英語学習 | Learning English

should の用法

should は 義務・当然当然の推量丁寧・控えめ驚き・遺憾提案・要求・必要・妥当までこなす万能助動詞。
shall の過去形としての歴史はあるものの、現代英語では独立の機能として使われます。

Lesson 024

1. should の全体像

should は、日常会話からビジネス、試験英語まで幅広く活躍する万能助動詞です。 大きく分けて5つの役割があり、文脈に応じてニュアンスが変化します。

「義務」「推量」だけでなく、控えめな意見・感情表現・提案や要求までカバーできるのが魅力。 must / ought to / had better との強さの違いも押さえておきましょう。

should の5つの使い方
  • 📝
    義務・助言: 〜すべきだ
    You should see a doctor.(医者に行くべき)
  • 🔍
    推量: 〜のはずだ
    He should be home by now.(もう家に着いているはず)
  • 💬
    控えめな意見: 〜と思います(婉曲表現)
    I should think so.(まあそう思います)
  • 😲
    驚き・遺憾: いったい〜だろうか
    Why should he say that?(なぜ彼がそんなことを?)
  • 📢
    提案・要求: 〜すべきだ(mandative)
    He insisted that I should attend.(出席すべきだと主張した)
機能 強さ比較 例文
義務 mustshouldhad better You should study.(勉強すべきだ)
推量 mayshouldmust It should be fine.(大丈夫なはず)
意見の強さ I think...I should think...I am sure... I should think so.(まあそう思います)
  • 🔹
    5用法は「義推控驚提」のゴロで覚えると定着しやすい。
  • 🔹
    過去形に見えても、時制一致や仮定法で現在・未来のことを表す場合がある。
  • 🔹
    例文を声に出して毎日1回使うと、ニュアンスが体に染み込む。

🌟 モチベUP:5つの使い分けをマスターすれば、会話の中での英語表現力が一気に広がります!

2. 義務・当然:〜すべき/〜しなければならない

義務度の“温度感”をつかもう

should は話し手の主観に基づく「望ましい行動」を表します。must より柔らかく、「やった方がいい」という勧告寄りのニュアンスです。

表現 強さ ニュアンス 使用頻度
must ★★★★★ 絶対必要・義務
should ★★★☆☆ 勧告・望ましい行動
ought to ★★★☆☆ やや硬い書き言葉
had better ★★★★☆ 助言+警告寄り

🌟 モチベUP:義務度の強さを選び分けられると、相手に与える印象を自在にコントロールできる!

💬 例文で感覚をつかもう!

肯定

You should be more punctual.

(もっと時間を守るべきだ。)

🔍 勧告の should。must より柔らかい。

構造:S + should + 動詞の原形 / 発音:ʃʊd

否定

You shouldn’t cut class.

(授業をさぼってはいけない。)

🔍 望ましくない行動を避けるべきという勧告。

構造:S + shouldn’t + 動詞の原形 / 発音:ʃʊdnt

恋愛・人間関係

We should be honest with each other.

(私たちはお互いに正直であるべきだ。)

🔍 人間関係・恋愛での「望ましい行動」。

構造:S + should + be + 形容詞 / 発音:ʃʊd

疑問

Should I bring anything to the meeting?

(会議に何か持っていったほうがいいですか?)

🔍 相手に望ましい行動を尋ねる疑問文。

構造:Should + S + 動詞の原形 / 発音:ʃʊd

健康

You should drink more water.

(もっと水を飲むべきだ。)

🔍 健康面での勧告。

構造:S + should + 動詞の原形 / 発音:ʃʊd

💡 会話での使い方

※ビジネスでもカジュアルでも使える

A: I'm feeling really tired lately.
(最近とても疲れているんだ。)

B: You should take a short vacation.
(短い休暇を取ったほうがいいよ。)

A: That's a good idea. It might help me recharge.
(いい考えだね。元気を取り戻せそうだ。)

B: Yes, you should book it soon before your schedule gets busy.
(そうだね、忙しくなる前にすぐ予約したほうがいいよ。)

👉 相手の状況を考慮した「優しい提案」。must より強制感がなく、相手の自由を尊重したニュアンス。

should have + 過去分詞

should have + Vpp で「〜すべきだった(のにしなかった)」=非難・後悔を表す。
文脈によっては「〜しているはずだった」の推量の過去形にもなる。

should had は誤り。✅ should have + Vpp にする。

You should have seen the film.(その映画を見るべきだった。)

I think you should have seen a doctor earlier.(もっと早く医者に行けばよかったのに。)

The train should have arrived by now.(電車はもう到着しているはずだった。)

🎧 shouldn't の発音は /ˈʃʊdnt/。/d/ が弱くなる傾向あり。

🌟 モチベUP:過去の後悔も推量も英語化できれば、会話に深みが出る!

