図で理解 学び直しOK やさしく解説 Lesson 105

but, for の用法

このレッスンでは、等位接続詞 but と for の使い方を、例文・図解イメージを通してわかりやすく整理します。
but は「しかし」「でも」「A ではなく B」のように、前後の内容を対比させる接続詞です。for は「というのは〜だからだ」と、前の文の理由をあとから補足するときに使います。😊

but と for の用法イメージ(逆接と理由をつなぐ図)

▮ 目次

✅ 迷ったら 「1 → 2 → 総まとめ」 の順がおすすめです。
📱 スマホでも見やすいように、今回はサブセクションを使わず、大きな流れだけで整理しています。

💡 接続詞は、意味を丸暗記するよりも「前と後ろの文がどうつながるか」を見ると理解しやすくなります。 まずは but=対比、for=理由の補足 という大きなイメージをつかみましょう😊
1 but 逆接 not A but B 譲歩 やわらかい前置き

1. but の用法

but の用法:逆接・対比・not A but B・やわらかい前置きを整理するイメージ図

but は、基本的に 前の内容と後ろの内容をぶつける 接続詞です。日本語では「しかし」「でも」「けれども」と訳すことが多いですが、実際にはそれだけではありません。
「予想と違う結果」、 「AではなくB」、 「いったん認めてから反対内容を出す」 など、会話でも文章でもよく使われます😊

まず覚えるイメージ しかし でも けれども AではなくB たしかに〜だが すみませんが そうなんだけど
ポイント① 基本は「前後の対比」

but の中心は AだけどB です。前の文から自然に予想される内容と、後ろの文が少しズレるときに使います。

ポイント② not A but B は置き換え

AではなくB と言いたいときは not A but B。Aを否定して、Bを正しい内容として出します。

ポイント③ 会話では「やわらかい前置き」にもなる

I'm sorry, but ... や I know, but ... は、反対・不満・依頼を 少しやわらかく出す ときに便利です。

⚠️ よくあるミス(but は便利だけど、使いすぎ注意)

ミス① 日本語の「でも」を全部 but にする
日本語の「でも」は広いです。文頭で話題を変える「でも」は、 Well, や Actually, の方が自然なこともあります。
ミス② 前後が対比していない
but は「ズレ」「反対」「予想外」があるときに自然です。 ただ情報を足すだけなら and の方が合います。
ミス③ not A but B の対応がズレる
A と B は同じ種類にそろえると自然です。
✅ not speed, but accuracy
❌ not speed, but carefully
覚え方 but は 「まっすぐ進みそうな流れを、少し横へ曲げる接続詞」 と考えるとわかりやすいです✨

📌 but の使い方まとめ

型・使い方 代表語・関連表現(日本語訳) 基本の形 ニュアンス ミニ例文
逆接
but(しかし)
yet(それでも)
however(しかしながら)
still(それでもなお)
A, but B.
A だけど B。
前の内容から予想される流れと、後ろの内容が違うとき。 例:It was raining, but we went out.
雨だったが、私たちは外出した。
対比
small but useful(小さいが役に立つ)
busy but calm(忙しいが落ち着いている)
old but reliable(古いが信頼できる)
形容詞 + but + 形容詞
文 + but + 文
「マイナスに見える点」と「プラスの点」を並べて、印象を調整する。 例:The app is simple but powerful.
そのアプリはシンプルだが高機能だ。
not A but B
not A but B(AではなくB)
not this but that(これではなくそれ)
not speed but accuracy(速さではなく正確さ)
not A, but B
A を否定して B を出す。
誤解を訂正したり、本当に大事なものを強調したりする。 例:The goal is not speed, but accuracy.
目標は速さではなく、正確さだ。
not only A but also B
not only A but also B(AだけでなくBも)
not just A but also B(AだけでなくBも)
not merely A but B(単にAではなくBも)
not only A, but also B Aに加えてBもある、と強く追加する。良い特徴を重ねるときに便利。 例:She is not only kind, but also brave.
彼女は親切なだけでなく、勇敢でもある。
譲歩
It is true that ..., but ...(たしかに〜だが…)
I admit ..., but ...(〜は認めるが…)
Of course ..., but ...(もちろん〜だが…)
It is true that A, but B.
I admit A, but B.
先に一部を認めてから、自分の主張を出す。議論・説明で自然。 例:It is true that the plan is costly, but it is worth trying.
その計画は費用がかかるのは事実だが、試す価値はある。
不満・反論
I know, but ...(わかっているけど…)
Yes, but ...(はい、でも…)
That sounds good, but ...(よさそうですが…)
I know, but + 文
Yes, but + 文
相手の話を受け止めつつ、反対意見・不安・不満を出す。 例:I know, but we need more time.
わかっています。でも、もっと時間が必要です。
丁寧な前置き
I'm sorry, but ...(申し訳ありませんが…)
Excuse me, but ...(失礼ですが…)
I hate to say this, but ...(言いにくいのですが…)
I'm sorry, but + 文
Excuse me, but + 文
言いにくいこと・依頼・訂正をやわらかく切り出す。 例:I'm sorry, but I can't open the file.
申し訳ありませんが、そのファイルを開けません。
例外・限定
nothing but ...(〜だけ)
anything but ...(決して〜ではない)
all but ...(ほとんど〜)
nothing but + 名詞
anything but + 形容詞 / 名詞
接続詞ではなく、熟語として使われる but。意味が大きく変わるので注意。 例:The room was anything but quiet.
その部屋は決して静かではなかった。

