定冠詞の用法
the は「その〜」と 特定 できる名詞につく冠詞です。発音は直後の音が
子音なら /ðə/、母音なら /ði/。本レッスンでは、発音の切り替えから
「最上級」「種類全体」「固有名詞」などの定番パターンまで、例とコツで丁寧に解説します。
▮ 目次
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1. 定冠詞とは?(まずは全体像)
「特定できる名詞」に付く the の基本イメージ
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2. the の発音ルール
音で判断:子音なら /ðə/、母音なら /ði/
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2-1. 子音で始まる音:/ðə/(ザ)
例:the dog / the book / the university(/juː/ → 子音扱い)
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2-2. 母音で始まる音:/ði/(ジー)
例:the apple / the MP(エム・ピー)/ the heir(エア)
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3. 既出なら the:a で導入 → the で指す
a で導入 → the で指す
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3-1. 基本型:単数・複数・不可算
the box / the boxes / the water:数え方で受け方が変わる
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3-2. 候補が2つ以上あるときの「絞り込み」
すでに名詞が登場しているが、まだ候補が2つ以上あって一つに決まっていない
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3-3. 連想参照(bridging):部分・所属・場所
a house → the door / the owner / the garden
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3-4. 代名詞 it/they と the 名詞の使い分け
続けて指すなら it/they、言い直しや区別は the + 名詞
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3-5. the same / the other / the rest / the next / the previous
集合・順序の中で位置づけて特定が立つ
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3-6. まだ“特定できない”なら a のまま
共有できる同じ 1 つが見えるまで the にしない
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4. 文脈・状況で特定できる the
会話共有の「その」:the window など
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4-1. 共有視界:その場で見える“あの一つ”
部屋・車内・教室など同じ空間で一意になる the(the window / the lights)
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4-2. 場面スクリプト:レストラン・病院・学校など“定位置の名詞”
the menu / the bill / the doctor:シーン知識で the が立つ
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4-3. 共有状況で“省略された修飾”が頭の中にあるケース
the chat(この会議の)/ the battery(この端末の)など
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4-4. the / this / that / a の使い分け(状況版ミニ総括)
言い直しは the、指すだけなら it/they、距離・新旧は this/that、未特定は a
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4-5. よくある表現・慣用と注意
Turn on the light / by the hour 等。Sec.10/11、Lesson055へ誘導
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5. 唯一物に付く the
the sun / the moon / the earth など
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5-1. 天体・自然:世界に一つだから the
世界に1つの天体・自然:the sun / the moon / the earth / the sky / the universe
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5-2. 社会の中で一意の“役職・地位”
制度上一意:the President / the Prime Minister / the CEO など
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5-3. 方角・位置・端点:共有基準で一意
基準が1つ:the east / the left / the top / the beginning など
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5-4. 世界共有の“集合概念”に the
地球規模の共有対象:the environment / the climate / the internet / the media など
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6. 修飾で限定される the
関係詞・前置詞句で名詞が特定される
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6-1. 関係詞節での限定(who/that/which …)
例:the book
thatyou recommended(あなたがすすめた本) -
6-2. 前置詞句による限定(of / in / on / at …)
例:the store
onMain Street(メイン通りの店) -
6-3. 分詞・形容詞フレーズによる限定(~ing / -ed / 形容詞+句)
例:the girl
standingby the door(ドアのそばに立っている女の子) -
6-4. 同格 / 限定的名詞句(名詞+of+名詞 ほか)
例:the city
ofKyoto(京都市) -
7. 最上級・first・only・very + 名詞 で限定される場合
順位・唯一・強意で the が基本
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7-1. 最上級 + in / among / of の型
集合の示し方で前置詞が変わる:in(場所/組織)・among(複数の中で)・of(数/序列)
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7-2. 序数(first/second/next/last)と only
「順番・唯一」で the が立つ。ただし所有格(my/her 等)があると the は付かない。
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7-3. the very + 名詞 と very(副詞)の区別
the very = 「まさにその」※限定詞扱い/very(副詞)=「とても」※冠詞とは無関係
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7-4. one of the + 最上級 + 複数名詞
「最上級グループの一員」:名詞は必ず複数。続く関係節の一致にも注意。
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7-5. 省略・例外:補語での the 省略 / 強調語との相性
補語での口語省略(Room 101 is (the) best.)や by far + the + 最上級 など
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8. 種類全体を表す the
楽器・交通手段・メディアなど
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8-1. 種・学術的な総称(動物・職業・学問領域など)
The tiger / The scientist など、代表として語る形
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8-2. 発明・装置・システムの総称
The telephone / the internet / on the radio / on TV など
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8-3. 交通手段:手段なのか“そのバス”なのか
by bus(手段)/take the bus(サービス)を区別
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8-4. 楽器の総称
基本は play the + 楽器。口語の play guitar も紹介
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9. the + 形容詞(~の人々)
the young / the rich など集合名詞化
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10. 既出の身体部位
the shoulder / the arm など
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11. 単位を表す the
by the pound / by the week など慣用
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12. 代表・当代随一の the
the violinist of the day など
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12-1. the + 名詞 + of the day(当時の代表)
例:the issue of the day / the headline of the day
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12-2. the + 名詞 + of the year/season/century
例:the book of the year / the player of the season
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12-3. the + talk/darling/face/voice/pride + of + 枠
例:the talk of the town / the face of the brand
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12-4. 比喩:the + (大人物) + of + 場所/分野
例:the Einstein of biology / the Shakespeare of Japan
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12-5. 評価・定番:the go-to / the must-see / the place to be
例:the go-to guide / the must-see of the season
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13. the を付ける固有名詞
海洋・河川・運河/山脈・群島/新聞・公共建築物ほか
- 13-1. 海洋・河川・運河
- 13-2. 船舶・艦隊
- 13-3. 海峡・半島
- 13-4. 山脈・群島・砂漠
- 13-5. 公共建築物
- 13-6. 新聞・雑誌
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🧾 総まとめ:the の使い分けチェック
発音→特定→定番パターンの順で一気に整理
1. 定冠詞とは?(まずは全体像)
the は「その〜」という印(ラベル)です。
話し手・聞き手のあいだで どれか一つに決まる=特定できる とき、名詞の前に置きます。
大人向けに言えば、共有知識・文脈・世界に一つ・説明で一意に絞れるといった条件がそろうときに
theが立ち上がります。(発音 /ðə/ と /ði/ は Section 2 で扱います)
- 特定:みんなが「あれだよね」と一つに絞って分かる状態。
- 文脈:今している話の流れ。直前の情報や場の状況のこと。
- 限定:説明や条件を足して、対象を一つにしぼること。
▮ コアイメージ図(the =「その」と分かる札)
例:直前に出てきた名詞を受ける/場の状況で一つに決まる/世界に一つだけ/説明で一意に限定できる、など。
▮ the を使う? 迷ったらこの順番(ミニ意思決定フロー)
- その名詞、みんなにひとつだと伝わる? → はい:the
- いいえ → さっき出た(既出)? → はい:the
- いいえ → 説明・順序・場所で一つに限定できる? → はい:the
- それでも無理 → a/an(不特定の1つ)や 無冠詞(種類全体・概念)を検討
▮ よくある “the っぽいけど実は 無冠詞” 早見メモ
大人向け:総称・制度・慣用・固有名の性質などが理由で、the を付けない(無冠詞)のが自然な語があります。
こども向けの言い換え:「ふつうの名前よび」や「いつもの決まりこと」では the をつけないことが多いよ。
| カテゴリ | 例(無冠詞) | なぜ the を付けない? | 注意・例外(the が付く時) |
|---|---|---|---|
| 言語・教科 | English, Japanese, math |
種類名として一般に言うから。 | the + 形容詞で人々を表す:the English(英国民)→ #9 |
| 食事 | breakfast, lunch, dinner / have breakfast |
日常行為としての食事名は慣用的に無冠詞。 | the breakfast 限定(例:特定の朝食について話すとき) |
| 曜日・月・季節・祝日 | on Monday, in July, at Christmas |
固有名に近い時名詞はふつう無冠詞。 | the Monday we met 限定(説明が付いて特定) |
| スポーツ・遊び | play soccer, play tennis, go skiing |
活動名は総称扱い。 | the soccer match など 個別の出来事は the |
| 機関用法(場所) | go to school, be at school, go to bed, go to work |
建物自体でなく、役割・制度を指すため無冠詞。 | the school=建物を指すとき/in hospital(BrE) vs in the hospital(AmE) |
| 家・職場など慣用 | be at home, go home, go to work |
決まり表現(慣用)で無冠詞。 | the home は施設・家そのものを特定する語感 |
| 学問分野・抽象名詞 | Science advances, Love is blind, Nature |
概念・一般論は総称(無冠詞)。 | the nature of ~ のように 限定があれば the |
| 楽器(地域差あり) | play the piano(BrE一般)/play piano(AmE可) |
慣用上、英では the を付けるのが普通。米では省く用法も一般的。 | どちらも通じるが、地域差に注意 |
| メディア(表現ゆれ) | on TV(ふつう無冠詞), on the radio |
TV は媒体名として無冠詞が一般的。radio は慣用的に the を取ることが多い。 | 地域差・文脈で on radio も見られる |
▮ “the” がつきやすい代表カテゴリ(このあと詳しく解説)
大人向け:唯一性・序数/最上級・集合名詞化・種類全体の慣用など、the が規則的につく領域があります。
こども向けの言い換え:「それだって分かる」「一番・一つだけ」「みんなまとめての言い方」などは the がよく付きます。
💬 例文で「the=特定」をつかもう!
We met a teacher yesterday. The teacher was very kind.
昨日、ある先生(a teacher)に会った。その先生(the teacher)はとても親切だった。
a で「新登場」→ 次に同じものを指すと the。「その先生」と共有できるから。
a + 名詞(導入)→ the + 同じ名詞(特定)Could you close the window, please?
窓を閉めてもらえますか。(その場にある “その窓”)
the。
The sun rises in the east.
太陽(the sun)は東から昇る。
the。(the moon / the earth なども同様)
This is the picture that he took yesterday.
これは、彼が昨日撮った(という説明で一つに絞れる)その写真だ。
that he took yesterday の説明で「たくさんの写真 → その1枚」に特定。
the + 名詞 + (限定する説明)She is the best doctor in this hospital.
彼女はこの病院で一番腕のよい医師だ。
the + 最上級 は「一つに決まる」から the が基本。(the first / the only / the very も同様)
I play the guitar.
私はギターを弾きます。
the を付ける(英で一般的)。米では play guitar も可。文脈に合わせて使い分け。
The young should learn from the old.
若者たちは年長者たちから学ぶべきだ。
the + 形容詞 は「〜な人々」という集合。(the rich / the poor / the injured など)
He tapped me on the shoulder.
彼は私の肩を軽くたたいた。
the を用いる慣用。
They sell apples by the kilogram.
ここではリンゴを1キロ単位で売っている。
by the + 単位 は「(その)単位ごとに」という慣用。(by the pound / by the week など)
She is the violinist of the day.
彼女は当代随一のバイオリニストだ。
the。
The Pacific Ocean is larger than the Atlantic Ocean.
太平洋は大西洋より大きい。
the を付けるのが一般的。
He studied at the University of Tokyo.
彼は東京大学で学んだ。
the + 名称 + of + 地名/組織 など、説明語を含む正式名称は the を取ることが多い。
You’re the only one for me.
あなたは私にとってたった一人の人です。
the only は「唯一」=一つに決まるため the。強い特定。
the apple(/ði/), the university(/ðə/)
「母音の音」なら /ði/、「子音の音」なら /ðə/。(つづりではなく“音”で判断)
apple は母音始まり(/æ/)→ /ði/、university は /juː/(子音の /j/)→ /ðə/。詳しくは Section 2 で解説。
▮ 次へ:発音ルール(/ðə/ と /ði/)で迷わない!
大人向け:the の発音は綴りでなく「直後の音」で決めるのが原則。子音始まりの音なら /ðə/、母音始まりの音なら /ði/。
小学生向けの言い換え:つぎの音が「子音の音」か「母音の音」かで、「ザ」か「ジー」かを決めるよ。
the apple → /ði/(次が母音の音 /æ/)the university → /ðə/(次が子音の音 /j/:ユ)
- 名詞を5つ思い浮かべ、先頭の「音」が子音/母音どちらか判定。
- それぞれに
theを付けて、/ðə/ と /ði/ を声に出してみる。
たとえば「既出だから」「状況で一つ」「唯一」「説明で限定」など、根拠ラベルをすぐ口に出すのが上達の近道です。
2. the の発音ルール(音で判断)
the の発音は、つづりではなく直後の「音」で決まります。
次の音が子音なら /ðə/(ザ)、母音なら /ði/(ジー) が原則です。
大人向けに言えば、機能語としての 弱形 /ðə/ と、母音前の 連結しやすい /ði/ を使い分けます。 頭字語・h 無音語(hour, heir など)のように、文字と音が食い違うケースは音で判断します。 この章の詳細は 2-1(子音で始まる音)/2-2(母音で始まる音)で順に解説します。
- 子音の音:
/b, k, s, t, j, w, h/など、口や舌で空気を区切って出す音。 - 母音の音:
/a, e, i, o, u/の仲間。口を開けて声を通す音。 - 頭字語:FBI, MBA, MP のように「文字を一つずつ読む」略語。読み始めの音で判断します。
▮ まずは耳で確認(プレビュー)
the university /
the book
the apple /
the MP /
the heir
※ MP は「エム・ピー」=母音の音で始まる/heir は h を発音しない(最初が母音の音)。
詳細と練習は各小セクションで行います。
▮ 迷いやすいポイント(先取りメモ)
- 綴りではなく音で決める(
universityは /juː/ → /ðə/)。 - 頭字語や略語は読み方で判断(
MP,FBI,NBA→ 母音の音で始まれば /ði/)。 - hour, honor, heir など h無音は母音の音 → /ði/。
- 次の章(2-1/2-2)で、例・練習・音読のコツを詳しく扱います。
2-1. 子音で始まる音:/ðə/(ザ)
次の語の最初の音が子音なら、the は /ðə/(ザ) と読みます。
たとえば book(/b/)、cat(/k/)、table(/t/)。
重要なのは「文字ではなく音」:university は綴りは u でも、音は /j/(ユ) で始まるので
the university → /ðə/。one(/w/)や history(/h/)も同様に /ðə/ です。
※ 強調で the をはっきり言う場合など、文脈で /ðiː/ になることもあります(用法は本文で扱います)。
- /j/ の音:日本語の「ユ」に近い子音(例:university)。
- /w/ の音:日本語の「ワ」に近い子音(例:one)。
- h を発音する語:history, hotel などは /h/ で始まる=子音。
▮ 原則の整理:次の音が子音 → /ðə/(ザ)
/ðə/。
※ 例や練習は 2-1 本文・例文セクションで扱います。
| パターン | 代表例(語頭の音) | ポイント(やさしい説明) |
|---|---|---|
| ① ふつうの子音で始まる語 |
the book /b/
the cat /k/
the table /t/
the door /d/
|
子音の音から始まる、ごく基本のケース。/ðə/ が自然。
(ザ・ブック/ザ・キャット…の感じ)
|
② 綴りは母音でも /j/(ユ)で始まる |
the university /juː-/
the user /juː-/
the union /juː-/
the European /jʊə-/
|
u, eu 始まりでも音は「ユ」。子音 /j/ なので /ðə/。
小学生向け:ユで始まる語は「ザ」。
|
③ 綴りは母音でも /w/(ワ)で始まる |
the one /wʌn/
the once /wʌns/
|
o 始まりでも音は「ワ」。子音 /w/ → /ðə/ を使う。
|
| ④ 略語・頭字語(読みの先頭が子音の音) |
the UFO /juː…/
the UNESCO /juː…/
the URL /juː…/
|
読み出しが「ユ〜」=子音 /j/。したがって /ðə/。
※
FBI は /ˈɛf…/ → 母音の音なので 2-2 側(/ði/)。 |
| ⑤ h を発音する語 |
the history /hɪ-/
the hotel /hoʊ-/
|
h の音が出る ⇒ 子音スタート → /ðə/。
※
hour, honor, heir は h無音 → 2-2 側(/ði/)。 |
/ðə/ に。
▮ 「スペルではなく音」で決める:直感の作り方
▮ 迷いやすいポイント & 実務TIPS
- スペルに引っぱられない:
university,user,unionは u 始まりでも音は /j/ → /ðə/。 - one/once は /w/ で始まる(ワン/ワンス)→ /ðə/。
- h の有無:
history,hotelは h を発音 → /ðə/。hour,honor,heirは h 無音 → 2-2 側。 - 頭字語:読みが ユで始まる
UFO,UNESCO,URLは /ðə/。FBIのように /ɛ/ で始まるものは 2-2 側。
- 弱く短く:/ðə/ は素早く軽く。強く伸ばすと不自然になりやすい。
- 連結(リンキング):
/ðə/ + 子音は後ろに軽く寄せる(例の提示は 2-1 例文セクションで)。 - 強調の /ðiː/:意味上の対比や強調で
theを強く読むときは後続に関係なく/ðiː/にもなりうる(音声は文脈依存)。 - 聞き取り:/ðə/ は非常に短くなるため消えやすい。前後の名詞を手がかりに「あるべき場所」を予測すると精度UP。
▮ /ð/ の発音ガイド:舌・歯の位置とコツ
大人向け:/ð/ は有声の歯摩擦音(voiced dental fricative)。舌先(舌尖)を上前歯の縁に軽く触れさせ、狭いすき間から息を出しながら
声帯を振動させます。
子ども向け:舌の先っぽを前歯にちょっとだけ当てて、息をスーッと出しつつ声をつける(喉がプルプル)。
/ð/。
- 置く:舌先を上前歯の縁に軽く触れさせる(噛まない)。
- 息:すき間から息をスーッと出す(歯と舌の間でサラサラ音)。
- 声:喉に指を当て、振動を感じるように声を付ける → これが
/ð/。(無声で息だけだと/θ/)
- 舌を強く噛む → 摩擦が消え「ダ」に近い音に。
- /z/(ザ)になっている → 舌が歯に当たらず、上歯の後ろ(歯茎)に付いている可能性。
- 舌が引っ込みすぎ → 歯の縁に軽接触が作れない。
- 鏡で舌先が少し見える位置=OK(やりすぎると息漏れが強くなる)。
- 耳で確認:/ð/ の直後に母音を置くとわかりやすい(例:the)。
- 喉の振動:指2本を喉に当て「this」→ 震えたら有声。
❗ then(/ð/) と den(/d/) は別物。舌の位置と喉の振動の有無で判定。
▮ /ðə/ の連結(リンキング):短く・弱く・くっつける
the は /ðə/(弱形)。一拍で短く発音し、
後ろの子音に寄せてつなげます(無駄な休止は入れない)。
🫁 コツ:the を小声で素早く→すぐ後ろにスライド。/ðəbʊk/ /ðəpɛn/ のように「一語化」イメージ。
🎯 リズム:主要語(pen, door, plan…)にアクセント。the は“影のサポート役”で短く。
👂 聞き取りのコツ:/ðə/ は極小音になりやすい。the の位置を予測しながら後続名詞を先読みすると聞き取れる。
- the を強く言う(/ðiː/ のように伸ばす)→ 連結が切れて不自然。
- the の後で一拍止める → open | the | door のような日本語の区切り。
- ザと濁らせすぎて /z/ になる → 舌の位置が歯茎寄り。
- open the door → o-penthə-door(/ðə/ を短く、後ろに寄せる)。
- check the plan → checkthə-plan(無声/有声の切替でザ行にならないよう注意)。
- pass me the pen → pass-me-thə-pen(主要語 pen に強勢)。
2-2. 母音で始まる音:/ði/(ジー)
the の発音は つづりではなく、直後の「音」で決まります。
次の音が母音の音(/a, e, i, o, u/ など)なら /ði/(カタカナ近似:ジー)が原則です。
大人向けに言えば、機能語 the の弱形として、母音前で /ði/ が選ばれます。 綴りと音がズレるケース(h 無音:hour, heir/頭字語:FBI, EU, MP など)は、 文字でなく「読み出しの音」を必ず確認しましょう。 ※ 強い対比・特別感を出す強調では /ðiː/ になることもあります(上級メモで触れます)。
- 母音の音:口を開けて声を通す音(あ・え・い・お・う系)。例:
/æ/,/e/,/i/,/o/,/u/。 - h 無音(silent h):綴りに h があるのに発音しない語。hour, honor, honest, heir などは母音の音で始まる扱い。
- 頭字語(アルファベット読み):F は “ef”(母音 /ɛ/)、M は “em”(母音 /ɛ/)、E は “ee”(母音 /iː/)で始まる→
/ði/。
MP(エム…)や FBI(エフ…)は
母音の音で始まるため /ði/。一方、U は“ユー”=子音 /j/ → the US は 2-1 側(/ðə/)。
▮ 原則の整理:次の音が母音 → /ði/(ジー)
/ði/。
※ h 無音(hour, heir)や、頭字語(FBI, EU, MP)は“読み出しの音”で判定。
| パターン | 代表例(語頭の音) | ポイント(やさしい説明) |
|---|---|---|
| ① ふつうの母音で始まる語 |
the apple /æ-/
the end /e-/
the idea /aɪ-/
the orange /ɔ-/
the umbrella /ʌ-/
|
最初の音が母音なら /ði/。
(the‿apple /ði ˈæpəl/ のように“スッ”とつなぐ)
|
| ② h 無音(母音スタート扱い) |
the hour /aʊ-/
the honor /ɑn-/
the honest /ɒn-/
the heir /eə-/
|
綴りに h があっても発音しなければ母音始まり → /ði/。
(2-1の「発音する h」と対で覚えると安心)
|
| ③ 頭字語:文字名の先頭が母音 |
the EU /iː…/
the FBI /ɛf…/
the MP /ɛm…/
the OECD /oʊ…/
the X-ray /ɛks…/
|
文字名の読みが母音で始まる(ee, ef, em, oh, ex)→ /ði/。
(対照:U=you は子音 /j/ → 2-1 側)
|
| ④ 数字・序数が母音始まり |
the 8th /eɪθ/
the 11 o'clock /ɪˈlɛvən/
|
読み出しが eight /eɪt/ や eleven /ɪ-/ なら /ði/。 |
| ⑤ 参考:綴りは母音でも子音の音 |
the university /juː-/
the one /wʌn/
|
これは子音の音(/j/, /w/)→ 2-1 側で /ðə/。(対比で覚える) |
▮ 「スペルではなく音」で決める:直感の作り方
- 耳で確認:次の語を声に出して最初の音だけを感じ取る。
- 母音か子音か:母音(あ・え・い・お・う系)なら
/ði/、子音なら/ðə。 - 辞書で初頭音をチェック:IPA の先頭記号を確認(例:EU=/iː…/、U=/juː…/)。
母音始まりは /ði/ で“スッ”と。強く長くしない(/ðiː/ は強調時)。
※ hour は h 無音、EU/FBI/X-ray は文字名の先頭が母音→ /ði/。
▮ 迷いやすいポイント & 実務TIPS
- /ðiː/ と引っ張りがち:強調時だけ長く。通常は短い
/ði/。 - silent h を見落とす:hour, heir, honest, honor は h 無音=母音始まり。
- 頭字語の読みを文字で判断:必ず読み出しの音で判定(EU=ee-yu → /ði/)。
- 数字系:8th, 11 o'clock は読み出しが母音 → /ði/。
- 発音バリエーション:SQL は“ess-que-el”なら /ði/、“sequel” 読みなら語頭 /s/ → /ðə/。
- 辞書は IPA の先頭音を確認:母音記号(
æ e i o uなど)なら /ði/。 - リンク優先:the を短くして直後の母音に一息でつなぐ(声門で止めない)。
- 対比で覚える:the EU ↔ the US(U=you は子音 /j/ → /ðə/)。
- 地域差の把握:herb は AmE=h 無音→/ði/、BrE=h 発音→/ðə/。
※ 子音前(/ðə/)と母音前(/ði/)を交互に練習すると、「音で決める」直感が素早く身につきます。
▮ /ði/ の発音ガイド:/ð/+短い i で「ジ」に近いが、舌は歯!
大人向け:/ð/(有声・歯摩擦音)に短い前舌・高母音 /i/ を滑らかに付けて /ði/。
子ども向け:舌の先を前歯にそっと当てて(/ð/)、すぐに“イ”の口(/i/)へ。歯に当てるのがポイント(ザ行でも舌は歯のあたり)。
- /ð/ を作る:舌先を上前歯の縁に軽く触れ、息+声帯振動。
- /i/ へ素早く:口角をやや横にして「イ」の口。舌は前・高め。
- つなげる:区切らずに /ð/→/i/ を一息で。これが
/ði/。
- /z/(ズ)になっている:舌が歯に当たらず歯茎寄り。歯に軽接触を戻す。
- 強く長すぎ:
/ðiː/で引っ張りがち。弱形は短く(強調時だけ長く)。 - 喉で止める:the | apple のように切らない(声門破裂音を避ける)。
- 鏡チェック:舌先が少し見える位置→OK。
- 耳チェック:the‿apple のように一拍でつながるか。
- 母音前は基本
/ði/。silent h(hour/heir)や頭字語(FBI/EU)も“音”で判定。
▮ /ði/ の連結(リンキング):短く・弱く・母音へスッと
/ði/。the を主役にしないで、うしろの語へ一息で接続。
大人向け:機能語の弱形。声門破裂音を避け、母音連続での滑らかさを優先。
🫁 コツ:/ði/ を一瞬で→ すぐに母音へ(the‿office など)。
🎯 アクセント:主要語(end, umbrella, office 等)を立て、the は“影のサポート役”。
🔁 交互に口を慣らすと、音で決める感覚が定着します。
- the を伸ばす(/ðiː/)→ 弱形で短く。
- 区切る:the | office → 滑らかさが消える。
- /z/ にずれる:舌が歯に当たっていない。歯の縁に戻す。
- the office → the‿office(一息・無停止)。
- the EU → the‿EU(/ði/→母音へ直結)。
- at the end → at‿the‿end(the を短く、後続に寄せる)。
▮ 頭字語の判定:文字名の最初の“音”が 母音なら /ði/ / 子音なら /ðə/
/ði/。子音(例:U = “you” /j/)→ /ðə/。
例:F=ef, M=em, N=en(母音で始まるため /ði/)。
例:U=you は子音 /j/、W=double u は先頭が /d/。
/ðə/。
一方「ザ・フー(バンド名)」のように単語読みすると頭は /h/(子音)→ やはり /ðə/。
3. 既出なら the:a で導入 → the で指す
会話や文章で a + 名詞 で新しく紹介したものは、次から the + 名詞で同じものを指し直します(= 既出参照)。
受け方は 単数/複数/不可算で形が変わり、連想参照(bridging)や 集合内の相対表現(the other / the rest / the next …)も既出参照に含まれます。 ※ 詳細は 3-1〜3-6 で扱います。
- 既出参照:前に出たものをもう一度指すこと(例:a dog → the dog)。
- 連想参照(bridging):出たものに“くっつく”一部・所属・場所を指す(a house → the door)。
- 相対表現:集合や順番の中で位置づけて特定(the other / the rest / the next など)。
3-1. 基本型:単数・複数・不可算
本セクションでは、既に a + 名詞 で導入した対象を受けるときの the の形とふるまいを、単数 / 複数 / 不可算という名詞の性質から整理します。
大人向けに言えば、indefinite introduction → definite anaphora の移行では、
可算性(countability)と数(number)が the の受け方を決めます。
単数は the + 単数名詞、複数は the + 複数名詞、不可算は the + 不可算名詞。
いずれも「同じ 1 つ(または同一集合)が共有できる」=特定が前提です。
- 単数(singular):1こだけの数え方。例:
a book → the book(その本)。 - 複数(plural):2こ以上。例:
(some) books → the books(その本たち)。 - 不可算(uncountable):水・砂・空気のように数えないもの。例:
(some) water → the water(その水)。 - 特定:話し手と聞き手が同じものを思い浮かべられる状態(既出・説明・状況で一意)。
a/an + 名詞the + 単数名詞Ø/some + 複数名詞the + 複数名詞Ø/some + 不可算名詞the + 不可算名詞💬 例文で感覚をつかもう!(3-1 基本型)
I saw a dog in the park. The dog was friendly.
(公園で犬を1匹見かけた。その犬は人なつっこかった。)
a + 単数名詞|共有できたら the + 同じ名詞
saw=see 過去/friendly=人なつっこいShe picked a book. The book looks old.
(彼女は本を1冊選んだ。その本は古そうだ。)
picked=選んだ/looks old=古く見えるA child came to the door. The child looked lost.
(子どもが1人ドアに来た。その子は迷っている様子だった。)
looked lost=迷っているように見えたWe bought some apples. The apples are sweet.
(リンゴをいくつか買った。そのリンゴは甘い。)
the + 複数名詞。sweet=甘いCats were in the yard. The cats ran away.
(庭にネコがいた。そのネコたちは逃げた。)
ran away=逃げたWe found several mistakes. The mistakes are minor.
(いくつかの誤りを見つけた。その誤りは小さい。)
minor=軽微なPlease pour some water. The water is cold.
(水を少し注いでください。その水は冷たい。)
pour=注ぐThere is sugar on the table. The sugar is from Brazil.
(テーブルの上に砂糖がある。その砂糖はブラジル産だ。)
is from ...=〜産/出身We got some information. The information was helpful.
(情報をいくつか得た。その情報は役に立った。)
information/advice は不可算。× an information。helpful=有益なHe bought a bottle of water. The bottle is heavy.
(彼は水のボトルを1本買った。そのボトルは重い。)
the bottle。heavy=重いHe bought a bottle of water. The water tastes fresh.
(彼は水のボトルを1本買った。その水は新鮮な味がする。)
the + 物質名詞。tastes fresh=新鮮な味がするI bought a pair of shoes. The shoes fit well. / The pair was expensive.
(靴を1足買った。その靴はサイズが合う/その1足は高かった。)
a pair of X は文法上は単数。中身=the X/セット=the pair。fit well=サイズが合う/expensive=高い3-1 FAQ:基本型(単数・複数・不可算)
テーマ
a / Ø / some で初出 →
the で受けるときの
数(単数・複数)と可算性(不可算)の基本ルール。
はい。複数名詞で紹介した集合は、 同じ集合全体を指すなら the + 複数名詞 で受けます。 単数の the + 名詞 に切り替えるのは「集合から 1 つへ絞る」ケース(=3-2の話題)なのでここでは扱いません。
I saw cats in the yard. The cats were sleeping.
庭でネコを見た。そのネコたちは寝ていた。
- cats:ネコ(複数)。
- were sleeping:眠っていた。
量ではなく、その物質(同じ中身)を特定します。 先に出した water/sugar を、同じ中身として指し直すのが the + 不可算名詞 です。
We poured some water. The water is cold.
水を注いだ。その水は冷たい。
- poured:注いだ。
- cold:冷たい。
付けません。どちらも不可算名詞です。 数えたいときは a piece of information / a piece of advice のように表現します。
We got some information. The information was helpful.
いくつか情報を得た。その情報は役に立った。
- × an information / an advice は不可。
- helpful:役に立つ、有用な。
どちらも可能です。数を強調したいなら the two books、 単に「その本たち」なら the books。 いずれも同じ集合の再参照です。
She picked two books. The two books were new.
彼女は本を二冊選んだ。その二冊は新品だった。
- picked:選んだ。
- new:新しい。
両方可能です。容器を言うなら the bottle、 中身を言うなら the water。
He bought a bottle of water. The bottle is heavy.
彼は水のボトルを一本買った。そのボトルは重い。
He bought a bottle of water. The water tastes fresh.
彼は水のボトルを一本買った。その水は新鮮な味がする。
- heavy:重い。
- tastes fresh:新鮮な味がする。
受けられます。無冠詞複数でも、 直前の文脈で紹介した同じ集合を再参照するなら the + 複数名詞 でOKです。
Books were on the table. The books were new.
本がテーブルの上にあった。その本は新品だった。
- were:〜だった(過去形)。
- new:新しい。
a coffee は「1杯のコーヒー」=提供単位での単数。
その後は the coffee で同じ飲み物を特定できます。
I'd like a coffee, please. The coffee smells great.
コーヒーを1杯ください。そのコーヒーはとても良い香りだ。
- smells great:とても良い香りがする。
不可算なので × luggages ではなく、 同じ荷物を指し直すなら the luggage / the baggage。 数えたいときは a piece of luggage を使います。
We checked in our luggage. The luggage was heavy.
荷物を預けた。その荷物は重かった。
- checked in:預け入れた、チェックインした。
- heavy:重い。
はい。scissors は常に複数形の形を取り(× a scissor)、
受けは the scissors とします。
「1丁」を言うなら a pair of scissors。
I need scissors. The scissors are on the desk.
はさみが必要だ。そのはさみは机の上にある。
- are:主語が複数なので be 動詞も複数形。
- on the desk:机の上に。
可能です。the + 上位語で、 同じ個体(または同じ集合)を指す文脈が保たれていれば OK です。
We met a dog. The animal was calm.
私たちは犬に会った。その動物はおとなしかった。
- animal:動物(上位語)。
- calm:落ち着いている、おとなしい。
3-2. 候補が2つ以上あるときの「絞り込み」
すでに名詞が登場しているが、まだ候補が2つ以上あって一つに決まっていない――そんなときは
条件(説明)を足して
集合の中から「その1つ」を特定します。
条件で一つに決まった瞬間に the を使います(=「the=その」の発想)。
大人向けの言い方をすると、限定修飾(restrictive modification)で
referent を一意化する操作です。
逆に、情報を足しても一つに絞れなければ、冠詞は a/Ø のまま(not uniquely identifiable)。
- 同じ種類のものが複数ある(例:何本もペンがある)→ 条件を足して その1本に絞る。
- 前の文で集合を出した(例:books, apples)→ 条件で集合から一つを指す。
- まだ集合のまま言うなら
the + 複数名詞、1つに絞るならthe + 単数名詞。
型 絞り込みの基本パターン
the + 名詞 + 前置詞句
(場所・時・方向など:the pen on the desk / the door at the end)
the + 名詞 + 関係詞節
(だれ/どれ:the boy who wears glasses / the picture that you drew)
the + 名詞 + 分詞修飾
(動き・状態:the man standing by the door / the letter attached below)
the + one + 修飾
(選択肢の中の「それ」:the one in blue / the one we discussed)
※ 唯一性や順序(the first / the only / the best)はセクション7で詳しく扱います。
※ 部分・所属・場所関係(連想参照)での特定は 3-3(bridging)へ。
注意 ここでの「絞り込み」チェックリスト
- 集合の中か? ― まず候補が複数ある状況かを確認。
- 条件で一つに決まるか? ― 場所・だれ/どれ・状態などで唯一のものが特定できるか。
- → the を使う。 ― 一意になったら
the + 名詞。まだ複数ならthe + 複数名詞。
・条件を足しても候補が残るなら特定できていないので
a/Ø のままにします。
用語のやさしい定義(短く確実に)
- 絞り込み:たくさんの中から条件を足して「これ!」の1つに決めること。
- 前置詞句:in/on/at/with などで始まる「場所・時・道具」のかたまり。
- 関係詞節:who/that/which で名詞を説明して特定する文のかたまり(コンマなし=限定)。
- 分詞修飾:V-ing / V-ed で名詞の状態や動きを短く説明(例:standing, broken)。
💬 例文で感覚をつかもう!(3-2 候補が2つ以上あるときの「絞り込み」)
There are two pens on the desk. The pen with the blue cap is mine.
(机にペンが2本ある。青いキャップのほうが私のだ。)
cap=(ペンの)キャップ/is mine=私のものだWe saw several dogs at the shelter. The dog wearing a red collar barked.
(保護施設で犬を何匹か見た。赤い首輪をしている犬がほえた。)
shelter=保護施設/collar=首輪/barked=ほえたI have three emails from HR. The email about the schedule is urgent.
(人事部からメールが3通来ている。日程に関するメールが急ぎだ。)
urgent=急を要するThere are many cups on the shelf. The cup on the top left is cracked.
(棚にカップがたくさんある。左上のカップにヒビが入っている。)
cracked=ひび割れたShe met two teachers at the event. The teacher who teaches math helped her.
(彼女はイベントで先生に2人会った。数学を教えている先生が助けてくれた。)
teaches=教える(三単現)We opened three windows. The window facing the garden lets in more light.
(窓を3つ開けた。庭のほうを向いている窓は光がよく入る。)
lets in=(光などを)入れるChoose any seat. The seat by the window is reserved.
(どこでも座っていいよ。窓際の席は予約席だ。)
reserved=予約済みのHe took two buses. The bus that goes downtown was late.
(彼はバスに2本乗った。中心街に行くバスが遅れた。)
downtown=中心街へ/was late=遅れたI bought two jackets. The one in blue fits better.
(ジャケットを2着買った。青いほうがより合う。)
fits=サイズが合うWe tested several solutions. The solution we agreed on is simple.
(解決策をいくつか検証した。私たちが合意した案はシンプルだ。)
agreed on=〜に合意した/simple=単純なThere are many photos here. The photo taken yesterday looks best.
(写真がたくさんある。昨日撮った写真がいちばん良さそうだ。)
taken=撮られた/looks best=最も良く見えるShe compared three plans. The plan with unlimited data is expensive.
(プランを3つ比較した。データ無制限のプランは高い。)
unlimited=無制限の/expensive=高価なWe printed many flyers. The ones with the new logo look better.
(チラシをたくさん印刷した。新ロゴ入りのもののほうが見栄えが良い。)
flyer=チラシ/logo=ロゴI watched several tutorials. The video that you recommended was the clearest.
(チュートリアルをいくつか見た。あなたが勧めてくれた動画がもっとも分かりやすかった。)
recommended=推薦した/clearest=最も明瞭な(※最上級の一般原則はセクション7)3-2 FAQ:候補が2つ以上あるときの「絞り込み」
要点 条件(修飾)を足して、集合の中からそのひとつ/その一群を特定する章です。 ここでは、限定修飾(restrictive)の考え方・型・落とし穴を整理します。
The students who sit in the front are active.