🌏 文化・ニュアンス

英語圏では should は「強制」ではなく「相手のためを思ったアドバイス」として受け取られることが多いです。
ただし、イントネーションや文脈によっては強めの指示に感じられる場合もあります。

例:職場の上司が "You should submit the report today." と言った場合、実質「今日中に出せ」という指示になることも。

📘 まとめ:義務・当然の should
意味・ニュアンス 例文
should + 動詞の原形 義務・当然(勧告寄り) You should be more punctual.
shouldn't + 動詞の原形 望ましくない行動を避けるべき You shouldn't cut class.
should have + 過去分詞 過去の非難・後悔、または推量の過去形 You should have seen the film.
  • 🔹
    must より弱い「勧告」寄りの義務。
  • 🔹
    should have + Vpp=過去の非難・後悔/推量の過去形。
  • 🔹
    否定形・疑問形の語順ミスに注意。

🌟 「強さのグラデーション」を意識して使い分けると、英語の提案や助言が自然になる!

3. 当然の推量・期待:〜のはずだ

🔍 状況から見て「そうに違いない」

should は、ある状況や根拠から考えて「〜のはずだ」と予測するときに使います。 確信度は may より高く、must よりはやや控えめです。

確信度 mayshouldmust
💡 ワンポイント
  • 🔹
    must はほぼ100%確信、should は「8〜9割確信」くらいのニュアンス。
  • 🔹
    未来の推量でも使える:He should arrive by noon.
会話頻度:★★★☆ TOEIC頻出 日常英会話必須

🌟 推量の強弱をコントロールできれば、英語での「断言」や「控えめ予測」が思い通りにできる!

💬 例文で感覚をつかもう!(当然の推量・期待)

肯定(現在の推量)

He should be home by now.

(彼はもう家に着いているはずだ。)

🔍 状況から見て強い確信を持った推量。must より控えめ。

構造:S + should + 動詞の原形 / 発音:ʃʊd

否定(現在の推量)

She shouldn't be working this late.

(彼女はこんな遅くまで働いていないはずだ。)

🔍 状況や常識から見て、そうではないはずだと推測。

構造:S + shouldn't + 動詞の原形 / 発音:ʃʊdnt

恋愛・期待

Our date should be wonderful with this weather.

(この天気ならデートはきっと素晴らしいはずだ。)

🔍 期待を込めた予測。

構造:S + should + 動詞の原形 / 発音:ʃʊd

疑問(推測確認)

Should the train be arriving soon?

(電車はもうすぐ着くはずですか?)

🔍 自分の予測が合っているか相手に確認する疑問文。

構造:Should + S + 動詞の原形 / 発音:ʃʊd

未来の推量

They should finish the project by Friday.

(彼らは金曜までにプロジェクトを終えるはずだ。)

🔍 現在の進行状況から見て達成が予想される。

構造:S + should + 動詞の原形 / 発音:ʃʊd

💡 会話での使い方

※旅行、ビジネス、日常など幅広く活用できる

A: The train is late again.

B: It should arrive any minute now.

(A: 電車また遅れてるね。 B: もうすぐ着くはずだよ。)

A: Do you think the project will be finished on time?

B: Yes, it should be ready by Friday.

(A: プロジェクトは期限内に終わりそうですか? B: はい、金曜までに終わるはずです。)

A: I'm nervous about our date tonight.

B: Don't worry, it should go really well.

(A: 今夜のデート、緊張するなぁ。 B: 大丈夫、きっとうまくいくはずだよ。)

A: Is the weather going to clear up?

B: It should be sunny by the afternoon.

(A: 天気は回復しそうですか? B: 午後には晴れるはずです。)

👉 予測や期待を場面に応じて柔らかく伝えられると、会話が自然になる!

