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分詞の用法(現在分詞・過去分詞)

分詞は「動詞+形容詞」のハイブリッド。現在分詞(〜している)過去分詞(〜された/〜してしまった)の2種類があり、 be + Ving(進行形)・be + Vpp(受動態)・have + Vpp(完了形) など、時制や態の要点とも深くつながります。まずは全体像をつかんでから、使い分けへ!

Lesson 042

目次

1. 分詞とは?(現在分詞・過去分詞の全体像)

分詞は動詞のカタチなのに、形容詞の働きもできる便利屋。基本は ~しているを表す現在分詞(V-ing)と、 ~された/~してしまったを表す過去分詞(V-ed / 不規則形)の2つです。
さらに、be + Ving(進行形)/be + Vpp(受動態)/have + Vpp(完了形) と組み合わさって、文の骨格を作ります。

Lesson 042 / Section 1
まずは感覚から: 現在分詞能動・進行のイメージ=「いま動いている」
過去分詞受動・完了のイメージ=「された/もう終わっている」
原形 現在分詞(V-ing) 過去分詞(Vpp) 意味のコア
play playing played 進行 / 受動
run running run 不規則:過去分詞も run
steal stealing stolen 不規則:-en系の代表
例: be + VingShe is studying. / be + VppThe window was broken. / have + VppI have finished.

🔍 3秒で見分けるチェックリスト

  • be + Ving が見えたら → 進行形(いま動作中)
  • be + Vpp が見えたら → 受動態(〜される/された)
  • have + Vpp が見えたら → 完了形(経験・継続・完了・結果)
  • ④ 単独の分詞が名詞にくっついていたら → 形容詞的用法(名詞を説明)

💬 例文で感覚をつかもう!

進行形 / 現在分詞

The kids are playing soccer in the park.

(子どもたちは公園でサッカーをしている。)

構造:S + be + V-ing / 「いま進行中」のニュアンス。

受動態 / 過去分詞

The window was broken by a baseball.

(その窓は野球ボールで割られた。)

構造:S + be + Vpp / 「〜される/された」。

完了形 / 過去分詞

I have just finished my homework.

(今、ちょうど宿題を終えたところだ。)

構造:S + have + Vpp / 完了の一種「今したところ」。

恋愛 / 現在分詞

I'm falling in love with you.

(あなたに恋をしているところです。)

「今、恋に“落ちつつある”」という進行のニュアンスを現在分詞が担います。

小さな達成が次のやる気を作る! 例文を音読×3回してから、1文だけ自分の内容に置き換えてみましょう。 「ごく短い練習→すぐ成功体験」は記憶を定着させるリトリーバル練習として効果的です。

2. 分詞の動詞的用法(全体像とナビ)

分詞が behave と組み合わさると、進行形受動態完了形 といった文の「骨格」を作ります。ここでは3つの型を一望して、後続の 2-1 / 2-2 / 2-3 へスムーズに進めるように土台を作ります。

Lesson 042 / Section 2

🔑 カギは「分詞そのもの」ではなく be / have のカタチ

  • be + V-ing進行形(いま動作が進行中)。
  • be + Vpp受動態(〜される/〜された)。
  • have + Vpp完了形(経験・継続・完了・結果)。

※ 時制は be / have が担当(is / was / has / had など)。V-ing / Vpp 自体は時制ではありません

2-1

進行形:be + 現在分詞(V-ing)

「いま〜している」と動作の途中を切り取る。
am / is / are / was / were などで時制が決まる。

例:She is studying now.
➡ 2-1へ(詳しく)
2-2

受動態:be + 過去分詞(Vpp)

行為の受け手に焦点。「〜される/〜された」を表す。
by(〜によって)句は必要なときだけ。

例:The window was broken.
➡ 2-2へ(詳しく)
2-3

完了形:have + 過去分詞(Vpp)

過去と現在(または基準時点)をつなぐ。
経験・継続・完了・結果の4つの側面。

例:I have finished my work.
➡ 2-3へ(詳しく)
名前 構文 コア意味 よくある副詞・相性のよい語
進行形 be + V-ing 進行(途中) now / still / at the moment など
受動態 be + Vpp 受動(される) by(行為者), get 受動(口語)
完了形 have + Vpp 完了/経験/継続/結果 already / just / ever / never / since / for

💬 ちょい見せ例文(この後のセクションで詳解)

進行形

They are having lunch now.

(彼らはいま昼食をとっている。)

骨格:S + be + V-ing / 時制は be が決める。

受動態(恋愛)

My heart was stolen by your smile.

(あなたの微笑みに、心を奪われました。)

骨格:S + be + Vpp (+ by 〜) / 行為の受け手にフォーカス。

完了形

I have never seen such a clear sky.

(これほど澄んだ空は見たことがない。)

骨格:S + have + Vpp / 経験の ever / never と相性◎。

「実行意図」をセットしよう: 2-1 / 2-2 / 2-3 を 各5分だけ読む、と決めてから始めると継続率が上がります。
例:「21時になったら、まず 2-1 を5分読む」(If-Thenプランニング)

2-1. 進行形:be + 現在分詞(V-ing)

進行形は、今まさに進んでいる動作や、一時的に起きている出来事を表します。 カギは be 動詞現在分詞(V-ing) のセット。 時制(現在/過去/未来)は be のカタチで決まり、V-ing 自体は時制を持ちません。

Lesson 042 / Section 2-1
まず覚える形: S + be + V-ing進行(いま・そのとき・その期間に進行中)
be 動詞am / is / are / was / were / will be(主語と時制で変化)
現在分詞(V-ing)=動詞に -ing をつけた形(play → playing, run → running など)

🔍 見分けるポイント

  • 文に beV-ing が並んでいれば、まず 進行形 を疑う。
  • 時制は be が担当is / are(現在)、was / were(過去)、will be(未来)。
  • よく一緒に出る語:now, at the moment, still など。
  • 習慣(いつも〜する)は 進行形ではなく 現在形で表すのが基本(この違いは後で詳しく)。
時制 骨格 イメージ
現在進行 S + am/is/are + V-ing 「今しているところ」
過去進行 S + was/were + V-ing 「そのときしていたところ」
未来進行 S + will be + V-ing 「その頃はしているはず」

💬 例文で感覚をつかもう!(進行形 be + V-ing

肯定文

I am studying English now.

(私は 、英語を勉強している。)

構造:S + be + V-ingam + studying)/ 進行を表す語:now(今)

語注:study(勉強する)→ studying(現在分詞)/English は科目名なので大文字。

否定文

She isn’t watching TV at the moment.

(彼女は 今この瞬間はテレビを見ていない。)

構造:S + be + not + V-ingis notisn’t)/ 時間表現:at the moment=「今(ちょうど今)」

語注:watch TV(テレビを見る)※the は通常つけない。

疑問文

Are you doing your homework?

(宿題をしているところですか?)

構造:Be動詞を前に出す → Are + S + V-ing ... ?
返答:— Yes, I am. / No, I’m not.

語注:homework は不可算名詞(ahomeworks は×)。

副詞の相性

He is still waiting for the bus.

(彼は まだバスを待っている。)

ポイント:still(まだ)は be の後/V-ing の前に置くのが自然。

語注:wait for 〜(〜を待つ)。

一時的な動作

They are staying at a hotel this week.

(彼らは今週はホテルに 滞在している。)

進行形は「一時的・予定的」な状況にもよく使う。

語注:stay(滞在する)/this week(今週)。

恋愛

I’m falling in love with you.

(あなたに恋をしているところです。)

ポイント:fall in love(恋に落ちる)は「状態の変化」を表すので進行形OK。 ※love はふつう状態動詞で I'm loving は特殊用法。

語注:with you(あなたに対して)。

過去進行形(参考)

We were playing soccer when it started to rain.

(雨が降り始めたとき、私たちはサッカーをしていた。)

骨格:S + was/were + V-ingwhen(〜したとき)。

未来進行形(参考)

This time tomorrow, I will be taking an exam.

(明日の今ごろ、私はテストを受けているはずだ。)

骨格:S + will be + V-ingThis time tomorrow(明日の今ごろ)。

⚠️ 注意: like, know, understand, want などの 「状態」を表す動詞はふつう進行形にしません(例:I know the answer.)。

「習慣(いつも〜する)」は 現在形 が基本!

現在形(Simple Present) は 「いつも・たびたび・ふだんのこと」を表します。 進行形(be + V-ing) は 「今・一時的に進行中」の出来事です。

現在形 = 習慣

形: S + V(原形) / He/She/It + V-s

※ 三人称単数(he, she, it)のときは -s がつきます(play → plays)。

I play soccer every Sunday.

(私は 毎週日曜にサッカーをする<習慣>。)

語注:every(毎〜), Sunday(日曜)※曜日名は大文字。

進行形 = 今・一時的

形: S + be + V-ing

※ 時制は be が決めます(am/is/are, was/were, will be)。

I am playing soccer now.

(私は 、サッカーをしている<進行中>。)

語注:now(今), at the moment(ちょうど今)もよく使う。

⏱ よく出る時間表現で見分けよう

現在形(習慣) 意味 進行形(今・一時的) 意味
always / usually / often / sometimes / rarely / never いつも/ふつう/よく/ときどき/めったに〜ない/決して〜ない now / right now / at the moment 今/ちょうど今/今この瞬間
every day / every Sunday / after school 毎日/毎週日曜/放課後 today / this week / these days 今日/今週/この頃

📝 これらの語が見えたら、どちらの形が合うかをまず考えよう。

よくある間違い

✖ I am play soccer every Sunday.

「毎週日曜」は習慣。進行形(be + V-ing)ではなく、現在形にする。

正しい言い方

✓ I play soccer every Sunday.

⚠ 例外: 気持ち(イライラ・驚き)をこめて「いつも〜してばかり!」と言いたいときは always + V-ing を使うことがあります。例: He is always forgetting his keys.(彼は鍵をいつも忘れてばかりだ!)
声に出して区別! 次の日本語を見て、現在形進行形かを口で即答してみよう(1問3秒): 毎朝6時に起きる 今コーヒーをいれている 放課後は図書室に行く

2-1. 進行形:よくある質問(FAQ)

進行形は be + V-ing。 「いま進行中」や「近い未来の確定予定」を表せます。つまずきポイントをQ&Aで素早く解決しましょう。

Lesson 042 / Section 2-1

骨格は S + be + V-ing
否定:S + be not + V-ing(例:I am not studying.)/ 疑問:Be + S + V-ing ?(例:Are you studying?)

