代不定詞と分割不定詞
代不定詞は、直前に出た to + 動詞原形
の繰り返しを避けて to だけを残す省略表現。
分割不定詞は、to
と動詞の間に副詞を入れて意味をはっきりさせる形(例:to fully understand
)。
このレッスンでは「いつ to を省く?」「副詞はどこに置く?」を、やさしいルールで身につけます。
学習のゴール
- 代不定詞:
to
だけを置く省略の仕組みと代表パターンを説明できる - 分割不定詞:副詞の置き場所の理由を自分の言葉で言える
📘 目次
1. 代不定詞(to
だけを残す省略)
直前に出てきた to + 動詞原形(+目的語など)
を繰り返さず、to だけを残す言い方です。
例:I don’t want to.
(=I don’t want to go.
の go
を省略)
ここを押さえればOK!
- 前に出てきた不定詞と同じ動詞なら、後ろは
to
だけで受けられる。 - 省略で重複を回避し、英語がすっきり自然になる。
- 否定や疑問でも同様に使える(
don’t want to
/Do you want to?
など)。
動詞+to | 意味 | 例(省略あり) | メモ |
---|---|---|---|
want to 頻出 |
~したい | Q: Do you want to go ? A: Yeah, I want to .(2回目の go を省略) |
会話で最頻出。否定 / 疑問もOK。 |
have to |
~しなければならない | I have to leave , and he has to , too. |
to で同じ動詞を受ける。 |
would like to |
~したい(丁寧) | I’d like to try . — I’d love to , actually. |
’d like to は丁寧な希望。 |
be able to |
~できる | She isn’t able to join , but I might be able to . |
助動詞と併用可(might など)。 |
expect / plan / intend to |
~するつもり | We plan to move , and our team expects to as well. |
フォーマル寄りでも自然。 |
used to |
以前は~していた | “Do you play the piano?” — I used to , but not now. |
play を省略した形で会話的。 |
また、まったく新しい動作を言うときは
to + 動詞原形
を繰り返す。
💬 例文で感覚をつかもう!(省略=to
だけ)
ポイント:2回目の動詞は言わずに、to
だけで受ける(=前に出た to + 動詞
をもう一度言わない)。何を省いたかを「省略:」で毎回確認しよう。
“Are you going to join the call?” — “Yes, I plan to
.”
(「会議に参加する予定?」—「うん、そのつもりだよ。」)
- 省略:
to
=to join
- 構造:
plan to + 動詞
/返答で join を繰り返さない - 語彙メモ:
join
(参加する),call
(オンライン会議等)
You don’t have to
go if you don’t want to
.
(行きたくないなら、行く必要はないよ。)
- 省略:後半の
to
=to go
- 構造:
don’t have to + 動詞
(〜しなくてよい)+if
条件 - 語彙メモ:
have to
(〜しなければならない/否定で「〜しなくてよい」)
Do you want to try this? — I’d love to
.
(これ、試してみる? — ぜひやりたいです。)
- 省略:
to
=to try
- 表現:
I’d love to.
= 強い好意的返答(丁寧) - 語彙メモ:
try
(試す),love to
(とても〜したい)
“Do you play the piano?” — I used to, but I don’t now.
(「ピアノ弾くの?」—「昔はね、今は弾かないよ。」)
used to
は「以前は〜していた」:play
を繰り返さない- 省略の中身:
used to
(= used to play) - 語彙メモ:
piano
(ピアノ),don’t now
(今はしていない)
She isn’t able to
join today, but I might be able
to
.
(彼女は今日は参加できないけど、私はできるかもしれません。)
- 省略:後半の
to
=to join
- 表現:
be able to
(〜できる)+might
(かもしれない) - 語彙メモ:
today
(今日),join
(参加する)
I have to
finish my homework, and he has to
, too.
(私は宿題を終えなきゃいけないし、彼もそうなんだ。)
- 省略:後半の
to
=to finish
- 語彙メモ:
finish
(終える),homework
(宿題),too
(〜も)
I’ll email the client, and could you do that, too? — Sure, I’d be happy to
.
