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📚 英文法 全120 Lesson

動名詞の種類(否定・受動・完了)

動名詞は 動詞 + ing名詞のはたらきをする形です。 本レッスンでは「否定not/never ~ing)・ 受動being + 過去分詞)・ 完了having + 過去分詞)」の3タイプを、例とコツでやさしく整理します。

Lesson 047

まずは全体像

見た目は同じ ~ing でも、どんな役割で使うかがポイント。 名詞の役割なら動名詞、形容詞の役割や進行形の一部なら現在分詞です。

  • 否定not/never~ing の前に置く
  • 受動being + 過去分詞(「〜されること」)
  • 完了having + 過去分詞(「それより前に〜したこと」)
学習のコツ:「だれが/いつ/受け身か」をサッと意識すると、迷わず選べます。
できた数を自分でカウントして、小さな達成感を積み重ねよう!(心理学的にも継続率が上がります)

目次

1. 動名詞の否定形

動名詞は 動詞 + ing名詞のはたらきをする形です。 否定にするときは、not または never を動名詞の直前に置きます。 つまり not + V-ing / never + V-ing(例:not going, never being late)の形になります。 never は「一度も〜ない/決して〜しない」のように否定の強さが大きい表現です。

Lesson 047 / Section 1

ここが核(Core Points)

  • 位置:not/neverV-ing直前not going, never making)。
  • 役割:文で名詞のはたらき(主語・目的語・前置詞の目的語など)をするときに使う。
  • 強さ:not はふつうの否定、neverずっと0回決して〜しないのように強い否定。
  • よくある形:[前置詞] + not/never + V-ing 例:apologize for not replying, insist on not changing
混同注意:No smoking は標識などの名詞句(=「禁煙」)。 not smoking動名詞句(=「吸わないこと」)。文法上の役割が違います。

ミニ辞書(簡単に)

動名詞 (V-ing)
名詞のはたらきをする 〜ing の形。例:reading(読むこと)
not
ふつうの否定。「〜しない」。例:not going
never
強い否定。「一度も〜ない/決して〜しない」。例:never being late

ミニ例(まず形だけ確認)

  • for + not + V-ingapologize for not replying
  • on + not + V-inginsist on not changing the plan
  • of + never + V-ingboast of never being late

※ 詳しい使い分けや例文カードはこのあと解説します。

学習のコツ:どこに not/never を置く?」だけにまず集中すると、理解が早く進みます。 小さく1つずつできたら自分をほめよう—達成感が次の学習のエネルギーになります。

基本ルール(まずはここを押さえる)

否定は not / neverV-ing の直前に置きます。
not + V-ing はふつうの否定、never + V-ing は「一度も〜ない/決して〜しない」という強い否定です。

型(Pattern) 意味 例・ポイント
🧩 not + V-ing 〜しないこと 例:regret not telling him the truth
(彼に本当のことを言わなかったことを後悔する)
👉 notV-ing直前に置く。
🧩 never + V-ing 強い否定 例:boast of never being late
遅刻したことが一度もないと自慢する)
👉 never は「ずっと 0 回/決して〜しない」。期間全体にわたるゼロの感じ。
🧭 [前置詞] + not/never + V-ing 前置詞の目的語 例:insist on not changing the plan
(計画を変えないと言い張る)
👉 前置詞の直後は必ず V-ingto が前置詞のときも同じ(object to doing)。
not/never + having + p.p. 「それより前」 例:apologize for not having called earlier
(もっと早く電話しなかったことを謝る)
👉 述語動詞より前の時点での「しなかった/したことがない」。詳細は Section 3
🔁 not/never + being + p.p. 受動の否定 例:fear not being chosen
選ばれないことを恐れる)
👉 「〜されること(受け身)」の否定。受動は Section 2 で詳しく。

構文注意:どこを否定している?

  • I regret not telling you. =「言わなかったことを後悔」
  • I do not regret telling you. =「言ったことを後悔していない

👉 否定が 動名詞 にかかるのか、述語動詞にかかるのかで意味が逆転します。

混同注意:
No smoking = 標識などの名詞句(「禁煙」)。
not smoking動名詞句(「吸わないこと」)。
without + V-ing = 「〜せずに」。否定の意味はあるが、not + V-ing とは構造が違う。

ミニ辞書(かんたん語注)

V-ing
動詞に -ing がついた形。reading(読むこと) など。
前置詞(preposition)
in, on, at, for, of, with, without, to, about など。多くの場合、その直後は 名詞V-ing
p.p.(過去分詞)
動詞の「〜された/〜した」形。done, made, chosen など。
学習のコツ:「型 → 例 → 一言ポイント」の順で毎回チェックすると、脳がパターンを素早く認識します。
今日はまず表の上から2行だけマスター!小さな成功を積み上げると、継続力がぐんと上がります。

用法A:前置詞 + not/never + V-ing

前置詞の直後は名詞V-ingが来ます。だから否定にしたいときは、 not または neverV-ing直前に置きます。

Lesson 047 / Section 1-A
  • 型:[前置詞] + not/never + V-ing
  • 意味:「〜しないこと / これまで一度も〜しないこと」
  • 頻出前置詞:for, on, of, about, to(※前置詞の to!) など
語注:前置詞(preposition)in, on, at, for, of, with, about, to, without など。 多くの場合、その直後は 名詞 または V-ing が来ます。

よく出る組み合わせ

for apologize for not replying
(すぐに返信しなかったことを謝る)
on insist on not changing the plan
(計画を変えないと言い張る)
of boast of never being late
一度も遅刻しないと自慢する)
to(前置詞) object to not following the rule
(規則を守らないことに反対する)
※注意:to が前置詞のときは必ず V-ingto + 動詞原形(不定詞)にしない。

💬 例文で確認

謝罪 / 日常

I apologized for not replying sooner.

(もっと早く返信しなかったことを謝りました。)

構造:apologize for + not + V-ing / ポイント:前置詞 for の直後は V-ing

主張 / 交渉

They insisted on not changing the plan.

(彼らは計画を変えないと言い張った。)

構造:insist on + not + V-ing / ニュアンス:強い主張

自己PR / 習慣

He boasts of never being late.

(彼は遅刻したことが一度もないと自慢する。)

構造:boast of + never + V-ingnever=ずっと0回

混同注意:without + V-ing は「〜せずに」(前置詞 without)。 否定の意味は含むが、not/never + V-ing と文の作りが違う。
学習のコツ:「前置詞の直後は V-ing」を合言葉に!目につくたびにチェックすると定着が早いです。

用法B:動詞の目的語として not/never + V-ing

ある動詞は後ろに動名詞(V-ing)を目的語としてとります。否定したいときは not/neverV-ing直前へ。

Lesson 047 / Section 1-B

よく動名詞をとる動詞(抜粋)

感情・態度 admit, deny, mind, avoid, enjoy
例:mind not opening the window
判断・提案 consider, recommend, suggest, imagine, risk
例:consider not buying the car
語注:mind は「気にする」。Would you mind ... ? で丁寧依頼。「…してもらってもいいですか?」
否定なら Would you mind not V-ing?(「…しないでいただけますか?」)

💬 例文で確認

礼儀 / 依頼

Would you mind not opening the window?

(窓を開けないでいただけますか?)

構造:Would you mind + not + V-ing / ニュアンス:丁寧でやわらかい依頼

ビジネス / 提案

I recommend not sharing the link publicly.

(そのリンクを公開で共有しないことをおすすめします。)

構造:recommend + not + V-ing / ポイント:方針・ガイドラインで頻出

恋愛

I regret not telling you earlier that I love you.

(「好きだ」ともっと早く伝えなかったことを後悔している。)

構造:regret + not + V-ing / 注意:regret not 〜do not regret 〜 は意味が逆

判断 / 検討

We’re considering not buying the car this year.

(今年はその車を買わない方向で検討中です。)

構造:consider + not + V-ing / ビジネス・家計の意思決定で自然

読み取りのコツ:否定のかかり先で意味が変わる

  • I regret not telling you.=「言わなかったことを後悔」
  • I do not regret telling you.=「言ったことを後悔していない

👉 否定が 動名詞 にかかるか、述語動詞にかかるかを常に確認。

不自然になりがち:avoid not V-ing のように「avoid + not」は意味が込み入りやすく不自然に聞こえることが多いです。 「〜しないようにする」と言いたいなら、素直に avoid + V-ing(例:avoid being late)で表現しましょう。
学習のコツ:動詞ごとに「後ろは V-ing」とセットで覚えると処理が速くなります。 まずは mind / consider / recommend / suggest / regret の5つから!