前の列に座る(という条件で絞った)学生たちは活発だ。
The students, who sit in the front, are active.
学生たちは活発だ。彼らは(たまたま)前に座る。(※集合はすでに特定されている)
There are two mugs. The red mug is mine.
マグが2つある。赤いほうが私のだ。(色で一意になる)
I have three pens. The one with a clip writes well.
ペンが3本ある。クリップ付きのものは書き味が良い。(= どれか特定できる)
One of the pens writes well.
ペンのうちどれか1本は書き味が良い。(= どれか不明)
There are two red mugs. The mug on the left is yours.
赤いマグが2つある。左側のマグがあなたのだ。(位置でさらに絞る)
Please hand me the small red box on the right.
右側の小さい赤い箱を取ってください。
Pass me the book on the top shelf, please.
(指さし無しで)一番上の棚の本を取ってください。(説明で特定)
this/that は話し手の位置・指さしなど場の手がかりで特定。
the は言語情報(修飾や文脈)で特定。絞り込みの主役は後者です。
We interviewed applicants. The applicants with AI experience advanced.
応募者の面接をした。AI経験のある応募者たちが次の段階へ進んだ。(集合)
We interviewed applicants. The applicant with AI experience advanced.
応募者の面接をした。AI経験のある応募者(1人)が次の段階へ進んだ。(個)
the + 複数は一群、the + 単数は一点を指します。Open the door on the right, please.
右側のドアを開けてください。
The school bus is late.
スクールバスが遅れている。(「種類」で特定=慣用的複合)
The bus at the school is late.
学校にあるそのバスが遅れている。(場所で特定=前置詞句)
Could you pass me the cable with the yellow tag?
黄色いタグの付いたそのケーブルを取ってくれますか?
This is the best solution.
これは最良の解決策だ。
There are many files. The file from yesterday …
ファイルがたくさんある。昨日のファイルは…(← 昨日分が複数あるなら未特定)
a/Ø を維持(詳しくは 3-6)。
3-3. 連想参照(bridging):部分・所属・場所
すでに登場したものから頭の中で自然につながる別の名詞を、the で特定するのが 連想参照(bridging)です。たとえば a car(車) が出たあとに the door(その車のドア) と言えば、 聞き手も同じものを思い描けます。
大人向けに言えば、前の発話で導入された アンカー(anchor) と、
それに世界知識で密接に結びつく名詞(部分・所属・場所など)を関連づけ、
可視言語情報がなくても一意に回収できる場合に the が許されます。
分類 連想参照の代表パターン(3系統)
-
部分(part–whole):
the + 部分名詞 + of + 全体 /
the + 全体名詞 + 部分名詞(複合)
例)the screenof the laptop /the laptop screen(=同義。技術品・身体部位など) -
所属・持ち物(possession/association):
the + 所属名詞 + of + 所有者 /
所有者’s + 名詞
例)the presidentof the company /the company’s president -
場所・内部(location/inner place):
the + 場所名詞 + in/on/at + アンカー
例)the kitchenin the house /the lobbyof the hotel
型 よくある形と選び方
the + 部分 + of + 全体
… 文語寄り/全体を後置して明示(例:the roof of the house)。
the + 全体 + 部分(複合)
… 口語的に自然(例:the house roof より the house roof は限定的。一般には
car door / laptop screen / phone battery のように定着した複合語で使う)。
所有者’s + 名詞
… 「人・組織」の所有に相性良(例:the company’s policy)。無生物の長い語は
of が自然(the policy of the European Union)。
※ どれも「前に出たアンカー」があって初めて成り立ちます。アンカーなしで登場する
the kitchen / the door は「状況で共有」寄り(= 4章の話題)になりやすい点に注意。
注意 連想参照のチェックリスト
- アンカーが直前にあるか?― 例:a car → the door。離れすぎていると共有しづらい。
- 常識レベルで一意か?― ドアが複数あり得るなら、the front door のように条件を足して3-2の絞り込みで確定。
- 代名詞の出番か?― 同じもの自体を言い直すのは it/they(次節 3-4)。ここは別物(部分・場所・所属)を the で立て直す章。
・技術語・ブランド固有の複合語は辞書的固定度が高く、of より名詞複合が自然なことが多いです。
用語のやさしい定義
- 連想参照(bridging):前に出たもの(アンカー)から、常識のつながりで別の名詞をthe で特定すること。
- アンカー(anchor):橋渡しの起点になる名詞(例:a hotel → the lobby)。
- 部分名詞:door, screen, roof, battery, handle など、全体の一部を表す名詞。
- 所属・関係名詞:president, member, owner, leader など、誰か/何かに属する役割・関係を表す名詞。
💬 例文で感覚をつかもう!(3-3 連想参照:部分・所属・場所)
We rented a car. The door of the car was stuck.
(車を借りた。その車のドアが固くて開かなかった。)
a car。the + 部分 + of + 全体 で「その車のドア」を橋渡し。rent=借りる/stuck=動かない・固着したI bought a laptop. The screen is bright.
(ノートPCを買った。その画面は明るい。)
bright=明るいWe arrived at a hotel. The lobby was crowded.
(ホテルに着いた。ロビーは混んでいた。)
crowded=混雑したThey bought a house. The roof needs repair, and the front door is new.
(家を買った。屋根は修理が必要で、玄関ドアは新しい。)
needs repair=修理が必要I borrowed a book. The cover was torn.
(本を1冊借りた。表紙が破れていた。)
torn=tear(破る)の過去分詞We joined a company. The president of the company welcomed us.
(会社に入社した。その会社の社長が私たちを歓迎してくれた。)
welcomed=歓迎したMy son goes to a new school. The principal is very kind.
(息子は新しい学校に通っている。校長先生はとても親切だ。)
kind=親切なShe joined a soccer team. The captain encouraged her.
(彼女はサッカーチームに入った。キャプテンが彼女を励ました。)
encouraged=励ましたWe tried a new restaurant. The kitchen is open to customers.
(新しいレストランを試した。厨房は客に公開されている。)
open to=〜に公開されているI bought a phone last week. The battery lasts all day.
(先週スマホを買った。バッテリーは一日もつ。)
last=持つ・保つWe scheduled a meeting. The agenda of the meeting is short.
(会議を予定した。その会議の議題は短い。)
agenda=議題/scheduled=予定したWe moved to a city last year. The mayor is popular.
(去年ある都市に引っ越した。市長は人気がある。)
popular=人気がある3-3 FAQ:連想参照(bridging)― 部分・所属・場所
要点
前文の アンカー(既出の名詞)から、
常識的につながる 部分 / 所属 / 場所 を the で特定する用法です。
ここでは「いつOK / いつNG」「形の選び方」を整理します。
I bought a laptop. The screen is bright.
ノートPCを買った。画面は明るい。(=世界知識で自然につながる → 連想参照)
There are many laptops. The screen on the left looks best.
ノートPCがたくさんある。左側の画面が最も良い。(=条件で一つに決める → 絞り込み)
We approached a car. The door was open.
車に近づいた。ドアが開いていた。→ ドアが複数あるので曖昧。
We approached a car. The driver's door was open.
運転席側のドアが開いていた。→ 一意化できて自然。
- 人・組織の所有 → ’s:
the company’s policy - 長くて堅い名詞 → of:
the policy of the European Union - 定着した組み合わせ → 複合:
the car door / laptop screen
I checked a hotel yesterday. The lobby was quiet.
(直前~前文)なら自然。
We planned a meeting. The agenda is short.
会議を計画した。議題は短い。
We arrived at a hotel. The lobby was busy.
=連想参照(内部の場所)。
Please open the window.
=状況共有(その場で皆が分かる窓)。
the だが根拠が違う:本章は「アンカーからの橋渡し」。状況共有は 4章で扱います。We fixed a car. The doors were replaced.
車を修理した。ドア(複数)が交換された。
I bought a laptop. It is light.
=同じものを指し続ける(代名詞)。
I bought a laptop. The keyboard is quiet.
=関連する別の名詞を立て直す(連想参照)。
I visited a museum and a theater. The ticket was expensive.
どちらのチケット? → 曖昧。
... The museum ticket was expensive.
アンカー名を足して特定すれば明確。
We don’t have a car. The engine is noisy.
「車がない」のにエンジンの話は不可。
If we buy a car, the engine should be efficient.
仮定の世界を立ててからならOK(= その車のエンジン)。
My daughter joined a club. The leader is supportive.
娘がクラブに入った。リーダーは面倒見が良い。
I replaced a phone. The battery was weak.
スマホを替えた。バッテリーが弱かった。
→ I replaced the phone battery.
=名詞複合(自然で簡潔)。
3-4. it / they と the + 名詞 の使い分け
会話や文章では、すでに出た名詞をそのまま繰り返すより、
代名詞や
the + 名詞
を使ってすっきり表します。
同じものを続けて指すときは it/they、
別の観点で言い直す・再確認する・候補の中から特定し直すときは
the + 名詞 が基本です。
the + 名詞。それ以外の単純な「同一対象の言い換え」は it/they。
指針 クイック判断:どっちを使う?
- 同じ対象をそのまま言い続ける → it / they (例:I bought a laptop. It is light.)
- 別の名詞として立て直す(部分・役職・場所などの 関連物) → the + 名詞 (例:... the keyboard)
- 複数候補の中の「そのひとつ」(色・位置・説明で一意に) → the + 名詞 (=3-2 絞り込み)
- 前出名詞との常識的つながりで特定(車→ドア、ホテル→ロビー) → the + 名詞 (=3-3 連想参照)
- 前の文から離れた/主語が入れ替わる → いったん the + 名詞 で 再提示し、そこから it/they に戻すと読みやすい。
核 文章設計のコア・アイデア
読み手が「何を指すのか」を迷いそうなら、ためらわず the + 名詞 で再提示。 その後は it/they に切り替えればテンポも維持できます。
the device と the software のように 名詞で並べると対比がくっきり。代名詞は対比に弱いです。
先行詞が複数ある時の it/they は誤解のもと。 the + 名詞 で明示しましょう。
用語のやさしい定義
- 代名詞(pronoun):すでに分かっている人・物を短く言い直す語。
it / they / he / sheなど。 - 再提示(reintroduction):いったん距離が空いた参照を、
the + 名詞で 「その〜」と再び文中に登場させること。 - 先行詞(antecedent):代名詞が指す元の名詞。これが曖昧だと
it/theyは使いにくい。
注意 よくある落とし穴(回避法つき)
- 先行詞が2つ以上あるのに
it/they: the + 名詞 で明示(例:the project / the budget)。 - 段落またぎの最初から
it: 段落頭は the + 名詞 で再提示してから it/they に。 - 別物に話が移っているのに代名詞: 「部分・役職・場所」などは the + 名詞(= 3-3)に切り替える。
- 数量が合わない: 単数は it、複数は they。集合を一塊で言うときは文脈に注意。
💬 例文で感覚をつかもう!(3-4:it/they と the + 名詞)
I bought a laptop. It is light. The keyboard is quiet.
ノートPCを買った。それは軽い。キーボードは静かだ。
quiet=静かなWe bought a car. It runs smoothly. The driver's seat is comfortable.
車を買った。それはスムーズに走る。運転席は座り心地が良い。
runs smoothly=スムーズに走る/comfortable=快適なWe visited a hotel. It was near the station. The lobby was crowded.
ホテルを訪れた。それは駅の近くだった。ロビーは混んでいた。
crowded=混雑したI tried a new app. It is easy to use. The menu is simple.
新しいアプリを試した。それは使いやすい。メニューはシンプルだ。
easy to use=使いやすい/simple=単純なWe scheduled a meeting. It starts at three. The agenda is short.
会議を予定した。それは3時に始まる。議題は短い。
agenda=議題I borrowed a camera. It is expensive. The lens is scratched.
カメラを借りた。それは高価だ。レンズに傷がある。
scratched=傷ついたWe visited a museum. It opens at nine. The ticket counter was closed.
博物館に行った。それは9時に開く。チケット売り場は閉まっていた。
counter=窓口She started a project. It needs more time. The budget is limited.
彼女はプロジェクトを始めた。それはもっと時間が必要だ。予算は限られている。
limited=限られたWe moved to a city. It is very safe. The mayor is popular.
都市に引っ越した。そこはとても安全だ。市長は人気がある。
popular=人気があるI ordered a pizza. It arrived hot. The crust was crispy.
ピザを注文した。それは熱々で届いた。クラスト(耳)はサクサクだった。
crust=耳/crispy=カリッとしたThey opened a store. It looks modern. The entrance is wide.
彼らは店を開いた。それは現代的に見える。入口は広い。
modern=現代的な/entrance=入口I met some students. They were friendly. The leader explained the plan.
何人かの学生に会った。彼らは親しみやすかった。リーダーが計画を説明した。
friendly=親しみやすい3-4 FAQ:it / they と the + 名詞 の使い分け
要点 同じ対象を指し続けるなら it/they。 対象を別の名詞として立て直す・再確認する・候補から特定し直すときは the + 名詞 を使います。
I bought a camera. It is light.
カメラを買った。それは軽い。(=同じ対象を指し続ける → 代名詞)
I bought a camera. The lens is scratched.
カメラを買った。レンズに傷がある。(=別の名詞を立て直す → the + 名詞)
I read a report yesterday. ... (中略) ... The report was insightful.
昨日レポートを読んだ。…(間が空く)… そのレポートは示唆に富んでいた。→ 再提示で誤解を防ぐ。
it は曖昧になりがち。the + 名詞 で再スタート。I brought a laptop and a tablet. It is heavy.
ラップトップとタブレットを持ってきた。それは重い。→ どっち?(曖昧)
... The laptop is heavy.
→ ラップトップが重い(明確)。
It is raining.
雨が降っている。(この it は「天気のダミー主語」で、何も指さない)
It’s important to sleep.
眠ることは大切だ。(形式主語の it。これも具体物を指していない)
it は「参照の it」。ダミーの it と混同しないこと。I like the design. It is modern, but the performance is poor.
デザインは好きだ。それは現代的だが、性能はよくない。
I tested a phone. Its camera is fast.
スマホを試した。そのカメラは速い。(所有を密に表現)
I tested a phone. The camera is fast.
スマホを試した。カメラは速い。(一般的な叙述。ニュアンス差は小)
its は所有の結びつきを強め、the + 名詞 は淡々と述べる印象。I met a student. They were nervous.
学生に会った。彼(彼女)は緊張していた。(単数 they:性別不明の一人に対して使うことがある)
I met two students. They were nervous.
2人の学生に会った。彼らは緊張していた。(複数)
We compared a plan with a proposal. It was better.
計画と提案を比較した。それの方が良かった。→ どっち?(曖昧)
... The proposal was better.
→ 提案の方が良かった(明確)。
I visited a museum. It was huge. The entrance was crowded.
博物館に行った。そこはとても大きかった。入口は混んでいた。
I reviewed a project. It is behind schedule. The budget needs approval.
プロジェクトをレビューした。それは予定より遅れている。予算は承認が必要だ。
- 段落頭は the で再提示:
The report shows ... - 対比を名詞で並べる:
The hardware is new, but the software is old. - 同音・同形に注意:
itが続くと読み手は迷う。時々 the + 名詞 を挟む。
I checked a laptop. The battery is new. It lasts all day.
ノートPCを確認した。バッテリーは新品だ。それは一日もつ。
3-5. the same / the other / the rest / the next / the previous の使い分け
本セクションは、すでに話に出た集合や順序を前提にして、「どれか一つ」「残り」「次/前」を
the + 名詞で特定する表現をまとめます。
「同じもの」「残りの全部」「二者のもう一方」「列の次/前」など、聞き手と共有できる一意の対象があるため the を使います。
全体像 クイックマップ:集合・順序・同一性で the を立てる
the same ... as ~例示パターン:
the same idea/the same size as A
the other/三つ以上 → the others例示パターン:
one ..., the other .../some ..., the others ...
the rest of + 集合例示パターン:
the rest of the cake/the rest of the team
例示パターン:
the next day/the previous chapter/the next two weeks
the を付ける。用語のやさしい定義
- 同一性(identity):まったく同じ物・性質・種類を指すこと。例:
the same color。 - 二者対立(binary set):選択肢が2つだけの集合。片方が決まればもう片方は
the other。 - 残余(remainder):既に分かっている集合の「残り全部」。
the rest (of A)と言う。 - 参照時点(reference time/point):
the next / the previousが「いつから見て」かの基準。直前の文脈・今この場など。
指針 判断のコア
-
同じなら
the same + 名詞: 比較はthe same ... as ~を使う(withは不可)。 -
二者のもう一方は
the other: 三つ以上の残りはthe others/追加で別の一つはanother(= any additional one)。 -
残り全部は
the rest (of ~): 集合が分かっていることが必須(読者にとって「何の残りか」が明らか)。 -
the next / the previousは基準が命: 「今から見て」か「その時点から見て」かを文脈で明確にする(例:叙述の過去文脈では その翌日)。
注意 よくあるミスと回避のコツ
the same with✖ →the same as〇。the otherとanotherの混同:二者のもう一方=the other。不特定の別の一つ=another。othersとthe others:漠然と「他の人々」=others。集合の残り全部=the others。next weekとthe next week:前者=今から見た来週/後者=文脈の時点から見た「その翌週」。the restの「of」抜け:対象集合が明確でないときはthe rest of + 集合を推奨。
💬 例文で感覚をつかもう!(3-5:same / other / rest / next / previous)
the same ... as ~
We had the same idea as your team.
私たちは、あなたのチームと同じ考えを持っていた。
the same ... as が基本(with は不可)idea=考えThis bag is the same size as that one.
このバッグは、あのバッグと同じ大きさだ。
be + the same + 名詞 + as ~。size=サイズI have two pens. One is black; the other is blue.
ペンが2本ある。一本は黒で、もう一方は青だ。
the otherthe other=もう一方Some students arrived early; the others came later.
何人かの学生は早く到着し、残りの学生たちは後から来た。
the others。漠然と「他の人々」は others。We have four options. Two are expensive; the other two are affordable.
選択肢が4つある。2つは高いが、残りの2つは手頃だ。
the other + 数。affordable=手頃なthe rest (of ~)
We bought three donuts. I ate one. The rest are for you.
ドーナツを3つ買った。1つ食べた。残りはあなたの分だ。
the rest で「残り全部」。The rest of the team will join later.
チームの残りのメンバーは後で合流する。
of + 集合 で明示すると親切。We met on Monday. The next day, we started the project.
私たちは月曜日に会った。その翌日、プロジェクトを始めた。
next week/文脈の翌日=the next day。We will be busy for the next two weeks.
私たちは今からの2週間、忙しくなる。
the。Please read the previous chapter before this one.
この章の前に、前の章を読んでください。
the。We thanked the previous owner for the documents.
書類のことで、前の持ち主にお礼を言った。
the previous で特定。Take the next bus to the station.
駅へは次のバスに乗ってください。
the を付ける。3-5 FAQ:the same / the other / the rest / the next / the previous
要点
いずれも集合・順序・同一性が共有されているから the が付けられます。
「同じ」「もう一方」「残り」「次/前」を一意に示すしくみを、例文で丁寧に確認しましょう。
We chose the same design as your team.
私たちは、あなたのチームと同じデザインを選んだ。
the same ... as ~ が基本。with は不可。She has the same schedule as me.
彼女は私と同じスケジュールだ。(自然で広く使われる)
She has the same schedule as I do.
彼女は、私と同じスケジュールだ。(形式張った書き方)
as me が一般的。形式的には as I (do) でもOK。I have two keys. One is for the office; the other is for home.
鍵が2本ある。一本はオフィス用、もう一方は自宅用。
I finished this task. Can I take another one?
この作業は終わりました。別の(どれでもよい)作業を受けてもいいですか?
the other/不特定の別の一つ=anotherSome seats are taken; the others are free.
いくつかの席は埋まっている。残りの席は空いている。
Some people are early; others are late.
早い人もいれば、他の人たちは遅い。
the others。漠然とした「他の人々」=others。Four files are pending. Two are urgent; the other two can wait.
保留中のファイルが4つ。2つは急ぎ、残りの2つは後回し可。
the other + 数。The rest is on the table.
残りは(ひとまとまりとして)テーブルにある。
The rest are waiting outside.
残りの人たちは外で待っている。
is/個々の人・物として見る=are。We finished half. The rest of the work is for tomorrow.
半分終わった。仕事の残りは明日へ。
the rest of + 集合名詞 が親切。Let's meet next week.
来週会いましょう。(今から見て「来週」)
We traveled on Monday. The next week, we returned.
月曜に旅立ち、その翌週に戻った。(文脈の時点から見た「次」)
next/文脈の基準=the nextWe will be busy for the next two days.
これから2日間は忙しくなる。
the を付けるのが自然。Please read the previous chapter.
直前の章を読んでください。(並びの中の「前」)
I met him last year.
彼と会ったのは昨年です。(カレンダー上の直近の過去)
This is the last chapter.
これは最終章です。(一連の終点)
previous=並びの直前/last=時間的に直近の過去/the last=最後。They used the same method as ours.
同一の方法を使った。
The results are similar.
結果は似ている(完全一致ではない)。
the same=同一/identical=完全一致(より堅い語)/similar=類似I’ll take the same one.
私も同じものにします。
We chose the same ones as before.
以前と同じもの(複数)を選んだ。
one/可算複数=ones。不可算名詞は the same advice のように名詞そのまま。a のまま」。the を付けない判断のコツを整理します。
3-6. まだ「特定できない」なら a のまま
3章は「既に出た a + 名詞 を the で指し直す」ケースを扱っていますが、いつでも the にすればよいわけではありません。
聞き手と同じ 1 つが共有できない段階では、不特定の a/anを維持します。
合言葉 the=特定(みんなで同じ 1 つ)/ a=不特定(どれでもよい 1 つ)
判断マップ「まだ the にしない」代表パターン
a/an + 名詞。
まだ共有の 1 つに絞れていない
a book(どの本でもよい 1 冊)a を維持。
絞れた瞬間に the。
a を使う。
another=“別の 1 つ”
be + a + 職業/役割。
例:be a teacher / be a kind of ...
用語のやさしい定義
- 不特定(indefinite):集合の中の「どれでもよい 1 つ」や、まだ決めていない 1 つ。
- 一意(unique/definite):話し手・聞き手が同じ 1 つを思い描ける状態。
- another:同じ種類の「別の 1 つ」。対になる
the otherは二者の「もう一方」(3-5)。 - 可算/不可算:
a/anは可算単数にのみ付く。不可算はsome / Ø(3-1 で詳述)。
指針 the を「保留」する 4 つのシグナル
- 候補が複数:位置・説明・順序で絞れていない。
- 新しい個体を追加:
another/a differentを使いたい気持ちがある。 - 役割・分類の述語:「〜は〜という種類だ」と言っている。
- 先行情報が曖昧:読者と「同じ 1 つ」が共有できている確信がない。
注意 よくあるミスと回避策
- 2回目だから自動で the:✖。同じ個体が共有できる時だけ the。
- 「机の上のペン」=必ず the:✖。どのペンかが未確定なら a pen。
- another と the other の混同:別の 1 つ=another/二者のもう一方=the other(3-5)。
- 不可算に a を付ける:✖。不可算は
some water / Ø water(3-1 を参照)。
💬 例文で「a のまま」を体感しよう(3-6)
I saw a dog near the gate.
門の近くで犬を1匹見かけた。(どの犬かは相手に共有されていない)
Could you lend me a pen?
ペンを1本貸してくれますか?(どのペンでも良い)
I'm looking for a laptop with a long battery life.
バッテリーが長持ちするノートPCを探している。(候補は複数あり得る)
There is a problem with the report.
その報告書には問題が1つある。
Pick a card.
カードを1枚選んでください。(どれでも可)
Please have a seat.
どうぞおかけください。
She is a doctor.
彼女は医者だ。(種類としての説明)
Could I have another cup?
もう1杯いただけますか?(同種類の別個体)
another=“別の1つ”。二者の「もう一方」は the other(3-5)。A certain student asked me a question.
(私にとっては)ある特定の学生が質問をした。(聞き手には誰か不明)
We need a tutor who can teach math.
数学を教えられる家庭教師が必要だ。(条件提示で、まだ誰かは未定)
Let's watch a movie tonight.
今夜は映画を1本見よう。(作品は未定)
There are a few questions left.
いくつか質問が残っている。(どの質問かは未特定)
a few + 複数名詞。Could you give me a piece of advice?
アドバイスを1ついただけますか?(不可算を“1単位”化)
advice は不可算 → a piece of で 1 つに区切る。Bring me a marker. (Later) The marker is dry.
マーカーを1本持ってきて。(後で)そのマーカーはインクが切れている。
3-6 FAQ:まだ「特定できない」なら a のまま
要点
a=不特定(どれでもよい 1 つ/まだ決めていない 1 つ)。
形容詞や条件を付けても、聞き手と同じ 1 つが共有できなければ a を維持します。
I need a pen. A pen with black ink would be nice.
ペンが必要です。黒インクのペンだとありがたいです。(どの 1 本か未特定)
a を維持(共有一意性なし)。I talked to a tall student after class.
授業後に背の高い学生と話した。(誰か一人だが、聞き手には特定されていない)
a のまま。Do you have any questions?
質問は何かありますか?(あるかどうか/どれでも可)
I have a question.
質問が1つあります。(1件あることを導入)
any=可否や自由選択のニュアンス/a=「ある 1 件」を提示。I need one ticket, not two.
2枚ではなく、1枚だけ必要です。(数を強調)
I need a ticket.
チケットを1枚ください。(不特定の 1 枚を導入)
one=数量の強調/a=不特定の 1 つ導入。We need some help.
手助けが少し必要だ。(不可算)
We need some volunteers.
何人かのボランティアが必要だ。(複数)
a は可算単数専用。不可算・複数は some / any / 数量詞で導入。It's a kind of fruit.
それはある種類の果物です。(分類説明)
a。He became a teacher.
彼は教師になった。(種類の説明)
She works as a designer.
彼女はデザイナーとして働いている。
a。固有の役職を一意に示すときは the(この章の主題外)。There is a mistake in the report.
その報告書には誤りが 1 つある。
a / some が基本。I run 5 kilometers a day.
私は1日に5キロ走る。
a は「当たり=per」の用法。1日につき、という“単位化”。A certain client asked for a discount.
(私には分かっている)ある顧客が値引きを求めた。
a を維持。A Mr. Brown called you.
ブラウンさんという(よく知らない)人から電話がありました。
a。固有名でも状況によって不特定にできる。I'm looking for a book about robots.
ロボットについての本を1冊探しています。(候補は多数)
Do you have a table near the window?
窓際の席はありますか?(空きが複数あり得る)
a のまま。
4. 文脈・状況で特定できる the
「相手と同じものを指させる」から the。
共有視界(教室の the door)・場面スクリプト(レストランの the bill)・省略修飾(会議中の the chat)など、文脈が
“ひとつに決める”とき the が自然に立ちます。
▮このセクションのゴール
- 共有視界・場面スクリプト・省略修飾の3本柱で「the が立つ理由」を一望する。
the/this/that/aの状況別の使い分けを“地図”で把握する。- 隣接テーマ(Sec.10/11、Lesson055 無冠詞)との住み分けを知り、迷いを減らす。
the。この合図だけで会話がぐっと自然に。
the が立つ「3つの状況」
共有視界同じ空間で一意
部屋・教室・車内の the door / the lights のように、 みんなが同じ物を思い浮かべられるとき。
場面スクリプト定位置・お決まり
レストランの the menu / the bill、病院の the doctor など、
場面知識で一意になるとき。
省略修飾頭の中で限定
会議中の the chat=(この会議の)、スマホの the battery=(この端末の)のように、
文脈が補うとき。
the。まだ通じなさそうなら a / this / that を検討。
よくある誤解を先回りで解消
- 依頼・指示で a を使うと曖昧になりやすい。共有一意なら the を優先。
- 複数あるもの(窓・ライト)は位置や特徴で絞ると the が立つ(例:the window on your left)。
- institutional 無冠詞(at school / in hospital 等)は Lesson055 で詳説。ここでは「the を足すと“建物・特定場所”感が強まる」とだけ押さえる。
4-1. 共有視界:その場で見える“あの一つ”
同じ空間にいると、自然に「みんなが同じものを思い浮かべられる」瞬間があります。
そのとき英語では、その名詞に the を付けます。これは、談話(会話)上の対象が
一意(ひとつに決まる)だからです。
▮この小セクションのゴール
- 共有視界とは何かを理解し、
theが立つ理由(談話上の一意性)を説明できる。 theとa、this/thatの役割の違いを「場面の見え方」で整理する(ここでは導入のみ)。- 次の 4-2~4-5(場面スクリプト/省略修飾/使い分け/慣用)の足場を作る。
the。この合図だけで会話がぐっと自然に。
「共有視界」で the が立つメカニズム
大人向け説明
会話参加者が同一の物理的環境(部屋・車内・教室など)を共有すると、談話指示対象が
一意になります。the はその一意性(uniqueness)を示す定冠詞であり、
「どれのことか」を聞き手と共有していることを合図します。
- 共有空間にある定位置の物(例:ドア/窓/照明/黒板)
- 一時的に全員の注意が集まる特定物(例:入口、スクリーン、掲示物)
やさしい言い換え
同じ部屋にいると、みんなが「これのことだよね!」とすぐ分かる物があります。
そういうときは the をつけます。
- 一意(いちい)
- ひとつに決まること。迷わないこと。
- 共有(きょうゆう)
- みんなで同じものを知っている・見ていること。
- 視界(しかい)
- 見えているところ。いま目に入る世界。
- 定位置
- いつもそこにある場所や物(例:教室のドア・黒板)。
the。
もし迷いがありそうなら、a(未特定)や this/that(指差し・近い/遠い)を検討。
ここで押さえる「使い分け」の観点(予告)
the共有視界で一意
- 皆が同じ物を思い浮かべられるとき。
- 複数あるときは位置・特徴で絞って一意にする。
a未特定 / this/that指差し・距離/新旧
a:どれでもよい1つ(導入段階)。this/that:指差しや距離、新しい/前に出た などのニュアンス。
a を使うと「どれでもいい」に聞こえ、相手が迷います。共有一意なら the を。
💬 例文で感覚をつかもう!(共有視界:その場で見える“あの一つ”)
Open the window a little, please.
窓を少し開けてください。
🔍 ポイント:the window は、同じ部屋でみんなが思い浮かべられる「一つ」に決まるから the。
- open:開ける / a little:少し / please:お願いします
- window=窓(教室や部屋に“あるはず”の定位置の物)
Turn off the lights over the projector.
プロジェクターの上の照明を消してください。
🔍 ポイント:the lights は教室内で共有されている照明群。位置句 over the projector でどれかを特定。
- turn off:電源を切る・消す / light(s):照明
- projector:プロジェクター(教室の定位置)
Could you close the door quietly?
ドアを静かに閉めていただけますか。
🔍 ポイント:部屋のドアは共有空間の「定位置」。a door だと「どれでもよい1つ」で曖昧。
- close:閉める / quietly:静かに
- Could you ... ?:ていねいな依頼の定番
Please wipe the board.
黒板(ホワイトボード)を拭いてください。
🔍 ポイント:教室にある板は一つに決まる=the board。board は黒板/ホワイトボードの総称。
- wipe:ふく / board:板(黒板・ホワイトボード)
- Please:ていねいな依頼の前置き
Look at the screen for a moment.
少しの間、スクリーンを見てください。
🔍 ポイント:教室や会議室に映っている「そのスクリーン」は共有されている対象。
- look at ...:…を見る / for a moment:少しの間
- screen:スクリーン(表示面)
Move the table to the wall, please.
そのテーブルを壁のほうへ動かしてください。
🔍 ポイント:部屋にある特定のテーブルを共有しているから the table。the wall も部屋の壁で一意。
- move:動かす / wall:壁
- 「どのテーブル?」と迷う場合は特徴で絞る:the table by the window
Pick up the marker next to the laptop.
ノートPCのとなりにあるマーカーを拾ってください。
🔍 ポイント:視界内の位置句 next to the laptop で「どのマーカーか」を共有。
- pick up:拾う / marker:マーカー / next to:~のとなり
- laptop:ノートPC(視界共有の対象)
Don’t open the window; the heater is on.
窓を開けないでください。暖房がついています。
🔍 ポイント:共有されている窓=the window。理由提示のときはセミコロン(;)や接続詞も可。
- don’t open:開けないで / heater:暖房 / be on:作動中
Who left the door open?
誰がドアを開けっぱなしにしましたか。
🔍 ポイント:問題になっている“そのドア”は場に一つ=the door。
- leave ~ open:~を開けたままにする / who:誰
Leave the keys on the table by the door.
ドアのそばのテーブルの上に鍵を置いてください。
🔍 ポイント:視界内で共有できる鍵とテーブル=the keys / the table。by the door で特定。
- leave:置いていく / key(s):鍵 / by:~のそばに
Keep the aisle clear, please.
通路をあけておいてください。
🔍 ポイント:会場・教室の通路(the aisle)は共有視界で一つに決まる。
- keep ~ clear:~をあけておく / aisle:通路(読み:アイル)
Buckle the seat belt.
シートベルトをしめてください。
🔍 ポイント:車内で共有している対象=the seat belt(特定のベルト)。
- buckle:バックル(留め具)でとめる / seat belt:シートベルト
Shut the curtains a bit.
カーテンを少し閉めてください。
🔍 ポイント:部屋のカーテンという「その一式」を共有=複数形でも the curtains。
- shut:閉める(= close) / curtains:カーテン
- a bit:少し
Turn off the lights and hold my hand.
明かりを消して、手をつないで。
🔍 ポイント:同じ部屋の照明=the lights。共有視界の the を使いながら、気持ちを伝える定番フレーズ。
- turn off:消す / hold my hand:手をつなぐ
4-1 FAQ:共有視界(その場で見える“あの一つ”)
合図
相手と同じものを指させる= the + 名詞
ねらい「見えている/共有できるから一意(ひとつに決まる)」を対話で使いこなす
使えます。ただし位置や特徴で「その1つ」を絞るのがコツです(=視界の中で一意化)。
- the + 名詞 + 位置句:
by the door / on your left / in the corner / at the back - 順番表現:
the first window / the second row
Please open the window on your left.
あなたの左側の窓を開けてください。
「どれでもよい1つ」を新規にお願いするときは a を使います(まだ共通の一つに決まっていない)。
Could I borrow a chair?
いすを一つお借りできますか。(どれでもよい)
※ その後、その椅子の話を続けるなら the chair に切り替えます(共有されたので一意)。
- the + 名詞:名前を言い直して共有された一つを指定(指差しなしでも通じる)
- this/that + 名詞:指差し・距離・新旧感のニュアンスをのせる(詳細は 4-4 で)
Pass me the cable, please.
(その場で分かっている)ケーブルを取ってください。
this/that cable とも言えます(距離や“今出したばかり”を伝えられる)。はい。「ひとまとまりの一式」として共有できるときは複数形でも the を使います。
Turn off the lights, please.
明かりを消してください。(部屋の照明一式)
- セットで共有できる=複数でも一意扱い(例:the stairs, the headphones(両耳))
一般論ではブランド名は無冠詞ですが、「いま共有している特定の1台」なら the を付けられます。
Could you pass me the iPad on the desk?
机の上のその iPad を取ってもらえますか。
- the + 固有名:場にある特定物として共有される場合に限り可(例:the MacBook / the Galaxy)
- 自分の所有物なら
my iPadのほうが自然なことも多い。
- 場所:
by the door / near the window / in the corner / at the back - 上下左右:
on your left / on the right / above / below - 隣接:
next to the laptop / beside the printer
Put it on the shelf in the corner.
すみの棚に置いてください。
the + 名詞 + 位置句で、一意化がスムーズ。入ります。同じ画面・掲示を見ているなら、その要素は共有視界の一部です。
Click the Next button at the bottom.
下部の「次へ」ボタンをクリックしてください。
※「見えてはいないが参加者の頭にある前提」は 4-3(省略修飾)で扱います。本FAQは目に見えている要素に絞っています。
会場内で共有される通路・列・席は the で受けます。席番号・順序で一意化可能。
Please keep the aisle clear.
通路をあけてください。
- the front row(最前列) / the third seat(3番目の席)など
- 命令+Please:Open the window, please.(ふだん使い)
- 丁寧依頼:Could you close the door?(よりていねい)
Could you switch off the lights?
明かりを消していただけますか。
はい。共有されている対象なら、状態指示でも the を使います。
Leave the door open, please.
ドアは開けたままにしておいてください。
- leave + 目的語 + 形容詞:目的語をその状態にしておく(例:leave the window closed)。
4-2. 場面スクリプト:レストラン・病院・学校など“定位置の名詞”
その場なら“当たり前にそこにある物や人”は、文脈だけで一意(ひとつ)に決まります。
レストランの the menu/the bill、病院の the doctor、学校の the principal のように、場面(シーン)知識が共有されているため、the + 名詞 が自然に立ちます。
▮この小セクションのゴール
- 「場面スクリプト=その場で“お決まり”の物・人・手順が浮かぶ」ことを理解する。
the + 名詞が場面知識だけで特定できる理由を説明できる。- 近接テーマ(4-1 共有視界/4-3 省略修飾/Lesson055 無冠詞)との住み分けを把握する。
the を呼ぶ合図。
「場面スクリプト」で the が立つメカニズム
大人向け説明
人は場面ごとに「期待される登場物(roles)と手順(script)」を共有しています。スクリプト内の定位置項目は、会話参加者の間で一意化されやすく、冠詞は the が基本になります。
- レストラン:
the menu(メニュー)/the waiter(給仕)/the bill(会計) - 病院:
the doctor(担当医)/the nurse(看護師)/the X-ray(レントゲン) - 学校:
the principal(校長)/the staff room(職員室)/the gym(体育館)
やさしい言い換え
それぞれの場所には「いつもあるもの・いる人」があります。みんなが知っているから、どれのことかすぐ分かる → the をつけます。
- 場面(ばめん)
- レストラン・病院・学校など「場所と状況」。
- スクリプト
- その場でよくある「ながれ」や「やくわり」。
- 定位置
- いつもそこにある物・人(例:レジ、受付、保健室)。
the。もし場面の“外”なら 4-1(共有視界)や 4-3(省略修飾)で判断。
シーン別:すぐに the が立つ“定位置の名詞”
レストラン入店〜会計まで
the menu(メニュー)…最初に見る“それ”the waiter(給仕)…注文・配膳の役the bill(会計)…最後に受け取る“それ”
病院受付〜診察〜検査
the receptionist(受付)…最初の窓口the doctor(医師)…診る人the X-ray(レントゲン)…代表的検査
学校校内“あるある”
the principal(校長)…学校のトップthe staff room(職員室)…先生の部屋the gym(体育館)…授業・行事の定番
school / be at work)は「行為そのもの」を指す用法。建物や特定の場所として言うときは
the を足す:go to the school(その学校の建物へ)/at the hospital(その病院の建物で)など。詳しくは Lesson 055 で扱います。
💬 例文で体感!「場面スクリプト」で自然に立つ the
Could we see the menu, please?