📌 ニュアンスと文化的背景

should は日本語の「〜はず」や「〜すべき」に近い意味を持ちますが、 100%の確実性を示すわけではありません。あくまで「高い確率でそうだろう」という推測や期待を、柔らかく表現します。

確信度は may(〜かもしれない)より強く、must(〜に違いない)より弱い中間的な位置です。 そのため、会話では「断定しすぎず相手に配慮する」ニュアンスになります。

英米の違い: イギリス英語では日常の予測にも頻繁に用いられますが、 アメリカ英語では同じ意味を be supposed tolikely to で言い換えることも多いです。

💡 文化的背景:英語圏では断定的な表現を避けることで相手との摩擦を減らす傾向があります。 should はその「柔らかい確信」を伝えるのに最適な表現です。

📘 まとめ:当然の推量・期待の should
  • 🔹
    should は「高い確率の推測」や「期待」を表す
    確信度は may より強く、must より控えめ。
  • 🔹
    肯定文・否定文・疑問文すべてで使える
    例:He should be home by now.(もう家に着いているはずだ)
  • 🔹
    アメリカ英語では be supposed tolikely to が使われることもある
  • 🔹
    柔らかい言い方なので、断定を避けたいときや丁寧な会話で便利

🌟 状況から判断して「〜のはずだ」と言えるようになると、会話の説得力と自然さがアップ!

4. 丁寧・控えめ:私としては〜したいが

断定を避けて柔らかく伝える

should は、自分の意見や感情を 婉曲(かどを立てないように)伝えるときにも使われます。 「こう思うけど、あなたはどう?」というニュアンスで、 ビジネス・日常どちらでも使える便利な表現です。

ニュアンスのポイント
  • 🔹
    柔らかい意見提示: 強く言い切らず、相手の反応や考えを尊重する。
  • 🔹
    ビジネスでは「押し付け感」をなくす効果あり。
  • 🔹
    フォーマルな場面でも違和感なく使える。

🌟 モチベUP:意見をやわらかく表現できると、英語での人間関係がぐっとスムーズになる!

💬 例文で感覚をつかもう!

肯定文

I should think this plan will work.

(この計画はうまくいくと思います。)

🔍 控えめに自分の意見を述べる表現。

構造:S + should + 動詞の原形 / 発音:ʃʊd

否定文

I shouldn’t imagine it will be a problem.

(それは問題にはならないと思いますが。)

🔍 相手を安心させるやわらかい否定意見。

構造:S + shouldn’t + 動詞の原形 / 発音:ʃʊdnt

恋愛・人間関係

I should love to go out with you sometime.

(いつかあなたと出かけたいです。)

🔍 ストレートになりすぎない恋愛の誘い方。

構造:S + should + 動詞の原形 / 発音:ʃʊd

疑問文

Should I be wrong, please let me know.

(もし私が間違っていたら教えてください。)

🔍 相手に配慮した確認依頼。

構造:Should + S + 動詞の原形 / 発音:ʃʊd

📝 よく使う丁寧・控えめフレーズ
  • 🔹
    I should think...(〜だと思いますが)
  • 🔹
    I should love to...(〜したいのですが)
  • 🔹
    I shouldn’t imagine...(〜とは思いませんが)
💡 会話での使い方

※柔らかい意見や控えめな提案を示すときに便利

A: The deadline is approaching. Should we add more staff?

B: I should think that’s a good idea.

(A: 締め切りが迫っています。人員を増やすべきでしょうか? B: そうするのが良いと思います。)

A: Do you want to join us for dinner tonight?

B: I should love to, but I have to work late.

(A: 今夜夕食に来ない? B: 行きたいのは山々だけど、残業があるんだ。)

A: I’m not sure if I should call her now.

B: I should wait until tomorrow morning.

(A: 今彼女に電話すべきか迷ってる。 B: 明日の朝まで待ったほうがいいと思うよ。)

👉 丁寧な should は相手に配慮しつつ、自分の考えを伝える強力なツール!

