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不定詞を含む構文

Lesson 037

目次

疑問詞 + to 不定詞

   whatwhich などの疑問代名詞や wherewhen などの疑問副詞の直後に 「 to 不定詞 」 を置くと 「 ~ すべき 」 という意味を表す名詞句になり、文中で主語・目的語・補語の働きをします。

what to ( 何を ~ すべきか [ したらよいか ] )
which to ( どっちを ~ すべきか [ したらよいか ] )
when to ( いつ ~ すべきか [ したらよいか ] )
where to ( どこに ~ すべきか [ したらよいか ] )
how to ( いかに ~ すべきか [ したらよいか ] )
who to ( 誰が ~ すべきか [ したらよいか ] )
whom to ( 誰に (を) ~ すべきか [ したらよいか ] )

1 - 1.  主語となる場合

What to say is more important than how to say.

( 何を言うべきかは、どう言うべきかより重要だ。 )

Where to begin is more difficult than where to stop.

( どこから始めるのかは、どこでやめるかということよりも難しい。 )

1 - 2.  目的語となる場合

I don't know where to go.

( 私はどこへ行くべきか知らない。 )

Tell me whether to trust him.

( 彼を信じていいかどうか教えて。 )

1 - 3.  補語となる場合

The question is how to do it.

( 問題はそれをどうするかだ。 )

The question is when to start it.

( 問題はそれをいつ始めるべきかだ。 )

be to 不定詞

   不定詞を be の補語とする形容詞的用法で、予定・義務・運命・可能 などの意味を表します。いずれの意味を表すかは文脈から判断することになります。

2 - 1.  予定

   「 ~ することになっている 」「 ~ する予定である 」という意味で公的な計画など主語の意志によらない取り決めなどを表します。

The concert is to be held on Sunday.

( そのコンサートは日曜日に開かれる予定です。 )

  不定詞が完了形になると 「 ~ することになっていたが、しなかった 」 という非現実の意味になります。

The concert was to have been held on Sunday.

( そのコンサートは日曜日に開かれる予定だったが開かれなかった。 )

2 - 2.  義務・命令

   「 ~ すべきである 」 という意味で、学校や企業などの権威のある第 3 者が課す義務・命令を表します。

These items are not to be taken on the airplane.

( これらの品物の機内への持ち込みは禁止です。 )

2 - 3.  運命

   「 ~ する運命である 」 という意味で、神や運命によってもたらされる状態や動作を表します。主に過去時制が用いられます。

He was never to see his motherland again.

( 彼は再び母国の土を踏むことはなかった。 )

2 - 4.  可能

通常、否定文で受動態の不定詞が用いられます。

Not a soul was to be seen on the street.

( 路上には人っ子一人見られなかった。 )

2 - 5.  意志

「 ~ しようとする ( つもり ) 」という意味でif 節の中で用いられます。

We must streamline operations if we are to make a profit.

( 仮に利益を上げるのであれば、事業の合理化をしなければなりません。 )

seem to 不定詞

   「 ~ のようだ ( のように思われる ) 」という意味で、 It seems that ~ の文に言い換えることができます。

He seems to be sick.

It seems that he is sick.

( 彼は病気のようだ。 )

She doesn't seem to be attracted to him.

It doesn't seem that she is attracted to him.

( 彼女は彼が好きではないようだ )

  seem to 以外にも appear to ( ~ のように見える ( 思える ) ) 、 happen [ chance ] to ( たまたま ~ する ) などがあります。

Everyone appeared to be accounted for.

( みんな無事にそろっているようだった。 )

I happened to be in the bath when the phone rang.

( 電話が鳴った時たまたま私は風呂に入っていた。 )

不定詞を用いた慣用表現

4 - 1.  tooto

   「 … するには ~ すぎる 」「 あまりに ~ なので … できない 」という否定的な意味を含む表現で、不定詞の意味上の主語は to の前に for ~ を置いて表します。

He walks too fast to follow.

( 彼はあまりに歩くのが早すぎ追いつけない。 )

The stone is too heavy for her to move.

( その石は重すぎて彼女には動かせない。 )

4 - 2.  ~ enough to

   「 … するのに十分なだけ ( の ) ~ 」「 … するのに足りる ~ 」という意味で、この形式も不定詞の意味上の主語は to の前に for ~ を置いて表します。

You're not big enough to drink wine.

( ワインを飲めるほど大人にはなっていない。 )

This bike is light enough for a child to lift with one hand.

( この自転車は子供が片手で持ち上げられるほど軽い。 )

4 - 3.  soas to

「 … するくらい ~ 」という程度や「 とても ~ なので … する 」という結果の意味を表します。

She was so clever as to see through his plot at once.

( 彼女はとても利口だったので彼の陰謀をすぐに見抜いた。 )

4 - 4.  so as to ~ / in order to

   「 ~ するために 」 という目的の意味を表します。「 soas to … 」とよく似ているため意味の違いに注意が必要。

He is studying hard so as to pass the test.

( 彼は試験に受かるために一生懸命勉強している。 )

He has gone to England in order to study English.

( 彼は英語を勉強するためにイギリスへ行った。 )