代表語 but(しかし) / yet(それでも) / however(しかしながら)
型 A, but B.
💡 前の内容から予想される流れと、後ろの内容が違うとき。

代表表現 small but useful(小さいが役に立つ) / old but reliable(古いが信頼できる)
💡 マイナス面とプラス面を並べ、印象を調整できます。

型 not A, but B
代表表現 not speed but accuracy(速さではなく正確さ)
💡 Aを否定して、Bを正しい内容として出します。

代表表現 not only A but also B(AだけでなくBも)
💡 Aに加えてBもある、と強く追加する表現です。

代表表現 It is true that ..., but ...(たしかに〜だが…)
💡 先に一部を認めてから、自分の主張を出します。

代表表現 I know, but ...(わかっているけど…) / Yes, but ...(はい、でも…)
💡 相手の話を受け止めながら、反対意見や不安を出します。

代表表現 I'm sorry, but ...(申し訳ありませんが…) / Excuse me, but ...(失礼ですが…)
💡 言いにくいこと・依頼・訂正をやわらかく切り出します。

代表表現 nothing but ...(〜だけ) / anything but ...(決して〜ではない)
💡 接続詞ではなく熟語として使われるため、意味をセットで覚えます。

💬 例文で感覚をつかもう!

逆接 予想外の結果 日常会話

I wanted to call you, but my phone battery died.

(あなたに電話したかったのですが、スマホの充電が切れてしまいました。)

🔧 前半は「電話したかった」という意図、後半は「でもできなかった理由」です。

✅ but によって、期待された行動と実際の結果のズレがはっきりします。

💡 日常会話では、言い訳や事情説明にもよく使われます。

対比 短い表現 レビュー

The hotel room was small but very comfortable.

(そのホテルの部屋は小さかったですが、とても快適でした。)

🔧 small は少しマイナスに聞こえますが、comfortable で良い印象に変えています。

✅ A but B は「Aという面はある。でも大事なのはB」という流れを作れます。

💡 レビュー・感想・説明文でとても使いやすい形です。

not A but B 訂正 強調

The goal is not speed, but accuracy.

(目標は速さではなく、正確さです。)

🔧 not A but B は、Aを否定してBを正しい内容として出す形です。

✅ speed と accuracy はどちらも名詞なので、対応がきれいです。

⚠️ not fast, but accuracy のように、形容詞と名詞を混ぜると不自然になりやすいです。

not only A but also B 追加 人物描写

She is not only creative, but also very patient.

(彼女は創造的なだけでなく、とても忍耐強くもあります。)

🔧 not only A but also B は「AだけでなくBも」と、良い特徴を追加して強調する形です。

✅ creative と patient はどちらも形容詞なので、バランスが自然です。

💡 自己紹介・人物評価・推薦文などでも便利です。

譲歩 たしかに〜だが 意見

It is true that the new system is expensive, but it will save us time in the long run.

