英語学習 | Learning English

文の構成とは?英語の基本ルールをやさしく解説!

文の構成とは?英語の基本ルールをやさしく解説!

Lesson 002

文とは?英語の基本

2つ以上の言葉が集まって、1つの気持ちや考えを伝えるものが英語の「文」だよ!

文のイメージ図

例文: I love dogs.

日本語訳:

例文: It's raining.

日本語訳:

主部と述部(Subject and Predicate)

文は「主部」と「述部」の2つに分けられるよ!

  • 主部 : 「誰が?」「何が?」をあらわす部分
  • 述部 : 主部について「どうするか」「どんな状態か」を伝える部分
主部と述部のイラスト

▶ 主部(誰・何)+ 述部(どうする・どんな状態)で文ができているよ。 いろんな文で主部と述部をチェックしてみよう!

🌟 主部 (Subject) 🎯 述部 (Predicate) 📝 日本語訳
The cat is sleeping. その猫は眠っています。
My brother plays soccer. 私の兄はサッカーをします。
The sun rises in the east. 太陽は東から昇ります。
She loves chocolate. 彼女はチョコレートが大好きです。
Our teacher is very kind. 私たちの先生はとても優しいです。

主部と述部の順番が入れ替わることがあるよ!

疑問文では、主部と述部の順番が逆になるよ!

※ 主部は 青色、述部は 赤色 だよ!

You are happy.

↓ 疑問文にすると…

Are you happy?

She is coming.

↓ 疑問文にすると…

Is she coming?

The students are studying.

↓ 疑問文にすると…

Are the students studying?

もうちょっとステップアップ!

主語は1単語だけじゃなく、長いフレーズになることもあるよ!

※ 主部(青)と述部(赤)を意識して読んでみよう!

The big white cat that lives next door is sleeping.

(隣に住んでいる大きな白い猫が眠っています)

The girl with the long hair is my sister.

(長い髪のあの女の子は私の妹です)

The book on the table belongs to Tom.

(テーブルの上の本はトムのものです)

英語と日本語の違いも知っておこう!

英語では、文の中に「誰が・何が」という主語が常に意識されているよ!

(日本語)ありがとう!

(英語)Thank you.

本来の文:I thank you.("I" が省略されている)

(日本語)落ち着いて!

(英語)Take it easy.

本来の文:You take it easy.("You" が省略されている)

(日本語)よさそうなアイデアだね。

(英語)Sounds like a good idea.

本来の文:It sounds like a good idea.("It" が省略されている)

🟨 クイズにチャレンジ!

文をよく見て、主部を選ぼう!

主語(Subject Word)とは?

文の主人公!主部の中心になるのが主語だよ。

主語の図解

🧠 主語の基本ルール

英語の文では、主語がとても大切な役割を持っているよ!ここでは、主語に関する基本的なルールをわかりやすくまとめたよ!

1. 主語は必ず必要!

英語の文には、「誰が・何が」という主語が必ず必要だよ。日本語では省略されることも多いけど、英語では基本的に省略できないんだ。

(日本語)走った。

(英語)✖︎ Ran. → ⭕ I ran.(私は走った)

(日本語)雨が降っている。

(英語)✖︎ Raining. → ⭕ It is raining.(雨が降っている)

(日本語)わかった!

(英語)✖︎ Understood! → ⭕ I understood.(私はわかった)

2. 命令文は主語が省略されることがある

普通の英文では主語が必要だけど、命令文だけは特別!

「あなた(You)」に向かって話していることがわかるから、主語を省略してもOKなんだ。

(命令文)Open the window.(窓を開けて)

(本来の文)You open the window.

(命令文)Come here!(ここに来て!)

(本来の文)You come here!

(命令文)Don't move!(動くな!)

(本来の文)You don't move!

👉 命令文では、主語「You」が自然に省略されているんだね!

3. 主語が長くなることもあるよ!

主語は単語ひとつだけじゃなくて、長いフレーズになることもあるよ!

The boy who is wearing a red cap plays baseball.

赤い帽子をかぶった男の子が野球をする)

The dog barking loudly at the stranger scared me.

見知らぬ人に大声で吠える犬が私を怖がらせた)

The book that you lent me was very interesting.

あなたが貸してくれた本はとても面白かった)

👉 「どの男の子?」「どの犬?」「どの本?」と詳しく説明する部分も主語に含まれるよ!

4. 主語の位置は文の最初

英語の文では、主語は一番最初に置くのが基本だよ!

She plays the piano.

彼女はピアノを弾きます)

The dog is barking.

が吠えています)

My father works in Tokyo.

私の父は東京で働いています)

5. 主語は「名詞」だけじゃない

主語になるのは「名詞」だけじゃないよ!名詞の働きをするいろんな表現も主語になれるんだ。

名詞

The sun rises in the east.

