will の用法 |
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Lesson 021 |
目次
will の用法
will は 未来を表す他にも、強い意志 ( どうしても ~ しようとする )、習性・習慣・傾向 ( ~ するものだ )、 推量 ( 多分 ~ だろう )、依頼・招待・命令 ( ~ してくれますか、~ しなさい ) を表します。
強い意志 : どうしても ~ しようとする
主語の 「 強い意志 」 「 固執 」 「 意欲 」 「 意図 」 を表します。否定形である will not ( won't ) は 「 どうしても ~ しようとしない 」 という 「 拒否 」 を表します。
I will go, no matter what you say.
( あなたが何と言おうと私は行く。 )
I will lend you some money if you like.
( もしよければお金を貸してあげるよ。 )
This door won't open.
( このドアはどうしても開かない。 )
習性、習慣、傾向 : ~ するものだ
基本的に主語は 3 人称で、しばしば話し手にとって迷惑な習性、習慣、傾向に用いられます。
Boys will be boys.
( 男の子はどこまでも男の子です。 ) ※いたずらは仕方ないという ことわざ
Oil will float on water.
( 油は水に浮くものだ。 )
He will often watch TV all night.
( 彼はよく一晩中テレビを見ることがあります。 )
推量 : 多分 ~ だろう
未来ではなく現在のことで話し手の推測を表し、確信の度合いは must よりも低いが may, can より高い。
This will do.
( これでいいだろう。 )
This will be the car he is looking for.
( これがたぶん彼の探している車だろう。 )
The man standing over there will be Bill.
( 向こうに立っている男の人は多分ビルだろう。 )
依頼、招待、命令 : ~ してくれますか、~ しなさい
Will ( Won't ) you ~ ? の形で 依頼・勧誘・招待 を表します。 Won't you のほうが直接的な依頼ではないためソフトな印象で、より丁寧に伝わります。また文尾を下げて発音すると命令調になります。
Will you say that again, please?
( もう一度言ってくださいませんか。 ) - please が無いと指示に近い依頼を表します。
Won't you join us for dinner?
( 一緒に食事をいかかですか。 ) - 勧誘を表します。
Will you open the door! ( 下降調 )
( ドアを開けなさい。 ) - 命令を表します。
will ( won't ) you は命令文の付加疑問文としても用いられ、文尾を上げて発音すると命令調が和らぎます。否定命令文には won't you が使えないので注意が必要です。
Don't forget, will you?
( 忘れないでね。 )
Wake up him, won't you?
( 彼を起こしてください。 )