would の用法
would は「will の過去形」だけではなく、推量・過去の習慣・強い意志・丁寧な依頼などの表現に幅広く使えます。
Lesson 022📘 目次
would の用法概要
「would」は過去の未来と、気持ちを表す助動詞
would は will
の過去形から始まった助動詞ですが、時制の一致に限らず、推量・過去の習慣・強い意志・丁寧表現など、幅広い使い方があります。
💡 話し手の視点や気持ちが反映される表現として、とても重要な存在です。
will の過去形としてのスタート
would
はもともと will
の過去形です。
たとえば:
He said, "I will help you."
→ He said he would help me.
このように、過去から見た未来を表すために would
を使います。
用法マッピング
would は使い方によって以下のように整理できます:
使い方 | 例文 | 補足ニュアンス |
---|---|---|
過去時制(時制の一致)would + 動詞
|
He said he would come soon. (彼はすぐに来ると言っていた。) |
will の過去形。過去視点の未来や話法変化で使う。 |
推量would + 動詞
|
That would be his father. (あの人が彼のお父さんでしょう。) |
will より控えめな推測。丁寧で上品な響き。 |
過去の習慣主語 + would + 動詞
|
I would swim in this river. (私はこの川でよく泳いだものだった。) |
懐かしい記憶・過去の習慣の回想 |
強い意志 / 拒絶would / wouldn't
|
She wouldn't listen. (彼女はどうしても聞こうとしなかった。) |
拒絶・断固とした態度を表す |
丁寧な依頼Would you ~?
|
Would you help me? (手伝っていただけますか?) |
控えめで礼儀正しい表現。相手に安心感を与える。 |
will / could / might との違い
「~するだろう」と言いたいとき、will
, would
, could
, might
で微妙な違いがあります。
助動詞 | 確信度 | 印象 |
---|---|---|
will |
90〜100% | 強い意志・断定 |
would |
70〜80% | 控えめ・丁寧・過去視点 |
could |
50〜60% | 可能性・丁寧な控えめ |
might |
30〜50% | さらに不確か・遠回し |
🌱 would を使うと英語がもっと丁寧に、自然になる!
would は「控えめ」「やわらかい」表現の代表格。あなたの英語に「気持ち」や「配慮」を乗せたいとき、心強い味方になります!
1. would の過去時制(時制の一致)
「would」は will
の過去形として使われる!
would はもともと will
の過去形として使われていました。
「彼は言った:『行くよ』」というような過去の発言を伝えるときに、will
を would
に変えます。
このように「過去の視点から未来を表す」表現は英語の文法ではとても大切です。
🌱 「will → would」へ時制を一致させることで、自然な語り方ができるようになります。
will の過去形としての would(時制の一致)
would は will
の過去形として、「時制の一致」が必要な場面で使われます。
これは、過去の発言や思考の中で未来を表すときに使われる重要な文法ルールです。
💡 英語では「今から見た未来は will」、「過去から見た未来は would」で表します。
科学的事実や習慣、常識など「いつでも成り立つ内容」には
would
ではなく will
を使うことがあります。例: He said the sun will rise in the east.
(彼は太陽が東から昇ると言った。)
📘 直接話法 ⇄ 間接話法:変換のルール
時制 | 直接話法(現在の発言) | 間接話法(過去に語り直した文) |
---|---|---|
現在形 | She said, “I go to school.” (私は学校に行きます) |
She said she went to school. (彼女は学校に行くと言った → 行くと言っていた) |
未来形 | He said, “I will call her.” (私は彼女に電話する) |
He said he would call her. (彼は彼女に電話すると言っていた) |
現在進行形 | She said, “I am reading.” (私は読書中です) |
She said she was reading. (彼女は読書中だと言った → 読書中だと言っていた) |
現在完了 | He said, “I have seen it.” (私はそれを見たことがある) |
He said he had seen it. (彼はそれを見たことがあると言っていた) |
英語では「話している人がどこから未来を見ているか」を大切にします。
日本語ではあまり意識されない視点の移動を学ぶことで、英語的な思考が身につきます!
💬 例文で確認しよう(音声つき)
He said he would call me.
