞の省略 や
二重限定
など、少し発展的な使い方を学びました。
次は、
関係形容詞 で
「どんな名詞をどう限定するか」を広げるのがおすすめです✨
あわせて
関係副詞 や
関係代名詞の基本
に戻ると、理解がさらに安定します。
関係副詞
where / when / why
で、場所・時・理由を自然につなぐレッスンです。
「名詞を説明する」感覚を保ったまま、
より会話っぽい表現
に広げたいときに相性抜群です。
関係代名詞
今回の
特別用法
を読んで
「基本形をもう一度固めたい」と感じたら、ここに戻るのがいちばん安心です。
who / which / that
の基本を再確認すると、Lesson 068 の理解がかなり安定します。