メニューを見せていただけますか。
🔍 ポイント:レストランでは「メニュー」は必ず存在する定位置の物。場面知識だけで一意→ the menu。
- Could we ... ? ていねい依頼 / menu メニュー(店に“あるのが当たり前”)
Could we have the bill, please?
お会計をお願いします。
🔍 ポイント:食事の最後は「会計」がお決まりの流れ。場面で一意→ the bill。
- bill 請求書・会計 / have the bill 会計をもらう(定番言い方)
She reserved the table by the window for our anniversary.
彼女は記念日のために、窓際のそのテーブルを予約してくれた。
🔍 ポイント:店内では「予約した特定のテーブル」が共有される= the table。位置句 by the window でさらに特定。
- reserve 予約する / anniversary 記念日
Please check in at the reception and wait for the doctor.
受付で手続きをして、医師の診察をお待ちください。
🔍 ポイント:病院には「受付」「医師」という役割が必ず存在。場面知識で一意→ the reception / the doctor。
- check in 受付する / reception 受付 / doctor 医師
You’ll need the X-ray before seeing the doctor.
診察の前にレントゲン検査が必要です。
🔍 ポイント:「レントゲン」は病院シーンの定番手順。場面の流れで一意→ the X-ray。
- X-ray レントゲン検査 / see the doctor 診察を受ける
Please go to the principal’s office.
校長室に行ってください。
🔍 ポイント:学校の組織には「校長室」が制度として存在。場面知識で特定→ the principal’s office。
- principal 校長 / office 部屋・事務室
Check in at the front desk, and take the elevator to the 10th floor.
フロントでチェックインして、エレベーターで10階へお上がりください。
🔍 ポイント:「フロント」「エレベーター」はホテルの定位置の設備。場面知識で一意→ the front desk / the elevator。
- front desk フロント / elevator エレベーター / check in 宿泊手続き
Proceed to the security check and show the boarding pass.
保安検査場へ進み、搭乗券を提示してください。
🔍 ポイント:空港の流れ(チェックイン→保安検査→搭乗口)が場面スクリプト。必要物も一意→ the boarding pass。
- proceed 進む / security check 保安検査 / boarding pass 搭乗券
Let’s meet at the gate at ten.
10時に搭乗口で集合しましょう。
🔍 ポイント:「搭乗口」は空港では誰もが知る定位置の場所。→ the gate。
- gate 搭乗口(電光掲示で番号が付く) / meet at ~で会う
Go through the ticket gate, then take the platform on your left.
改札を通って、左側のホームへ進んでください。
🔍 ポイント:「改札」「ホーム」は駅の定位置語。→ the ticket gate / the platform。
- go through 通り抜ける / ticket gate 改札 / platform ホーム
Please queue at the checkout and keep the receipt.
レジに並び、レシートは取っておいてください。
🔍 ポイント:「レジ」「レシート」は買い物の定番。場面の流れで一意→ the checkout / the receipt。
- queue 並ぶ / checkout レジ / receipt 領収証・レシート
Book the meeting room and share the agenda by noon.
会議室を予約して、正午までに議題(アジェンダ)を共有してください。
🔍 ポイント:社内では「特定の会議室」「会議のアジェンダ」が運用として存在。→ the meeting room / the agenda。
- book 予約する / agenda 議題リスト(会議の“進行表”)
Return the book at the front desk, or put it in the return box.
本はカウンターに返却するか、返却ボックスに入れてください。
🔍 ポイント:図書館には「カウンター」「返却ボックス」が仕組みとして配置。→ the front desk / the return box。
- return 返す / front desk カウンター / return box 返却ボックス
4-2 FAQ:場面スクリプト(“定位置の名詞”が the になる理由)
キーワード
場面(シーン)知識/
定位置の物・人/
お決まりの流れ
ねらい「その場なら一意に決まる → the」を使い分けられる
番号・名称がラベル(固有名)として働くときは、ふつう無冠詞で言います:
Let’s meet at Gate 23.
23番ゲートで会いましょう。
- ラベルなしに「搭乗口」という役割だけを言うなら
the gate。 - ことば解説:固有名(こゆうめい)=特定のものにつく「名前」。名前そのものはふつう冠詞を付けない。
the doctor は「この場面で担当する〈その〉医師」=役割で一意。a doctor は「どの医師でもよい1人」。
Please wait for the doctor.
担当の医師をお待ちください。
I need to see a doctor.(誰でもよい1人)も自然。
- イギリス系:
the bill - アメリカ系:
the check
Could we have the check, please?
お会計をお願いします。(米語)
どちらも「会計」という定位置の工程なので the を使う点は共通。
the principal は「役職としての校長」。Principal Tanaka のように役職+名前で呼ぶときは普通無冠詞です。
I spoke with the principal this morning.
今朝、校長と話しました。
- 名前で呼ぶなら:
We met Principal Tanaka.(無冠詞)
標識は「見出し(ヘッドライン)」なので名詞だけで書くのが普通:Restrooms / Tickets / Information。会話では施設として一意なので the を付けます。
Excuse me, where is the restroom?
すみません、お手洗いはどこですか。
the front desk:ホテルの窓口カウンター。the reception:ホテルや病院の受付業務・エリア(施設or機能)。
Please ask at the front desk.
フロントでお尋ねください。
どちらもホテルなら定位置語なので the。ニュアンスの違いだけ意識。
番号名は名前として無冠詞、部屋を一般名詞で言うならthe(特定の部屋)。
Your key opens Room 101.
鍵は101号室のドアを開けます。
- 掃除依頼などでは:
Please clean the room.(特定の“その部屋”)
意味は同じ。米 elevator / 英 lift。どちらも設備の定位置語なので the。
Take the elevator to the tenth floor.
エレベーターで10階へ行ってください。
英国系なら:Take the lift ...
self-checkout(セルフレジ)、information desk(案内カウンター)は店の定位置設備として the をつけます。
You can pay at the self-checkout.
セルフレジで支払えます。
番号でラベル化された場合は:Use Self-checkout 3.(無冠詞/固有名扱い)
- 米:
the pharmacy - 英:
the chemist’s(お店を所有形で表す慣習)
Pick up the medicine at the pharmacy.
薬は薬局で受け取ってください。
immigration は「出入国審査というプロセス」を指すときは無冠詞が一般的:go through immigration。窓口・場所を言うなら the immigration counter のように the を使えます。
You need to go through immigration first.
まず出入国審査を通過する必要があります。
語感メモ:プロセス=無冠詞/具体的な窓口=the + 名詞。
Admissions:案内板の見出し(無冠詞・複数形)the admission fee:料金という項目(一意の費目で the)
The admission fee is twelve dollars.
入館料は12ドルです。
4-3. 共有状況で“省略された修飾”が頭の中にあるケース
言わなくても「どれのことか」分かるとき、英語は修飾語(of/前置詞句・所有など)を省いて the + 名詞 だけで表します。
たとえば会議中の the chat =(この会議の chat)、スマホの話の the battery =(この端末の battery)。文脈が自動で補って一意になるので the が立ちます。
▮この小セクションのゴール
- 省略修飾とは何か(= 頭の中で補う修飾)を理解し、
theが立つ理由を説明できる。 the + 名詞(= the 名詞 of/for/in ...)の裏にある関係を読み取るコツを知る。- 4-1(共有視界)/ 4-2(場面スクリプト)とどう違うかを区別できる。
the。言わずに通じるのがネイティブ感。
「省略修飾」で the が立つメカニズム
大人向け説明
会話参加者が同じ状況・対象を共有していると、名詞句の後ろにあるはずの限定(of + 名詞/前置詞句/所有格など)が文脈で回収され、明示しなくても一意化が成立します。
the battery= the battery of this phone(話題=スマホ)the agenda= the agenda for today’s meeting(話題=今日の会議)the entrance= the entrance to this building(話題=この建物)the coach= the coach of our team(話題=自チーム)
やさしい言い換え
みんなの頭の中に「〜の◇◇」が同じように思い浮かぶと、言葉では言わなくてもOK。だから the + 名詞 だけで通じます。
- 省略(しょうりゃく)
- 言わないけれど、あると分かっている部分。
- 修飾(しゅうしょく)
- 名詞にくわしい情報をつけて意味をしぼること。
- 一意(いちい)
- ひとつに決まること。迷わない状態。
the。
省略修飾の「型」:頭の中でこう読めばOK
基本式the + 名詞 = the + 名詞 + (省略された限定)
of(〜の):the schedule of this projectfor(〜用/〜向け):the manual for this devicein/on/at(場所・媒体):the map in the app’s(所有):the boss = the boss of our company(会話で共有)
アンカー種(省略の土台)
- 時間アンカー:今日の会議/今の授業 →
the agenda / the worksheet - 場所アンカー:この建物/この部屋 →
the entrance / the switch - 対象アンカー:この端末/このアプリ →
the battery / the settings - 組織アンカー:自社/自チーム →
the budget / the coach
the battery of this phone)か、4-4 で扱う this/that で補助。
💬 例文で体感!「省略修飾」— 言わなくても “〜の” が頭にあるから the
The battery dies too fast.
(このスマホの)電池の減りが速すぎます。
🔍 ポイント:the battery = the battery of this phone(「この端末の」が頭の中で補われる)。
- die(電池が)切れる・もつ力がなくなる / too fast 速すぎる
Did you update the app?
(いま話している)アプリを更新しましたか。
🔍 ポイント:the app = the app we’re discussing/using(会話の「対象アプリ」が共有)。
- update 更新する / app アプリ(application)
The agenda is in the shared folder.
(今日の会議の)アジェンダは共有フォルダにあります。
🔍 ポイント:the agenda = the agenda for today’s meeting。
- agenda 議題リスト / shared folder 共有フォルダ
I’ll send the minutes after lunch.
(この会議の)議事録は昼食後に送ります。
🔍 ポイント:the minutes = the minutes of this meeting(会議を前提に一意)。
- minutes 議事録 / after lunch 昼食後
The entrance is on the east side.
(この建物の)入口は東側にあります。
🔍 ポイント:the entrance = the entrance to this building(話題の建物がアンカー)。
- entrance 入口 / east side 東側
The coach wants us to focus on defense today.
(うちのチームの)監督は、今日は守備に集中してほしいと言っています。
🔍 ポイント:the coach = the coach of our team(会話の前提=自チーム)。
- coach 監督 / focus on ~に集中する / defense 守備
The budget was approved yesterday.
(このプロジェクトの)予算は昨日承認されました。
🔍 ポイント:the budget = the budget for our project。
- budget 予算 / approve 承認する / yesterday 昨日
The deadline is next Friday.
(この仕事の)締切は来週の金曜日です。
🔍 ポイント:the deadline = the deadline for this task/project。
- deadline 締切 / next Friday 次の金曜日
The schedule changed this morning.
(いま話題の)スケジュールが今朝変わりました。
🔍 ポイント:the schedule = the schedule of our class/train line/project(会話のアンカーで決まる)。
- schedule 予定・時刻表 / change 変わる・変える
The password was reset this morning.
(あなたのアカウントの)パスワードは今朝リセットされました。
🔍 ポイント:the password = the password for your account。
- password パスワード / reset 再設定する
The landlord will replace the stove next week.
(うちの部屋の)大家さんが、来週コンロを交換します。
🔍 ポイント:the landlord=the landlord of our apartment、the stove=the stove in our kitchen。
- landlord 大家 / replace 交換する / stove コンロ
I’m meeting the parents this weekend.
(パートナーの)ご両親に今週末お会いします。
🔍 ポイント:the parents = the parents of my partner。恋愛・婚約の文脈なら自然に通じる省略修飾。
- meet 会う / this weekend 今週末
Please check the syllabus before class.
授業の前に(この科目の)シラバスを確認してください。
🔍 ポイント:the syllabus = the syllabus for this course(科目が共有されている)。
- syllabus 授業計画・科目要項 / before class 授業前に
The network is down right now.
(社内の)ネットワークはいま停止しています。
🔍 ポイント:the network = the network of our office/company。組織がアンカー。
- network ネットワーク / be down 停止している・不通
4-3 FAQ:省略修飾—頭の中でつながる「〜の〇〇」で the が立つ
型
the + 名詞(= the + 名詞 + of/for/in ... が省略)
合図「アンカー(この会議/この端末/この建物…)が全員の頭にある」
住み分け4-1 共有視界/4-2 場面スクリプトとは別テーマ(見えていなくても OK)
会話の参加者が同じ対象を分かっているため、後ろにあるはずの「〜の・〜用の・〜にある」が言わなくても伝わる現象です。
The battery is low.
(このスマホの)電池残量が少ない。
- アンカーが2つ以上:スマホが2台 →
the battery of the work phoneのように一言足す。 - 新しい相手・新しい場:共有が弱い →
of/for/inを付けて丁寧に。
The password for your email account has been reset.
あなたのメールアカウントのパスワードはリセットされました。
※「for/in/of」を足す=安全策。迷いがありそうなら明示。
for(〜用):the manual(= the manual for this device)in/on/at(場所・媒体):the map(= the map in the app)
Open the settings and change the language.
(このアプリの)設定を開いて、言語を変更してください。
- the:共有アンカーがあるときの中立表現(所有は前提として了解)。
- my/our:所有を強調したいとき(他と区別/責任の所在を強調)。
The coach will decide. / Our coach will decide.
監督が決めます。(= うちの監督)/私たちの監督が決めます(所有を強調)。
どちらも正解。文脈・気持ち次第で選ぶ。
使えます。集合が共有されていればOKです。
The students submitted the assignment.
(このクラスの)学生たちは課題を提出しました。
OK。何の原因・どの方針かが共有されていれば the が立ちます。
We don’t know the cause yet.
(この問題の)原因はまだ分かっていません。
- the context(文脈)= この話の文脈/the policy(方針)= うちの会社の方針 など。
新アンカーに移る瞬間は短い限定を足すのが親切です。
The schedule for the new project is tight.
新しいプロジェクトのスケジュールは厳しいです。
the schedule と省略可能。the attachment=(このメールの)添付the subject=(このメールの)件名the thread=(このやり取りの)スレッド
Please check the attachment before replying.
返信前に添付ファイルを確認してください。
はい。このアプリ/この端末がアンカーになっており、省略修飾で通じます。
Go back to the home screen.
ホーム画面に戻ってください。(この端末の)
案内表示そのものは「Home」など無冠詞の見出し(4-2で扱う標識の書き方)とは別の話です。
社内の会話ならアンカー=自社が共有されるので the が基本。
Please follow the policy on remote work.
リモートワークに関する方針に従ってください。(= 会社の方針)
- 社外の人と話すときは、
our company’s policyと所有を明示すると親切。
会話の主題で決まります。恋人の話なら「相手の両親」、学校の話なら「そのクラスの子どもたち」など。
We’re visiting the parents tomorrow.
明日、ご両親のところへ伺います。(話の流れで誰の両親かが決まる)
不安なら my parents / her parents と所有で明示。
書き言葉でも使えますが、初出でのアンカー明示が大切。二回目以降は省略OKが基本です。
This section defines the terms. The terms are used throughout the report.
本節で用語を定義する。本レポート全体でその用語を用いる。
the + 名詞 に短縮、が読みやすさのコツ。他セクションとの住み分け
- 4-1 共有視界:目に見える・その場にあるから一意(例:
the door)。 - 4-2 場面スクリプト:その場のお決まりで一意(例:
the menu)。 - 4-3 省略修飾(本章):頭の中で補う関係で一意(例:
the battery=この端末の)。 - 4-5 慣用・注意:頻出表現や無冠詞(Lesson 055)との境界は後章で詳説。
4-4. the / this / that / a の使い分け(状況版ミニ総括)
状況(コンテクスト)で名詞がどれだけ「特定」できているか、そして空間・時間・気持ちの近さで選ぶのが基本ルール。
ここでは 4-1〜4-3 の内容をひと目で整理し、the / this / that / a の現場で使える判断基準をまとめます。
▮この小セクションのゴール
- the / this / that / a を、状況に応じて迷わず選べる。
- 「まず 特定できるか? 次に 近いか遠いか?」の二段チェックを身につける。
- 4-1(共有視界)/ 4-2(場面スクリプト)/ 4-3(省略修飾)の住み分け軸を一枚絵で理解する。
this/that を微調整!
使い分けの地図(Decision Map)
- 特定できる?(相手と同じ一つが共有できる?)
- YES →
the + 名詞 - NO →
a/an + 名詞(新情報として導入)
- YES →
- 近さのニュアンスは?
this + 名詞:物理的・時間的・心理的に「近い/今コレ」。新話題の提示にもよく使う。that + 名詞:物理的・時間的・心理的に「遠い/あの」。評価的に距離を置く時にも。
- どのタイプの特定?(4-1〜4-3 の軸)
4-1 共有視界視界・手元・現場の位置で一意。例:
the door(今いる部屋の)4-2 場面スクリプトその場のお決まり。例:the menu(レストラン)4-3 省略修飾頭の中の「〜の…」が省略。例:the battery(このスマホの)
専門的まとめ(大人向け)
- the:談話内で既知・可視化・スクリプト・省略修飾などで一意参照が成立。
- this / that:指示性(距離・時制・談話距離)の操作。this ≒ 近接/導入、that ≒ 距離/回想・評価。
- a/an:type introduction(型の導入)。後に
theへ切替(既出参照)しやすい。
やさしい言い換え(小学生OK)
- the:みんなの頭に同じ一つが浮かぶとき(例:教室の
the door)。 - this:今ここのもの(手に持つ・今話しはじめるもの)。
- that:あっちのもの(少し遠い・前に話した話)。
- a/an:はじめて出すなんでも1つ(どれでもよい1つ)。
the(特定)
共有で一つに決まる。
the door(その部屋の)/the policy(会社の)this(近い・導入)
今ここ/これから話す。
this idea/this filethat(遠い・回想)
あちら/前に出た話題。
that issue/that restauranta/an(導入)
新情報・どれでもよい1つ。
a plan/an optionschool/work/church など無冠詞)は 4-5 と Lesson 055 で詳しく扱います(ここでは扱いません)。
💬 例文で体感! the / this / that / a の“状況で決める”コツ
I bought a laptop. The laptop was on sale.
ノートPCを1台買った。そのノートPCはセールだった。
🔁 1文目で「新情報」を a で導入 → 2文目で「同じ物」を the で指し直し。
- on sale セール中(割引で販売)
This plan saves time, and the plan is easy to explain.
この計画は時間を節約できるし、その計画は説明もしやすい。
this は「今ここで取り上げるコレ」を推し示す。後半は同一対象を中立に述べるので the。
- save time 時間を節約する / easy to explain 説明しやすい
That comment was unnecessary.
あのコメントは不必要だった。(少し距離を置いた言い方)
that は物理だけでなく心理的な距離も表せる(評価として距離を置く)。
- unnecessary 不必要な
We need a solution that scales. The solution must be secure.
拡張できる解決策が必要だ。その解決策は安全でなければならない。
最初は「どれでもよい1つのタイプ」を a で導入 → 直後に「その案」に話題が固定し the。
- scale 規模拡大に耐える / secure 安全な
The printer on this floor is down; please use a printer on 12F.
このフロアのそのプリンターは停止中です。12階のどれかのプリンターを使ってください。
the printer=共有の特定機。12階は「どれでもよい」ので a printer。
- be down 止まっている / on this floor このフロアに
This issue is urgent, but that issue can wait.
この問題は急ぎだが、あの問題は後回しにできる。
this=今まさに扱う話題、that=話題的に離れたもの(前に出た・後回し)。
- urgent 緊急の / can wait 後回しにできる
I’ll grab a coffee. The coffee on my desk is cold.
コーヒーを1杯買ってくるね。私の机のそのコーヒーは冷めている。
a coffee は「一杯」という数え方。机の上の特定の一杯は the coffee。
- grab サッと買う・取る / cold 冷えた
I’ll finish it this morning, unlike that day.
今日は午前中に終わらせます。あの日とは違って。
this morning=「今の文脈の朝」。that day=過去の特定のその日(共有済み)。
- unlike ~と違って / finish 終える
Park in the garage here, or find a garage nearby.
ここにあるそのガレージに駐車するか、近くでどこかガレージを探してください。
施設が共有で一意なら the。場所が未特定なら a。
- park 駐車する / nearby 近くに
Could you hand me that book on the top shelf?
一番上の棚のあの本を取ってくれますか。
that は離れた物・相手側にある物を指すのに自然。
- hand 手渡す / top shelf 一番上の棚
I’ll cherish this moment with you.
あなたと過ごすこの瞬間を大切にします。
this は「今ここの親密な距離」を表すのに最適。
- cherish 大切にする / moment 瞬間
The proposal was approved by the board.
その提案は取締役会で承認されました。(社内でどの提案か共有)
社内で「今回の提案」が暗黙共有 → the proposal。
- board 取締役会 / approve 承認する
We’re looking for a lawyer. The lawyer called back already.
弁護士を探しています。さっきその弁護士から折り返しがありました。
1文目は「誰でもよい1人」。2文目で具体の人に固定 → the。
- call back 折り返し電話する / already すでに
That summer changed my life.
あの夏は私の人生を変えた。
時間的に離れた出来事・思い出に that を使うと、物語調の「距離感」を出せる。
- change one’s life 人生を変える
4-4 FAQ:the / this / that / a の使い分け(状況で決めるリアル運用)
合図
特定できる? → YES は the / NO は a
距離
this(近い・今話題)/that(遠い・前話題・評価として距離)
ねらい 現場で迷わない“二段チェック”を体にしみ込ませる
- まず導入:初出の1つ=
a/an + 名詞 - 次に特定:相手と同じ“その一つ”が共有できたら=
the + 名詞
We’re looking for a venue. The venue must fit 200 people.
会場を1つ探しています。その会場は200人入れないといけません。
this は「今から話すコレ」を前に出す“見出し”の役目もします(専門用語:cataphora/先行指示)。
This proposal: cut costs without layoffs.
この提案:人員削減なしでコストを下げる。
語注:proposal 提案/layoff 解雇。this で「今から詳しく語る対象」を提示。
that は「談話的に遠い」もの(さっきの一件/昔の夏など)を指すのに自然です。
That meeting was tougher than expected.
あの会議は思ったより厳しかった。
that=時間・心の距離を表現。相手の言い方・態度を少し突き放して表すときに that を使うことがあります。
I’m not okay with that tone.
その言い方(その口調)はよくないと思います。
語注:tone 口調。that で「距離を置く」ニュアンス。
通話で「自分=近い」「相手=遠い」ととらえるのが定番。
This is Ken from HR.
人事部のケンです。(名乗り)
Is that Ms. Lee?
リーさんですか?(相手の確認)
this=自分側/that=相手側。this:今から述べる自分の研究・節・図を「導入」するとき。the:既に定義・共有された対象を「中立に参照」。
This study examines three factors.
本研究は3つの要因を検討する。
The study also discusses limitations.
その研究は限界点についても論じる。
アリです。a で候補を出し、this で「これ推し」を示すと説得力が増します。
We have a plan. This plan balances cost and speed.
計画は1つあります。この計画はコストとスピードのバランスがよいです。
this は“近さ+推し”のサイン。中立に述べたい=the/自分ごと感・臨場感を出したい=this。
Please sign the form.
その用紙に署名してください。(中立)
Please sign this form.
この用紙に署名してください。(手元・今これ)
語注:sign 署名する/form 用紙。
this=今寄り/that=離れた時点。
We’ll finalize it this week.
今週中に確定します。
We met in that year.
あの年に私たちは出会いました。
one:数を強調。「2つではなく1つ」という対比。a:種類の導入。「どれでもよい1つ」。
I need a volunteer.
ボランティアを(誰でも1人)必要としています。
I need one volunteer, not two.
2人ではなく1人のボランティアが必要です。
a coffee は「1杯のコーヒー」(単位化)。the coffee は「そのコーヒー」(特定の一杯)。
Could I have a coffee?
コーヒーを1杯ください。
Is the coffee ready?
そのコーヒー(みんなが待っているやつ)はできましたか。
That said, ... は「そうは言っても…」と、前の発言(= that)を受けて逆の面を述べる決まり文句です。
That said, we should still proceed carefully.
とはいえ、慎重に進めるべきです。
that は直前の内容を受ける“談話の that”。4-5. よくある表現・慣用と注意(Section 10/11、Lesson 055 無冠詞との住み分け)
本セクションでは、日常で頻出の“お約束”(慣用)と、冠詞を付けない(無冠詞)ケースの境目を、the の考え方で整理します。
同じ名詞でも「使い方(用法)」が変わると冠詞が変わる―そのスイッチの場所を見抜けるようにするのがゴールです。
▮この小セクションのゴール
- 慣用(お約束)と一般ルールの優先関係を理解し、迷ったときのチェック手順を身につける。
- 無冠詞(ゼロ冠詞)と
theの切り替えポイント(用途・意味の違い)を説明できる。 - Section 10(既出の身体部位)・11(単位表現)・Lesson 055(無冠詞)との住み分けを俯瞰できる。
慣用の地図(概要):どこで the? どこで Ø(無冠詞)?
無冠詞(Ø)になりやすい「活動そのもの」を表すとき
- 機関用法:school / work / church / prison / hospital などを「施設」ではなく活動・役割として言うとき。
- 食事:breakfast / lunch / dinner(一般の食事として)。
- 媒体:TV / radio / email(媒体そのもの)。
- 移動手段:by bus / by train / on foot(手段そのもの)。
- 学問・競技:math / history / soccer(分野名・種目名)。
the になりやすい「特定の一つ」を指すとき
- 施設=建物として:the school / the hospital(場所・建物として指す)。
- 特定の食事:the lunch(例:会議用・今日の特別な昼食など)。
- 特定の媒体コンテンツ:the TV(家電そのもの)/the email(特定の一通)。
- 特定の手段:the bus(この路線・この便)。
- 集合・制度:the government / the police / the public など(社会で共有の一まとまり)。
the、NO なら Ø や a/an。
試験で狙われる“似て非なる”ペア(ここでは概念だけ)
無冠詞 側
- in bed(就寝という活動)
- at sea(航海活動)
- on TV(テレビという媒体)
- go to school(学習活動)
- have breakfast(食事という活動)
the 側
- in the bed(ベッドという家具)
- on the sea(海という場所・景観)
- on the TV(テレビ本体の上・機器そのもの)
- go to the school(あの学校という建物)
- the breakfast(特定の朝食:ホテルの朝食、式典の朝食 など)
※ ここでは意味の軸だけを提示。文としての例は、後続の「例文セクション」で詳しく扱います。
クイック判定:二段チェック
- 特定できる?(相手と同じ一つが共有できる?)→ YES:
the/NO:a/anか Ø - 活動か?モノか? 活動=Ø 側に寄りやすい/「モノ(建物・機器・特定の回)」=
the。
the 候補。
用語ミニ辞典(やさしい言い換え)
- 無冠詞(ゼロ冠詞)
- 冠詞をつけない形。活動そのもの・種類一般を表すことが多い。
- 機関用法
- school などを「施設」ではなく「学習の場・活動」として言う使い方。
- 慣用
- よく使われる決まりの言い方。例外ではなく「よくある型」。
💬 例文で体感! 無冠詞(Ø)と the の“住み分け”
My son goes to school at 8.
息子は8時に学校(=学習という活動)に行きます。
I’ll wait in the school lobby.
学校の建物のロビーで待ちます。
🔍 school=活動(授業)。the school=建物(場所)。
- go to school=授業を受けに行く(活動)/in the school=校舎の中(建物)
She’s in hospital now. (BrE)
彼女はいま入院中です(病院で治療を受けている)。
I’m at the hospital parking lot.
私は病院の駐車場にいます(建物としての病院)。
🔍 in hospital(英)=入院中/米では通常 in the hospital と言うことが多い。
We go to church on Sundays.
私たちは日曜日に教会(礼拝)に行きます。
Meet me in front of the church.
教会の建物の前で会いましょう。
🔍 活動(礼拝)=Ø、建物=the。
We had breakfast at seven.
私たちは7時に朝食をとりました(一般の食事)。
The breakfast for our guests is ready.
お客様用のその朝食(特別な回)は準備できています。
🔍 「特定イベントとしての朝食」なら the が立つ。
I saw it on TV last night.
きのうの夜、テレビ(という媒体)でそれを見ました。
There’s a photo on the TV.
テレビ本体の上に写真があります。
🔍 on TV=番組などの媒体。on the TV=機械の上。
I’ll go by bus.
バス(という手段)で行きます。
The bus to the airport is delayed.
空港行きのそのバス(特定の便/路線)が遅れています。
🔍 手段=Ø。特定の便=the。
He’s still in bed.
彼はまだベッドで寝ています(就寝という活動)。
There’s a cat in the bed.
ベッド(家具)の中に猫がいます。
🔍 活動か、モノ(家具)かで切り替え。
The crew has been at sea for weeks.
乗組員は何週間も航海中です。
A ship is on the sea.
一隻の船が海の上に見えます(景観としての海)。
🔍 at sea=航海活動/on the sea=海という場所。
Please send the file by email.
ファイルはメール(媒体)で送ってください。
Did you receive the email I forwarded?
私が転送したそのメール(特定の一通)を受け取りましたか。
🔍 媒体=Ø、特定の“一通”=the + email。
The government announced new measures.
政府は新しい対策を発表しました。
🔍 社会で共有された「一まとまり」は the が基本(例:the police / the public)。
The police are investigating.
警察が捜査しています。
🔍 the police は常に 複数扱い(are)。
We met at university and never looked back.
私たちは大学(という活動の場)で出会い、それからずっと前へ進んできました。
🔍 at university(英)=学びの場として。米では in college が自然。
I found the article on the Internet.
その記事をインターネットで見つけました。
🔍 一般に the Internet と言う(固有名詞に近い扱い)。
It takes ten minutes on foot.
歩いて10分かかります。
🔍 「徒歩で」は慣用で on foot。on the foot は不可(体の足に“乗る”意味になる)。
Please don’t use your phone in class.
授業中は携帯電話を使わないでください。
She’s the best student in the class.
彼女はそのクラスの中で一番の生徒です。
🔍 in class=授業という活動/in the class=ある特定のクラス集団。
4-5 FAQ:無冠詞(Ø)と the の慣用・境目をスッキリ整理
合図
活動そのもの は Ø、特定のモノ・回 は the
ねらい 曖昧になりやすい“慣用”を状況で選び分ける
work は「仕事という活動」。the office は「会社の建物」。
I go to work by train.
私は電車で仕事に行きます(活動)。
I’ll stop by the office later.
のちほど会社(建物)に寄ります。
the と覚える。home は「帰宅という行き先(自分の家)」で慣用的に Ø。the home は「施設(老人ホーム等)」の意味になります。
Let’s go home.
家に帰ろう。
She works at the home downtown.
彼女は中心街の老人ホームで働いています。
TV は「テレビ番組という媒体」。the TV は「テレビ機器」。
We watched TV all evening.
私たちは夕方ずっとテレビ(番組)を見ました。
The kids were staring at the TV.
子どもたちはテレビ本体をじっと見ていました。
the news は「ニュース番組・報道」というジャンルが一つのまとまりとして共有されるため、the が付きます。
I watch the news every night.
私は毎晩ニュースを見ます。
lunch=「食事という活動」。a lunch=「特別な昼食会・1回分のイベント」。
Let’s have lunch at noon.
正午にお昼ご飯を食べよう。
We had a lunch with our client.
取引先と昼食会を行いました。
by bus=「手段」。on the bus=「具体的なバスの中(乗車中)」。
I go to work by bus.
私はバスで通勤します。
I met her on the bus yesterday.
きのう、バスの中で彼女に会いました。
in prison=「服役中という活動」。in the prison=「その刑務所の建物の中」。
He has been in prison for years.
彼は何年も服役中です。
His family visited him in the prison.
家族はその刑務所の中で彼に面会しました。
church=礼拝活動/教会の建物。the Church=「(特定宗派の)教会という組織」。
He goes to church every Sunday.
彼は毎週日曜日に礼拝に行きます。
She studied the history of the Church.
彼女は(特定宗派の)教会組織の歴史を学びました。
どちらも一般的にOK。in spring は「季節一般」、in the spring は「その春/季節というまとまり」寄りの響き。
Flowers bloom in spring.
花は春に咲きます。
We moved in the spring of 2023.
私たちは2023年の春に引っ越しました。
in the future(米英共通)=「将来に」。英式の in future は「今後は(これからは)」の含みが強いことが多い。
We’ll avoid delays in the future.
今後、遅延を避けます。
Please be on time in future.
今後は時間を守ってください。(英式)
on campus=「大学キャンパスという活動領域(一般)」、on the campus=「特定のそのキャンパス」。
She lives on campus.
彼女は(大学の)キャンパス内に住んでいます。
Parking is limited on the campus downtown.
中心街のそのキャンパスでは駐車スペースが限られています。
work=不可算(数えない)で「仕事・労働」。a work は「作品」(芸術作品・著作)など特別な意味。
I have too much work this week.
今週は仕事が多すぎます。
This is a work of art.
これは一つの芸術作品です。
5. 常識的に唯一のものである場合
the は「みんなが同じ “ただ一つ” を思い浮かべられる」ときに使います。
例えば the sun(太陽)は地球に一つだけ、the president(大統領)は国で1人、
the right(右)は方向の基準が1つ、the environment(地球環境)は人類が共有する対象。
このセクションでは、こうした “唯一・一意” の考え方を4つの型に分けて整理します。
🧭学習のコツ:まずは「本当に一つ?」を自問
1) 世界に1つ(天体・自然) / 2) 制度上一つ(役職) / 3) 基準が1つ(右・左・最初・最後) / 4) 地球規模の共有対象(環境・インターネット)… いずれかに当てはまれば the を検討!
💬 例文プレビュー(ここでは雰囲気だけ。詳しくは 5-1〜5-4 で!)
The sun is bright today.
(今日は太陽がまぶしいね。)
Please sign at the bottom of the page.
(ページの一番下に署名してください。)
We must protect the environment.
(私たちは環境を守らなければなりません。)
the を見つけて「なぜ唯一?」と口に出して説明してみましょう。
(行動を小さく分けると習慣化しやすい —— 行動科学のコツです)
5-1. 天体・自然:世界に一つだから the
the は「みんなが同じ一つを思い浮かべられる」ときに使う冠詞です。
この小セクションでは、地球にただ一つの天体・自然を中心に、唯一(=一意)なら
the + 名詞になるという“合図”を、やさしい語注付きでつかみます。
※ ここは“考え方”をつかむ導入です。詳しい用法や例文は次セクション以降で展開します。
🎯この小セクションのゴール
- 唯一=the の合図(「世界に1つ/基準が1つ」)を、言葉で説明できる。
the sun / the moon / the earth / the sky / the universeの基本を迷わず選べる。- 「形容が付くと唯一から離れる →
a/anになる」などの例外の方向性を知る。
🧭キーメッセージ
だれに聞いても同じ“たった一つ”が頭に浮かぶなら → the + 名詞。 これは「固有名詞だから」ではなく、一意に定まるから the になる、という考え方です。
the sun(太陽)… 地球に1つだけ → thethe moon(月)… 地球の月は1つ → thethe earth(地球)… 私たちが住む地球は1つ → thethe universe(宇宙)… 宇宙は1つと考える → thethe sky(空)… 地上の私たちが共有する同じ空 → the📘用語メモ(やさしい語注)
| 英語 | 読みの目安 | 意味 | the? | ポイント |
|---|---|---|---|---|
the sun |
ザ・サン | 太陽 | 基本つける | 地球にある恒星は1つ。(他の恒星を一般に言う時は a star) |
the moon |
ザ・ムーン | (地球の)月 | 基本つける | 形容が付くと唯一から離れて a:a full moon(満月) |
the earth / Earth |
ジ(ザ)・アース | 地球 | 基本つける | 学術文や固有名扱いで Earth と冠詞なしもあり(文体差) |
the sky |
ザ・スカイ | 空 | 基本つける | 私たちが見上げて共有する“同じ空”=一意 |
the universe |
ザ・ユニバース | 宇宙 | 基本つける | 宇宙は1つとみなす考え方に基づく |
Mars / Saturn |
マーズ/サターン | 火星/土星 | 通常つけない | 惑星名は固有名なので普通は冠詞なし |
✅ 合言葉:“唯一(みんなが同じ一つ)→ the”。
⚠️ 形容が付くと「唯一」から離れやすい:a full moon / a crescent moon など。
🩹よくある混同を先回りで解消
- 惑星名(
Mars,Jupiterなど)は固有名なので原則冠詞なし。 - 形容付きの月は「種類の1つ」を言うので
a:a full moon,a crescent moon。 - Earth / the earth は文体差:学術寄りは
Earth(冠詞なし)も多いが、日常ではthe earthが自然。
💬 例文で感覚をつかもう!(天体・自然:唯一→the)
The sun is bright today.
(今日は太陽がまぶしい。)
the が基本。
語注:bright = 明るい。
The moon looks beautiful tonight.