(新しいシステムが高額なのは事実ですが、長い目で見れば時間の節約になります。)

🔧 It is true that ... で相手の懸念をいったん認めています。

✅ その後に but を置くことで、「それでもメリットがある」という主張を自然に出せます。

💡 議論では、最初から否定せずに一部認めると、文全体がやわらかくなります。

不満・反論 I know, but 会話

I know you are busy, but we really need your answer today.

(お忙しいのはわかっていますが、今日中にどうしてもお返事が必要です。)

🔧 I know ... で相手の事情を理解していることを先に示しています。

✅ そのあとに but を使うと、「理解はしている。でも必要なことがある」という流れになります。

💡 依頼や催促を少し丁寧にしたいときに使いやすい形です。

丁寧な前置き 訂正 メール

I'm sorry, but I don't think I received the attachment.

(申し訳ありませんが、添付ファイルを受け取っていないようです。)

🔧 I'm sorry, but ... は、言いにくいことをやわらかく切り出す定番表現です。

✅ I didn't receive ... と断定するより、I don't think I received ... の方が少し控えめです。

📌 ビジネスメールや問い合わせ対応でも使いやすい表現です。

結果の対比 努力と結果 報告

He tried hard, but he couldn't finish the report on time.

(彼は一生懸命取り組みましたが、期限までにレポートを終えられませんでした。)

🔧 前半は「努力した」、後半は「でも間に合わなかった」という結果です。

✅ but があることで、努力と結果のギャップがはっきりします。

💡 報告文では、事実を冷静に伝えるときにもよく使われます。

まとめ but 対比 訂正 前置き
  • ✅ but の基本は、前と後ろの内容を対比させること。
  • ✅ not A but B は、AではなくB と言いたいときの強い訂正表現。
  • ✅ It is true that ..., but ... は、いったん認めてから主張するときに便利。
  • ✅ I'm sorry, but ... / I know, but ... は、反対・依頼・不満をやわらかく出す会話表現。
  • ⚠️ ただ情報を追加するだけなら、but ではなく and の方が自然なことがあります。
2 for 理由の補足 というのは〜だからだ 書き言葉寄り 前置詞 for と区別

2. for の用法

for の用法:前の文に理由をあとから補足するイメージ図

接続詞の for は、前置詞の for you(あなたのために)や for three days(3日間)とは別物です。ここで学ぶ for は、 前の文の理由をあとから補足する 接続詞です。
日本語では 「というのは〜だからだ」 のように訳すと、かなり自然に理解できます😊

まず覚えるイメージ というのは〜だからだ 理由をあとから足す 根拠を説明する 書き言葉寄り because より少し硬め 文頭では使いにくい
ポイント① 理由は「後ろ」に置く

接続詞 for は、ふつう 前の文のあと に置きます。
形は A, for B.。BがAの理由・根拠になります。

ポイント② because より硬め

日常会話では because の方がよく使われます。for は 説明文・物語・少し改まった文章 で使うと自然です。

ポイント③ so と向きが逆

for は 理由を言う 接続詞。
so は 結果を言う 接続詞です。向きを間違えないようにしましょう。

⚠️ よくあるミス(for は「理由」だけど、何でも置けるわけではない)

ミス① 文頭で For ... と始める
理由を文頭に置きたいなら、ふつうは because や since を使います。
✅ Because it was late, we went home.
⚠️ 接続詞 for は、前の文を受けて理由を補う感覚です。
ミス② for と so を混同する
for は理由、so は結果です。
✅ It was late, so we went home.
✅ We went home, for it was late.
ミス③ 前置詞の for と同じに考える
接続詞 for の後ろには 主語+動詞の文 が来ます。
✅ ..., for it was cold.
✅ for winter は前置詞の for です。
覚え方 for は 「前の文に“理由メモ”をあとから貼る接続詞」 と考えるとわかりやすいです✨