現在形=習慣・一般(I study English every day.)
現在進行=今まさに(I am studying English now.)
合図語:every day → 現在形/now / at the moment → 進行形。

状態動詞は基本×:know / understand / like / love / believe / need / want / have(=持つ)など。
例:✖ I am knowing. → ✓ I know.

✓ 予定が確定しているときに使える:
例:I am meeting Tom at 5 tomorrow.(明日の5時に会う予定)

形は be + being + Vpp
例:The room is being cleaned now.(今、掃除されているところ)

  • 語尾 e を取る:make → making
  • 子音重ね(短母音+子音1つ):run → running / sit → sitting
  • ie → y:lie → lying

now=まさに今(現在進行と相性◎)/ these days=この頃(習慣的に増えているニュアンス、進行形でも現在形でも可)。

2-2. 受動態:be + 過去分詞(Vpp)

受動態は、 「だれか(何か)に〜される」という受け身の形です。
基本の骨格は S + be + Vpp (+ by 〜)時制は be が担当し、Vpp(過去分詞)が「〜される」の意味を運びます。 by 〜(「〜によって」)は必要なときだけ付けます。

Lesson 042 / Section 2-2
まず覚えること:
  • 受け手 = 主語 … 「だれ(何)が される側 か」を主語にします。
  • be 動詞am / is / are / was / were / will be(主語と時制で形が変わる)。
  • 過去分詞(Vpp)-ed型や不規則型(broken, taken, made など)。

用語ミニ辞典:他動詞=「目的語(〜を)」をとる動詞。受動態は基本的に他動詞から作られます。

時制 骨格 イメージ
現在受動 S + am/is/are + Vpp 「今(ふだん)〜される/〜されている
過去受動 S + was/were + Vpp 「そのとき〜された
未来受動 S + will be + Vpp 「これから〜されるだろう」

🔍 見分けるポイント(導入)

  • be の後に Vpp(過去分詞)が来たら、まず受動態を疑う。
  • 時制は beis/are(現在)/was/were(過去)/will be(未来)。
  • by 〜 が付いたら「だれ(何)によって?」が分かる。無くてもOK。
  • 状態の受け身(例:is closed=「閉まっている状態」)と 行為の受け身(例:was closed=「閉められた(行為)」)の違いを意識すると理解が深まる。
メモ: 口語では get + Vpp もあります(例:get married)。 まずは be + Vpp を確実に身につけましょう。

💬 例文で感覚をつかもう!(受動態 be + Vpp

現在受動

English is taught at this school.

(この学校では英語が教えられている。)

骨格:S + be + Vppis + taught)/ 主語=教えられる側

語注:teach → taught → taught(教える:不規則)

過去受動 + 行為者

The window was broken by a baseball.

(その窓は野球ボールで割られた。)

骨格:S + was/were + Vpp (+ by 〜)by=「〜によって」

語注:break → broke → broken(割る:不規則)

否定文

This road isn’t used at night.

(この道路は夜は使われていない。)

形:S + be + not + Vppis notisn’t

語注:use(使う)/at night(夜に)

疑問文

Was your bike stolen?

(あなたの自転車は盗まれたのですか?)

形:Be を前に出す → Was/Were + S + Vpp ... ?

短い答え:— Yes, it was. / No, it wasn’t.

行為者省略

My bag was found at the station.

(私のかばんは駅で見つかった。)

だれが見つけたかより、かばんにフォーカスしたいときに受動が便利。

語注:find → found → found(見つける)

get 受動(口語)

He got hurt in the game.

(彼は試合でけがをした。)

get + Vpp=受け身を口語的に言う形。まずは be + Vpp を基本に。

語注:hurt は原形=過去形=過去分詞が同じ形。

状態 vs 行為

The store is closed now. (状態:閉まっている)
The store was closed at 8 p.m. (行為:8時に閉められた)

(お店は今は閉まっています/8時に閉められました)

is closed=状態」/「was closed=行為」。文脈で区別。

未来受動

A new gym will be built next year.

(新しい体育館が来年建てられる予定だ。)

形:S + will be + Vpp

語注:build → built → built(建てる)/next year(来年)

恋愛

My heart was stolen by your smile.

(あなたの笑顔に心を奪われました。)

受動で「心=受け手」にフォーカス。比喩表現(メタファー)としてよく使われる。

語注:steal → stole → stolen(盗む)

能動⇄受動 対応

能動:The police caught the thief.
受動:The thief was caught (by the police).

主語と目的語が入れ替わり、動詞が be + Vpp に変化。

⚠️ 注意: arrive, happen, come などの「自動詞」は目的語をとらないため、ふつう受動態にできません。
The party was happened. → ✅ The party happened.

受動態フローチャート:能動 → 受動 の手順

A(する人) + V(動詞) + B(される物)」を、
B + be + Vpp (+ by A)」に変えるだけ!

Lesson 042 / Section 2-2
STEP 1

目的語(O)を主語(S)に!

誰・何が される側?」=それを新しい主語にします。

語注:目的語(O)=「〜を/〜に」を受ける語。
STEP 2

動詞を be + Vpp

時制は be が決める(am/is/are/was/were/will be…)。
Vpp=過去分詞(made, broken, written など)。

能動受動
breaks現在is broken
broke過去was broken
will break未来will be broken
has broken完了has been broken
is breaking進行受動is being broken
can/must break助動詞can/must be broken
STEP 3

by + 旧主語 を必要なら追加

行為者(誰が)の情報が 必要なときだけ付けます。

by=「〜によって」/ with=「何を使って」
例:by a boy(少年に)/with a ball(ボールで)

✅ 仕上げチェック

  • be の時制・数(is/are/was/were)は新しい主語に合っている?
  • 動詞は過去分詞(Vpp)になっている?(不規則:break–broke–broken など)
  • by は「必要なときだけ」。道具なら with

🧩 Worked Example(手順で変換してみよう)

能動 S:A boy V:broke O:the window

A boy broke the window.

  1. O → 新主語: the window
  2. V → be + Vpp: broke(過去)→ was broken
  3. by句(必要なら): by a boy
受動

S:The window was broken by a boy.

(その窓は少年によって割られた。)

自動詞(目的語をとらない動詞:arrive, happen など)は原則、受動にできません。

一言まとめ: 迷ったらまず「される側はどれ?」→ 新しい主語へ → be(時制) + Vpp に置き換え!

不規則 Vpp チート表(受動態でよく使う)

受動態は be + Vpp。 この Vpp(過去分詞) が不規則だとつまずきがち。覚えやすいごとにまとめました。

Lesson 042 / Add-on

A–B–B 型(過去形=過去分詞)

例:teach–taught–taught(教える)/build–built–built(建てる)

原形過去過去分詞(Vpp)受動例
teachtaughttaughtEnglish is taught here.
buildbuiltbuiltA gym was built in 2020.
buyboughtboughtThe tickets were bought online.
bringbroughtbroughtSnacks were brought by Tom.
thinkthoughtthoughtHe is thought to be honest.
saysaidsaidIt is said that…
leaveleftleftThe door was left open.
keepkeptkeptThe room is kept clean.
sendsentsentThe message was sent yesterday.
spendspentspentThe money was spent on books.

A–A–A 型(全部同じ形)

例:put–put–put(置く)/hit–hit–hit(打つ)

原形過去過去分詞受動例
putputputThe chairs were put outside.
cutcutcutThe cake was cut in half.
letletletHe was let go.
setsetsetThe time was set at 7.
hurthurthurtHe was hurt in the game.
costcostcostThe damage was cost…(※語法注意)

💡 3つ同形は“ラクに覚えるゾーン”。ただし語法(目的語の取り方)は別途確認。

-en 系(見た目で分かる)

例:write–wrote–writtenbreak–broke–brokeneat–ate–eaten

原形過去過去分詞受動例
writewrotewrittenThe story was written by Ken.
breakbrokebrokenThe glass was broken.
eatateeatenThe cake was eaten quickly.
choosechosechosenHe was chosen leader.
speakspokespokenEnglish is spoken here.
taketooktakenThe photo was taken in Kyoto.

その他の代表(パターンで覚える)

  • A–B–Cbegin–began–begundrink–drank–drunksing–sang–sungfly–flew–flownsee–saw–seengo–went–gonedo–did–done
  • A–B–Acome–came–comebecome–became–becomerun–ran–run
コツ: 「歌う三兄弟」sing–sang–sung 、「飲む三兄弟」drink–drank–drunk のようにでセット暗記!

前置詞の使い分け(受動態でよく出る)

受動文では、by(だれが)、 with(何で)、 in/from/of(場所・材料・素材)などをよく使います。 「何を伝えたいか」で前置詞を選びましょう。

Lesson 042 / Add-on
聞きたい情報 前置詞 ひな形 例文(受動)
だれが?(行為者) by … was Vpp by The window was broken by Tom.
何で?(道具・手段) with … was Vpp with 道具 The window was broken with a ball.
どこで作られた?(製造地) in … was made in 場所 This camera was made in Japan.
何から作られた?(原料・変化) from … was made from 原料 Cheese is made from milk.
何でできている?(素材・見て分かる) of … is made of 素材 The desk is made of wood.
だれに?(相手・方向) to / for … was given to… was made for The prize was given to her.
Dinner was made for us.
何を使って書かれた?(手段・素材) with / in … was written with ペン… was written in 言語 The note was written with a pen / in English.