(今夜は月がきれいだね。)
the moon。a full moon のように形容が付くと a になることも(下の例10参照)。
語注:tonight = 今夜。
The earth goes around the sun.
(地球は太陽のまわりを回る。)
go around。専門語 orbit でもOK。
語注:go around = 〜のまわりを回る;orbit = 公転する(専門的)。
The sky is clear after the storm.
(嵐のあと、空はすっきり晴れた。)
the sky。
語注:clear = 澄んだ、雲がない;storm = 嵐。
The universe is very big.
(宇宙はとても大きい。)
the universe。
語注:universe = 宇宙;very big = とても大きい。
Is the moon full tonight?
(今夜は満月?)
the moon(今夜の“その月”)を主語にしている点に注目。
語注:full(moon)= 満ちた(満月)。
We didn't see the sun all day.
(一日じゅう太陽が見えなかった。)
the sun。
語注:all day = 一日じゅう。
The ozone layer protects the earth.
(オゾン層は地球を守っている。)
the ozone layer も地球に一つの層として捉えるため the。
語注:ozone layer = オゾン層;protect = 守る。
During the eclipse, the moon covered the sun.
(日食のあいだ、月が太陽を隠した。)
the eclipse。
語注:during = 〜のあいだ;eclipse = 日食/月食;cover = 覆う。
It was a full moon last night.
(昨夜は満月だった。)
a full moon は「月の状態(種類)を言う」ので a。
一方、その天体そのものを指すときは the moon(例2)。
語注:last night = 昨夜。
The North Star is easy to find.
(北極星は見つけやすい。)
the North Star(Polaris)。
語注:easy to find = 見つけやすい。
We can see the Milky Way in the countryside.
(田舎では天の川が見える。)
the Milky Way と一意に共有される呼称。
語注:countryside = 田舎;see = 見える。
The atmosphere keeps the earth warm.
(大気は地球をあたたかく保つ。)
the atmosphere。
語注:keep A warm = A をあたたかく保つ;atmosphere = 大気。
I love you to the moon and back.
(月まで行って戻るくらい君を愛している=とても愛している。)
the moon は一意の月。ロマンチックな定番フレーズ。
語注:to A and back = A まで行って戻るほど(とても)。
5-1 FAQ:天体・自然の「唯一」だから the
合図
the + 唯一と共有の名詞
キーワード
天体/自然/文体差/例外
ポイント「みんなが同じ一つを思い浮かべるなら the」
地球から見て太陽は1つだけだからです。「みんなが同じ一つを思い浮かべられる」→ the で指します。
いっぽう a sun は「(宇宙に多数ある)恒星の1つ」を**分類として**述べる特殊用法(SFや天文学の説明)です。
The sun gives us light and heat.
(太陽は私たちに光と熱を与える。)
語注:sun = 太陽;light = 光;heat = 熱。
日常文では the earth が自然です。
学術・天文学では固有名として Earth(冠詞なし・大文字)を使うことがあります。
People live on the earth.
(人々は地球に住んでいる。)
Earth orbits the sun once a year.
(地球は年に一度、太陽のまわりを公転する。)
語注:orbit = 公転する;once a year = 年に1回。
地上の私たちが共有する一つの空として言うときは the sky。
いっぽう天気予報や文学表現では「空模様」のニュアンスで複数形 skies を使うことがあります(例:clear skies)。
The sky is blue after rain.
(雨のあと、空は青い。)
語注:after rain = 雨のあと;clear skies = 晴れ渡る空。
ふつうは the universe(宇宙=唯一)。
論文タイトルや抽象説明では無冠詞 universe が出ることもありますが、日常会話では the が基本です。
We study the universe to know our origins.
(私たちは宇宙を研究して、自分たちの起源を知ろうとする。)
語注:origins = 起源;study = 研究する。
天体そのものを指すなら the moon(唯一)。
月の状態(種類)を言うときは a full moon / a crescent moon のように a を使います。
The moon is high in the sky.
(月が高くのぼっている。)
It was a full moon last night.
(昨夜は満月だった。)
語注:high = 高い;crescent = 三日月。
地球を包む一つの層として認識されるからです(唯一なので the)。
ただし他の天体については an atmosphere(例:Mars has an atmosphere.)のように an を使うことがあります。
The ozone layer protects the earth from UV rays.
(オゾン層は地球を紫外線から守る。)
語注:UV rays = 紫外線;protect A from B = AをBから守る。
space(無冠詞)は「宇宙空間」(一般概念)。
the space は「その場所の空きスペース」など特定の空間を指すとき。
Humans dream of traveling in space.
(人類は宇宙旅行にあこがれる。)
Put the box in the space under the table.
(箱を机の下のそのスペースに置いて。)
語注:dream of = 〜を夢見る;space under the table = 机の下の空間。
通常は必要です(私たちの銀河=天の川という固有的呼称)。一部の学術書式では見出し等で冠詞を省くこともありますが、一般英語では the Milky Way を使いましょう。
We can see the Milky Way on a clear night.
(晴れた夜には天の川が見える。)
語注:clear night = よく晴れた夜。
地球上にそれぞれ1点しかないため、the North/South Pole と the を付けます。
pole は「極」。惑星なら the north pole of Mars のように of で限定します。
Few people have reached the South Pole.
(南極点に到達した人は少ない。)
語注:reach = 到達する;few = ほとんどいない。
nature は「自然(という概念)」。概念名詞はふつう無冠詞です(例:live close to nature)。
ただし「〜の本質」という意味では the nature of A のように the を付けます(意味が別)。
We should live in harmony with nature.
(自然と調和して生きるべきだ。)
We studied the nature of light.
(私たちは光の本質を研究した。)
語注:in harmony with = 〜と調和して;the nature of = 〜の本質。
意味はほぼ同じです。
Earth’s atmosphere は「地球の〜」と所有で限定、the atmosphere は「(地球の)大気」と状況から唯一特定しているだけの違いです。
Earth’s atmosphere is thin compared with Venus’s.
(地球の大気は金星の大気に比べて薄い。)
語注:thin = 薄い;compared with = 〜と比べて。
会話やニュースでは、その話題の中で一意の出来事として the eclipse と言えます。種類を言いたいときは a solar eclipse(日食)/a lunar eclipse(月食)。
Did you watch the eclipse yesterday?
(昨日、日食(その食)を見た?)
We observed a solar eclipse in the morning.
(午前中に日食を観測した。)
語注:observe = 観測する;solar/lunar = 太陽の/月の。
5-2. 社会の中で一意の“役職・地位”
the は「範囲(スコープ)が決まると1人/1つに決まる役割」に付きます。たとえば、 the President(その国の大統領)、 the Prime Minister(首相)、 the CEO(会社で唯一の最高経営責任者)、 the captain(そのチームの主将)などです。 ポイントは「誰の?どこの?」という範囲が共有できるかどうか。
Lesson 054 / Section 5-2🎯この小セクションでできるようにすること
- スコープ(範囲)の考え方で「唯一 →
the」を説明できる。 - the + 役職名 を使う条件/使わない条件(未特定・複数候補)を言語化できる。
- 似ているトピック(Sec.6:修飾で限定、Sec.7:only/first/very)との違いを区別できる。
🧭キーメッセージ
the は「共有されたスコープ内で一意」に付く冠詞です。スコープの例:
逆に、聞き手がスコープを共有できていない場合はまだ一意ではないので、a/Ø + 役職名や、
of 句でスコープを明示します(例:the president of our company)。
🩹よくある迷いを先回りで解消
-
「the president」だけで通じる?
会話でスコープが明らかなとき(同じ国の話・同じ会社の会議など)はOK。文章で初出なら
of 句で範囲を明示(
the president of ACME Corp.)。 -
肩書き+人名は冠詞は?
名詞句として単独なら the を付ける:
the CEO。 **人名の前**は普通 無冠詞(表題的):CEO Jane Smith/President Biden。 -
大文字/小文字(表記)
一般名詞としては小文字:
the president。役職名が**公式称号**として機能する場面や固有名直前では大文字:President Lincoln。 -
複数の役職がいる組織
「一意でない」なら a を使う:
a manager。部署内で唯一が共有できればthe manager。
📘用語メモ(やさしい語注)
| 語 | 読みの目安 | 意味 | スコープ例 | 使いどころ |
|---|---|---|---|---|
the President / President + 名 |
プレジデント | 大統領 | 国 | 国単位で1人。人名の前は 無冠詞が一般的。 |
the Prime Minister |
プライム・ミニスター | 首相 | 国 | 国単位で1人。国名の of で明示可。 |
the CEO |
シー・イー・オー | 最高経営責任者 | 会社 | 会社内で1人が普通。初出は of our company で限定も。 |
the manager / a manager |
マネージャー | 部長/管理職 | 部署・店舗 | 複数いる組織なら a。その部署で唯一が共有なら the。 |
the captain |
キャプテン | 主将 | チーム | チームで1人の役割。所属で範囲を明示しやすい(of our team)。 |
the chair / the chairperson |
チェア(チェアパーソン) | 議長 | 会議・委員会 | その会議で1人。場面共有で the が自然。 |
the principal |
プリンシパル | 校長 | 学校 | 学校に1人。学校名で of 限定も可。 |
✅ 合言葉:「スコープが決まれば一意 → the」。
⚠️ 人名直前の肩書きはふつう無冠詞(President + 名/CEO + 名)。
🧩他セクションとの境界
- Sec.5-2(ここ):スコープが共有された結果、役割が一意 → the + 役職。
- Sec.6:修飾(of句・関係詞・前置詞句)で限定して一意にする(the manager of Sales)。
- Sec.7:語自体が唯一化(the only / the first / the very + 名詞)。
💬 例文で感覚をつかもう!(役職・地位:唯一→the)
The President addressed the nation tonight.
(今夜、大統領が国民に向けて演説した。)
the。
語注:address = 演説する;nation = 国民。
The Prime Minister met the press after the summit.
(首相は首脳会議の後、報道陣と会見した。)
the + 役職。the press = 報道機関(集合名詞)。
語注:summit = 首脳会議;meet the press = 記者会見をする。
The CEO approved the budget.
(最高経営責任者が予算を承認した。)
the CEO。初出で会社名を明示したいときは
the CEO of ACME のように of句 を付ける。
語注:approve = 承認する;budget = 予算。
Please ask the manager of Sales for help.
(支援は営業部の部長に依頼してください。)
the。
語注:ask A for help = Aに助けを求める;Sales = 営業部。
The captain lifted the trophy.
(主将がトロフィーを掲げた。)
the captain。
語注:lift = 持ち上げる;trophy = 優勝杯。
The principal canceled classes because of the typhoon.
(校長は台風のため授業を中止した。)
the principal。
語注:cancel = 中止する;because of = 〜のために;typhoon = 台風。
The chair called the meeting to order at nine.
(議長は9時に開会を宣言した。)
語注:chair = 議長;to order = 議事進行の秩序へ。
Is the mayor visiting our school this week?
(今週、市長は私たちの学校を訪問しますか?)
the mayor。
語注:visit = 訪問する;this week = 今週。
We spoke with the judge after the hearing.
(審理の後で、私たちは裁判官と話をした。)
the judge。
語注:speak with = 〜と話す;hearing = 審理。
She was elected the chair of the committee.
(彼女はその委員会の議長に選ばれた。)
the chair。
語注:elect = 選ぶ;committee = 委員会。
I'm meeting a manager this afternoon.
(今日の午後、あるマネージャーと会います。)
a を使う。
語注:this afternoon = 今日の午後。
The manager will call you back shortly.
(その部門の責任者がすぐに折り返し連絡します。)
the。
語注:call back = 折り返し電話する;shortly = すぐに。
President Tanaka will join the call.
(田中大統領が通話に参加します。)
President + 名/CEO + 名。
語注:join the call = 通話に参加する。
The editor-in-chief approved the headline.
(編集長がその見出しを承認した。)
the editor-in-chief。
語注:headline = 見出し;approve = 承認する。
When the conductor raised the baton, the orchestra fell silent.
(指揮者がタクトを上げると、オーケストラは静まり返った。)
the conductor。
語注:baton = 指揮棒;fall silent = 静まり返る。
5-2 FAQ:社会の中で一意の“役職・地位”に the
合図
the + スコープ内で1人に決まる役職
例
the President/the CEO/the mayor/the principal
キーワードスコープ(範囲)/表記(大文字・無冠詞)/of句で限定
一般名詞として役職を言うときは the + 役職(範囲内で1人)。
いっぽう **人名の直前**では「肩書きがタイトル化」し、ふつう無冠詞で大文字:President Biden / CEO Jane Smith。
The president will speak at noon.
(大統領は正午に演説します。)
President Biden will speak at noon.
(バイデン大統領は正午に演説します。)
語注:speak = 話す;at noon = 正午に。
of句などで範囲を**明示**し、誰の/どこの役職かをはっきりさせます。
The president of our company will visit next week.
(わが社の社長が来週訪問します。)
語注:of our company = わが社の;visit = 訪問する。
※ 都市なら the mayor of Osaka、学校なら the principal of Lincoln High のように。
候補が複数で**まだ誰か決まっていない**なら a manager。
話し手・聞き手のあいだで**同じ1人に特定**できるなら the manager。
I'm meeting a manager this afternoon.
(今日の午後、あるマネージャーと会います。)
The manager will call you back shortly.
(その責任者がすぐ折り返します。)
語注:call back = 折り返し電話する;shortly = すぐに。
はい、**役職が補語(役割そのもの)**のときはふつう無冠詞にできます:She was elected chair.
ただし **範囲を明示**するときは the を使うのが自然:She was elected the chair of the committee.
She was appointed chair.
(彼女は議長に任命された。)
She was appointed the chair of the committee.
(彼女はその委員会の議長に任命された。)
語注:appoint = 任命する;committee = 委員会。
President Biden / CEO Jane Smith のように **人名の直前は無冠詞**で大文字。
一般名詞として使うときは小文字+冠詞:the president / the CEO。
CEO Jane Smith announced the plan.
(ジェーン・スミス CEOが計画を発表した。)
語注:announce = 発表する;plan = 計画。
head of は「その部門の**トップ(唯一)**」。
manager in は「その部門に属する**複数のうちの1人**」のニュアンス。
The head of Sales approved the budget.
(営業部長が予算を承認した。)
語注:head = 長、トップ;in Sales = 営業部に属する。
一般的な**立場**なら as a manager。
特定の組織で**その役割を務める人**を強調するときは as the manager。
公的役割を「資格」として述べる時は **無冠詞**になることも(as chair)。
As a manager, I listen to my team.
(マネージャーとして、私はチームの声に耳を傾けます。)
As the manager, I made the final decision.
(その責任者として、最終判断を下しました。)
語注:listen to = 〜に耳を傾ける;final decision = 最終判断。
the coach / the captain はそのチームで**唯一**の役割。
team captain は**複合名詞**で肩書きの呼称(記事やプロフィールで使われやすい)。
The captain led the team with calm energy.
(主将は落ち着いたエネルギーでチームを導いた。)
語注:lead = 導く;calm = 落ち着いた。
文脈で判断します。会議の話なら the chair = **議長**。家具の話なら **イス**。
役職はスコープ内で1人なので the が自然です。
The chair called the vote.
(議長が採決を宣言した。)
The chair is broken.
(イスが壊れている。)
語注:call the vote = 採決を宣言する;broken = 壊れた。
その期間に**1人の代行者**が決まるなら the acting + 役職。
役割そのものを語るなら無冠詞で:She served as acting manager.
The acting manager will sign the documents.
(代理マネージャーが書類にサインします。)
語注:acting = 代理の;serve as = 〜として務める。
会話の範囲(国・会社)が共有されていれば the government / the board と言えます。
どの政府・どの理事会か不明なら、of句 で限定しましょう。
The board approved the merger.
(取締役会は合併を承認した。)
the board of ACME Corp.
(ACME社の取締役会)
語注:merger = 合併;approve = 承認する。
ある特定の都市の市長を指すとき(スコープが共有)は the mayor。
「どこかの市長」という**一般的な1人**なら a mayor。
The mayor of Kyoto visited our school.
(京都市の市長が私たちの学校を訪れた。)
A mayor should listen to citizens.
(市長という立場の人は市民の声に耳を傾けるべきだ。)
語注:citizens = 市民;listen to = 〜に耳を傾ける。
一般名詞なら the editor-in-chief / the chief of staff(スコープ内で唯一)。
人名の直前では無冠詞+大文字:Editor-in-Chief Maria Gomez / Chief of Staff Lee。
The editor-in-chief approved the headline.
(編集長がその見出しを承認した。)
語注:headline = 見出し;approve = 承認する。
5-3. 方角・位置・端点:共有基準で一意
the は「みんなで共有している基準」があるときに自然につきます。たとえば同じ地図を見ていれば
the east は「その地図の東」、同じページを見ていれば the top は「そのページの一番上」。
教室・画面・書類など、同じ“枠(フレーム)”が共有されると一意になり、the + 方角/位置名を使います。
🎯この小セクションのゴール
- 共有基準(フレーム)を見つけ、the + 位置/方角が自然になる場面を説明できる。
- at / on / in とよく組み合わさる位置フレーズを、シーン別(紙・画面・部屋・道路・地図)に整理できる。
- in front of と at the front of など、よく迷う対比を見分けられる。
🧭キーメッセージ:フレームが決まれば一意 → the
同じフレーム(共通の基準)を共有していると、位置や端点はひとつに決まります:
the top / the bottom / the left / the right / the middle / the center同じ紙を見ているから「一番上・下・左・右・中央」が一意。
the top-left corner / the bottom bar / the right panel同じ画面構成を共有しているから一意。
the east / the west / the north side / the east coast同じ地図・国・地域を指しているから一意。
the entrance / the exit / the front / the back / the corner同じ部屋・建物の構造を共有しているから一意。
✅ 合言葉:「同じものを見てる? → 位置は一つ → the」
🧩よく使う位置フレーズ(前置詞セット)
at the top (of ...) / at the bottom (of ...)on the left (side) / on the right (side)in the middle / in the center
to the north/south/east/west (of ...)on the east/west coast / on the north side
at the entrance / at the exitin the corner / at the front (of ...) / at the back (of ...)
in the sidebar / on the toolbar / at the top-right corner
🔎 前置詞の目安:at=点、on=面、in=空間の内側。
「点・面・内側」を意識すると迷いにくくなります。
🩹よく迷うところ(フレーズ対比)
- in front of + 名詞(〜の外側・前方の位置) ⇄ at the front of + 名詞(〜の内部の先頭位置)
- on top of + 名詞(物体の表面の“上”) ⇄ at the top of + 名詞(ページ・リストなどの“先頭”)
- left/right of + 名詞(〜の左/右“側”) ⇄ on the left/right(共有フレームの左/右“面”)
- the front / the back(物の前面/背面) ⇄ the beginning / the end(時間や順序の“頭/末尾”)
📘用語メモ(やさしい語注)
| 語 | 読みの目安 | 意味 | よくあるフレーズ | ひとことメモ |
|---|---|---|---|---|
the east / west / north / south |
イースト/ウエスト/ノース/サウス | 東/西/北/南 | to the east of .../on the east coast |
地図や国などの共有フレームが前提。 |
the top / bottom / middle / center |
トップ/ボトム/ミドル/センター | 上/下/真ん中/中央 | at the top of the page/in the middle |
紙・画面など「面」のフレーム。 |
the left / right |
レフト/ライト | 左/右 | on the left (side)/on the right (side) |
同じ方向を向いているのが前提。 |
the front / back |
フロント/バック | 前面/背面 | at the front of .../at the back of ... |
内部の先頭・末尾を指すときに便利。 |
the entrance / exit |
エントランス/エグジット | 入口/出口 | at the entrance/at the exit |
建物・会場などで一意に決まりやすい。 |
the beginning / end |
ビギニング/エンド | はじまり/おわり | at the beginning/at the end |
時間・順序の端点(時間のフレーム)。 |
✅ コツ:まず「今、同じものを見てる?」を自問。YES なら the + 位置/方角 を検討!
the top / the bottom / the left / the right」を1回ずつ口に出して使ってみよう。
行動を小さく刻むと続けやすい —— 小さな成功体験が学習の推進力になります。
💬 例文で感覚をつかもう!(共有フレームがあると「一意」→ the)
Write the date at the top of the page.
(ページの一番上に日付を書いてください。)
at は「点」、the top of the page は同じページという共有フレームで一意の「先頭」。
語注:write = 書く;date = 日付;page = ページ。
Please sign at the bottom of the form.
(用紙の一番下に署名してください。)
語注:sign = 署名する;form = 用紙・申込書。
Click the icon in the top-right corner.
(画面の右上の角にあるアイコンをクリックしてください。)
語注:icon = アイコン;corner = 角。
The menu bar is at the bottom of the screen.
(メニューバーは画面の一番下にあります。)
語注:menu bar = メニューバー;screen = 画面。
Our city lies to the east of the river.
(私たちの市は、その川の東側に位置します。)
the east が一意。
語注:lie = 位置する(lie–lay–lain)。
Their house is on the north side of the park.
(彼らの家は公園の北側にあります。)
the north side は公園という共有フレームの一部。
語注:side = 側;park = 公園。
The plant is in the corner of the room.
(鉢植えは部屋の隅にあります。)
the corner は部屋内で一意。
語注:plant = 植物・鉢植え;corner = 角・隅。
There is a convenience store at the corner.
(角にコンビニがあります。)
語注:convenience store = コンビニ;corner = 交差点の角。
Let’s meet at the entrance. The restrooms are at the back of the building.
(入口で会おう。トイレは建物のいちばん奥にあるよ。)
the entrance / the back of the building が一意。
語注:entrance = 入口;restroom = トイレ。
Please wait at the front of the line.
(列の先頭でお待ちください。)
the front。外側の前方なら in front of(〜の前方に)。
語注:line = 列;wait = 待つ。
There is a glossary at the end of the book.
(その本の巻末に用語集があります。)
語注:glossary = 用語集;end = 終わり。
Turn left at the end of the street, then go straight.
(通りのつきあたりで左に曲がって、そのまままっすぐ進んでください。)
語注:turn left = 左に曲がる;go straight = まっすぐ進む。
The door on the right is locked, but the one on the left is open.
(右側のドアは鍵がかかっているが、左側のドアは開いている。)
語注:locked = 施錠された;open = 開いている。
Put the logo in the middle and the title at the top.
(ロゴは真ん中、タイトルは一番上に配置してください。)
語注:put = 置く;logo = ロゴ;title = 見出し・タイトル。
5-3 FAQ:方角・位置・端点は「共有フレーム」があると the
型
at/on/in + the + 位置 /
to + the + 方角 + of ...
キーワード共有フレーム(同じページ/画面/地図/建物)
- at the corner:交差点など「地点」=点。
- on the corner:角に面して建つ建物/店(通りという“面”に接している)。
- in the corner:部屋など「内側のすみ」(空間の内側)。
There is a café on the corner.
(角に面してカフェがあります。)
語注:corner = 角;café = カフェ。
- in front of + 名詞:名詞の外側の前方位置。
- at the front of + 名詞:名詞の内部の「先頭」位置(列・教室・本など)。
- before:位置よりも「順序/時間」の前に使いやすい(抽象的)。
She is standing in front of the school.
(彼女は学校の前(外側)に立っている。)
He sits at the front of the class.
(彼はクラスの前方(内部の先頭)に座る。)
語注:stand = 立つ;sit = 座る;class = 学級・授業。
- at the top of:ページやリストの「先頭(端点)」。
- on top of:物体の「表面の上に」(接触)。
- above/over:上方に(接触なし/over は覆うイメージも)。
Please put the lid on top of the pot.
(フタを鍋の上にのせてください。)
語注:lid = フタ;pot = 鍋。
on the left/right:同じ壁・紙・画面などの「面上の位置」。
to the left/right of + 名詞:基準の名詞から見て左/右の方向。
The map is on the left.
(地図は左側にあります。)
The library is to the left of the station.
(図書館は駅の左側にあります。)
語注:map = 地図;library = 図書館;station = 駅。
- in the north of A:A の内部の北部(例:日本の北部)。
- to the north of A:A の外側で北に位置(例:日本の北にある国)。
Sapporo is in the north of Japan.
(札幌は日本の北部にあります。)
語注:north = 北;in/to の内外のイメージで覚える。
- at the beginning/end (of ...):時間・順序の端点。
- in the beginning:初期段階(抽象・文学的)。at first:最初は(が、のちに変わる)。
- by the end:終わりまでには(期限)。until the end:終わりまでずっと(継続)。
Please add a summary at the end of the report.
(レポートの最後に要約を追加してください。)
We worked until the end.
(私たちは最後まで働いた。)
語注:summary = 要約;report = 報告書;work = 働く。
ahead of:進行方向に対して「前方」。in front of:ある物の外側の前方に位置。
There is a tunnel ahead of us.
(私たちの前方にトンネルがあります。)
語注:tunnel = トンネル;ahead (of) = 前方に。
the center:幾何的な中心点。in the middle:ざっくり真ん中(領域)。
Put the dot in the center of the circle.
(点を円の中心に打ってください。)
There is a lake in the middle of the forest.
(森の真ん中あたりに湖があります。)
語注:dot = 点;circle = 円;forest = 森;lake = 湖。
大文字の the East は「東洋」「東側諸国」など**固有名**的。 小文字の the east は単なる方角。
The sun rises in the east.
(太陽は東から昇る。)
語注:rise = 昇る;in the east = 東の空に。
at the back of + 名詞:名詞の内部の後方(建物の奥など)。 behind + 名詞:名詞の外側の後ろ。
Parking is at the back of the museum.
(駐車場は博物館の奥にあります。)
語注:parking = 駐車場;museum = 博物館。
通常は on the + 床/階 を使います(「面」にいる感覚)。 in は建物内部一般に使えますが、階にはあまり使いません。
The bookstore is on the second floor.
(本屋は2階にあります。)
語注:bookstore = 本屋;floor = 階。
- at the edge:端点(点)。
- on the edge:端のライン上(面に接して)。
- by the edge:端の「そば」(近接)。
He stood at the edge of the cliff.
(彼は崖のへりに立った。)
語注:edge = へり;cliff = 崖;stand = 立つ。
5-4. 世界共有の“集合概念”に the
the は、世界の人が同じひとまとまりとして思い浮かべる
集合概念(collective concept)に付きやすい冠詞です。
たとえば the environment(地球環境)、the climate(地球規模の気候)、
the economy(国全体・世界全体の経済)、the internet(世界のネットワーク)、
the media(報道界全体)、the public(一般の人々)など。
「みんなで共有する一つのまとまり」と感じられるとき、the + 名詞が自然になります。
🎯この小セクションのゴール
- 「世界・国・共同体で共有される一つのまとまり」かどうかを見抜き、the + 集合概念を選べる。
the climateとthe weather、the economyとthe marketsなど、よく迷う対比を区別できる。the internetとthe web、the mediaとmedia(集合不可算)の使い分けを説明できる。
🧩キーメッセージ:ひとまとまり= the
ある名詞が、国全体・世界全体・社会全体などの単一のまとまりとして共有されるなら the を付けます。
逆に、同じ名詞でも「個々の例」「具体的な一部」を指すときは a や 複数形 を使います。
the environment(地球環境)/the climate(地球規模の気候)
※「今日の天気」は the weather(地域の具体)で別物。
the economy(国・世界の経済)/the public(一般市民)
※個別市場は the markets(複数)になりやすい。
the internet(世界のネット)/the media(報道界全体)/the press(新聞・報道機関)
※ウェブ=the web はインターネット上の文書網。
the future(未来)/the past(過去)
時間軸の大きなまとまりとして共有されるため the を使うのが基本。
✅ 合言葉:「世界や社会がひとつの塊として共有?」→ the
🩹よく迷うところ(フレーズ対比)
- the climate(地球規模の気候) ⇄ the weather(地域や今日の天気)
- the economy(国・世界の経済全体) ⇄ the markets(株式・為替など複数の市場)
- the internet(世界のネットワーク) ⇄ the web(ウェブ文書の層)/websites(個々のサイト)
- the media(報道界全体・集合)/the press(新聞界) ⇄ a medium / media outlets(媒体/個々の報道機関)
-
the public(一般市民の集合)
⇄ people(人々:集合概念ではあるが
theは通常不要) - society は一般には無冠詞(「社会という概念」) ⇄ the society は特定の団体(例:the Linguistic Society)
🧭瞬間判断フロー
- 範囲を確認:世界? 国? 社会全体?(YES → the 候補)
- まとまりか個別か:概念全体(the)/個々の例(a / 複数)
- 慣用チェック:
the environment/the economy/the internetなどは固定表現に近い
🔥 迷ったら「これは世界や社会が共有する“ひとつの塊”か?」と自問しましょう。
📘用語メモ(やさしい語注)
| 語 | 読みの目安 | 意味 | ひとことメモ |
|---|---|---|---|
the environment |
ジ・エンヴァイロンメント | 地球環境 | 自然・生態系・資源などをひとまとまりで指す。 |
the climate |
ジ・クライメイト | (地球規模の)気候 | 長期的で広いスケール。the weather は短期・地域の天気。 |
the economy |
ジ・イコノミー | 経済(国全体・世界全体) | 市場個別は the markets(複数)。 |
the internet |
ジ・インターネット | 世界の情報ネットワーク | the web はその上の文書網(ウェブ)。 |
the media/the press |
ジ・ミーディア/ジ・プレス | 報道界全体/新聞界 | media は集合不可算で単数扱いされることも。 |
the public |
ジ・パブリック | 一般大衆・市民 | 人々全体をひとまとめにして指す語。 |
the future / the past |
ジ・フューチャー/ジ・パスト | 未来/過去 | 時間の大きなまとまりとして共有される。 |
✅ コツ:個別の例なら a/複数、共有のひとまとまりなら the。
the の付いた集合概念を3つ探してメモしよう(例:the economy, the media, the public)。
「小さな行動」を毎日積むと、判断が自動化してスピードが上がります。
💬 例文で感覚をつかもう!(「世界や社会がひとつの塊」→ the)
The environment concerns everyone.
(地球環境は、すべての人に関係がある。)
the environment は「地球全体の環境」というひとまとまり。語注:concern = 関係がある・心配させる。
The climate is changing, but the weather changes every day.
(気候は変化しているが、天気は毎日変わる。)
the climate=長期・広域/the weather=短期・地域。語注:change = 変化する。
The economy is recovering slowly.
(経済全体はゆっくり回復している。)
the economy(ひとまとまり)。語注:recover = 回復する;slowly = ゆっくり。
The markets reacted to the news.
(市場はそのニュースに反応した。)
the markets。語注:react = 反応する;news = ニュース。
The internet connects people around the world.
(インターネットは世界中の人々をつなぐ。)
the internet。語注:connect = つなぐ;around the world = 世界中で。
The web is full of useful resources.
(ウェブには役立つ資料がたくさんある。)
the web=インターネット上の文書の網(サイト・ページの層)。語注:resource = 資源・資料;useful = 役に立つ;be full of = 〜でいっぱい。
The media play a key role in democracy.
(報道機関全体は民主主義で重要な役割を果たす。)
the media は集合名詞。英米で単複どちらの扱いもあるが、ここでは複数扱い。語注:play a key role = 重要な役割を果たす;democracy = 民主主義。
The press asked tough questions.
(新聞界は厳しい質問を投げかけた。)
the press は新聞・記者団全体。語注:ask questions = 質問する;tough = 厳しい。
The public expects transparency.
(一般の人々は透明性を求める。)
the public=市民全体の集合。語注:expect = 期待する;transparency = 透明性・情報の見えやすさ。
The healthcare system is under pressure.
(医療制度は圧力にさらされている。)
語注:under pressure = 負荷が高い;healthcare system = 医療制度。
Investing in the education system benefits society.
(教育制度への投資は社会に利益をもたらす。)
語注:invest in = 〜に投資する;benefit = 利益をもたらす。
The public transportation system needs maintenance.
(公共交通の仕組みは保守が必要だ。)
the public transportation system。語注:maintenance = 維持管理;public transportation = 公共交通。
The arts enrich society.
(芸術は社会を豊かにする。)
the arts=音楽・絵画・演劇などの総称。語注:enrich = 豊かにする;society = 社会。
The future we share is built on love and trust.
(私たちが分かち合う未来は、愛と信頼の上に築かれる。)
the future は人類が共有する時間のひとまとまり。語注:share = 分かち合う;be built on = 〜の上に築かれる;trust = 信頼。
5-4 FAQ:世界共有の「集合概念」は the が基本
型
the + environment / climate / economy / internet / media / public ...
ポイント
「全体をひと塊で共有」=the /「個別・一部」=a / 複数 /「概念一般」=無冠詞
the environment は「地球環境というひとまとまり」。 無冠詞の environment は「環境という概念一般」や「(ある)環境」という抽象で、普通は説明語が必要です(例:work environment)。
We must protect the environment.
(私たちは地球環境を守らねばならない。)
語注:protect = 守る;general concept = 概念一般。
- the climate:長期・広域の「気候」(地球や地域スケール)。
- the weather:短期・局地の「天気」。
The climate is changing worldwide.
(世界的に気候が変化している。)
語注:worldwide = 世界的に;short-term = 短期。
- the economy:国全体・世界全体の経済(集合概念)。
- an economy:ある国・地域の経済(個別の一つ)。
- economy(無冠詞):節約、経済性の意味で使うことがある(例:fuel economy)。
The economy is slowing, but an economy can still be competitive.
(経済全体は減速しているが、ある経済はなお競争力を保ち得る。)
語注:slow = 減速する;competitive = 競争力がある。
the internet=世界の通信ネットワーク(物理+論理)。 the web=インターネット上の文書の網(サイト・ページ)。 social media=SNS 群(通常は無冠詞の集合名詞、特定化するときは the social media もあり)。
The internet connects devices, while the web connects documents.
(インターネットは機器をつなぎ、ウェブは文書をつなぐ。)
伝統的には複数(medium の複数)ですが、**集合名詞**として単数扱いにする例も増えています。試験では安全に複数で覚え、文体で調整。
The media are reporting the case.(=複数)
(報道機関がその件を報じている。)
語注:report = 報じる;case = 事件・事案。
the public=一般市民の集合。 people=人々(集合ではあるが、通常 the は不要)。特定集団なら the people of Japan など。
Trust from the public is essential.
(一般市民からの信頼は不可欠だ。)
- society(無冠詞):社会という概念一般。
- the society:特定の協会・学会・団体(例:the Linguistic Society)。
Language changes with society.
(言語は社会とともに変化する。)
無冠詞 culture は「文化という概念」。 特定の文化なら the culture of Japan のように 限定語句で特定化します。
I’m interested in the culture of Japan.
(私は日本の文化に興味がある。)
- the future:時間のまとまりとしての「未来」。
- future + 名詞:形容詞「将来の〜」(例:future plans)。
We must think about the future, not just future plans.
(私たちは未来そのものを、単なる将来の計画だけでなく考えなくてはならない。)
無冠詞 history は「歴史という学問・概念」。
特定対象の歴史は the history of the city のように the+限定で。
She studies the history of the city.
(彼女はその都市の歴史を研究している。)
- the law:法制度全体(集合概念)。
- law(無冠詞):法学・法律という分野。
- laws:個々の法律(条文単位)。
No one is above the law.
(誰も法の上に立つことはできない。)
education は「教育という概念・活動全般」(不可算)。 国や地域の仕組み全体は the education system(集合概念)。
We need to improve the education system.
(私たちは教育制度を改善する必要がある。)
無冠詞 nature は「自然」という集合的概念。 the nature of A は「A の本質・性質」という別用法。
We learn from nature.
(私たちは自然から学ぶ。)
Let’s discuss the nature of creativity.
(創造性の本質について話し合おう。)
語注:creativity = 創造性;discuss = 議論する。
6. 修飾で限定される the(総合ガイド)
名詞にあとから「情報」を足して、どの一つかをハッキリ決めると the になります。
具体的には、関係詞節 / 前置詞句 / 分詞・形容詞フレーズ / 同格などの修飾で「範囲をしぼる」イメージです。
※「修飾」=説明を足すこと。どこの?だれの?どんな?が分かると、同じ種類がたくさんあっても、“その一つ”にできます。
コア 情報を足して“その一つ”にする → the
- 関係詞節:
who/that/which ...「〜する/〜した」などで限定 - 前置詞句:
of / in / on / at ...「〜の/〜にある」などで限定 - 分詞・形容詞フレーズ:
~ing / -ed / 形容詞+句で限定 - 同格・限定的名詞句:
名詞+of+名詞などで限定
コツは「一意かどうか」だけに注目すること。
小さな成功体験を1つずつ積み上げると、冠詞の迷いは自然に減っていきます。
“情報を足して その一つに”→ the6-1. 関係詞節での限定(who / that / which …)
関係詞節(relative clause)とは、名詞の後ろにくっついて「どの名詞のことか」をくわしく説明する“うしろからの説明パーツ”です。
たとえば the book that you recommended(あなたがすすめた 本)という形で、情報を足して“その一つ”にしぼる働きをします。
結果として、その名詞は the を取りやすくなります(=特定が立つ)。
コア 情報を足して「どの名詞か」を一意にする → the が自然に使える
- 関係詞:名詞のあとに続く合図語。
who(人に使う)、which(物・動物など)、that(人・物どちらにも広く可)。 - 節:主語+動詞をふくむ「小さな文」。例:
that you recommended(あなたがすすめた) - 限定:同じ種類がたくさんあっても、説明を足して「この一つ」にギュッとしぼること。
まずは形から:関係詞節の基本パターン
だれ? どんな人? を足して特定
the person who helped me
(私を助けてくれた その人)
どれ? どんな物? を足して特定
the book which won the award
(賞を受けた その本)
口語では that が広く使われます(人・物どちらにも)。
the idea that changed everything
(すべてを変えた その考え)
the を使いやすくなります。
よくある質問と注意
- who / which と that のちがい?