(私が取引先にメールします。あなたもやってくれますか?— もちろん、喜んで。)
- 省略:返答の
to
=to do that
(=メールする) - 語彙メモ:
client
(取引先),be happy to
(喜んで〜する)
I want to stay with you, and I think you want to
, too.
(君と一緒にいたい。君もそうしたいよね。)
- 省略:後半の
to
=to stay
- 語彙メモ:
stay
(一緒にいる/とどまる),think
(思う),too
(〜も)
We intend to move next spring, and our friends expect to
as well.
(私たちは来春に引っ越すつもりで、友人たちもそのつもりです。)
- 省略:後半の
to
=to move
- 語彙メモ:
intend
(意図する),expect
(予期する/そのつもりでいる),as well
(〜もまた)
I can’t join today, but I hope to
tomorrow.
(今日は参加できないけど、明日はできるといいな。)
- 省略:
hope to
の中身 =to join
- 語彙メモ:
hope to
(〜できたらと望む),tomorrow
(明日)
もっと練習!代不定詞(to
だけ)を使った返答
各カードに「省略:to = to + 動詞」「構造」「語彙メモ」を載せ、何を省いたのかが一目で分かります。
She agreed to join the club, and I agreed to
as well.
(彼女はクラブに参加することに同意し、私も同意しました。)
- 省略:
to
=to join (the club)
- 構造:
agree to + 動詞
/… and S agree(s) to
- 語彙メモ:
agree
=同意する/club
=クラブ
We decided to stay home, and our friends decided to
as well.
(私たちは家にいることに決め、友人たちもそう決めました。)
- 省略:
to
=to stay (home)
- 構造:
decide to + 動詞
- 語彙メモ:
decide
=決める/stay
=とどまる
Can you try to be on time? — I’ll try to
.
(時間どおりに来るようにしてくれる? — がんばってみます。)
- 省略:
to
=to be (on time)
- 構造:
try to + 動詞
/返答:I’ll try to.
- 語彙メモ:
on time
=時間どおりに
He promised to help me, and I promised to
, too.
(彼は私を手伝うと約束し、私も約束しました。)
- 省略:
to
=to help
- 語彙メモ:
promise
=約束する/help
=手伝う
They hope to win the game, and we hope to
, too.
(彼らは試合に勝ちたいと思っていて、私たちもそうです。)
- 省略:
to
=to win (the game)
- 語彙メモ:
win
=勝つ/game
=試合
I intend to study tonight, and she intends to
as well.
(私は今夜勉強するつもりで、彼女もそのつもりです。)
- 省略:
to
=to study (tonight)
- 語彙メモ:
intend
=意図する/tonight
=今夜
He refused to go, and she refused to
as well.
(彼は行くのを断り、彼女も断りました。)
- 省略:
to
=to go
- 語彙メモ:
refuse
=拒む・断る
She offered to carry my bag, and I offered to
, too.
(彼女は私のカバンを運ぶと申し出て、私も申し出ました。)
- 省略:
to
=to carry (my bag)
- 語彙メモ:
offer
=申し出る/carry
=運ぶ
I prefer to study at night, and he prefers to
as well.
(私は夜に勉強するほうが好きで、彼も同じです。)
- 省略:
to
=to study (at night)
- 語彙メモ:
prefer
=〜を好む
We plan to visit Kyoto, and our teacher plans to
as well.
(私たちは京都を訪れる予定で、先生もその予定です。)
- 省略:
to
=to visit (Kyoto)
- 語彙メモ:
visit
=訪れる
Do we need to pay now? — No, we don’t need to
.
(今払う必要がありますか? — いいえ、必要ありません。)
- 省略:
to
=to pay
- 構造:
need to + 動詞
/否定返答:don’t need to
- 語彙メモ:
pay
=支払う/need
=必要とする
Would you like to go out with me? — I’d love to
.
(僕と出かけない? — ぜひ、行きたいです。)
- 省略:
to
=to go out (with you)
- 構造:
would like to + 動詞
/返答:I’d love to.