🔍 迷いやすいポイント

  • by は「行為者(だれが)」。物はふつう with(道具)。
    ✖ He was hit by a bat. → ✅ He was hit with a bat.(バット=道具)
  • offrom:見て素材が分かる=of(木の机)/形が変わって分からない=from(牛乳→チーズ)。
  • in は「場所/言語」:made in Japan, written in English。
  • to/for は方向・相手:give → to 人/make(作ってあげる)→ for 人。

2-2. 受動態:よくある質問(FAQ)

受動態は be + 過去分詞(Vpp)。 「だれ(何)に 〜されるか」を表す形です。つまずきやすいポイントをQ&Aで一気にクリアにしましょう。

Lesson 042 / Section 2-2

基本は S + be + Vpp (+ by 人)
能動:A kicked B.(Aがけった)
受動:B was kicked by A.(BがAにけられた)

語注:by=「〜によって」(行為者)。

いいえ。だれがやったかを言う必要がないときは省略します。

  • My bag was found.(だれが見つけたかより、見つかった事実が大事)
  • The street is cleaned every morning.(一般に掃除される=行為者は不特定)

状態:The store is closed now.(今は閉まっている<状態>)
行為:The store was closed at 8.(8時に閉められた<行為>)

is closed は形容詞っぽく状態描写」「was closed は動作の結果」。

is/are being + Vpp を使います。
例:The bridge is being repaired.(橋は修理されているところ=作業中)

ポイント:be(時制) + being + Vppbeing を忘れない。

口語でよく使う受け身。出来事性・偶発感が出ます。
例:He got hurt.(彼はケガをした)/She got invited.(招待された)

まずは be + Vpp をマスター → 余裕が出たら get 受動を追加。

はい。自動詞(目的語をとらない動詞)は受動にできません。
The party was happened. → ✅ The party happened.

例:arrive, happen, come など。

どちらを主語にしてもOK(意味が少し変わるだけ)。

  • 能動:They gave Tom a book.
  • 受動1Tom was given a book.(トムが与えられた)
  • 受動2:A book was given to Tom.(本がトムに与えられた)

to/for などの前置詞が必要になることがあります。

by は「だれが」(行為者)、with は「何を使って」(道具)。

  • The window was broken by a boy.(少年に)
  • The window was broken with a ball.(ボールで)

行為者(だれが)が大事でないとき、受け手や状態に注目させやすいからです。
例:Food is served from 7 p.m.(料理は7時から提供されます)

形は過去分詞ですが、ここでは形容詞として使っています(状態を表す)。
例:I’m interested in music.(音楽に興味がある)

本セクションは受動態の骨格が中心。形容詞用法は「分詞の形容詞的用法」で詳しく扱います。

一言まとめ: まずは be(時制) + Vpp を目で認識! 「主語=される側」に切り替えることが受動態のコツです。例文を1つ選び、主語を入れ替えて能動⇄受動を声に出して変換してみましょう。

2-3. 完了形:have + 過去分詞(Vpp)

完了形は、 「ある時点までに起こったこと」を表し、その時点と出来事をつなぐ表現です。
基本の骨格は S + have(時制) + Vpp時制は have が担当し、Vpp(過去分詞)が「した/されている」の結果を運びます。

Lesson 042 / Section 2-3
まず覚えること:
  • 現在完了have/has + Vppとつながる(経験・継続・完了/結果)。
  • 過去完了had + Vpp過去のある時点より前の出来事。
  • 未来完了will have + Vpp未来のある時点までに完了。
語注:Vpp(過去分詞)=動詞の「第3形」(done, seen, broken など)。
区別! be + Vpp は受動態(〜される)、have + Vpp は完了(〜した/している)。
種類 骨格 時間のイメージ よく一緒に出る語
現在完了 S + have/has + Vpp 今とつながる「経験・継続・完了/結果」 since, for, already, yet, just, ever, never
過去完了 S + had + Vpp 「その時までに〜していた」 by the time(〜した時には)
未来完了 S + will have + Vpp 「その時までに〜しているだろう」 by + 未来の時点(by next year など)

🔍 見分けるポイント(導入)

  • have/has/had の直後に Vpp(過去分詞)が来たら、まず完了形を疑う。
  • 受動態と混同しない: be + Vpp=受動/ have + Vpp=完了。
  • 時間語がヒント:since/for(継続)、already/yet/just(完了/結果)、ever/never(経験)。

💬 例文で感覚をつかもう!(完了形 have + Vpp

経験(ever / never)

I have visited Kyoto three times.

(私は京都に3回行ったことがある。)

骨格:S + have/has + Vpp(経験)/回数を表す語(once / twice / three times)と相性◎

語注:visit(訪れる)→ visited(Vpp)/ever(これまでに)、never(一度もない)

結果(just / already / yet)

She has just finished her homework.

(彼女はちょうど宿題を終えたところだ。)

副詞:just(ちょうど)/already(すでに)/yet(もう・まだ:否定/疑問で)

語注:finish(終える)→ finished(Vpp)

否定(yet と一緒に)

I haven’t done my homework yet.

(私はまだ宿題をしていない。)

形:S + have/has + not + Vpp + yet(文末に yet

語注:do → did → done(Vpp)

継続(since / for)

He has lived in Osaka since 2019.

(彼は2019年以来ずっと大阪に住んでいる。)

since + 起点(2019, last year)for + 期間(five years, two months)

語注:live(住む)→ lived(Vpp)

疑問(ever)

Have you ever ridden a horse?

(あなたは今までに馬に乗ったことがありますか?)

疑問形:Have/Has + S + ever + Vpp ... ? / 返答:Yes, I have. / No, I haven’t.

語注:ride → rode → ridden(乗る)

表現のちがい(been to / gone to)

She has been to the library. (経験:行ったことがある/行ってきた)
She has gone to the library. (今そこにいて、ここにはいない)

(彼女は図書館に行ったことがある/彼女は図書館へ行ってしまって今ここにいない)

been to=経験/gone to=不在のニュアンス

過去完了(had + Vpp)

I had finished dinner before he arrived.

(彼が着く前に、私は夕食を食べ終えていた。)

骨格:S + had + Vpp(過去の基準点より前)/接続:before / by the time

語注:arrive(到着する)

未来完了(will have + Vpp)

By next year, they will have built a new gym.

(来年までには、彼らは新しい体育館を建てているだろう。)

骨格:S + will have + Vpp(未来の基準点まで)/時間語:by + 未来時点

語注:build → built → built(建てる)

恋愛(定番フレーズ)

I have loved you since we met.

(出会ってから、ずっとあなたを愛しています。)

継続:since + 過去の起点love は状態動詞でも完了形で「今も続く気持ち」を表せる

比較(過去形 vs 現在完了)

過去形:I finished my homework yesterday.
現在完了:I have finished my homework.

(過去形=昨日の事実/現在完了=今“終わっている”という結果が今に関係)

yesterday など「過去の時点」があるときは現在完了にしないのが基本。

⚠️ 注意: be + Vpp受動(〜される)、 have + Vpp完了(〜した/している)。 形が似ているので、助動詞が何か(be か have か)に注目しよう!

タイムラインでつかむ:現在完了の3用法

現在完了は have/has + Vpp。 「今(現在)とつながる」のが最大のポイントです。
代表的な3つの用法を、時間の流れに沿って目で確認しましょう。

Lesson 042 / Section 2-3
読み方: 下の図は「過去 → 今」への線です。は出来事、 は続いている時間を表します。
① 経験(…したことがある)
過去
過去のどこかで何回か起きた出来事が、今に「経験」として残る。

I have visited Kyoto three times.

(京都に3回行ったことがある。)

キーワード:ever(これまでに)/never(一度もない)/回数(once, twice, three times)

② 継続(…している/ずっと)
起点
ある時点からずっと続いて、今も続行中。

He has lived in Osaka since 2019.

(2019年以来ずっと大阪に住んでいる。)

キーワード:since+起点(2019, last year)/for+期間(for 5 years など)

③ 完了・結果(もう/ちょうど/まだ)
少し前
「今」に強く関係する直前の出来事 → 今その結果がある

She has just finished her homework.

(彼女はちょうど今、宿題を終えたところだ。)

キーワード:just(ちょうど)/already(すでに)/yet(まだ:否定・疑問)

⚠️ 過去形との違い: yesterday / last year / in 2020 など具体的な過去時点があるときは、ふつう過去形を使います。
ミニ練習(30秒): 日本語を見て用法ラベルを口で言ってみよう → 京都に2回行ったことがある 2019年から住んでいる もう宿題を終えた

過去形 vs 現在完了 速判チェック

迷ったら5秒で判断
過去形(V-ed / 過去形は 「昔のある時点で終わった事実」。
現在完了(have/has + Vppは 「今とつながる経験・継続・結果」。

Lesson 042 / Section 2-3

🧭 5秒フロー:どっちを使う?

  1. 具体的な過去の時点yesterday / last year / in 2020 / when ... など)がある?
    YES過去形  NO:次へ
  2. 今も続く・今に関係がある?(since / for / just / already / yet / ever / never など)
    YES現在完了  NO:文脈次第(ふつう過去形)
過去形を呼ぶ合図 意味 現在完了を呼ぶ合図 意味
yesterday, last ~, ~ ago, in 2019, when... 過去の時点が明確 → 過去形 ever / never, 回数(once / twice / three times 経験 → 現在完了
then, at that time そのときの事実 → 過去形 since + 起点 / for + 期間 継続 → 現在完了
(※特になし/文脈が過去完結) 完了していて今は関係が薄い → 過去形 just / already / yet, recently / lately 結果・最近 → 現在完了
過去形(過去の時点がある)

I finished my homework yesterday.

(私は昨日宿題を終えた。)

yesterday がある → 現在完了は使わない。

現在完了(今とつながる)

I have finished my homework.

(今、宿題を終えている状態だ。)

※ 具体的な過去時点なし → 「結果」が今に関係。

🚑 誤りクリニック(NG → OK)

  • ✖ I have finished it yesterday. → ✅ I finished it yesterday.(過去時点あり → 過去形)
  • ✖ Did you ever go to Kyoto? → ✅ Have you ever been to Kyoto?(経験 → 現在完了)
  • ✖ I lived here for three years.(今も住んでいる) → ✅ I have lived here for three years.(継続)
  • ✅ I lived there for three years from 2018 to 2020.(期間が過去で完結 → 過去形)

⏱ クイック判定クイズ(3問・自己採点)

Q1 I ____ (finish) my homework yesterday.
Q2 Have you ____ (ever/ride) a horse?
Q3 He ____ (live) here since 2019.
一言まとめ: まず時間の手がかりを見る! 過去の時点あり ⇒ 過去形 / 今とつながる ⇒ 現在完了

2-3. 現在完了:よくある質問(FAQ)

現在完了は have/has + 過去分詞(Vpp)「今とつながる」経験・継続・結果を表します。つまずくポイントをQ&Aで整理しましょう。

Lesson 042 / Section 2-3

形は S + have/has + Vpp
過去形I finished it yesterday.昨日の事実)
現在完了I have finished it.(今「終わっている」=結果が現在に関係)

語注:Vpp=過去分詞(done, seen, broken など)。

  • since + 起点(いつから):since 2019 / since last April
  • for + 期間(どのくらい):for three years / for two months

例:He has lived here since 2019.We have known each other for ten years.