(彼は私に電話すると言っていた。)
🔍 直接話法の "I'll call you."
が、過去の語り直しで would
に。
構造:said + 主語 + would + 動詞
/ 発音:hiː sɛd hi wʊd kɔːl miː
I thought it would rain today.
(今日は雨が降ると思っていた。)
🔍 「思った内容(雨が降る)」が未来なので would
を使う。
構造:thought + it would + 動詞
/ 発音:aɪ θɔːt ɪt wʊd reɪn təˈdeɪ
Did you think she would come?
(彼女が来ると思ってた?)
🔍 疑問文でも時制の一致は維持される。
構造:Did + 主語 + think + 主語 + would + 動詞?
/ 発音:dɪd juː θɪŋk ʃiː wʊd kʌm
She promised she would send the documents.
(彼女は書類を送ると約束していた。)
🔍 will → would の変化で、未来の約束を過去から語っている。
構造:promised + 主語 + would + 動詞
/ 発音:ʃiː ˈprɒmɪst ʃiː wʊd sɛnd ðə ˈdɒkjʊmənts
We knew it would take time.
(それには時間がかかると私たちはわかっていた。)
🔍 「わかっていた内容」が未来のことなので would を使う。
構造:knew + it would + 動詞
/ 発音:wiː njuː ɪt wʊd teɪk taɪm
🔁 will と would の比較表(時制の一致)
文の種類 | 直接話法(現在) | 間接話法(過去) |
---|---|---|
肯定文 | He said, "I will help you." |
He said he would help me. |
否定文 | She said, "I won't go." |
She said she wouldn't go. |
疑問文 | He asked, "Will she come?" |
He asked if she would come. |
📘 まとめ:過去から見た未来は「would」!
-
🔹
will
の過去形がwould
過去の「言った」「思った」などの後に出てくる未来の出来事はwould
を使って表します。 -
🔹
間接話法・時制の一致の代表表現
例:He said, "I will go." → He said hewould
go. -
🔹
会話でも文章でも頻出!
would
を正しく使えると、英語の「視点の変化」に強くなれます。
🌟 過去の中の未来=would
!感覚でつかもう!
would
の「過去視点からの未来表現」をクイズで確認してみよう!
2. 推量:〜だろう
“〜だろう”を英語でどう言う?
「あの人は先生だろう」「もうすぐ雨が降るだろう」など、確実ではないけどそう思うときに使うのが would
。
will
よりも控えめな印象で、やさしく丁寧に伝えるニュアンスを出すことができます。
would は、「仮定」や「皮肉」を含んだ予測表現にもぴったりです。
📘 このセクションでは、推量としての would の使い方を例文でしっかりマスターしましょう!
💬 例文で感覚をつかもう!
That would be his father.
(あの人が彼のお父さんでしょう。)
🔍 断定を避ける控えめな推測。やわらかく丁寧な印象を与える。
🔁 同義表現: That might be, That could be
構造:主語 + would + 動詞の原形 / 発音:[ðæt wʊd biː]
It would take an hour to finish this task.
(この作業を終えるのに1時間かかるでしょう。)
🔍 時間や所要の見積もりなどにも使える。
🔁 同義表現: It might take, It could take
構造:主語 + would + 動詞の原形 / 発音:[ɪt wʊd teɪk]
He would know the answer.
(彼なら答えを知っているでしょう。)
🔍 “彼ならきっと”という含みを持った控えめな予測。
🔁 同義表現: He might know, He could know
構造:主語 + would + 動詞の原形 / 発音:[hiː wʊd noʊ]
Who would go to such a party?
(誰がそんなパーティに行くだろうか?)
🔍 仮定的・皮肉なニュアンスを含む疑問文。
🔁 同義表現: I can't imagine anyone going
構造:疑問文 + would / 発音:[huː wʊd ɡoʊ]
If I were you, I would take the offer.
(私があなたなら、その申し出を受けるでしょう。)
🔍 仮定法+wouldの組み合わせ。実際にはそうでないことを前提とした控えめなアドバイス。
🔁 同義表現: If I were in your position, I'd accept it.