- 語彙メモ:
go out (with)
=(人と)出かける・デートする
ミニ会話:そのまま使える短いやりとり
A(相手)→ B(自分)で、to だけの省略を耳で覚えよう。語彙メモ付き。
A: Do you want to join us?
B: I’d love to.
- 省略:to =
to join
- 語彙メモ:
join
=参加する/us
=私たち
A: Do I have to go now?
B: No, you don’t have to — not if you don’t want to.
- 省略:to =
to go
- 語彙メモ:
have to
=〜しなければならない(否定で「〜しなくてよい」)
A: Would you like to dance with me?
B: I’d love to.
- 省略:to =
to dance
- 語彙メモ:
would like to
=丁寧な「〜したい」/dance
=踊る
A: Could you help me later?
B: Sure, I’d be happy to.
- 省略:to =
to help
- 語彙メモ:
help
=手伝う/later
=あとで
即使える返答テンプレ集(代不定詞を活かす)
Section 1 の補助資料です。実際の会話でそのまま使える返答フレーズを、語彙メモと一緒に練習しましょう。
I’d love to.
(ぜひそうしたいです。)
- 意味:強い前向き。「ぜひ!」の気持ち。
- 省略:
to
= 前のto + 動詞
(例:join / go など) - 使い方:お誘いに即OK。
- 語彙メモ:
love to
=とても〜したい。
I’d be happy to.
(喜んでやります。)
- 意味:頼みごとに前向き。
- 省略:
to
=to help / to do that
など。 - 使い方:Could you ...? への返答。
- 語彙メモ:
be happy to
=喜んで〜する。
Sounds good! / Sounds great!
(いいね!/すごくいいね!)
- 意味:提案に賛成する一言。
- 省略:(この表現では省略は使わない)
- 使い方:友人・同僚との会話で。
- 語彙メモ:
sound
=〜のように聞こえる(良さそう)。
Count me in.
(私も入れて/参加します。)
- 意味:グループに入る意思表示。
- 省略:(この表現では省略は使わない)
- 使い方:イベント・飲み会・プロジェクトなど。
- 語彙メモ:
count ... in
=人数に入れる。
Sure, I can. / Sure, I will.
(いいよ、できるよ。/いいよ、やるよ。)
- 意味:短く前向きな返事。
- 省略:(この表現では省略は使わない)
- 使い方:Can you ...? / Will you ...? に。
- 語彙メモ:
sure
=もちろん。
No, thank you.
(いいえ、結構です。)
- 意味:やわらかく断る。
- 省略:(この表現では省略は使わない)
- 使い方:勧誘・おすすめへの丁寧な断り。
- 語彙メモ:
thank you
を添えると角が立たない。
I’d rather not, thanks.
(どちらかといえばやめておきます。ありがとう。)
- 意味:強く否定せずに断る。
- 省略:(この表現では省略は使わない)
- 使い方:丁寧に遠慮したい時。
- 語彙メモ:
rather not
=できれば〜したくない。
I’m afraid I can’t.
(申し訳ないのですが、できません。)
- 意味:相手に配慮しつつ断る。
- 省略:(この表現では省略は使わない)
- 使い方:仕事の依頼などで丁寧に断る。
- 語彙メモ:
afraid
=ここでは「残念ながら」の婉曲表現。
Let me think about it.
(考えさせてください。)
- 意味:すぐに決められない→少し時間がほしい。
- 省略:(この表現では省略は使わない)
- 使い方:学校でも仕事でもOK。
- 語彙メモ:
Let me ...
=〜させてください。
Maybe later. / Maybe next time.
(たぶん後でね。/また今度ね。)
- 意味:今は難しい→後日にしたい。
- 省略:(この表現では省略は使わない)
- 使い方:友だち相手の軽い誘いに。
- 語彙メモ:
maybe
=たぶん、next time
=次回。
Can I get back to you?
(後ほどお返事でもいいですか?)
- 意味:確認後に連絡したい。
- 省略:(この表現では省略は使わない)
- 使い方:仕事・学校どちらでも。
- 語彙メモ:
get back to 人
=折り返し連絡する。
I’d like to, but I’m busy today.