太陽は東から昇ります。

代名詞

He is a good teacher.

は良い先生です。

動名詞句

Playing soccer is fun.

サッカーをすることは楽しいです。

不定詞句

To study abroad is my dream.

留学することは私の夢です。

名詞節

That you came here makes me happy.

あなたがここに来たことが私を幸せにします。

6. 主語が複数になることもあるよ!

英語では、2つ以上の主語を組み合わせて使うこともあるよ!

My brother and I play soccer.

私の兄と私はサッカーをします)

Tom and Jerry are famous cartoon characters.

トムとジェリーは有名なアニメキャラクターです)

The sun and the moon appear in the sky.

太陽と月が空に現れます)

7. 「It」や「There」が主語になることも!

「It」や「There」も文の主語として使われることがあるよ。これを形式主語って呼ぶんだ!

It is raining.

(雨が降っています)

There is a cat on the roof.

(屋根の上に猫がいます)

It is important to study English.

(英語を勉強することは大切です)

よくある間違い

主語が長くなると、動詞との一致(S-V一致)を忘れがちになるよ!

「主語の一部だけ」を見て動詞を決めてしまうミスに注意しよう!

The box of old toys is heavy.

(箱は重い)

The group of students was noisy.

(学生たちのグループはうるさかった)

The sound of the bells is beautiful.

(鐘の音は美しい)

🟨 クイズにチャレンジ!

文をよく見て、主語(Subject)を選ぼう!

述語動詞(Predicate Verb)とは?

主語が「どうするのか?」「どういう状態か?」を伝えるのが「述語動詞」だよ!

述語動詞の図解

🧠 述語動詞の基本ルール

文の中で、主語が行う動作状態・存在を表す部分が「述語動詞」だよ!

1. 一番シンプルな動詞が述語になる

She runs.

(彼女は走ります)

He eats lunch.

(彼は昼ごはんを食べます)

They study English.

(彼らは英語を勉強します)

2. be動詞も述語になるよ!

英語では、be動詞(am, is, are, was, were など)だけでも立派な述語動詞になるよ!主語の「状態」や「存在」を伝える役目をするんだ。

He is a teacher.

(彼は先生です)

The sky is blue.

(空は青いです)

They are at home.

(彼らは家にいます)

👉 be動詞だけでも、主語の「〜です」「〜にいます」をしっかり伝えているよ!

3. 助動詞と動詞の組み合わせ

助動詞(can, will, must など)が動詞とセットになって、述語動詞の役割をすることもあるよ!助動詞は「可能性」「未来」「義務」などを表すんだ。

She can swim.

(彼女は泳ぐことができます)

I will study English.

(私は英語を勉強するつもりです)

You must be quiet.

(あなたは静かにしなければなりません)

👉 助動詞の後ろには、動詞の原形(基本の形)がくるよ!

4. 進行形や完了形も述語

動詞が「進行形(〜している)」「完了形(〜した)」になるときも、述語動詞だよ!be動詞やhaveと一緒に使うんだ。

She is reading a book.

(彼女は本を読んでいます)

They were playing soccer.

(彼らはサッカーをしていました)

I have finished my homework.

(私は宿題を終えました)

👉 進行形は「be動詞+〜ing」、完了形は「have+過去分詞」で作るよ!

5. 否定文や疑問文でも述語をチェック

否定文(〜ではない)や疑問文(〜ですか?)になっても、述語動詞は文の中心だよ!

She does not like carrots.

(彼女はニンジンが好きではありません)

Is he studying now?

(彼は今勉強していますか?)

Did you see the movie?

(あなたはその映画を見ましたか?)

👉 否定文や疑問文では、do/does/did や be動詞が述語に加わるよ!

まとめ:述語動詞って?

✅ 文の中で「どうする?」「どんな状態?」を伝えるのが述語動詞!

✅ be動詞も、一般動詞も、助動詞+動詞も、全部「述語」になる!

✅ 否定文・疑問文でも、述語をしっかりチェックしよう!

よくある間違い注意!

述語動詞をちゃんと見ないと、文の意味を間違えてしまうことがあるよ!

He is reading a book.

(彼は本を読んでいます)

👉 「is」だけじゃなく「is reading」がセットで述語だよ!

Does she like dogs?

(彼女は犬が好きですか?)

👉 助動詞(Does)と動詞(like)が両方述語に含まれるよ!

They have finished their homework.

(彼らは宿題を終えました)

👉 「have」も「finished」も述語だよ!助動詞+動詞をまとめて見よう!

🟨 クイズにチャレンジ!

文をよく見て、述語動詞(Predicate Verb)を選ぼう!

目的語(Object)とは?