構造:If節 + would / 発音:[aɪ wɜːr juː, aɪ wʊd teɪk]
I would do anything for you.
(君のためなら何でもするよ。)
🔍 恋愛シーンなどで使われる強い気持ちを控えめに伝える表現。誇張や仮定のニュアンスも含む。
🔁 同義表現: I’d do everything for you.
構造:主語 + would + 動詞 / 発音:[aɪ wʊd duː ˈɛnɪθɪŋ]
🆚 「will」「would」「might」の推量の違い
同じ「〜だろう」という予測でも、相手に与える印象は大きく変わります。
表現 | 意味・訳 | 確信度 | 印象・使いどころ |
---|---|---|---|
It will rain. | 雨が降る(未来の確定) | ★★★★★(90〜99%) | 事実・確信が強いとき/天気予報など |
It would rain. | 雨が降るだろう(予測) | ★★★☆☆(60〜80%) | 丁寧・控えめに予測するとき/仮定の話 |
It might rain. | 雨が降るかもしれない | ★☆☆☆☆(30〜50%) | かなり不確か/控えめに伝えるとき |
💡 英語は「確信度」をコントロールすることで、話し手の立場や配慮が伝わる言語です。
「will でいいんじゃない?」と思ったあなたへ!
will と would はどちらも「〜だろう」と訳せるので、つい will を使いたくなりますよね。
でも実は、相手に与える印象がまったく違うんです。
- 🔹 will は断言・確信・強気な印象(例:It will rain.=もう降るってわかってる)
- 🔹 would は控えめ・丁寧・柔らかい響き(例:It would rain.=多分、降るかもね)
💡 英語では、「控えめに伝える=礼儀・配慮」になることが多いです。
推量でも would
を選べると、大人の英語にぐっと近づきます!
「would」を使えると、人間関係がうまくいく?
実は英語圏では、would のような控えめな表現を使える人は、「配慮がある」「上品」「思慮深い」と受け取られやすいんです。
たとえば “It will be difficult.”(難しいです) と言われるよりも、
“It would be difficult.”(ちょっと難しいかもしれません) と言われたほうが、印象がやわらかく感じませんか?
💡 人間関係心理学でも、断定よりも緩やかな表現の方が「共感・信頼」を得やすいことが示されています。
🌟 would を身につけると、英語でも「感じのいい人」になれます!
📘 まとめ:推量をやさしく伝える「would」の力
-
🔹
would は「控えめな推測」を表す助動詞!
would + 動詞の原形
で「〜だろう」「〜かもしれない」と丁寧に伝えられる。 -
🔹
will との違いに注意!
will
は「断言」、would
は「控えめ・丁寧・仮定」。印象がまったく変わる。 -
🔹
仮定・皮肉・アドバイスにも使える!
“If I were you, I would...”, “Who would go?” などで応用が広がる。 -
🔹
間違いやすいポイント:
「will でいいでしょ?」と思っても、丁寧さや配慮が必要な場面では would が正解! -
🔹
心理的にも好印象を与える!
控えめな表現は「共感・信頼・柔らかさ」のあるコミュニケーションに不可欠。
🌟 would をマスターすれば、英語でも “感じのよい人” になれる!未来のあなたの印象力がレベルアップ!
3. 過去の習慣:よく〜したものだった
「昔はよく〇〇してたなあ…」を英語で言える?
子供のころ、毎日走って学校に行ったり、祖父母の家に遊びに行ったり…
そんな懐かしい過去の習慣を語るとき、英語では would
が大活躍します。
would は「過去の繰り返し行動」を表す助動詞。
よく似た表現に used to
もありますが、感情や語り口に違いがあります。
📘 このセクションでは、「過去の習慣を語るときの would の使い方とニュアンス」を学びます!
同じ would でも意味が違うときがある?
would
は「よく〜したものだった(習慣)」の意味で使われますが、
「どうしても〜しようとした(強い意志)」を表す使い方もあります(次セクションで解説)。
🔑 習慣の場合は 繰り返しや よく〜した という状況があるかがカギです!
💬 例文で感覚をつかもう!
I would swim in this river when I was a child.
