英語学習 | Learning English

不定詞の主語(意味上の主語)

不定詞(to + 動詞原形)にも、動作の担い手=意味上の主語があります。
省略できる定番パターン(一般人/文の主語・目的語と一致)と、for + 人 + toIt is + 形容詞 + of + 人 + to の使い分けを、例でやさしく整理します。

Lesson 038

📘 目次

1. 不定詞の主語(意味上の主語)とは?

不定詞(to + 動詞原形)は「動作」を表すため、その動作をする人・もの(=意味上の主語)が必ず存在します。
ただし、その主語は文脈で明らかなら省略され、必要なときだけ for + 人 + to などで明示されます。

Lesson 038 / Section 1

まずは全体像

  • 意味上の主語=不定詞の「動作の担い手」。
  • 多くの文では省略される(「誰でも」「文の主語と同じ」「目的語と同じ」など)。
  • 省略できない/したくない場合は for + 人 + to中立的に明示
  • It is + 形容詞 + of + 人 + toその人への評価を表す特別な型(詳細はセクション3)。

学習TIP:まずは「省略されやすい3パターン」→「必要ならforで出す」→「評価はof」の順に覚えると迷いません。

場面 基本の型 意味上の主語の扱い 例(和訳)
一般人・文脈で明白 to + 動詞 省略 To see is to believe. ことわざ
(見ることは信じることだ)
文の主語と一致 S + V + to + 動詞 省略 She likes to work alone.
(彼女は一人で働くのが好きだ)
文の目的語と一致 V + O + to + 動詞 省略(= O が担い手) I want you to meet her.
(あなたに彼女と会ってほしい)
中立的に明示 for + 人 + to + 動詞 明示 It’s important for students to sleep well.
(学生がよく眠るのは大切だ)
人への評価を伴う It is + 形容詞 + of + 人 + to + 動詞 明示(評価) It was kind of you to help me.
(手伝ってくれて親切でしたね)

💬 例文で感覚をつかもう!

肯定文

This book is easy to read.

(この本は読むのが簡単だ。)

🔍 誰が読む? → 一般に読む人が想定され、意味上の主語は省略。

構造:S + be + 形容詞 + to + 動詞

否定文

She decided not to join the club.

(彼女はクラブに入らないことに決めた。)

🔍 誰が参加する(しない)? → She。文の主語と一致するため省略。

ポイント:不定詞の否定は not to

疑問文

Do you want me to call a taxi?

(タクシーを呼びましょうか?)

🔍 誰が呼ぶ? → me。目的語と一致するため me to で担い手が示される。

構造:V + O + to + 動詞

恋愛

I’d love to see you again.

(またあなたに会いたいです。)

💡 担い手は I(文の主語)なので省略される自然な型。

会話頻出:丁寧で温かい言い方。

🔥 コンパウンド効果:毎日1分、「誰がその動作をする?」と自問して例文を3つ読み上げてみましょう。
小さな反復が積み重なって、1週間後には「省略と明示の判断」がスッとできるようになります。

2. 意味上の主語を明示しない場合(ガイド)

不定詞の「動作の担い手=意味上の主語」は、文脈から誰が行うかが自然に分かるときは書かれません
このセクションでは、次の3つのケースを道しるべとして紹介し、詳細はそれぞれの小セクション(2-1/2-2/2-3)で学びます。 ①一般の人々・文脈で明白/②文の主語と一致/③文の目的語と一致

Lesson 038 / Section 2
Case 2-1

主語が一般の人々/文脈で明らかな場合

easy / difficult / dangerous / fun / important + to などは、 「だれでも(一般に人が)」という解釈が自然で、主語は省略されます。

  • This book is easy to read.
  • To see is to believe.
➡ 詳しく見る(2-1へ)
Case 2-2

文の主語と一致する場合

主語自身がその動作をするなら、to + 動詞だけでOK。plan / decide / hope / try などと相性◎。

  • She plans to study abroad.
  • He forgot to lock the door.
➡ 詳しく見る(2-2へ)
Case 2-3

文の目的語と一致する場合

V + O + to + 動詞 では、O が担い手になります。want / tell / ask / allow / expect などで頻出。

  • I want you to meet her.
  • The teacher told us to open our books.
➡ 詳しく見る(2-3へ)
コツ: 例文を読むたびに 「誰がその動作をする?」 と1秒で確認。答えが自然に言えるなら、意味上の主語は書かれていなくてOKです。

🔥 実行意図(Implementation Intention):
「もし to を見たら → 『誰がする?』と自問する」と決めておくと、読解・作文での迷いが激減します。

2-1. 主語が一般の人々や文脈で明らかな場合

形容詞 + to 不定詞(例:easy / difficult / dangerous / fun / important + to …)のように、 「ふつう人がやるよね」と自然に分かる場面では、不定詞の意味上の主語は書かれません例:This book is easy to read.(=この本は読むのがやさしい)→「誰が読む?」は一般の読み手と解釈。

Lesson 038 / Section 2-1

まずは「だれが〜する?」だけ確認!

形容詞 + to 不定詞(例:easy / difficult / dangerous / fun / important + to …)では、 ふつう人がすると考えるため、意味上の主語は書かれません

  • 🔹 代表例:easy todifficult todangerous tofun toimportant to
  • 🔹 だれにとってかを言いたいときだけ for + 人 を追加: for beginners / for children など

S + be + 形容詞 + to + 動詞

To + 動詞 + be + 名詞/形容詞

クイック例

This book is easy to read.

To see is to believe.

TIP まずは「形容詞 + to = 主語は省略」の型で覚え、必要なときだけ for + 人 を足す、と考えると迷いません。

💬 例文で感覚をさらに磨こう!

基本型

This book is easy to read.

(この本は読むのがやさしい。)

🔍 「誰が読む?」→ 一般の読み手。意味上の主語は書かれません。

構造:S + be + easy + to + 動詞 / 単語メモ:easy=やさしい

否定的ニュアンス

It’s difficult to wake up early.

(早起きするのはむずかしい。)

🔍 一般に多くの人が感じる事実 → 主語は省略。

単語メモ:difficult=むずかしい / wake up=起きる

注意

It’s dangerous to swim here.

(ここで泳ぐのは危険だ。)

🔍 「誰が泳ぐ?」→ 一般の人。for + 人 は通常不要。

単語メモ:dangerous=危険な

学校・生活

It’s important to wash your hands.

(手を洗うことは大切だ。)

🔍 ふつう誰もが行う行動 → 主語は一般の人。

単語メモ:important=大切な / wash=洗う

楽しい表現

It’s fun to play with a puppy.

(子犬と遊ぶのは楽しい。)

🔍 行為者は一般の人。主語は書きません。

単語メモ:fun=楽しい / puppy=子犬

安全

It’s safe to drink tap water here.

(ここの水道水は飲んでも安全だ。)

🔍 誰が飲む? → 一般の人。

単語メモ:safe=安全な / tap water=水道水

文化・マナー

It’s common to take off your shoes in Japan.

(日本では靴を脱ぐのがふつうだ。)

🔍 行為者は一般の人々。

単語メモ:common=一般的な / take off=脱ぐ

礼儀・道徳

It’s polite to say “thank you.”

(「ありがとう」と言うのは礼儀正しい。)

🔍 だれでも守るマナー → 一般の人。

単語メモ:polite=礼儀正しい

禁止・非推奨

It’s wrong to cheat on exams.