動詞の動きが向かう相手やモノ、それが目的語だよ!

目的語の図解

He gave her some flowers.

(彼は彼女にをあげました)

1. 目的語は動詞の対象!

動詞が示す「動作の対象」「受け手」になるのが目的語(Object)だよ!

She opened a door.

(彼女はドアを開けました)

They found a wallet.

(彼らは財布を見つけました)

I respect his honesty.

(私は彼の誠実さを尊敬します)

👉 動詞のあとに続く「何を?」「誰を?」を答える部分が目的語だよ!

2. 目的語になる表現はいろいろ!

目的語には、名詞だけでなく、代名詞、動名詞、不定詞、名詞節など、いろんな表現が使われるよ!

She opened a door.

(彼女はドアを開けました)

【名詞が目的語】

They know me.

(彼らはを知っています)

【代名詞が目的語】

She continued reading a detective story.

(彼女は推理小説を読むことを続けました)

【動名詞句が目的語】

She agreed to go with him.

(彼女は彼と一緒に行くことに同意しました)

【不定詞句が目的語】

I think that you are kind.

(私はあなたが親切だと思います)

【名詞節が目的語】

👉 目的語には「名詞相当語句」も使えることを覚えておこう!

3. 目的語が2つ並ぶ(第4文型)SVOOパターン

動詞のあとに人+モノと2つの目的語が並ぶパターンを第4文型(SVOO)って呼ぶよ!

She gave me a present.

(彼女は私にプレゼントをくれました)

He taught us English.

(彼は私たちに英語を教えてくれました)

I sent her a letter.

(私は彼女に手紙を送りました)

👉 SVOO型では「誰に(人)」と「何を(モノ)」を両方セットで言うよ!

4. 名詞節の目的語は長いよ!(that節・what節)

that節what節が動詞のあとにきて、長い目的語になることもあるよ!

I believe that she is honest.

(私は彼女が正直だと信じています)

She knows what I want.

(彼女は私が何を欲しいか知っています)

We heard that the concert was canceled.

(私たちはコンサートが中止になったことを聞きました)

👉 名詞節(that節・what節)が目的語になると、目的語がなが~くなるよ!

よくある間違い注意!(目的語編)

目的語が長くなったり、複数出てきたときに、動詞との関係を見失わないように注意しよう!

I gave to her a present. ❌

正しくは:
I gave her a present.

(私は彼女にプレゼントをあげました)

He explained me the problem. ❌

正しくは:
He explained the problem to me.

(彼は私にその問題を説明しました)

She told that she was busy. ❌

正しくは:
She told me that she was busy.

(彼女は私に忙しいと話しました)

👉 動詞によって「人を直接とれるか」確認しよう!"explain" などは「to 人」が必要だよ!

🟨 クイズにチャレンジ!

文をよく見て、目的語(Object)を選ぼう!

補語(Complement)とは?

文を完成させるために、主語や目的語を説明するのが「補語」だよ!

補語の図解

She seems very happy.

( 彼女はとても幸せそうです。 )

1. 補語は説明のことば!

補語(Complement)は、主語や目的語を説明する言葉のことだよ!
特に be動詞 や call などの動詞といっしょに使われることが多いよ。

He is a teacher.

(彼は 先生です)

My favorite color is blue.

(私の好きな色は です)

The cake looks delicious.

(そのケーキは おいしそうに見えます)

👉 主語のあとに「どんな人?」「どんな状態?」を伝えるのが補語だよ!

2. 主語を説明する補語(主格補語)

主格補語は、主語がどんな人か・どんな状態かを説明する言葉だよ。
「主語+be動詞/見える・なる系の動詞+補語」の形になるよ!

She is a student.

彼女学生です)

The sky became dark.

暗くなった)

He looks tired.

疲れているように見える)

👉 主格補語は主語と「=」の関係になることが多いよ!

3. 目的語を説明する補語(目的格補語)

目的格補語は、目的語がどういう人・ものかを説明する言葉だよ!
「主語+動詞+目的語+補語」の形になるよ。

They called her Susan.

彼ら彼女スーザンと呼びました)

I found him helpful.

私は 役に立つと思った)

We elected him captain.

私たちは キャプテンに選んだ)

👉 補語は「目的語と=の関係」になることが多いよ!

4. 補語になる表現はいろいろ!

補語には名詞形容詞だけじゃなく、不定詞句分詞が使われることもあるよ!

She became a teacher.

彼女先生になりました)

The weather is nice.

天気良いです)

Our goal is to win the game.

私たちの目標試合に勝つことです)

The news kept him excited.

そのニュース彼を興奮させた状態に保った)

👉 名詞、形容詞、不定詞句、分詞など、補語はいろんな形があるよ!