形式的には
who(人)、which(物)、that(どちらも)ですが、会話ではthatもよく使われます。フォーマル文では「人=who」を好む傾向。 - カンマあり/なしのちがい(非制限 vs 制限) カンマなしは「どれかをしぼる=限定」。カンマありは「ついで情報=非制限」で、名指しがすでに決まっている前提(この章では主に“限定”を扱います)。
- 主語が重なるときの省略
目的格の場合、
that/whichを省略できることがあります(例の作成は後のミニ例文セクションで扱います)。
ミニ用語解説
- 関係詞(who/which/that)
- 名詞のあとで「その名詞についての追加説明がはじまるよ」と教えてくれる合図のこと。
- 節(clause)
- 主語+動詞が入って、ひとかたまりで意味をつくる“ミニ文”。
- 限定(restrictive)
- 同じ種類がいくつもある中で、「この一つだよ」と絞ること。これが起きると
theが自然に選ばれる。
「一意かどうか」だけに注目しよう。
今日から“後ろで説明してしぼる”感覚に気づけたら、それがもう上達のサイン。
できた回数をメモして可視化すると、学習がぐんと続きやすくなります。
💬 例文で感覚をつかもう!(関係詞節)
The person who helped me yesterday is my neighbor.
(昨日わたしを助けてくれたその人は、私の近所の人です。)
the + 名詞 + who + S + V(人をwhoで説明。whoは「助けた人=主語」なので省略不可)I loved the book that you recommended.
(あなたがすすめてくれたその本を気に入りました。)
the + 名詞 + that + S + V。thatは「本」を受ける目的語なので省略可(the book you recommended)。The movie which won the award is on Netflix.
(その受賞した映画はNetflixにあります。)
whichは主語なので省略不可。口語ではthatもOK。I treasure the letters that you wrote.
(あなたが書いてくれた手紙を大切にしています。)
thatは目的語→省略可(the letters you wrote)。theは「どの手紙か」が説明で一意になっているから。Is this the pen that you were looking for?
(これはあなたが探していたそのペンですか?)
forは文末へ。目的語thatは省略可(the pen you were looking for)。That’s not the reason that I called you.
(それは私があなたに電話した理由ではありません。)
thatは目的語→省略可(the reason I called you)。theは「どの理由か」を後ろで限定。The bridge which was built in 1920 is under repair.
(1920年に建てられたその橋は修理中です。)
whichは省略不可。時を示す情報で一意に。The email that you sent has a typo.
(あなたが送ったそのメールに誤字があります。)
thatは省略可(the email you sent)。The dog that lives next door barks at night.
(隣に住んでいるその犬は、夜にほえます。)
thatが主語→省略不可。場所説明で一意に特定。The idea that changed everything came from a student.
(すべてを変えたその考えは、ある学生から出ました。)
thatは省略不可。結果的にtheで特定。He picked up the bag that he had left on the bench.
(彼はベンチに置き忘れていたそのカバンを拾い上げた。)
thatは省略可(the bag he had left ...)。The report which you requested is attached.
(あなたが依頼したその報告書を添付しています。)
whichは省略可(the report you requested)。フォーマルではwhichを残すことが多い。This is the recipe that my grandmother taught me.
(これは祖母が教えてくれたそのレシピです。)
thatは省略可(the recipe my grandmother taught me)。The app that saves battery is very popular.
(電池を節約してくれるそのアプリはとても人気です。)
thatは省略不可。機能説明で特定。6-1 FAQ:関係詞節(who / that / which …)
ねらい
“うしろから説明して the で名指し” の疑問を一気に解消
キーワード
who / which / that、省略、前置詞の位置、whose、where/when/why、一致
who=人 which=物・動物 that=万能(人・物どちらも、口語で多い)
The scientist who discovered the star is Japanese.
(その星を発見した科学者は日本人です。)
who」「物=which」を選ぶ傾向。会話や一般文では that も広く使われます。
- 目的語なら省略可:
the book (that) you recommended - 主語なら省略不可:
the book that won the prize(×the book won the prize) - 前置詞の直後にはthat を置けない/省略できない(→
the chair on which I sat)
I like the song (that) you played.
(あなたがかけたその曲が好きです。)
会話では後ろ置き(前置詞を文末へ)が自然:the pen that you were looking for。
フォーマルでは前置きも可:the pen for which you were looking。※この位置では that は使えません。
Is this the key that you were looking for?
(これはあなたが探していた鍵ですか?)
the key for which you were looking(やや硬い)
whose は人だけでなく物にも使えます。より硬い言い方として of which も可。
The company whose logo you know is expanding.
(あなたがロゴを知っているその会社は拡大中です。)
the company the logo of which you know
- 場所:
the place where I met her=the place at which I met her - 時:
the day when we moved=the day on which we moved - 理由:
the reason why I left=the reason for which I left
Do you remember the day when we first met?
(私たちが初めて会ったその日を覚えていますか?)
the reason is because ... は冗長(理由+原因が二重)。正しくは
The reason is that ... または because ... 単独で。
the only one who ...→ 単数が自然(唯一の「その人」)one of the people who ...→ 複数が自然(「〜する人々のうちの1人」)
She is the only one who understands this.
(彼女はこれを理解している唯一の人です。)
He is one of the people who understand this.
(彼はこれを理解している人々のうちの一人です。)
カンマなし=制限:どれかをしぼる情報。
カンマあり=非制限:すでに誰・どれかが決まっていて、ついで情報を足す。
The students who submitted early can leave.
(早く提出した学生だけは帰ってよい。)
The students, who submitted early, can leave.
(その学生たちは、(ちなみに)早く提出したのだが、帰ってよい。)
that の所有格はありません。所有を表すなら whose(人・物OK)か、硬い表現で of which を使います。
I know the artist whose works we saw.
(私たちが見たその作品の作者を知っています。)
- 指示語 that=「それ/あれ」:単独で名詞の代わりになる。
- 関係代名詞 that=うしろに節をつれて、先行名詞を説明する。
That is expensive.
(それは高い。)
I chose the phone that has a better camera.
(私はカメラがより良いそのスマホを選びました。)
文法的に重ねられますが、読みづらくなるのが難点。できるだけ短く分ける/言い換えるのがコツ。
This is the book that I said that you recommended.
(これが、あなたがすすめたと私が言っていたその本です。)
This is the book you recommended. I mentioned it earlier.
what=「~するもの(こと)」→ 先行詞を取らない(=それ自体で名詞節)that=先行詞を必ず取る(=関係代名詞)
I’ll show you what I bought.
(私が買ったものを見せます。)
I’ll show you the thing that I bought.
(私が買ったその物を見せます。)
the way (that) は that を省略可。the reason (why) は why を入れてもOKですが、入れすぎ表現に注意(The reason is because ... は不可)。
I like the way (that) you teach.
(あなたの教え方が好きです。)
The reason (why) I left is simple.
(私が去った理由は簡単です。)
これは縮約(reduced)関係節や分詞フレーズと呼ばれ、who/that are などを省いて簡潔にした形です。詳細は 6-3(分詞・形容詞フレーズ) で扱います。
The students living in Tokyo joined the event.
(東京に住んでいるその学生たちはイベントに参加しました。)
the students who are living in Tokyo
6-2. 前置詞句による限定(of / in / on / at …)
前置詞句(prepositional phrase)とは、前置詞 + 名詞(名詞句)のセットのこと。名詞のあとに置いて
「どこの? / だれの? / どれと関係する?」などの情報を足し、その名詞を“その一つ”に絞り込む(= 限定)働きをします。
例:the data in the folder(フォルダの中のデータ)/the store on Main Street(メイン通りにある店)/
the manager of the team(チームの監督)
コア
「場所・所属・道具・原因など」の追加情報で、名詞を一意に → the を使いやすくなる
- 前置詞(preposition):
of / in / on / at / for / with / from / byなど。「〜の・〜に・〜で」など関係の向きを示す語。 - 名詞句(noun phrase):the folder / this team / my city のような名詞中心のカタマリ。
- 限定(restrictive):同じ種類がたくさんあっても、情報を足して「この一つだよ」と範囲を絞ること。
前置詞ごとの「しぼり込み」イメージ(例は名詞句)
of
「〜の」「〜に属する」「〜の一部」
the roof of the house(家の屋根) /
the leader of the team(チームのリーダー)
in
「〜の中の」「〜の範囲で」
the students in Class A(A組の生徒) /
the files in the folder(フォルダ内のファイル)
on
「〜の上の/〜に接して」
the sign on the wall(壁にある表示) /
the store on Main Street(メイン通り沿いの店)
at
「〜に(点)」「〜で(点)」
the shop at the corner(角にある店) /
the meeting at 3 p.m.(午後3時の会議)
for
「〜のための/〜向けの/〜にとって」
the tool for cutting paper(紙を切るための道具) /
the seat for children(子ども用の座席)
with
「〜で(道具)」「〜と一緒に」「〜を備えた」
the boy with brown eyes(茶色い目の少年) /
the cake with cream(クリーム入りのケーキ)
from
「〜から」「〜出身の」「〜で作られた」
the gift from my aunt(おばからの贈り物) /
the soup from tomatoes(トマトから作ったスープ)
by
「〜で(手段)」「〜によって(受け身の行為者)」
the report by email(メールでの報告書) /
the song by Adele(アデルによる曲)
the。まだ候補が複数なら a / Ø のままにします。
基本パターン(名詞+前置詞句)
the
名詞
前置詞
(冠詞/所有)+名詞
the data in the folder/the key to my locker/the leader of the team
the folder in のように前後を入れ替えないこと。
よくあるつまずき(さわり)
- in / on / at の住み分け:広い入れ物=in、面・線上=on、点=at のイメージから入ると整理しやすい。
- of の幅広さ:所有だけでなく、部分・材料・内容など多目的。文脈で訳し分ける。
- the の判断:前置詞句が付いても、一意に絞れていないときは
a / Øを保つ(例:a store on this street=この通りにある店が複数想定)。
「どこの? だれの? どれで?」を足せば、英語は一気にクリア。
前置詞句は“情報のレバー”。カチッと足せば the が自然に決まります。
今日の会話やメールで、ひとつだけ前置詞句を意識して使ってみましょう。
💬 例文で感覚をつかもう!(前置詞句による限定)
She is the leader of the team.
(彼女はそのチームのリーダーです。)
the + 名詞 + of + 名詞。of the team が「どのリーダーか」を一意にし、the が自然に選ばれる。Please open the folder in the Documents.
(「ドキュメント」の中のそのフォルダを開いてください。)
the + 名詞 + in + 名詞。複数フォルダがあっても、in the Documents が場所を限定→特定の1つ。We found the store on Main Street.
(私たちはメイン通りにあるその店を見つけました。)
the + 名詞 + on + 通り名。街に店は多数でも、on Main Street が特定の店を指しやすくする。Is this the shop at the corner?
(これは角にあるその店ですか?)
the + 名詞 + at + 場所。交差点の角など「点」を示して一意化。This is not the seat for children.
(これは子ども用の座席ではありません。)
the + 名詞 + for + 名詞。用途が「子ども向け」に限定→特定の座席を指す。I spoke to the boy with glasses.
(私は眼鏡をかけたその男の子に話しかけました。)
the + 名詞 + with + 名詞。外見の特徴が限定情報になり、the が成立。I sent the report by email.
(私はメールでその報告書を送りました。)
the + 名詞 + by + 名詞。送信手段の指定で対象が一意に。This is the gift from my aunt.
(これはおばからのその贈り物です。)
the + 名詞 + from + 名詞。出所が限定情報→どの贈り物かを特定。The bridge across the river was designed by an engineer from Spain.
(川にかかるその橋は、スペイン出身の技師によって設計されました。)
Is this the bus to the museum?
(これは博物館行きのそのバスですか?)
the + 名詞 + to + 場所。行き先指定で、複数の路線の中から一つに絞る。We took the path through the park.
(私たちは公園を通るその小道を通りました。)
the + 名詞 + through + 名詞。経路指定で多くの道の中から特定。Read the sign on the wall near the exit.
(出口の近くの壁にあるその掲示を読みなさい。)
I saw the doctor at this clinic.
(私はこのクリニックでその医師に診てもらいました。)
the + 名詞 + at + 場所。医師が複数いても、場所情報で一意に。I still keep the photo from our first trip on my phone.
(今も最初の旅行のその写真を、スマホの中に入れてあります。)
the が自然。the
まだ複数の可能性がある→a / Ø のまま
6-2 FAQ:前置詞句で「その一つ」にしぼる
型
the + 名詞 + 前置詞 + 名詞(句)
役割場所・所属・道具・原因などの情報を足して一意化
キーワード
in/on/at/of/’s/from/with/by/コロケーション
前置詞句は「どこの? だれの? どれに関係?」を足す説明カード。同じ種類がたくさんあっても、説明が付けば“その一つ”にしぼれます。
Please bring the file on the desk.
(机の上のそのファイルを持ってきてください。)
the。まだ候補が複数なら a / Ø を保留。
- in=中・エリア(入れ物の中イメージ)
- on=面・線上(接しているイメージ)
- at=点(ピンポイント)
I’m waiting at the station on Platform 3.
(私は駅の、3番ホーム上で待っています。)
in the station = 駅「の中」/at the station = 駅という「点」。文脈で選び分けます。
- 人・生き物・短い名前 → ’s が自然:
the girl’s bag - モノ・長い語句 → of が自然:
the roof of the house
Please fix the door of the car.
(その車のドアを直してください。)
the car’s door も文法上OKですが、一般に無生物は of を好みます。
We discussed the plan for the event.
(私たちはイベントの計画について話し合いました。)
- with=特徴・道具をそなえる(名詞を限定):
the cake with cream - by=手段/行為者(文全体の情報にも):
the report by email/designed by Ada
I chose the chair with wheels.
(私はキャスター付きのその椅子を選びました。)
- from=出所・起点:
the gift from my aunt(おばからの贈り物) - of=内容・中身/対象:
a picture of my aunt(おばの写真=写っているのはおば)
This is the photo of our team.
(これは私たちのチームの写真です。)
- on=画面・媒体に「のっている」:
on my phone(スマホの中に(データとして))、on TV、on the radio - in=容器の中に「入っている」:
in my pocket(ポケットの中)
The file is on my phone, but the phone is in my bag.
(ファイルはスマホの中にありますが、そのスマホはカバンの中にあります。)
- to=方向・到達:
the key to the door/access to information - for=目的・対象:
a recipe for apple pie/a plan for growth
Do you have the key to the locker?
(ロッカーの鍵はありますか?)
原則は名詞に一番近い情報ほど前(きつく結びつく情報→近く)。次に場所→時間など、短い→長いの順に並べると読みやすいです。
I found the book on the desk in the library after class.
(私は授業のあと、図書館の机の上でその本を見つけました。)
- 短い・定番の組み合わせ → 名詞+名詞:
city map/school lunch - 長い説明・強調したい →
of:the map of the city center
This is the map of the museum.
(これは博物館の地図です。)
information on/about はどちらも一般的。「on=テーマ上の詳報」「about=幅広い話題」というニュアンス差が出ることも。a report on は「〜に関する報告書」で固定的。
I’m reading the report on sales.
(私は売上に関するその報告書を読んでいます。)
- between=ふつう2つの間(近年は複数も可だが、学校英語では2つが基本)
- among=3つ以上の中で
We compared the prices between A and B.
(私たちはAとBの価格を比べました。)
We discussed the options among the team.
(私たちはチームの中で選択肢を話し合いました。)
- in the photo=写真の中に写っている
- on the photo=写真の表面に(文字が上に書かれている等、物理的接触)
This is the boy in the photo.
(これが写真に写っているその少年です。)
名詞直後に置くのが基本ですが、あまりに長い場合は文末に回してもOK(英語は「重い情報を後ろへ」の傾向)。
We confirmed the results of the nationwide survey conducted last year.
(昨年実施された全国調査のその結果を確認しました。)
We confirmed the results yesterday of the nationwide survey ... のように、状況に応じて分けても良い。
6-3. 分詞・形容詞フレーズによる限定(~ing / -ed / 形容詞+句)
分詞・形容詞フレーズは、名詞のうしろに置いて「どんな名詞か」を短く説明するかたまりです。
例:students living in Tokyo(東京に住んでいる生徒)/
a cake made with apples(りんごで作られたケーキ)/
a tool useful for kids(子どもに役立つ道具)
これらは多くの場合、6-1で学んだ関係詞節(who/that/which ...)の短い形(縮約)だと思えばOKです。
the が使いやすくなる
Lesson 054 / Section 6-3
コア 名詞のうしろに「短い説明カード」を足して、同じ種類の中からピンポイントに特定する
- -ing 形(現在分詞):ふつう 能動・進行のニュアンス(例:
people waiting at the gate)。 - -ed 形(過去分詞):ふつう 受け身・結果のニュアンス(例:
a door locked at night)。 - 形容詞+句:useful to/for〜、ready for〜、full of〜、similar to〜 など「形容詞+前置詞句」で限定。
作り方:関係詞節をコンパクトにする「縮約マップ」
who/that + be + V-ing → V-ing
students who are living in Tokyo ⇒
students living in Tokyo
who/that + be + V-ed → V-ed
a cake that is made with apples ⇒
a cake made with apples
who/that + be + 形容詞(+前置詞句) → 形容詞(+句)
a tool that is useful for kids ⇒
a tool useful for kids
who/that + have/with → with+名詞 / 所有形
a boy who has glasses ⇒
a boy with glasses
beが省ける等の条件が必要です(後述の「安全運用ルール」を参照)。
安全運用ルール:ここを守れば怖くない
- 主語一致:
-ingフレーズの動作主は、必ず直前の名詞(=説明される名詞)。 - 能動/受け身:
-ingは「〜している側」、-edは「〜されている側/結果の状態」。 - 長さと読みやすさ:フレーズが長いときは語順を軽い→重いへ(名詞に近い短い修飾→場所→時間)。
- カンマの有無:基本はカンマなし(限定)。カンマありは「おまけ情報(非限定)」で、話題の名詞はすでに特定済み。
- 形容詞+前置詞:ready for / similar to / full of / responsible for などはセットで暗記(語法辞書の用例が近道)。
基本パターン(名詞+フレーズ:文ではありません)
the
名詞
V-ing + 句
the girl talking with the teacher/the cars waiting at the light
the
名詞
V-ed + 句
the door locked by the guard/the data stored in the cloud
the
名詞
Adj + 前置詞句
the tool useful for kids/the room full of booksthe。しぼれていないなら a / Ø を保ちます。
このセクションで学ぶこと(ロードマップ)
- -ing と -ed の意味差(能動/受け身・同時性/結果)。
- 関係詞節からの縮約(OK/NG の見分け方、主語一致、時制の感じ方)。
- 形容詞+前置詞の定番(ready for / similar to / full of / responsible for など)。
- 語順・長さの調整(短い修飾→場所→時間、重い情報は後ろへ)。
- 誤りやすい例の回避(ぶら下がり分詞、あいまい修飾、カンマの使いすぎ)。
分詞フレーズは「説明を短く、伝わりやすく」する魔法のツール。
長い関係詞節をスッと短くできれば、読む人・聞く人の理解がぐっとラクに。
まずは who/that + be を見つけたら、-ing / -ed / 形容詞 に置き換えられないかチェックするクセをつけよう!
💬 例文で感覚をつかもう!(分詞・形容詞フレーズによる限定)
The people waiting at the bus stop look tired.
(バス停で待っているその人たちは疲れて見えます。)
名詞 + V-ing + 句。who are waiting → waiting に縮約(主語は people)。We support the students living in Tokyo.
(私たちは東京に住んでいるその学生たちを支援しています。)
students who are living in Tokyo → students living in Tokyo(who are を省略)。
She baked the cake made with apples.
(彼女はりんごで作られたそのケーキを焼きました。)
a cake that is made with apples → a cake made with apples(that is を省略)。I’ve finished the report written by Dr. Lee.
(私はリー博士によって書かれたその報告書を読み終えました。)
the report that was written by Dr. Lee → the report written by Dr. Lee。
This is the tool useful for kids.
(これは子どもに役立つその道具です。)
a tool that is useful for kids → a tool useful for kids(that is 省略)。I know the girl talking with the teacher.
(私は先生と話しているその女の子を知っています。)
We opened the room filled with sunlight.
(私たちは日差しで満ちたその部屋を開けました。)
the room full of sunlight(形容詞+句でも可)。filled は結果状態。
She is the person responsible for the project.
(彼女がそのプロジェクトを担当している人物です。)
that is の省略型。
They repaired the window broken by the storm.
(彼らは嵐によって壊れたその窓を修理しました。)
the window that was broken by the storm → the window broken by the storm。
Is this the path leading to the temple?
(これはお寺へ続いているその小道ですか?)
We prepared the room ready for the meeting, not the one similar to a classroom.
(私たちは会議用に準備されたその部屋を用意しました。教室に似た方ではありません。)
that is ready for ... / that is similar to ... → 形容詞+前置詞句で簡潔に。
He talked to the man seated next to me.
(彼は私の隣に座っているその男性に話しかけました。)
Please check the data stored in the cloud.
(クラウドに保存されたそのデータを確認してください。)
the data that is stored in the cloud → the data stored in the cloud。
I still treasure the letter written by you.
(私は今でも、あなたが書いてくれたその手紙を大切にしています。)
6-3 FAQ:分詞・形容詞フレーズで「その一つ」をしぼる
型
the + 名詞 + V-ing / V-ed / 形容詞+句
役割関係詞節(who/that/which + be ...)を短くして限定
キーワード
-ing/-ed/being/語順/形容詞化/to不定詞との違い
-ing=名詞が「している」/ -ed=名詞が「されている・結果」
I talked to the student waiting outside.
(私は外で待っているその生徒に話しかけた。)
Please close the door left open.
(開けっぱなしにされたそのドアを閉めてください。)
-ing、別のだれか/原因なら -ed が自然。
- 主語一致:動作主=直前の名詞。
- be が省ける:who/that + be + 〜 の形。
- 意味のズレなし:時制・解釈が同じ。
We support students living in Tokyo.
(私たちは東京に住む学生を支援します。)
students who can live in Tokyo は *students can living ... にできません(can は省けない)。
分詞フレーズの動作主は直前の名詞。一致しないと意味が崩れます。
I spoke to the boy holding a camera.
(私はカメラを持っているその少年に話した。)※カメラを持つのは少年。
*I spoke to the boy, holding a camera.(話者がカメラを持っているようにも読める)→
誤解を避けるには who was holding ... に戻すか語順を変える。
Please email the files attached.
(添付されたそのファイルをメールしてください。)※どのファイルかを限定
Please email the files, attached.
(そのファイルをメールしてください、添付して。)※「やり方」の付加情報(意味が変わる)
名詞の近くにきつく結びつく・短い修飾、遠くにゆるい・長い修飾。
She bought the desk made of wood in the corner.
(彼女は木製の、隅にあるその机を買った。)
- boring=人/物が退屈させる性質(能動)
- bored=人が退屈させられた状態(受け身)
I left the movie boring to many people.
(私は多くの人に退屈だと感じられるその映画を途中で出た。)
boring。being は必要なときだけ。多くは省略できます。
Please call the students late for class.
(授業に遅れているその学生に電話してください。)
the students (who are) late for class。being は通常省略されます。
これらは半分“形容詞化”した分詞。しばしば前からも後ろからも名詞を修飾できます。
Please submit the required documents today.
(必要なその書類を今日提出してください。)
We analyzed the data given by the lab.
(研究室が提供したそのデータを分析した。)
- to不定詞:目的・予定・可能性のニュアンス。
- 分詞:実際に起きている/起きた様子を描写。
She was the first person to arrive.
(彼女は最初に到着する人だった。)※予定/結果の肩書き感
I waved to the people arriving at the gate.
(私はゲートに到着している人たちに手を振った。)※実際の進行描写
- made of=素材が形を保つ(木・石など)
- made from=素材が変化(紙は木から、など)
- made with=材料の一部(砂糖入り、等)
He chose the chair made of oak.
(彼はオーク材で作られたその椅子を選んだ。)
英語は重い情報を後ろへ。長いときは相手が読みづらいので、関係詞節や文末配置に切り替えます。
We confirmed the results collected in ten cities over three years.
(10都市で3年にわたり集めたその結果を確認した。)
... results that were collected .../必要なら文を2つに分ける。
- 分詞=動き・出来事を含む説明(arriving / made / written)。
- 形容詞+句=性質・状態の説明(ready for / similar to / full of)。
This is the tool designed for kids, not useful for adults only.
(これは子ども向けに設計されたその道具で、大人にしか役立たないものではない。)
6-4. 同格 / 限定的名詞句(名詞+of+名詞 ほか)
同格(どうかく)・限定的名詞句は、名詞のうしろにもう1つの名詞のかたまりを添えて、
「それが何なのか/どれなのか」をしぼる表現です。代表は
名詞 + of + 名詞、
名詞 + 名詞(複合名詞)、
名詞, 名詞(カンマ同格)、
名詞 + that節(同格の that)など。
どれも情報を足して「その一つ」に特定できるので、theが立ちやすくなります。
まずは全体像:同格・限定の「型」とイメージ
the + 名詞 + of + 名詞
of は「〜の」。
用法は大きく 内容/中身(a cup of tea)、
所属/部分(the roof of the house)、
同格(the city of Kyoto=「京都という都市」)に分かれます。
the + 名詞 + 名詞(複合名詞)
coffee shop / school lunch / user guide のように、短い定番は
名詞+名詞が自然。
長く説明したいときは of句 が向きます。
代表パターン(名詞句のかたち:文ではありません)
the city of Kyoto
=「京都という都市」A=B
a photo of my family
写真に「写っているのは」家族
the door of the car
車に属するドア
a city map
短く決まり文句的
the fact that S V
「〜という事実」=名詞を説明
a friend of mine
「私の友達のひとり」=集合の中の一つ
the が自然。
しぼれないなら a / Ø をキープ。
安全運用ルール:迷ったらここを見る
- 同格 or 所属の見分け:the city of Kyoto は A=B(同格)。the roof of the house は「部分→全体」(所属)。
- 名詞+名詞 vs of:短い定番は city map。説明が長い/強調したいなら the map of the city center。
- 写真の of:a photo of my family は「写真に写っているのが家族」。my family’s photo は所有(家族の写真)。
- ダブル所有:a friend of mine=「私の友人のひとり」。my friend とはニュアンスが違う(集合の中の一つを示す)。
- カンマ同格:my friend, Tom は「トム=友人」(非限定の言い足し)。限定したいときはカンマを使わない。
この後の展開(ロードマップ)
- of句の三大タイプ(内容・所属・同格)と見分け方。
- 名詞+名詞/of句の選び分け(短さ・情報量・語感)。
- 同格のthat・カンマ同格の使いどころ(限定/非限定)。
- double genitive(a friend of mine)の意味と便利さ。
同格・of句を使いこなすと、説明が「短く・正確に」決まります。
「どの店?」「どの都市?」——名詞+名詞や
of句で情報を一枚足すだけで、相手の頭に同じものがパッと浮かびます。
次の小セクションでは、よく使う型をパズルのように楽しく組み立てていきます。
💬 例文で感覚をつかもう!(同格/限定的名詞句)
The city of Kyoto is famous for its temples.
(京都という都市は寺院で有名です。)
the city of Kyoto は 同格(A=B)。
語注:famous for=〜で有名/temples=寺院。
The roof of the house was damaged by the wind.
(その家の屋根は風で損傷しました。)
the roof of the house=「家に属する屋根」。
語注:damaged=損傷した。
Please bring the cup of tea on the tray.
(お盆の上のその紅茶の入ったカップを持ってきてください。)
a cup of tea =「紅茶一杯」。ここでは on the tray で一意化→
the が立つ。
Please check the school lunch menu.
(給食のメニューを確認してください。)
the menu of the school lunch program のように of句 へ。
The fact that he apologized means a lot.
(彼が謝ったという事実はとても大きな意味を持ちます。)
the fact that S V=「〜という事実」。that節は 名詞を説明する同格。
He is a friend of mine from college.
(彼は大学時代の私の友人のひとりです。)
a friend of mine=「私の友だち(のうちの一人)」。my friend より範囲が広い言い方。
My friend, Tom, is from Canada.
(私の友人のトムはカナダ出身です。)
Please open the door of the car.
(その車のドアを開けてください。)
the car’s door もOKだが、一般に無生物は of をよく使う。
限定:the は共有文脈でどの車か決まっているから。
I bought the city map at the station.
(私は駅で市内地図を買いました。)
the map of the city center(中心部の地図)のように of で詳述。
She is the author of the book.
(彼女はその本の著者です。)
the book/著者も一意→ the author。
The month of May is busy for students.
(5月という月は学生にとって忙しい時期です。)
the month of May=「5月という月」。of のコアイメージは「〜という」。
We discussed the idea that AI can help students.
(私たちはAIは学生を助けられるという考えについて議論しました。)
the idea that S V。that節=名詞の中身(何というアイデアか)を説明。
This is a photo of my family.
(これは私の家族の写真です=写真に写っているのが家族。)
my family’s photo は「家族が持っている/所有する写真」のニュアンス(所有)。
I still treasure the love letter from you.
(私は今でも、あなたからのラブレターを大切にしています。)
love letter=「恋の手紙」<短く自然。letter of love より一般的。
We reached the top of the mountain before noon.
(私たちは正午前に山の頂上に到達しました。)
the top は「頂上」という唯一部位。of で「どの頂上?」を明示。
6-4 FAQ:同格 / 限定的名詞句で「それが何か」を言い切る
型
the + 名詞 + of+名詞 / 名詞+名詞 / (名詞), 名詞 / 名詞+that節
役割名前・中身・所属・説明を足して「その一つ」に限定
キーワード
apposition/of-phrase/double genitive/title+固有名/number of
the city of Osaka=「大阪という都市」)。所有/所属 of=AがBに属する(例:
the roof of the house)。
The continent of Asia is vast.
(アジアという大陸は広大です。)
The roof of the house needs repair.
(その家の屋根は修理が必要です。)
- 短い定番→ 名詞+名詞(
user guide)。 - 詳述・長い語句→ of句/前置詞句(
the guide to the appが自然)。
Please read the user guide.
(ユーザーガイドを読んでください。)
the guide of the app は不自然。guide to のような語法の相性を覚えるのがコツ。
This is a photo of my family.
(これは私の家族の写真です=家族が写っている。)
I made an album for my family.
(私は家族のためにアルバムを作りました。)
This picture was taken by my father.
(この写真は父によって撮られました。)
The evidence that sleep improves memory is strong.
(睡眠が記憶を向上させるという証拠は強力です。)
that は関係代名詞ではなく、名詞の中身を示す合図です。
My friend Tom plays the guitar.
(友人のトムはギターを弾きます。※複数の友人の中のトム)
My friend, Tom, plays the guitar.
(私の友人のトムはギターを弾きます。※友人は1人想定、言い足し)
- a friend of mine=「私の友人のひとり」
- a photo of me=「私が写っている写真」
She is a friend of mine from high school.
(彼女は高校時代の私の友人のひとりです。)
This is a photo of me as a child.
(これは私が写っている子どものころの写真です。)
of + 所有代名詞(mine/yours/hers/ours/theirs)/of + 目的格(me/you/her/us/them) と役割が違います。
- the number of + 複数名詞 → 動詞は単数(数という1つが主語)。
- a number of + 複数名詞 → 動詞は複数(多くの〜)。
The number of students is increasing.
(学生の数が増えています。)
A number of students are absent today.
(多くの学生が今日は欠席です。)
this/that kind of book is ...(単数)these/those kinds of books are ...(複数)
This kind of book is easy to read.
(この種類の本は読みやすいです。)
These kinds of books are popular.
(これらの種類の本は人気です。)
The poet Basho is widely known.
(詩人の芭蕉は広く知られています。)
the を用いる(the President など)。- the name of=「〜の名前」を話題にする
- called=「〜と呼ばれる」と説明する
Do you know the name of the capital?
(その首都の名前を知っていますか?)
I visited a temple called Kiyomizu-dera.
(私は清水寺と呼ばれるお寺を訪れました。)
The population of the city is growing.
(その都市の人口は増加しています。)
The capital of the country is Tokyo.
(その国の首都は東京です。)
We discussed the plan for the renovation of the entrance.
(私たちは入口の改装のための計画について話し合いました。)
We discussed how to renovate the entrance.(関係詞/不定詞に置換)/
the entrance renovation plan(名詞+名詞)も可。
7. 最上級・first・only・very + 名詞 で限定される場合
ここでは、「集合の中で 1 つに決まる」から the が付く典型をまとめて紹介します。
キーワードは 「一意化」。いちばん(最上級)/順番の中の一つ(序数)/たったひとつ(only)/まさにその(the very) —— どれも 同じ理屈で the が立ちます。
📚まず用語をクリアしよう
the only X = 「唯一のX」。🧭3秒チェック:the を付ける?
- 一意 集合の中で「ただ1つ」に決まる? → the
- 順番 first/last/next など「順序の一点」? → the(ただし
my firstのように所有格があると the なし) - 強意 「まさにその」と限定(the very)? → the
💡 モチベの一言:
「一意に決まるなら the」—— この合言葉だけで迷いが減ります。今日のあなたは the best learner so far!
7-1. 最上級 + in / among / of の型
最上級(superlative)は、ある集まり(グループ)の中で「いちばん」を表す形です。
英語では the + 最上級 のあとに in / among / of を使って、
「どの集まりの中でいちばん?」をはっきり示します。
in = 場所・組織・分野(はっきりした枠の中)/
among = 複数の人・物の中/
of = 数・序列で区切られた集まり
例(フレーズ):the fastest in the class(クラスの中で一番速い)/
the most popular among teenagers(10代の中で最も人気)/
the oldest of the three(3人のうち最年長)
📚用語ミニ辞典
best(いちばん良い)、largest(いちばん大きい)。※ 具体的な作り方・注意点はこのあと順に学びます(本セクションは“道案内”です)。
| 型(パターン) | 意味・使う場面 | フレーズ例(文ではない短い形) |
|---|---|---|
🗺️ the + 最上級 + in + 場所/組織 |
場所・領域の内部での「いちばん」。国・都市・会社・学校など、はっきりした枠があるとき。 | 例フレーズ:the largest in Japan/the best in our company |
👥 the + 最上級 + among + 複数名詞 |
人や物が複数いる集まりの中での「いちばん」。メンバーを名詞の複数形で表す。 | 例フレーズ:the most experienced among the applicants |
1️⃣ the + 最上級 + of + 数/序列 |
数や順位で区切られた集まりの中での「いちばん」。「〜人の中で」「〜つのうち」など。 | 例フレーズ:the oldest of the three/the best of all |
the + 最上級は迷いません。💡 モチベの一言:
「集まりが見えたら the」を合言葉に。あなたの理解は by far the clearest に!
💬 例文で感覚をつかもう!
She is the best in our team.
(彼女は私たちのチームの中でいちばん優秀です。)
🔍 ポイント:in + 場所/組織(ここでは team)の「枠」の中でいちばん → the + 最上級 + in。
- best:最上級(「いちばん良い」)。
- team:チーム=同じ目的で働く集団。
This is the biggest in the company this year.
(これは今年、会社の中で最大の案件です。)
🔍 ポイント:company(会社)という「枠」の中で比較。
- biggest:big の最上級(いちばん大きい)。
- this year:今年=時間の限定も加わり、比較の範囲がさらに明確。
Mt. Fuji is the highest in Japan.
(富士山は日本でいちばん高い山です。)
🔍 ポイント:in Japan の「国という枠」での最上級。
- highest:high の最上級(最も高い)。
- Mt. (Mount):山の略記(Mount の略)。
It’s the most popular in the neighborhood.
(それはこの近所でいちばん人気です。)
🔍 ポイント:neighborhood(近所)という地理的な枠。
- popular:人気のある。
- neighborhood:近所、地域。
You’re the most important in my life.
(あなたは私の人生でいちばん大切な人です。)
🔍 ポイント:in my life という時間・経験の枠の中の最上級。
- important:大切な、重要な。
- life:人生、生活。
She is the most experienced among the applicants.
(彼女は応募者たちの中で最も経験が豊富です。)
🔍 ポイント:among + 複数名詞(applicants)で「多数のメンバーの中」。
- experienced:経験豊富な。
- applicant:応募者。複数は applicants。
His idea was the most creative among the proposals.
(彼の案は提案群の中で最も創造的でした。)
🔍 ポイント:proposals は複数形。among を使う時は集合が複数であることに注意。
- creative:創造的な、独創的な。
- proposal:提案。複数は proposals。
Ken is the funniest among my friends.
(ケンは私の友だちの中でいちばんおもしろいです。)
🔍 ポイント:人が何人もいる集合には among が自然。
- funniest:funny の最上級(いちばんおもしろい)。
- friends:友だち(複数)。
This model is the most efficient among competing products.
(この機種は競合製品の中で最も効率的です。)
🔍 ポイント:products が複数なので among。
- efficient:むだが少ない、効率的な。
- competing products:競合製品(複数)。
He is the oldest of the three brothers.
(彼は3人兄弟のうち最年長です。)
🔍 ポイント:of + 数/序列。「3人という枠」の中での最上級。
- oldest:old の最上級(最年長)。
- brothers:兄弟(男性、複数)。
This solution is the simplest of all the options.
(この解決策はすべての選択肢の中で最も簡単です。)
🔍 ポイント:「数や種類で区切った集合」→ of。
- solution:解決策。
- option:選択肢。複数は options。
My talk was the shortest of the five presentations.
(私の発表は5つのプレゼンの中で最も短かったです。)
🔍 ポイント:数で枠を切るときは of を使って「〜のうち」を表現。
- talk:発表、スピーチ。
- presentation:プレゼンテーション(発表)。複数は presentations。
The third plan is the best of the lot.
(3つ目の計画はその集まりの中で最高です。)
🔍 ポイント:the lot = その一式・その集まり全体。
- plan:計画。
- the lot:その全部・ひとかたまり。
Who is the tallest in your family?
(あなたの家族の中でいちばん背が高いのは誰?)
🔍 ポイント:質問でも語順は Who is + the 最上級 + in + 集合。
- tallest:tall の最上級(最も背が高い)。
- family:家族(集合)。
He isn’t the best in the team, but he’s the most reliable in emergencies.