📌 英語文化における控えめ表現の価値

英語圏では、意見を述べる際に「断定を避ける」ことが人間関係を円滑にする重要なスキルです。 特にビジネスや初対面の場では、相手の意見や立場を尊重して「余地を残す」言い方が好まれます。

例えば、I think this is wrong.(これは間違っていると思う)よりも、 I should think this might be wrong.(間違っているかもしれないと思いますが)とすると、 相手の反論や修正の機会を残しつつ、自分の意見を提示できます。

💡 ポイント:断定的な表現は相手に「否定された」と感じさせやすく、関係がぎくしゃくする原因になることがあります。 should を使えば、意見の温度をワンランク柔らかくできます。

⚠️ 間違えやすい:
  • I think... は直接的すぎて、時に押し付けがましく聞こえることがあります。 控えめにしたい場合は I should think... に置き換えるとソフトになります。
  • I suppose... も控えめな表現ですが、should の方が「高い確率でそうだと思う」という確信度を持たせられます。
  • 否定文では I shouldn’t think... とするのを忘れないこと。 shouldn’t toshould not to は誤りです。
📘 まとめ:丁寧・控えめの should
  • 🔹
    柔らかい意見提示に最適
    断定せず、相手の考えや感情を尊重した言い回しになる。
  • 🔹
    ビジネス・日常・恋愛など幅広い場面で使える。
  • 🔹
    英米ともに使われるが、I should think... は特に英語圏で丁寧な響き。
  • 🔹
    否定形や疑問形でもやわらかい印象を保てる。

🌟 「言い過ぎない」英語が使えると、信頼関係を築くスピードが上がる!

5. 驚き・遺憾:いったい〜だろうか/〜とは遺憾だ

should は単なる義務や推量だけでなく、「驚き」や「不満」を表すこともあります。 特に Why/Who/How ... should ...? の形では「一体どうして〜なのか?」というニュアンスになり、 It is (形容詞) that ... should ... では感情を伴った評価を表します。

💡 英語では感情を直接的に述べることで、聞き手に自分の気持ちをより強く印象づけられます。

💬 例文

驚き・不満

Why should he go for you?

(いったいどうして彼があなたの代わりに行くの?)

🔍 納得のいかない気持ち(不満・驚き)を含む Why should ...?

感情表現

It is strange that you should believe him.

(君が彼を信じるなんて不思議だ。)

🔍 感情形容詞+that 節の中で should。

恋愛

It is a pity that we should fight over love.

(愛のことで私たちが争うなんて残念だ。)

🔍 pity/surprising/odd など感情語で用いられる。

ビジネス

Why should our clients wait so long for a response?

(なぜお客様がそんなに長く返事を待たされるべきなんですか?)

🔍 ビジネス上のクレーム・不満を表現。

ニュース

It is shocking that such an accident should happen in our city.

(そんな事故がこの街で起きるなんて衝撃だ。)

🔍 shocking など強い感情を伴う形容詞。

🎚️ 感情の強さスケール(驚き・遺憾)

感情形容詞の強さをイメージすると、場面に合わせた適切な表現が選びやすくなります。

強さ 感情形容詞 意味・ニュアンス 例文(英語+日本語)
弱い odd, curious 軽い不思議さや違和感。やや柔らかい響き。
It is odd that you should say so.
(あなたがそう言うなんて変だね。)
strange, unusual 明確な驚きや意外さを伴う。
It is strange that she should refuse.
(彼女が断るなんて不思議だ。)
強い shocking, outrageous, ridiculous 強い非難や衝撃を含む。感情の度合いが高い。
It is shocking that such a thing should happen.
(そんなことが起きるなんて衝撃だ。)

🌟 強さを意識すると、相手への伝わり方をコントロールできる!

🗣️ 会話での使い方

驚き・不満

A: Why should we pay extra for this service?
B: Exactly, it’s supposed to be included in the price.

A: (なぜ私たちがこのサービスに追加料金を払わなければならないの?)
B: (まったくその通り、本来は料金に含まれているはずです。)

🔍 不満をこめた問いかけ。相手の同意を得やすい。

感情表現

A: Did you hear? Sarah refused the promotion.
B: It’s surprising that she should turn it down.

A: (聞いた?サラが昇進を断ったんだって。)
B: (彼女が断るなんて驚きだ。)

🔍 It is surprising that ... should ... の自然な会話用法。

恋愛

A: I can’t believe we’re fighting over something so small.
B: Yes, it’s a pity that we should argue like this.