意味差の要点(ミニマルペアで腑に落とす)

否定(not / never)がどこにかかるかで、意味がガラッと変わります。 まずは短いペア(最小対:ミニマルペア)で体感しましょう。

どこを否定している?(Scope of Negation)

  • 述語動詞を否定I do not regret ...(=後悔していない)
  • 動名詞を否定I regret not telling ...(=言わなかったこと)

Minimal Pair 1 regret(後悔する):否定の位置で意味が逆転

動名詞を否定

I regret not telling you.

(あなたに言わなかったことを後悔している。)

構造:regret + not + V-ing(=「〜しなかったこと」自体を名詞化)

述語動詞を否定

I do not regret telling you.

(あなたに言ったことを後悔していない。)

構造:do not + regret + V-ing(=感情の有無を否定)

ポイント:否定するターゲットが違うと、意味が真逆になります。

Minimal Pair 2 構造の違い:前置詞句 vs 名詞句

前置詞句(for + V-ing)

Thank you for not smoking.

吸わないでくれてありがとう。)

構造:for + not + V-ing(前置詞の直後は 名詞 / V-ing

名詞句(標識・掲示)

No smoking.

禁煙です:標識の表現。)

構造:No + 名詞(例:No parking)。
文法上は名詞句で、依頼や感謝の文ではありません。

混同注意:Thank you for not smoking. は礼儀正しいメッセージ。 No smoking. はルール提示(掲示)。使いどころが違います。

補足 never の射程(強い否定)

never は「一度も〜ない/決して〜しない」という、期間全体にわたるゼロを指す強い否定です。 子ども向けには「ずーっと 0 回」と表現すると伝わりやすいです。

自己PR / 習慣

He boasts of never being late.

(彼は遅刻したことが一度もないと自慢する。)

構造:boast of + never + V-ingnever = ずっと0回(経験ゼロ)

ミニ辞書(かんたん語注)

regret
後悔する。regret + V-ing=「〜したことを後悔」。regret + not V-ing=「〜しなかったことを後悔」。
前置詞句(prepositional phrase)
for / of / on / to / without など前置詞を先頭にしたかたまり。後ろは 名詞V-ing
名詞句(noun phrase)
名詞を中心にしたかたまり。No smoking は「禁煙」という表示に使われる定型表現。
学習のコツ:例文を音読しながら、not / never の位置を指でなぞろう。 身体の動きとセットで覚えると、記憶の定着が早くなります。

💬 例文で感覚をつかもう!

謝罪 / 日常

I apologized for not replying sooner.

(もっと早く返信しなかったことを謝りました。)

構造:apologize for + not + V-ingfor は前置詞 → 直後は 名詞 / V-ing

  • apologize=謝る / reply=返信する / sooner=もっと早く
  • 学習TIP:「前置詞の直後=V-ing」を口癖にすると迷いません。
主張 / 交渉

They insisted on not changing the plan.

(彼らは計画を変えないと言い張った。)

構造:insist on + not + V-ing|強い意志・主張

  • insist on=〜を強く主張する / plan=計画
  • 注意:on は前置詞 ⇒ changing のように -ing
礼儀 / 依頼

Would you mind not opening the window?

(窓を開けないでいただけますか?)

構造:Would you mind + not + V-ing ...?|とても丁寧な依頼

  • mind=気にする(≒いやに思う)ので、Yes で「いやです」の含み。
  • openingV-ing(前置詞なしでも mind の目的語は V-ing)。
恋愛(定番)

I regret not telling you earlier that I love you.

(「好きだ」ともっと早く伝えなかったことを後悔している。)

構造:regret + not + V-ing|「〜しなかったこと」を名詞化

  • regret=後悔する / earlier=もっと早く
  • 対比:I do not regret telling you. は「言ったことを後悔していない」。否定の位置に注意!
自己PR / 習慣

He boasts of never being late.

(彼は遅刻したことが一度もないと自慢する。)

構造:boast of + never + V-ingnever=期間全体で0回

  • boast=自慢する / late=遅れて
  • POINT:never は強い否定(経験ゼロ/決して〜しない)。
感謝 / マナー

Thank you for not smoking here.

(ここで吸わないでくれてありがとう。)

構造:for + not + V-ing(前置詞 for の直後は V-ing

  • 対比:No smoking. は標識の名詞句(ルール提示)。この文は礼儀表現。
不安 / 受動

She is afraid of not being accepted to the program.

(彼女はそのプログラムに受け入れられないことを恐れている。)

構造:be afraid of + not being + p.p.|受動の否定=「〜されないこと」

  • be afraid of=〜をこわがる / accept=受け入れる
  • p.p.(過去分詞)=accepted など「〜された」の形。
判断 / 購買

We’re considering not buying the car this year.

(今年はその車を買わない方向で検討中です。)

構造:consider + not + V-ing|ビジネス・家計でも自然

  • consider=よく考える / 検討する
異議 / 労務

They object to not being paid for extra hours.

(彼らは残業に対して支払われないことに異議を唱えている。)

構造:object to + not being + p.p.to は前置詞 → 直後は V-ing

  • object to=〜に反対する / extra hours=残業時間
  • 被動(受動)being paid=「支払われること」。否定で「支払われないこと」。
時制 / 完了

She apologized for not having called earlier.

(もっと早く電話しなかったことを謝りました。)

構造:for + not having + p.p.|述語より前の時点での「〜しなかった」

  • having called=「電話したこと」。そこに not を付けて「電話しなかったこと」。
経験 / 教養

He regrets never having learned to swim.

(彼は泳ぎを一度も習ったことがないことを後悔している。)

構造:regret + never having + p.p.|経験がゼロであり続けたこと

  • learn=学ぶ / to swim=泳ぐこと(学習対象)
会議 / マナー

Thank you for not interrupting while I was speaking.

(私が話している間、口をはさまないでくれてありがとうございます。)

構造:for + not + V-ing|礼儀正しい感謝表現

  • interrupt=さえぎる / while=〜している間
部活 / 選抜

I fear not being chosen for the team.

(チームに選ばれないことが不安だ。)

構造:fear + not being + p.p.|受動の否定は「〜されないこと」

  • fear=恐れる / choose=選ぶ(chosen は過去分詞)
ビジネス / 方針

I recommend not sharing the link publicly.

(そのリンクは公開で共有しないことをおすすめします。)

構造:recommend + not + V-ing|ガイドラインで頻出

  • publicly=公開で / share=共有する

1-4 FAQ:動名詞の否定形でよくある疑問

テーマ not / never + V-ing の「置き場所」「意味の広がり」「言い換え」など、実務で迷いがちな点を解決します。

意味の強さかかり先が少し変わります。

  • not really V-ing=「本当に〜というほどではない」の柔らかい否定。
  • really not V-ing=「本当に〜しない」の強い否定。

I’m not really enjoying this book.

(この本、そこまで楽しんでいるわけではない。)

I’m really not enjoying this book.

(この本、本当に楽しめていない。)

語注:enjoy=楽しむ。副詞 really は「とても/本当に」。

be able to(〜できる)は「能力・都合」。動名詞にすると being able to。否定はその前に not を置いて、

not being able to + 動詞原形(〜できないこと)にします。

I’m worried about not being able to attend the meeting.

(その会議に出席できないことが心配です。)

語注:worried about=〜を心配している/attend=出席する。

  • remember not to do=「〜しないように覚えておく」(未来・これから)
  • remember not doing=「〜しなかったことを覚えている」(過去の事実)

Please remember not to turn off the server.

(サーバーを切らないように覚えておいてください。)

I remember not turning it off last night.

(昨夜、それを切らなかったのを覚えています。)

your + V-ing はややフォーマル。you + V-ing はカジュアルでよく使われます。

I appreciate your not coming late.

(遅れて来ないでくれて感謝します。)

I appreciate you not coming late.

