助動詞 have の用法
助動詞の have は「完了表現」の中心!
今につながる完了(現在完了)だけでなく、
過去のさらに前(過去完了)や
未来のある時点まで(未来完了)も表せます。
- 「
have + 過去分詞」が出たときに、どの用法かを判断できる - 現在完了 / 過去完了 / 未来完了の「時間の位置」をイメージできる
- 完了不定詞・完了分詞・完了動名詞の役割をスッキリ整理できる
▮ 目次
✅ 迷ったら 「1 → 2 → 3 → 4 → 7」 の順がおすすめです。
📱 スマホは「見たい章だけ」開いてOK(子項目は折りたたみ式)。
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1. 助動詞 have の用法(まずは全体像) 最初にここ「
have=持っている」の感覚で、完了表現をイメージ化します。 -
2. 現在完了形:
have / has + 過去分詞「今につながる完了」=完了・結果・経験・継続の4つを整理。 -
3. 過去完了形:
had + 過去分詞「過去の中の、さらに前」=前後関係をはっきりさせる表現。 -
4. 未来完了形:
will have + 過去分詞「未来のある時点までに完了」=by ~がヒントになりやすいです。 -
5. 完了不定詞:
to have + 過去分詞「主節より前」「実現しなかった」「未来で完了」など、時制のズレを表します。-
↳ 5-1. 主節の動詞より過去を表す
seem / appear / claimなどと一緒に「〜したようだ」を作る基本。 -
↳ 5-2. 実現しなかった内容を表す
「〜するつもりだったのに」など、未実現をやさしく伝える形。
-
↳ 5-3. 未来に完了する出来事を表す
plan / expect / hopeと合わせて「その時までには終えている」を表現。
-
↳ 5-1. 主節の動詞より過去を表す
-
6. 完了分詞・完了動名詞:
having + 過去分詞同じ形でも役割が違う!副詞(分詞構文)か、名詞(動名詞)かを見分けます。-
↳ 6-1. 完了分詞:~してから/~したので
「先に完了 → その後」の順序や原因を、短くスマートに言える形。
-
↳ 6-2. 完了動名詞:~したこと
regret / deny / admitなどで「〜した事実」を名詞として扱います。
-
↳ 6-1. 完了分詞:~してから/~したので
-
have の助動詞用法まとめと比較(見分け方)「形」より「場所・役割」で判断!表でスッキリ整理します。
-
📝 総まとめクイズ「have + 過去分詞」系の見分け力を、最後にチェック!💪
1. 助動詞 have の用法(まずは全体像)
ふだん have は「持っている」の意味ですが、文法では
助動詞としても働きます😊
その合図はとてもシンプルで、
have + 過去分詞
の形になっていること。
※ 過去分詞(かこぶんし)= done, seen, gone, finished など(動詞の「完了形」)
have は、
「過去に起きたこと」
を
「ある時点(いま・過去・未来)」
に
つなげて話す
ためのスイッチです✨
助動詞 have は「過去の出来事」を、 その時点でどうなっているか とセットで伝える感じです。
-
✅
現在完了: 「いま」の時点で 完了・結果・経験・継続 を持っている
-
✅
過去完了: 「過去のある時点」で、さらに前に起きたことが もう終わっていた
-
✅
未来完了: 「未来のある時点までに」 終わっている状態 になる
🧩 「助動詞 have」かどうかの見分け方
-
🔎
直後に過去分詞 が来たら、だいたい助動詞!例:
have done,has seen,had left -
🔎
haveの後が名詞(a carなど)なら、 「持っている」 の可能性が高い -
🔎
時点を示す言葉 がよく一緒に出る(
already,yet,since,byなど)
🧠 「いつ」の基準で見ればいい?
完了系は「起きた時」だけじゃなく、 どの時点を基準に見るか が大事です。
-
⏱️
Now(いま) を基準 → 現在完了
-
⏳
Then(あの時) を基準 → 過去完了
-
📅
By then(その時までに) を基準 → 未来完了
| 種類 | 形(パターン) | 何を表す?(ざっくり) | ミニ例(短く) |
|---|---|---|---|
| 現在完了 |
have / has + 過去分詞
|
完了 結果 経験 継続 |
例:I have already paid.
(もう支払いました)
|
| 過去完了 |
had + 過去分詞
|
過去のある時点より さらに前 の出来事 |
例:The train had left.
(電車は出た後だった)
|
| 未来完了 |
will have + 過去分詞
|
未来のある時点までに 完了している |
例:We will have finished by Friday.
(金曜までに終わっています)
|
| 完了不定詞 |
to have + 過去分詞
|
主節より前のこと/推量/「〜したようだ」など |
例:He seems to have left.
(彼は出たようだ)
|
| 完了分詞・完了動名詞 |
having + 過去分詞
|
「〜してから/〜したので」や「〜したこと(名詞)」など |
例:Having finished, I called you.
(終えてから電話した)
|
💬 例文で感覚をつかもう!(助動詞 have の全体像)
I have already sent the email.
(メールはもう送ってあります。)
✅ 「送った(過去)」+「今は送付済み(状態)」までまとめて伝えられます。
Have you ever tried natto?
(納豆を食べたことありますか?)
✅ ever は「今までに」。経験の質問でとてもよく使います。
She has lost her keys, so she cannot get in.
(彼女は鍵をなくしてしまって、中に入れません。)
✅ 「なくした(過去)」→「今入れない(結果)」がセットで伝わります。
We have known each other since high school.
(私たちは高校のころからずっと知り合いです。)
✅ since は「〜以来」。スタート地点がはっきりします。
By the time I got to the station, the train had already left.
(駅に着いたときには、電車はすでに出た後でした。)
✅ 「着いた(過去)」より前に「出発が完了」=過去完了がピッタリ。
By next Friday, we will have completed the report.