  • just(ちょうど今):She has just finished.
  • already(すでに):I have already finished.haveの後/文末可)
  • yet(まだ):否定/疑問で文末に。I haven’t finished yet.

位置のコツ:already/justhave/has の後に置くのが基本。

疑問Have you ever seen snow?
否定I have never seen snow.(一度もない)

ever=「これまでに」/never=「一度もない」。

  • have been to:行った経験/行ってきた(今はここにいる)。
  • have gone to:行ってしまって今ここにいない。

例:She has been to Kyoto.She has gone to Kyoto.

現在完了I have read the book.(結果=読み終えた)
現在完了進行I have been reading the book.(過程=最近ずっと)

「結果を言う?」か「過程・継続感を言う?」で選ぶ。

形:S + has/have been + Vpp
例:The work has been finished already.

受動(be + Vpp)と完了(have + Vpp)の合体形。

後ろが Vpp なら hasV-ing/形容詞/名詞なら is
例:He’s finished.(=He has finished.)/He’s studying.(=He is studying.)

基本は✖。それらは過去の時点が明確 → 過去形を使う。
✖ I have finished it yesterday.✓ I finished it yesterday.

  • 最上級+現在完了:the best movie I’ve ever seen
  • It’s the first time + 現在完了:It’s the first time I’ve visited Kyoto.
  • by the time + 過去完了:By the time he arrived, I had finished.
ポイントは「経験・継続・結果」のどれかに当てはめて読むこと。
一言まとめ: have/has + Vpp を見抜く → 「経験?継続?結果?」を即判定。小さな“できた!”を積み重ねよう 💪

3. 分詞の形容詞的用法(名詞を説明する役)

分詞は、動詞から生まれた形ですが、形容詞のように名詞を説明できます。
キホンはこの2つ: V-ing(現在分詞)能動・進行のニュアンス(=「~している」)、 Vpp(過去分詞)受動・完了のニュアンス(=「~される/~してしまった」)を出します。 例:a running boy(走っている少年)/a broken window(割られた窓)

Lesson 042 / Section 3

🔧 形の見抜き方(超シンプル)

現在分詞(V-ing)
  • 能動:「名詞が自分でしている動作」
    =“~している”の感じ
  • 進行:動きの途中・生き生きとしたイメージ
  • 短いときは名詞の/語を伴うときは後ろ
過去分詞(Vpp)
  • 受動:「名詞が受けたこと」
    =“~される/された”の感じ
  • 結果・状態:行為のあとの状態を表すことも
  • 短いときは名詞の/語を伴うときは後ろ

メモ:Vpp過去分詞の略(done, made, broken など)。V-ing現在分詞。 どちらも「名詞を説明できる=形容詞っぽく働ける」と覚えましょう。

📍 置き場所のコツ

  • 名詞の前:分詞が単独・短いとき 例:a sleeping baby / a closed door
  • 名詞の後ろ:分詞が目的語や前置詞句を伴うなど、長くなるとき 例:the book written by Ken
3-1 V-ing / Vpp

名詞のに置く:短くキレ良く修飾

分詞が短いときは名詞のに置いて説明。
V-ing=能動「~している」/ Vpp=受動・結果「~された/~してある」。

例:a running boy / a broken window

➡ 3-1へ(詳しく)
3-2 語句を伴うとき

名詞の後ろに置く:語句を伴って詳しく

分詞が目的語や前置詞句を伴って長いときは名詞の後ろに置く。
Vpp + by 人(~によって)も定番。

例:the book written by Ken / the students waiting at the gate

➡ 3-2へ(詳しく)
3・まとめ Quick Tips

🧠 3秒で判定! 能動?受動? 前?後ろ?

  • 能動(名詞が自分でしている)→ V-ing
  • 受動・結果(名詞が受けた/~してある)→ Vpp
  • 分詞が短い→ 名詞の長い→ 名詞の後ろ

例:a sleeping baby / the door left open

コツは「名詞がしている?/されている?」を3秒で判定! 迷ったら、まずは V-ing=能動 / Vpp=受動 を当てはめてみよう。 小さな「わかった!」の積み重ねが最速の近道です 💪

3-1. 分詞が名詞のに置かれる場合

分詞は名詞を説明する形容詞の役もできます。とくに V-ing(現在分詞)Vpp(過去分詞)短い1語のときは、名詞のに置くのが基本です。
現在分詞=「能動・進行」= 〜している / 過去分詞=「受動・結果」= 〜された/〜してある

Lesson 042 / Section 3-1

🔧 形の型(名詞の前に置くとき)

V-ing(能動・進行)

名詞が自分でしている動きを表す。

例:a running boy(走っている少年)/ a barking dog(ほえている犬)
Vpp(受動・結果)

名詞が受けたこと・その結果の状態を表す。

例:a broken window(割られた窓)/ a written report(書かれた報告書)
見分けのコツ: 「名詞がしている?」→ V-ing / 「名詞がされている・〜の結果?」→ Vpp

📍 置き場所のルール(前 or 後ろ)

  • 名詞の前:分詞が短い1語のとき(本セクション)
  • 名詞の後ろ:分詞が目的語や前置詞句を伴い長くなるとき(→ 3-2 へ

📝 ミニ語注

  • 現在分詞(Present Participle)V-ing(例:playing, running)
  • 過去分詞(Past Participle)Vpp(例:played, broken, written)
  • どちらも動詞から作られた形ですが、ここでは形容詞のように名詞を説明します。
コツは“3秒判定”! 名詞がしているなら V-ing、 名詞がされているなら Vpp。まずは短い1語で前から修飾する形をサクッと身につけよう 💪

💬 例文で感覚をつかもう!(名詞の前に置く:フル英文)

現在分詞(能動・進行)

The barking dog scared the children.

(そのほえている犬は子どもたちを怖がらせた。)

構造:[V-ing + 名詞]barking dog(犬が自分でほえている)/ 語注:bark=ほえる, scare=怖がらせる

書き換え:the dog that is barkingthe barking dog

現在分詞(能動・進行)

A sleeping baby looks so peaceful.

眠っている赤ちゃんはとても穏やかに見える。)

構造:sleeping baby(赤ちゃんがしている動作)/語注:peaceful=穏やかな

書き換え:a baby that is sleepinga sleeping baby

過去分詞(受動・結果)

We found a broken window in the classroom.

(教室で割られた窓を見つけた。)

構造:[Vpp + 名詞]broken window(窓が受けたこと/結果)/ 語注:break → broke → broken=割る→割られた

書き換え:a window that was brokena broken window

過去分詞(受動・慣用)

She bought a used book at the store.

(彼女は店で中古の本を買った。)

語注:used=「使われた」→「中古の」として形容詞化/store=店

書き換え:a book that was useda used book

現在分詞(能動・進行)

Boiling water can burn your skin.

沸いているお湯は肌をやけどさせることがある。)

構造:boiling water(水が今まさに沸いている)/語注:burn=やけどさせる

書き換え:water that is boilingboiling water

比較:-ing(させる物)/-ed(感じる人)

The excited fans cheered loudly.
We watched an exciting game on TV.

わくわくしているファンは大声で声援を送った。/私たちはテレビでわくわくさせる試合を見た。)

コツ:-ing=させる物-ed=感じる人

過去分詞(受動・状態)

The closed windows kept the room warm.

(その閉まっている窓は部屋を暖かく保った。)

構造:closed windows=「閉められた状態の窓」/語注:keep A B=AをBの状態に保つ

書き換え:windows that are closedclosed windows

過去分詞(受動)

A stolen bike was found near the station.

盗まれた自転車が駅の近くで見つかった。)

語注:steal → stole → stolen=盗む→盗まれた/near=〜の近く

書き換え:a bike that was stolena stolen bike

恋愛(定番)

He sent me a loving message last night.

(彼は昨夜、私に愛のこもったメッセージを送ってくれた。)

語注:loving=愛情深い/message=メッセージ/sent=sendの過去形

書き換え:a message that is full of lovea loving message

現在分詞(能動:人を引きつける)

I’m reading an interesting book about space.

(私は宇宙についてのおもしろい本を読んでいる。)

語注:interesting=人を引きつける→「おもしろい」/space=宇宙

対比:interested students(興味を持っている生徒)=感じる側は -ed

⚙️ コツの再確認: V-ing=能動(名詞がしている)/ Vpp=受動・結果(名詞がされている・〜してある)。
分詞が短い1語なら名詞のに置く。語句を伴って長くなるときは名詞の後ろへ(→ 3-2)。

⏱ 15秒チェック:どっち?(-ing / -ed)

an ____ story (excite) the ____ players (tire) a ____ door (close)
答え:exciting / tired / closed

3-1. 分詞が名詞の前に置かれる場合:よくある質問(FAQ)

分詞が短い1語なら名詞のに置くのが基本。
V-ing=能動・進行「~している」 / Vpp=受動・結果「~された/~してある」 を目印に考えよう。

Lesson 042 / Section 3-1

分詞が短い1語のとき。
例:a sleeping baby(眠っている赤ちゃん)/a broken window(割られた窓)
長くなる(目的語や前置詞句を伴う)なら名詞の後ろへ:the book written by Ken

V-ing 名詞が自分でしている動き(能動・進行)
Vpp 名詞が受けたこと・その結果(受動・結果)
例:a barking dog(ほえている犬)/a stolen bike(盗まれた自転車)

はい、よく出ます。
who/that is + V-ing → V-ing + 名詞
who/that is/was + Vpp → Vpp + 名詞
例:the dog that is barkingthe barking dog
例:a window that was brokena broken window

-ing=「させる側」(物・出来事)
-ed=「感じる側」(人・動物)
例:an interesting book(おもしろい本)/interested students(興味を持っている生徒)

open は「開いている(状態形容詞)」、opened は「開けられた(受動の結果)」という意識。
例:an open door(開いているドア)/a newly opened shop(最近開店した店)

一般に「意見(nice, interesting など)→ 大きさ/年齢/色分詞 → 名詞」の順で無理が少ないです。
例:a nice small broken toy

名詞のではハイフンでつなぐ:a well-known singer
述部ではハイフンなしが多い:The singer is well known.

