must の用法 |
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Lesson 020 |
目次
must の用法
must は 義務・必要 ( ~ しなければならない ) 、強い推量 ( きっと ~ にちがいない )、 強い勧誘 ( ぜひ ~ しなさい ) を表します。
義務・必要 : ~ しなければならない
must には過去形、未来形、完了形がありません。そのため過去を表すときは had to、未来・完了を表す時は have to を用います。
I must brush up my English.
( 英語をもう一度やりなおさないといけない。 )
Must I go there? - Yes, you must.
( 私がそちらへ行かなければなりませんか。 ) - ( はい、行かねばなりません。 )
You must not do it.
( あなたはそれをしてはいけない。 ) - [ 禁止 ]
must と have to の違い
must は話し手の意志によって課せられる義務・必要であるのに対し have to は話し手の意志によらない客観的な外部要因によって課せられる義務・必要を表し must よりもソフトな印象を与えます。
例えば「 あなたはタバコをやめなければならない 」 と相手に伝える場合、must を用いると話し手の命令になるが、have to を用いると相手の健康上の理由などでやめなければいけないという印象を与えます。
強い推量 : きっと ~ にちがいない
否定文である 「 ~ のはずがない 」 は must not ではなく cannot を用います
He must be lying.
( 彼は嘘をついているに違いない。 )
He cannot be telling lies.
( 彼が嘘をついているはずがない。 )
強い勧誘 : ぜひ ~ しなさい
親しい間柄では命令である must を用いて 「 ぜひ ~ しなさい。 」 という強い勧誘を表すことがあります。
You must come to the party.
( ぜひパーティに来て。 )
You must stay here tonight.
( 今夜はぜひここに泊って。 )