📌 for の使い方まとめ

型・使い方 代表語・関連表現(日本語訳) 基本の形 ニュアンス ミニ例文
理由の補足
for(というのは〜だからだ)
because(なぜなら〜だから)
since(〜なので)
as(〜なので)
A, for B.
A。というのはBだからだ。
前の文の理由を、あとから落ち着いて説明する。 例:We stayed inside, for it was raining.
雨が降っていたので、私たちは中にいた。
判断の根拠
must(〜に違いない)
can't(〜のはずがない)
seem(〜のように見える)
probably(おそらく)
判断, for 根拠. 「こう判断できる。なぜなら、こういう証拠があるから」と説明する。 例:She must be home, for the lights are on.
明かりがついているので、彼女は家にいるに違いない。
書き言葉
therefore(したがって)
for this reason(この理由で)
indeed(実際に)
in fact(実際には)
A, for B.
少し改まった説明。
会話よりも、説明文・物語・報告文で自然に響きやすい。 例:The room was quiet, for everyone had left.
全員が帰っていたので、その部屋は静かだった。
because との違い
because(なぜなら〜だから)
because of(〜のために)
the reason is that ...(理由は〜ということだ)
Because B, A.
A because B.
A, for B.
because は会話でも文頭でも使いやすい。for は後ろから理由を補う。 例:We left early, for the roads were icy.
道路が凍っていたので、私たちは早めに出発した。
so との違い
so(だから)
therefore(したがって)
as a result(その結果)
that is why(だから〜なのだ)
理由, so 結果.
結果, for 理由.
so は「結果へ進む」。for は「理由へ戻る」。 例:It was late, so we stopped working.
遅かったので、私たちは作業をやめた。
文頭注意
because(なぜなら)
since(〜なので)
as(〜なので)
now that(今や〜なので)
A, for B.
文頭より、後ろで補足。
理由を先に言いたいなら because / since が自然。 例:Since it was late, we went home.
遅かったので、私たちは帰宅した。
前置詞 for との区別
for you(あなたのために)
for two hours(2時間)
for example(例えば)
for sale(販売中)
接続詞:for + 主語 + 動詞
前置詞:for + 名詞
同じ for でも、後ろに「文」が来るか「名詞」が来るかで役割が変わる。 例:I brought this for you.
これはあなたのために持ってきました。

代表語 for(というのは〜だからだ) / because(なぜなら〜だから)
型 A, for B.
💡 前の文の理由を、後ろから補足します。

代表語 must(〜に違いない) / seem(〜のように見える)
💡 判断のあとに、根拠を添えるときに使えます。

代表表現 for this reason(この理由で) / therefore(したがって)
💡 会話より、説明文・物語・報告文で自然に見えやすい表現です。

代表語 because(なぜなら) / since(〜なので) / as(〜なので)
💡 for は前の文を受けて、後ろから理由を補うのが基本です。

代表語 so(だから) / therefore(したがって) / as a result(その結果)
💡 for は理由へ戻り、so は結果へ進みます。

自然な代替 Because ...(なぜなら…) / Since ...(〜なので)
💡 理由を先に出したいときは because や since を使うと自然です。

代表表現 for you(あなたのために) / for two hours(2時間)
💡 接続詞の for は後ろに「主語+動詞の文」が来ます。

💬 例文で感覚をつかもう!

理由の補足 A, for B 日常の説明

Please turn on the light, for it is getting dark.

(明かりをつけてください。というのは、暗くなってきているからです。)

🔧 前半は「明かりをつけてください」という依頼、後半はその理由です。

✅ for は、依頼のあとに「なぜそうしてほしいのか」を補足できます。

💡 会話では because の方が自然な場合もありますが、for にすると少し改まった響きになります。

判断の根拠 must 推測

She must be at home, for the lights are on.

(明かりがついているので、彼女は家にいるに違いありません。)

🔧 She must be at home は「家にいるに違いない」という判断です。

✅ for the lights are on が、その判断の根拠を説明しています。

💡 「判断 → 根拠」の流れでは、for がとても相性よく使えます。

書き言葉 理由説明 報告

We decided to leave early, for the road was getting icy.

(道路が凍り始めていたので、私たちは早めに出発することにしました。)

🔧 前半の「早めに出発すると決めた」に対して、後半が理由を説明しています。

✅ for は、出来事の理由を落ち着いた文章で補うときに便利です。

📌 天候・道路状況・安全判断など、理由がはっきりしている文で使いやすいです。

because との比較 不参加理由 ビジネス

I cannot join the call, for I have another appointment.