A: (こんな小さなことでケンカするなんて信じられない。)
B: (本当に、こんなふうに言い争うなんて残念だ。)

🔍 感情+should で心情をストレートに表す。

⚠️ 間違えやすいポイント
  • 🔹
    Why must ...? と Why should ...? の違い
    Why must ...? → 義務感やルールの強調(やや固い)
    Why should ...? → 不満・驚きのニュアンス(会話的)
    例:Why must we leave now?(今すぐ出発しなければならないのはなぜ?)
    vs Why should we leave now?(今すぐ出発する必要があるなんておかしくない?)
  • 🔹
    感情形容詞+that 節の should の省略
    会話では should を省略して It’s strange that ... と言うこともあるが、
    省略しないことでフォーマル感や驚きの度合いが強まる。
    例:It is surprising that he should win. → 驚きや意外性を強調
  • 🔹
    直接的すぎる表現への注意
    英語では感情をはっきり表すことが多いが、ビジネスやフォーマルな場では
    perhapsa bit を加えて和らげることもある。
    例:It is perhaps odd that...(少し変かもしれない)
🌏 文化的背景:感情表現のストレートさ

英語圏では、驚きや不満を直接的に言葉にすることが自然とされています。 Why should ...?It is (形容詞) that ... should ... は、相手に自分の感情を明確に伝えるための便利な型です。

一方、日本語では感情をやや間接的に表すことが多く、「おかしいと思うけど…」や「珍しいね」といった柔らかい表現が好まれます。 そのため、日本人学習者がこの表現を使うと、英語ではやや強めに響く場合があります。

💡 コツ:日常会話では親しい相手に気軽に使えますが、ビジネスやフォーマルな場面では perhapsa bit などを加えてトーンを和らげるとスマートです。

📘 まとめ:驚き・遺憾の should を使いこなそう
  • 🔹
    Why/Who/How ... should ...?
    不満や驚きをこめた疑問文。相手の行動や状況に納得いかない気持ちを表す。
    例:Why should we wait so long?(なぜそんなに長く待たなければならないの?)
  • 🔹
    It is (形容詞) that ... should ...
    感情評価を述べる that 節。驚き・遺憾・不思議さを表現する。
    例:It is strange that he should refuse.(彼が断るなんて不思議だ。)
  • 🔹
    感情形容詞の強さを意識して選ぶとニュアンスが的確に伝わる。
    弱い:odd → 中:strange → 強い:shocking
  • 🔹
    フォーマルさを調整するには、perhapsa bit を加えて柔らかくする。
    例:It is perhaps odd that...
💡 即使えるワンフレーズ:
Why should I...?(どうして私が〜しなきゃいけないの?)
It is a pity that...(〜とは残念だ)

🌟 感情をストレートに伝えることで、会話の温度感や相手へのインパクトが格段にアップします!

6. 提案・要求・必要・妥当(mandative):〜すべきだ

mandative 用法とは、提案・要求・必要性・妥当性を表すときに 動詞 / 形容詞 / 名詞 + that ... should + 動詞原形 を使う形です。

《米》では should を省き動詞原形にするのが普通(仮定法現在)。 《英》では should + 原形 も使われますが、近年は英でも原形が増加しています。

💡 特徴:that節内は人称や時制に関係なく動詞は原形

💬 例文で感覚をつかもう!(英米対比・否定・受動・there構文)

要求・主張(英) 構造

He insisted that I should attend the conference.

(彼は私が会議に出席すべきだと主張した。)

構造:insist + that + S + should + V / 米式では should 省略可

提案(米) 原形

They recommended that we be honest.

(彼らは私たちが正直であるべきだと勧めた。)

🔍 米式の仮定法現在:that + S + V(原形)

必要性(英) 形容詞

It is essential that the report should be submitted by Friday.

(その報告書は金曜までに提出されるべきだ。)

形容詞:necessary / essential / important / appropriate

必要性(米) 受動

It is important that all tickets be checked at the gate.

(すべてのチケットはゲートで確認されるべきだ。)

🔍 受動でも動詞は原形:be + Vpp

否定(米) 語順注意

The manager demanded that staff not use personal devices during meetings.

(上司は会議中に私物デバイスを使わないよう要求した。)

否定は not + 原形don’t/doesn’t は不可)

構文 there + be

We proposed that there be more time for Q&A.

(Q&Aの時間をもっと設けるべきだと提案した。)

🔍 there be も原形ベースでOK

恋愛 提案

She suggested that we meet somewhere more private.

(もっと二人きりになれる場所で会うべきだと彼女は提案した。)

会話では自然な柔らかめの提案としてよく使う

名詞トリガー フォーマル

Their proposal was that the late fees be waived.