(来週の金曜までには、レポートを仕上げ終えています。)
✅ By + 期限 が出たら「その時までに完了」を疑うのがコツです。
He seems to have forgotten my name.
(彼は私の名前を忘れたみたいです。)
✅ to have + 過去分詞 で「(今そう見えるけど)実際はその前に〜した」を表せます。
✅ ミニまとめ
-
🔹
助動詞の合図は have + 過去分詞 !
-
🔹
大事なのは「起きた時」より、 どの時点を基準に見るか (Now / Then / By then)
-
🔹
まずは 現在完了・過去完了・未来完了 を「3兄弟」だと思って整理するとスッキリします😊
2. 現在完了形:have / has + 過去分詞
現在完了は、過去の出来事を
いま(現在)に結びつけて話す形です。
形はシンプル:have / has + 過去分詞(これが“型”)✨
🎯 経験:〜したことがある ✅ 完了:もう〜した/まだ〜してない ⏳ 継続:ずっと〜している 📈 変化・結果:〜になった/〜してしまった
いつかの経験を話す(いつかは言わない)。
「行ったことある?」がこれ。
have/has + 過去分詞
いまの時点で 終わった?まだ? を確認。
仕事・連絡・手続きで超頻出。
have/has + 過去分詞
過去から今まで ずっと続く。
since(起点) / for(期間) が目印。
have/has + 過去分詞
過去の出来事の 結果がいま残っている。
「さっき〜した」「最近〜してる」もこの仲間。
have/has + 過去分詞
🧩 形の作り方(肯定・否定・疑問)
主語 + have / has + 過去分詞
I have finished.
主語 + have/has + not + 過去分詞
We haven't decided yet.
Have/Has + 主語 + 過去分詞 ?
Have you seen it?
📌 「どれの現在完了?」が一発で分かる表
| 目的 | よく使う目印 | 日本語の感覚 | ミニ例(型) |
|---|---|---|---|
| 経験 | ever / never / before | 〜したことがある | Have you ever + 過去分詞 ? |
| 完了 | already / yet / just | もう〜した/まだ〜してない | I've already + 過去分詞. |
| 継続 | since(起点) / for(期間) | ずっと〜している | She has lived here for ... |
| 変化・結果 | recently / lately / just | 〜になった/結果が残る | My phone has stopped working. |
⚠️ よくある混同:過去形(did)と現在完了(have done)
- yesterday / last week / in 2020 などがある
- 「その時の話」をしている
I sent it yesterday.
- いつは言わない/言えない(経験など)
- 「今の状態・結果」を含む
I've sent it.(送った=今その状態)
💬 例文で感覚をつかもう!(現在完了)
I've already sent the report.
(レポートはもう送ってあります。)
🔧 「完了+結果(送った状態)」が伝わります。
✅ “いつ送ったか”より「もう済んだ」が大事な場面。
Have you received it yet?
(もう受け取りましたか?)
🔧 yet は「もう?まだ?」の確認に強い。
✅ メール・荷物・手続きの確認でそのまま使えます。
Have you ever tried making sushi at home?
(家で寿司を作ったことありますか?)
🔧 ever は「経験ある?」の定番。
✅ 会話のきっかけ作りに便利です。
We have worked on this project since April.
(4月からこのプロジェクトに取り組んでいます。)
🔧 since は「起点(いつから)」がポイント。
✅ 継続の説明(業務・学習・習慣)でよく使います。
She has lived in Osaka for three years.
(彼女は大阪に3年住んでいます。)
🔧 for は「期間(どれくらい)」。
✅ 住む・働く・学ぶなど“続いている状態”と相性◎。
My phone has just stopped working.
(スマホがたった今動かなくなりました。)
🔧 「起きたばかり」+「今も影響がある」が出せます。
✅ サポート依頼・状況説明で自然。
I haven't updated the schedule yet.
(スケジュールはまだ更新していません。)
🔧 「まだ」= not ... yet の鉄板。
✅ 進捗共有で角が立ちにくい言い方です。
3. 過去完了形:had + 過去分詞
過去完了は、かんたんに言うと
「過去の中の、さらに前」を表す形です。
つまり、過去の出来事を2つ並べたときに
「どっちが先?」をはっきりさせるための文法です。
✅ 目印になりやすい言葉: 🔖 before 🔖 when 🔖 by the time 🔖 already 🔖 because / since
2つの過去の出来事があるとき、
先に起きた方を had + 過去分詞 にする。
- (先)had done → (後)did
- 話のズレ・誤解を防げる
「〜するころには、すでに…」を言いたいとき。
by the time が出たら過去完了が候補!
By the time + 過去形, had + 過去分詞
「なぜそうなったのか」の背景に、
すでに起きていた出来事を置くと、文章が自然になります。
📌 どっちが先?を決める早見表
| 言いたいこと | 合図(目印) | おすすめ形 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 過去の2つの出来事の順番 | before / when |
(先)had + 過去分詞 / (後)過去形
|
「先に完了していた」ことを明確にする |
| 〜するころには、すでに… | by the time |
By the time + 過去形, had + 過去分詞
|
“時点の線”を引いて、その前に終わっていたことを表す |
| 背景(理由)を先に用意したい | because / since |
Because/Since + had + 過去分詞, 過去形
|
「先に起きていた原因」→「その後の結果」 |
| 過去の時点までずっと〜していた | for / since |
had + 過去分詞 + for/since
|
その過去時点まで継続していた(今には続かない) |
⚠️ ありがちなミス:過去形だけだと順番があいまい
When I arrived, she left.
「到着→出発」に見えやすい(意図とズレることがある)
✅ “到着したらもういなかった” を言いたいなら、先の出来事を had に。
When I arrived, she had left.