(別の予定があるため、その通話には参加できません。)

🔧 I cannot join the call が結論で、I have another appointment が理由です。

✅ because でも言えますが、for にすると少し硬め・文章寄りになります。

💡 実際のメールでは because や as もよく使われます。for は「説明文っぽさ」を出したいときに向きます。

so との違い 理由へ戻る 注意

Keep this receipt, for you may need it later.

(このレシートは保管してください。あとで必要になるかもしれないからです。)

🔧 前半は「レシートを保管してください」という指示、後半はその理由です。

✅ for の後ろは「なぜ保管するのか」を説明しています。

⚠️ so を使うなら、You may need it later, so keep this receipt. のように「理由 → 結果」の順になります。

説明文 配慮の理由 授業

The teacher spoke slowly, for the students were new to the topic.

(生徒たちはその内容を初めて学ぶところだったので、先生はゆっくり話しました。)

🔧 spoke slowly の理由が、後半の the students were new to the topic です。

✅ for は「行動の背景」をあとから説明するのに向いています。

💡 物語や説明文で、人物の行動に理由を添えるときにもよく合います。

状況の理由 街の様子 描写

The streets were empty, for it was a national holiday.

(祝日だったので、通りには人がいませんでした。)

🔧 前半は「通りが空っぽだった」という状況、後半はその理由です。

✅ for を使うと、描写のあとに理由を静かに添える感じになります。

📌 風景描写・物語文・説明文で、for は少し落ち着いた雰囲気を作ります。

理由の補足 反省 人の気持ち

I apologized at once, for I knew I had made a mistake.

(自分が間違えたとわかっていたので、私はすぐに謝りました。)

🔧 I apologized at once が行動、I knew I had made a mistake が理由です。

✅ for の後ろで「心の中の理由」を説明しています。

💡 at once(すぐに)を加えることで、理由と行動のつながりがよりはっきりします。

まとめ for 理由の補足 because との違い so との違い
  • ✅ 接続詞 for は、前の文の理由をあとから補足する表現。
  • ✅ 基本形は A, for B.。日本語では「A。というのはBだからだ」と考えるとわかりやすい。
  • ✅ because よりも、少し硬め・書き言葉寄りの響きがある。
  • ✅ so は結果へ進む。for は理由へ戻る。
  • ⚠️ 前置詞の for(for you / for two hours など)とは役割が別。
総まとめ but for 対比 理由の補足 使い分け

🧾 総まとめ:but / for の使い分けチェック

but と for の使い分け:対比と理由補足を整理するまとめ図

but と for は、どちらも文と文をつなげる等位接続詞ですが、役割はかなり違います。
but は「流れを曲げる」 接続詞、 for は「理由をあとから添える」 接続詞です。
迷ったら、まずは but=対比、 for=理由の補足 と考えましょう😊

判断の合図 しかし でも AではなくB たしかに〜だが というのは〜だからだ 理由をあとから足す so とは逆向き
but 前後を対比させる

but は AだけどB の形で、予想と違う内容・反対の内容・訂正を出します。
「まっすぐ進みそうな流れを曲げる」イメージです。

for 前の文の理由を足す

for は A, for B. の形で、「A。というのはBだからだ」と理由をあとから補足します。
少し書き言葉寄りです。

見分け方 後ろが「反対」か「理由」か

後ろの文が 予想外・反対・訂正 なら but。
後ろの文が 理由・根拠 なら for です。

⚠️ よくあるミス(最後にここをチェック!)