(テストでカンニングするのは間違いだ。)

🔍 倫理判断の一般論 → 主語は省略。

単語メモ:wrong=よくない / cheat=不正をする

日常会話

It’s hard to find a seat on this train.

(この電車で席を見つけるのは大変だ。)

🔍 hard=difficult(むずかしい)の口語的言い方。

単語メモ:hard=大変な・むずかしい / seat=座席

型:too … to

This coffee is too hot to drink.

(このコーヒーは熱すぎて飲めない。)

🔍 「〜すぎて…できない」の定番パターン。行為者は一般の人。

構造:S + be + too + 形容詞 + to + 動詞

型:enough to

The bag is light enough to carry.

(そのカバンは運べるくらい十分に軽い。)

🔍 「〜するのに十分 …だ」。行為者は一般の人。

構造:S + be + 形容詞 + enough + to + 動詞

疑問文

Is it okay to bring water into the library?

(図書館に水を持ち込んでも大丈夫ですか。)

🔍 okay to=「〜してもよい」。行為者は一般の来館者。

ことわざ

To see is to believe.

(見ることは信じることだ。=百聞は一見にしかず)

🔍 不定詞主語の定番。担い手=一般の人。

恋愛

It’s not easy to say “I love you.”

(「愛してる」と言うのはかんたんじゃない。)

🔍 多くの人にとってむずかしい → 主語は一般の人。

比較ヒント: 一般論は It’s easy to… でOK。
「誰にとって」を強調したいときだけ for + 人 を付けます。
例:It’s easy for beginners to read this.(初心者にとって読みやすい)

🧭 頻出形容詞チートシート(カテゴリ別)

It’s + 形容詞 + to ~」の定番表現を、難易度・安全/可否・マナー・重要性・一般性の5カテゴリで確認できます。

Quick Reference
バッジの意味: 難易度 安全・可否 マナー・善悪 重要・必要 一般性

A. 難易度(どれくらい大変?)

easy / hard / difficult は「〜するのが(やさしい/大変/むずかしい)」を表す基本セット。 誰がやるかは一般の人と解釈されるので、ふつう for + 人 は不要です。

形容詞 意味(やさしい説明) よくある型 例(和訳)
難易度 easy(イージー) やさしい・かんたん It’s easy to + 動詞 It’s easy to read this book.
(この本は読むのがやさしい)
難易度 hard(ハード) 大変・むずかしい(口語) It’s hard to + 動詞 It’s hard to find a seat.
(席を見つけるのは大変だ)
難易度 difficult(ディフィカルト) むずかしい(ややかたい) It’s difficult to + 動詞 It’s difficult to wake up early.
(早起きはむずかしい)
難易度 too ... to 〜すぎて…できない S + be + too 形容詞 + to + 動詞 This coffee is too hot to drink.
(熱すぎて飲めない)
難易度 ... enough to …するのに十分〜だ S + be + 形容詞 + enough + to + 動詞 The bag is light enough to carry.
(運べるくらい十分に軽い)

B. 安全・可否(して大丈夫?危ない?)

safe=安全、dangerous=危険、okay=してもよい・大丈夫。 一般の人が対象の一般論としてよく使います。

形容詞 意味(やさしい説明) よくある型 例(和訳)
安全・可否 safe(セイフ) 安全だ It’s safe to + 動詞 It’s safe to drink tap water here.
(ここでは水道水を飲んでも安全だ)
安全・可否 dangerous(デンジャラス) 危険だ It’s dangerous to + 動詞 It’s dangerous to swim here.
(ここで泳ぐのは危険だ)
安全・可否 okay(オーケー) してもよい・大丈夫 Is it okay to + 動詞 ... ? Is it okay to bring water into the library?
(図書館に水を持ち込んでも大丈夫ですか)

C. マナー・善悪(してよい?礼儀正しい?)

polite=礼儀正しい、rude=失礼な、wrong=よくない、right=よい/正しい、nice=いい感じ・好ましい。
日常の「こうした方がいい/やめた方がいい」を、一般論として伝えます。

形容詞 意味(やさしい説明) よくある型 例(和訳)
マナー・善悪 polite(ポライト) 礼儀正しい It’s polite to + 動詞 It’s polite to say “thank you.”
(「ありがとう」と言うのは礼儀正しい)
マナー・善悪 rude(ルード) 失礼だ It’s rude to + 動詞 It’s rude to interrupt people.
(人の話をさえぎるのは失礼だ)
マナー・善悪 wrong(ロング) よくない・間違っている It’s wrong to + 動詞 It’s wrong to cheat on exams.
(テストで不正をするのはよくない)
マナー・善悪 right(ライト) 正しい・よい It’s right to + 動詞 It’s right to help others.
(人を助けるのは正しいことだ)
マナー・善悪 nice(ナイス) (感じが)よい・好ましい It’s nice to + 動詞 It’s nice to meet you.
(お会いできてうれしいです)

D. 重要・必要(やった方がいい?必要?)

important=大切、necessary=必要、convenient=便利。 一般論ならそのまま、「誰にとって」を特定したいときは for + 人 を付けましょう。

形容詞 意味(やさしい説明) よくある型 例(和訳)
重要・必要 important(インポータント) 大切だ It’s important to + 動詞 It’s important to wash your hands.
(手を洗うことは大切だ)
重要・必要 necessary(ネセサリー) 必要だ It’s necessary to + 動詞 It’s necessary to wear a helmet.
(ヘルメットを着用することは必要だ)
重要・必要 convenient(コンヴィニエント) 便利だ It’s convenient (for 人) to + 動詞 It’s convenient to shop online.
(ネットで買い物するのは便利だ)

👉 「誰にとって」を言いたい時:It’s convenient for students to shop online.

E. 一般性(どのくらい“ふつう”?)

common=一般的、normal=ふつう、unusual=めずらしい。 文化・習慣の説明でよく使います。

形容詞 意味(やさしい説明) よくある型 例(和訳)
一般性 common(コモン) 一般的だ It’s common to + 動詞 It’s common to take off your shoes in Japan.
(日本では靴を脱ぐのがふつうだ)
一般性 normal(ノーマル) ふつうだ・当たり前だ It’s normal to + 動詞 It’s normal to feel nervous before a test.
(テスト前に緊張するのはふつうだ)
一般性 unusual(アンユージュアル) めずらしい It’s unusual to + 動詞 It’s unusual to see snow here in April.
(ここで4月に雪を見るのはめずらしい)
注意: このセクションは「It’s + 形容詞 + to」(一般論)です。
「その人は〜だ」という人への評価It is + 形容詞 + of + 人 + to(例:It was kind of you to…)。詳しくは 3-2 で扱います。

よくある疑問:for + 人 をつけたらダメ?」

基本はつけなくてOK。ただし「誰にとって」をハッキリ言いたいときは、for + 人 をつけられます。
例:It’s difficult for beginners to read this.(初心者にとって読むのがむずかしい)

🚀 スモールステップ法:毎日30秒でOK。「形容詞 + to」を見たら『誰がする?』→『一般の人!』と声に出して確認。
小さな習慣が積み重なると、読解スピードと英文の自然さが確実に上がります。

2-2. 文の主語と一致する場合

文の主語(S)自身が to + 動詞 の動作をするなら、意味上の主語は書かずS + V + to + 動詞 の形で表します。例:She decided to study.

