心理や被害を表す受動態 |
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Lesson 035 |
目次
心理などを表す受動態
驚く、喜ぶ、悲しむ、失望する、怒るなどの感情は外部要因によって生じるため英語では ふつう 受動態 を用いて表します。感情を表す場合の過去分詞は形容詞的な意味合いが強い。 また感情の原因については普通 by 以外の前置詞で表されるが、不定詞や that 節で表されることもあります。
I was very surprised at his success.
( 彼の成功にとても驚いた。 )
「 ~ された 」という受動性を強調したいときは動詞的な意味合いが強くなるため very を much に、 at を by に代えます。
He was disappointed with the result.
( 彼は結果に失望した。 )

She is satisfied of her innocence.
( 彼女は自分の無実を確信している。 )
上記以外の感情を表す受動態に用いられる主な過去分詞は以下の通り。
amused ( ~ を楽しんで )
annoyed ( ~ にいらいらして )
ashamed ( ~ を恥じて )
astonished ( ~ に驚いて )
confused ( ~ に困惑して )
contented ( ~ に満足して )
delighted ( ~ 大いに喜んで )
discouraged ( さらに期待を失わせた )
excited ( ~ に興奮して )
embarrassed ( ~ に困惑して )
frightened ( ~ に怖がって )
interested ( ~ に興味をもって )
irritated ( ~ にいらいらして )
offended ( 調子が悪い )
pleased ( ~ に喜んで )
relieved ( ~ にほっとして )
scared ( ~ におびえて )
shocked ( ~ に衝撃を受けて )
upset ( 心配させる )
worried ( ~ を心配して )
被害などを表す受動態
被害や災害などに関しても人や物が自身で起こすものではないため受動態を用いることが多い。
He was drowned in the river.
( 彼は川で溺死しました。 )
Three people were injured in the accident.
( 3 人がそのアクシデントで怪我をしました。 )
We were wrecked in our boat last night.
( 私達の船は昨夜難破した。 )
その他の受動表現
3 - 1. ( have / get / make ) + 目的語 + 過去分詞
この形式は目的語に対して「 ~ される 」という被害や 「 ~ してもらう 」という 使役の意味を表します。
I got my arm broken.
( 私を腕を骨折しました。 )
I had my purse stolen.
( 私は財布を盗まれた。 )
No matter how she tried, she could not make herself understood.
( どんなに努力をしても、彼女は自分を理解してもらえないだろう。 )
3 - 2. 能動態で受動表現
sell ( 売れる ) などのように形は能動態でも受動的な意味を表すことができる動詞があります。この表現ではふつう well などの副詞を伴うか否定の形で用いられます。
This book sells well.
( この本はよく売れる。 )
Such houses rent easily/
( こういう家は借り手がすぐつく。 )
There was no time to lose.
( むだにする時間は無かった。 )
< 主な能動受動態の動詞 >
bake ( 焼ける )
catch ( ひっかかる )
cook ( 料理される )
cut ( 切れる )
handle ( 扱える )
keep ( 長持ちする )
read ( 読める )
ride ( 乗れる )
sell ( 売れる )
tear ( 破れる )
wash ( 洗濯がきく )
wear ( 使用に耐える )