(彼はチームで最高ではないけれど、緊急時にはいちばん頼りになる。)
🔍 ポイント:最上級は「評価の軸」が違えば複数並べられる(実力 vs いざという時)。
- reliable:信頼できる、頼りになる。
- emergency:緊急事態。複数は emergencies。
7-1 FAQ:最上級 + in / among / of の型
ねらい
「the + 最上級 のあとに置く in / among / of の使い分け」を、集まり(枠)の考え方からスッキリ整理。
キーワード
場所・組織 = in / 複数のメンバー = among / 数・序列 = of
最上級のあとに置く前置詞は、「どんな集まりの中で いちばん?」を示します。
- in:場所・組織・分野など、枠がはっきりしているとき(例:
in Japan/in our company/in physics)。 - among:人や物が複数いる集まりの中(例:
among the candidates)。 - of:数・序列で区切られた集まり(例:
of the three/of all the options)。
She is the best in our company.
(彼女は私たちの会社の中でいちばん優秀です。)
of は「閉じられた・はっきり数えられる集まり」を意識しやすく、among は「人や物がたくさんいる群れの中」という感じです。両方OKな場面もありますが、迷ったら次の基準:
- 数がはっきり(3人、5案、100校など)→ of
- メンバーが漠然と多い(友だち、応募者たち等)→ among
She is the oldest of the three.
(彼女は3人の中で最年長です。)
She is the most experienced among the applicants.
(彼女は応募者たちの中で最も経験豊富です。)
2つだけ比べるときは、ふつう最上級ではなく比較級を使います:the + 比較級 + of the two。
She is the older of the two.
(彼女は2人のうち年上です。)
※ 3つ以上になったら最上級(the oldest of the three)に切り替わります。
最上級では一般に in the world(世界で)がよく使われます。一方、of the world は「世界の〜」という所有・所属の感じ(例:champion of the world)。
This is the largest in the world.
(これは世界で最大です。)
「2024年の中で」「20世紀の中で」のように時間で“枠”を切るとき、慣例的に of + 年/期間 をよく使います(例:the best film of 2024)。
It was the best film of 2024.
(それは2024年で最高の映画でした。)
※ in 2024 も文法的には可能ですが、最上級の決まり文句では of + 年/期間 が自然です。
「物理学の分野で」「AI研究の分野で」のように学問・領域を言うときは、基本 in を使います。
She is the best in physics.
(彼女は物理学の分野でいちばん優れています。)
どちらも使われますが、米語では on the team がとても一般的、英語(英国など)では in the team もよく見ます。意味は同じで、「そのチームという枠の中で」ということ。
He is the best player on the team.
(彼はチームでいちばんの選手です。)
between はふつう2つ、among は3つ以上のときに使います。最上級は「いちばん」を言うので、3つ以上が前提 → among が基本です。
※ 2つだけなら Q3 のとおり、the + 比較級 + of the two を使いましょう。
of all は「ぜんぶの中で」、of all the ~ は「〜すべての中で」。意味は近いですが、後者は集合の種類をはっきり示せます。
This is the best of all the options.
(これはすべての選択肢の中で最高です。)
自然です。場所の枠と分野の枠を順に重ねるだけ。冗長なら片方に整理しましょう。
She is the best in Japan in mathematics.
(彼女は日本で数学の分野でいちばん優秀です。)
※ 文が長いときは the best mathematician in Japan のように名詞化して短くする手もあります。
7-2. 序数(first/second/next/last)と only
序数(ordinal)は first / second / third / next / last など、
「順番の中のその一点」を指す語です。only は「たった一つ=唯一」を示します。
どちらも名詞を一意(その一つ)にするため、基本は the を付けて
the first / the last / the only + 名詞 のように言います。
📚用語ミニ辞典
first(1番目)、second(2番目)、
next(次)、last(最後)など。
「列の中のこの一点」を指し、the が立ちやすい。
the only + 名詞 は
集合の中でそれだけという意味。
例:the only way(ただ一つの方法)
my first job のように
所有格が付くと the は付けないのが基本ルール。
× the my first job → ✓ my first job
まとめ:the + 序数/only + 名詞 が基本。 ただし 所有格 + 序数/only + 名詞 のときは the を付けない(※ the と所有格は並べて使えない)。
| 型(パターン) | 意味・使う場面 | フレーズ例(文ではない短い形) |
|---|---|---|
🏁 the + first/second/last + 名詞 |
順番の一点を特定。列や手順・階・章・便などが対象。 | 例:the first step/the last bus/the second floor |
⭐ the + next + 名詞 |
「次の〜」が名詞に掛かるとき(列・章・便・会議など)は the を付ける。 | 例:the next chapter/the next train |
🗓️ next/last + 時間語(the なし) |
時を指す副詞句は無冠詞が慣用(カレンダー系)。 | 例:next week/last year/this morning |
🕰️ the + next/previous + 時間名詞 |
特定の出来事から見た相対的な翌日/前日は the を付ける。 | 例:the next day/the previous week |
🔒 the + only + 名詞 |
集合の中で唯一のものを特定。 | 例:the only child/the only option |
👤 所有格 + first/last/only + 名詞 |
だれの〜かが前にあるので the は付けない。 | 例:my first job/her only child/our last meeting |
🎯 the + very + 序数 + 名詞 |
「まさにその〜」の強調。the が必要。 | 例:the very first time/the very last page |
- 名詞に掛かる next/last → the を付ける(例:
the next train)。 - 時間語の next/last → the なし(例:
next week,last night)。 - 所有格があるとき → the なし(例:
my first job,her only child)。
💡 モチベの一言:
「順番・唯一=その一点」と覚えるだけで the の判断がグンと楽に。あなたの理解は the very first-rate に近づいています!
💬 例文で感覚をつかもう!(7-2:序数と only)
The first step is always the hardest.
(最初の一歩がいつもいちばん難しい。)
🔍 the + first + 名詞:順番の中の一点(=一意)。だから the を付ける。
- first:1番目(序数)。
- step:一歩、段階。
I’ll take the next train.
(私は次の電車に乗ります。)
🔍 「列の中の次」=その一点を特定 → the が要る(the next train)。
- take:乗る(電車・バスなど)。
- next:次の(名詞に掛かるときは the が立ちやすい)。
Let’s meet next week.
(来週会いましょう。)
🔍 時間語(week / month / year / Monday…)はふつう the を付けない:next week / last year。
- meet:会う。
- next week:来週(the なしが慣用)。
The meeting was postponed to the next day.
(会議は翌日に延期されました。)
🔍 物語・出来事から見た相対的な翌日=the next day(the を付ける)。
- postpone:延期する。
- the next day:その翌日(相対表現)。
She is the only child in her family.
(彼女は家族の中で一人っ子です。)
🔍 the only + 名詞=たった一つに特定(だから the)。
- only child:一人っ子。
- in her family:彼女の家族の中で。
My first job taught me a lot.
(私の最初の仕事は私に多くを教えてくれました。)
🔍 所有格(my/her/our) + first のときは the を付けない(× the my first job)。
- job:職、仕事。
- taught:teach(教える)の過去形。
This is the very first time I’ve tried wasabi.
(これは私がわさびを試すまさに最初の機会です。)
🔍 the very + 序数=「まさにその〜」。the を忘れない。
- very(形容詞用法):「まさにその」。副詞の very(とても) とは別物。
- try:試す。I’ve tried = 現在完了形。
That was her only option at the time.
(当時、それは彼女の唯一の選択肢でした。)
🔍 her only:所有格があるので the は付けない(× the her only option)。
- option:選択肢。
- at the time:当時、そのとき。
The last bus leaves at midnight.
(最終バスは真夜中に出発します。)
🔍 列の最後の一点を指すので the last。
- last:最後の、最終の。
- midnight:真夜中。
The second floor is a bookstore.
(2階は本屋です。)
🔍 階・章・ページ・便名などの順番の名詞は the + 序数 が基本。
- second:2番目。
- bookstore:本屋。
Is this your first visit to Tokyo?
(これがあなたの初めての東京訪問ですか?)
🔍 your first:所有格あり → the は不要。質問でもルールは同じ。
- visit:訪問。
They plan to open the next store in Osaka.
(彼らは大阪に次の店舗を開く計画です。)
🔍 「チェーンの中の次」=列の一点 → the next + 名詞。
- plan to ~:〜する計画だ。
- store:店舗、店。
You’re the only one I want to be with.
(一緒にいたいのはあなただけです。)
🔍 the only + one:唯一の一人を特定。強い気持ちを伝える定番表現。
- the only one:たった一人。
- be with:一緒にいる。
The very last page always has the credits.
(まさに最後のページにはいつもクレジットがあります。)
🔍 the very + 序数 は「強い特定」を作る。the を忘れないのがコツ。
- last:最後の。
- credits:制作・著作表示。
7-2 FAQ:序数(first/second/next/last)と only の使い分け
要点
the + first/second/last + 名詞/the + only + 名詞 が基本。ただし
所有格 + first/last/only のときは the を付けない。
時間語
next/last + week/year/Monday は the なし/the next day は the あり(相対時間)。
名詞を「順番の一点」や「唯一」に特定するので、原則 the を付けます:
the first step / the last bus / the only option
This is the first chapter.
(これは第1章です。)
所有格 + 序数/only + 名詞 のときは the を付けません(※ the と所有格は並べないのが基本)。
My first job changed my life.
(私の最初の仕事は人生を変えました。)
× the my first job → ✓ my first job / ✓ the first job(所有格がないとき)。
カレンダー系の時間語にはふつう the は付けません:
next week / last year / this morning / next Monday
Let’s meet next Monday.
(次の月曜日に会いましょう。)
※ 「その翌日」のように出来事にくっつく相対時間は the next day(Q4 へ)。
the next day は「(ある出来事の)その翌日」という相対時間。next day 単独は通常不自然です。
We left the next day.
(私たちは翌日に出発しました。)
OK です。the next + 基数 + 時間名詞 で「これからの〜期間」を特定します。
We’ll focus on R&D for the next five years.
(今後5年間は研究開発に集中します。)
※ for the next + 期間 は将来の幅を示す定番表現。
- last night:昨夜(カレンダー系の慣用。the なし)。
- the last night:旅行や公演などある期間の「最後の夜」(列の一点 → the あり)。
It was the last night of our trip.
(それは私たちの旅行の最後の夜でした。)
the only は単数が多いですが、集合をまとめるなら複数名詞でも使えます(例:the only people)。意味は「その種類ではそれだけ」。
They are the only people I trust.
(彼らは私が信頼する唯一の人たちです。)
※ 文脈上「そのグループで他に該当者がいない」ことを示しています。
only は限定する語の直前に置くのが原則。位置が変わると「何を唯一にしているか」も変わります。
Only I read the report.
(私だけがその報告書を読みました。)
I read only the report.
(私はその報告書だけを読みました。)
※ 本セクションの主題は the only + 名詞(限定詞)ですが、ここでは副詞 only の「位置と意味」も整理。
正しいです。the + 序数 + 最上級 + 名詞 で「○番目に〜」を表します。
Tokyo is the second largest city in Japan.
(東京は日本で2番目に大きい都市です。)
※ 7-1(最上級+前置詞)と合わせて理解するとスムーズ。
副詞の first(まず第一に)は名詞を修飾しないので the は不要です:
First, let me thank you.
(まず最初に、お礼を言わせてください。)
※ 名詞に掛かるときは the first + 名詞(例:the first step)。
the only one who ... は one が主語なので 単数動詞(lives など)。
She is the only one who lives here.
(彼女はここに住むただ一人の人です。)
※ 対照:one of the people who live here(先行詞は people = 複数)。
the next day と the following day はどちらも自然(やや書き言葉に the following day)。next day は単独では不自然。
He called me the following day.
(彼は翌日に私に電話しました。)
※ 地域差というより語域の違い。口語では the next day がよく使われます。
7-3. the very + 名詞(「まさにその〜」)と very(副詞)の区別
the very + 名詞 は、名詞をピンポイントで特定して
「まさにその〜・まったくその〜」という強い限定の意味を作ります。
一方、very(副詞)は
very + 形容詞/副詞の形で「とても〜」という程度を表します。
つまり、the very は「どれのことか」を一意にし、
very(副詞)は「どれくらい」を強める――役割がちがいます。
📚用語ミニ辞典(大人に正確・子どもにも直感的)
the very idea / the very reason / the very end
very + 形容詞/副詞の形で程度を上げる。
very good / very quickly / very important
the very first/last + 名詞 で
「まさに(本当に)最初/最後の〜」と限定を強化。
the very first step / the very last page
ポイント:the very + 名詞 は限定のしくみ(どれのこと?)。 very + 形容詞/副詞 は程度のしくみ(どれくらい?)。
| 型(パターン) | 意味・使いどころ | フレーズ例(文ではない短い形) |
|---|---|---|
🎯 the very + 名詞 |
まさにその。対象を一点に限定(精確さ・強い指示)。 | the very moment/the very place/the very reason |
🎯 the very + same + 名詞 |
「まさに同じ」と強調(取り違えを防ぐ)。 | the very same issue/the very same room |
🏁 the very + first/last + 名詞 |
「まさに最初/最後」で限定をさらに強める(7-2の発展)。 | the very first step/the very last chance |
↔️ very + 形容詞/副詞 |
程度の強調。「とても〜」。冠詞は関係しない。 | very clear/very fast/very helpful |
🧱 語順:冠詞 + 副詞 + 形容詞 + 名詞 |
a very good idea のように、very は形容詞の前へ。 |
a very good idea/× a good very idea |
| 🧭 慣用 | 決まり文句で限定を強化。 | to the very end/at the very least/from the very beginning |
the very + 名詞はthe が必須(限定のしくみ)。×a very bookveryが副詞のときは「程度」:very + 形容詞/副詞(例:very important)。- 序数と相性抜群:
the very first/last + 名詞(7-2 とリンク)。
💡 モチベの一言:
「the very = どれのこと?」「very = どれくらい?」。この二本柱が腹落ちすれば、英文は the very model の精度に近づきます!
💬 例文で感覚をつかもう!(7-3:the very + 名詞 / very(副詞))
I knew it at the very moment we met.
(私たちが会ったまさにその瞬間に、それだと分かりました。)
🔍 the very + 名詞 は「どの瞬間か」をピンポイントで特定。
- moment:瞬間。
- knew:know の過去形(分かった)。
That is the very reason I came here.
(それこそが私がここに来たまさにその理由です。)
🔍 「理由」を一点に限定:the very reason。
- reason:理由。
- came:come の過去形(来た)。
The very idea!
(そんな考え、まったくもって論外だ!)
🔍 強い否定・拒否の決まり文句。直訳より「とんでもない!」のニュアンス。
- idea:考え、発想。
We booked the very same room as last time.
(前回とまさに同じ部屋を予約しました。)
🔍 the very same + 名詞=取り違えの余地なしの「全く同じ」。
- book:予約する。
- room:部屋。
This is the very first step we should take.
(これは私たちが踏み出すべきまさに最初の一歩です。)
🔍 the very + 序数 は「順番の一点」をさらに強く限定。
- step:一歩、段階。
Check the very last page for credits.
(クレジットはまさに最後のページを確認してください。)
🔍 「一番最後」の一点を明確化。
- credit(s):制作・著作表示。
She fought to the very end.
(彼女は最後の最後まで戦い抜きました。)
🔍 前置詞句の慣用:to the very end=「どこまで?」を極限まで特定。
- fight:戦う、闘う(fought は過去形)。
- end:終わり。
We need at the very least two days.
(少なくとも2日は必要です。)
🔍 最低ラインを特定する定番句:at the very least。
- least:最小、最も少ない。
We knew the risks from the very beginning.
(私たちは最初の最初からリスクを分かっていました。)
🔍 起点を強調する定番:from the very beginning。
- risk:危険、リスク(複数:risks)。
You are the very person I’ve been looking for.
(あなたは私がずっと探していたまさにその人です。)
🔍 人物の特定にも使える:the very person。
- have been looking for:ずっと探してきた(現在完了進行の意味合い)。
The museum opened on this very day ten years ago.
(その博物館は10年前のまさにこの日に開館しました。)
🔍 this very + 名詞 も「まさにこの〜」の強い指示(冠詞なしの this と相性良)。
- opened:開館した。
This is the very place where we first met.
(ここが私たちが初めて会ったまさにその場所です。)
🔍 場所の一点を示す:the very place。
- where:関係副詞(〜する場所)。
This plan is very simple but very effective.
(この計画はとても簡単だが、とても効果的です。)
🔍 very + 形容詞=程度を強める(限定ではない)。
- simple:単純な、簡単な。
- effective:効果的な。
He finished the task very quickly.
(彼はその作業をとても素早く終えました。)
🔍 very + 副詞 も可能(速さ・頻度などの程度を強調)。
- quickly:素早く。
- task:作業、課題。
This café is in the very heart of the city.
(このカフェは街のど真ん中にあります。)
🔍 the very heart of ...=中心部をキリッと限定。
- heart:中心、核心。
The very thought of flying makes me nervous.
(飛行機に乗ることを考えただけで緊張します。)
🔍 「考えそのもの」を限定:the very thought。
- nervous:緊張して。
7-3 FAQ:the very + 名詞(「まさにその〜」)と very(副詞)の正しい使い分け
型
the very + 名詞
/
very + 形容詞/副詞
役割
the very = 限定(どれ?)/
very = 程度(どれくらい?)
注意
a very + 形容詞 + 名詞(OK)/× a very + 名詞
the very + 名詞 は限定(どれのことかを一点に絞る)。very + 形容詞/副詞 は程度(どれくらい強いか)を表します。
This is the very reason.
(これがまさにその理由です。)
This is very important.
(これはとても重要です。)
できません。 very は基本的に 形容詞/副詞を強める語です。名詞を限定したいなら the very + 名詞 を使います。
It’s a very helpful book.
(それはとても役立つ本です。)
◎ a very + 形容詞 + 名詞(OK) / ✖ a very + 名詞(不可)
the very same + 名詞 は「まさに同じ」と同一性を強く示します。取り違えの余地をゼロにしたい時に便利。
We chose the very same model as before.
(私たちは以前とまったく同じ機種を選びました。)
this/that very + 名詞 は「まさにこの/あの〜」と、距離感(近い/遠い)も同時に示せます。the very は距離感なしで特定だけを強くします。
I remember this very photo.
(私はまさにこの写真を覚えています。)
時間名詞と組み合わせると、一点の時点を鮮明にします(文学的・強調的な響き)。
I realized it at the very moment she smiled.
(彼女がほほえんだまさにその瞬間に、それだと気づきました。)
※ 7-2 の「next/last など 時間語」とは別テーマ(こちらは限定の強さ)。
アリです。集合の中でその複数をピンポイントで指すときに使えます。
Those are the very reasons we changed the plan.
(それらが計画を変えたまさにその理由です。)
OK です。the very + 最上級 は「まさに最高」という強い強調になります(広告・スピーチでよく見る)。
This is the very best choice for beginners.
(これは初心者にとってまさに最良の選択です。)
※ 7-1 の「最上級+前置詞句」とは別で、ここは強調の仕方の話です。
The very idea! は「とんでもない!」の強い拒否。the very thought of ... は「…を考えただけで」の意。
The very idea!
(そんな考え、論外だ!)
The very thought of flying scares me.
(飛行機に乗ることを考えただけで怖い。)
very 単独は動詞を直接修飾できません。動詞を強めるなら very much を使います。
I like it very much.
(私はそれがとても好きです。)
✖ I very like it. → ◎ I like it very much.
はい。程度の very は形容詞の前に置きます(a very good idea)。
That’s a very good idea.
(それはとても良い考えです。)
✖ a good very idea(語順誤り)
会話でも使えますが、the very は語感がやや強調的/文語的。強く指し示したい時に有効です。日常は exact / exactly the などで言い換えることも。
That’s the very point I’m making.
(それが私が言っているまさにその要点です。)
the very を入れると境界をくっきりさせる強調になります(数字が厳密/最小最大値の線引きを強く意識)。
We need at the very least three samples.
(少なくとも3サンプルは必要です。)
※ at least よりやや硬く、数にシビアな響き。
7-4. one of the + 最上級 + 複数名詞
one of the + 最上級 + 複数名詞 は、直訳すると「最も〜なもの(人)のうちの一つ」。つまり、群れ(グループ)の中で
トップ級に入る一つを指します(だから名詞は複数形になります)。
例:one of the best restaurants in Tokyo(東京で最も良いレストランのうちの一つ)
📚用語ミニ辞典(やさしく正確に)
the biggest / the most popular など。
※ one of と組むと「いちばんグループの一員」。
restaurants / players / books のように複数形で群れを表す名詞。
one of の直後はthe + 最上級 + 複数が鉄則。
among 人・ものの集団(among students)
of 名詞句でカテゴリー指定(of all time)
例(フレーズ):one of the most famous artists in Japan /
one of my best friends(※ 所有格 my を用いる言い方も定番)
| 型(パターン) | 意味・使いどころ | フレーズ例(文ではない短い形) |
|---|---|---|
🏆 one of the + 形容詞est + 複数名詞 |
短い形容詞の最上級。群れの中のトップ級。 | one of the biggest companies/one of the oldest temples |
🌟 one of the most + 形容詞 + 複数名詞 |
長い形容詞(popular, important など)。 | one of the most popular apps/one of the most important lessons |
🗺️ 場所指定:... in + 場所 |
都市・国・世界などの範囲を指定。 | one of the best cafés in Tokyo/... in the world |
👥 集団指定:... among + 集団 |
人や同類の中で。 | one of the tallest players among juniors |
📚 カテゴリー指定:... of + 名詞句 |
時代・全体集合などを名詞句で。 | one of the greatest novels of all time |
| 🤝 所有格バージョン | 自分の集合の中でトップ級。 | one of my best friends/one of our biggest projects |
- 複数名詞を必ず使う:one of the best books(× book)
- 動詞は単数が原則:主語が
Oneだから。※ ただし関係詞whoが複数名詞を受けるときは複数動詞(例:one of the students who live ...) - in / among / of の使い分け:場所=in、集団=among、名詞句のカテゴリー=of(7-1 の前置詞とリンク)
- 語順に注意:one of the + 最上級 + 複数名詞(× the best one of restaurants)
💡 モチベの一言:
「one of the + 最上級 + 複数」は、評価や紹介の鉄板型。たった一つ型を覚えるだけで、世界レベルの表現力が手に入ります!
💬 例文で感覚をつかもう!(7-4:one of the + 最上級 + 複数名詞)
This is one of the best restaurants in Tokyo.
(ここは東京で最も良いレストランの一つです。)
🔍 one of the + 最上級 + 複数名詞 + in + 場所:範囲(東京)内のトップ級。
- restaurant:レストラン。
- best:good の最上級(いちばん良い)。
It’s one of the greatest movies of all time.
(それは史上最高の映画の一つです。)
🔍 of all time=「全時代を通じて」。評価語と好相性。
- greatest:偉大な/最高の(great の最上級)。
He is one of the tallest players among juniors.
(彼はジュニアの中で最も背が高い選手の一人です。)
🔍 among は「人・ものの集団の中で」。
- tallest:tall の最上級。
- junior(s):年少の部、ジュニア層。
One of my best friends lives in Osaka.
(私の親友の一人は大阪に住んでいます。)
🔍 文の主語は One(単数)→ 動詞は単数形 lives。
- best friends:親友たち(複数形!)。
She is one of the most talented students who live abroad.
(彼女は海外に住む最も才能ある学生たちの一人です。)
🔍 関係詞 who の先行詞は students(複数) → 動詞は複数 live。
- talented:才能のある。
- abroad:海外で/に。
Kyoto is one of the oldest cities in Japan.
(京都は日本で最も古い都市の一つです。)
🔍 都市名+in + 国名 は頻出の枠組み。
- oldest:old の最上級。
This book is one of the most useful guides for beginners.
(この本は初心者にとって最も役に立つガイドの一つです。)
🔍 most + 形容詞 型の最上級でも同じ。
- useful:役立つ。
- beginner:初心者。
The comet was one of the brightest objects in the night sky.
(その彗星は夜空で最も明るい天体の一つでした。)
🔍 分野語彙で練習すると運用域が広がる。
- comet:彗星。
- object(天文学):天体。
It is one of the most beautiful sunsets I have ever seen.
(それは私が今までに見た中で最も美しい夕焼けの一つです。)
🔍 one of the + 最上級 + 複数名詞 + S have ever 過去分詞 の鉄板型。
- sunset:夕焼け、日没。
You are one of the kindest people I know.
(あなたは私が知っている中で最も優しい人の一人です。)
🔍 褒め言葉の定番。people は複数名詞。
- kindest:kind の最上級。
Our project is one of the biggest initiatives in the company.
(私たちのプロジェクトは社内で最大規模の取り組みの一つです。)
🔍 ビジネス語「initiative」は「計画・取り組み」。
- initiative:構想・施策・取り組み。
This café is one of the most popular spots in the neighborhood.
(このカフェはこの地域で最も人気のスポットの一つです。)
🔍 spot は「場所・名所」。
- neighborhood:近所、地域。
This temple is one of the most visited places by tourists.
(この寺は観光客に最もよく訪れられる場所の一つです。)
🔍 most + 過去分詞 の最上級もよく使う(well-known / highly rated など)。
- visited:visit(訪れる)の過去分詞。
- tourist:観光客。
Is this one of the biggest festivals in Asia?
(これはアジアで最大級の祭りの一つですか?)
🔍 疑問文でも語順は同じ:Is this one of the ... ?
- festival:祭り、フェス。
This isn’t one of the best solutions, but it works.
(これは最良の解決策の一つではありませんが、機能します。)
🔍 評価の控えめ表現として便利(完全否定ではないニュアンス)。
- solution:解決策。
- work(動):うまくいく、機能する。
⚠️ 注意:× one of the best solution(単数は誤り)→ ✓ one of the best solutions
7-4 FAQ:one of the + 最上級 + 複数名詞 を極める
型
one of the + 最上級 + 複数名詞
主語の一致
One は単数 → 動詞は 単数
先行詞
関係詞 who/that が 複数名詞を受けると動詞は 複数
「トップ級の集団の中の一つ」を表すので、集団側の名詞は複数です。
This is one of the best restaurants in town.
(ここは町で最も良いレストランの一つです。)
× one of the best restaurant → ✓ one of the best restaurants
文の主語が One なら動詞は単数です。
One of my best friends lives nearby.
(私の親友の一人は近所に住んでいます。)
※ lives(単数)。複数にしないよう注意。
関係詞 who/that の先行詞は 複数名詞なので、複数動詞になります。
She is one of the best students who work part-time.
(彼女はアルバイトをしている最優秀の学生たちの一人です。)
× who works(先行詞に不一致)→ ✓ who work
どちらもOK。短い形容詞は -est、長い形容詞は most + 形容詞 が自然です。
one of the oldest temples / one of the most famous temples
(最も古い寺院の一つ/最も有名な寺院の一つ)
矛盾ではありません。the only + 複数 は「ごく少数しかない〜」の意。「そのうちの一つ」という意味です。
This was one of the only places open late.
(ここは夜遅くまで開いている数少ない場所の一つでした。)
正しいです。best-known / most-loved などの分詞形容詞ともよく組みます。
He is one of the best-known authors in the field.
(彼はその分野で最も知られた作家の一人です。)
- ✓
one of the + 最上級 + 複数名詞 - ×
the one of the best ... - ×
one of best the ...
It’s one of the best solutions.
(それは最良の解決策の一つです。)
「トップ級ではない」というやわらかい否定になります(完全否定を避けたいときに便利)。
This isn’t one of the best options, but it’s safe.
(これは最良の選択肢の一つではありませんが、安全です。)
Be 動詞/助動詞 + S + one of the ... ? の順でOK。
Is this one of the biggest festivals in Asia?
(これはアジアで最大級の祭りの一つですか?)
- in 地域・領域:
in Japan / in the world - among 集団:
among students - of 名詞句でカテゴリー:
of all time
Kyoto is one of the oldest cities in Japan.
(京都は日本で最も古い都市の一つです。)
※ 詳細は 7-1 で解説。本項では 7-4 の型に添えた最小限の整理です。
by far / easily は強調副詞。one of と併用は口語でよく見ますが、the very best か by far the best と言い切る方が明確な場合も。
This is by far one of the best solutions.
(これは断トツで最良の一つと言えます。)
フォーマルには one of the very best solutions もおすすめ。
正しい語順は one of my best ...。所有格は one of の後に置きます。
She is one of my best colleagues.
(彼女は私の最も信頼できる同僚の一人です。)
× my one of the best ...(語順誤り)
7-5. 省略・例外:補語での the 省略 / 強調語との相性
最上級や first / next / last / only は、ふつう the を伴って
the best book のように名詞を限定します。
ところが、文の補語(SVC の C)に来るときや、副詞的に使うときは、
the を省く自然な言い方があります(例:This one is best. / Go first.)。
また、by far / easily / much / almost / nearly のような
強調語(副詞)は、最上級と組んで意味の強さやニュアンスをコントロールします
(例:by far the best / almost the best)。
🧭ここで学ぶ「省略・相性」の地図
the を省くことがある- 名詞を伴わない最上級:This one is best.(= the best (one) に近い)
- 副詞的「best」:It works best under sunlight.(動詞を修飾)
- 順番副詞:Go first / next / last.(命令・手順で自然)
- 慣用:at first / at last / first of all / best of all
※ 名詞を修飾するときは基本的に the が必要(例:the first train)。
- 強く肯定by far / easily / far / much + the best
- ほぼalmost / nearly / practically + the best
- 限定強化the very + best / first / last(7-3 と連動)
- 集合内one of the + 最上級 + 複数名詞(7-4 と連動)
例:This is by far the most useful tip.(断トツで最も有用)
コア発想:名詞を直接限定するときは the を付ける、述語で評価したり 順番を副詞的に言うときは the を外すことがある。
| 型(パターン) | 意味・使いどころ | フレーズ例(文ではない短い形) |
|---|---|---|
🎯 S + be + best |
補語での評価。名詞を続けないときに the を省くことがある。 |
This one is best/Which is best? |
⚙️ V + best(副詞) |
「いちばんよく〜する」。動詞を修飾。 | works best/fits best/performs best |
| 🏁 順番副詞 | first / next / last を副詞的に。 |
Go first/last/Try next |
| 🔗 慣用 | 決まり文句では the を用いない。 |
at first/at last/first of all/best of all |
| 💪 強調副詞 + 最上級 | 度合いを上げる・境界を示す。 | by far the best/easily the most important/almost the best |
| 🧩 連動パターン | 7-3/7-4と組み合わせて限定を強化。 | the very best(7-3)/one of the very best(7-4) |
- 名詞を直接修飾するなら the 必須:
the first train/the best solution - 述語・副詞のときは the を省くことがある:
is best/go first/works best - 強調副詞は度合いのコントロール:
by far / easily / much / almost / nearly+the + 最上級 - 慣用は丸ごと覚える:
at first / at last / best of all / first of all(語順・冠詞ごと暗記)
💡 モチベの一言:
「the を付けるのは名詞を限定するとき」。それ以外(述語・副詞・慣用)は、省略が“最上級に自然”なことも多い。使いどころを地図で覚えれば、表現は一段と滑らかになります!
💬 例文で感覚をつかもう!(7-5:省略・例外/強調語との相性)
This one is best.
(この一つが一番いいです。)
🔍 「名詞なしの述語(補語)」では the を省くことがある:This is best.(= the best (one) に近い)
- one:ここでは「候補の一つ」の意味。
Which is best?
(どれが一番いいですか?)
🔍 補語の best は名詞を伴わないので the を付けないのが自然。
It works best in sunlight.
(それは日光の下で最もうまく作動します。)
🔍 best が動詞 works を修飾=「いちばんよく〜する」。
- sunlight:日光。
These shoes fit best with jeans.
(この靴はジーンズに一番合います。)
🔍 fit best=「最もしっくりくる」。with で組み合わせ相手を示す。
You should go first.
(あなたが最初に行くべきです。)
🔍 first が動詞を修飾(副詞)。名詞を修飾する「the first train」とは別。
Our team came last this season.
(私たちのチームは今季最下位でした。)
🔍 come last=成績が「一番最後」。形容詞ではなく副詞扱い。
At first, I thought he was joking.
(最初は、彼が冗談を言っているのだと思いました。)
🔍 at first=「最初は(のちに変化が来る含み)」。単なる順序の「first(副詞)」と使い分け。
We reached the cabin at last.
(私たちはついに山小屋に到着しました。)
🔍 at last=「待ち望んでいた末に」。finally に近い。
Best of all, it’s free.
(何より良いのは、無料だということです。)
🔍 文章全体を導く文頭句。ふつう the を付けない。
This is by far the best solution.
(これは断トツで最良の解決策です。)
🔍 by far + the + 最上級=差が大きい「圧倒的に」。
- solution:解決策。
It’s easily the most efficient method.
(それは間違いなく最も効率的な方法です。)
🔍 easily は口語でよく使う強調。「楽勝で」のニュアンス。
- efficient:効率的な。
- method:方法。
Her performance was much the best of the night.
(彼女の演技はその夜の中で群を抜いて最も良いものでした。)
🔍 much the best は書き言葉寄りの強調。口語なら by far the best が自然。
This option is almost the best for us.
(この選択肢は私たちにとってほぼ最高です。)
🔍 almost / nearly / practically は「ほとんど」の含みで強さを少し弱める。
He is nearly the best in the class.
(彼はクラスでほぼ一番です。)
🔍 範囲は in + 場所/集団 で示す。
We aim to deliver the very best service.
(私たちはまさに最高のサービスを提供することを目指しています。)
🔍 the very + 最上級=「まさに最高」。7-3(the very)との相性が良い強調形。
7-5 FAQ:省略・例外(補語での the 省略/副詞的 first・last・best/強調副詞)
型
S + be + best /
V + best /
Go first/last/next /
by far/easily/much + the + 最上級 /
almost/nearly + the + 最上級
注意
名詞を修飾する最上級 → the 必須 /
述語・副詞的用法 → the 省略あり
名詞を直接修飾しないで、述語(補語)や副詞として使うときは the を省くことがあります。
This one is best.
(この一つが一番良いです。)
名詞を修飾する場合は the が必要:the best solution
first / last / next が動詞を修飾する副詞だからです(順番を述べる)。名詞を限定するなら the を付けます。
You should go first.
(あなたが最初に行くべきです。)
名詞を限定:the first train(最初の電車)
best は副詞にもなり、「いちばんよく〜する」の意味になります。
It works best in sunlight.
(それは日光の下で最もうまく機能します。)
the + 最上級 の直前が基本です。
This is by far the most efficient method.
(これは断トツで最も効率的な方法です。)
口語では easily the best もよく使います。
「ほぼ最上級」=少し弱めの評価。断言を避けたいときに便利です。
This option is almost the best for us.
(この選択肢は私たちにとってほぼ最高です。)
much the best はやや書き言葉寄り、by far the best は口語で自然。意味はどちらも「群を抜いて最良」。
Her performance was much the best of the night.
(彼女の演技はその夜で群を抜いて一番でした。)
at first は「最初は(後で変化)」。first/firstly は「第一に(列挙)」。役割が違います。
At first, I didn’t understand.
(最初は理解できませんでした。)
First, let’s check the data.
(第一に、データを確認しましょう。)
標準的には He came first.(副詞)が自然です。名詞を伴うなら He took first place.
He came first.
(彼は一等でゴールした。)
※ He came the first. は通常不可。
ふつう the を省いて best yet / best so far と言います(今まででいちばんの意)。
This is my best so far.
(これは今のところ私の最高傑作です。)
はい。most + 形容詞 で「非常に/とても」の意(やや改まった言い方)。最上級(the most)とは別物です。
It was most helpful.
(それはたいへん役立ちました。)
= very helpful/≠ the most helpful
通常は無冠詞:next Monday / last April。名詞を一般に限定する the とは別ルール(時表現の慣用)。
Let’s meet next Monday.
(来週の月曜に会いましょう。)
at least / at most は定番。the very を入れると境界を強調(きっちり線引きの語感)。
We need at the very least three samples.
(最低でも3つのサンプルが必要です。)
8. 種類全体を表す the(総称)
the + 名詞が「その種類ぜんぶ」を代表して語ることがあります。
例)The guitar sounds warm.(ギターという楽器全体の話)
小学生にもひとこと:代表くん(the)が、グループの性質をみんなに代わって説明しているイメージだよ。
🔎 総称表現の三兄弟:the / 複数形(無冠詞) / a(an)
| かたち | 使いどころ | 例文(英 / 和) |
|---|---|---|
the + 単数 |
種類・発明・媒体・交通サービス・楽器などを代表として語る。 論説・説明でよく出る落ち着いた文体。 |
例:The lion is a big cat.和訳 ライオンは大型のネコ科動物だ(種類の話)。 |
| 複数(無冠詞) | 一般論・統計・習性などを広く述べる。日常会話でも自然。 |
例:Lions hunt at night.和訳 ライオンは夜に狩りをする。 |
a(an) + 単数 |
1つの実例で種類の性質を語る(「たとえば」)。初学にもやさしい。 |
例:A lion is strong.和訳 ライオンは力が強い(例として)。 |
the /
「みんなの傾向?」→ 複数形(無冠詞) /
「一例で説明?」→ a(an)
💬 まずは3文で全体感(音声つき)
The dolphin is intelligent.
イルカはかしこい動物だ(種類の代表として)。
When was the radio invented?
ラジオはいつ発明されたの?(発明の「しくみ」全体)
I go to school by bus, but I sometimes take the bus home.