(私は子供のころ、この川でよく泳いだものだった。)
🔍 繰り返されていた過去の行動。動作動詞とよく相性が良い。
🔁 同義表現: I used to swim
構造:主語 + would + 動詞 / 発音:[aɪ wʊd swɪm]
He would sit on the porch and read for hours.
(彼はよく玄関先に座って何時間も読書していた。)
🔍 動作が静的でも、「繰り返し行っていた」ならOK。
🔁 同義表現: He used to sit and read
構造:would + 動作動詞 / 発音:[hiː wʊd sɪt]
We would often visit our grandparents on weekends.
(私たちは週末になるとよく祖父母を訪ねたものだった。)
🔍 「often」などの頻度副詞と相性が良い。親しみある習慣描写に。
🔁 同義表現: We used to visit
構造:would + 副詞 + 動詞 / 発音:[wiː wʊd ˈɒfən ˈvɪzɪt]
She would always say she loved me.
(彼女はいつも私のことが好きだと言ってくれた。)
🔍 「状態+行動」の境界にあるフレーズも OK。愛情を込めた回想にぴったり。
🔁 同義表現: She used to say she loved me
構造:would + always + 動詞 / 発音:[ʃiː wʊd ˈɔːlweɪz seɪ]
I would like dogs when I was a kid.
(子供の頃は犬が好きだった。)
🔍 状態動詞でも、文脈次第で would が自然に使える。
🔁 同義表現: I used to like dogs
構造:would + 状態動詞 / 発音:[aɪ wʊd laɪk]
🆚 「would」と「used to」の違いを整理しよう!
比較項目 | would |
used to |
---|---|---|
使える動詞 | 動作動詞のみ(状態動詞は基本不可) | 動作動詞・状態動詞どちらも使える |
ニュアンス | 懐かしさ・感情・語り口調 | 事実ベース・過去の説明・中立的 |
例文(動作) | I would play outside every day. | I used to play outside every day. |
例文(状態) | ❌ I would like chocolate. | ✅ I used to like chocolate. |
使われる場面 | ストーリー・回想・ナレーション風の語り | 事実を伝える過去の説明や比較 |
💡 「どちらも正しい」けれど、伝えたい雰囲気や文の目的に応じて選び分けよう!
「昔よくやってたこと」を英語で表現してみよう!
would
を使えば、あなたの記憶や思い出をあたたかく伝えることができます。
子供の頃の「よくやってたな〜」ということを、英語で書いてみましょう!
🖊️ 例文アイデア
-
🔹
I would watch anime every Saturday morning.
(毎週土曜の朝はアニメをよく見てたな〜) -
🔹
I would go fishing with my father.
(よく父と釣りに出かけたものだった) -
🔹
I would write stories in my notebook.
(ノートに物語を書くのが習慣だった)
📝 あなたなら何を書く?「I would...」から始めて、英語で思い出を形にしてみましょう!
📘 まとめ:would で語る「懐かしい過去の習慣」
-
🔹
would は「よく〜したものだった」の意味で使える!
would + 動詞
で、過去に繰り返し行っていた行動を表現できる。 -
🔹
動作動詞に限られる点に注意:
I would swim
(泳いだものだった)はOK、I would know
(知っていた)はNG。 -
🔹
used to との違い:
used to
は状態動詞にも使え、過去の習慣や状態全体を中立的に表す。
would
は語り調・懐かしさが強く、ストーリー性のある文に合う。 -
🔹
「強い意志」との混同に注意:
would
には「どうしても〜しようとした」という別の意味もある(次セクションで解説)。 -
🔹
英語で思い出を語れると、表現に深みが出る!
I would...
を使って、自分の子供の頃の習慣を書いてみよう!
🌟 would は「懐かしさ・ストーリー・語り」を伝える魔法の助動詞。
あなたの記憶が英語で息づく瞬間を楽しんでください!
4. 過去の強い意志:どうしても〜しようとした
「どうしても〇〇したかった」「何を言われても、しなかった」
英語では、そんな強い意志や断固とした拒否を表すときに would
を使います。
肯定文なら「どうしても〜しようとした」、否定文なら「どうしても〜しようとしなかった」。
感情や意志がこもった行動には、would
がぴったりです。
🔁 「よく〜した(習慣)」の would
とは意味が違うので注意!