ミス① 理由なのに but を使う
❌ We stayed home, but it was raining.
✅ We stayed home, for it was raining.
後ろが「理由」なら for が合います。
ミス② 反対なのに for を使う
❌ The bag is old, for still useful.
✅ The bag is old, but still useful.
「古い。でも使える」は対比なので but です。
ミス③ for と so の向きを逆にする
✅ It was late, so we left.
✅ We left, for it was late.
so は結果へ進む、for は理由へ戻ります。
覚え方 but=流れを曲げる / for=理由メモを貼る と覚えると、文のつながりが見えやすくなります✨

📌 but / for 使い分け比較表

判断ポイント 代表語・関連表現(日本語訳) 使う接続詞 文の流れ ミニ例文
対比
but(しかし)
yet(それでも)
however(しかしながら)
still(それでもなお)
✅ but A から予想される内容と、B がズレる。
「AだけどB」。
例:The task was hard, but we finished it.
その作業は大変だったが、私たちは終えた。
理由補足
for(というのは〜だからだ)
because(なぜなら〜だから)
since(〜なので)
as(〜なので)
✅ for A のあとに、B で理由を足す。
「A。というのはBだからだ」。
例:We waited inside, for the wind was strong.
風が強かったので、私たちは中で待った。
訂正
not A but B(AではなくB)
not this but that(これではなくそれ)
not speed but care(速さではなく丁寧さ)
✅ but A を否定して、B を正しい内容として出す。 例:This is not a complaint, but a suggestion.
これは苦情ではなく、提案です。
譲歩
It is true that ..., but ...(たしかに〜だが…)
I admit ..., but ...(〜は認めるが…)
Of course ..., but ...(もちろん〜だが…)
✅ but 一部を認めてから、別の主張を出す。 例:It is true that he is young, but he is very responsible.
彼が若いのは事実だが、とても責任感がある。
判断の根拠
must(〜に違いない)
seem(〜のように見える)
probably(おそらく)
evidence(証拠)
✅ for 判断を先に言い、その判断の根拠を後ろで説明する。 例:He must be nearby, for his bike is here.
自転車がここにあるので、彼は近くにいるに違いない。
不満・反論
I know, but ...(わかっているけど…)
Yes, but ...(はい、でも…)
I understand, but ...(理解していますが…)
✅ but 相手の意見を受け止めつつ、反対・不安・別条件を出す。 例:I understand your idea, but we need more data.
あなたの考えは理解していますが、もっとデータが必要です。
書き言葉の理由
for(というのは〜だからだ)
therefore(したがって)
for this reason(この理由で)
in fact(実際には)
✅ for 説明文・物語文で、前の内容の理由を落ち着いて補う。 例:The room was silent, for everyone had gone home.
全員が帰っていたので、その部屋は静かだった。
so との比較
so(だから)
as a result(その結果)
that is why(だから〜なのだ)
for(というのは〜だからだ)
✅ 結果なら so
✅ 理由なら for
so は理由から結果へ進む。
for は結果から理由へ戻る。
例:The meeting ended early, for the main speaker was absent.
主な発表者が欠席だったので、会議は早く終わった。

代表語 but(しかし) / however(しかしながら) / yet(それでも)
💡 後ろが「予想外」「反対」「対比」なら but。

代表語 for(というのは〜だからだ) / because(なぜなら) / since(〜なので)
💡 後ろが「理由」「根拠」なら for。

代表表現 not A but B(AではなくB) / not speed but care(速さではなく丁寧さ)
💡 Aを否定し、Bを正しい内容として示すときは but。

代表表現 It is true that ..., but ...(たしかに〜だが…)
💡 一部を認めてから主張を出すなら but。

代表語 must(〜に違いない) / seem(〜のように見える)
💡 判断のあとに根拠を添えるなら for が使えます。

代表表現 I know, but ...(わかっているけど…) / Yes, but ...(はい、でも…)
💡 受け止めてから反対・不満を出すなら but。

代表表現 for(というのは〜だからだ) / for this reason(この理由で)
💡 物語・説明文で理由を落ち着いて添えるときに使えます。

代表語 so(だから) / as a result(その結果) / for(というのは〜だからだ)
💡 so は結果へ進み、for は理由へ戻ります。

🟢 but を選ぶサイン

  • 後ろに「反対の内容」が来る。
  • 「AではなくB」と訂正したい。
  • 「たしかに〜だが…」と一部を認めてから主張したい。
  • I'm sorry, but ... のように、言いにくいことをやわらかく出したい。

🟣 for を選ぶサイン

  • 後ろに「理由」や「根拠」が来る。
  • 「というのは〜だからだ」と訳すと自然。
  • 前の判断や行動に、あとから理由を添えたい。
  • 会話よりも、説明文・物語・少し改まった文章で使いたい。

💬 例文で感覚をつかもう!

but 対比 状態のギャップ

The package arrived late, but it was in perfect condition.