学校へはバスで行くけど、帰りはそのバス(サービス)に乗ることもある。
by bus(手段)は無冠詞、take the bus(サービス)は the、
on TV は通常 the なし、on the radio は the あり。
🔥 モチベ・メモ: 「代表」「みんな」「一例」の3スイッチを意識できれば、ニュースや教科書の英文がサクサク読めます。
- 代表に話してもらう →
the + 単数 - みんなの傾向 → 複数(無冠詞)
- 一例で説明 →
a(an) + 単数
8-1. 種・学術的な総称(動物・職業・学問領域など)
the + 名詞(単数)が「その種類ぜんぶ」を代表して語る使い方です。
例としては The tiger(トラという種全体)や The scientist(科学者という職業全体)などが当てはまります。
難しく聞こえても大丈夫。イメージは「クラスの代表が、みんなの特徴を話す」感じです。
🔰 キー用語をやさしく整理
生き物の「なかま」。例:トラ・イルカ・スズメなど。同じ特徴をもつグループ。
英語の形:The tiger(トラという種全体)
仕事の種類。例:科学者・医師・教師・エンジニアなど。
英語の形:The scientist(科学者という職業全体)
学ぶ分野。例:物理学(physics)・生物学(biology)・歴史学(history)など。
英語の形:The historian(歴史家という職業全体)など
the + 名詞(単数) は
「代表を1人(1つ)だけ壇上に立てて、グループ全体の性質を語る」表現です。
🧭 「代表」か「みんな」か「一例」か ― まずはこの3分岐
| かたち | 意味・使いどころ(8-1 版) | フレーズ例(文ではなく名詞句) |
|---|---|---|
the + 名詞(単数) |
種・職業・学問の代表として語る(論説・説明で多い)。 「クラス代表」イメージで全体の特徴を話す入口。 |
The tiger(種)/The scientist(職業)/The engineer
|
| 複数形(無冠詞) |
「そのグループの人たち/生き物たち」を広く一般に表す。 会話や説明の自然な言い方。 |
Tigers/Scientists/Engineers
|
a(an) + 名詞(単数) |
一例として特徴を語る。「例えば〜」のイメージで入門しやすい。 |
A tiger/A scientist/An engineer
|
the + 単数/みんなの傾向→複数(無冠詞)/一例→a(an) + 単数
physics や biology は「分野名」で不可算が基本。
一般には the を付けません(特定の「その○○の物理学」など限定するときは the 可)。
🧩 よくある勘違いを先回りで回避
-
the + 複数は別物: それは「特定の人たち」を指すことが多く(例:その学生たち)、本セクションの「代表の the」とは目的が違います。 ※the + 形容詞(例:the rich)は Sec.9 で扱います。 -
人の職業名は3通りに変形可能:
The teacher(代表)/Teachers(一般)/A teacher(一例)。 文脈に応じて「代表・みんな・一例」を切り替えるだけでOK。 -
分野名(不可算)と職業名(可算)を切り分け:
biology(分野)とbiologist(生物学者)では冠詞の振る舞いが異なります。
🔥 モチベのひと押し: 「代表(the)/みんな(複数)/一例(a)」の3スイッチだけで、論説文の主語がスラスラ読めます。
小さなチェックでも毎回の成功体験が積み上がると、理解が長期記憶に移ります(学習心理のコツ)。
💬 例文で「代表の the」をつかもう!(音声つき)
The tiger is a solitary hunter.
トラは単独で狩りをする動物だ。(トラという種全体について)
the + 単数名詞(代表)+一般的事実。対比:Tigers are solitary hunters.(複数=一般)/
A tiger is a solitary hunter.(一例で説明)。
The dolphin is intelligent and social.
イルカは賢く、そして群れで生活する性質がある。
The bee is essential to pollination.
ミツバチは受粉にとって欠かせない存在だ。
Bees are essential to pollination.(一般)/A bee is essential to pollination.(一例)。
The cat purrs when relaxed.
ネコはリラックスしているときにゴロゴロと喉を鳴らす。
when + 過去分詞(短い形=「〜のとき」)。「代表の the」で“ネコという種”の習性を説明。
The child learns through play.
こどもは遊びを通して学ぶ。
The child は “子どもというカテゴリー全体” を代表。教育・心理の一般論でよく見る。
The scientist tests ideas with evidence.
科学者は証拠を使って仮説(アイデア)を検証する。
The scientist/Scientists/A scientist。
The engineer designs solutions to real problems.
エンジニアは、実際の問題に対して解決策を設計する。
An engineer(一人のエンジニア)とも言えるが、ここでは「代表」を立てた一般論。
The teacher guides students with patience.
教師は忍耐をもって生徒を導く。
The teacher=「教師という職業全体」を代表。具体の一人ではない点に注意。
The historian studies the past to understand the present.
歴史家は現在を理解するために過去を研究する。
history)は不可算が基本。the history は「その歴史(特定)」のように限定された時。
The mathematician looks for patterns.
数学者はパターン(規則性)を探す。
The mathematician/Mathematicians/A mathematician。
The nurse cares for patients with compassion.
看護師は思いやりをもって患者をケアする。
patientsで「患者たち(一般)」。
The chef balances flavor and timing.
料理人は味のバランスとタイミングを両立させる。
The poet writes about love in simple words.
詩人は、やさしい言葉で愛を書き表す。
The poet(職業の代表)を主語にすると一般論として自然に語れる。
The astronaut explores space with careful training.
宇宙飛行士は、入念な訓練によって宇宙を探査する。
🔥 コツ: それぞれの文を the + 単数(代表) / 複数(一般) / a(an) + 単数(一例) の3パターンに言い換える練習をすると理解が一気に定着します。
「今日の1文」を音読→言い換え→もう一度音読。1%の積み上げが、驚くほど効きます。
8-1 FAQ:代表の the(種・職業・学問を「ひとり代表」で表す)
このFAQは the + 名詞(単数) を「グループ全体の代表」として使うときの疑問にしぼっています。
対象 動物の種・職業・学問領域
ここでは扱わない メディア/交通/楽器(8-2/8-3/8-4)・the + 形容詞の人々(Sec.9)
コアイメージは 代表・みんな・一例 の3分岐です。
the + 単数… 代表が語る(論説・説明で落ち着いた文体)- 複数(無冠詞) … みんなの傾向を言う(会話で自然)
a(an) + 単数… たとえば1例で説明
The tiger is a big cat.
トラは大型のネコ科動物だ(代表が話す)。
the + 単数/会話・一般=複数/入門=a(an) を目安に。
はい。主語は単数なので、動詞も単数形に一致させます。
The scientist tests ideas.
科学者はアイデアを検証する。
*The scientist test ideas.(三単現の s が必要)
現代英語では、単数 they を広く使用します(性別に依存しない言い方)。
The student should bring their ID.
学生は本人確認書類を持参すべきだ。
he or she を使う場合もありますが、実務では they が自然です。
学問名はふつう 不可算で the は付けません。
ただし「その〜の生物学」のように限定すると the 可。
一般
Biology is fascinating.
生物学はおもしろい。
限定
The biology of insects is diverse.
昆虫の生物学は多様だ。
a biologist / the biologist(本セクションの主役)。
The child は代表で語る堅めの文体、 Children は一般的で自然な言い方。 内容は同じでも、文体の温度感が変わります。
The child needs sleep to grow.
子どもは成長するために睡眠が必要だ(代表)。
The child、普段の説明 → Children が無難。
OKです。平均的な人という
代表像を立てる言い方。より中立に言うなら People on average も可。
The average person needs exercise.
平均的な人は運動を必要としている。
The average person は「仮の代表像」。People on average は統計寄りで柔らかい。
どれも文体の選択です。The user=代表で客観的、 Users=一般的、 You=読者に直接話しかける親しみ。
The user can reset their password.
ユーザーはパスワードをリセットできる。
Users can reset their passwords.
ユーザーはパスワードをリセットできる。
You can reset your password.
(あなたは)パスワードをリセットできます。
You を好むプロダクトも多いです。
古典的にはOKですが、今は性別に偏るとして避けられます。
中立に Humans / Human beings / People を使いましょう。
Humans are mortal.
人間は死すべき存在だ。
Humankind is mortal.(集合的に述べる言い方)
はい。代表に 条件を足して「そのタイプ全体」を語れます。
The student who studies daily improves steadily.
毎日勉強する学生は、着実に伸びる。
improves のように動詞は単数。型:The + 名詞 + (who/that …)
自然です。代表の the は
教科書や説明文でよく使われ、少しフォーマルな響きになります。会話なら複数 Owls … が一般的。
The owl hunts at night.
フクロウは夜に狩りをする。
The owl …(論説寄り) ⇄ Owls …(日常寄り)。
🎯 まとめ:
まずは the + 単数=代表 を体に入れる。
つぎに 複数(一般) と
a(an) + 単数(一例)へ言い換え練習。
小さな音読+言い換えの反復が、理解を長期記憶に運びます。今日の1問、いきましょう。
8-2. 発明・装置・システムの総称
the + 名詞(単数) を使うと、「装置・発明・社会のしくみ全体」を
ひとつの代表で語れます。
例:the telephone(電話という発明そのもの)/
the radio(ラジオという仕組み・媒体)/
the internet(インターネットというネットワーク)
小学生向けひとこと:the は「代表くん」。機械そのもの1台ではなく、しくみ全部を説明するときに出てきます。
🔰 まずは用語をやさしく整理
人が新しく作ったしくみ。例:電話・蒸気機関・印刷機。
英語の形:the telephone, the steam engine
特定の目的に使う機械。例:テレビ受像機・無線機など。
注意:the television は装置そのものを言うことも。
社会のしくみ・サービス全体。例:郵便・放送・電話網。
英語の形:the postal service, the press
情報を伝える「場」。例:ラジオ放送・テレビ放送・新聞。
言い方:on the radio/on TV など
the + 名詞(単数)=装置・発明・システムの「代表」を1つだけ壇上に出して、しくみ全体の性質を語る。
🧭 「媒体」か「装置」か「しくみ」か ― よくある表現の見わけ方
| 場面 | 言い方(フレーズ:名詞句・前置詞句) | 意味のポイント | 近いけど違う表現 |
|---|---|---|---|
| 発明そのもの | the telephone, the printing press |
発明の「概念」・歴史・しくみ全体を指す | a telephone(1台の電話機:個体) |
| 媒体(放送) | on the radio |
「ラジオ放送で」=媒体としてのラジオ | on a radio(ある1台のラジオ機で:個体) |
| 媒体(テレビ) | on TV / on television |
ふつう the なし(媒体扱い) | on the television(そのテレビ機で:装置) |
| ネットワーク | on the internet / on the web |
しくみ全体(ネット/ウェブ)にアクセスして | on internet(通常×), on my computer(装置) |
| 新聞という媒体 | in the newspaper, in the press |
新聞紙面・報道機関(媒体/機関全体) | a newspaper(1部の新聞:個体) |
| 郵便システム | by mail(手段), through the mail(経路) |
the mail はシステム全体、by mail は手段表現 |
by the mail(一般手段では通常×) |
| 電話連絡 | on the phone(通話中), by phone(手段) |
媒体=通話状態/手段=連絡の方法 | by the phone(電話のそばで:位置) |
on TV(媒体) と
on the television(その装置) は意味が違います。同様に
the telephone(発明) と
a telephone(1台) を使い分けましょう。
🧩 このセクションの守備範囲とお隣さん(8-3 / 8-4)
-
ここ(8-2):
発明・装置・システム・媒体を「代表の the」で語る。
例:
the telephone(発明)/on the radio(媒体)/on the internet(ネット全体) -
次(8-3):
交通手段の一般表現
(
by bus:手段/take the bus:サービス)。※ 詳細は 8-3 -
8-4:
楽器は
play the + 楽器が基本。※ 詳細は 8-4
🔥 モチベのひと押し:
「装置1台」ではなくしくみ全体を語るときに
the + 名詞(単数)を使う――この1点が腹落ちすると、
歴史・科学・ニュース記事の読みやすさがグッと上がります。
まずはテーブルのフレーズを音読→日本語で意味確認→もう一度音読。1分の小さな反復が効きます。
💬 例文で「発明・装置・システムの the」をつかもう!(音声つき)
The telephone transformed communication.
電話という発明は、コミュニケーションを一変させた。
a telephone / the telephone on my desk のように個体を特定。
The printing press made books affordable.
印刷機という発明が、本を手に入れやすくした。
The steam engine powered new industries.
蒸気機関という発明が、新しい産業を動かした。
the を使用。
We heard the story on the radio.
その話をラジオで聞いた。
on the radio。
I saw the announcement on TV.
その告知をテレビで見た。
We can compare prices on the internet.
私たちはインターネットで価格を比較できる。
the を忘れない。
On the web, information spreads quickly.
ウェブ上では、情報はすぐ広がる。
The postal service connects distant towns.
郵便システムは、遠く離れた町々をつなぐ。
She is on the phone now, so please contact me by phone later.
彼女はいま通話中なので、あとで電話という手段で連絡してください。
The press plays a vital role in democracy.
報道機関は、民主主義において重要な役割を果たす。
the press は集合的な機関。紙の新聞1部は a newspaper。
Please send the documents through the mail.
書類は郵便で送ってください。
The image looks sharper on the television.
その映像はテレビ受像機では、よりくっきり見える。
the television。
The cloud reduces the need for local storage.
クラウドは、ローカル保存の必要性を減らす。
the を使う。
The radio brought love songs into every home.
ラジオは、ラブソングをどの家庭にも届けた。
I found a detailed map in the newspaper.
新聞で詳しい地図を見つけた。
a newspaper。「媒体としての新聞」なら the が基本。
🎯 コツ: the + 発明/装置/システム=概念・しくみ全体。 on the radio / on TV / on the internet などの 固定表現は、意味(媒体/装置/手段)を意識して丸ごとセットで覚えるのが近道です。
8-2 FAQ:発明・装置・システムを「代表の the」で語る
このFAQは the + 名詞(単数) を使って 発明・装置・システム・媒体を「しくみ全体」として表すときの疑問だけにフォーカスします。 ここで扱う the telephone / on the radio / on TV / on the internet / in the newspaper / the press など
慣用として on TV / on television は the なしが基本。 一方で on the radio は the ありが定番です(媒体=放送としてのラジオ)。
I saw the report on TV.
その報道をテレビで見た。
We heard the interview on the radio.
そのインタビューをラジオで聞いた。
- on the internet=ネット全体上で
- on the web=ウェブ上で(ブラウザで見る世界)
- online=副詞/形容詞「オンラインで/の」
You can find tutorials on the internet.
解説記事はインターネットで見つけられる。
Many courses are available online.
多くの講座がオンラインで受講できる。
- by phone=手段(電話という方法で)
- on the phone=通話中(状態)
- over the phone=(通話越しに)やり取りして
Please contact me by phone.
電話という手段で連絡してください。
We finished the deal over the phone.
その取引は電話越しに完了した。
- in the newspaper=新聞という媒体(紙面上)
- in a newspaper=(どれか)ある新聞に
- in the press=報道機関全体(集合)
- in the papers=(主に英)新聞各紙で
I read the story in the newspaper.
その記事を新聞で読んだ。
news は基本不可算(数えない)なので a news は×。 代わりに a piece of news を使います。
- on the news=ニュース番組で(放送)
- in the news=話題になって(報道されて)
It was on the news last night.
それは昨夜のニュース番組で取り上げられた。
That company is in the news again.
その会社がまたニュースになっている。
装置(受像機)なら the television、媒体なら on TV を使います。
The television in the living room is broken.
リビングのテレビ(装置)が壊れている。
I saw the documentary on TV.
そのドキュメンタリーをテレビ放送で見た。
ふつう the なしで on YouTube / on Netflix / on Spotify などを使います。 アプリという 容器 を強調するなら in the app。
I watched the clip on YouTube.
その短い動画をYouTubeで見た。
- by mail=手段(郵便で)
- through the mail=経路(郵便経由で)
- in the mail=郵便物の中で/郵送中に
Please send it by mail.
郵便で送ってください。
The check got lost in the mail.
その小切手は郵送中に紛失した。
もともと medium の複数形が media。 ただし現代英語では集合名詞として the media is も広く使われます。 公式文書や学術では the media are も見られます。
The media is changing fast.
メディアは急速に変化している。
The media are reporting the story.
報道各社がその件を報じている。
- by email=手段(メールで)
- in the email=(特定の)そのメールの中で
- an email=1通のメール(可算)
Please send the file by email.
そのファイルはメールで送ってください。
I found the details in the email you sent.
詳細は、あなたが送ったそのメールの中にありました。
歴史・科学の話なら the telephone=発明そのもの。 日常で「電話機1台」なら a telephone / a phone。
The telephone changed daily life.
電話(という発明)は日常生活を変えた。
There is a telephone on the desk.
机の上に電話機が1台ある。
🎯 まとめ:
いつも 媒体(broadcast)か
装置(device)か
システム(system)かを意識。
the + 名詞(単数) は「しくみ全体の代表」、
固定表現(on TV / on the radio / on the internet / in the newspaper など)は丸ごとセットで覚えるのが近道です。
8-3. 交通手段:手段なのか“そのバス”なのか
交通の英語は、手段(by)と
具体の乗り物/サービス(the+名詞)と
中にいる状態(on / in)の
三つを切り分けるだけでスッキリ整理できます。
小学生向けひとこと:by=方法、the+名詞=(その)サービス、
on/in=今どこにいるか。これだけ覚えればOK!
🔰 キー用語(まずはここから)
by + 交通手段(無冠詞)
例:by bus / by train / by car / by bicycle / by air
「どうやって行く?」に答える形。the は付けないのが基本。
the + 名詞(公共交通)
例:take the bus / catch the train / take the subway
「(その)バスというサービスを利用する」感覚。習慣・路線の話にもよく使う。
on / in + 乗り物
例:on the bus/train/plane/ship(中にいる)/in a car/taxi(車内)
大きく歩ける公共交通は on、小さな個室(車・タクシー)は in が基本。
🧭 一覧:手段? サービス? それとも「今、乗っている」?
| 場面 | 自然な言い方(名詞句・前置詞句) | 意味のポイント | 近いけど違う/注意 |
|---|---|---|---|
| 移動手段 | by bus / by train / by subway |
方法を答える。冠詞なし。 | by the bus は通常×(特定のバスを方法とは言わない)。 |
| サービス利用 | take the bus / take the subway |
路線・サービスを使う感覚。習慣にも。 | take bus は×。the を忘れない。 |
| 車・タクシー | by car / by taxi(手段)/in a car / in a taxi(中にいる) |
by=方法、in=状態。 |
on the car は「車の上に」乗っかるイメージで×。 |
| バス・電車の中 | on the bus / on a bus/on the train |
大きく歩ける乗り物=on。 |
in the bus は通常不自然(密室イメージになる)。 |
| 飛行機・船 | by plane / by air(手段)/on the plane / on board(機内) |
方法と状態で言い分け。 | in the plane は普通言わない(模型の中など特殊例を除く)。 |
| 自転車 | by bicycle / by bike(手段)/on a bike(サドルにまたがって) |
どちらも場面で使い分け。 | by the bicycle は×。ride a bike もセットで覚える。 |
| 徒歩 | on foot(固定表現) |
唯一の例外的な「on」。 | by foot は×(よくある誤り)。 |
by / サービス利用=take/catch + the 名詞 /
乗車中=公共交通は on、車・タクシーは in。
get on / get in、降りる=get off / get out of(公共交通=on/off、車=in/out of)。
🧩 よくある勘違いを先回りで回避
-
by the bus は原則NG:
「方法」を言うときに「そのバス」を特定しない。方法なので
by bus。 - take the bus と be on the bus: 前者は「バスを使う(選ぶ)」、後者は「今、バスの中にいる」。
- on TV / on the radio と似ている: 媒体と装置の違い(8-2)と同じ発想で、手段とサービス/状態を切り分ける。
🔥 モチベのひと押し: by / the+名詞 / on・in の三択に落とすだけで、作文もリスニングも一気に楽になります。
まずは今日の移動を英語でつぶやこう:by(方法)→ take/catch(サービス)→ on/in(今の状態)の順で口に出すと定着が加速します。
💬 例文で「交通手段の the/by/on・in」をつかもう!(音声つき)
I go to school by bus.
私はバスで学校へ行きます。(方法を述べている)
I take the bus to school.
私は学校へ行くのにバスというサービスを利用します。
take bus は×。
I’m on the bus now.
私は今、バスの中にいます。(移動中の状態)
We were in a car when it started to rain.
雨が降り出したとき、私たちは車の中にいました。
in a/the car。
We went to the museum by car.
私たちは車で博物館へ行きました。
by car/taxi/bike/train は「方法」。by the car は×。
I go to the station on foot.
私は歩いて駅へ行きます。
She commutes by bicycle.
彼女は自転車で通勤しています。(方法)
We traveled by air.
私たちは飛行機で移動しました。(航空手段)
We got on the train at Tokyo Station.
私たちは東京駅で電車に乗りました。
He got out of the taxi quickly.
彼はすぐにタクシーを降りました。
I missed the last bus.
私は最終バスに乗りそびれました。
the は“その便・サービス”を特定。
I take the subway to work.
私は通勤に地下鉄を使います。(米:subway / 英:underground / ロンドン:the Tube)
take the underground。
I drive to work, but my son rides the bus.
私は車を運転して通勤しますが、息子はバスに乗って通学します。
Let’s meet at the bus stop.
バス停で会いましょう。
I took the 7:30 bus to the city.
私は7時30分発のバスで街へ行きました。
the No.5 bus / the bus to Kyoto)。
We met on the train and fell in love.
私たちは電車の中で出会い、恋に落ちました。
🎯 コツ: まずは by(方法) / the+名詞(サービス) / on・in(状態) の三択で考える。 その後に get on/off, get in/out of, catch/miss などの動詞を足していくと運用力がグッと伸びます。
8-3 FAQ:交通手段は「方法」「サービス」「今どこにいるか」で考える
超基本 by+手段(方法)/ take/catch+the 名詞(サービス)/ on・in(乗車中の状態) ここでは扱わない メディア・装置(8-2)/楽器(8-4)
by+手段は「方法」を言うので冠詞なしが原則:by bus / by train / by car。
by the bus は特定のバス1台を「方法」と言ってしまい不自然。
I go to work by bus.
私はバスで通勤します。
- take the bus=「バスというサービスを使う」一般的・習慣的
- take a bus=(どれでも)一本バスに乗る=一回の行為をサラッと言う感じ
I take the bus to school.
私は学校へ行くのにバスを使います(習慣)。
Let’s take a bus to the museum.
博物館までバスの一本に乗ろう(その場の提案)。
どちらも「バスの中」。the は文脈で特定のバス(いつもの/今話しているバス)、 a は特に特定しない「どれかのバス」。
I left my umbrella on the bus.
私はそのバスに傘を置き忘れた。(今話題の便)
公共交通(歩ける空間)は原則 on。in the train は模型の中など特殊な状況でのみ。
I’m on the train. I’ll be there at 7.
今電車の中です。7時に着きます。
車・タクシー=小さな個室 → in a taxi / in the car が自然。 on a taxi は「屋根の上に」乗る感じで×。
She was in a taxi when I called.
私が電話したとき、彼女はタクシーの中でした。
固定表現で on foot。 by walk / by foot は誤り。動詞なら walk を使う。
I go there on foot.
私はそこへ歩いて行きます。
- 公共交通(バス・電車・飛行機)=get on / get off、フォーマルに board / alight
- 車・タクシー=get in / get out of
We got on the bus at 8:00.
私たちは8時にバスに乗りました。
He got out of the taxi quickly.
彼はすぐにタクシーを降りました。
- catch=間に合ってつかまえる(時刻・チャンス重視)
- take=手段・サービスを選ぶ(中立)
- get on=実際に「乗る」動作
I caught the 7:30 train and got on just in time.
私は7時30分の電車にギリギリで乗り込みました。
- 鉄道:transfer / change trains(どちらもOK)
- 航空:make a connection(乗り継ぐ)/connecting flight(乗継便)
Change trains at Shinjuku for the express.
急行に乗るには新宿で乗り換えてください。
地域差あり:米subway/英underground/欧州多くはmetro/ロンドンの愛称the Tube。 方法は by subway/metro(冠詞なし)、サービスは take the underground のように the。
I went by subway and then took the Tube.
私は地下鉄で行って、そのあと(ロンドンの)地下鉄に乗りました。
- the last train=終電
- the first train=始発
- the final train=案内表示等での「最終便」(lastと同義だがフォーマル寄り)
I missed the last train.
私は終電を逃しました。
どちらも「乗っている」。会話では on board が自然、掲示やアナウンスは aboard もよく使われます。
All passengers are now on board.
すべての乗客は搭乗済みです。
Welcome aboard.
ご搭乗ありがとうございます。(いらっしゃいませ)
- by bike=方法(どうやって?)
- on a bike=状態(またがっている)
- ride a bike=動作(自転車に乗る)
He goes to school by bike, and I ride a bike on weekends.
彼は自転車で通学し、私は週末に自転車に乗ります。
🎯 まとめ: まずは by=方法/ the+名詞=サービス/ on・in=今どこにいるか の三分法。 迷ったらこの表に戻り、例文を音読→日本語→もう一度音読の順で反復しよう。
8-4. 楽器の総称:play the + 楽器 が基本
the + 楽器名(単数) は、特定の一台ではなく
「その楽器という分野・技能」を表します。
例:play the piano(ピアノが弾ける/弾く)/learn the guitar(ギターを学ぶ)/
practice the violin(バイオリンの練習をする)
小学生向けひとこと:the は「楽器の世界そのもの」を指す“代表マーク”。そのピアノ1台という意味ではありません。
🔰 まずはここから(用語と感覚)
「ピアノが弾ける」のように、技能・分野を言うときに the を付ける。
play the piano / the drums / the violin
楽器そのもの(所有)は a / my / this を使う。
I bought a guitar.(ギターを買った=物)
the drums(ドラムセット)/the bagpipes(バグパイプ)などは複数形が普通。
→ play the drums / the bagpipes
口語では play piano / play guitar と 無冠詞で言う地域差もあり(特に米口語)。
学習では the ありを基本に。
🧭 ひと目でわかる言い分け(フレーズ集)
| 言いたいこと | 自然な言い方 | 意味のポイント | よくある誤り/注意 |
|---|---|---|---|
| 技能がある | play the piano / play the guitar |
分野・技能としての楽器 | play a piano は「(どれか)1台のピアノを弾く」ニュアンスに限定されがち |
| 所有・購入 | buy a guitar / have a piano |
物としての楽器 | buy the guitar は「そのギター(特定の一台)」 |
| 練習 | practice the violin(丁寧)/practice violin(口語) |
どちらもOK。学習では the ありがベター | ※ practice a violin は通常言わない |
| 演奏担当 | on the piano / on piano(クレジット) |
「担当して」演奏する(配役) | at the piano は「ピアノの所(位置)」、on the piano は担当。使い分け注意 |
| 打楽器セット | play the drums |
セット全体=複数形 | play the drum は単体の太鼓 |
| 管楽器の前置詞 | play the saxophone /(口語)play sax |
正式には the + 名 |
play a sax は「一本のサックス」強調で限定的 |
| 教室・習い事 | take piano lessons / take violin lessons |
レッスン名は無冠詞が普通 | take the piano lessons は「そのレッスン(特定)」 |
🧩 このセクションの守備範囲とお隣さん(8-1 / 8-2 / 8-3)
- ここ(8-4):楽器を 分野・技能として語るときの
the。 - 8-1:種・学術的総称(動物・職業など)での
the(全体代表)。 - 8-2:発明・装置・媒体(
the telephone / on the radioなど)。 - 8-3:交通手段の
by(方法)/the + 名詞(サービス)/on/in(状態)。
🔥 モチベのひと押し: 「the + 楽器=技能」を体に入れると、プロフィール紹介や面接、海外での雑談が一気にラクになります。
今日の一言を決めよう:I play the ____. と口に出し、自分の楽器名を入れ替えて3回音読!
💬 例文で「the+楽器=技能・分野」を体に入れよう!(音声つき)
I play the piano.
私はピアノが弾けます/ピアノを弾きます。(技能)
She can play the violin very well.
彼女はバイオリンがとても上手です。
He practices the guitar every day.
彼は毎日ギターの練習をします。
Tom is on the piano and Lisa is on the drums tonight.
今夜はトムがピアノ担当、リサがドラム担当です。
He plays the drums in a rock band.
彼はロックバンドでドラムを担当しています。
She plays the bagpipes at festivals.
彼女は祭りでバグパイプを演奏します。
play the bagpipes。
I bought a guitar, but I still can’t play the guitar well.
私はギターを1本買いましたが、まだギター(という分野)は上手に弾けません。
Do you play the flute or the clarinet?
あなたはフルートとクラリネットのどちらを演奏しますか?
My daughter is learning the cello.
私の娘はチェロを習っています。
She took piano lessons for three years and now she plays the piano in the school band.
彼女は3年間ピアノのレッスンを受け、今は学校のバンドでピアノを弾いています。
The pianist is at the piano, ready to begin.
ピアノの所にピアニストがいて、演奏を始める準備ができています。
He played the guitar and sang a love song for her.
彼はギターを弾き、ラブソングを彼女に歌いました。
He can’t play the trumpet, but he can play the saxophone.
彼はトランペットはできませんが、サックスはできます。
She plays the electric guitar, not the classical guitar.
彼女はエレキギターであって、クラシックギターではありません。
Please play the music we chose.
私たちが選んだその音楽を流してください/演奏してください。
🎯 コツ: 物(a / my + 楽器)と 技能(the + 楽器)をまず切り分け。 役割は on the 楽器、位置は at the 楽器。 迷ったら「分野の話か? 物体の話か?」の質問に戻ればOK!
8-4 FAQ:なぜ「play the piano」? ― 楽器の the を完全攻略
基本の型
play the + 楽器(技能・分野)
区別
a / my + 楽器(物体・所有)/on/at the + 楽器(担当/位置)
小学生でも:the=「楽器という分野」と覚えよう。
the は「その楽器という分野・技能」を代表させるサインです。物体1台を指しているわけではありません。
I play the piano.
私はピアノ(という分野)を弾きます/弾けます。
会話の米口語では play piano / play guitar もよく聞きます。 ただし学習・試験・フォーマルでは play the piano が無難。
She plays the guitar.
彼女はギターを弾きます。(標準)
She plays guitar.
彼女はギターを弾きます。(米口語)
the ありを推奨。可能ですがまれで、物体1台を意識した言い方です(展示品・種類比較など)。 通常は技能の話なので play the piano / the violin が自然。
At the museum, I played a 19th-century violin.
博物館で19世紀の(一本の)バイオリンを弾きました。(個体)
ドラムセット全体を指すときは慣用的に複数:play the drums。 一つの太鼓なら play the drum。
He plays the drums in a jazz band.
彼はジャズバンドでドラム(セット)を担当しています。
The drummer hit the bass drum.
ドラマーはバスドラムを叩きました。(単体)
楽器名がもともと複数形のタイプ:the bagpipes が普通です。
She plays the bagpipes at festivals.
彼女は祭りでバグパイプを演奏します。
- on the piano=「ピアノ担当」(役割・クレジット)
- at the piano=位置(ピアノの所で)
- on piano=見出し・曲目表などでの省略形
Tom is on the piano tonight.
今夜はトムがピアノ担当です。
She waited at the piano, ready to play.
彼女はピアノの所で待機し、演奏の準備をしていた。
学習用途は learn/practice the + 楽器 が丁寧。口語では無冠詞もあり。
I’m learning the violin.
私はバイオリンを(分野として)学んでいます。
I’m learning piano.
私はピアノを習っています。(口語的)
原則は同じ。play the flute / the saxophone。 見出し・口語では play flute / play sax もあり。
Do you play the flute or the saxophone?
あなたはフルートとサックスのどちらを演奏しますか?
the を付けるのが教科書的。- play music=音楽を流す/演奏する(一般)
- play the music=その音楽(特定)
- play a song=1曲演奏
Please play the music we chose.
私たちが選んだその音楽を流してください。
a pianist / a guitarist は職業・肩書。 play the piano / the guitar は技能・行為を述べます。
She is a pianist.
彼女はピアニストです。(職業)
She plays the piano beautifully.
彼女は美しくピアノを演奏します。(技能)
first violin はパート名(第一ヴァイオリン)。the first violin は その首席奏者など特定の人を指す場合に用いられます。
He plays first violin in the orchestra.
彼はオーケストラで第一ヴァイオリンを担当しています。(パート)
はい、技能の話ならそのまま play the + 形容詞 + 楽器 を保ちます。
She plays the electric guitar, not the classical guitar.
彼女はエレキギターであって、クラシックギターではありません。
the を維持。
🎯 まとめ:
迷ったら「分野(技能)か、
物体(1台)か、
担当/位置か」を自問。
技能=play the + 楽器、物体=a / my + 楽器、担当/位置=on / at the + 楽器。
これだけで記事・面接・自己紹介の英語がグッと自然になります。
9. the + 形容詞(~の人々)
the + 形容詞 は、「その性質をもつ人々」というひとかたまり(集団)を指す言い方です。
たとえば the young は「若者たち」、the rich は「裕福な人々」。名詞のようにまとまって見えるので、動詞はふつう複数形(are / have)をとり、代名詞も they / them / their を使います。
個別の1人を言いたいときは a/an + 形容詞 + person(例:a young person)の形にします。
※「人々」全体をまとめて言う表現なので、the youngs のように -s を付けません。
▮ まずはコア(結論)
- ✅ かたち:
the + 形容詞=「~な人々」 - ✅ 数の扱い: 原則複数として扱う → 動詞は
are / have、代名詞はthey - ✅ 語尾:
-sはつけない(the young✔ /the youngs✖) - ✅ 1人だけ:
a/an + 形容詞 + person(例:a poor person) - ✅ 近い言い換え:
young peopleなどでも可(語感は少し素直・説明的)
🧠 用語ミニ辞典(小学生にも分かる言いかえ)
- 形容詞(けいようし)
- 人や物の性質・ようすを表すことば(例:young=若い、rich=お金持ちの)。
- 集合(しゅうごう)
- たくさんの人をひとまとめにした考え方。「若い人の集まり」全体を指すイメージ。
- 複数(ふくすう)
- 1人ではなく2人以上。英語では動詞の形(are / have など)が変わる。
💡 使いどころ/注意点
- 一般論や社会全体を語るときに便利(例:若者全体、貧しい人々全体)。
- 限定したいときは前置詞句で絞る(例:
the rich in Japan=日本の裕福層)。 - 場面によっては、よりていねいな言い換え(例:
elderly people/people with disabilities)を使うこともある。
the youngs(✖)/ The young is ...(✖)→ 正しくは the young are ...(✔)
🚀 モチベーション一言
人はまとまりで覚えると記憶しやすい(チャンク化)。the + 形容詞 を「人々のグループ」としてひとまとめで覚えると、are / they などの複数一致も自然についてきます。
📚よく使うセット一覧(表で一気に可視化)
ポイント:the + 形容詞 は「~な人々」全体をひとまとめにした言い方。ふつう複数扱い(are / have、they / them / their)。語尾に -s は付けません。
| 語(集合名詞化) | 意味 | 動詞一致 | 用法メモ |
|---|---|---|---|
👥 the young |
若者たち | are / have |
言い換え:young people(より説明的)。例:the young in Japan |
👴 the old / the elderly |
高齢者 | are / have |
配慮表現:older people もよく使われます。 |
💰 the rich |
裕福層 | are / have |
強意:the very rich。対比:the rich and the poor |
🍞 the poor |
貧困層 | are / have |
関連:the poor and the needy(困窮者) |
🩺 the sick |
病人たち | are / have |
場面:医療・福祉の文脈でよく登場。 |
⛑️ the injured |
負傷者 | are / have |
場面:事故・災害ニュースで頻出。 |
🏚️ the homeless |
ホームレスの人々 | are / have |
数量表現:many of the homeless(<many=複数対応) |
🧰 the unemployed |
失業者 | are / have |
限定:the unemployed in this city |
🌱 the living |
生者 | are / have |
対比:the living ↔ the dead |
🕯️ the dead |
死者 | are / have |
文体:報道・式辞で目にすることが多い。 |
⚖️ the accused |
被告 | are / have(※文脈により単複どちらも) |
法務文脈:単一の被告を指すときは単数扱いの記述もあり。 |
🌍 the Japanese / the French など |
〜人(国民全体) | are / have |
個人:a Japanese person /
言語:Japanese(無冠詞)。例:the French in Canada
|
-s を付けないことと、are / they の複数一致をセットで定着させましょう。
🧩動詞一致・代名詞リファレンス
| 主語の形 | 数の扱い | 動詞(例) | 代名詞(受け・所有) | メモ |
|---|---|---|---|---|
👥 the + 形容詞(例:the young) |
複数 | are / have |
them / their(主格は they) |
語尾:-sは付けない。例フレーズ:support for the young |
👤 a/an + 形容詞 + person(例:a young person) |
単数 | is / has |
him / her / them(singular theyも可) |
個別を言うとき:この形にする。 |
🌍 the Japanese / the French など(国民全体) |
複数 | are / have |
them / their(they) |
個人:a Japanese person。言語:Japanese(無冠詞)。 |
⚖️ the accused(法務文脈) |
単複どちらも | is / are(文脈判断) |
him/her/them |
意味上:単一の被告なら単数扱いの表記もある。 |
🔤 品詞の見分け(やさしく)
- 形容詞(young / rich など)+ the → 人々全体を表す名詞の働きに変身。
young peopleは名詞(people)中心の言い方。意味は近いが語感が少し素直。- NG:
the youngs(✖)・the rich is(✖)
🎯 数量・限定のコツ
- 数量語:
many of the unemployed(複数)/few of the rich(複数)。※muchは不可算用なのでここでは基本使わない - 限定:
the poor in rural areas(in 句で範囲をしぼる) - 強意:
the very rich・the most vulnerableなどもよく使う。
are / they が自動で選べるようになります。見るたびにグループの絵を思い浮かべましょう。
🔎「young people」との違い/“民族名”との接点
the + 形容詞 は「~な人々(集団)」をひとまとめにした言い方。young people は「若い人たち」という素直な名詞表現。どちらも意味は近いですが、語感・文体・文法が少しちがいます。
| 表現 | 何を指す? | 数の扱い | 語感(やさしい説明) | メモ |
|---|---|---|---|---|
👥 the young |
若者全体(集団) | 複数扱い(are / have) |
やや書き言葉・説明文でよく見る。集団をひとかたまりに捉える感じ | NG:the youngs(✖)/ OK:the young in Japan |
🗣️ young people |
若い人たち | 複数扱い(are / have) |
口語でも自然。より素直でニュートラル。 | 個数が意識しやすい(many young people など) |
👤 a young person |
若い「1人」 | 単数扱い(is / has) |
個人を指したいときに使う。 | 単数にしたいならこの形。 |
🌍 “民族名”との接点(the + 形容詞で国民全体を表す)
the + 形容詞 は、国民全体を表すときにも使われます(例:the Japanese、the French、the British、the Dutch など)。
基本は複数扱い(are / have)。個人を言うときは a Japanese person のように a/an + 形容詞 + person を使います。
| 集合(国民全体) | 個人 | 言語 | 注意・補足 |
|---|---|---|---|
🇯🇵 the Japanese |
a Japanese person |
Japanese(無冠詞) |
複数扱い/個人は person を付ける |
🇫🇷 the French |
a French person |
French(無冠詞) |
複数扱い/語尾 -ch 型 |
🇬🇧 the British |
a British person |
English(英語) |
複数扱い/語尾 -ish 型 |
🇳🇱 the Dutch |
a Dutch person |
Dutch(オランダ語) |
複数扱い/語尾 -ch 型 |
the Japanese のように「形容詞」で国民全体を表すタイプがある一方、Americans(名詞+-s)のように複数名詞で言う国籍も多いです(集合なら the Americans)。どちらも意味は“人々”ですが、
the + 形容詞 と 複数名詞 という形の違いに注意。
✨使える強調・結合表現
the + 形容詞 は、強調(very / most など)や、結合(A and B)、数量・限定(many of / in / among)と相性が良いです。
下のテンプレを“部品”として覚えると、文づくりが楽になります(チャンク化)。
🔥 強調(intensifiers)
the very + 形容詞(例:the very rich)the extremely / highly + 形容詞(例:the extremely poor)the most + 形容詞(例:the most vulnerable)the newly + 過去分詞(例:the newly married=新婚の人々)
🔗 結合(pairing / contrast)
the A and the B(例:the young and the old)the A and the B alike(例:the rich and the poor alike=AもBも同様に)the A as well as the B(例:the sick as well as the injured)the A versus the B(見出し語感/対比を強める)
🎯 数量・限定(quantifier / range)
many / most / some / few of the + 形容詞(例:many of the unemployed)in + 場所 / 分野(例:the poor in rural areas)among + 集団(例:among the young)the gap between A and B(例:the gap between the rich and the poor)
the + 形容詞 は原則複数扱いです。are / have・they / them / their を使う意識をキープ。語尾の -s は付けません(the young ✔ / the youngs ✖)。
💬 例文で感覚をつかもう!(the + 形容詞=「~な人々」)
The young are shaping the future.