ここでは一度きりでも、心が強く動いた瞬間に注目しましょう。
💡 自分の思いや信念を英語で伝えられるようになると、会話に力が宿ります!
💬 例文で感覚をつかもう!
She would never give up on her dream.
(彼女は夢をどうしてもあきらめようとしなかった。)
🔍 「過去の強い意志」を表す代表的な構文。
動詞句が「give up」で意志の継続を表現。
🔁 同義表現: refused to give up, kept pursuing
構造:主語 + would + 動詞(原形) / 発音:ʃiː wʊd ˈnɛvər ɡɪv ʌp
He would try again and again, no matter what.
(彼は何があっても、何度も挑戦しようとした。)
🔍 粘り強い意志を "would try again and again" で表現。
🔁 同義表現: persisted, kept trying
構造:主語 + would + 副詞 + 動詞 / 発音:hiː wʊd traɪ əˈɡɛn ənd əˈɡɛn
She wouldn't listen to anyone.
(彼女は誰の言うことにも耳を貸そうとしなかった。)
🔍 「どうしても聞こうとしなかった」=拒絶の意思を表す would not。
🔁 同義表現: refused to listen, ignored advice
構造:主語 + would not + 動詞 / 発音:ʃiː ˈwʊdənt ˈlɪsən
The baby wouldn't stop crying all night.
(赤ちゃんは一晩中、どうしても泣き止まなかった。)
🔍 否定文で「〜しなかった」という拒否を感情的に伝える。
🔁 同義表現: refused to stop, kept crying
構造:主語 + wouldn't + 動詞 / 発音:ðə ˈbeɪbi ˈwʊdənt stɒp ˈkraɪɪŋ
I would wait for her every evening.
(僕は毎晩、彼女を待ち続けた。)
🔍 恋愛系フレーズ。would に「切なさ」や「思いの強さ」がにじむ表現。
🔁 同義表現: kept waiting, never missed a day
構造:主語 + would + 動詞 + 目的語 / 発音:aɪ wʊd weɪt fɔː hɜːr
過去の「習慣」と「意志」の違いをしっかり区別しよう!
would には「よく〜したものだった」という過去の習慣の意味と、
「どうしても〜しようとした/しなかった」という強い意志・拒否の意味があります。
使い方 | 習慣的 | 意志的(このセクション) |
---|---|---|
意味 | よく〜した(繰り返しの行動) | どうしても〜しようとした / しなかった(拒否) |
使う動詞 | 主に動作動詞 | 動作+一部状態動詞もOK(believe など) |
回数の目安 | 複数回(継続的) | 1回でも成立(強い感情がカギ) |
例文 |
He would walk to school every day. (彼は毎日歩いて学校に通っていた。) |
He would walk even in the storm. (彼は嵐の日でもどうしても歩いて行こうとした。) |
💬 否定文では wouldn't
を使って、「どうしても〜しようとしなかった」「拒絶した」という
気持ちをこめることができます。これは refused to
よりも文学的・控えめな表現になります。
💡「would」は心の中の強さやこだわりを伝える、感情的な表現のための助動詞でもあるのです。
💡 英語で「あなたの意志」を伝えられるって、かっこいい!
「どうしても〇〇したい」「絶対に譲れない」——そんな熱い気持ちは、英語では would
で伝えることができます。
自分の意志や信念をはっきりと表現できることは、英語を話すうえで一番大切な力のひとつです。
心理学的にも、「感情がこもった言葉」は記憶に残りやすく、相手の心にも届きやすいことが知られています。
🌟 英語で自分の「信念」や「こだわり」を伝えることができれば、あなたの英語はもっと強く、もっと魅力的になります!
あなたの「こだわり」や「ゆずれない思い」を英語にしよう!
I would never...
や I just wouldn't...
を使って、
「これは譲れない!」「これだけはしたくない!」という気持ちを英語で書いてみましょう。
-
🔹
I would never lie to my friends.
(友達にだけは絶対に嘘をつきたくない。) -
🔹
I just wouldn't give up, no matter what.