Lesson 038 / Section 2-2

まずはココだけ!

  • S(主語)= 行為者のときは to + 動詞 だけを書けばOK(for + 人 は不要)。
  • よく一緒に使う動詞:plan decide hope want try learn promise agree refuse
  • 否定は not toto の前に置く(例:decide not to give up)。
動詞(読み) よくある意味 例(和訳)
plan(プラン) 〜するつもりだ・計画する plan to + 動詞 She plans to study abroad.
(彼女は留学するつもりだ)
decide(ディサイド) 〜することに決める decide to + 動詞 They decided to start early.
(彼らは早く始めることに決めた)
hope(ホープ) 〜したいと願う/〜であることを望む hope to + 動詞 I hope to see you again.
(また会いたい)
try(トライ) 〜しようと努力する try to + 動詞 He tries to exercise every day.
(彼は毎日運動しようと努めている)
learn(ラーン) 〜できるようになる・学ぶ learn to + 動詞 She learned to code.
(彼女はコーディングができるようになった)
promise / agree / refuse 約束する/同意する/断る promise/agree/refuse to + 動詞 He promised to call me. / They agreed to help.

💬 例文で感覚をつかもう!(主語=行為者)

学校・将来

She plans to study abroad next year.

(彼女は来年留学するつもりだ。)

🔍 誰が「勉強する」? → She(主語)。だから for + 人 は不要。

構造:S + plan + to + 動詞 / 単語メモ:plan=計画する、abroad=海外へ

決断

They decided to start early.

(彼らは早く始めることに決めた。)

🔍 行為者=They。意味上の主語を書かない型。

単語メモ:decide=決める、start=始める、early=早く

願い

I hope to see you again.

(またあなたに会いたいです。)

🔍 行為者=I。主語と一致。

単語メモ:hope=望む、again=もう一度

疑問

Do you want to try again?

(もう一度やってみたいですか?)

🔍 試すのは you(主語)。

単語メモ:want=〜したい、try again=もう一度やってみる

努力

He tries to exercise every day.

(彼は毎日運動しようと努めている。)

🔍 誰が運動する? → He

単語メモ:try to=努力して〜する、exercise=運動する、every day=毎日

習得

She learned to code last year.

(彼女は去年プログラミングができるようになった。)

🔍 行為者=She

単語メモ:learn to=〜できるようになる、code=プログラミングする、last year=去年

約束

He promised to call me tonight.

(彼は今夜電話すると約束した。)

🔍 電話するのは He

単語メモ:promise=約束する、tonight=今夜

同意

They agreed to share the room.

(彼らは部屋を一緒に使うことで合意した。)

🔍 行為者=They

単語メモ:agree=同意する、share=共有する、room=部屋

断る

She refused to answer the question.

(彼女はその質問に答えるのを断った。)

🔍 答えないのは She

単語メモ:refuse=拒否する、answer=答える、question=質問

成功

He managed to solve the problem.

(彼はなんとかその問題を解くことができた。)

🔍 manage to=「苦労の末にうまく〜する」。行為者=He

単語メモ:solve=解く、解決する、problem=問題

失敗

I failed to catch the last train.

(私は終電に乗りそこねた。)

🔍 fail to=「〜できなかった」。行為者=I

単語メモ:catch=つかまえる/乗る、last train=終電

ふるまい

He pretended to be asleep.

(彼は寝ているふりをした。)

🔍 行為者=He(「ふりをする」のも主語自身)。

単語メモ:pretend=ふりをする、asleep=眠って

やるべきこと

Don’t forget to lock the door.

(ドアに鍵をかけるのを忘れないで。)

🔍 鍵をかけるのは you(主語=行為者)を想定。

単語メモ:forget to=〜するのを忘れる、lock=鍵をかける

否定

I decided not to give up.

(私はあきらめないことに決めた。)

🔍 notto の直前に置く(decided not to …)。

単語メモ:give up=あきらめる

恋愛・丁寧

Would you like to join us?

(よかったら一緒にどう?)

🔍 would like to=丁寧な「〜したい」。行為者は you

単語メモ:join=参加する

旅行・日常

We want to visit Kyoto this summer.

(私たちはこの夏、京都を訪れたい。)

🔍 行為者=We(主語)。

単語メモ:visit=訪れる、this summer=この夏

よくあるミス: 主語=行為者のときに for + 人 を入れない。
She plans for to study abroad. → 不自然(for は不要)
She plans to study abroad.
ことばの区別: forget to V(〜するのを忘れる)と forget V-ing(〜したことを忘れる)は意味が違います。
例:He forgot to lock the door.(鍵をかけ忘れた)/He forgot locking the door.(鍵をかけたことを忘れた)
try to V(努力する)と try V-ing(試しにやってみる)も使い分けに注意。

🧰 よく出る動詞バンク(読み方つき)

主語=行為者」のときに to + 動詞 と相性が良い動詞を、やさしい日本語+カタカナ読みでまとめました。 例文はすべて音声再生できます。

動詞(読み) 意味(やさしい説明) よくある形 例(和訳)
計画 plan(プラン) ~するつもりだ・計画する plan to + 動詞 We plan to study together. (私たちは一緒に勉強するつもり)
決断 decide(ディサイド) ~することに決める decide to + 動詞 She decided to join the club. (彼女はクラブに入ることに決めた)
願い hope(ホープ) ~したいと願う/~を望む hope to + 動詞 I hope to see you there. (そこで会えるといいな)
希望 want(ウォント) ~したい want to + 動詞 They want to try again. (彼らはもう一度やってみたい)
努力 try(トライ) ~しようとする/努力する try to + 動詞 He tries to get up early. (彼は早起きしようと努めている)
習得 learn(ラーン) ~できるようになる・学ぶ learn to + 動詞 She learned to cook by herself. (彼女は自分で料理を覚えた)
約束 promise(プロミス) ~すると約束する promise to + 動詞 I promise to be on time. (時間どおりに来ると約束します)
同意 agree(アグリー) ~することに同意する agree to + 動詞 We agreed to share the room. (私たちは部屋を共有することで合意した)
拒否 refuse(リフューズ) ~するのを断る refuse to + 動詞 She refused to answer. (彼女は答えるのを断った)
成功 manage to(マネジ トゥ) なんとか~できる(苦労して成功) manage to + 動詞 He managed to fix it. (彼はなんとかそれを直せた)
失敗 fail to(フェイル トゥ) ~できない(失敗する) fail to + 動詞 I failed to catch the bus. (バスに乗りそこねた)
ふり pretend to(プリテンド トゥ) ~するふりをする pretend to + 動詞 He pretended to be asleep. (彼は寝ているふりをした)
やるべきこと remember to(リメンバー トゥ) わすれずに~する remember to + 動詞 Remember to lock the door. (ドアに鍵をかけるのを忘れないで)
やるべきこと forget to(フォゲット トゥ) ~するのを忘れる forget to + 動詞 Don’t forget to do your homework. (宿題をするのを忘れないで)

forget doing は「~したことを忘れる」(過去の出来事)で意味が違います。

❓ ミニQ&A(2-2の要点)

Q1. want towould like to の違いは?

want to=ふつうの「~したい」(ストレート)。would like to=ていねいな「~したい」(やわらかい言い方)。

I want to go home. (家に帰りたい)
I would like to go home. (家に帰りたいのですが…)

Q2. 否定の not はどこに置くの?

to直前に置きます:decide not to + 動詞

I decided not to give up. (あきらめないことに決めた)
She promised not to be late. (彼女は遅れないと約束した)

🚀 if-thenプランニングもし decide/plan/hope/try を見たら → 「主語がやる!」と即断しよう。
判断の自動化は読解スピードを押し上げ、作文でも迷いが減ります。

2-3. 文の目的語と一致する場合

文の中で 目的語(O)to + 動詞 の動作を行うとき、
意味上の主語=O(目的語) となり、V + O + to + 動詞 の形を使います。
例:I want you to come.(私はあなたに来てほしい)

ポイント:for + 人 + to は「中立に担い手を出す」型(3-1)。この2-3では目的語が明確なのでふつう for は不要です。

Lesson 038 / Section 2-3
型(パターン)

V + O + to + 動詞

  • V=「頼む・言う・望む」などの動詞
  • O=実際に行動する人(担い手)
  • to + 動詞=すること
だれが動く?