(遅れて来ないでくれてありがとう。)

語注:appreciate=感謝する。学校文法では所有格をすすめることがあるが、実際の英語では you + V-ing も広く用いられます。

  • not A or B=「AもBもしない」(どちらも禁止・非許可の感覚)
  • not A and B は文脈で解釈が揺れやすいので避けるのが無難

Please not eating or drinking here.

(ここでは飲食をしないでください。)

語注:自然な掲示なら No eating or drinking.(名詞句)という表現もよく使われます。

stop not V-ing は多くの場面で不自然。stop V-ing か、動詞自体を言い換えると伝わりやすくなります。

Please stop ignoring my emails.

(私のメールを無視するのをやめてください。)

語注:ignore=無視する。stop not replying のような二重否定っぽい形は避けるとスッキリします。

  • after not V-ing=「〜しなかった後で」(時系列を強調)
  • without V-ing=「〜せずに」(手段・同時進行の否定)

After not eating breakfast, I felt tired.

(朝ごはんを食べなかった後で、疲れを感じた。)

I left home without eating breakfast.

(朝ごはんを食べずに家を出た。)

prefer not to do がより一般的。prefer not doing も可能だが、習慣・一般傾向として言うときに見られます。

I prefer not to discuss this topic at work.

(職場ではこの話題を話さないほうがよいと思っています。)

I prefer not discussing private matters in meetings.

(会議では私的なことを話さないのが好きです/そういう主義です。)

deny not doing は解釈がぶれやすく、避けるのが無難。次のように言い換えると誤解が減ります。

  • deny doing(〜したことを否定する)
  • say (that) you didn’t do(〜しなかったと言う)

He denied taking the file.

(彼はそのファイルを取ったことはないと否定した。)

He said he didn’t take the file.

(彼はそのファイルを取っていないと言った。)

文頭で「Not doing A, S + V ...」の形は、名詞の役割ではなく分詞構文(副詞的)として使われることが多いです。

Not following the instructions, he made a mistake.

(指示に従わなかったので、彼はミスをした。)

語注:ここでは not following 全体が「理由・条件」などを表す副詞的表現。動名詞(名詞の役割)とは働きが異なります。

2. 動名詞の受動態(being + p.p. / having been + p.p.

受動の動名詞は、動詞 + ing名詞のはたらきをしつつ、 「〜されること」を表す形です。基本は being + 過去分詞(p.p.)。述語より前の出来事まで表したいときは having been + p.p. を使います。 例:being invited(招待されること)/ having been invited(それまでに招待されていたこと)

Lesson 047 / Section 2

ここが核(Core Points)

  • 型: being + p.p.(〜されること)/ having been + p.p.(それより前に〜されていたこと)
  • 置き場所:名詞の役割が必要な所に置く(主語・目的語・[前置詞] の直後など)。
    例:be afraid of being rejected(〜されることを恐れる)
  • 行為者:by + 人/組織 を足すと「誰に(何に)されるのか」が明確に。
    例:being praised by my boss(上司にほめられること)
  • 否定:必要なら not/never + being + p.p.not/never + having been + p.p.(詳細は Section 1 参照)
学習のコツ:声に出して「ビーイング+過去分詞」「ハヴィング・ビーン+過去分詞」と 型をリズムで覚えると、実戦で迷いにくくなります。

混同注意(ここでスッキリ!)

  • 述語の進行受動 The machine is being repaired. =「今、修理されている(述語)」
  • 動名詞の受動 being repaired costs money. =「修理されることはお金がかかる(名詞のはたらき)」

👉 前者は「文の動詞(述語)」、後者は「名詞としてのかたまり」。役割が違います。

ミニ辞書(かんたん語注)

p.p.(過去分詞)
動詞の「〜された/〜られた」形。例:invited, chosen, made
受動(passive)
「〜する(能動)」ではなく「〜される」の形。
前置詞(preposition)
of / to / for / by など。多くの場合、直後は 名詞V-ingobject to beingto は前置詞。
今日の目標:being + p.p.having been + p.p.3回ずつ声に出す → そのあと例文へ。小さな成功の積み上げが継続のカギです。

基本ルール(受動の動名詞)

受動の動名詞は being + p.p.(〜されること)。時間を前にずらすなら having been + p.p.(〜されていたこと)。
置き場所は「名詞の役割」が必要な位置(主語・目的語・[前置詞]の直後など)。

型(Pattern) 意味 使いどころ・例
🧩 being + p.p. 〜されること 例: hate being ignored
無視されるのが嫌だ)
👉 文の部品として名詞の働き。
having been + p.p. それより前に〜されていた 例: regret having been overlooked yesterday
(きのう見過ごされていたことを後悔する)
👉 述語動詞より前の出来事をひとまとめに。
🧭 [前置詞] + being + p.p. 前置詞の目的語 例: be afraid of being rejected
拒否されることをこわがる)
👉 of / for / by / to など前置詞の直後V-ing
🎯 [動詞] + being + p.p. 動詞の目的語 例: avoid being seen by reporters
(記者に見られるのを避ける)
👉 avoid / remember / imagine / mind / risk などがよく取る。
🚫 not / never + being + p.p. 受動の否定 例: fear not being chosen
選ばれないことを恐れる)
👉 否定の作りは Section 1 と同じ。never は「ずっと0回」の強い否定。
👤 being + p.p. + by + 行為者 行為者の明示 例: being praised by my boss
上司にほめられること)
👉 by で「誰に(何に)」されるかを足せる。
📝 参考:need / worth 周辺表現 英:The car needs washing.米:needs to be washed
worth:worth reading(≒ worth being read〈かたい〉)

構文注意:ここを混同しない

  • 述語の進行受動 The machine is being repaired. =「今、修理されている」(文の動詞)
  • 動名詞の受動 Being repaired takes time. =「修理されることには時間がかかる」(名詞の役割)
  • 前置詞の to object to being recorded(前置詞の直後は V-ingto + 動詞原形 にしない)

👉 受動のコアは「being + p.p.」。be ignored のように being を落とさない。

ミニ辞書(かんたん語注)

p.p.(過去分詞)
動詞の「〜された/〜られた」形。chosen, invited, made など。
受動(passive)
「〜する(能動)」ではなく「〜される」形。行為者は by + 人/組織 で足せる。
前置詞(preposition)
of / to / for / by など。多くの場合、直後は 名詞V-ing(例:afraid of being rejected)。
学習のコツ:表の上から2行だけ声に出して暗唱 ⇒ すぐに自分の例を1つ作る。 小さな成功を積み上げると、記憶が定着して次に進みやすくなります。

用法A:前置詞 + being + p.p.(受動の動名詞)

前置詞の直後は名詞または動名詞(V-ingが来ます。
「〜されること」を言いたいときは being + 過去分詞(p.p.) を置きます。

語注:p.p.(過去分詞)=「〜された」の形(invited, chosen, told など)。 前置詞of, for, to, by, about, without, against など。
  • 型:[前置詞] + being + p.p.(=「〜されること」)
  • 例:afraid of being rejected / object to being recorded / apologize for being kept waiting
  • 注意:to前置詞のときは必ず V-ingobject to being ...)。to + 動詞原形(不定詞)にしない。

よく出る前置詞とコロケーション(相性のよい組み合わせ)

of be afraid of being rejected
拒否されることを恐れる)
to(前置詞) object to being recorded
(録音されることに反対する)
to は前置詞! to + 動詞原形ではなくV-ing
for apologize for being kept waiting
(待たされていたことを謝る)
by complain about being ignored by support
(サポートに無視されることに不満を言う)
without leave without being noticed
(気づかれずに立ち去る)
against be against being tracked online
(ネットで追跡されるのに反対だ)

💬 例文で確認(前置詞+受動の動名詞)

不安 / 感情

She is afraid of being rejected by the committee.

(彼女はその委員会に拒否されることを恐れている。)

構造:be afraid of + being + p.p.|語注:committee=委員会。

異議 / 方針

They object to being recorded during the interview.

(彼らは面接中に録音されることに反対している。)

構造:object to + being + p.p.|語注:interview=面接。

謝罪 / マナー

He apologized for being kept waiting so long.

(彼は長く待たされていたことを謝罪した。)

構造:apologize for + being + p.p.keep + O + V-ing=Oを〜し続けさせる。

プライバシー / IT

We are against being tracked across websites.