V-ing:make → making(語尾 e を取る)、run → running(子音重ね)、lie → lying(ie→y)
Vpp(-edの発音):watched /t/、played /d/、wanted /ɪd/。
例:closed は /kloʊzd/。

a barking the dog → ✓ a barking dog(冠詞の位置に注意)
a open door → ✓ an open door(母音始まりは an
a broke window → ✓ a broken window(Vpp を使う)
一言まとめ: まずは「名詞がしている?V-ing」/ 「されている?Vpp」を3秒で判定! 短い1語なら名詞の前に置くのが基本です 💪

3-2. 分詞が名詞の後ろに置かれる場合

分詞が語句(目的語・前置詞句・副詞など)を伴って長くなるときは、名詞の後ろに置いて丁寧に説明します。
色分けの目印: V-ing(現在分詞)=能動・進行「〜している」 Vpp(過去分詞)=受動・結果「〜される/〜された」 例:the students waiting at the gate(門で待っている生徒)/ the book written by Ken(ケンによって書かれた本)

Lesson 042 / Section 3-2

🔧 基本パターン(名詞の後ろに置くとき)

能動・進行:現在分詞

名詞 + V-ing + (目的語/前置詞句)

  • 名詞が自分でしている動きや状態を詳しく説明
  • 例:the boy running across the street(通りを走っている少年)
受動・結果:過去分詞

名詞 + Vpp + (by+人/with+道具/前置詞句)

  • 名詞が受けたこと・その結果の状態を詳しく説明
  • 例:the window broken by the storm(嵐で割られた窓)
関係代名詞の省略(書き換え)who/that + be を省き、 動詞を V-ing / Vpp にするのがコツ。
例:the girl who is singingthe girl singingthe car that was made in Japanthe car made in Japan

📍 置き場所の判断

  • 短い1語なら名詞の(→ 3-1
  • 語句を伴って長いなら名詞の後ろ(本セクション)
  • 「名詞がしている?」→ V-ing / 「されている?」→ Vpp
ポイントは“情報を後ろに足していく”感覚! まず名詞を言ってから、分詞フレーズで場所・原因・方法などを後置すれば、自然で読みやすい英語になります 💪

💬 例文で感覚をつかもう!(名詞の後ろに置く)

現在分詞(能動・進行)

I waved to the students waiting at the gate.

(私は門で待っている生徒たちに手を振った。)

構造:名詞 + V-ing + 前置詞句/語注:wave=手を振る、gate=門

書き換え:the students who are waiting at the gate → the students waiting at the gate

現在分詞(能動・位置)

The man sitting by the window is our teacher.

窓ぎわに座っている男性が私たちの先生です。)

語注:sit (sitting)=座る、by=〜のそばに/近くに

「名詞が自分でしている動作」→ V-ing

現在分詞(目的語あり)

I saw the boy playing soccer in the park.

(私は公園でサッカーをしているその少年を見た。)

構造:名詞 + V-ing + 目的語 + 前置詞句/語注:see=見る、in the park=公園で

書き換え:the boy who is playing soccer in the park → the boy playing soccer in the park

過去分詞(受動・by+人)

This is the book written by Ken.

(これはケンによって書かれた本です。)

構造:名詞 + Vpp + by + 人/語注:write → wrote → written=書く→書かれた

「名詞が受けたこと」→ Vpp

過去分詞(受動・原因)

We repaired the window broken by the storm.

(私たちは嵐で割られたその窓を修理した。)

語注:repair=修理する、storm=嵐

書き換え:the window that was broken by the storm → the window broken by the storm

過去分詞(材料・道具:with)

Look at the cake made with strawberries.

いちごで作られたそのケーキを見て。)

構造:名詞 + Vpp + with + 材料/道具/語注:strawberry=いちご

「by=行為者(人)」「with=道具・材料」の使い分けを意識!

過去分詞(時・場所)

The bridge built in 1990 is still strong.

1990年に建てられたその橋はいまでも丈夫だ。)

語注:build → built=建てる→建てられた、still=いまでも

書き換え:the bridge that was built in 1990 → the bridge built in 1990

恋愛(定番)

He sang the song written for his girlfriend.

(彼は彼の彼女のために書かれたその歌を歌った。)

語注:girlfriend=彼女、for=〜のために(目的)

気持ち(目的)を表すときは for + 人 がぴったり。

過去分詞(受動・to/前置詞句)

The girl invited to the party by Tom is my cousin.

トムにパーティーに招待されたその女の子は私のいとこだ。)

語注:invite=招待する、cousin=いとこ

語をたくさん伴うときは名詞の後ろにまとめて付けると読みやすい!

現在分詞(場所)

Please talk to the clerk standing near the door.

ドアの近くに立っている店員に話しかけてください。)

語注:clerk=店員、near=〜の近くに

書き換え:the clerk who is standing near the door → the clerk standing near the door

⚙️ コツの再確認: V-ing=能動(名詞がしている)/ Vpp=受動・結果(名詞がされている・〜してある)。
語をたくさん伴う(by/with/for/in/at など)ときは、名詞の後ろにまとめて置くのが読みやすい!

⏱ 15秒チェック:どれを選ぶ?(by / with)

a picture ____ my sister(私の姉によって描かれた) a cake ____ chocolate(チョコで作られた)
答え:bywith

3-2. 名詞の後ろに置く分詞:よくある質問(FAQ)

分詞が語句を伴って長くなるときは、名詞の後ろに置いて説明します。
目印は色分け: V-ing=能動・進行「〜している」 / Vpp=受動・結果「〜される/〜された」

Lesson 042 / Section 3-2

分詞が目的語前置詞句(in/at/by/with…)などを伴い、説明が長くなるとき。
例:the students waiting at the gatethe book written by Ken

V-ing 名詞が自分でしている動き(能動)
Vpp 名詞が受けたこと・その結果の状態(受動)
例:the boy running across the streetthe window broken by the storm

よく出ます。基本は who/that + be を省略。
who/that is + V-ing → V-ing
who/that is/was + Vpp → Vpp
例:the girl who is singingthe girl singing
例:the car that was made in Japanthe car made in Japan

by=行為者(人・原因)
with=道具・材料
例:the cake made with strawberries(いちごで作られた)/ the picture painted by my sister(姉によって描かれた)

基本は不要その名詞を限定する=どれかを特定する情報)。
ただし「おまけの説明(非限定)」ならカンマOK:
My father, working at a hospital, comes home late.(父は病院で働いていて、帰宅が遅い)

分詞の意味上の主語=直前の名詞
例:the girl standing near the door立っているのはgirl

基本は避けるのが無難。
the boy knowing the answer → ✓ the boy who knows the answer
「進行形にしにくい動詞」は 2-1 のFAQも参照。

一般的な並び動作 → 場所/方法 → 時
例:the girl running in the park after school

  • the students waiting Tom → ✓ waiting for Tom(前置詞が必要)
  • the house build in 1990 → ✓ built in 1990(Vppの形)
  • ✖ カンマの乱用 → 限定ならカンマなしに。

who/that + be を戻せばOK。
例:the man sitting by the windowthe man who is sitting by the window
コツは「名詞 → 後ろで足す」! まず言いたい名詞を出して、分詞フレーズで場所・原因・方法・時を後ろに足す。 それだけで英文がグッと読みやすく、表現力も一気にアップします 💪

4. 主格補語としての分詞(S + V + C)

主格補語(Subject Complement)とは、主語(S)の様子・状態を説明して文を完成させる語です。 V には be / look / feel / keep / remain / sit / stand / come / go / lie など 「つなぐ・状態を示す」動詞(連結動詞)が来ることが多く、
V-ing(現在分詞)なら 主語がしている動作の様子、Vpp(過去分詞)なら 主語が受けた結果の状態を表します。 例(イメージ): He sat reading.(彼は座って読んでいた)/ She sat surrounded by kids.(彼女は囲まれた状態で座っていた)

Lesson 042 / Section 4

🔧 形の骨格(SVC:主語の“今の様子・状態”を言う)

現在分詞がC(能動・同時進行)

S + V(連結動詞) + V-ing

  • 主語が自分でしている動作が、その時進んでいるイメージ。
  • ミニ例:He came running.(彼は走ってやって来た)
過去分詞がC(受動・結果状態)

S + V(連結動詞) + Vpp

  • 主語が受けたことの結果として、今どうなっているか。
  • ミニ例:The street was deserted.(通りは人けがない状態だった)
注意: 進行形(be + V-ingは「その動詞自体が述語」であり、 本セクションの V-ing補語(C)として主語を説明する役です。
例:He is reading.(進行形)と、He sat reading.(補語)を区別しよう。
コツは「S(だれ)+V(様子をつなぐ)+C(今どんな状態?)」。 まずは現在分詞=している/過去分詞=されているの2軸で3秒判定! 小さな“わかった”を積み重ねよう 💪

4-1. 主格補語が現在分詞(V-ing)の場合

このパターンでは、V-ing(現在分詞)補語(C)として主語の今の様子・同時進行を説明します。形は S + V(連結/移動/姿勢の動詞) + V-ing 例(イメージ):He sat reading.(彼は読んでいる様子で座っていた)/ They came running.(彼らは走ってやって来た)

Lesson 042 / Section 4-1

🔧 形と意味(まずはここだけ)

S + V + V-ing

  • 主語が自分でしている動きを、動詞Vの出来事と同時に描写。
  • 日本語は「〜しながら」「〜して」の感じ。
相性のよいV
sit / stand / lie(姿勢)、 come / go / walk / run(移動)、 keep / remain(状態を保つ)など
進行形とのちがい: He is reading.述語そのものbe + V-ing(進行形)。
一方、He sat reading.reading補語(C)で、主語の様子を説明しています。

📝 ミニ語注

  • 現在分詞(Present Participle)V-ingrunning, reading, talking など)。
  • 主格補語(C)=主語の性質・状態・様子を補って文を完成させる語。
コツは「だれ(S)+様子をつなぐV+Sがしていること(V-ing)」。 まずは 姿勢・移動・状態を示すV と組み合わせて感覚をつかもう 💪

💬 例文で感覚をつかもう!(S + V + V-ing

現在形(習慣・実況) V に現在形を使うと「ふだん/よくある」のニュアンス
現在形

He sits reading a comic every night.