O(目的語) が動作の担い手!

例:The teacher told us to stand up.
(立つのは us

代表動詞
want(ウォント)= 〜してほしい tell(テル)= 言う・指示 ask(アスク)= 頼む allow(アラウ)= 許可 expect(エクスペクト)= 期待 invite(インヴァイト)= 招く advise(アドヴァイズ)= 助言

👀 1行でつかむ(だれが動く?=O)

  • I want you to study. あなたに勉強してほしい)
  • The teacher told us to read. (先生は私たちに読むよう言った)
  • She asked me to wait. (彼女はに待つよう頼んだ)
Do / Don’t:
V + O + to を使う(O が担い手)… I want you to come. I want for you to come.(冗長/不自然)→ 目的語があるときは for は不要 💡 helpto を省略可:help O (to) do(どちらもOK)
1秒チェック: その動作をするのは 主語? → 2-2目的語? → 今ココ(2-3)一般の人? → 2-1

💬 例文で感覚をつかもう!(担い手=目的語)

学校

The teacher told us to open our books.

(先生は私たちに本を開くように言った。)

🔍 立ち上がる/開くのは us(目的語)。

構造:tell + O + to + 動詞 / 単語メモ:told=tellの過去形、open=開く

恋愛

I want you to be happy.

(あなたに幸せでいてほしい。)

💡 幸せでいるのは you(目的語)。

構造:want + O + to + 動詞 / 単語メモ:want=〜してほしい、happy=幸せな

依頼・質問

Could you ask her to call me?

(彼女に私に電話するよう頼んでもらえますか?)

🔍 電話するのは her(目的語)。

構造:ask + O + to + 動詞 / 単語メモ:ask=頼む、call=電話する

お願い

Please tell him to wait here.

(ここで待つように彼に言ってください。)

🔍 待つのは him

単語メモ:tell=言う/指示する、wait=待つ

許可

They allowed us to use the gym.

(彼らは私たちが体育館を使うのを許可した。)

🔍 使うのは us

構造:allow + O + to + 動詞 / 単語メモ:allow=許可する、gym=体育館

期待

My parents expect me to be home by nine.

(両親は私に9時までに帰ることを期待している。)

🔍 帰るのは me

単語メモ:expect=期待する、by nine=9時までに

励まし

Our coach encouraged us to practice more.

(コーチは私たちにもっと練習するよう励ました。)

🔍 練習するのは us

単語メモ:encourage=励ます、practice=練習する

招待

He invited me to join the team.

(彼は私をチームに入るよう誘った。)

🔍 加わるのは me

単語メモ:invite=招く/誘う、join=参加する

リマインド

Please remind me to bring my ID.

(身分証を持ってくるように私に思い出させてください。)

🔍 持ってくるのは me

単語メモ:remind=思い出させる、ID=身分証

強制

The storm forced us to cancel the trip.

(嵐のせいで、私たちは旅行を中止せざるを得なかった。)

🔍 中止するのは us

単語メモ:force=無理に〜させる、cancel=中止する、trip=旅行

工夫・説得

I got him to fix my bike.

(私は彼に自転車を直してもらった。)

🔍 直すのは himget O to=説得/工夫して〜させる。

単語メモ:fix=直す、bike=自転車

手伝い

He helped me (to) carry this box.

(彼は私がこの箱を運ぶのを手伝ってくれた。)

💡 help O (to) Vto があってもなくてもOK

単語メモ:carry=運ぶ、box=箱

否定

I asked him not to smoke here.

(ここでタバコを吸わないように彼に頼んだ。)

🔍 否定は notto の直前に置く。

単語メモ:smoke=喫煙する、here=ここで

疑問

Do you want me to check your homework?

(宿題をチェックしましょうか?)

🔍 チェックするのは me(目的語)。

単語メモ:check=確認する/チェックする、homework=宿題

よくあるミス:
  • say me to … → ✅ tell me to …(say ではなく tell + 人 + to
  • ask to him to … → ✅ ask him to …(ask + 人 + to の順)
  • I want for you to …(冗長) → ✅ I want you to

🗣️ 会話テンプレ(そのまま使える+返答例)

V + O + to + 動詞」=相手(O)が実際に動く型。申し出・依頼・指示をていねいに表せます。
単語メモ=中学生向けのやさしい意味

申し出・確認(ふつう)

Do you want me to help you?

(私が手伝いましょうか?=あなたは私に手伝ってほしい?)

単語メモ:want=〜してほしい / help=手伝う
返答例
Yes, please. I want you to help me.
(はい、お願いします。手伝ってほしいです。)

No, thank you. I’m fine.
(いいえ、結構です。大丈夫です。)
申し出(ていねい)

Would you like me to carry your bag?

(カバンをお持ちしましょうか?)

単語メモ:would like=ていねいな「〜したい」 / carry=運ぶ
返答例
That would be great, thank you!
(助かります、ありがとう!)

No, thank you. I can carry it.
(いいえ大丈夫です。自分で持てます。)
伝言・依頼(ていねい)

Could you tell him to call me?

(彼に私に電話するよう伝えてもらえますか?)

単語メモ:tell 人 to=人に〜するよう言う / call=電話する
⚠️ say 人 to は不可。tell + 人 + to を使う。
返答例
Sure. I’ll tell him to call you.
(いいですよ。彼に電話するよう伝えます。)

Sorry, I can’t. I don’t have his number.
(ごめんなさい、できません。彼の番号を知りません。)
段取り・手配

I’ll ask her to join us.

(彼女に参加するよう私が頼んでおくよ。)

単語メモ:ask 人 to=人に〜するよう頼む / join=参加する
返答例
Great, thank you. That helps.
(助かります、ありがとう。)

It’s okay. I’ll ask her myself.
(大丈夫。私が自分で頼みます。)
お願い(シンプル)

Please tell them to be on time.

(時間どおりに来るように彼らに言ってください。)

単語メモ:on time=時間どおりに
返答例
Okay, I will.
(わかりました、そうします。)

Sorry, I can’t contact them now.
(ごめんなさい、今は連絡できません。)
否定の依頼

Do you want me not to say anything?

(何も言わないほうがいいですか?)