(何があっても、私は絶対にあきらめなかった。) -
🔹
I would never choose money over family.
(お金より家族を優先する、ということは絶対に譲れない。)
🌱 自分の価値観を英語で表せると、英語が「自分の言葉」に変わります!
🗣️ 会話で使える!「強い意志」の would を体感しよう
文法だけじゃもったいない!感情のこもった would
をリアルな会話で感じてみよう。
A: Did you ask her to give up the race?
B: I did, but she wouldn't even listen.
(A:彼女にレースを諦めるよう頼んだの?
B:うん。でも彼女は話すら聞こうとしなかったよ。)
A: You stayed late again?
B: Yeah, I would finish it no matter what.
(A:また残業してたの?
B:うん、どうしても終わらせたかったんだ。)
A: He told you to leave?
B: He did, but I wouldn’t leave without saying goodbye.
(A:彼、君に帰れって言ったの?
B:言ったけど、さよならも言わずに帰りたくなかったんだ。)
🌟 would の「強い意志」や「拒絶」は、会話に感情の深みを与えてくれます。感情ごと覚えて使ってみよう!
📘 まとめ:would で「ゆずれない思い」を英語にしよう
-
🔹
would は「どうしても〜しようとした」意志や、「しなかった」という拒否を表すときに使える。
-
🔹
習慣的な意味の
would
と違い、たった一度の行動でも感情がこもっていればOK! -
🔹
否定形
wouldn't
では「どうしても〜しなかった」という心の拒否・こだわりを表現できる。 -
🔹
refused to
との違いはトーンの柔らかさ。would は文学的で控えめな印象もある。 -
🔹
感情や信念をこめた英語は、相手の心に届く最強のコミュニケーションツール!
🌟 「would」を使いこなせれば、あなたの英語に“想い”が宿ります。
自分の強さや信念を、言葉でまっすぐ伝えていきましょう!
would
を正しく使えているかクイズで確かめてみましょう 💪🔥
5. 丁寧な依頼・願望:〜してくださいませんか
「〜してくださいませんか?」
ていねいにお願いしたいときの英語表現
依頼やお願いをするとき、英語でも丁寧さのレベルがあります。
Will you~?
よりも丁寧なのが Would you~?
や Would you please~?
です。
また、I would like to ~
という形で、自分の願望や希望をていねいに伝えることもできます。
💡 「相手に断る余地を与える」「やわらかくお願いできる」のが would の魅力!
大人の英語表現を身につける第一歩です✨
英語での人間関係も、やさしい言葉づかいがカギです。
💬 例文で感覚をつかもう!
Would you open the window?
(窓を開けていただけますか?)
🔍 定番の丁寧な依頼表現。Would you ~?
は「していただけますか?」に相当。
🔁 同義表現: Could you open the window?, Would you mind opening the window?
構造:Would you + 動詞(原形) / 発音:wʊd juː ˈəʊpən ðə ˈwɪndəʊ
Would you please wait here?
(ここでお待ちいただけますか?)
🔍 "please" を挟むことで、さらに丁寧で控えめな印象に。
🔁 同義表現: Could you wait here, please?
構造:Would you please + 動詞(原形) / 発音:wʊd juː pliːz weɪt hɪə
Open the door, would you?
(ドアを開けてくれる?)
🔍 軽い依頼や親しい関係での「お願い口調」によく使う。やわらかい印象。
🔁 同義表現: Could you open the door?, Would you mind opening the door?
構造:命令文 + , would you? / 発音:ˈəʊpən ðə dɔː, wʊd juː
I would like to ask you a favor.
(あなたにお願いをしたいのですが。)
🔍 「〜したいと思っています」と丁寧に願望を伝える形。
🔁 同義表現: I’d like to..., May I ask you...?
構造:I would like to + 動詞(原形) / 発音:aɪ wʊd laɪk tuː ɑːsk juː ə ˈfeɪvər
Would you go to the dance with me?
(ダンスに一緒に行ってくれませんか?)