(彼は毎晩、マンガを読みながら座る=それが習慣。)

構造:S + V(現在) + V-ing + 目的語 + 頻度表現 / 語注:every night=毎晩

現在形

The guard stands watching the gate in the morning.

(警備員は朝、門を見張りながら立っている=日課。)

語注:guard=警備員/watch=見張る

恋愛(現在形・習慣)

He walks home holding her hand every Friday.

(彼は毎週金曜、彼女の手をつないで家まで歩く。)

語注:hold one’s hand=手をつなぐ/every Friday=毎週金曜

現在形(否定)

She doesn’t sit playing games after 10 p.m.

(彼女は夜10時以降、ゲームをしながら座っていたりはしない=ルール。)

語注:after 10 p.m.=夜10時以降/否定は do/does + not

現在進行形(いま進行中) V に be + -ing を使い「今まさに」の場面描写
現在進行形

He is sitting reading a comic now.

(彼は今、マンガを読みながら座っている。)

構造:S + be + V-ing + V-ing + 目的語(二つの -ing が並んでもOK)

現在進行形

She is standing waiting for the bus.

(彼女はいま、バスを待ちながら立っている。)

語注:wait for=〜を待つ(for を忘れない)

現在進行形

They are walking talking about the test.

(彼らはいま、テストについて話しながら歩いている。)

語注:talk about=〜について話す

現在進行形(否定)

He isn’t sitting playing now; he’s studying.

(彼はいまゲームをしながら座っているわけではない。今は勉強中。)

語注:isn’t=is not の短縮形/対比の ; で文を接続

過去形(場面描写) V を過去形にして「そのときの様子だった」を描写
過去形

He sat reading a comic quietly.

(彼は静かにマンガを読みながら座っていた。)

語注:quietly=静かに

過去形

They came running to help us.

(彼らは私たちを助けに走って来た。)

語注:come running=走って来る/help=助ける

過去形

She stood waiting for the bus in the rain.

(彼女は雨の中、バスを待ちながら立っていた。)

語注:in the rain=雨の中で

過去形

Many people remained standing during the speech.

(多くの人がスピーチの間、立ったままだった。)

語注:remain=〜のままでいる/during=〜の間

⚙️ コツ: 形はいつも S + V + V-ing
時制は V に乗る現在形現在進行形過去形 など)。
V-ing はいつでも「主語の今の様子」を説明する補語(C)

4-1. 主格補語(C)が現在分詞:よくある質問(FAQ)

形は S + V + V-ingV-ing が 主語(S)の今の様子・同時進行を説明します。 例:He sat reading.

Lesson 042 / Section 4-1

進行形 = 文の述語そのもの:He is reading.
本セクションV-ing補語(C)He sat reading.(座る+その時の様子「読んで」)

姿勢 sit / stand / lie移動 come / go / walk / run状態保持 keep / remain / stay
例:She stood waiting for the bus.

V-ing + 目的語 + 前置詞句 の順で、補語のかたまりとしてVの後ろに置く。
例:He sat reading a book in the library.

意味上の主語は文の主語(S)
例:They came running.走っているのはThey

基本は避ける(進行形にしにくい動詞)。
She stood knowing the answer.
She stood, and she knew the answer.(別文にする)/ ✓ She stood thinking.(考える=進行OK)

可能。
例:He kept not talking.(話さないままだった)/ 例:He kept quiet without saying anything.

SVC 主語の様子:He sat reading.
SVO+OC 目的語の様子:I saw him reading.(読むのはhim

ふつうは不要。ただし挿入的に説明を足すときは可。
例:He sat, smiling, and waved at us.

  • He sat to read a comic.(目的になりがち)→ ✓ He sat reading a comic.
  • She stood wait for the bus. → ✓ She stood waiting for the bus.
  • He came run fast. → ✓ He came running fast.

単語同士がつながって聞こえる(リエゾン)。
sat‿reading(サットゥ・リーディング)/came‿running(ケイム・ラニング)など。
一言まとめ: まずは 姿勢・移動・状態保持のVV-ing を置いて、 「主語が〜しながら…」の絵をサッと描こう。迷ったら進行形との違いをチェック! 💪

4-2. 主格補語が過去分詞(Vpp)の場合

このパターンでは、Vpp(過去分詞)補語(C)として主語の結果状態・受け身の状態を説明します。形は S + V(連結動詞) + Vpp 例(イメージ): The street was deserted.(通りは人けがない状態だった)/ She sat surrounded by kids.(彼女は囲まれた状態で座っていた)

Lesson 042 / Section 4-2

🔧 骨格ミニガイド(まずはここだけ)

結果の「状態」を言う be / look / seem / feel / remain / keep

形:S + V + Vpp

  • 何を言う? 主語が「〜された結果、今こうなっている」という状態
  • 日本語イメージ:「〜された状態だ/〜に見える/〜だと感じる」
例:The door is closed.(ドアは閉まっている状態
例:He looked surprised.(驚いた様子に見えた
「〜された状態で」いる sit / stand / lie / come / go

形:S + (姿勢/移動V) + Vpp (+ 前置詞句)

  • 何を言う? 主語が「〜された状態のまま」そこにいる/その場面の見え方
  • 日本語イメージ:「〜されたまま座る/立つ/横たわる」
例:She sat surrounded by kids.
例:They stood impressed by the song.
時制はどこ?V(is / was / looks / stood…) にかかる。
Vpp は形そのまま: The door is closed / was closed / looks closed.

🧭 「受動態(be + Vpp)」とのちがい(パッと判定)

状態を説明(補語Vpp)

The door is closed.

  • 今どうなっている? → 閉まっている状態
  • 副詞OK → completely / very closed などで程度が言える
  • by + 人通常つけない(誰が閉めたかは話さない)
テスト: very を足して自然なら「状態」寄り。
出来事を説明(受動態)

The door was closed by the guard at seven.

  • 誰が何をした? → 警備員が閉めた(過去の出来事)
  • by + 人行為者を言える
  • 程度副詞は通常入れない(*was very closed by… は不自然)
テスト: by + 人 を足して自然なら「受動態」寄り。
3秒フロー: 言いたいことは? 「いまの様子」→ 補語Vpp / 「誰がしたか」→ 受動態

📝 ミニ語注(覚えるとラク!)

  • 過去分詞(Vpp)broken / closed / tired / surprised など。「受けた結果」「状態」を表しやすい。
  • -ed と -ing の使い分け(感情)
    -ed(感じる側) I feel excited. / -ing(感じさせる側) The movie is exciting.
  • よく出る状態Vppseated(着席した)、crowded(混んだ)、worried(心配した)
  • よくある注意close(動詞/形容「近い」)と closed(「閉じた状態」)を混同しない。
  • 不規則Vppの一部:build → built / write → written / go → gone(※ went は過去形)
  • 前置詞の相性by 行為者・原因/ with 道具・材料・覆い/ in 状態・場所・色/ to 感情の向き
ワンポイント: 迷ったらまず状態を言いたいのか(補語Vpp)/出来事を言いたいのか(受動態)を判定。 そのあとに by / with / in / to などを付け足して情報を豊かにしよう!
コツは「S(だれ)+V(つなぐ/様子)+Vpp(どういう状態?)」。 まずは 状態を言う意識でOK。 「出来事を言いたい?」→受動態、「いまの様子を言いたい?」→補語Vpp、と3秒判定で迷わない! 💪

💬 例文で感覚をつかもう!(主格補語=過去分詞)

状態(be + Vpp)

The door is closed now.

(そのドアは今、閉まっている状態だ。)

語注:closed=閉じた/閉まっている(状態)。出来事を言うなら was closed by…(受動態)。

コツ:状態を描写する補語としての Vpp

見た目(look + Vpp)

He looked surprised at the news.

(彼はそのニュースに驚いた様子に見えた。)

語注:look + 形=〜に見える/surprised=驚いた(人の感じ)。

比較:surprising は「人を驚かせる(もの)」。

感情・体調(feel + Vpp)

She felt tired after the game.

(彼女は試合のあと疲れた状態だと感じた。)

語注:feel + 形=〜だと感じる/tired=疲れた。

型:S + feel / seem / look + Vpp(状態を述べる)。

状態保持(remain + Vpp)

Please remain seated during the performance.

(公演中は着席したままでいてください。)

語注:remain=〜のままでいる/seated=着席した状態。

看板やアナウンスで超頻出!

維持(keep + Vpp)

We keep the doors locked at night.

(私たちは夜、ドアを施錠した状態のままにしておく。)

語注:keep O C=OをCの状態に保つ/locked=鍵のかかった。

「S + keep + O + Vpp」は目的格補語の形(文型比較の良題)。

姿勢+状態(sit + Vpp)

She sat surrounded by kids.

(彼女は子どもたちに囲まれた状態で座っていた。)

語注:surround=取り囲む→surrounded=囲まれた(受け身の状態)。

型:S + sit/stand/lie + Vpp (+ 前置詞句)

姿勢+感情(stand + Vpp)

They stood impressed by the song.

(彼らはその曲に感銘を受けた状態で立ち尽くした。)

語注:impressed=感動した/by=原因・行為者。

by=人や原因」/「with=道具・材料」。

姿勢+被覆(lie + Vpp)

The puppy lay covered with a blanket.

(子犬は毛布でおおわれた状態で横になっていた。)

語注:lie–lay–lain=横たわる/blanket=毛布。

with は「道具・材料・覆い」を示すことが多い。

材料(be + made with)

The cake is made with strawberries.

(そのケーキはいちごで作られている状態だ。)

語注:made with ~=〜(材料)で作られた。

比較:made by 人=行為者・作り手、made of/from=素材の種類。

恋愛(定番)

I feel loved when I’m with you.

(あなたと一緒にいると、私は愛されていると感じる。)

語注:feel + loved=愛されていると感じる(心の状態)。

感情の -ed は「感じる側」。loving は「愛している側」。

⚙️ コツの再確認: 形は S + V + Vpp出来事を言いたいときは受動態 be + Vpp(例:was closed by…)、 いまの様子・結果の状態を言いたいときは補語Vpp(例:is closed)で表すと読みやすい!