「到着した時点で、すでに出発済み」が一瞬で伝わる
✅ 過去完了は「誤解防止の安全装置」みたいなものです。
💬 例文で感覚をつかもう!(過去完了)
I was late because I had missed the bus.
(バスに乗り遅れたので遅刻しました。)
🧠 時系列: バスに乗り遅れる(先) → 遅刻する(後)
✅ ポイント: 遅刻の“原因”は遅刻より先に起きています。だから原因側に had missed を置くと自然。
💬 ニュアンス: 「遅刻した」だけでなく「その前に、もう乗り遅れていた」=遅刻が避けられなかった感じも出ます。
🔁 言い換え: I was late because I missed the bus. でも通じますが、過去完了のほうが“順番がよりはっきり”します。
By the time I got there, the store had closed.
(着いたころには、お店は閉まっていました。)
🧠 時系列: 店が閉まる(先)→ 私が到着する(後)
✅ 合図: by the time は「その時点までに」を作る強いサイン。後ろは “過去”、もう一方は “過去完了” になりやすい。
💬 伝わること: 「着いたら閉まっていた」=到着時点で閉店が完了済み。
🔁 似た表現: When I got there, the store had closed.(when でも同じ方向にできる)
She had prepared everything before the guests arrived.
(お客さんが来る前に、彼女は全部準備していました。)
🧠 時系列: 準備する(先)→ お客さんが到着(後)
✅ ポイント: before があると「前にやったこと」を明確にする必要が出ます。先の動作を had prepared に。
💬 ニュアンス: “到着時点で準備が完了していた” =段取りの良さも伝わりやすい。
🪄 会話での応用: Had you prepared it before the meeting?(会議前に準備した?)
When I called him, he had already heard the news.
(電話したとき、彼はすでにその知らせを聞いていました。)
🧠 時系列: 彼が知らせを聞く(先)→ 私が電話する(後)
✅ ポイント: when は “後の出来事の時点” を作ります。その時点で “すでに” 起きていたほうを had heard に。
💬 ニュアンス: already を入れると「私が知らせる必要がなかった」感じが出ます。
🔁 言い換え: He had heard the news before I called.(before にしてもOK)
They had lived there for ten years before they moved.
(引っ越す前に、彼らはそこに10年間住んでいました。)
🧠 時系列: 住んでいた(継続)→ 引っ越す(後)
✅ ポイント: 現在完了の継続(have lived for〜)は「今まで続く」ですが、過去完了の継続(had lived for〜)は「その過去時点まで続いていた」。
💬 ニュアンス: “引っ越す時点” を基準に「それまでの長さ」を言っています。
🧷 覚え方: for は“期間”の定規、had は“過去の基準点”の印。
When the meeting started, I realized I had forgotten my notes.
(会議が始まったとき、メモを忘れていたことに気づきました。)
🧠 時系列: 忘れる(先)→ 会議開始(後)→ 気づく(後)
✅ ポイント: “気づいた時” より前に「忘れる」が起きています。だから had forgotten がぴったり。
💬 伝わること: 「会議が始まってから忘れた」ではなく「始まる前から忘れていた」=準備不足の状態が強調される。
🛠️ 実用: 仕事の報告で “原因(先)→結果(後)” を整理して話すときに便利です。
4. 未来完了形:will have + 過去分詞
未来完了は、
「未来のある時点までに、もう終わっている」
を言うための形です。
いちばん大事なのは by(〜までに)などの
“しめきり・ゴール”をセットで考えること。
✅ 目印になりやすい言葉: ⏳ by 🕰️ by the time 🔜 by tomorrow / by next week ✅ already 📌 before
未来のゴール(締切)を決めて、
その時までに完了していることを言う。
- 例:by 6 p.m. / by Monday
- 仕事の予定・進捗報告で超よく使う
「〜するころには、もう…」の型。
by the time が出たら未来完了が候補。
By the time + 現在形, will have + 過去分詞
未来のある日を基準に、
「〜して何年になる」を言える。
will have worked ... for 10 years
📌 未来完了の使い分け早見表
| 言いたいこと | 目印 | 形 | コツ |
|---|---|---|---|
| 〜までに終わっている | by + 時刻/日付 | will have + 過去分詞 |
「ゴール(締切)」をまず決める |
| 〜するころには、もう… | by the time | By the time + 現在形, will have + 過去分詞 |
未来の文でも time節は現在形になりやすい |
| 〜して何年になる | for / since | will have + 過去分詞 + for/since |
未来の基準日から「期間」を数える |
⚠️ よくある注意ポイント(これでミスが減る)
-
by the time の後ろは、多くの場合 現在形:
By the time you arrive, ...(✗ will arrive になりやすいので注意) - by がないと、未来完了の「締切」感が弱くなることがあります。 (締切・期限があるなら by を付けるのがおすすめ)
-
「ただの未来(will)」と混同しやすい:
will do=未来にする / will have done=未来の時点で完了している
💬 例文で感覚をつかもう!(未来完了)
I will have completed the report by 3 p.m.
(午後3時までにレポートを完成させています。)
🧠 イメージ: 未来の基準点=3 p.m.。その時点で「完成済み」になっている。
✅ ポイント: will have completed は「未来のある時刻に、完了している状態」。今からやるけど、3時の時点では終わっている。
📌 実用: 進捗報告で「いつまでに終えるか」を明確にできる。締切がある場面で強い。
🔁 比較: I will complete the report by 3 p.m. でもOK。ただし未来完了のほうが「3時には“終わった状態”」がよりはっきり。
By the time you arrive, we will have started dinner.