(そうしたいのだけど、今日は忙しいんだ。)
- 意味:前向きさを見せつつ断る。
- 省略:
to
=to join / to go
など(前の動作を受ける)。 - 使い方:やわらかい断り+理由。
- 語彙メモ:
I’d like to
=〜したいと思う(丁寧)。
FAQ:代不定詞(to
だけで受ける省略)
中学生でも分かるように、よくある疑問を短く整理しました。語彙メモで単語の意味も確認できます。
答え:直前に出た to + 動詞原形
の動詞を繰り返さず、to
だけで受ける言い方です。
例 I don’t want to.(= I don’t want to go. の go
を省略)
- 語彙メモ:
want to
=〜したい/don’t want to
=〜したくない
- 直前と同じ動詞をもう一度言うタイミング
- 何を省いたかがはっきり分かるとき
例 Do you want to try this? — I’d love to.(=to try)
- 違う動詞を言いたいとき(例:go と come)
- 省略すると意味があいまいになるとき
- まったく新しい動作を言い足すとき
例(否定) You don’t have to go if you don’t want to.(=to go)
例(疑問) Do you want to join? — Yes, I want to.
- 語彙メモ:
have to
=〜しなければならない(否定で「〜しなくてよい」)/join
=参加する
used to + 動詞原形
=以前は〜していた(今は違う)
例:I used to play the piano./“Do you play?” — “I used to.”be used to + 名詞/動名詞
=〜に慣れている
例:I’m used to playing the piano.
I used to.
のように「動詞を繰り返さない」言い方が自然。too=「〜も」「とても」/to=不定詞の to
。
例 I want to go, and I think you want to, too.
- 語彙メモ:
too
=〜も/think
=思う
- 代不定詞:会話で自然・短い。
to
だけで前の動作を受ける。 - do so:ややフォーマル。書き言葉や丁寧な場面で使いやすい。
例 If you need to leave, do so.(=leave を繰り返さない)
例 I have to finish my homework, and he has to, too.(=to finish)
例 She isn’t able to join today, but I might be able to.(=to join)
- 語彙メモ:
finish
=終える/homework
=宿題/be able to
=〜できる
直前の動作(to join / to go / to try など)を省略しています。文脈で判断します。
例 “Join us?” — “I’d love to.”(=to join)
文脈が短く、何を省いたかが伝わりにくい場合は、to + 動詞
をそのまま書くと安全です。
上の例文を声に出して3回。短いフレーズの音読は記憶を強くします(心理学の反復効果)。
使い分けの指針(代不定詞:to
だけで受ける)
迷ったらこの順にチェック → 比較表で確認 → 3問テストで定着。短い例文は音声ボタンで耳からも覚えよう。
① 判断フロー
-
直前と同じ動詞?
同じなら 省略OK(
to
だけ)/違うなら 省略NG。 -
何を省いたかがハッキリ?
意味があいまいなら、省略しないで動詞を書く。
-
会話でスッキリ言いたい?
明確なら
to
で受けると自然。フォーマルに丁寧に言うならdo so
も可。
選択肢 | 例文 | 向いている場面 | ポイント |
---|---|---|---|
繰り返す | Do you want to try it? — Yes, I want to try it. | テスト・説明で確実に伝えたいとき | 安全だが長くなる。迷ったらコレ。 |
代不定詞 | Do you want to try it? — Yes, I want to. | 会話で自然&スッキリ言いたいとき | to = to try を省略。文脈が鍵。 |
do so | If you need to leave, do so. | 書き言葉/丁寧・フォーマル寄り | 意味はっきり、少し堅めの語感。 |
③ ミニ判定テスト(正しい方を選ぼう)
上の判断フロー→比較表→3問の順で1セット。3分の反復で“迷わず言える”が身につきます。
2. 分割不定詞(split infinitive)
不定詞の to
と 動詞の原形
の間に 副詞 を入れる形です。
to + 副詞 + 動詞原形
の形で、「どの動詞をどう修飾しているか」をはっきりさせたり、強調したりできます。
よく使う副詞:completely
(完全に) / really
(本当に) / just
(ちょうど・ただ) /
quickly
(素早く) / never
(決して〜ない) など
to
+ 副詞
+ 動詞原形
例:He decided to really focus this year.