(私たちはサイトをまたいで追跡されることに反対です。)

構造:be against + being + p.p.|語注:track=追跡する。

配慮 / 職場

I appreciate your patience with being transferred to the new system.

(新システムへ移行させられる件で、ご辛抱いただき感謝します。)

構造:with + being + p.p. も可|語注:transfer=移す/移行させる。

安全 / 予防

She left without being noticed by anyone.

(彼女は誰にも気づかれずに立ち去った。)

構造:without + being + p.p.|語注:notice=気づく。

恋愛(定番)

I love being loved by you.

(あなたに愛されるのが好き。)

構造:love + being + p.p.by + 人 で行為者を明示。

子ども / しつけ

Children are tired of being blamed for everything.

(子どもたちは何でもかんでも責められるのにうんざりしている。)

構造:be tired of + being + p.p.|語注:blame=非難する。

言い換え・正誤(よくある落とし穴)

  • object to be recorded → ✅ object to being recordedto は前置詞)
  • afraid of be rejected → ✅ afraid of being rejectedbeing を忘れない)
  • ✔ 行為者は by + 人/組織 で足せる:being praised by my boss
学習のコツ:前置詞 → V-ing を合言葉に。声に出して「of being / to being / for being…」とリズムで覚えると早い!

ミニ辞書(かんたん語注)

reject
拒否する。rejected=拒否された(p.p.)。
record
録音/録画する。recorded=録音された
track
追跡する。tracked=追跡された
blame
責める。blamed=責められた

用法B:動詞の目的語として being + p.p.(受動の動名詞)

ある動詞は、後ろに動名詞(V-ingを目的語としてとります。 「〜されること」を言いたいときは being + 過去分詞(p.p.) を置きます。

語注:p.p.(過去分詞)=「〜された」の形(invited, chosen, told など)。 目的語=動詞の「〜を」に当たる部分。
  • 型:[動詞] + being + p.p.(=「〜されること」を目的語にする)
  • よく取る動詞: 感情 like / love / hate / enjoy / mind / resent / dislike思考 remember / imagine / consider / admit / deny回避・危険 avoid / risk / resist / escape
  • 行為者の追加:by + 人/組織(例:being praised by my boss
  • 否定:not/never + being + p.p. も可(例:hate not being invited

動詞グループと相性のよい表現(コロケーション)

感情
hate being kept waiting(待たされるのが嫌)
enjoy being recognized(認められるのは嬉しい)
mind being recorded(録音されるのを気にする)
思考・記憶
remember being told the truth(真実を言われたのを覚えている)
deny being involved(関与していたのを否定)
consider being ignored unacceptable(無視されるのは容認不可と考える)
回避・危険
avoid being seen(見られるのを避ける)
risk being misunderstood(誤解されるリスクを負う)
resist being controlled(支配されるのに抵抗する)
注意:suggest の後ろに being + p.p. は不自然な場合が多いです。 代わりに suggest (that) S be p.p.(仮定法)や recommend + V-ing を使うと明確。

💬 例文で確認(動詞 + 受動の動名詞)

感情 / 待たされる

I hate being kept waiting.

(待たされるのは本当に嫌だ。)

構造:hate + being + p.p./語注:keep O waiting=Oを待たせる。

記憶 / 真実

She remembers being told the truth.

(彼女は真実を言われたのを覚えている。)

構造:remember + being + p.p./語注:tell 人 物=「人に物を伝える」。

リスク / 誤解

We may risk being misunderstood if we rush.

(急ぐと、誤解されるリスクがある。)

構造:risk + being + p.p./語注:rush=急ぐ。

回避 / 監視

He avoids being watched by the media.

(彼はメディアに見張られるのを避けている。)

構造:avoid + being + p.p./語注:media=報道機関(複数扱い)。

否定 / 招待

I resent not being invited to the meeting.

(会議に招待されなかったことに腹が立つ。)

構造:resent + not + being + p.p./語注:resent=腹立たしく思う。

評価 / 上司

We enjoy being praised by our boss.

(私たちは上司にほめられるのが嬉しい。)

構造:enjoy + being + p.p. (+ by 人)/語注:praise=ほめる。

恋愛(定番)

I love being loved by you.

(あなたに愛されるのが好き。)

構造:love + being + p.p./ニュアンス:状態そのものが好き。

否定 / 関与

The suspect denied being involved.

(容疑者は関与していたことを否定した。)

構造:deny + being + p.p./語注:suspect=容疑者、involved=関与した。

正誤とニュアンス(落とし穴を回避)

  • enjoy to be invited → ✅ enjoy being invitedenjoyの目的語は V-ing
  • avoid to be seen → ✅ avoid being seen
  • stop not replying(二重否定っぽく不自然)→ ✅ stop ignoring / start replying など動詞を言い換える
  • like being invitedlike to be invited はどちらも可だが、前者は「状態一般が好き」、後者は「好み・方針」のニュアンス。
学習のコツ:後ろに V-ing をとる動詞セットを丸ごと暗記 → そこに being + p.p. を差し込むだけ、と考えると迷いません。

ミニ辞書(かんたん語注)

resent
腹立たしく思う。resent being treated unfairly(不当な扱いを受けて怒る)。
misunderstand
誤解する。misunderstood=誤解された(p.p.)。
recognize
認める・評価する。recognized=認められた
involve
関与させる。involved=関与した

時制・時間関係:being + p.p. vs having been + p.p.

どちらも受動の動名詞ですが、伝える「時間」が違います。
being + p.p. は「(今・一般に)〜されること」。
having been + p.p. は「(それより前に)〜されていたこと」=過去の完了をまとめて言う形。

ここが核(Core Points)

  • 同時・一般: being + p.p. … 主節(文のメイン)の時間と同じか、一般的な習慣を述べる。
  • 前の出来事: having been + p.p. … 主節より前に完了 している出来事をひとかたまりで言う。
  • 置き場所:どちらも名詞のはたらき(主語・目的語・[前置詞]の直後)で使う。
型(Pattern) 時間の焦点 使いどころ・例(英→日)
🧩 being + p.p. 同時・一般 例: I hate being ignored.
無視されるのが嫌だ。)
👉 今の気持ち/ふだんの傾向を述べる。
having been + p.p. 主節より前 例: She regrets having been ignored yesterday.
(彼女はきのう無視されていたことを後悔している。)
👉 「前の出来事」をひとまとめに名詞化。
🧭 [前置詞] + being/having been + p.p. 前置詞の後 例: after being told言われたあとで)/ after having been told(それまでに言われていたあとで)
👉 どちらも可。having been は「前さ」を強調。

タイムラインで見る

being + p.p.…(過去)—主節—(未来)… 同時/一般
having been + p.p.:…(過去)—出来事—【主節】—(未来)… 主節より前

💬 ミニマルペアで腑に落とす

同時・一般

I dislike being interrupted during meetings.

(会議中に遮られるのが嫌いだ。)

前の出来事

I regretted having been interrupted yesterday.

(きのう遮られていたことを後悔した。)

同時・一般(過去の事実をそのまま)

She remembers being told the story as a child.

(子どもの頃にその話を聞かされたのを覚えている。)

前の出来事(より強く前を示す)

She remembers having been told the story long before the event.

(その出来事のずっと前にその話を聞かされていたのを覚えている。)

恋愛(状態)

I love being loved by you.

(あなたに愛されるのが好き。)

恋愛(以前の出来事)

I cherish having been loved by you even back then.

(あの頃すでにあなたに愛されていたことを大切に思う。)

短い補足(自然さ&使い分け)

  • after/before + being/having been どちらも可。having been は「前さ」を強調。シンプルに言うなら after being told がよく使われます。
  • 文体:having been + p.p. はやや硬め。会話では after 句や because 句、あるいは to have been + p.p.(不定詞)に言い換えることも。
  • 誤りに注意:having being done → ✅ having been donebeing ではなく been)。

ミニ辞書(かんたん語注)

p.p.(past participle)
過去分詞。「〜された」の形。ignored, told, chosen など。
同時・一般
主節と同じ時間/ふだんのこと。being + p.p. が基本。
主節より前(完了)
主節の時点より前に完了していること。having been + p.p. で一塊にする。
学習のコツ:「今=being」「前=having been」の合言葉を声に出して3回。 そのあと上のミニマルペアを音読して、耳と口で時間関係を体に覚えさせましょう。

💬 受動の動名詞(being / having been)を例文でマスター!