(あなたが着くころには、私たちは夕食を始めています。)
🧠 時系列: 夕食を始める(先)→ あなたが到着(後)
✅ ポイント: by the time の後ろは未来でも arrive(現在形)が自然になりやすい。
💬 ニュアンス: 「着く頃にはもう始めちゃってるかも」=到着時点で“開始が完了している”。
🛠️ 会話でよく出る: 遅刻連絡・予定調整・家庭の予定で便利。
We will have processed your request by Monday.
(月曜日までにご依頼を処理します/処理済みになります。)
🧠 イメージ: 未来の基準点=Monday。その時点で「処理が終わっている状態」を約束。
✅ 実用: カスタマー対応・メール文でよく使われる「完了見込み」の言い方。
🔍 ここが強い: “やります”だけでなく “その時には終わっています” と状態で伝えるので安心感が出やすい。
🧩 語句: process=処理する(申請・依頼など)
Don’t worry. She will have arrived already.
(大丈夫。彼女はもう着いているはずだよ。)
🧠 ポイント: 未来完了は「予定」だけでなく「推測」にも使える。状況から「もう着いてるはず」と見立てる感じ。
✅ already を入れると「今この時点で、完了している可能性が高い」ニュアンスが強まる。
💬 よくある場面: 友だちの待ち合わせ/配送・到着の見込み。
🔁 言い換え: She’s probably arrived by now.(by now=今頃)
Next April, I will have worked here for five years.
(来年4月で、ここで働いて5年になります。)
🧠 基準点: Next April(未来のある日)。そこで「5年分の勤務がたまっている状態」=未来完了の継続。
✅ ポイント: 未来完了の継続は「未来の時点までずっと続いていることになる」。年数・記念日トークでよく使う。
💬 会話での自然さ: “来年で〜年になる” は日本語でもよく言うので、英語でもこの形が刺さる。
🔁 似た言い方: I will have been here for five years next April.(be動詞でもOK)
We will have set everything up before the event begins.
(イベントが始まる前に、準備は全部整っている状態にします。)
🧠 時系列: セットアップ完了(先)→ イベント開始(後)
✅ ポイント: before があると「開始より前に完了している」ことが重要。未来完了で“完了済み状態”を強く出せる。
💬 ニュアンス: “始まる前にやる” だけでなく “始まる時には全部整っている” =安心感のある言い方。
🧩 set up=準備する/設置する(実務で頻出)
5. 完了不定詞:to have + 過去分詞
完了不定詞 は、主節の出来事と比べて 「もっと前に起きた」・ 「実現しなかった」・ 「未来の時点までに完了している」 など、時制のズレを一発で表せる便利表現です。
to have + 過去分詞✅ 使い道は大きく3つ(このあとミニ目次で迷わないよう整理します):
▮ Section 5 ミニ目次(完了不定詞:to have + 過去分詞)⏳
✅ おすすめ順:5-1 → 5-2 → 5-3
📌 合言葉:「主節と比べて、時間がズレている」
-
↳ 5 - 1. 主節の動詞より過去を表す(〜したようだ)
基本
seem / appear / claimなどと相性◎。 「いま言ってるけど、行為はもっと前」を表せます。 -
↳ 5 - 2. 実現しなかった内容を表す(〜するつもりだったのに)
未実現
「やる予定だった/やるはずだったけど…」を、 角を立てずにやさしく言えます。
-
↳ 5 - 3. 未来に完了する出来事を表す(その時までには終えている)
未来
plan / expect / hopeと合わせて、 「期限・時点までに完了」をスムーズに言えます。
5-1. 主節の動詞より過去を表す(~したようだ)
ここは 「時制のズレ」がポイントです😊
主節(seem / appear など) は
「いまの判断・見た感じ」を表し、
to have + 過去分詞 は
「その判断より前に起きたこと(=すでに終わった出来事)」を表します。
主語 +(判断/伝聞)+ to have + 過去分詞
She seems to have left.(彼女は出かけたみたい)
※「~したようだ」を、短くスパッと言える便利な形です。
主節 …「いま(その時)どう見える/どう言われている?」
to have + 過去分詞 …「それより前に起きたこと(=すでに終わったこと)」
| よく出る形 | ニュアンス | ミニ例(日本語訳つき) |
|---|---|---|
| seem to have + p.p. | 「~したようだ」(見た感じ・判断) |
She seems to have left.
(彼女は出かけたみたいです)
|
| appear to have + p.p. | 「~したようだ」(やや硬め・客観的) |
He appears to have lost it.
(彼はそれを失くしたようです)
|
| be said to have + p.p. | 「~したと言われている」(伝聞) |
They are said to have moved.
(彼らは引っ越したと言われています)
|
| be believed to have + p.p. | 「~したと考えられている」(推定) |
The file is believed to have leaked.
(そのファイルは漏えいしたと考えられています)
|
| turn out to have + p.p. | 「結果として~だった」(あとで判明) |
It turned out to have been true.
(それは本当だったと分かりました)
|
She seems to have missed the last train.
(彼女は終電に乗り遅れたみたいです。)
✅ seems は「今の判断」。 いまの状況(連絡がない/駅にいない等)から「たぶん…」と推測しています。
✅ to have missed は 「判断より前に“乗り遅れた”」=出来事はすでに完了。
💡 last train のように “もう戻せないタイミング” と相性がよく、自然な推測になります。
He appears to have forgotten his password.
(彼はパスワードを忘れたようです。)
✅ appears は「見たところ〜らしい」。 (seems より少し客観的・硬め)
✅ to have forgotten で 「忘れたのは判断より前(すでに起きた)」を示します。
💡 password のように “今困っている原因” が過去の出来事(忘れた)だと、完了不定詞がピッタリです。
The actor is said to have donated a large amount.