単語メモ:notto の直前に置く。
返答例
Yes, please. Don’t say anything.
(はい、お願いします。何も言わないでください。)

No, it’s okay. You can tell them.
(いいえ、大丈夫です。言ってかまいません。)

🧭 動詞コロケーション早見表(to の有無・ニュアンス)

「誰に」「何をしてほしいか」を表すときの型の違いをまとめました。太字は担い手(実際に動く人)。

動詞 基本の形 意味(やさしい) 例(和訳)
want want + O + to + V 〜してほしい I want you to try.(あなたに挑戦してほしい)
would like would like + O + to + V ていねいに〜してほしい I’d like you to join us.(参加してほしいです)
tell tell + O + to + V 人に〜するよう言う/指示する The teacher told us to read.(読むよう言った)
ask ask + O + to + V 人に〜するよう頼む She asked me to wait.(待つよう頼んだ)
allow allow + O + to + V 〜するのを許可する They allowed us to use the room.
encourage encourage + O + to + V 〜するよう励ます The coach encouraged us to practice.
invite invite + O + to + V 〜するよう招く/誘う He invited me to join the team.
let let + O + Vtoなし 〜させてやる(許可) My parents let me go out.(外出を許した)
make make + O + Vtoなし 無理やり〜させる(強制) The news made me cry.(泣かされた)
have have + O + Vtoなし 〜してもらう(依頼・手配) I had him fix my bike.(直してもらった)
get get + O + to + V 説得・工夫して〜させる I got her to help me.(手伝ってもらった)
help help + O (+ to) + Vto省略可 〜するのを手伝う He helped me (to) carry the box.
force force + O + to + V 無理に〜させる(原因で) The storm forced us to cancel.
remind remind + O + to + V 〜するよう思い出させる Please remind me to bring my ID.
expect expect + O + to + V 〜することを期待する They expect us to try.
advise advise + O + to + V 〜するよう助言する The doctor advised me to rest.
say say + 人 + to は不可 「言う」(内容にフォーカス) She said, “Sit down.”(「座って」と言った)
使い分けのコツ:
  • to なしlet / make / have(許可・強制・手配)。
  • helpto 省略可help O (to) V
  • get O to V=説得・工夫、force O to V=しかたなく(原因・強制)。
  • say ではなく tell + 人 + to を使う(人に指示するとき)。

❓ よくある質問(2-3:V + O + to + 動詞)

「誰がその動作をする?」をいつも確認しましょう。2-3では目的語(O)が行為者になります。

動詞 + 目的語 + to不定詞で、「Oが〜するように/〜してほしい」という形です。

I want you to study.(あなたに勉強してほしい)

主語(I)が望んでいるだけで、勉強するのは you(目的語)です。

for + 人 + to + 動詞 は「中立に担い手(人)を出す」形。主文の動詞に目的語がないときに使います。

  • It’s important for you to study.(あなたが勉強するのは大切)
  • I want for you to study. → 冗長/不自然
  • I want you to study.want + O + to

詳しくは 3-1:for + 主語 + to 不定詞 を参照。

tell は「人に言う/指示する」で、tell + 人 + to が使えます。say は「言う」(内容にフォーカス)で、ふつう say + 人 + to はできません。

  • The teacher told us to stand up.
  • The teacher said us to stand up. → 不可

ask + 人 + to + 動詞 の順番です。ask to 人 にはしません。

  • She asked me to wait.
  • She asked to me to wait.

  • help O (to) V:手助けする(to は省略可)
    例:He helped me (to) carry the box.
  • let O V:〜させてやる(許可)※toなし
    例:My parents let me go out.
  • make O V:無理やり〜させる(強制)※toなし
    例:The news made me cry.
  • get O to V:説得・工夫して〜させる
    例:I got him to help me.
  • have O V:〜してもらう(依頼・手配)※toなし
    例:I had him fix my bike.

※「to が付く/付かない」の違いに注意(let/make/have は to を付けません)。

否定notto の前へ、疑問は通常の語順(Do/Does/Did ... ?)。

  • 否定:I asked him not to smoke here.
  • 疑問:Do you want me to check it?

「人に〜するよう言われた/頼まれた」を表せます。

  • He was told to stay home.(彼は家にいるように言われた)
  • We were asked to be quiet.(私たちは静かにするよう頼まれた)

目的語(O)なので目的格(me / him / her / us / them)を使います。

主格(S)目的格(O)
ImeShe wants me to try.
hehimI told him to wait.
sheherThey asked her to help.
weusHe encouraged us to practice.
theythemInvite them to join.
ヒント:例文を読むたびに 「誰がその動作をする?」 と1秒でチェック。答えが O(目的語) なら、2-3の型でOK!

3. 意味上の主語を明示する場合

不定詞(to + 動詞の原形)にも行為者(だれが実際にする?)が存在します。
その「担い手」を文中で明確にしたいときは、次の3つの型を使います。

  • 3-1:for + 人 + to + 動詞(中立に「担い手」を出す)
  • 3-2:It is + 形容詞 + of + 人 + to + 動詞(人の性質評価:親切・不注意 など)
  • 3-3:It is + 形容詞 + for + 人 + to + 動詞(難易・可能・必要・適切 などの性質)
Lesson 038 / Section 3
🔎 1秒チェック:OF or FOR ?
  • OF 人物の性質を評価of + 人(kind / wise / careless / rude など)
    It’s kind of you to help.
    (手伝ってくれて親切ですね)
  • FOR 状況の性質(難易・必要・可能)for + 人(easy / difficult / important / possible など)
    It’s important for students to sleep well.
    (学生にとってよく眠ることは大切です)

3-1. for + 人 + to 不定詞

… for + 人 + to + 動詞

「だれが〜するか」を中立に示す基本形。名詞・形容詞・副詞の説明に広く使えます。

easy difficult important possible
This book is easy for children to read.
(この本は子どもが読むのにやさしい)

3-2. It is + 形容詞 + of + 人 + to 不定詞

It is + 形容詞 + of + 人 + to + 動詞

行為者(人)の性質・評価を述べる形。

kind wise careless rude
It was kind of you to help me.
(手伝ってくれて本当に親切でした)

3-3. It is + 形容詞 + for + 人 + to 不定詞

It is + 形容詞 + for + 人 + to + 動詞

状況の難しさ・必要性・適切さ・可能性などを述べる形。

easy difficult important necessary possible
It’s difficult for me to explain.
(私には説明するのがむずかしい)

🧭 ミニ比較:of + 人for + 人 の使い分け

迷ったら「人の性質を評価of + 人」「状況の性質(難易・必要・可能)for + 人」。

ラベル 型(パターン) 使いどころ よく使う形容詞(チップ) ミニ例(英文 → 和訳 → 音声)
OF It is + 形容詞 + of + 人 + to + 動詞 人の性質・評価(親切/不注意/賢明 など) kind generous wise honest careless rude foolish
It was careless of her to say that.
(そんなことを言うなんて、彼女は不注意だった)
FOR It is + 形容詞 + for + 人 + to + 動詞 状況の性質(難易/必要/可能/安全 など) easy difficult important necessary possible safe dangerous
It’s necessary for us to practice.
(私たちにとって、練習することは必要だ)
コツ:of + 人なら「その人ってどう?」、for + 人なら「その人にとってどう?」と覚えると迷いません。
学習ヒント:新しい表現は「例文を声に出す → 自分の状況で1文作る」の2ステップで一気に定着します。
たとえば It’s important for me to … にあなたの目標を入れて、今日の行動に落とし込みましょう。