🔍 恋愛系のやさしい誘いにもぴったり。やわらかさ+勇気のこもった一言。
🔁 同義表現: Do you want to go to the dance?(少しカジュアル)
構造:Would you + 動詞(原形) / 発音:wʊd juː ɡəʊ tuː ðə dæns wɪð miː
ていねいなお願い、ちゃんと伝わる英語でできてる?
依頼や願望を伝えるとき、英語にも「ていねいさのレベル」があります。
下の表で 丁寧度の違い を整理してみましょう。
表現 | 意味 | 丁寧度 | 使う場面 |
---|---|---|---|
Will you ~? |
~してくれる? | ★☆☆(カジュアル) | 親しい人、軽い依頼 |
Won't you ~? |
~してくれない? | ★★☆(やわらかい) | 丁寧に誘うとき |
Would you ~? |
~していただけますか? | ★★☆(標準的な丁寧表現) | ビジネス・日常の丁寧な依頼 |
Would you please ~? |
どうか~していただけませんか? | ★★★(とても丁寧) | フォーマル・重要な依頼 |
I would like to ~ |
~したいと思っています | ★★★(願望の丁寧表現) | 控えめな希望・申し出 |
🌀 よくあるまちがいに注意!
- ⚠️
Can you ~?
は聞こえ方によっては「能力の確認」にもなってしまう。 - ⚠️フォーマルな場では
Would you
を選んだほうが安全。 - ⚠️
I want to ~
は強すぎる印象になることも。I would like to ~
の方がていねい!
💡 丁寧に話すことで、相手に「配慮がある人だな」と思ってもらえる=英語でも人間関係がうまくいく第一歩!
💡 丁寧な英語は、人の心をひらく「魔法のことば」
英語でも日本語でも、「お願いの仕方」ってすごく大事ですよね。
Would you ~?
や I would like to ~
は、相手の気持ちを尊重した思いやりのある表現です。
心理学でも「人は、自分の自由を認めてくれる相手に協力しやすい」と言われています。
丁寧な言葉は「あなたを大切にしています」というメッセージになります。
ちょっとした気づかいが、ビジネスでも、恋愛でも、友情でも大きな力になる。
英語を話すときも、やさしい言葉が人間関係をぐっとスムーズにしてくれます。
🌱 丁寧な英語を使いこなせるあなたは、英語力だけでなく「伝える力」も一流です!
🗣️ 会話で使える!ていねいな英語のやり取りを体感しよう
「お願い」や「希望」を伝えるとき、ていねいな表現があるだけで関係がスムーズになります。
A: Excuse me, would you help me carry these bags?
B: Sure! Where do you want them?
(A:すみません、この荷物を運ぶのを手伝っていただけますか?
B:もちろん!どこに置きましょうか?)
A: What would you like to drink?
B: I’d like a cup of tea, please.
(A:お飲み物は何になさいますか?
B:紅茶をいただきたいです。)
A: Would you like to come to the picnic this weekend?
B: I'd love to! Thanks for inviting me.
(A:今週末のピクニックに来ませんか?
B:ぜひ行きたいです!誘ってくれてありがとう。)
🌟 丁寧な言葉は「頼みやすい人」「感じの良い人」という印象を与えます。英会話の第一歩は、思いやりのある表現から!
📘 まとめ:思いやりのある英語で、お願いや希望をスマートに伝えよう!
-
🔹
Would you ~?
やWould you please ~?
は、「〜していただけますか?」という丁寧な依頼の定番表現。 -
🔹
I would like to ~
は「〜したいと思っています」という願望をやわらかく伝える言い方。
I want to
よりも控えめで好印象。 -
🔹
「お願いの仕方」でその人の印象が決まることも!丁寧な言葉づかいは信頼を生む英語のマナー。
-
🔹
心理学的にも、相手の自由を尊重した依頼は承諾されやすい。やさしい英語で人間関係もスムーズに!
🌟「Would you~?」で始めれば、あなたの英語に気配りと信頼感が宿ります。
大切な人とのやりとりにも、自信を持って使っていきましょう!
would
を使った丁寧な依頼・願望表現を正しく使い分けられるか、クイズで確認してみましょう ✨
📘 Lesson 022:would の用法 総まとめ
「would」は場面に応じて使い分けよう!
would は will
の過去形として始まりましたが、それだけではありません。
推量・習慣・意志・丁寧な依頼など、気持ちや態度を表現する英語として大活躍します!