(彼は今年は本当に集中することに決めた。)
- ねらい:「何に」「どれくらい」などの情報を、動詞にピタッと結びつける。
- 語彙メモ:
decide
=決める/really
=本当に/focus
=集中する
こんなときに便利
- 程度を強調:to completely understand(完全に理解する)/to really try(本気でやってみる)
- 様子・方法を明確に:to quickly finish(素早く終える)
- 否定をはっきり:to not go(行かないようにする)※テストでは not to go を好む先生もいます
例:to really focus / to completely forget / not to worry
💬 例文で体感しよう(to + 副詞 + 動詞原形)
to
と
動詞 の間に
副詞 を入れて、意味をはっきり・強くします。
例:to really focus
He wished to
completely
forget her.
(彼は彼女のことを完全に忘れたいと願った。)
- 型:
to + 副詞 + 動詞
(to completely forget) - 語彙:
completely
=完全に/forget
=忘れる
I decided to
really
focus this semester.
(今学期は本気で集中すると決めた。)
- ねらい:focus をどれくらい真剣に?→ really で強調
- 語彙:
really
=本当に/focus
=集中する/semester
=学期
We need to
quickly
finish this project.
(このプロジェクトは素早く終わらせる必要がある。)
- ねらい:「速さ」をfinishにピタッと結びつける
- 語彙:
quickly
=素早く/finish
=終える
Please try to
carefully
check your answers.
(答えをていねいに確認するようにしてね。)
- 型:to carefully check(= 注意深く確認する)
- 語彙:
carefully
=注意深く/check
=確認する
It’s okay to
just
relax today.
(今日はただゆっくりしてもいいよ。)
- ねらい:relax の「しかた」(力を抜く感じ)を伝える
- 語彙:
just
=ただ・ちょうど/relax
=くつろぐ
I’ll try to
clearly
explain the rule.
(そのルールを分かりやすく説明してみるね。)
- 型:to clearly explain(= はっきり説明する)
- 語彙:
clearly
=はっきりと/explain
=説明する
I want to
fully
understand this topic.
(このトピックを完全に理解したい。)
- ねらい:理解の「程度」をunderstandに直結
- 語彙:
fully
=十分に・完全に/understand
=理解する
I try to
not
worry too much.
(あまり心配しないようにしている。)
- 会話:to not + 動詞 も自然。
- テスト:保守的な採点では
not to worry
を推すことも。
Promise to
never
give up.
(絶対にあきらめないと約束して。)
- ねらい:never で「決して〜しない」を強くする
- 語彙:
never
=決して〜ない/give up
=あきらめる
I promise to
always
be there for you.
(いつも君のそばにいると約束するよ。)
- 型:to always be(= いつも〜である)
- 語彙:
always
=いつも/be there for 人
=そばで支える
We plan to
quickly
respond to all inquiries.
(すべてのお問い合わせにすぐに返信する予定です。)
- 語彙:
respond
=返信する/inquiries
=問い合わせ
He decided not
to
go.
(彼は行かないことに決めた。)
- 非分割:not を to の前に置く(not to go)。採点で安心。
- 使い分け:会話で強調なら to not go もある。
例:to really try / to clearly explain / to fully understand
ミニ会話:to + 副詞 + 動詞原形 を会話で体感
to
と
動詞 の間に
副詞 を入れてニュアンスをはっきり伝えます。
A: Can you try to
really focus today?
(今日は本気で集中してくれる?)
B: Sure, I’ll try to
really focus.
(うん、本気で集中してみるよ。)
- 型:to really focus(本気で集中する)
- 語彙メモ:
really
=本当に/focus
=集中する
A: We need to
quickly finish this project.
(このプロジェクトは早く終わらせる必要がある。)
B: Got it. Let’s quickly finish it.