(延滞料金を免除すべきだというのが彼らの提案だった。)

名詞:proposal / request / requirement / recommendation など

疑問文 メタ提案

Do you suggest that he apologize to the client?

(彼は顧客に謝るべきだと提案しますか?)

本動詞側を疑問化:Do you suggest that + S + V(原形)

🇬🇧 英米比較:mandative should の使い方

英語圏でも「提案・要求・必要性」の表現は共通ですが、that節の動詞形に英米差があります。

地域 形式 例文 日本語訳 & メモ
should + 原形 または 原形(近年増加) It is important that he should be here. 彼がここにいるべきだというのは重要だ。
フォーマル文書や会議記録などで多用。
原形のみ(should を省略) It is important that he be here. 彼がここにいるべきだというのは重要だ。
新聞記事や公式声明で特に目立つ。
  • 🔹
    米式の原形は「仮定法現在」と呼ばれ、shouldを使わないのが標準。
  • 🔹
    英式のshouldはニュアンスがややフォーマルで、相手に丁寧さを感じさせる。
  • 🔹
    近年は英国でも米式の原形が増加しており、国際ビジネスでは米式が無難。
⚠️ よく使うトリガー動詞・形容詞・名詞(意味付き)

以下の語は that + S + (should) + 動詞原形 を導く代表的なトリガーです。英米どちらの形式でも共通して使えます。

🔹 動詞(要求・提案・命令)
insist 強く主張する
demand 要求する
recommend 勧める
suggest 提案する
request 依頼する
propose 提案する
require 必要とする
advise 助言する
🔹 形容詞(必要性・妥当性・重要性)
necessary 必要な
essential 不可欠な
important 重要な
appropriate 適切な
urgent 緊急の
vital 極めて重要な
🔹 名詞(提案・要求・決定)
proposal 提案
recommendation 勧告
requirement 要件
request 依頼
suggestion 提案
decision 決定
📌 覚え方のコツ(mandative 構文)
  • 🔹
    that節内は「人称・時制」に関係なく動詞は原形!
    これは「仮定法現在」の特徴。未来や過去のことでも形は変わらない。
    例:They insisted that she be here on time.(彼らは彼女が時間通り来るべきだと主張した)
  • 🔹
    英式は should + 原形、米式は原形のみ
    英式はややフォーマル、米式はシンプルで国際的にも通用。
    例:It is essential that he should attend.(英)
    It is essential that he attend.(米)
  • 🔹
    否定は not + 原形
    助動詞の否定形は使わない。do/doesn't も不可。
    例:The teacher suggested that we not be late.
  • 🔹
    受動・there構文もそのまま原形
    受動は be + 過去分詞、there構文は there be の形で。
    例:They proposed that the rule be changed.
    We suggested that there be more discussion time.
  • 🔹
    トリガー単語を覚えるとラク
    動詞:suggest, recommend/形容詞:necessary, important
    → この単語を見たら「that節は原形!」と反射できるようにする。

🌟 コツ:パターンを丸ごと覚えると、長文読解でも「原形の理由」が瞬時にわかる!

🌏 文化的背景:mandative 構文のニュアンスと英米差

mandative 構文は、英語圏で提案・要求・必要性を表すときによく使われますが、 should を入れるか省くかでフォーマルさや地域的な好みが異なります。

  • 🔹
    イギリス英語では should + 原形 を用いることが多く、ややフォーマルで丁寧な印象。 ただし近年は米式の原形も増加傾向。
  • 🔹
    アメリカ英語では should を省略して原形にするのが標準(仮定法現在)。 契約書や公式声明、ニュース記事でも頻出。
  • 🔹
    日常会話では米式がカジュアルで短く、英式は丁寧さを出したいときに有効。

💡 国際ビジネスや学術文書では米式が無難ですが、英国圏の相手やフォーマルスピーチでは英式を選ぶと好印象です。

📘 Lesson024 まとめ:should の5つの主要用法

🎯 学習のポイント

  • 🔹
    義務・助言(📝):相手に行動を促す、またはアドバイスを与えるときに使用。
    例:You should see a doctor.(医者に診てもらった方がいい)
  • 🔹
    推量(🔍):確信度はmayより高く、mustより低め。
    例:She should be home by now.(彼女は今ごろ家にいるはずだ)
  • 🔹
    控えめな意見(💬):柔らかく、自分の意見を提示するニュアンス。
    例:I should think so.(そう思いますよ)
  • 🔹
    驚き・遺憾(😲)Why should...? や強調構文で感情を表す。
    例:Why should he say that?(なぜ彼がそんなことを言うの?)
  • 🔹
    提案・要求(📢)mandative 用法。that節では原形(米式)またはshould + 原形(英式)を使う。
    例:He suggested that she apply for the job.(彼は彼女にその仕事に応募するよう勧めた)