(その俳優は多額の寄付をしたと言われています。)
✅ is said は「〜と言われている」(情報の出どころは自分じゃない)。
✅ to have donated で 「寄付したのは“すでに”起きたこと」を示し、ニュースの言い方として自然です。
💡 amount のような名詞を入れると “具体性” が出て、文章でも会話でも使いやすい表現になります。
The company is believed to have reduced its costs.
(その会社はコストを削減したと考えられています。)
✅ is believed は「〜と考えられている」。 (根拠はあるが、断言はしない)
✅ to have reduced にすることで 「削減はすでに完了している(=過去の出来事)」と分かります。
💡 costs のような“成果”は、 完了不定詞と相性がよく、レポート文でもよく使われます。
It turned out to have been a simple mistake.
(それは単純なミスだったと分かりました。)
✅ turned out は「結局〜だと分かった」(あとで判明)。
✅ to have been で 「“分かった時点”より前からそうだった(=すでにそういう状態だった)」を表します。
💡 simple mistake のように 結論を名詞で置くと、話のオチがスッキリします。
I happen to have met him before.
(たまたま、以前に彼に会ったことがあります。)
✅ happen は「たまたま〜だ」。 “偶然” をやわらかく出せます。
✅ to have met で 「会ったのは今の会話より前(すでに起きた)」を示します。
💡 before を添えると 「前に(どこかで)」の雰囲気が出て、自然な会話表現になります。
-
🔹
主節 = 「いま(その時)の判断・見た感じ・伝聞」
-
🔹
to have + 過去分詞 = 「その判断より前に起きた出来事(完了済み)」
-
🔹
迷ったら「いつの判断?」→ 「いつの出来事?」の順で整理!
-
⚠️
過去の時刻をピンポイントで言う文脈なら、 完了不定詞より 過去形 が自然なこともあります。
🌟 「判断(seem/appear)」と「出来事(to have + p.p.)」を分けて考えると、一気にスッキリします!
5-2. 実現しなかった内容を表す(~するつもりだったのに)
「やる予定だったのに、できなかった」を
to have + 過去分詞 で表せます😊
ここでは 主節(意図・計画) と
現実(未実現) のギャップがポイントです。
主語 +(意図/予定/約束)+ to have + 過去分詞
I meant to have called you.
※「言い訳」や「フォロー」の場面でとてもよく使われます。
-
🧩
mean: ~するつもりだった
-
🧩
intend: ~するつもりだった(やや硬め)
-
🧩
hope: ~できたらと思っていた(でも叶わなかった)
-
🧩
plan: ~する予定だった(でもダメだった)
「今からやる予定」なら to do が自然です。
| 形 | 意味(日本語) | よくある場面 |
|---|---|---|
| mean to do | (今/これから)~するつもりだ | 意思・予定の表明(まだ未確定/これから実行) |
| mean to have + p.p. | (本当は)~するつもりだった(でもしなかった) | 謝罪・フォロー・言い訳(やるはずができなかった) |
| hope to do | ~したい/できたらいいと思う | 願望(未来志向・まだ可能性がある) |
| hope to have + p.p. | ~できたらと思っていた(でも叶わなかった) | 残念・事情説明(機会を逃した) |
I meant to have called you last night, but I fell asleep.
(昨夜電話するつもりだったんだけど、寝落ちしちゃった。)
✅ meant は「つもりだった」。ここでは過去なので「意図はあった」。
✅ to have called にすることで、 「電話は 結局しなかった」が含みとして伝わります(未実現)。
💡 last night のような時間語があると、 “やるはずだったタイミング” がはっきりして、言い訳が自然に聞こえます。
I intended to have sent the file earlier, but the system was down.
(もっと早くファイルを送るつもりでしたが、システム障害でした。)
✅ intended は「意図していた」。 (mean より少しフォーマル)
✅ to have sent は “送るはずだったが送れていない” を示し、理由説明(but~)につながります。
💡 file を目的語に置くと、 「何を」できなかったかが明確で、ビジネス文でも使いやすい形です。
We planned to have visited my parents, but my kid got a fever.
(両親に会いに行く予定だったけど、子どもが熱を出した。)
✅ planned は「予定していた」=計画はあった。
✅ to have visited により、 「訪問は実現しなかった」ことが自然に含まれます。
💡 parents のような生活語彙だと、 日常会話でそのまま使える “ありがちな事情” を作れます。
I hoped to have stayed an extra night, but my flight was moved up.
(もう1泊できたらと思っていたけど、便が前倒しになった。)
✅ hoped は「できたらいいなと思っていた」。 強い計画というより “願望寄り” です。
✅ to have stayed で 「滞在は結局できなかった」=未実現が表れます。
💡 night のように “具体的に何ができなかったか” を入れると、相手に状況が伝わりやすいです。
I was supposed to have met you at six, but my train got delayed.
(6時に会うはずだったのに、電車が遅れて。)
✅ was supposed は「~するはずだった」。 自分の意思というより “予定・取り決め” のニュアンス。
✅ to have met で 「会うことが実現していない」=約束を守れなかった状況が伝わります。
💡 時刻 six を入れると “遅刻の言い訳” として超実用的です。
She was expected to have finished the report by noon.
(彼女は正午までにレポートを終えているはずでした。)
✅ was expected は「~すると見込まれていた/期待されていた」。 個人の意図ではなく “周りの期待・予定” が主語になります。
✅ to have finished は 「その時点までに終わっているはず」→ 現実には終わっていない可能性が高い(未実現の含み)。
💡 by noon のような期限表現は、 “完了しているはずだった” を作りやすい鉄板です。
-
✅
意図・予定(mean / plan / intend / be supposed) + to have + 過去分詞 =「やるはずだったが、実現しなかった」
-
💡
「言い訳」ではなく 状況説明 として使うと、印象がやわらかくなります。
-
⚠️
これからの予定なら to do、 「できなかった」なら to have + p.p. と覚えるとスッキリします。
🌟 「つもりだったのに…」を英語で自然に言えると、謝罪・フォローが一気に上手くなります!