3-1. for + 人 + to 不定詞

for + 人 + to + 動詞(原形) は、不定詞の動作を 「だれがするのか」を中立に示す基本形です。
「その人にとって〜すること」「その人が〜すること」という意味合いになり、 easy / difficult / important / necessary / possible などの形容詞と相性抜群。

  • 型:… for + 人 + to + 動詞
  • 意味:その人にとって〜すること/その人が〜すること
  • 使いどころ:形容詞(easy, important…)、名詞(time, way, place など)を説明
Lesson 038 / Section 3-1

🔰 ここからスタート:for + 人 + to 不定詞の基本イメージ

  • 型:… for + 人 + to + 動詞(原形)
  • 意味:その人にとって〜すること」「その人が〜すること」
  • よく使う場所: 形容詞のあと(It’s easy / difficult / important ...)、 名詞のあと(a book / time / place ...)、 文全体を説明(副詞的に目的や理由)
  • 文法のコツ:for + 人の「人」は目的格(me / him / her / us / them)。※ for I / for he は不可 → for me / for him
形容詞を説明

It’s + 形容詞 + for + 人 + to + 動詞

It’s important for students to sleep well.
(学生にとって、よく眠ることは大切だ)
easy difficult important necessary possible
名詞を説明

a(n) + 名詞 + for + 人 + to + 動詞

This is a good place for kids to study.
(ここは子どもたちが勉強するのに良い場所だ)
book time chance place
文全体を説明(副詞的)

… , for + 人 + to + 動詞(目的・理由)

He spoke slowly for everyone to understand.
(みんなが理解できるように、彼はゆっくり話した)
for me to … for us to …
Do / Don’t:
  • 目的格を使う:for me / for him / for them
  • I want for you to … は冗長 → ✅ I want you to …2-3の型)
  • 💡 人物評価は of + 人It was kind of you to help.
    (手伝ってくれて親切でした)
学習ヒント:声に出して言うと、記憶の定着率が大きく上がります(生成効果)。
例:今日の目標を It’s important for me to … に入れて、3回声に出す1分で自分の英作文までやってみよう!

💬 例文で感覚をつかもう!(for + 人 + to + 動詞)

学校

It’s easy for beginners to understand this rule.

(このルールは初心者にとって理解しやすい。)

構造:It’s + 形容詞 + for + 人 + to + 動詞

単語メモ:beginner=初心者 / understand=理解する / rule=規則

健康

It’s necessary for athletes to drink enough water.

運動選手には、十分に水を飲むことが必要だ。)

構造:It’s + 形容詞 + for + 人 + to + 動詞

単語メモ:necessary=必要な / athlete=運動選手 / enough=十分な

安全

It’s dangerous for kids to swim alone.

子どもが一人で泳ぐのは危険だ。)

単語メモ:dangerous=危険な / alone=一人で / swim=泳ぐ

名詞を説明

This is a safe place for children to play.

(ここは子どもたちが遊ぶのに安全な場所だ。)

構造:a + 名詞 + for + 人 + to + 動詞 / 単語メモ:safe=安全な / place=場所

目的・理由

She moved aside for others to pass.

ほかの人が通れるように、彼女は横によった。)

単語メモ:move aside=よける / pass=通る / others=ほかの人

too ~ to

The box is too heavy for me to carry.

(この箱は重すぎてには運べない。)

単語メモ:too … to …=…すぎて~できない / heavy=重い / carry=運ぶ

enough to

This room is big enough for us to study in.

(この部屋は私たちが勉強するのに十分に広い。)

単語メモ:enough=十分に / study=勉強する

日常

It’s common for people to make mistakes.

(人が間違いをするのはよくあることだ。)

単語メモ:common=ふつうの / mistake=間違い

マナー

It’s polite for you to say “thank you”.

(「ありがとう」と言うのは、あなたにとって礼儀正しい行いだ。)

単語メモ:polite=礼儀正しい

恋愛

It’s important for us to be honest with each other.

(お互いに正直でいることは、私たちにとって大切だ。)

単語メモ:honest=正直な / each other=お互い

💡 心を開くと関係が安定しやすくなる(心理学的にも◎)。

旅行

It’s difficult for me to find the station.

には駅を見つけるのがむずかしい。)

単語メモ:find=見つける / station=駅

可能?(疑問)

Is it possible for me to change seats?

が席を替えることは可能ですか?)

単語メモ:possible=可能な / change seats=席を替える

過去の様子

It was unusual for him to be late.

が遅れるなんて珍しかった。)

単語メモ:unusual=珍しい / be late=遅れる

学び方

The best way for you to learn English is to practice every day.

(英語を学ぶあなたにとって、いちばん良い方法は毎日練習することだ。)

単語メモ:the best way=最良の方法 / practice=練習する

よくあるミス:
  • for I / for he → ✅ for me / for him目的格を使う)
  • I want for you to … → ✅ I want you to …2-3の型)
  • 💡 否定は notto の直前へ:It’s better for you not to be late.(遅れないほうがいい)

❓ よくある質問(3-1:for + 人 + to 不定詞)

「だれが実際に動くの?」をはっきりさせたいときに使うのが for + 人 + to + 動詞。 ここでは、よくある疑問を一気に解決します。

その人にとって〜すること」「その人が〜すること」。
= 不定詞の動作の担い手(だれが実際にやるか)を示します。

It’s important for students to sleep well.
(学生にとって、よく眠ることは大切だ)

単語メモ:important=大切な / sleep=眠る

  • of + 人人物の性質・評価(親切・不注意 など)
  • for + 人状況の性質(難しさ・必要性・可能性 など)
It was kind of you to help.
(手伝ってくれて親切でした)
It’s necessary for us to practice.
(私たちにとって練習は必要だ)

さらに詳しくは 3-2(of + 人)3-3(for + 人) を参照。

担い手がだれでも同じ(一般的)なら省略OK。

It’s easy to use.
(使うのはかんたんだ)

※ だれかをはっきり指したいときは for + 人 を足す:It’s easy for beginners to use.

for + 人 の「人」は目的格:me / him / her / us / them。

It’s hard for me to explain.
(私には説明するのがむずかしい)

to の直前に置く:not to + 動詞

It’s better for you not to be late.
(遅れないほうがいい)

会話には to not もありますが、まずはテストで確実な not to を覚えよう。

  • 形容詞のあと:It’s easy for kids to study.
  • 名詞のあと:a good place for kids to study
  • 文全体を説明(目的):He spoke slowly for everyone to understand.
He spoke slowly for everyone to understand.
(みんなが分かるように、彼はゆっくり話した)

OKです(自然な口語)。フォーマルには in which to study もあります。

This room is big enough for us to study in.
(この部屋は私たちが勉強するのに十分広い)

Is it + 形容詞 + for + 人 + to … ? の形に。

Is it possible for me to change seats?
(私が席を替えることは可能ですか?)