⚖️ ニュアンス比較表(義務・推量)

強さの度合いと使い分けを一目で確認できます。例文は日常会話寄りにしています。

意味 強い 中間 弱い
義務
やらなければならない
must
You must wear a helmet.
should
You should eat more vegetables.
had better
You had better call her now.
推量
たぶん〜だろう
must
He must be tired.
should
The train should arrive soon.
may
It may rain later.
💡 ポイント:shouldは「中間の強さ」— 義務でも推量でも“ほどよい控えめさ”を出せます。

🎯 学習到達チェックリスト

以下の項目がスムーズにできれば、このレッスンはマスターです!

  • must / should / had better の強さの違いを説明できる
  • ✅ 義務と推量で使う助動詞を3種類ずつ例文で言える
  • ✅ 英米の助動詞の使い分けを1つ以上説明できる
  • ✅ 実生活の場面(仕事・旅行・日常)で自然な例文を作れる

💬 実践ワンフレーズ集(状況別)

日常のさまざまな場面で、今回学んだ助動詞を使ってみましょう。

🛠 職場で

  • You must submit the report by 5 PM.(午後5時までに報告書を提出しなければなりません)
  • You should double-check the data before sending.(送信前にデータを再確認したほうがいいです)

🏠 家庭で

  • You must lock the door before leaving.(出かける前にドアに鍵をかけなければなりません)
  • You should water the plants twice a week.(植物には週に2回水をあげたほうがいいです)

✈️ 旅行中

  • You must carry your passport at all times.(常にパスポートを携帯していなければなりません)
  • You should try the local seafood restaurant.(地元のシーフードレストランを試してみるといいですよ)

🗂 よく使うトリガー動詞・形容詞

特定の助動詞や構文を導くきっかけになる動詞・形容詞をまとめました。意味も一緒に覚えると会話でスムーズに使えます。

🔹 動詞(Verb)

insist(主張する) recommend(推薦する) suggest(提案する) advise(助言する) demand(要求する)

🔹 形容詞(Adjective)

essential(不可欠な) important(重要な) necessary(必要な) vital(極めて重要な) urgent(緊急の)

📜 文化的背景ミニコラム

英語圏では、義務・推量・助言などの表現は直接的すぎると命令的に聞こえることがあります。 特にアメリカではカジュアルにshouldcouldを使って柔らかく伝えることが多い一方、 イギリスではshallが丁寧な提案や正式な文書で今も使われます。

例えばビジネスメールで「〜すべきです」と書く場合、アメリカでは should、イギリスでは shall が好まれる傾向があります。 文化背景を知ることで、より相手に合ったニュアンスで伝えることができます。

💡 日本語の「〜しなさい」に近い強さを避けたいときは、might want toIt would be better to など間接的な表現を使うと安心です。

📌 覚え方のコツ

  • イメージで覚える: must は「赤信号」、should は「青信号だけど注意」、may は「黄色信号」のように強さを色で覚える。
  • 会話シーンを想定: 「友達に勧める」「上司に助言する」「規則を守る」など具体的状況を3つ決め、その場面で使うフレーズをセットで覚える。
  • 日本語→英語変換練習: 普段の会話やSNS投稿を頭の中で英語にしてみる。
    例:「早く寝なさい」→ You should go to bed early.

🚀 モチベーションメッセージ

あなたが今日学んだ表現は、単なる文法ではなく「相手との距離を縮める鍵」です。
海外の人と話すとき、映画のセリフを聞くとき、仕事で英語を使うとき—— この鍵があれば、自信を持ってドアを開けられます。

小さな一歩でも構いません。
今日覚えたフレーズを、次に英語を使う場面でひとつ試してみましょう。
その瞬間、英語が「学んだこと」から「あなたのもの」になります。

📚 英文法 全120 Lesson