🌱「英語で何をどう伝えたいか?」を考えることが、would を自然に使いこなす第一歩です。
用法 | 構文 | 例文(+訳) |
---|---|---|
1. 時制の一致 過去から見た未来 |
主語 + would + 動詞 |
He said he would call me. (彼は電話すると言っていた。) |
2. 推量 丁寧で控えめな予測 |
would + 動詞の原形 |
That would be his father. (あの人が彼のお父さんでしょう。) |
3. 過去の習慣 よく〜したものだった |
主語 + would + 動詞 |
I would swim in this river when I was a child. (子どもの頃この川でよく泳いだものだった。) |
4. 過去の意志 どうしても〜しようとした |
主語 + would + 動詞 |
She would marry him despite everything. (彼女はどうしても彼と結婚しようとした。) |
5. 拒否(否定) どうしても〜しなかった |
主語 + wouldn't + 動詞 |
She wouldn't help no matter how much I asked. (どんなに頼んでも彼女は手伝おうとしなかった。) |
6. 丁寧な依頼・願望 ~してくださいませんか |
Would you (please) + 動詞 I would like to + 動詞
|
Would you please take me to the dance tonight? (今夜ダンスに連れて行っていただけませんか。) |
🌟 will と would のニュアンスを比較しよう
どちらも「~するだろう」ですが、would の方が控えめでやわらかい印象です。
表現 | 確信度 | 印象 |
---|---|---|
will |
90〜100% | ストレート・断定的 |
would |
70〜80% | やわらかい・控えめ・丁寧 |
🛠️ 使える!would
の定番フレーズをマスターしよう
would は日常会話からビジネス英語まで幅広く活躍します。ここではよく使われる構文・言い回しを、用法ごとに整理しました。
📌 時制の一致(過去の発言や思考)
- 🔸
He said (that) he would + 動詞
He said he would be late.(彼は遅れると言っていた。) - 🔸
I thought (that) it would + 動詞
I thought it would rain.(雨が降ると思っていた。) - 🔸
She promised (that) she would + 動詞
She promised she would send it.(彼女はそれを送ると約束していた。)
📌 推量(~だろう)
- 🔸
That would be 〜.
(~でしょう)
That would be John at the door.(ドアのところにいるのはジョンでしょう。) - 🔸
I would imagine 〜.
(〜だと思います)
I would imagine he’s already left.(彼はもう出発したんじゃないかな。)
📌 過去の習慣(よく〜したものだった)
- 🔸
I would often + 動詞
I would often stay up late studying.(よく遅くまで勉強していた。) - 🔸
He would always 〜.
He would always walk home even in the rain.(雨の日でもいつも歩いて帰っていた。)
📌 意志・拒否(どうしても〜しようとした / ~しなかった)
- 🔸
She would not 〜.
She would not give up.(彼女はどうしてもあきらめなかった。) - 🔸
They wouldn’t listen.
彼らは話をどうしても聞こうとしなかった。
📌 丁寧な依頼・願望
- 🔸
Would you please + 動詞?
Would you please close the window?(窓を閉めていただけますか?) - 🔸
I would like to + 動詞
I would like to ask a question.(質問させていただきたいのですが。) - 🔸
Would you like to ~?
Would you like to join us?(ご一緒しませんか?)
🌟 よく使う would 表現をいくつか覚えておくと、英会話の場面でサッと口から出るようになります!
「聞き手への配慮」や「やわらかい言い方」として、would はあなたの英語をワンランク上へ導いてくれます。
💡 would を使えると、英語に「やさしさ」や「想い」がのせられる!
英語でのやり取りは、ただの情報伝達ではなく人と人の気持ちのキャッチボールです。
would はその「感情」や「距離感」を表現するツール。
🌱 would を味方にすれば、あなたの英語はもっと深く、もっと伝わるようになります!
would の用法(過去時制・推量・習慣・意志・丁寧な依頼)はしっかりマスターできた?
用法の違いをクイズでチェックして、理解を確かなものにしよう!