⏱ 15秒チェック:前置詞はどれ?(by / with / in / to)

made ____ chocolate(チョコで作られた) broken ____ the storm(嵐で壊れた) covered ____ snow(雪でおおわれた) pleased ____ hear it(それを聞いてうれしい)
答え:withbyinto

4-2. 主格補語が過去分詞(Vpp):よくある質問(FAQ)

本セクションは S + V(連結/姿勢) + Vpp
Vpp主語の結果状態・受け身の状態を説明します。 例:The door is closed.(ドアは閉まっている状態

Lesson 042 / Section 4-2

補語Vpp状態の説明(今どうなっているか)。
The door is closed.(閉まっている状態) very/completely などで修飾しやすい:completely closed
受動態出来事(だれが何をしたか)。
The door was closed by the guard.(警備員が閉めた

連結系be / look / seem / feel / remain / keep
姿勢・位置sit / stand / lie / come / go
例:She sat surrounded by kids.(囲まれた状態で座っていた)

by=行為者・原因 with=道具・材料・覆い in=状態・場所・色 to=感情の向き(~してうれしい等)
例:broken by the storm / made with strawberries / covered in snow / pleased to hear it

V(be/look/stand…)にかかるVpp は形が変わらない。
例:The door is closed.The door was closed.The door looks closed.

-ed(Vpp)=感じる側(人):I feel excited.
-ing(V-ing)=感じさせる側(物・出来事):The movie is exciting.

通常は不要(SVCの骨格の一部だから)。ただし挿入的に言い足すなら可:
He stood, surprised, at the news.

  • The door looks close. → ✓ looks closed.close は動詞/形容、closed は「閉じた状態」)
  • He stood surprise. → ✓ He stood surprised.
  • ✖ 不規則の形ミス:build → builded → ✓ build → built不規則Vpp表で確認

否定は V に付ける:The door isn’t closed.He didn’t look surprised.
疑問:Is the door closed?Did he look surprised?

受動態 The window was broken by the storm.(嵐が割った=出来事)
状態 The window is broken.(割れた状態)
by ~ を付けると出来事の説明に寄る(=受動態っぽくなる)。

  • お店の札「Closed」=状態(いま閉まっている)
  • 「The shop was closed by the owner at 7.」=出来事
迷ったら:very/completely が自然に置ける → 状態寄り。
コツは「いまの様子を言うなら 補語Vpp、誰がしたか言うなら 受動態」。 3秒で判定→迷わず選べるように、例文を声に出して定着させよう 💪

5. 目的格補語としての分詞(S + V + O + C)

目的格補語(Objective Complement, OC)は、目的語(O)がどんな様子かを説明して文を完成させる語です。 形は次の2つ: S + V + O + V-ing(Oがしている S + V + O + Vpp(Oがされる/された 例:I saw him running.(彼が走っているのを見た)/ I had my purse stolen.(財布を盗まれた

Lesson 042 / Section 5

🔧 骨格ミニガイド(Oの様子を言う)

5-1:O + V-ing(能動)

S + V + O + V-ing

  • O(目的語)が自分でしている動き。
  • よく使うV:see / hear / watch / feel(知覚)、have / make / get(使役)など。
5-2:O + Vpp(受動)

S + V + O + Vpp

  • Oが受け身の状態結果にある。
  • よく使うV:have / get / keep / leave / find / want など。
区別のコツ: SVC主語(S)の様子SVO+OC目的語(O)の様子を言う。 例:He sat reading.(主語の様子)/I saw him reading.(目的語の様子)
コツは「Oの様子を言うカード」を最後に足すイメージ! V-ing=Oがしている / Vpp=Oがされている の2択で3秒判定💪

5-1. 目的格補語が現在分詞(O + V-ing)の場合

このパターンでは、V-ing(現在分詞)目的格補語(Objective Complement = OC)になり、目的語(O)が「いま している」様子を説明します。形は S + V + O + V-ing イメージ:I saw him running.(私は彼が走っているのを見た)= O(him)が自分でしている動作を描写。

Lesson 042 / Section 5-1

🔧 骨格ミニガイド(Oの“いまの動き”を言う)

知覚動詞 see / hear / watch / notice / feel

形:S + see/hear... + O + V-ing

  • Oが進行中の動きをそのまま描く(実況イメージ)。
  • ニュアンス比較:see O do(動作の完了まで目撃)/see O doing(途中の様子を目撃)。
使役・状態保持 have / keep / leave / get / find

形:S + have/keep/leave... + O + V-ing

  • keep/leave は「Oを〜している状態に保つ/残す」。
  • have/get は「Oを〜している状態にする」ことがある(文脈で可)。
時制のカギ: 時制は V(saw / see / am seeing など)にかかるV-ing はいつも同じ形で、Oの「している最中」を説明します。

🧭 ここで迷わない:SVC と SVO+OC のちがい

SVC(主格補語)主語Sの様子

He sat reading.

「読んでいる」のは He(主語)

SVO+OC(目的格補語)目的語Oの様子

I saw him running.

「走っている」のは him(目的語)

コツは「S + V」のあとに O を置き、最後に O の様子=V-ing をポン! 「誰が(O)何をしている?」をサッと描ければ合格 💪

💬 例文で感覚をつかもう! (S + V + O + V-ing

現在形(習慣・一般) V に現在形を使うと「ふだん/よくある」ニュアンス
現在形

I see her studying in the library after school.

(私は放課後、彼女が図書館で勉強しているのをよく見る。)

語注:after school=放課後/study=勉強する

現在形

We hear the birds singing every morning.

(私たちは毎朝、鳥がさえずっているのを耳にする。)

語注:every morning=毎朝/sing=歌う・さえずる

現在形

Teachers keep students working quietly during the test.

(テスト中、先生は生徒たちを静かに作業している状態に保つ=静かにさせる。)

語注:keep O V-ing=Oを〜している状態に保つ/quietly=静かに

恋愛(現在形・習慣)

He sees her smiling at him every morning.

(彼は毎朝、彼女が自分にほほえんでいるのを目にする。)

語注:smile at 人=(人に)微笑む/every morning=毎朝

現在進行形(いま) V に am/is/are + -ing を使って実況描写
現在進行形

I am watching the kids playing soccer now.

(私は今、子どもたちがサッカーをしているのを見ている。)

語注:watch=じっと見る/now=今

現在進行形

We are keeping the engine running while we wait.

(待っている間、私たちはエンジンをかけたままにしている。)

語注:while=〜の間/keep O V-ing=Oを〜した状態に保つ

現在進行形

This song is getting people dancing.

(この曲は人々を踊り始める状態にしている=ノリノリにさせている。)

語注:get O V-ing=Oを〜し始める状態にさせる

過去形(そのときの場面) 出来事の一場面を描写
過去形

I noticed a boy looking nervous.

(私は少年が緊張しているのに気づいた。)

語注:notice=気づく/nervous=緊張した

過去形

The coach had the team running laps.

(コーチはチームに周回走をさせている状態にした。)

語注:have O V-ing=Oを〜している状態にする/laps=トラックの周回

過去形

She left the lights shining all night.

(彼女は一晩中、電気をつけっぱなしにした。)

語注:leave O V-ing=Oを〜している状態のままにする

現在形の否定・疑問 運用の幅を広げる
現在形(否定)

I don’t see him wearing a helmet.

(彼がヘルメットを着けているのは見ない=着けていないのを見かける。)

言い換え:I see him without wearing a helmet.

現在形(疑問)

Do you see the cat sleeping under the chair?

(いすの下で猫が眠っているのが見える?)

語注:under=〜の下で/疑問は Do/Does を前に

⚙️ コツ: 形は常に S + V + O + V-ing時制は V に乗る現在形現在進行形過去形 など)。 V-ing は「Oが今している最中」を表す!

5-1. 目的格補語が現在分詞(O + V-ing):よくある質問(FAQ)

形は S + V + O + V-ing
V-ing目的語(O)が「いま している」様子を説明します。例: I see him running.

Lesson 042 / Section 5-1

答え O(目的語)がちょうどしている最中の動作を描写します。
例:I saw him running.(彼が走っているのを見た)

bare 不定詞see O do
I saw him run.出来事全体(開始〜終わり)を目撃。
現在分詞see O doing
I saw him running.途中の様子を目撃(進行中)。

V(see/hear/keep…)にかかるV-ing は形が変わりません。
例:I see him running.I saw him running.I am seeing him running now.

SVC主語の様子He sat reading.
SVO+OC目的語の様子I saw him reading.
誰が V-ing している? → S か O かで判定!

目的格(me / him / her / us / them)を使います。
I saw he running. → ✓ I saw him running.

否定はふつう V を否定I didn’t see him running.
Oの動作自体を否定したいとき:I saw him not wearing a helmet.(ヘルメットを着けていないのを見た)
※ より自然には I saw him without wearing a helmet. と言い換え可。
疑問:Did you see him running?

  • have O V-ing=Oを〜している状態にしておくさせる
  • keep/leave O V-ing=Oを〜している状態に保つ/残す
  • get O V-ing=Oを〜し始める状態にさせる
  • make O V-ing は基本不可 → make O do(原形)を使う:make him do
例:The coach had the team running laps.She made him run laps.

基本は V-ing + 目的語 +(副詞/場所/時間) の順。
例:I saw him reading a comic quietly in the library after school.