(了解。早く片づけよう。)
- 型:to quickly finish(素早く終える)
- 語彙メモ:
quickly
=素早く/finish
=終える
A: Please try to
carefully check your answers.
(答えを注意深く確認するようにしてね。)
B: Sure, I’ll carefully check them.
(わかった、注意深く確認します。)
- 型:to carefully check(注意深く確認する)
- 語彙メモ:
carefully
=注意深く/check
=確認する
A: Is it okay to
just relax today?
(今日はただゆっくりしてもいい?)
B: Yes, it’s fine to
just relax.
(うん、ただ休んで大丈夫。)
- 型:to just relax(ただ休む)
- 語彙メモ:
just
=ただ/relax
=くつろぐ
A: Do we have to
go now?
(今、行かないといけない?)
B: I’d prefer to
not go yet.
(できれば、まだ行かないでおきたい。)
- 会話:to not + 動詞 も自然。
- テスト安全:not to go が無難。
A: Promise to
never give up.
(絶対にあきらめないって約束して。)
B: I promise to
never give up.
(絶対にあきらめないと約束するよ。)
- 型:to never give up(絶対に諦めない)
- 語彙メモ:
never
=決して〜ない/give up
=あきらめる
A: Could you try to
clearly explain the rule?
(そのルールをわかりやすく説明してくれる?)
B: Sure, I’ll clearly explain it.
(いいよ、わかりやすく説明するね。)
- 型:to clearly explain(はっきり説明する)
- 語彙メモ:
clearly
=はっきり/explain
=説明する
A: Will you promise to
always be there for me?
(いつも私のそばにいてくれるって約束してくれる?)
B: Yes, I promise to
always be there for you.
(うん、いつも君のそばにいると約束するよ。)
- 型:to always be(いつも〜である)
- 語彙メモ:
always
=いつも/be there for 人
=そばで支える
よく使う副詞:
really
(本当に), completely
(完全に), quickly
(素早く), carefully
(注意深く), clearly
(わかりやすく), just
(ただ), never
(決して〜ない), always
(いつも)
❓ Section 2 FAQ:分割不定詞(to + 副詞 + 動詞)
中学生でも分かるように、to
と
動詞 の間に
副詞を入れる形の疑問をまとめました。
答えいいえ、間違いではありません。現代英語では広く使われ、会話でも自然です。 ただし、テスト・フォーマル文では保守的に「分割しない形」を好む採点者・編集方針もあります。
- 語彙:
boldly
=勇敢に・堂々と/really
=本当に - 安全策:答案やビジネス文書では not to + 動詞 / to + 副詞(短め) + 動詞 など、読みやすさを優先。
どちらも意味は「〜しないこと」。会話では to
の後に
not を置く to not + 動詞 も自然です。
テストでは not to + 動詞 を勧める先生もいます。
語彙:worry
=心配する/too much
=あまりに多く
よく使うのは 程度・様態・頻度・否定 です。
- 程度:
completely
(完全に),really
(本当に),fully
(十分に) - 様態:
quickly
(素早く),carefully
(注意深く),clearly
(はっきり) - 頻度:
always
(いつも),never
(決して〜ない) - 軽さ:
just
(ただ・気軽に)
文末でもOKですが、どの動詞を修飾しているかをはっきりさせたい時は間に入れるのが便利です。
どちらも正しいですが、後者は「finish を素早く」がより明確です。
短い副詞(1語)が読みやすく、おすすめ。長いと文が重くなります。
長いときは文末や前置きに回すのがスッキリ:to explain the rule clearly など。
- 二重の to:to not to go ❌ → to not go / not to go ✅
- 副詞の意味ズレ:to quickly be はOKだが、意味が曖昧なら to be quick に言い換え。
- 強調しすぎ:to very really truly like のような多重強調は避ける。
スタイルガイドによっては避ける方針もあります。ビジネスメールや提出物では、まずは 分割しない形を基本に。
社内ルールがある場合はそれに従いましょう。
- 副詞を1つ選ぶ:
really / completely / quickly / carefully / clearly
など。 - 動詞を1つ選ぶ:
focus / understand / finish / check / explain
など。 - 声出し3回:to + 副詞 + 動詞 を音読(例:to really focus)。
to
だけ
to + 動詞
をくり返さず、to
だけで受ける。
返答が短く自然になる。
Are you going to join the call? — Yes, I plan to
.