5. よくある間違い(補語編)

補語が必要な文なのに、動詞だけで終わらせてしまうミスに注意しよう!be動詞や「become / seem / keep」などの後ろには必ず補語が必要だよ!

She is.

→ ⭕ She is kind.(彼女は優しいです)

He became.

→ ⭕ He became a doctor.(彼は医者になりました)

The story seems.

→ ⭕ The story seems interesting.(その話は面白そうです)

👉 be動詞や特定の動詞の後ろは必ず「何か」を説明して、文を完成させよう!

🟨 クイズにチャレンジ!

文をよく見て、補語(Complement)を選ぼう!

修飾語(Modifier)とは?

文をもっと詳しく、きれいに説明するために「修飾語」が使われるよ!

修飾語の図解

She draws with a smile in the morning.

(彼女は 朝に笑顔で 絵を描きます。)

1. 修飾語は「詳しく説明する」役割!

修飾語(Modifier)は、文の中心(主語・述語・目的語・補語)をもっと詳しく説明するために使われるよ!

She runs quickly.

(彼女は素早く走ります)

The dog barked at night.

(その犬は夜に吠えました)

My father works very hard.

(私の父はとても一生懸命に働いています)

👉 修飾語は「いつ?どこで?どのように?」などを詳しく教えてくれるよ!

2. 修飾する表現はいろいろ!

修飾語には、いろいろな種類があるよ!形容詞・副詞だけでなく、句や節も修飾語になれるんだ!

【形容詞】

The blue sky is beautiful.

青い空は美しい)

【副詞】

She sings beautifully.

(彼女は美しく歌います)

【句(前置詞句)】

He sat on the chair.

(彼は椅子の上に座りました)

【節(関係詞節)】

The girl who is wearing a red hat is my sister.

赤い帽子をかぶっている女の子は私の妹です)

👉 修飾語は「どんな?」「どの?」などの情報を足して、文をもっと詳しくしているよ!

3. 修飾語はどこに置く?

修飾語は、修飾する語にできるだけ近く置くのがルールだよ!

【形容詞の例】

The new teacher is very kind.

新しい先生はとても優しいです)

【副詞の例】

He quickly finished his homework.

(彼は素早く宿題を終えました)

【前置詞句の例】

The book on the desk is mine.

机の上にある本は私のものです)

👉 修飾語が離れすぎると意味がわかりにくくなるので、できるだけ近くに置こう!

4. 長い修飾語に注意しよう!

修飾語が長くなると、文の流れがわかりにくくなることがあるよ!しっかり修飾する語との関係を意識しよう。

The boy who is standing by the window is my brother.

窓のそばに立っている男の子は私の兄です)

The book that I borrowed from the library yesterday was very interesting.

昨日図書館で借りた本はとても面白かったです)

The man wearing a black jacket and sunglasses looked suspicious.

黒いジャケットとサングラスを身につけた男性は怪しく見えました)

👉 長い修飾語も「どの語を説明しているのか」をしっかり意識して読もう!

5. よくある間違い注意!(修飾語編)

修飾語の位置を間違えると、意味がズレてしまうことがあるよ!正しい位置に置くことを意識しよう!

間違い: She almost drove her car off the road.

(彼女はほとんど車を運転しなかった → 意味がズレる!)

正しい: She drove her car almost off the road.

(彼女は車をほとんど道路から外れたところまで運転した)

間違い: He said on Monday he would visit.

(月曜日に言ったのか、月曜日に訪れるのかあいまい!)

正しい: He said he would visit on Monday.

(彼は月曜日に訪れると言った)

間違い: I only ate the cake.

(私はケーキしか食べなかった?ケーキを食べただけ?意味が曖昧)

正しい: I ate only the cake.

(私はケーキだけを食べた)

👉 修飾語の位置を変えるだけで、文の意味が変わることがあるから注意しよう!

🟩 クイズにチャレンジ!

文をよく見て、修飾語(Modifier)を選ぼう!

✅ 5つの要素をおさらいしよう!

英語の文を作るときに大事なのが、次の5つのパーツ!それぞれの役割と例文をもう一度チェックしよう!

要素 役割 例文
主語
(Subject)
「誰が?」「何が?」をあらわす She runs fast.
述語動詞
(Predicate Verb)
主語が「どうする?」「どんな状態?」をあらわす She runs fast.
目的語
(Object)
動作の対象、「何を?」「誰を?」をあらわす She reads a book.
補語
(Complement)
主語や目的語を説明して、文を完成させる He is a doctor.
修飾語
(Modifier)
文をもっと詳しく、わかりやすくする She sings beautifully.

👉 どの文にも必ずあるのは「主語」と「述語動詞」だよ!他の要素は文によって加わるんだ。

🔁 文の構成クイズにチャレンジ!