基本動詞の用法 |
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Lesson 007 |
目次
2. 使役動詞
3. 知覚動詞
3 - 1.知覚動詞 + 名詞
3 - 2.知覚動詞 + 形容詞
3 - 3.知覚動詞 + 副詞
3 - 4.知覚動詞 + 目的語 + 形容詞
3 - 5.知覚動詞 + 目的語 + 原形不定詞
3 - 6.知覚動詞 + 目的語 + 現在分詞
3 - 7.知覚動詞 + 目的語 + 過去分詞
be, do, have の用法
be, do, have は最も基本的な動詞で、動詞以外にも助動詞としての用法もあります。
He is ( She is, it is ) と
He has ( She has, it has )
の短縮形はいずれも He's ( She's, it's )
になるため、どちらであるかは前後の文脈から判断する必要があります。
-
( ~ の場所に ) ある、 いる ; 滞在する; 行く、 来る
My bag is under the chair.
( 私のカバンはイスの下にある。 )
He must be at the airport by six.
( 彼は 6 時までに空港に行かなければならない。 )
-
~ である; ~ になる
Today is Sunday.
( 今日は日曜日だ。 )
I am twenty.
( 私は 20 歳です。 )
He wants to be a pilot.
( 彼はパイロットになりたがっている。 )
-
( 人が )( 仕事・行為などを ) する, 行う, なす;( 義務などを ) 遂行する, 果たす
I do the cooking.
( 私は料理をする。 )
Do your duty to your country.
( 国家に対する義務を果たせ。 )
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( 人が )( 役を ) 演じる, してみる [ みせる ]; ( 役割を ) 務める
He does the leading role.
( 彼が主役を演じる。 )
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( 土地・建物・施設・観光地を ) 見て回る, 見物 [ 参観 ] する
I did the town yesterday.
( 私は昨日、町を見物した。 )
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( 人・乗り物が )( ある距離を ) 行く, 進む, 旅行する
We did only 10 miles today.
( 私たちは今日たった 10 マイル進んだだけだ。 )
-
( 人が ) ~ を持っている, 所有する; ~ を与える [ 使う ] ことができる, ( 物・場所が ) ~ を含む, 備えている
I have a computer.
( 私はコンピュータを持っている。 )
The coat has two pockets.
( その上着はポケットが 2 つ付いている。 )
-
( 人が )( 状態・苦楽などを ) 経験する, ~ を楽しむ; ( 病気などに ) かかる, かかっている
We had a good time at the party.
( 私たちはパーティーで楽しく過ごした。 )
He has a cold.
( 彼は風邪をひいている。 )
-
~ を食べる, 飲む, 吸う
I had an apple for breakfast.
( 私は朝食にりんごを食べた。 )
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[ have to do ] ~ しなければならない
I will have to go now.
( もう行かねばならない。 )
使役動詞
「 ( 人・物が ) ( 人・物に ) ~ させる 」という意味を表す動詞を 使役動詞 といいます。代表的なものとして let, make, have がありますが、それぞれ使役の意味が異なります。
let … 容認や許可による使役
make … 相手の意志にかかわりなく強制的な使役
have … 納得や合意による使役
「 let + 目的語 + ※1原形不定詞 ( 動詞の原形 ) 」 の形で 「 邪魔をしないで … に自由に ~ させておく 」 という 容認や許可 を表します。
※1 … 原形不定詞とは to を伴わない不定詞のことで、 使役動詞や知覚動詞の後ろで動詞を他の品詞として使いたいときに用いられます。( 不定詞は 「 to + 動詞の原形 」の形になります。 )
I let her talk freely.
( 私は彼女に好きなように話させた。 )
Will you let me smoke?
( タバコを吸っていいですか。 )
He let me know the truth.
( 彼は私に真実を教えてくれた。 )
「Let's ( Let us の短縮形 ) + 限定不定詞 」 は 「 ~ しよう 」という 勧誘
を表しますが、「 私たちに ~ させる 」 というときは Let us となり Let's とはならない。
Let's go and play basketball.
( バスケットボールをしに行こう。 )
Let us go and play basketball.
( 私たちにバスケットボールをしに行かせてください。 )
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「 make + 目的語 + 原形不定詞 」
「 … に無理やり ~ させる 」 という強制の意味を表します。
He made her wash the dishes.
( 彼は彼女に皿洗いをさせた。 )
Make him study.
( 彼に勉強をさせなさい。 )
主語が 「 人 」 でないときは強制の意味はない。
The movie made her cry.
( その映画を見て彼女は泣いた。 )
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「 make + 目的語 + 過去分詞 」
「 … を ~ させるようにする 」 という意味を表します。
I can make myself understood in English.
( 英語で自分自身を理解してもらうことができる。= 英語で話が通じる。 )
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「 have + 目的語 + 原形不定詞 」
「 … に ~ させる, ~ してもらう 」 の意味を表します。「 英国 」では 「 get + 目的語 + to 不定詞 」の形式が よく用いられます。
( 米 ) I had her clean my room.
( 英 ) I got her to clean my room.
( 私は彼女に自分の部屋を掃除してもらった。 )
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「 have + 目的語 + 過去分詞 」
「 … を ~ させる, ~ してもらう 」という使役の意味以外にも 「 … を ~ される 」という被害の意味を表すこともできます。「 get + 目的語 + 過去分詞 」でも同じ意味になります。
I have my hair cut by my mother.
= I get my hair cut by my mother.
( 私は母に髪を切ってもらいます。 )
He had his watch stolen.
= He got his watch stolen.
( 彼は時計を盗まれた。 )
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「 have + 目的語 + 現在分詞 」
「 … を ~ させておく, … に ~ していてもらう 」という意味を表します。
We had water dripping from the ceiling.
( 天井から水が漏れていた。 )
I had a taxi waiting for her.
( 私は彼女のためにタクシーを待たせていた。 )
can't ~, won't ~, wouldn't ~ が前にくると 「 ~ させておくわけにはいかない 」 という 不許可・拒絶 の意味になります。現在分詞を原形にすると 「 いかなる場合も 」という意を含みます。
I won't have you saying such things.
( 君にそんなことは言わせない。 )
知覚動詞
feel ( 感じる ), hear ( 聞こえる ), see ( 見える ) などの感覚を表す動詞を 知覚動詞 といいます。知覚動詞も先に述べた使役動詞と同じように目的語の後に原形不定詞や分詞を置くことがある。
I watch a video.
( 私はビデオを見る。 )
It tastes good.
( 良い味がする。 )
Now watch carefully.
( さぁ、注意して見てください。 )
I saw her alone.
( 私は彼女が一人でいるのを見ました。 )
I saw him enter the room.
( 私は彼が部屋に入るのを見ました。 ) - [ 一部始終を見た ]
I saw him entering the room.
( 私は彼が部屋に入っていくのを見ました。 ) - [ 動作の一部を見た ]
I saw the door opened.
( 私は、そのドアが開けられているのを見た。 )
※ 過去分詞の場合は「 ~ されるのを 」という受け身の意味を表します。
< その他の主な知覚動詞 >
look at ( 見る ), observe ( 見かける ), sound ( 聞こえる ), listen to ( 聞く ), notice ( 気づく ), perceive ( 知覚する ), smell ( においをかぐ ) , etc.