(会議に参加する予定? — うん、参加するつもり。)
want to
/ need to
/ have to
/ would like to
/
be able to
/ plan to
/ decide to
/ hope to
/ used to
💡 返答の定番:I’d love
to
. / I don’t want to
.
to
と 動詞 の間に 副詞
to + 副詞 + 動詞
で、どの動詞をどう修飾するかを明確化・強調。
短い副詞(really
, completely
, quickly
…)が読みやすい。
He wished to
completely
forget her.
(彼は彼女のことを完全に忘れたいと願った。)
💡 場面別ベストフレーズ(サッと言える定番)
— Would you like to join us? — I’d love to
.
(— 一緒に参加しませんか? — 喜んで。)
I have to finish my homework, and he has to
, too.
(私は宿題を終えなきゃ、彼もそう。)
We need to
quickly finish this.
(これはすぐに終わらせる必要がある。)
I try to
not worry too much.
(あまり心配しないようにしている。)
🧰 クイック・チートシート
用法 | 基本形 | ニュアンス | ミニ例(英文→訳→音声) |
---|---|---|---|
代不定詞 | … want(s) to |
くり返しを省く/返答が自然 |
— Do you want to go? — Yes, I want
to .(行きたい? — うん、行きたい。)
|
分割(程度) | to + completely + 動詞 |
程度を強調 |
to completely understand
(完全に理解する)
|
分割(様態) | to + quickly + 動詞 |
やり方・速さを明確化 |
to quickly finish
(素早く終える)
|
否定 | not to + 動詞 / to not + 動詞 |
テストは前者が無難 |
not to go / to not go
(行かない)
|
✅ こう使い分ける
- 返答を短く:代不定詞(— I’d love
to
.) - 動詞への結びつきを明確に:分割(to clearly explain)
- 否定:会話=to not + 動詞 / テスト=not to + 動詞
- 副詞は短く1語:really / fully / quickly / carefully / clearly
🚫 よくあるミス
- 二重の to:to not to go ❌ → to not go / not to go ✅
- 副詞多すぎ:to very extremely really… は冗長。
- 曖昧な修飾:文末副詞で意味がぼやけたら、間に入れて明確化。
📝 3ステップ練習(答えはクリック)
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代不定詞:返答で動詞を省こう。A: Do you want to join? B: Yes, I want [ ].(A:参加したい?/B:うん、参加したい。)
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✅ to(=to join を省略)ポイント:2回目の動詞は言わずにto
だけ。 -
分割(程度):「完全に理解する」を分割で表そう。I’d like [ ] understand this completely.(これは完全に理解したい。)
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✅ to completely understandポイント:to + 副詞 + 動詞
で「程度」を動詞に密着させる。 -
否定(テスト安全):安全に「行かないことに決めた」。He decided [ ] go.(彼は行かないことに決めた。)
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✅ not to(=not to go)ポイント:会話なら to not go も自然だが、テストは not to + 動詞 が無難。 -
位置の比較:どちらが明確?A) He asked her to finish the report quickly.
B) He asked her to quickly finish the report.(A:文末副詞/B:動詞への密着)解説を見る
B は finish への修飾が明確。A も正しいが、ニュアンスが薄くなることがある。 -
誤り探し:どこを直す?I try to not to be late.(「遅れないようにしている」)
答え・音声
✅ I try to not be late. / ✅ I try not to be late.
ポイント:「二重の to」は不可。どちらも意味は同じ。テストは後者が安全。
🔁 次におすすめのレッスン
040で学んだ「省略の to
」「to + 副詞 + 動詞
」を、関連単元でさらに深める流れです。
まずは次ページ(原形不定詞) → 不定詞の時制 → 助動詞 do → 分詞構文の順がおすすめ。