5-3. 未来に完了する出来事を表す(その時までには終えている)
plan / expect / hope などの動詞と一緒に
to have + 過去分詞 を使うと、
「未来のある時点までに完了している」 を自然に表せます。
仕上げの合図は
by + 時間/
before + 期限 です。
plan / expect / hope / aim + to have + 過去分詞 + by / before ...
✅ 未来の期限までに「完了している状態」を描けるのがポイントです。
| 形 | 例 | ニュアンス(ここが差) |
|---|---|---|
完了不定詞
expect to have finished
|
例:
I expect to have finished it by Friday.
|
見込み 「金曜までに終えていると思う」= “思っている/予想” が前面 |
未来完了
will have finished
|
例:
I will have finished it by Friday.
|
断定寄り 「金曜までに(きっと)終わっている」= “未来の事実” を置く感じ |
ふつうの不定詞
plan to finish
|
例:
I plan to finish it by Friday.
|
行動予定 「終える予定」= “完了済み状態” までは強調しない |
「未来の期限(by/before)」が見えたら、 to have + 過去分詞 がハマりやすいです。
💬 例文
I expect to have finished the report by Friday.
(金曜までにレポートを仕上げていると思います。)
expect=「〜だと思う/見込み」→ 断定よりやわらかい。to have finished=「(金曜の時点で)完了している状態」。by Fridayが “完了の締切” をはっきり示します。
We plan to have launched the new FAQ page before the campaign starts.
(キャンペーンが始まる前に、新しいFAQページを公開し終えている計画です。)
plan=「計画」→ 実行する意図が強め。to have launched=「開始前に、公開が完了している」状態を強調。before + 文で “基準になる未来イベント” を置けます。
She hopes to have saved enough money by next summer.
(来年の夏までに、十分なお金を貯め終えていることを願っています。)
hope=「願う」→ 予定よりも “希望” が中心。to have savedは「貯金が完了している状態」を描く。- “いつまでに?” があると完了不定詞が自然にハマります。
They aim to have completed the onboarding within two weeks.
(2週間以内にオンボーディングを完了させていることを目標にしています。)
aim=「目標にする」→ “達成ライン” を意識した言い方。to have completed=「2週間の時点で完了済み」を強く示す。withinは “期限の幅” を作れるので、実務でもよく使います。
He is likely to have received the confirmation email by tomorrow.
(明日までには、確認メールを受け取っている可能性が高いです。)
be likely to=「〜しそう」→ 予測をスマートに言える。to have received=「明日の時点で “受信済み”」を表す。- 予定が不確実なときほど、この形が便利です。
I expect to have replied to all tickets before the end of the day.
(今日中に、すべての問い合わせに返信し終えている見込みです。)
replyのような実務動作と相性が良い(業務報告・共有に使える)。to have replied=「終業時点で返信が完了している」状態を示す。before the end of the dayは “今日中” を丁寧に言える表現。
- plan / expect / hope + to have + 過去分詞 で「未来の時点で完了済み」を表せる。
- 仕上げの目印は by / before。
- 「予定(plan)」よりも “完了済み状態” を強めたいときに、この形が刺さる。
6. 完了分詞・完了動名詞:having + 過去分詞
having + 過去分詞 は、ひとつの形なのに
副詞(分詞構文)にも、
名詞(動名詞)にもなれます。
だから大事なのは、「形」よりも 文の中での立ち位置(役割) を見ることです。
文の前半で「〜してから」「〜したので」を短くスマートに言える形。
コツは 主節より前に終わったことを匂わせることです。
regret / deny / admit などの後ろで、
「〜したこと」を名詞として扱います。
“行動そのもの” を話題にしたいときに便利です。
- 文頭・文の途中で「〜してから/〜したので」っぽい → 完了分詞(副詞)
- 動詞の目的語・前置詞の後ろで「〜したこと」になっている → 完了動名詞(名詞)
- どちらも共通の感覚は 「先に完了している」(主節より前を意識)
▮
Section 6 ミニ目次(having + 過去分詞)🧭
✅ おすすめ順:6-1 → 6-2
📌 合言葉:「先に完了」+「役割(副詞 or 名詞)」
-
↳ 6 - 1. 完了分詞:~してから/~したので
順序・原因
「先に完了 → その後」を、 1文でスマートに。分詞構文としての役割(副詞)を整理します。
-
↳ 6 - 2. 完了動名詞:~したこと
事実を名詞化
regret/deny/admitなどで 「〜した事実」を名詞として扱う形。目的語・前置詞の後ろに注目します。
6 - 1. 完了分詞:~してから/~したので
having + 過去分詞(完了分詞)は、
先に終わったこと
を先に置いて、
その後の出来事
へつなげる形です。
日本語だと、だいたい
「~してから」
か
「~したので」
になります。
完了分詞は
“時間の順番”
を短く見せます。
ざっくり
After S had + 過去分詞
と近い感覚です。
After I had finished ... → Having finished ...