  • I saw he running. → ✓ I saw him running.(目的格)
  • I saw him to run. → ✓ running / run(to は使わない)
  • She made us waiting. → ✓ She made us wait.(make は原形)

可能。
I saw a boy running.I saw a boy who was running.
※ 文が長いときは関係詞で分けると読みやすくなることも。
一言まとめ: まずは O を置き、最後に V-ing を足して 「Oがいま何をしているか」をサッと描こう。迷ったら see O do(出来事)と see O doing(途中)を比べて判断! 💪

5-2. 目的格補語が過去分詞(O + Vpp)の場合

このパターンでは、Vpp(過去分詞)目的格補語(Objective Complement=OC)となり、目的語(O)が「されている/された」状態・結果を説明します。形は S + V + O + Vpp ミニ例:Keep the door closed.(ドアを閉じた状態にしておきなさい)/ I had my purse stolen.(財布を盗まれた)/ We found the window broken.(窓が割れた状態なのを見つけた)

Lesson 042 / Section 5-2

🔧 骨格ミニガイド(Oの「受け身の状態/結果」を言う)

基本セット have / get / keep / leave / find / want

形: S + have/get/keep/leave/find/want + O + Vpp

  • keep/leave:Oを〜された状態のままにする(Keep the door closed.)。
  • have/get:Oが〜される結果にさせる/なる(have O repaired)。
  • find/want:Oが〜された状態だと気づく/望む(want it done)。
知覚 + 結果 see / hear / watch(※完成後の状態)

形: S + see/hear/watch + O + Vpp

  • 出来事の結果(終わった後の状態)を見た:I saw the work finished.
  • 比較 進行の途中=O + V-ing(5-1)/結果の状態=O + Vpp(5-2)。
時制はどこ?V(have / kept / found など)にかかる。 Vpp は形を変えず、Oの「結果の状態」を示します。

🧭 受動態(be + Vpp)とのちがい(導入)

  • SVO+OCKeep the door closed.door=Oの状態を指定)
  • 受動態The door was closed by Tom.(「誰が閉めたか」という出来事
迷ったら:O の直後に Vpp が来ていれば「Oの状態を言っている」=SVO+OC と考えよう。
コツは「最後に O の状態を一言で仕上げる」感覚! O を置いたら、 Vpp で「どうなっている?」をスパッと言い切ろう。できる!💪

💬 例文で感覚をつかもう!(S + V + O + Vpp

現在形(習慣・一般) V に現在形を使うと「ふだん/ルール」のニュアンス
状態保持:keep

We keep the classroom door closed during tests.

(テスト中は教室のドアを閉じた状態にしておきます。)

構造:keep O Vpp=Oを〜された状態に保つ/during=〜の間

希望:want

I want this report printed by noon.

(このレポートは正午までに印刷された状態にしてほしい。)

語注:want O Vpp=Oが〜された状態であることを望む/by noon=正午までに

恋愛(現在形・希望)

I want my feelings understood.

(私の気持ちをわかってもらいたい=理解された状態にしてほしい。)

語注:understood=理解された(understand–understood–understood

現在進行形(いま) V に am/is/are + -ing を使って実況描写
状態保持:keep(進行)

We are keeping the engine turned off while we wait.

(待っている間、エンジンを切った状態にしている。)

語注:turned off=切られた状態/while=〜の間

手配:get(進行)

The staff are getting the posters printed now.

(スタッフはいまポスターを印刷してもらっているところだ。)

構造:get O Vpp=Oを〜された状態にする(依頼・手配のニュアンス)

過去形(結果の発見・経験) 出来事の「後」にどうなっていたかを描写
発見:find

We found the window broken after the storm.

(嵐のあと、窓が割れた状態なのを見つけた。)

語注:after the storm=嵐のあと/broken=割れた

状態保持:leave

She left the door locked last night.

(昨夜、彼女はドアを施錠したままにした。)

語注:leave O Vpp=Oを〜された状態のままにする/locked=鍵のかかった

手配・経験:get

I got my phone fixed yesterday.

(昨日、スマホを修理してもらった。)

語注:get O Vpp=Oを〜された状態にする(依頼・手配)

被害:have/get + O + Vpp

I had my wallet stolen on the train.

(電車で財布を盗まれた。)

語注:have/get O Vpp は「(不本意に)〜される」被害の意味も表せる

結果の知覚(出来事の“あと”の状態) 「途中」=O+V-ing(5-1)/「結果の状態」=O+Vpp(5-2)
see:結果状態

We saw the room filled with people.

(私たちは部屋が人でいっぱいになった状態なのを見た。)

語注:filled with ~=〜で満たされた

hear:結果状態

I heard my name called from behind.

(背後から自分の名前が呼ばれた状態なのを聞いた。)

語注:called=呼ばれた/from behind=後ろから

現在形の否定・疑問 実用的な言い回しを確認
現在形(否定)

We don’t want the doors left unlocked at night.

(夜にドアが施錠されていない状態のままになるのは望まない。)

語注:left unlocked=施錠されずに放置された(unlocked=鍵のかかっていない)

現在形(疑問)

Do you want your name spelled correctly?

(あなたの名前は正しくつづられた状態でいいですか?→正しく書けばいい?)

語注:spelled/spelt どちらも可(米:spelled が一般的)

⚙️ コツ: 形はいつも S + V + O + Vpp時制は V に乗る現在形現在進行形過去形 など)。 Vpp は「Oの受け身の状態・結果」を一言で!

5-2. 目的格補語が過去分詞(O + Vpp):よくある質問(FAQ)

形は S + V + O + Vpp
VppO(目的語)の「受け身の状態・結果」をひと言で示します。例: Keep the door closed.

Lesson 042 / Section 5-2

O(目的語)がすでに「〜された」結果・状態にあることを言います。
例:We keep the windows closed. (窓を閉じた状態にしておく)

O + V-ing途中の様子(能動)
I saw him running.(走っている途中)
O + Vpp結果の状態(受動)
I saw the door closed.(閉まった結果の状態)

受動態出来事(誰がしたか)を述べる:
The door was closed by Tom.
SVO+OC(O+Vpp)Oの状態指定
Keep the door closed.(「閉められた状態」にしておけ)
※ 「very/completely」が自然に置けるなら状態寄り(SVO+OC)。

  • keep O Vpp:Oを〜された状態に保つ(例:keep the door closed
  • leave O Vpp:Oを〜された状態のままにする(例:left the lights turned on
  • have/get O Vpp:Oを〜してもらう/〜された状態にする(依頼・手配)
  • find O Vpp:Oが〜された状態だと分かる/見つける
  • want O Vpp:Oが〜された状態であってほしい
例:I got my bike repaired.(修理してもらった)/ We found the window broken.

ほぼ同じ意味。want O Vpp のほうが簡潔
例:I want the report printed.I want the report to be printed.

使えますが結果状態を述べるとき。
例:We saw the room filled with people.(満員になった状態を見た)
途中の様子なら O + V-ing(5-1)。

V(have/get/keep/find/want など)にかかるVpp は形を変えません。
例:We keep it locked.We kept it locked.We are keeping it locked.

by=行為者・原因 with=道具・材料・覆い in=状態・色・中身 at=場所・施設
例:made by my dad / cleaned with a mop / covered in snow / printed at a shop

基本は不可make O do(原形)を使う:make him do it
例外的な慣用:make oneself understood(自分の言うことをわからせる=理解されるようにする)。

自分にとって望ましくない出来事が起きたことも表せます。
例:I had my wallet stolen.(財布を盗まれた

否定はVを否定We don’t want the doors left unlocked.
疑問:Do you want your name spelled correctly?
Vpp 自体は形が変わりません。

  • We keep the door close. → ✓ closed.closeは動詞/closedは状態)
  • She left the lights turn on. → ✓ turned on.
  • I got my phone to fix. → ✓ fixed.get O Vpp
一言まとめ: 最後に O の「今の状態」を Vppで言い切るだけ。 途中=O + V-ing、結果=O + Vpp を3秒で判定! 💪

🧾 総まとめ:分詞の用法(現在分詞・過去分詞)

分詞には V-ing(現在分詞)Vpp(過去分詞) の2種類。 形は固定で、時制は前の動詞(see/kept/is など)にかかります。 これまでのポイントを「型・意味・見分け方」に分けて一気に復習しましょう。

Lesson 042 / Summary

① 形(型)を思い出す Formula

進行:be + V-ing 受動:be + Vpp 完了:have + Vpp SVC:S + V +(V-ing / Vpp) SVO+OC:S + V + O +(V-ing / Vpp)
  • SVC S + V +(V-ing/Vpp)主語の様子(例:He sat reading.
  • SVO+OC S + V + O + V-ing / Vpp目的語の様子(例:I saw him running.Keep the door closed.)
  • 形容詞用法 名詞の(単独)/後ろ(語句を伴うとき)に置いて修飾
時制は V にかかる: see / saw / is / was / have / had が変化。 V-ing / Vpp の形は変わらない

② 意味(ざっくりイメージ) Meaning

  • V-ing途中の様子/動きが続いている(能動)
    例:I saw him running.(走っている途中を見た)
  • Vpp結果の状態/〜されている(受動・結果)
    例:We kept the door closed.(閉じた状態を保った)
途中(V-ing) 結果(Vpp)
コツ:いま している?」→ V-ing/ 「どうなっている?」→ Vpp

③ 3秒判定フロー Quick Check

  1. 言いたいのは?
    途中の様子V-ing結果の状態Vpp
  2. 誰の様子?
    SVC主語の様子 / SVO+OC目的語の様子
  3. 受動態と迷ったら?
    very/completely が自然 → 状態(補語) / by + 人 が自然 → 出来事(受動態)
⏱ ミニ練習(3秒で判断)
1) I saw him run/ running. → running(途中)
2) Keep the door close/ closed. → closed(状態)
3) The door was closed by Tom. → 受動態(出来事)

🔁 一覧比較(形式・意味・ミニ判定)

カテゴリ 何を言う? ミニ例 判定ヒント
O + V-ing S + V + O + V-ing Oがしている途中 I saw him running. 実況
O + Vpp S + V + O + Vpp Oがされた結果の状態 Keep the door closed. very可
SVC S + V +(V-ing/Vpp) 主語Sの様子 He sat reading. 主語
受動態 be + Vpp 出来事(誰がした) The door was closed by Tom. by+人
時制see / kept / is / was / have などの V にかかり、 V-ingVpp形が固定

🧠 不規則 Vpp ミニ表(迷いやすい)

write – wrotewritten
break – brokebroken
build – builtbuilt
go – wentgone
see – sawseen
do – diddone
eat – ateeaten
take – tooktaken
ミニTip: went過去形gone過去分詞(Vpp)。
受動や完了、O + Vpp のときは必ず過去分詞を使おう!
学びのコツ:脳は「パターン」で覚えると定着しやすい! 今日のキーワードは 途中=V-ing結果=Vpp。 小さくても「できた」を積み重ねると、やる気ホルモン(ドーパミン)が出て学習が続きます。今のあなたの理解で十分前進中!💪
📚 英文法 全120 Lesson