職場 / マネジメント

I dislike being micromanaged at work.

(職場で細かく管理されるのは好きではない。)

構造:dislike + being + p.p.(目的語が受動の動名詞)

  • micromanage=細かく管理する/口出しする。
  • at work=職場で。
期待 / 評価

We look forward to being recognized for our efforts.

(私たちは努力が認められるのを楽しみにしている。)

構造:look forward to + V-ingto前置詞being + p.p.

  • recognize=(功績などを)認める・評価する。
  • efforts=努力(複数形で「取り組み」感)。
プライバシー / 公共の場

She avoids being photographed in public.

(彼女は人前で写真を撮られるのを避けている。)

構造:avoid + being + p.p.

  • photograph=写真を撮る(動詞)。photographed=撮られた。
  • in public=人前で/公の場で。
方針 / 情報

He admitted being misinformed about the policy.

(彼はその方針について誤った情報を与えられていたことを認めた。)

構造:admit + being + p.p.

  • misinform=誤情報を与える。misinformed=誤情報を与えられた
  • policy=方針/ポリシー。
主張 / 公正さ

They insisted on being treated fairly.

(彼らは公平に扱われることを強く求めた。)

構造:insist on + being + p.p.onは前置詞)

  • treat=扱う。treated=扱われた
  • fairly=公平に/公正に。
ビジネス / 情報共有

We appreciate being kept informed during the process.

(手続きの間ずっと情報を共有してもらえることに感謝します。)

構造:appreciate + being + p.p.keep O informed=Oを情報共有し続ける。

  • appreciate=感謝する・ありがたく思う。
  • during the process=手続きの間。
人事 / 昇進(前の出来事)

He regrets having been overlooked for the promotion.

(彼は昇進で見過ごされていたことを後悔している。)

構造:regret + having been + p.p.(主節より

  • overlook=見落とす・見過ごす。
  • promotion=昇進。
防災 / 避難

After being evacuated, residents returned home.

避難させられたあとで、住民は家に戻った。)

構造:after + being + p.p.(前置詞の直後はV-ing)

  • evacuate=避難させる。evacuated=避難させられた
  • resident=住民。
行動 / こっそり

The cat slipped out without being noticed.

(そのネコは気づかれることなく外へ抜け出した。)

構造:without + being + p.p.(手段・同時の否定)

  • slip out=(こっそり)抜け出す。
  • notice=気づく。noticed=気づかれた
IT / セキュリティ

The files risk being exposed if we share the link.

(リンクを共有すると、ファイルがさらされるおそれがある。)

構造:risk + being + p.p.

  • risk=危険を冒す/おそれがある。
  • expose=さらす・露出させる。exposed=さらされた
感情 / 家族

I’m tired of being compared with my brother.

(兄弟と比べられるのにはうんざりだ。)

構造:be tired of + being + p.p.(前置詞の直後)

  • compare A with B=AをBと比較する。
  • tired of=〜にうんざり。
記憶 / 励まし

She remembers being encouraged by her teacher.

(彼女は先生に励まされたのを覚えている。)

構造:remember + being + p.p.(目的語)

  • encourage=励ます。encouraged=励まされた
  • by + 人=行為者(誰に)を足す。
否定 / 事件(前の出来事)

He denied having been involved in the incident.

(彼はその事件に関与していたことを否定した。)

構造:deny + having been + p.p.(過去の関与をまとめて否定)

  • involved=関与した。
  • incident=事件/出来事(やや軽い語感)。
恋愛(定番)

I feel happy being loved by you.

(あなたに愛されていると幸せだと感じる。)

構造:feel + 形容詞 + being + p.p. (+ by 人)

  • feel happy=幸せだと感じる。
  • by you=誰に(行為者)かを明確にする。
消費者 / 料金

Customers object to being charged hidden fees.

(顧客は隠れた手数料を請求されることに反対している。)

構造:object to + being + p.p.toは前置詞)

  • charge=(料金を)請求する。charged=請求された
  • hidden fees=隠れた手数料。
評価 / 選抜

We’re proud of being chosen as finalists.

(私たちは最終候補に選ばれたことを誇りに思う。)

構造:be proud of + being + p.p.(前置詞の直後)

  • finalist=最終候補者(チーム)。
  • chosen=choose の過去分詞(選ばれた)。

FAQ:受動の動名詞(being + p.p.having been + p.p.

ねらい 「by の付け方」「get 受動」「形容詞化した p.p. との違い」「used to being」「prevent A from being p.p.」など、実務で迷う点をスッキリ整理。

自動詞(目的語を取らない)は受動にできません。arrive, happen, occur などは不可。

Being invited makes me happy.

招待されることはうれしい。)

  • 省略が普通:行為者が明らか/重要でないとき。
  • 付ける:責任の所在・比較・新情報を強調したいとき。

Being praised by my boss motivates me.

上司にほめられることはやる気につながる。)

  • getting + p.p.:口語的。「結果が起きる/なってしまう」感じ。
  • being + p.p.:中立的。「〜されること」という状態・一般。

He fears getting rejected again.

(また落とされることを恐れている。)

He dislikes being rejected.

拒否されるのが嫌いだ。)

p.p. 形容詞は名詞を説明/状態を述べる。受動の動名詞は「行為を名詞化」します。

I’m interested in astronomy.

(私は天文学に興味がある。)

Being interested in astronomy helps me study physics.

(天文学に興味を持っていることは物理の勉強に役立つ。)

prevent/stop A from being + p.p. を使います。

The patch prevents data from being leaked.

(そのパッチはデータが漏えいされるのを防ぐ。)

  • be used to + 名詞/動名詞=「〜に慣れている」。
  • used to + 動詞原形=「以前は〜した(今は違う)」。

She is used to being criticized.

(彼女は批判されることに慣れている。)

名詞/代名詞 + being + p.p. で明確化できます(フォーマル寄りなら所有格)。

I object to my data being sold without consent.

(同意なしで私のデータが売られることに反対です。)

主節より前の出来事をひとかたまりで示したいときに使います。会話では重く感じるので、after/because 句に言い換えることも多いです。

She regrets having been ignored yesterday.

(彼女はきのう無視されていたことを後悔している。)

3. 動名詞の完了形(having + p.p. / having been + p.p.

動名詞の完了形は、動詞 + ing を名詞として使いながら、文のメインの動詞が表す時点より「前」に起きたことをひとかたまりで表す形です。
能動なら having + 過去分詞(p.p.)、受動なら having been + p.p.。 たとえば regret having said that は「(その時点より前に)言ってしまっていたことを後悔する」という意味になります。

Lesson 047 / Section 3

ここが核(Core Points)

  • 形(能動):having + p.p. … 「前に〜したこと」
    例:admit having lied(前にうそをついていたことを認める)
  • 形(受動):having been + p.p. … 「前に〜されていたこと」
    例:be proud of having been chosen選ばれていたことを誇りに思う)
  • 時間の向き:主節(文の中心)の出来事よりをまとめて言う。
    イメージ:【前の出来事(having …)】 → 【今言っていること】
  • 置き場所:名詞の役割が必要なところ(主語・目的語・[前置詞]の直後など)に置く。
    例:apologize for having been latefor の直後は名詞扱い=having been …
  • 否定/経験ゼロ:not / never + having (+ been) + p.p.
    例:regret not having called電話しなかったことを後悔)/never having tried一度も試したことがない

ミニ辞書(かんたん語注)

p.p.(過去分詞)
「〜した/〜された」の形。例:done, said, chosen
主節(しゅせつ)
文の中心になる部分(S+V)。ここより「前」に起きたことを having … で表す。

まずはこの2つだけ覚える!

  • having + p.p. = 前に自分がしたこと
  • having been + p.p. = 前に自分がされていたこと
コツ:声に出して「ハヴィング+ビーン」を3回言うと、形が体に入ります。
学習のヒント:主節より前?」「能動?受動?」の二択に分けて考えると、迷いが激減します。小さな達成を重ねていきましょう!

基本ルール(完了動名詞 having (+ been) + p.p.