完了分詞は
主語が同じ
ときに使うのが基本です。
主語がズレると「誰がやったの?」が崩れて不自然になります。
Having ... の動作をした人 = 主節の主語
文脈しだいで
「~したので」
の意味にもなります。
「先に起きたこと」が「その後の判断・行動の理由」になっているかを見ます。
📌 完了分詞の「順序」と「理由」見分け
| タイプ | 形 | 日本語の目安 | チェックポイント |
|---|---|---|---|
| 順序 |
Having + 過去分詞, 主節
|
~してから | 「先に終えた」→「それから主節」になっている |
| 理由 |
Having + 過去分詞, 主節
|
~したので | 「先に起きたこと」が「判断・行動の理由」になっている |
| 受け身もOK |
Having been + 過去分詞, 主節
|
(~されたので/~されてから) | 「自分がした」ではなく「される」出来事が先にある |
After ... / Because ... に言い換えてもOKです。
⚠️ よくあるミス:主語がズレる(dangling)
- ❌ Having arrived at the office, the meeting had already started. (到着したのは “私” のはずなのに、主語が meeting になってズレる)
- ✅ Having arrived at the office, I found that the meeting had already started.
💬 例文で感覚をつかもう!(完了分詞)
Having finished the report, I emailed it to my manager.
(レポートを仕上げてから、上司にメールしました。)
🔍 ポイント:「仕上げる」→「メールする」 の順番。
✅ 言い換え:After I had finished the report, ... とほぼ同じ。
📝 文章の冒頭に置くと、段取りがスッキリ伝わります(ビジネス文でも自然)。
Having checked the schedule, we moved the meeting to Friday.
(予定を確認してから、会議を金曜に変更しました。)
🔍 「確認した」ことが先に終わっているから、次の行動(変更)が自然につながります。
✅ “we” が主語なので、確認したのも we(私たち)で一致しています。
💡 会話なら After we checked the schedule, ... にしてもOK。
Having lost my key, I had to call a locksmith.
(鍵をなくしてしまったので、鍵屋さんを呼ばないといけませんでした。)
🔍 これは「順番」よりも 理由(だから~した) が強い例。
✅ 言い換え:Because I had lost my key, ...
📝 “had to” と相性がよく、「避けられない行動になった理由」をスッと出せます。
Having missed the last train, she took a taxi home.
(終電に乗り遅れたので、彼女はタクシーで帰りました。)
🔍 「終電に乗り遅れた」→「タクシー」の流れは、原因→結果として読むのが自然。
✅ 主語は she。乗り遅れたのも彼女なので一致しています。
💡 会話なら She missed the last train, so ... の方が口語的です。
Having received your message, I called you right away.
(メッセージを受け取ってから、すぐに電話しました。)
🔍 “right away” があるので、すぐ次の行動につながる「順序」が強め。
✅ 仕事でもOK:返信・折り返しの説明に使えます。
📝 “Having received …” は少し丁寧で、書き言葉(メール文・報告)に合います。
Having been told the policy, he apologized immediately.
(方針を伝えられたので、彼はすぐに謝りました。)
🔍 “tell” の受け身で Having been told(伝えられたあと/伝えられたので)。
✅ 「自分がした」ではなく、外から受けた出来事が先に起きています。
📝 “理由” として読むと自然:伝えられた → それで謝った。
6 - 2. 完了動名詞:~したこと
having + 過去分詞 は、「(主節より前に)すでに〜したこと」を 名詞(動名詞) として扱う形です。
形:having + 過去分詞 意味:~したこと(主節より前)
having + 過去分詞
は「出来事の順番」をはっきりさせたいときに便利。
すでに終わっていることを、あとから名詞として持ってきます。
regret having said ...
特に多いのは
regret
/
deny
/
admit
など。
「〜した事実」を言う場面で使われやすいです。
否定は
not having + 過去分詞
。
受け身なら
having been + 過去分詞
も使えます(少し硬め)。
not having done / having been done
📌 完了動名詞の「型」まとめ(見分けの軸)
| 言いたいこと | 形 | 日本語イメージ | よくある相手(動詞/前置詞) |
|---|---|---|---|
| 基本 | having + 過去分詞 |
(すでに)〜したこと | regret deny admit |
| 否定 | not having + 過去分詞 |
〜しなかったこと | apologize for / regret など |
| 受け身(やや硬い) | having been + 過去分詞 |
〜されたこと | be proud of / complain about など |
⚠️ 使いどころ:普通の動名詞でもOKな場合が多い
- ✅ 自然:I regret having said that. (言ってしまったことを後悔)
- ✅ 日常ではこれも多い:I regret saying that. (同じ意味で言えることが多い)
💬 例文で感覚をつかもう!(完了動名詞:having + 過去分詞)
I regret having said that in the meeting.
(会議であんなことを言ってしまったのを後悔しています。)
🔧 regret の内容として「〜したこと」を名詞で置いています。
🕒 「言った」→ その後に「後悔」:順番が明確になります。
✅ 謝罪・反省の場面で少し丁寧に聞こえます。
He denied having accessed the customer account.
(彼は顧客アカウントにアクセスしたことを否定しました。)
🔧 deny の目的語として「アクセスしたこと」を置いています。
🕒 否定の対象は“すでに起きた行為”。だから having + 過去分詞 が相性◎。
✅ 仕事の報告・調査の文脈でよく出る形です。
She admitted having forgotten to reply.
(彼女は返信を忘れていたことを認めました。)
🔧 「忘れていたこと(すでに完了した事実)」を having forgotten で表現。
🕒 admitted は後の行為、忘れたのはそれより前。
✅ 「ミスを認める」場面にそのまま使えます。
I apologized for having kept you waiting.
(お待たせしてしまって、謝りました。)
🔧 for の後ろは動名詞。そこに「先に起きたこと」を入れたいので having kept。
🕒 「待たせた」→ その後「謝った」:順番がスッキリ。
✅ ビジネスでも日常でも使いやすい謝罪フレーズです。
They were accused of having leaked the data.
(彼らはデータを漏らした疑いをかけられました。)
🔧 accused of の後ろは動名詞。「漏えいした(先に起きた)事実」を表します。
🕒 疑いをかける時点より前に、行為が起きた想定。
✅ ニュース・社内調査の文脈で見かけやすい形です。
I apologized for not having replied sooner.