単語メモ:possible=可能な / change seats=席を替える

  • too + 形容詞 + for 人 + to V
  • 形容詞 + enough + for 人 + to V
The box is too heavy for me to carry.
(その箱は私には重すぎて運べない)
This room is big enough for us to study in.
(この部屋は私たちが勉強するのに十分広い)

意味は近いですが、ニュアンスが少し違います。

  • It’s important for me to …=重要性を客観的に述べる
  • I should …=話し手の義務感・助言を強めに表す
It’s important for me to study every day. / I should study every day.
(毎日勉強するのが私にとって大切だ/私は毎日勉強すべきだ)

3-2. It is + 形容詞 + of + 人 + to 不定詞

この形は、行為者(人)の性質・評価を表します。
「その人が〜するなんて親切だ/不注意だ/賢明だ」など、人柄・態度にコメントするイメージです。

  • 型:It + be + 形容詞 + of + 人 + to + 動詞
  • 意味:「(人)が〜するとは ◯◯ だ(=その人の性質についての評価)」
  • よく使う形容詞:kind / generous / wise / honest / polite / careful / careless / rude / foolish など
Lesson 038 / Section 3-2

🔰 ここからスタート:評価の of で「人」をほめたり注意したり

of + 人は「その人ってどう?」という人物評価for + 人(3-3)は「その人にとってどう?」という状況評価です。迷ったらこの視点で考えましょう。

kind(親切な) generous(気前が良い) wise(賢明な) honest(正直な) polite(礼儀正しい) careful(注意深い) careless(不注意な) rude(失礼な)
ほめる(ポジティブ)
It’s kind of you to help me.
(手伝ってくれるなんて、あなたは親切ですね)
単語メモ:kind=親切な / help=手伝う
注意する(ネガティブ)
It was careless of her to share her address.
(住所を教えるなんて、彼女は不注意でした)
単語メモ:careless=不注意な / share=共有する・教える
1秒チェック: of + 人=人の性質を評価(親切/不注意…) / for + 人=その人にとっての難易・必要・可能(3-3へ)

💬 例文で実感しよう!(評価の of + 人

ほめる

It’s kind of you to wait for me.

(待ってくれるなんて、あなたは親切ですね。)

構造:It + be + kind + of + 人 + to + V / 単語メモ:wait=待つ
ほめる(気前)

It was generous of them to donate books.

(本を寄付するなんて、彼らは気前がいい。)

単語メモ:generous=気前のよい / donate=寄付する
賢明

It’s wise of you to save money.

(お金を貯めるなんて、あなたは賢明だ。)

単語メモ:wise=賢明な / save money=貯金する
正直

It was honest of him to admit his mistake.

(自分のまちがいを認めるなんて、彼は正直だ。)

単語メモ:admit=認める / mistake=まちがい
礼儀

It’s polite of her to say “thank you”.

(「ありがとう」と言うなんて、彼女は礼儀正しい。)

単語メモ:polite=礼儀正しい
注意(ネガティブ)

It was careless of her to leave the door open.

(ドアを開けっぱなしにするなんて、彼女は不注意だった。)

単語メモ:careless=不注意な / leave=〜のままにする
注意(失礼)

It’s rude of you to interrupt others.

(人の話をさえぎるなんて、あなたは失礼だ。)

単語メモ:rude=失礼な / interrupt=さえぎる
反省

It was foolish of me to forget the key.

(鍵をわすれるなんて、私は愚かだった。)

単語メモ:foolish=愚かな / forget=忘れる
勇気

It was brave of her to speak up.

(はっきり意見を言うなんて、彼女は勇気がある。)

単語メモ:brave=勇敢な / speak up=はっきり言う
恋愛

It’s sweet of you to text me every morning.

(毎朝メッセージをくれるなんて、あなたは優しいね。)

単語メモ:sweet=優しい・思いやりのある / text=メッセージを送る
疑問

Was it rude of me to ask that?

(あの質問をしたのは、私、失礼でしたか?)

構造:Was it + 形容詞 + of + 人 + to + V ?
否定

It’s not polite of you to be late.

(遅れるのは、あなたにとって礼儀正しくありません。)

単語メモ:polite=礼儀正しい / be late=遅れる
ポイント:of + 人は「その人の性質の評価」。for + 人(3-3)は「その人にとっての難易・必要・可能」。 迷ったら of=人柄 / for=状況 と覚えよう。

🧭 of / for 最小ペア(人柄か?状況か?)

迷ったら of=人柄の評価for=状況の性質
下のペアは内容は似ているのに視点が違う例です。両方声に出して比べましょう。

of + 人 kind(親切) wise(賢明) honest(正直) careless(不注意) rude(失礼)
for + 人 important(重要) difficult(難しい) necessary(必要) dangerous(危険) safe(安全)
of + 人(人柄)
It’s kind of you to carry my bag.
(カバンを持ってくれるなんて、あなたは親切だ)
評価対象=あなたの性質(親切さ)。
for + 人(状況)
It’s important for you to carry an ID.
(身分証を持つことは、あなたにとって大切だ)
評価対象=状況(重要性)。人柄は評価していない。
of + 人(人柄)
It was careless of her to leave the stove on.
(コンロをつけっぱなしにするなんて、彼女は不注意だった)
人のふるまいを評価(不注意)。
for + 人(状況)
It’s dangerous for children to play here.
(ここで遊ぶのは、子どもにとって危険だ)
場所・状況の危険度を評価。人柄評価ではない。
of + 人(人柄)
It was wise of him to save the file.
(ファイルを保存するなんて、彼は賢明だった)
選択の良さ=人の判断を評価。
for + 人(状況)
It’s difficult for him to save money.
(彼にとってお金を貯めるのは難しい)
難易度=状況の性質を評価。
of + 人(人柄)
It’s rude of you to interrupt.
(さえぎるなんて、あなたは失礼だ)
マナー違反=人の態度を評価。
for + 人(状況)
It’s appropriate for guests to arrive on time.
(来客が時間通りに来るのはふさわしい)
ふさわしさ=状況に対する適切さ。
ミニドリル:下線に offor を入れよう(答えはクリック)。
1) It was brave ___ her to speak up. of
2) It’s necessary ___ us to practice. for
3) It’s not polite ___ you to shout. of

🗣️ 会話テンプレ(そのまま使える+返答例)【増補版】

「評価の of」を使って、ほめる/ねぎらう/やんわり注意/依頼までカバー。
それぞれ 英文 → 日本語訳 → 音声 の順で練習しましょう。

ほめる
It was kind of you to help me today.
(今日手伝ってくれるなんて、あなたは親切でした)
返答例(お礼)
I’m happy I could help.
(手伝えてよかったです)
単語メモ:kind=親切な / help=手伝う
ねぎらい
It was brave of you to speak up.
(はっきり意見を言うなんて、あなたは勇気があった)
返答例(受け止める)
Thank you. I felt it was necessary.
(ありがとう。必要だと思ったんです)
単語メモ:brave=勇敢な / speak up=はっきり言う
謝る(自分)
It was careless of me to be late.
(遅れてしまって、私が不注意でした)
返答例(寛容に)
No worries. Please be on time next time.
(大丈夫。次は時間通りに来てね)
単語メモ:careless=不注意な / be on time=時間通りに来る
やんわり注意
It’s not polite of you to talk loudly here.
(ここで大声で話すのは、礼儀正しくありません)
やわらかい言い換え
It might be better not to talk loudly here.
(ここでは大声で話さないほうがいいかもしれません)
返答例
Sorry, I’ll keep it down.
(すみません、声をひそめます)
単語メモ:polite=礼儀正しい / keep it down=静かにする
依頼(ていねい)
It would be kind of you to send me the file.
(ファイルを送っていただけると助かります)
返答例(OK)
Sure. I’ll send it right away.
(もちろん。すぐ送ります)
返答例(丁寧に断る)
I’m sorry, but I can’t today. Tomorrow okay?
(ごめんなさい、今日は無理です。明日でもよいですか?)
単語メモ:would be kind of you=〜していただけると助かります(とても丁寧)
恋愛・感謝
It’s sweet of you to text me every morning.
(毎朝メッセージをくれるなんて、あなたは優しいね)
返答例
That’s because you’re special to me.
(君は特別だからだよ)
単語メモ:sweet=思いやりがある / text=(スマホで)メッセージを送る
コツ:各テンプレを自分の状況に1か所入れ替えて、3回音読 → 明日もう一度復唱。習慣化で自然に口から出ます。