完了動名詞は、文のメインの動詞(=主節)よりに起きた出来事を 名詞としてひとまとめにする道具です。
能動は having + p.p.(前にしたこと)/ 受動は having been + p.p.(前にされていたこと)。

型(Pattern) 時間関係 置き場所・使いどころ 例(英 → 日 → 音声)
🧩 having + p.p. 主節より前(能動) 目的語・主語・[前置詞]の直後。
「前に自分がしたこと」を名詞化。

I regret having said that.

(そのことを言ってしまっていたのを後悔している。)

🧩 having been + p.p. 主節より前(受動) 「前に〜されていた」を名詞化。
行為者は by + 人/組織 で追加可。

She is proud of having been chosen by the team.

(チームに選ばれていたことを誇りに思う。)

🧭 [前置詞] + having (+ been) + p.p. 前置詞の直後 for / after / without / by / before などの直後に置く。
to が前置詞なら V-ing(例:object to having been ignored)。

She apologized for having been late.

遅れていたことを謝った。)

🚫 not / never + having (+ been) + p.p. 否定・経験ゼロ not=ふつうの否定/never=「ずっと0回」。
「前に〜しなかった/されなかった」を名詞化。

He regrets never having learned to swim.

(泳ぎを一度も習っていなかったことを後悔している。)

📝 参考:after doing / after having done どちらも可 ふつうは after doing でOK。
「前さ」を強調したい時は after having done

After having finished the work, we went home.

(仕事を終えてから家に帰った。)

タイムラインで理解する

同時・一般 being + p.p.(主節と同じ時間・または一般的事実)
…(過去)—— [ 主節(今ここ) ] ——(未来)… ← 「〜されること」の話(同時)

I dislike being interrupted during meetings.

(会議中に遮られるのが嫌いだ。)

主節より前 having been + p.p.(前に完了していた出来事を丸ごと)
…(過去)— 〜されていた[ 主節 ] —(未来)…

She regrets having been ignored yesterday.

(きのう無視されていたことを後悔している。)

前置詞の直後 after / before / by / without + having (+ been) + p.p.
after は「後で」=出来事の順番を示す。
例: after being told(言われたあと)/ after having been told(それより前に言われていたあと)※「前さ」を強調

We left after having been told the result.

(結果を聞かされていたあとで、私たちは出発した。)

学習のコツ: ①「能動?受動?」→ ②「主節より前?」の二段チェックで型を即決。 今日は having + p.p.having been + p.p. を各3回音読して、自分の例文を1つずつ作ってみよう!

用法A:接続語句の“圧縮”として(after / before / since / without

本来なら「S + V」の従属節で書けるところを、前置詞 + 動名詞に“圧縮”してスッキリ表す方法です。
「主節より前に完了」をくっきり出したい時は having (+ been) + p.p.、 単に出来事を並べたい時は V-ing を使います。

Lesson 047 / Section 3-A
  • 型: [after / before / since / without] + V-ing[after / before / since / without] + having (+ been) + p.p.
  • 使い分け: V-ing=同時・並列に近い / having (+ been) + p.p.主節より前に完了を強調
  • 置き場所:文頭(カンマ必要)・文中・文末のどこでもOK(読みやすい位置に)。
語注:前置詞(preposition)= after, before, since, without など。直後は 名詞V-ing の形になります。
前置詞 時間・意味の核 型(よく使う形) 例(英 → 日 → 音声)
after 〜した「後で」
after + V-ing
after + having (+ been) + p.p. ※前さ・完了を強調

After finishing the report, I took a break.

(報告書を終えて休憩を取った。)

After having been promoted, she moved to Tokyo.

昇進していた後、彼女は東京へ移った。)

before 〜する「前に」
before + V-ing
before + having (+ been) + p.p. ※前に完了していることを明確化

Check the data before sending the email.

(メールを送る前にデータを確認せよ。)

Confirm the budget before having made the final decision.

(最終決定をしてしまう前に予算を確認せよ。)

since 〜して以来ずっと
(起点)→(今まで継続)
since + V-ing
since + having (+ been) + p.p. ※起点の出来事を完了として際立たせる

Since joining the team, I’ve learned a lot.

(チームに入って以来、多くを学んでいる。)

Since having been diagnosed, he has changed his lifestyle.

診断されて以来、彼は生活習慣を改めた。)

without 〜せずに(同時・手段の否定)
without + V-ing
without + having (+ been) + p.p. ※事前の不実施・未経験を強調

She left without saying goodbye.

(彼女はさよならを言わずに去った。)

He made the claim without having checked the facts.

(彼は事実を確認しないまま主張した。)

💬 使いどころで覚える(英 → 日 → 音声)

業務フロー / 完了の強調

After having been approved, the plan was announced.

承認されてから、計画は発表された。)

注意喚起 / 未然防止

Read the terms before agreeing.

(同意する前に規約を読みなさい。)

変化の起点 / 継続

Since having been hired, I’ve grown a lot.

採用されて以来、私は大きく成長した。)

恋愛(定番)

I can’t imagine life without being loved by you.

(あなたに愛されない人生なんて想像できない。)

コツ:まずは after/before/since/without + V-ing を土台に。 「主節より前」を強調したい時だけ having (+ been) + p.p. に切替!

正誤と落とし穴(よくあるミス)

  • after to finish → ✅ after finishing(前置詞の直後は V-ing
  • since to be promoted → ✅ since being promoted / 強調なら since having been promoted
  • without to check → ✅ without checking / 事前の不実施を強調:without having checked
  • before having done は意味の曖昧さを避けたい時の補強。ふつうは before doing で十分。
学習のコツ:「能動か受動か」→「主節より前を強調するか」の二段チェックで即決!声に出してリズムで覚えると実戦で迷いません。

ミニ辞書(かんたん語注)

promote / promoted
昇進させる/昇進した(p.p.)。
diagnose / diagnosed
診断する/診断された(p.p.)。
claim
主張する。make a claim=主張する。

用法B:動詞の目的語として “前の出来事” を指す(having (+ been) + p.p.

完了動名詞having + p.p./受動は having been + p.p.)は、 文のメイン動詞(主節)よりも前に起きた出来事を、ひとかたまりの名詞として表します。
例:regret having said that(それを言ってしまっていたことを後悔する)、 deny having been involved(関与していたことを否定する)

Lesson 047 / Section 3-B
  • 型: [動詞] + having + p.p.[動詞] + having been + p.p.(受動)
  • 時間:主節より前の出来事を名詞化して受け取る(「前さ」をハッキリ示したいときに有効)。
  • 主語(だれが?):基本は主節の主語=同じ人がその出来事の当事者。 異なる場合は Tom’s / your など所有格を置くと明確(例:I regret your having left early.)。
  • 否定:regret not having doneadmit having not done など。 とくに denydeny having done =「やったことはない」と主張を否定する意味。
小ワンポイント:多くの場面では V-ing だけでも通じます(例:remember meeting)。
ただし時系列をくっきり示したい・誤解を避けたい時は having (+ been) + p.p. を選ぶと安心。

時間関係のイメージ

【主節(いま話す時点)】よりにあった出来事 → having (+ been) + p.p. でまとめる。
…— having said / having been chosen —【regret / admit / deny / remember …】—(未来)
動詞(意味) コアイメージ 型(Pattern) ミニ例(英 → 日)
regret(後悔する) 過去の事実を悔む regret + having + p.p.regret + not having + p.p. regret having said that(そう言ってしまったのを後悔)
admit(認める) 過去の事実を認める admit + having + p.p. admit having made a mistake(ミスをしたと認める)
deny(否定する) 過去の事実を否定 deny + having + p.p. deny having taken the money(お金を取ったのは否定)
remember / recall(覚えている) 過去の記憶 remember/recall + having + p.p. remember having met him(彼に会っていたのを覚えている)
report(報告する) 過去の出来事の報告 report + having + p.p. report having seen a bug(バグを見たと報告)
appreciate(感謝する) 恩恵に感謝 appreciate + having been + p.p. appreciate having been invited(招待されていたことに感謝)
resent(腹立たしく思う) 過去の扱いに不満 resent + having been + p.p. resent having been ignored(無視されていたことに憤る)

💬 例文で確認(“前の出来事”を目的語にする)

感情 / 後悔

She regrets having said that in public.