(返信が遅くなったことを謝りました。)
🔧 否定は not having + 過去分詞(「〜しなかったこと」)。
🕒 「返信しなかった(その間)」→ その後「謝った」。時間のズレが自然に出ます。
✅ メール・チャットの定番謝罪として実用度高めです。
have の助動詞用法まとめと比較(見分け方)
have は「持っている」だけじゃなく、
“完了(すでに〜した/〜してしまっている)”
を作る助動詞にもなります。
しかも 周りの形が変わると、意味も「いつ完了したか」「主節より前か」まで変わるのがポイントです。
have/has の直後が 過去分詞 → 完了シリーズ had + 過去分詞 →「その時点より前に完了」 will have + 過去分詞 →「未来の時点までに完了」
まずは have の直後を見ます。
- 過去分詞 が来る → 完了(助動詞)
- 名詞 が来る → 所有の have(助動詞ではない)
- 人 + 原形 / 物 + 過去分詞 → 使役・手配の have(助動詞ではない)
完了なら、今度は have の前を見ると「時点」が決まります。
- have / has → 現在完了(今につながる)
- had → 過去完了(過去の基準点より前)
- will have → 未来完了(未来の基準点までに)
have の形そのものが変わると、 「主節より前」「原因」「未実現」などの情報が乗ります。
- to have + 過去分詞 → 完了不定詞(主節より前/未実現のズレも)
- having + 過去分詞 → 完了分詞/完了動名詞(順序・原因/「〜したこと」)
📌 これで迷わない:have 系 “見分け” 早見表
| カテゴリ | 形(合図) | 意味の核 | 見分けのコツ |
|---|---|---|---|
| 現在完了 | have / has + 過去分詞 | 今につながる完了・経験・継続・結果 | already / just / yet / since / for が相性◎ |
| 過去完了 | had + 過去分詞 | 過去の基準点より前に完了 | 「その時にはもう〜していた」/ when / by the time が合図 |
| 未来完了 | will have + 過去分詞 | 未来の時点までに完了 | by + 未来時点(by tomorrow / by next week)が鉄板 |
| 完了不定詞 | to have + 過去分詞 | 主節より前/「〜したようだ」/未実現のズレ | seem/appear/claim + to have…、または meant/intended to have… |
| having 系 | having + 過去分詞 | (先に完了→)その後/原因/「〜したこと」 | 文頭なら分詞構文寄り・deny/regret などの後なら動名詞寄り |
| 所有 | have + 名詞 | 持っている/ある | 直後が名詞(a car / a question / time)ならこれ |
| 使役・手配 | have + 人 + 原形 / have + 物 + 過去分詞 | 人にやってもらう/〜してもらう | 「人が動く」or「物がされる」=助動詞ではない |
⚠️ 混同しやすいペア(ここだけチェック)
- 現在完了: 今に関係が残る (結果・経験・継続)
- 過去形:過去の一点で完結(yesterday / last year など)
-
過去の基準点が文に出る:
when/by the time/before - 「その時点ではもう〜していた」= had + 過去分詞 が自然
💬 例文
I have sent the updated schedule to everyone.
(更新したスケジュールを全員に送ってあります。)
🔎 「送った」という行為より、“今、送信済みの状態”が大事=結果の現在完了。
✅ 相手に「もう対応済みです」をやわらかく伝えたいときに便利です。
Have you ever tried this app before?
(このアプリ、今まで使ったことありますか?)
🔎 ever は「経験」の合図。“これまでの人生のどこかで”を聞いています。
✅ 具体的な日時(yesterday など)を言わないのがコツです。
By the time I joined the call, they had already started the briefing.
(通話に参加した時には、すでに説明が始まっていました。)
🔎 By the time ... が「基準点」。その時点より前に完了=had + 過去分詞。
✅ 「参加した(過去)」より前に「始まった(さらに前)」という順序をはっきりさせます。
By next Monday, we will have completed the rollout.
(来週月曜までには、展開を完了しているはずです。)
🔎 By + 未来の時点 が出たら未来完了が最有力。“その時までに終わっている”を言います。
✅ 進行中の作業でも「締切に間に合う見込み」を表せます。
She seems to have missed your last message.
(彼女、あなたの前のメッセージに気づいていないみたいです。)
🔎 seems(今の判断)+ to have + 過去分詞(起きたのはそれより前)。
✅ 「今そう見える」+「前に起きた出来事」という“時制のズレ”が出せます。
I meant to have called you earlier, but I got busy.
(もっと早く電話するつもりだったんですが、忙しくなってしまって。)
🔎 meant to ... は「つもりだった」。そこに完了を足すと「その時点までに済ませるつもりだった(でも未実現)」に。
✅ 言い訳・事情説明が丁寧になります(責める感じが弱い)。
Having confirmed the details, I sent a quick follow-up.
(内容を確認してから、さっとフォローの連絡を送りました。)
🔎 「確認(先)」→「送信(後)」の順序を短く表現。“先に完了したこと”を強調します。
✅ after を使わず、文章をスッキリまとめたいときに便利です。
He denied having shared the login information.
(彼はログイン情報を共有したことを否定しました。)
🔎 deny の後は名詞扱い(動名詞)。“共有したという事実”を丸ごと指します。
✅ “share した”が主節より前に起きたことを、自然に含められます。
I have a question, and I have already checked the FAQ. Yesterday, I had my phone screen replaced.
(質問があります。それと、FAQはもう確認済みです。昨日はスマホの画面を交換してもらいました。)
🔎 1つの文で見分け練習:
- have + 名詞=所有(助動詞ではない)
- have + 過去分詞=完了(助動詞)
- have + 物 + 過去分詞=手配(助動詞ではない)