❓ よくある質問(3-2:評価の of + 人

of + 人 は「その人の性質をどう評価するか」を表す型です。
迷いやすいポイントを、短い例文とともに確認しましょう。

「(人)が〜するなんて◯◯だ」=人物の性質評価(親切/不注意/賢明…)。

It’s kind of you to help me.
(手伝ってくれるなんて、あなたは親切ですね)

単語メモ:kind=親切な / help=手伝う

  • of + 人人の性質評価(kind / careless / wise など)
  • for + 人状況の性質(easy / difficult / important など)
It was careless of her to leave the door open.
(ドアを開けっぱなしにするなんて、彼女は不注意だった)
It’s important for students to sleep well.
(学生にとって、よく眠ることは大切だ)
合言葉:of=人柄for=状況

よく使う代表:
kind(親切) generous(気前) wise(賢明) honest(正直) polite(礼儀) careful(注意深い) careless(不注意) rude(失礼)
It’s wise of you to save money.
(貯金するなんて、あなたは賢明だ)

基本は人(人物)だけに使います。物や天気には合いません。

✅ It was kind of the neighbors to help us.
(助けてくれるなんて、近所の人たちは親切だった)
だめ例:It was kind of the weather to...(天気は人ではないので不自然)。
→ 言い換え:We were lucky that the weather was nice. など。

目的格です:me / him / her / us / them。

It’s not polite of you to be late.
(遅れるなんて、あなたは礼儀正しくない)

  • 否定:It’s not + 形容詞 + of + 人 + to …
  • 疑問:Is/Was it + 形容詞 + of + 人 + to … ?
  • 過去:It was + 形容詞 + of + 人 + to …
Was it rude of me to ask that?
(あの質問をしたのは、私、失礼でしたか?)
It was wise of her to bring an umbrella.
(傘を持ってくるなんて、彼女は賢明だった)

to の直前に置きます:not to + 動詞

It was wise of you not to say anything.
(何も言わないなんて、あなたは賢明だった)

会話では to not も見かけますが、まずは not to を覚えよう。

意味は近いですが、It … of you は「行為と人柄を結びつけて評価」する言い方で、学校英語でもよく使います。

It’s rude of you to interrupt others.
(人の話をさえぎるなんて、あなたは失礼だ)
You are rude to interrupt others.
(人の話をさえぎるのは、あなたは失礼だ)

どちらもOK。It … of 人のほうが「評価の型」として覚えやすいです。

自然な返答の例:

Thanks. I just wanted to help.
(ありがとう。ちょっと手伝いたかっただけだよ)
I appreciate it.
(ありがとうございます/感謝します)

  • 格ミス:of I ではなく of me
  • 人以外に使う:天気・物に of は×
  • 否定の位置:notto の直前(not to V
It’s not polite of you to shout.
(大声を出すなんて、あなたは礼儀正しくない)
コツ:好きな形容詞を1つ選んで、It’s ___ of you to … の型で自分用の定番文を作ろう。
例:It’s kind of you to share your notes.(ノートを見せてくれて親切だ)

🧾 総まとめ:不定詞の主語(意味上の主語)

不定詞 to + 動詞の原形 で表す「~すること」には、必ず動作の担い手(だれが実際にやるか)がいます。 それを示す形が for + 人 + to(状況の性質)と、of + 人 + to(人の性質の評価)。
さらに S + V + O + to 型(want/tell/ask など)や、主語一致での to 不定詞 も押さえよう。

Lesson 038 / Summary

A. 状況を言う for + 人 + to

型:It + be + 形容詞 + for + 人 + to + 動詞

It’s important for students to sleep well.
(学生にとって、よく眠ることは大切だ)
意味:その人にとってどうか(重要・必要・可能・難易など)。

B. 人物を評価 of + 人 + to

型:It + be + 形容詞 + of + 人 + to + 動詞

It was kind of you to help me.
(助けてくれるなんて、あなたは親切でした)
意味:その人の性質を評価(親切・賢明・不注意・失礼など)。

📚 代表パターンまとめ

例(英文 → 和訳 → 音声) キモ(中学生ポイント)
It + be + adj + for + 人 + to V
It’s difficult for me to explain.
(私には説明するのが難しい)
状況の性質。人は目的格(me / him / her / us / them)。
It + be + adj + of + 人 + to V
It’s rude of you to interrupt.
(さえぎるなんて、あなたは失礼だ)
人物の評価。of=人柄 / for=状況
S + V + O + to V
I want you to try.
(あなたに挑戦してほしい)
want/ask/tell/allow など。担い手=O(目的語)。
主語一致 + to V
She likes to read.
(彼女は読むのが好きだ)
文の主語=不定詞の担い手。※ for/of は不要。
too / enough + for 人 + to V
The box is too heavy for me to carry.
(その箱は私には重すぎて運べない)
too + 形 / 形 + enough語順に注意。
否定の位置:不定詞を否定するときは not to + 動詞to not は避ける)。

🧩 迷いやすいポイント Top 5(ケアレスミス防止)

  1. of / for の取り違え:人柄=of + 人 / 状況=for + 人
  2. 代名詞の格:前置詞の後ろは目的格(me / him / her / us / them)
  3. It を落とす:It + be + …It は形式主語。必ず入れる
  4. not の位置:not to V にする(to not はテストでは×)
  5. want に for を入れない:I want you to …for you は不要)

🗣️ 総まとめ・音読ミニパック

for + 人
It’s necessary for us to practice every day.
(毎日練習するのは、私たちにとって必要だ)
of + 人
It was wise of her to bring an umbrella.
(傘を持ってくるなんて、彼女は賢明だった)
O + to V
My parents told me to be careful.
(両親は私に気をつけるように言った)
主語一致
He decided to study abroad.
(彼は留学することに決めた)

単語メモ:necessary=必要な / wise=賢明な / abroad=海外へ

⏱️ 1分チェック(解答はクリックで表示)

  1. (of / for)を入れよう:It’s safe ___ kids to swim here. for(状況の性質)
  2. 目的格に直そう:It was careless of she to run. her
  3. 誤りを直せ:I want for you to try. I want you to try.
  4. 否定の位置:It’s better for you to not be late. not to be late
モチベUP:今日の予定に合わせて、It’s important for me to … を1文作って声に出そう。 言葉が習慣をつくります。小さな一歩を継続しよう!

🔁 次におすすめのレッスン

このレッスン(不定詞の主語)を学んだら、次は不定詞の時制へ進むのがスムーズです。
そのほか、関連トピックで実力をしっかり固めましょう。

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have の用法を土台から。完了不定詞の理解がラクになる
📚 英文法 全120 Lesson