(彼女はそれを公の場で言ってしまっていたことを後悔している。)

語注:in public=公の場で。having said で「主節より前」を明確化。

主張 / 否定

He denies having taken the money.

(彼はお金を取ったことがあるという主張を否定している。)

ポイント:deny having done=「〜した事実そのものを否定」。

認める

I admit having been careless.

(私は自分が不注意だったことを認める。)

語注:careless=不注意な。受動の完了で「そうなっていた」状態を示す。

記憶

We remember having studied together.

(私たちは一緒に勉強していたのを覚えている。)

対比:remember studying でも可。having を入れると「前さ」がくっきり。

報告

The tester reported having seen two crashes.

(テスターはクラッシュを2回見たと報告した。)

語注:crash=(アプリなどの)異常終了。

感謝 / 受動

I appreciate having been invited to the event.

(そのイベントに招待されていたことに感謝します。)

構造:appreciate + having been + p.p.(誰かに〜されていたこと)。

不満 / 受動

She resents having been ignored at the meeting.

(彼女は会議で無視されていたことに腹を立てている。)

語注:resent=腹立たしく思う。ignore=無視する。

恋愛(定番)

I recall having met you on a rainy day.

(雨の日にあなたに出会っていたのを覚えている。)

表現:recall は「思い出す」(ややフォーマル)。

正誤とニュアンス(落とし穴を回避)

  • remember meeting(一般) ↔ remember having metを強調)。
  • deny having done(やった事実を否定)/deny not doing は解釈がぶれやすく非推奨。
  • ✔ 受動なら having been + p.p.admit having been late(遅れていたのを認める)。
  • ⚠ 主語の食い違いは所有格で明確化:I regret your having left early.
学習のコツ:まずは regret / admit / deny / remember / report / appreciate / resent を セットで暗唱 → それぞれに having (+ been) + p.p. を差し込むだけ、と覚えると速い!

ミニ辞書(かんたん語注)

admit
認める(≒ acknowledge)。
deny
否定する(主張を退ける)。
recall
思い出す(ややフォーマル)。
resent
腹立たしく思う、憤る。
今日の小さな目標:regret / deny / remember の3つで having (+ been) + p.p. を使った例文を各1つ作って声に出す。
たった3文でも“毎日の積み上げ”が未来の大きな実力につながります。

💬 例文で定着:having (+ been) + p.p. を体で覚える

すべて「having (+ been) + 過去分詞」=主節よりの出来事をひとかたまりにした形。
太字の囲み・下線部分が学習のコアです。

後悔 / ビジネス

She regrets having sent the email too quickly.

(彼女はメールを急いで送ってしまっていたことを後悔している。)

型:regret + having + p.p.(主節より前の事実を悔やむ)

  • regret=後悔する / too quickly=急ぎすぎて
認める / 会議

He admits having been late to the meeting.

(彼は会議に遅れていたことを認めている。)

型:admit + having been + p.p.(受動の完了)

  • admit=認める / late=遅れて
主張 / 否定

I deny having taken the file.

(私はそのファイルを取ったことがあるという主張を否定する。)

型:deny + having + p.p.(「〜したという事実」を否定)

  • deny=否定する / file=ファイル
記憶 / 学会

We remember having met at the 2019 conference.

(私たちは2019年の学会で会っていたのを覚えている。)

比較:remember meeting でも可。having を足すと「前さ」を強める。

  • conference=会議・学会
感謝 / 文書レビュー

I appreciate your having taken the time to review my draft.

(私の原稿をレビューする時間を取ってくれていたことに感謝します。)

型:所有格 + having + p.p.(だれの行為かを明確にする丁寧な形)

  • draft=下書き / review=確認・校閲する
誇り / 部活

She is proud of having been chosen as captain.

(彼女はキャプテンに選ばれていたことを誇りに思っている。)

型:be proud of + having been + p.p.(受動完了を名詞化)

  • captain=キャプテン(主将) / choose–chose–chosen=選ぶ
謝罪 / 品質管理

He apologized for not having checked the data carefully.

(彼はデータを丁寧に確認していなかったことを謝罪した。)

型:for + not having + p.p.(前の時点で「しなかった」)

  • carefully=注意深く / check=確認する
経験 / 海外

After having lived abroad, she found it easier to speak English.

(海外で暮らしていた後で、彼女は英語が話しやすくなったと感じた。)

型:after + having + p.p.(主節より前を強調)

  • abroad=海外で / find it easier to …=…するのが楽だと感じる
昇進 / 働き方

Since having been promoted, he has been much busier.

昇進していた以来、彼はずっと忙しくなった。)

型:since + having been + p.p.(以前の完了を起点に)

  • promote=昇進させる / busy=忙しい
家族 / ライフステージ

We traveled a lot before having children.

(私たちは子どもを持つ前にたくさん旅行した。)

型:before + having + 名詞(経験)(「〜する前」)

  • travel=旅行する / children=子ども(複数)
学び / 大学

She regrets not having taken that statistics course.

(彼女はその統計学の授業を取っていなかったことを後悔している。)

型:regret + not having + p.p.(過去に「しなかった」)

  • statistics=統計学 / course=授業・科目
自己PR / 仕事

He boasts of having never missed a deadline.

(彼は締め切りを一度も守らなかったことがないと自慢する。)

型:having never + p.p.=「これまで一度も〜したことがない」

  • deadline=締め切り / miss=逃す・守らない
品質 / テスト

The tester reported having seen two crashes.

(テスターはクラッシュを2回見たと報告した。)

型:report + having + p.p.(過去の観測をまとめて報告)

  • tester=テスター / crash=(アプリの)異常終了
感情 / 仕事

She was surprised at having been asked to lead the project.

(彼女はプロジェクトのリーダーに指名されていたことに驚いた。)

型:be surprised at + having been + p.p.(出来事の「前さ」を強調)

  • ask A to …=Aに…するよう頼む / lead=率いる

FAQ:完了動名詞(having (+ been) + p.p.

コア having (+ been) + 過去分詞=「主節よりの出来事」をひとかたまりの名詞にする形 よく迷う点 省略の可否/文頭の使い方/主語一致(ぶら下がり防止)/副詞の位置/having had

原則:having (+ been) + p.p. は「前さ(時差)」を明確にしたい時に使います。
多くの会話では after/before/since/without + V-ing でも通じますが、をハッキリ出したいなら having が有効。

After having finished the report, I went home.

(報告書を終えてから家に帰った。)

After finishing the report, I went home.

(報告書を終えてから家に帰った。)

✔ 両方正しい。having を足すと「主節より先に完了」がよりクッキリ。
since は起点を表すので since having been promoted のように用いると時系列が明快。

  • Having done圧縮・書き言葉寄り。リズムよく前後関係を示す。
  • After S had done完全な文。主語が繰り返せるので誤読しにくい。

Having finished my tasks, I left the office.

(仕事を終えて、私は会社を出た。)

After I had finished my tasks, I left the office.

(仕事を終えた後で、私は会社を出た。)

文頭の Having done行為者=直後の主語。一致しないと誤解や文法ミス。

Having closed the shop, the lights were turned off.

店を閉めたのは誰?主語が「the lights」になっており不自然

Having closed the shop, I turned off the lights.

(店を閉めたのはで、その後明かりを消した。)

コツ:心の中で「誰がその動作をした?」と問い、直後の主語と一致させる。

  • having been + p.p.:主節よりに「〜された」事実。
  • being + p.p.:主節と同時・一般の「〜されること」。

She denied having been informed in advance.

(彼女は事前に知らされていたことを否定した。)

She denies being informed at all.

(彼女は知らされること自体を否定している。)

have 自体を完了にするので 「以前に持っていた/経験した」の意味になります。正しい用法です。

Having had lunch, we started working.

(昼食を済ませて、私たちは仕事を始めた。)

他にも:having had a cold(以前に風邪をひいていた)など。

  • having to + 動詞=「(いつも/これまで)〜せざるを得ること」
  • having had to + 動詞=「(それより前に)〜せざるを得たこと」

I regret having had to cancel our meeting.

(会議をやむなく中止せざるを得なかったことを後悔している。)

having直後に置くのが最も一般的で読みやすいです。

I regret having already sent the file.

(そのファイルをもう送ってしまっていたことを後悔している。)

He boasts of never having been late.