(荷物は遅れて届きましたが、状態は完璧でした。)

🔧 前半の arrived late はマイナス情報、後半の in perfect condition はプラス情報です。

✅ 「遅かった。でも状態は良かった」という対比なので but が自然です。

💡 クレームやレビューでも、悪い点と良い点を分けて伝えるときに便利です。

for 理由補足 予定変更

The outdoor lesson was canceled, for a storm was approaching.

(嵐が近づいていたため、屋外レッスンは中止されました。)

🔧 前半は「中止された」という結果、後半は「嵐が近づいていた」という理由です。

✅ 後ろが理由なので for が合います。

📌 because でも言えますが、for にすると少し説明文・案内文らしい響きになります。

but not A but B 訂正

This is not a complaint, but a request for help.

(これは苦情ではなく、助けを求めるお願いです。)

🔧 not A but B で、Aを否定してBを正しい説明として出しています。

✅ complaint と request はどちらも名詞なので、形のバランスが自然です。

💡 相手に誤解されたくないときに、とても使いやすい表現です。

for 判断の根拠 推測

The manager must be in the office, for her laptop is still on the desk.

(ノートパソコンがまだ机の上にあるので、マネージャーはオフィスにいるに違いありません。)

🔧 must be は「〜に違いない」という判断です。

✅ 後半の her laptop is still on the desk が判断の根拠になっています。

💡 「判断 → 根拠」の順では for が使いやすいです。

but 譲歩 意見

It is true that the design is simple, but it is easy for beginners to use.

(そのデザインがシンプルなのは事実ですが、初心者には使いやすいです。)

🔧 It is true that ... で、先に一部を認めています。

✅ そのあとに but を置き、「それでも良い点がある」と主張しています。

💡 レビュー・提案・会議で、相手の意見を受け止めながら自分の考えを出せます。

for 理由 行動の背景

We moved the chairs to the back, for we needed more space near the screen.

(スクリーンの近くにもっとスペースが必要だったので、私たちは椅子を後ろへ移動しました。)

🔧 前半は「椅子を移動した」という行動、後半はその理由です。

✅ for の後ろが「なぜ移動したのか」を説明しています。

📌 会場準備・授業・イベント運営などの説明文で自然に使えます。

but 反論 会議

I understand your plan, but we should check the budget first.

(あなたの計画は理解していますが、まず予算を確認すべきです。)

🔧 I understand your plan で、相手の考えを受け止めています。

✅ その後に but を使い、「ただし別の注意点がある」と伝えています。

💡 いきなり否定せず、ワンクッション置いて反対意見を出せる表現です。

for 書き言葉 描写

The hallway was quiet, for the students had already entered their classrooms.

(生徒たちはすでに教室に入っていたので、廊下は静かでした。)

🔧 前半は「廊下が静かだった」という描写、後半はその理由です。

✅ for を使うと、物語や説明文の中で理由を落ち着いて補えます。

💡 会話では because も自然ですが、文章では for が雰囲気を作ることがあります。

まとめ but for 対比 理由補足
  • ✅ but は、前後の内容を対比させる。「しかし」「でも」「AではなくB」のイメージ。
  • ✅ for は、前の文の理由をあとから補足する。「というのは〜だからだ」のイメージ。
  • ✅ 後ろが 反対・予想外・訂正 なら but。
  • ✅ 後ろが 理由・根拠・説明 なら for。
  • ⚠️ for は少し書き言葉寄り。日常会話では because の方が自然な場面も多いです。
次におすすめ 2カラム 接続詞シリーズ

🔁 次におすすめのレッスン

but / for を学んだあとは、文と文のつながりをさらに広げていきましょう。
特に次は、接続詞に近い働きをする 接続副詞 を学ぶのがおすすめです😊

学習ルート おすすめ順

迷ったら、 Lesson106:接続副詞 → Lesson107:従位接続詞 → Lesson108 / 109:名詞節・副詞節 の順に進むと、文と文のつながりが一気に見えやすくなります😊

📚 クイックナビ