(彼はこれまで一度も遅れたことがないと自慢する。)

  • your + having + p.p.:ややフォーマル(ビジネス文・論文)
  • you + having + p.p.:口語的で広く使われる

I appreciate your having sent the materials in advance.

(資料を事前に送ってくださっていたことに感謝します。)

I appreciate you having sent the materials in advance.

(資料を事前に送ってくれていたことに感謝します。)

  • without doing:同時・手段の否定(〜せずに)
  • without having done前に完了しているはずだったのに「していなかった」ことを強調

He entered the room without knocking.

(ノックをせずに部屋に入った。)

He entered the room without having knocked.

(入る前にノックしていなかった状態で部屋に入った。)

過去の事実」を話題にする動詞と相性が良い:regret / admit / deny / report / remember / resent など。

The witness reported having seen a strange light.

(その目撃者は奇妙な光を見ていたと報告した。)

She denies having made any changes.

(彼女は何も変更していなかったと否定している。)

ポイント:having + p.p. を使うと「主節より前」だと一目で分かり、誤解が減ります。

まとめ:動名詞の「否定・受動・完了」を一気に整理

否定 受動 完了 を「形・意味・置き場所」の3点で押さえれば迷いません。
動名詞動詞 + ing が「名詞のはたらき」(主語・目的語・前置詞のあと など)をする形。 たとえば reading は「読むこと」という“ものの名前”として扱えます。

Lesson 047 / Summary
  • ① 否定: not / never + V-ing =「〜しないこと/一度も〜しない」。 置き場所:V-ing の直前(例:regret not telling)。never は「ずっと0回」の強い否定。
  • ② 受動: being + p.p. =「〜されること」。 置き場所:名詞の位置(主語・目的語・[前置詞]の直後)。行為者は by + 人 で追加。
  • ③ 完了: having (+ been) + p.p. =「(主節より)前に〜した/〜されていたこと」。 時間関係を一括で示せる(例:regret having been ignored)。
形(Pattern) 意味 置き場・使いどころ・ミニ例
🧩 not + V-ing
🧩 never + V-ing
〜しないこと
強い否定(ずっと0回)
置き場V-ing の直前。前置詞のあとにも置ける(for not replying)。
ミニ例regret not telling the truth (言わなかったことを後悔)
ヒントnever は「一度も〜ない」。boast of never being late など。
🔁 being + p.p.
🔁 not/never + being + p.p.
〜されること
(否定)〜されないこと
置き場:名詞の位置(主語・目的語・[前置詞]の直後)。
ミニ例be afraid of being rejected (拒否されることを恐れる)
行為者by + 人/組織(例: being praised by my boss)。
having + p.p.
having been + p.p.
主節より前の出来事
前に〜されていた
置き場:名詞の位置(主語・目的語・[前置詞]の直後)。時間を前にずらすときに使う。
ミニ例apologize for having called late (遅く電話したことを謝る)
受動完了regret having been ignored (無視されていたことを後悔)

動名詞の種類:使い分けフローチャート & 最小対(ミニマルペア)ひと目比較

どの形を選ぶかを素早く判断し、意味が入れ替わるポイントを並べて確認します。

① どれを選ぶ?— 動名詞の意思決定フローチャート

能動:doing / having done 受動:being done / having been done 否定:not を前に置く
  1. Q1 ⏱️ 時間は「今・一般」か「主節より前」か?
    今・一般 → 能動:doing / 受動:being done
    ヒント:being = 「〜される」サイン
    主節より前 → 能動:having done / 受動:having been done
    ヒント:having = 「先に終わっていた」サイン
  2. Q2 🎯 主語は「する側」?「される側」?
    する側(能動)doing / having done
    される側(受動)being done / having been done
  3. Q3 🚫 否定は not直前
    例:not doingnot being donenot having donenot having been done
  4. Q4 👤 受動で行為者を足すなら by + 人/組織
    例:being praised by my boss
合言葉:doing → being done → having done → having been done(声に出して暗唱)

② 最小対(ミニマルペア)ひと目比較

A否定のかかり先(scope)

動名詞を否定

I regret not telling you.

(あなたに言わなかったことを後悔している。)

構造:regret + not + V-ing

述語を否定

I do not regret telling you.

(あなたに言ったことを後悔していない。)

構造:do not + regret + V-ing

要点:否定の位置が変わると意味が逆転します。

B受動の動名詞 vs 述語の進行受動

名詞の役割(動名詞)

Being repaired costs money.

修理されることにはお金がかかる。)

主語=being + p.p.(名詞化)

述語(文の動詞)

The machine is being repaired.

(その機械は今修理されている。)

述語=be + being + p.p.

要点:前者は「こと」として名詞化、後者は「今起きている動き」。

C完了の前後:being(同時・一般) vs having (been)(主節より前)

同時・一般

I dislike being interrupted during meetings.

(会議中に遮られるのが嫌いだ。)

時間の焦点:主節と同じ(今・一般)

主節より前

I regretted having been interrupted yesterday.

(きのう遮られていたことを後悔した。)

時間の焦点:主節より前の出来事を名詞化

覚え方:今=being前=having (been)

コロケーション速習:前置詞 × 受動動名詞動詞 × 動名詞

コロケーション=「よく一緒に使われる組み合わせ」。
ここでは実戦で頻出のセットを、一目で覚える口に出して定着できる形でまとめます。

受動動名詞:being + p.p. 完了受動:having been + p.p. 否定:not を直前に

A. 前置詞 × 受動動名詞(being + p.p.

合言葉:前置詞の直後は 名詞 / V-ingto前置詞のときは to + V-ing(例:object to being ...)。
of
be afraid of being rejected(拒否されることを恐れる)

She is afraid of being rejected.

(彼女は断られることをこわがっている。)

to(前置詞)
object to being recorded(録音されるのに反対する)

They object to being recorded.

(彼らは録音されることに反対している。)

to + 動詞原形(不定詞)にしない。

for
apologize for being kept waiting(待たされる件を謝る)

He apologized for being kept waiting.

(彼は待たされていたことを謝罪した。)

by
being praised by my boss(上司にほめられること)

I enjoy being praised by my boss.

(上司にほめられるのは嬉しい。)

without
leave without being noticed(気づかれずに立ち去る)

She left without being noticed.

(彼女は誰にも気づかれずに立ち去った。)

against
be against being tracked(追跡されるのに反対)

We are against being tracked across websites.

(私たちはサイト横断の追跡に反対です。)

覚え方:of / to / for / by / without / against を声に出して暗唱し、後ろに being + p.p. を差し込む練習を3回。

B. 動詞 × 動名詞(V-ing/受動は being + p.p.

コアイメージ:後ろに V-ing目的語としてとる動詞群を丸暗記 → 受動なら being + p.p. に置き換えるだけ。
動詞(グループ) 英→日(音声付き)/ポイント
感情 like / love / hate / enjoy / mind V + being + p.p.

I hate being ignored.

無視されるのは嫌いだ。)

TIP:mind は「気にする」→ 丁寧依頼 Would you mind V-ing?
思考・記憶 remember / consider / imagine / admit / deny V + being + p.p.

She remembers being told the truth.

(彼女は真実を言われたのを覚えている。)

TIP:deny は「〜を否定する」。deny being involved(関与していたのを否定)。
回避・危険 avoid / risk / resist / escape V + being + p.p.

He avoids being seen by reporters.

(彼は記者に見られるのを避けている。)

TIP:risk は「危険を冒す」→ risk being misunderstood(誤解されるリスク)。
提案・勧告 recommend / suggest V + V-ing(一般)/recommend + V-ing

I recommend keeping the data encrypted.

(データは暗号化しておくことをおすすめします。)

注:suggest + being + p.p. は文脈で重くなりがち。
代案:suggest (that) S be p.p.(仮定法)も自然。
感情(否定事態) resent / regret V + not + being + p.p.

I resent not being invited to the meeting.

(会議に招待されなかったことに腹が立つ。)

否定は being直前に置く。
完了(前の出来事) regret / admit V + having been + p.p.

She regrets having been ignored yesterday.

(彼女はきのう無視されていたことを後悔している。)

主節よりの出来事をひとかたまりに。
暗唱ライン: avoid being seenremember being toldenjoy being praisedresent not being invitedregret having been ignored