若者たちが未来を形作っている。
🔍 the + 形容詞 は「~な人々」。areの複数一致に注目。
構造:The young (S, 複数) + are (V) + shaping the future (述部)
語注:shape=「形づくる」・「影響を与える」。future=未来。
The rich aren’t always happy.
裕福な人々がいつも幸せとは限らない。
🔍 aren’t は are not。always=「いつも」。
コアイメージ:「裕福=幸せ」とは限らないという一般論。
NG:the rich is...(単数)→ 正しくは the rich are...
Are the elderly getting enough support?
高齢者は十分な支援を受けていますか。
🔍 Are + 主語で疑問文。elderly=「高齢の」。
語注:support=支援、enough=十分な。
配慮表現:older people もよく使われます。
The homeless in this city need safe shelters.
この市のホームレスの人々には安全な避難所が必要だ。
🔍 in + 場所で範囲をしぼる。needは「必要とする」。
語注:shelter=避難所・シェルター(複数は shelters)。
表現:support for the homeless=ホームレス支援。
Many of the unemployed are retraining online.
多くの失業者がオンラインで再訓練を受けている。
🔍 many of the + 形容詞=「~の多く」。areで複数一致。
語注:retrain=再教育する・再訓練する。online=オンラインで。
似た表現:most of / some of / few of the ...
The injured were taken to the hospital.
負傷者は病院へ搬送された。
🔍 were taken=過去受動。主語が「人々(複数)」なので were。
語注:injured=負傷した、take A to B=AをBへ連れていく。
英米差:英では to hospital と冠詞を省くことも。
The living remember the dead on this day.
この日に生者は死者をしのぶ。
🔍 the living ↔ the dead の対比。
語注:remember=記憶する・追悼する、on this day=この日に。
文体:少し儀式・式辞風の硬めの言い方。
The Japanese are known for punctuality.
日本人は時間を守ることで知られている。
🔍 are known for=「〜で知られている」。punctuality=時間厳守。
ポイント:the Japanese は「国民全体」で複数扱い。
個人:a Japanese person。言語:Japanese(無冠詞)。
The French value culinary traditions.
フランスの人々は食の伝統を大切にする。
🔍 value=「価値を置く」。culinary traditions=食の伝統。
語感:一般論・文化紹介のトーン。
個人:a French person。言語:French(無冠詞)。
The young in love often believe anything is possible.
恋する若者たちは、何でも可能だとよく信じる。
🔍 in love=恋している。often=「しばしば」。
構造:the young (S) + believe (V) + ...。主語は複数なので believe。
表現:anything is possible=何でも可能だ。
The poor should have access to quality education.
貧困層は質の高い教育にアクセスできるべきだ。
🔍 should=「〜すべき」。have access to=利用できる。
語注:quality education=質の高い教育。
対比表現:the rich and the poor。
The disabled are often underrepresented in media.
障害のある人々は、メディアで十分に取り上げられないことが多い。
🔍 underrepresented=十分に代表・反映されていない。
言い換え:people with disabilities(人優先の表現)。
文脈:政策・ダイバーシティの話題で頻出。
The accused was found not guilty.
被告は無罪とされた。
🔍 the accused は文脈により単複。ここでは単数として was。
語注:be found (not) guilty=(無)有罪と判定される。
複数の被告なら were を用いる。
The rich and the poor alike face rising costs.
裕福層も貧困層も同様に、費用の上昇に直面している。
🔍 A and B alike=AもBも同様に。
語注:face=直面する、rising costs=上昇する費用。
別案:the A as well as the B(AだけでなくBも)。
The most vulnerable need immediate help.
最も弱い立場の人々には、すぐに助けが必要だ。
🔍 the most + 形容詞=最上級でグループを指す。
語注:vulnerable=弱い立場にある、immediate=即時の。
関連:the very rich / the extremely poor などの強調も可。
9-FAQ:the + 形容詞(~の人々)
要点
the + 形容詞 は「その性質を持つ人々」という集団を表します(原則複数扱い)。注意 -s は付けません(the young ✔ / the youngs ✖)。
理由:the + 形容詞 は「グループ(人々の集まり)」を1つの名詞として表すからです。グループ=複数なので、動詞は are / have、代名詞は they / them / their を使います。
are になるイメージ!The young are optimistic.
若者たちは楽観的だ。
語注:optimistic=楽観的な。the young は「若者たち(集団)」なので are。
形態のルール:the + 形容詞 はすでに「人々」を表しているので、-s をつけて複数にする必要がありません(つけると誤り)。
the youngs/the deads → 正:the young/the dead語感メモ:日本語の「若者たち」「死者たち」に対応しますが、英語では -s で複数形にしません。
個人は a/an + 形容詞 + person の形にします(例:a young person, an elderly person)。
A young person is learning to code.
1人の若者がプログラミングを学んでいる。
文法:主語が単数なので is。語注:code=プログラミングする。
- the young:若者全体を集団として指す。やや書き言葉寄り。
- young people:素直な名詞表現。口語でも自然。
manyなどの数量語と相性よし。
Many young people are bilingual.
多くの若い人たちは2言語を話す。
語注:bilingual=2言語を話す人。どちらも複数扱いですが、語感の違いをつかんで使い分けましょう。
はい。強調語と組み合わせられます。
the most vulnerable(最も弱い立場の人々)the very rich(とても裕福な人々)the newly married(新婚の人々)
文脈によっては、the disabled などの表現よりも、people with ... のように人を先に置く言い方が丁寧です。
People with disabilities are underrepresented.
障害のある人々は、十分に代表されていない。
語注:underrepresented=十分に反映されていない。状況に応じて、ていねいな言い換えを選べると◯。
- 国民全体:
the Japanese / the French / the British / the Dutch→ 複数扱い(are)。 - 個人:
a Japanese person / a French person(person を付ける)。 - 言語:
Japanese / French / English / Dutch(無冠詞)。
The Japanese are punctual.
日本人は時間を守る。
はい、抽象的な概念を表すこともあります(例:the unknown, the unexpected)。この場合は人々ではないので、文法上の数や語感が変わることがあります。
The unexpected happens.
思いがけないことは起こるものだ。
ポイント:ここでは「思いがけない出来事(ものごと)」で単数扱いの happens。人々を表すとき(the young など)とは使い分けを意識。
- among + 人の集団:集団の「内側で」。例:
among the young(若者のあいだで)。 - in + 地域・分野:場所や領域で。例:
the poor in rural areas(地方の貧困層)。
Mental health awareness is rising among the young.
若者のあいだでメンタルヘルスへの意識が高まっている。
語注:awareness=意識・認知、rising=高まっている。
many / most / some / few of the + 形容詞 は複数扱いです(are / have)。
Most of the unemployed are looking for remote work.
失業者の大半はリモートワークを探している。
each of the young のような言い方は固く不自然になりがち。each young person のように単数名詞で言うほうが自然。
文法的には可能ですが、実際によく使われるかは別問題です。the poor / the rich / the young / the elderly などは頻出ですが、the beautiful は文芸的・比喩的な響きになり、一般文では多用しません。
The beautiful and the talented gathered at the gala.
美しい人々と才能ある人々がガラに集った。
語感メモ:見出し・コピー・文学調の文脈では効果的。日常文では beautiful people などが自然。
法務・報道の文脈では、the accused や the deceased が個人を指すことがあり、その場合は単数動詞を取ります。複数の被告・故人を指すなら複数動詞です。
The accused was granted bail.
被告は保釈を認められた。
語注:bail=保釈金・保釈。複数なら were granted。
10. 既出の身体部位
会話の中で「人(me / you / him / her / us / them)」がすでに分かっていれば、その人の
体の一部は自然に特定できます。だから英語では、
on / by / in などの前置詞句の中で
the + 身体部位 を使うのが定型です。
例:… on the shoulder(その人の肩に)、… by the hand(その人の手をつかんで)、… in the eye(その人の目を見て)
▮ まずはコア(結論)
- ✅ 結びつきの発想:人が決まっている ⇒ その人の部位も一意に決まる ⇒
the + 部位。 - ✅ 定型は「前置詞 + the 部位」: on(表面)/by(把持)/in(内部/部位において)。
- ✅ 所有代名詞を使う場面:brush / wash / break / hurt のように動詞が直接部位を目的語に取るときは
my / his / her …を使うのが基本(例:brush your teeth)。
📚 型の早見表(パターンで覚える:チャンク化)
| 型(パターン) | イメージ | よく使う部位 | 代表動詞(意味) | メモ |
|---|---|---|---|---|
V + 人 + on + the + 部位 |
表面に触れる/当たる | shoulder / head / cheek / back | tap(軽くたたく)/kiss(キスする)/hit(打つ) | 定型は on the ~。on my ~ も可だが定型は the。 |
V + 人 + by + the + 部位 |
つかむ/導く | hand / arm / wrist / shoulders | grab(つかむ)/hold(握る)/lead(導く) | 「どこを持って」=by the ~ で手段を示す。 |
V + 人 + in + the + 部位 |
その部位において/を介して | eye(s) / face / arm / leg / back | look (at)(見る)/stab(刺す)/wound(負傷させる) | in the eye は慣用で単数形も多い。 |
be + Vpp + 介詞 + the + 部位 |
受動態パターン | head / leg / arm / cheek | be hit on / be shot in / be kissed on | 語順:人(主語)→受動→介詞+the+部位。 |
V + 所有代名詞 + 部位 |
動詞が直接その部位を取る | teeth / hair / hands / leg | brush(磨く)/wash(洗う)/break(折る) | 例:brush your teeth。ここは the ではなく my/your/his…。 |
on my shoulder としがちだが定型は on the shoulder。ただし brush your teeth のように、動詞が直接部位を取るときは my/your/his… を使う。
🧭 迷ったらこの順番(判断フロー)
- 前置詞句か?(on / by / in + 部位)→ はい:
the + 部位。 - 動詞が直接部位を目的語にする?(brush / wash / break / hurt など)→ はい:
my / your / his … + 部位。 - 誰の部位か強調・対比したい? →
my / your / his …で明示。
🧠 用語ミニ辞典(やさしい言いかえ)
- 前置詞(preposition)
- 場所・手段などを示す小さなことば。on=上に、by=〜によって、in=中で。
- コロケーション
- よく一緒に使われる組合せ。例:
grab … by the arm。 - 受動態(passive)
- 「〜された」という形。例:
was hit on the head。
🚀 モチベーション一言
型で覚える(チャンク化)と、単語を入れ替えるだけで大量に応用できます。
まずは on/by/in + the + 部位 の3本柱を“形ごと”丸暗記。
🔗 関連ポイントへ(理解がつながります)
💬 例文で感覚をつかもう!(the + 身体部位/所有代名詞)
He tapped me on the shoulder.
彼は私の肩をトントンとたたいた。
🔍 tap=軽くたたく。on the shoulder は定型(「その人の肩に」)。
構造:tap + 人 + on the + 部位。主語が決まっているので the で特定。
NG:on my shoulder でも文法OKだが、定型は the が自然。
She kissed him on the cheek.
彼女は彼のほおにキスした。
🔍 kiss + 人 + on the + 部位 は「〜にキス」。cheek=ほお。
ニュアンス:やわらかく丁寧な表現。
類:on the forehead(額に)、on the lips(唇に)。
He was hit on the head during the game.
彼は試合中に頭を殴られた。
🔍 be hit on the head=「頭を打たれる」。during=〜の間。
構造:be + Vpp + on the + 部位。語順に注意。
NG:hit the head(誰の頭か不明)。
She grabbed me by the arm.
彼女は私の腕をつかんだ。
🔍 grab + 人 + by the + 部位=「〜をつかむ」。arm=腕。
意味:どこを持ってつかんだかを示す。
類:by the wrist(手首を)、by the shoulders(両肩を)。
He took the child by the hand and led her to the exit.
彼は子どもの手を取り、出口まで導いた。
🔍 take + 人 + by the hand=手を取る。lead=導く。
語注:exit=出口。
自然な流れ:take ... by the hand → lead ...。
Look me in the eye.
私の目をしっかり見て。
🔍 慣用で eye(単数)も多い。両目なら in the eyes。
構造:look + 人 + in the + 部位。
関連:stare/glare + 人 + in the face(相手の顔をじっと見る/にらむ)。
She was shot in the leg but survived.
彼女は脚を撃たれたが、生き延びた。
🔍 be shot in the leg=脚を撃たれる。survive=生き延びる。
語感:報道文・説明文でよく見る定型。
他:wounded in the arm(腕に傷を負う)。
I hurt my back while lifting, and pain spread in the back.
私は物を持ち上げていて背中を痛め、背中全体に痛みが広がった。
🔍 hurt + my back=動詞が直接部位を取る→所有代名詞。一方、in the back は「部位において」。
注意:in the back は「(車・部屋などの)後部」も意味するので文脈で判断。
語注:while ~ing=〜している間に。
Brush your teeth twice a day.
歯は1日に2回磨こう。
🔍 brush + your teeth:部位が直接目的語→my/your/his... を使う。
語注:twice a day=1日2回。
NG:brush the teeth(誰の歯か特定されない)。
Wash your hands before dinner.
夕食の前に手を洗いましょう。
🔍 wash + your hands:所有代名詞が基本。
語注:before dinner=夕食前に。
比較:He patted me on the back.(前置詞句→the)。
She broke her arm while skiing.
彼女はスキー中に腕を折った。
🔍 break + her arm:直接目的語→所有代名詞。
語注:while skiing=スキーをしている間に。
対比:was hit on the arm(受動+前置詞句→the)。
They patted her on the back to encourage her.
彼らは彼女を励ますために、背中をポンとたたいた。
🔍 pat + 人 + on the back=励まし・ねぎらいの定型。
語注:encourage=励ます。
発音:pat [pæt]。
He stared me in the face without a word.
彼は無言で私の顔をじっと見つめた。
🔍 stare + 人 + in the face=相手の顔をじっと見る。
語注:without a word=無言で。
対比:glare は「にらむ」強い視線。
He got punched in the face during the match.
彼は試合中に顔を殴られた。
🔍 get + Vpp は口語の受動。「〜される」。in the face=顔面に。
語注:match=試合。
フォーマルなら was punched in the face。
A tourist was stabbed in the leg but is in stable condition.
旅行者は脚を刺されたが、容体は安定している。
🔍 stabbed in the leg は報道定型。stable condition=容体安定。
語感:非グロ。事実を淡々と述べる。
他:was wounded in the back(背中に傷)。
Please raise your hand if you have a question.
質問がある人は手を挙げてください。
🔍 raise + your hand=手を挙げる。動詞が部位を直接取る→所有代名詞。
構造:if 節で条件を添える。
類:lower your hand(手を下ろす)。
10-FAQ:既出の身体部位(on / by / in + the + 部位)
型
V + 人 + on/by/in + the + 部位
対比
V + my/your/his + 部位(動詞が直接その部位を目的語に取る時)
受動
be/get + Vpp + 介詞 + the + 部位
人が決まっていれば、その人の体の一部は共有知識として特定できます。だから on the shoulder のように the を使うのが定型。on my shoulder も文法可ですが、定型感・流暢さは the が上。
He tapped me on the shoulder.
彼は私の肩をトントンとたたいた。
コツ:前置詞句(on/by/in)で部位を言うなら the が基本。
動詞が直接その部位を目的語に取るとき(brush/wash/break/hurt など)は my/your/his… を使うのが自然です。
Brush your teeth before bed.
寝る前に歯を磨きましょう。
対比:pat me on the back(前置詞句 → the)、brush your teeth(直接目的語 → 所有代名詞)。
- on + the:表面に触れる/当たる(肩・頬・頭)
- by + the:どこをつかむ/持つ(手・腕・手首)
- in + the:その部位において/内部(目・顔・脚・背中)
She grabbed me by the arm.
彼女は私の腕をつかんだ。
look me in the eye は決然と向き合う慣用で単数がよく使われます。両目を物理的に指すなら in the eyes。
Look me in the eye.
私の目をまっすぐ見て。
自然な並びは V + 人 + on/in + the + 部位 + with + 道具。部位→道具の順がすっきり。
He hit me on the head with a ball.
彼は私の頭をボールで打った。
他の並びも可能だが、部位 → 道具が最も情報が流れやすい。
be + Vpp は中立・叙述的、get + Vpp は口語的で出来事性が強め。
He was punched in the face.
彼は顔を殴られた。(中立的)
He got punched in the face.
彼、顔を殴られちゃった。(口語)
touch + 人 + on the + 部位 は自然な定型。touch my shoulder も可ですが、誰の肩かを強調したいときや文体上の選択になります。
She touched me on the shoulder.
彼女は私の肩に触れた。
「誰の頭か」が分からないからです。me/him/her など人を先に置き、on + the + 部位 で場所を示します。
He hit me on the head.
彼は私の頭を打った。
所有を前面に出すなら He hit my head. だが不自然になりやすい。
in my back は「背中に(痛みなど)」、in the back は「後部に(座席・部屋などの後ろ側)」の意味になることが多いので、文脈注意。
I have pain in my back.
背中に痛みがあります。
場所の「後部なら」in the back seat / in the back of the room などと表現。
一般行為は複数が自然:wash your hands / brush your teeth。raise your hand は授業で「片手を挙げる」のが普通なので単数が基本。
Please wash your hands.
手を洗ってください。
歯はふつう複数の teeth、1本を言う時だけ tooth。
はい。take + one's temperature/pulse/blood pressure のように、誰の生体情報かを明確にするため所有代名詞を使うのが普通です。
The nurse took his temperature.
看護師が彼の体温を測った。
in the face は打撲・パンチなど衝撃がその部位に加わるときに多用。on the face は表面に「ある」もの(傷・汚れ・化粧)を言うときに自然。
He was punched in the face.
彼は顔面を殴られた。
There is paint on his face.
彼の顔にペンキが付いている。
11. 単位を表す the
価格・給料・速度などを「○○単位で」数えるとき、英語では
by + the + 単位 を使います(例:by the pound / by the hour)。
ここでの the は、話し手と聞き手が共有している標準の1単位(1ポンド、1時間、1マイル…)を指している、と考えるとスッと入ります。
やさしい言い換え:「その決まった物差しで」という合図が the。
▮ まずはコア(結論)
- ✅ 方式を語るときは
by + the + 単位(課金・販売の仕組み)。 - ✅ 金額という数字を伝えるときは
$20 an hour/$20 per hour(レート)。 - ✅ 名詞を修飾してまとめるなら
hourly / daily / weekly(語を形にする表現)。
📚 型の早見表(方式 / レート / 形容)—「何を言いたいか」で選ぶ
V + ... + by the + unit
「どの単位で数える/課金する仕組みか」を説明。
charge by the hour/sold by the kilo/paid by the week
charge/sell/pay/price/bill
数値 + an/per + unit
「1単位あたりいくら」という金額・相場を提示。
$20 an hour/$3 per kilo/60 km per hour
It costs $20 an hour. ⇄ The hourly rate is $20.
hourly / daily / weekly / monthly ...
名詞を修飾して「どの単位ベースか」を一語で表現。
hourly wage/weekly pay/monthly plan
rate/wage/salary/plan
| 動詞 | 方式(by the ~) | レート(an/per ~) | 形容(-ly) | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
charge |
charge by the hour |
charge $20 per hour |
— | 課金の「方式」説明に最適 |
sell / be sold |
sold by the kilo |
$3 per kilo |
— | 重さ・長さ・本数に強い |
pay / be paid |
be paid by the week |
$600 a week |
weekly pay |
給与の方式/レート/形容を横断 |
price / be priced |
priced by the zone |
$2 per zone |
— | 運賃・チケット設定で頻出 |
bill / be billed |
billed by the gigabyte |
$3 per GB |
monthly billing |
IT/通信の請求文脈に強い |
by the ~ は「方式」、an/per ~ は「レート」。人数は per person が自然(× by the person)。
🗂️ よく使う単位カテゴリ(まずはここから)
⏱️時間
料金の基本中の基本。the=標準の1時間。
by the hour
by the day
by the week
by the month
$20 an hour/hourly rate
⚖️重さ
食材や原材料の販売で頻出。
by the gram
by the kilo
by the pound
$3 per kilo/priced per pound
🛣️距離
運賃・輸送・配達で活躍。
by the kilometer
by the mile
$2 per mile/60 km per hour
📝文量・作業量
制作・編集・翻訳などの見積りで定番。
by the page
by the word
by the task
$0.08 per word/flat fee per task
🥂飲食
メニュー読み取りの要点。「the=既定の器・単位」。
by the glass
by the bottle
by the slice
$8 per glass/sold per slice
📦まとまり(数のかたまり)
正確な単位と概数表現を区別。
by the dozen
by the hundred
by dozens(概数)
sold in dozens/hundreds of ~
per person が自然(× by the person)。
🧭 迷ったらこの順番(判断フロー)
- 仕組みを説明? →
by the + 単位(課金・販売の方式)。 - 金額・数字を提示? →
数値 + an/per + 単位(レート)。 - 名詞を修飾したい? →
hourly/daily/weekly。
🧠 用語ミニ辞典(やさしい言いかえ)
- unit(単位)
- 量をはかる物差し。hour(時間)/ kilo(キロ)/ mile(マイル)など。
- rate(レート)
- 1単位あたりの値段。例:$20 an hour(1時間ごと20ドル)。
- scheme(方式)
- お金の決め方・数え方のルール。例:charge by the hour。
- dozen(ダース)
- 12個のまとまり。例:by the dozen(ダース単位で)。
🚀 モチベーション一言
まずは by the + 単位 と an/per の役割分担を“形ごと”覚えましょう。
「方式(by the ~)」と「レート(an/per ~)」を切り分けると、表現選びが一気に速くなります。
💬 例文で感覚をつかもう!(by the + 単位/比較)
This parking lot charges by the hour.
この駐車場は時間単位で料金がかかります。
🔍 構造:charge + by the + unit(課金の仕組み)。
対比:$5 an hour はレート(金額)を言う形。
語注:parking lot=駐車場。
We are charged by the hour for studio time.
スタジオ利用は時間単位で請求されます。
🔍 構造:be + charged + by the + unit。
語注:studio time=スタジオ使用時間。
情報順:何が請求される → 方式 → 用途。
Workers are paid by the week.
労働者は週払いです。
🔍 給与の方式を表す定型:be paid by the week。
比較:$600 a week はレート提示。
語注:worker=労働者。
Wine is sold by the glass at this bistro.
このビストロではワインはグラス売りです。
🔍 飲食で頻出:by the glass/bottle/slice。
語注:bistro=小さなカフェ・食堂。
他:beer by the bottle(瓶売り)。
They sell cheese by the kilo.
彼らはチーズをキロ単位で販売しています。
🔍 構造:sell + 目的語 + by the + unit。
比較:$3 per kilo=レート提示。
語注:kilo=kilogram の口語形。
Fabric is sold by the meter.
布地はメートル単位で売られます。
🔍 長さの単位でも同じ発想:by the meter/yard。
地域差:米国は yard も一般的。
語注:fabric=布地。
The taxi fare increases by the mile at night.
夜間はタクシー料金が1マイルごとに上がります。
🔍 「距離ごとに」:by the mile/kilometer。
語注:fare=運賃、increase=上がる。
比較:$2 per mile=レート。
Editors charge by the page, and translators often charge by the word.
編集者はページ単位、翻訳者は語数単位で料金をとることが多いです。
🔍 by the page / by the word は業界で定番。
語注:often=しばしば。
比較:$0.08 per word など。
Eggs are sold by the dozen.
卵はダース(12個)単位で売られます。
🔍 by the dozen=12個単位、by the hundred=百単位。
語注:dozen=12のまとまり。
慣用:by the thousands(何千人も/大量に)。
Most hostels charge by the night.
多くのホステルは1泊ごとに料金がかかります。
🔍 宿泊分野の定型:by the night / by the week。
語注:hostel=安価な宿泊施設。
比較:$80 a night=レート。
Mobile data is billed by the gigabyte.
モバイルデータはギガバイト単位で請求されます。
🔍 bill + 人 + for ... / be billed by the + unit。
語注:gigabyte(GB)=データ容量の単位。
比較:$3 per GB など。
Tickets are priced by the zone in this metro system.
この地下鉄ではチケットはゾーン単位で価格が決まります。
🔍 「地域や区分の単位」も by the ~ でOK。
語注:metro system=地下鉄網。
比較:$2 per zone=レート。
It costs $20 an hour to rent this kayak.
このカヤックのレンタルは1時間20ドルです。
🔍 an/per + unit は金額のレート提示。
言い換え:$20 per hour(ややフォーマル)。
対比:仕組みなら charge by the hour。
He earns an hourly wage.
彼は時給制で給料を得ています。
🔍 hourly/daily/weekly は名詞を1語で修飾(方式を「形」にする)。
語注:earn=(働いて)稼ぐ、wage=賃金。
対比:方式=by the hour、レート=$X an hour。
11-FAQ:by the + 単位(方式)/an・per + 単位(レート)
型
V + ... + by the + unit
対比
数値 + an/per + unit(レート)
/ hourly/daily/weekly(形容)
コアイメージ
the=みんなが知っている「標準の1単位」
簡単に言うと、by the ~は課金・販売の方式(仕組み)、an/per ~は数字としてのレートを言います。
This space charges by the hour.
このスペースは時間単位の方式で課金します。
It costs $20 an hour.
料金は1時間20ドルです。(レート)
the は「みんなが知っている標準の1ポンド」を指す合図です。だから by the pound が定型。
They sell apples by the pound.
リンゴはポンド単位で売っています。
※ 同様に:by the kilo / meter / mile / page / word ...
- per person が最も自然(人数レート)。
- by the person は一般に使わない。
- each person は平易な言い換え(会話で◎)。
The fee is $10 per person.
料金は1人あたり10ドルです。
by the dozen は12個単位の正確な単位、by dozens は多数をざっくり言う表現です。
Eggs are sold by the dozen.
卵はダース単位で売られます。
Tourists came by dozens.
観光客が何十人もやって来ました。(概数)
- 方式:料金が日割りで決まる。
- 頻度:「日ごとに(日に日に)」という進み方。
We rent cars by the day.
車は1日ごとの方式で貸し出します。
The problem is getting worse by the day.
問題は日ごとに悪化しています。
by the hour は方式、hourly は形容詞/副詞として名詞や動詞を修飾します。
We are paid by the hour.
私たちは時間単位で支払われます。(方式)
He gets an hourly wage.
彼は時給制です。(形容)
- price(値段):
Tickets are priced by the zone. - charge(請求):
They charge by the hour. - cost(かかる):
It costs $20 an hour. - bill(請求書):
We are billed by the gigabyte.
Tickets are priced by the zone.
チケットはゾーン単位で価格設定されています。
- by the hour / per hour:通常単数形。
- by the dozens/hundreds/thousands:多数を概数で言う特別パターン(複数)。
Taxis charge by the mile.
タクシーはマイル単位で料金がかかります。(単数)
- a day:口語で自然(レート)。
- per day:ややフォーマル・掲示物。
- each day:意味は同じ、わかりやすい言い換え。
Parking costs $10 a day.
駐車料金は1日あたり10ドルです。
per capita は統計・ニュースで使う丁寧な言い方。「1人あたり」の意味です。
Per capita income rose last year.
1人あたり所得は昨年上昇しました。
per unit はレートの提示、by the unit は方式の説明として文脈的にあり得ますが、実務では「per unit」を使うのが普通です。
The price is $5 per unit.
価格は1ユニットあたり5ドルです。
by the gigabyte は請求方式、$3 per GB は具体的なレートです。
Mobile data is billed by the gigabyte.
モバイルデータはギガバイト単位で請求されます。
It costs $3 per GB.
料金は1GBあたり3ドルです。
12. 代表・当代随一の the — 入り口ガイド(12-1〜12-5)
the は「みんなで同じものを指せる」時に立ちます。ここでは
時間(当時・今年・今季・世紀)/場所(町・業界)/分野といった
枠(frame)の中で、
代表(看板・話題・象徴)を指名する 5 つの型を見取り図でつかみます。
やさしい言い換え:「まず枠、その次に看板」を the で指す。
🧭 まずここだけ:3ポイント
- ✅ 枠(frame)があるから
theが立つ:of the day / of the year / of the town / of the industryなど。 - ✅ 代表語を覚える:
talk / face / voice / pride / darling、go-to / must-seeなど。 - ✅ 最上級(the best など)とは別物:順位ではなく、枠 × 代表の指名。
🧠 注意とミニ辞典
of the dayは「今日の」ではない:「当時の」。今日の〜はtoday’s。the talk ofは単数固定:× the talks of the town。- 比喩(the X of Y):文化背景が強い名指し。上品に言うなら
often described asを添える。
- frame(枠)
- 年・季節・町・業界など、みんなで共有できるくくり。
- representative(代表)
- その枠の中での「看板」。the で指名。
- go-to
- 定番・頼りになる。ハイフンつき。
12-1. the + 名詞 + of the day(当時の代表・当代随一)
the は「みんなで同じものを指せる」ときに立ちます。of the day は
“その時代・その時点”という枠(frame)の中での代表を示す合図。ニュースや評論でよく使われ、
“その時代の看板”をていねいに指名できます。
やさしい言い換え:「その時代の顔」に the が付く。
🧭 まずはコア(結論)
- ✅ 枠(frame)が先:「当時・その時点」という共有できる枠があるから
theで一つに特定できる。 - ✅ 代表(representative)の語と相性:
issue/style/headline/champion/hitなど“看板語”と組みやすい。 - ✅ 最上級(the best)とは別:順位づけではなく、枠 × 看板の指名。
📚 型と作り方(テンプレ)
the + issue + of the day
the + style + of the day
the + headline + of the day
- 名詞を選ぶ:「看板・象徴」になりやすい語(
issue/style/headline/hit/championなど)。 - 枠を決める:「当時・その時点」。会話や記事の流れで枠が自然に共有される。
- the を立てる:
the + 名詞 + of the dayで、その枠の“顔”を一つに特定。
🗂️ よく組み合わさる名詞(まずはここから)
issue
topic
headline
style
trend
hit
champion
figure
leader
🧩 「the best」とはどう違う?
the best / the most + 形容詞the + 名詞 + of the day で指す。
⚠️ よくある誤解・注意
of the dayは「今日の」ではない:「今日」はtoday’sを使う(例:today’s issue)。- 名詞選び:
talkのように慣用固定の語は別セクション(12-3)。ここではissue/style/headline/hit/champion等の“看板語”を中心に。 - 文体:記事・評論では自然だが、会話ではややフォーマル寄りの印象。
🧠 用語ミニ辞典
- frame(枠)
- 時間・場所・分野の「くくり」。ここでは「当時・その時点」。
- representative(代表)
- 枠の中の看板・象徴。the で一つに特定。
- headline(見出し)
- 新聞・ニュースのタイトル。時代の空気を映す“看板語”。
🚀 モチベーション一言
「枠 → 看板 → the」の順で考えるだけ。新聞の社説や歴史記事で of the day を見つけたら、
「いま/その時代の看板を言っているんだな」と拾えるようになります。
💬 例文で感覚をつかもう!(「当時という枠 × 代表」を the で指名)
Energy security is the issue of the day.
エネルギー安全保障は当時(いま)の代表的な課題だ。
構造:the + issue + of the day=「その時代の看板課題」
語注:issue=重要な論点・課題。
注意:of the day は「今日」ではなく「当時」。today’s issue=「今日の議題」。
This tragedy became the headline of the day.
この悲劇は当時の看板ニュースになった。
構造:the + headline + of the day=「時代の看板見出し」
語注:headline=新聞・ニュースの見出し、tragedy=悲劇。
ニュアンス:報道・回想記事で自然な表現。
High collars were the style of the day in the 1890s.
1890年代には、ハイカラーが当時の定番スタイルだった。
構造:the + style + of the day=「時代のスタイル」
語注:high collar=高い襟。
ニュアンス:歴史・ファッション解説で使いやすい。
That waltz became the hit of the day.
そのワルツは当時の大ヒット曲になった。
構造:the + hit + of the day=「時代のヒット作」
語注:waltz=ワルツ(ダンス・曲)。
注意:単なる「今日のヒット」ではなく“その時代”の代表を指すときに使うと自然。
With her bold speech, she became the heroine of the day.
彼女は大胆なスピーチで当時のヒロイン(時代の顔)になった。
構造:the + hero/heroine + of the day=「その時代の象徴的人物」
語注:bold=大胆な、勇気ある。
ニュアンス:称賛・記録・回想でよく使う。
Tax reform was the debate of the day among lawmakers.
税制改革は、議員たちの間で当時の中心的な議論だった。
構造:the + debate + of the day=「その時代の主要議題」
語注:lawmakers=立法者・議員。
言い換え:the issue/topic of the day。
Cautious optimism captured the mood of the day.
慎重な楽観主義が当時の世相(空気)をとらえていた。
構造:the + mood + of the day=「時代の空気」
語注:cautious optimism=用心深い楽観。
ニュアンス:経済・社会のコラムでよく合う。
This device exceeded the standard of the day.
この装置は当時の標準を超えていた。
構造:the + standard + of the day=「当時の基準」
語注:exceed=超える。
ニュアンス:技術史・製品史の説明に最適。
Child labor was sadly the practice of the day in many industries.
多くの産業で、児童労働は残念ながら当時の慣行だった。
構造:the + practice/custom + of the day=「時代の慣行」
語注:child labor=児童労働、industry=産業。
ニュアンス:歴史・倫理の文脈で事実を述べるときに。
The cover-up turned into the scandal of the day.
その隠蔽は当時の一大スキャンダルへと発展した。
構造:the + scandal + of the day=「当時の看板不祥事」
語注:cover-up=隠蔽。
ニュアンス:報道史・回顧で用いられる表現。
He emerged as the reformer of the day in education.
彼は教育分野で当時の改革者として頭角を現した。
構造:the + reformer + of the day=「時代を象徴する改革者」
語注:emerge=現れる・頭角を現す。
言い換え:leading reformer of the time。
The novel became the love story of the day.
その小説は当時を代表する恋愛物語となった。
構造:the + love story + of the day=「その時代の恋愛代表作」
語注:love story=恋愛物語、novel=小説。
ニュアンス:文学史・映画史の紹介でしっくり来る言い回し。
12-1 FAQ:the + 名詞 + of the day(当時の代表)
型
the + N + of the day
コア
「その時代(その時点)」という枠の中の“看板”を the で指名
レジスターニュース/評論/歴史解説で自然
- of the day=「当時の/その時代の」代表(歴史・時事向き)
- today’s=「今日の」(カレンダー上の“今日”)
- of that day=「(特定の)その日の」
- the day’s + 名詞=「その日の〜」(やや書き言葉)
Energy policy is the issue of the day.
エネルギー政策は当時(いま)の代表的な課題だ。
Today’s issue is air quality.
今日の議題は大気の質です。
ポイント:ニュース・歴史の文脈では of the day が「時代の看板」を表す定番。
基本は名詞の後ろに置く(後置修飾)。ハイフンで of-the-day とするのは一般に不自然。
This was the headline of the day.
これは当時の看板見出しだった。
代替:名詞を前に置きたいときは then-current / then-prevailing(当時の)を使用。
- the issue of the day=看板テーマ1つを指名
- issues of the day=その時代の重要テーマ複数
The media debated the issue of the day.
メディアは当時の看板課題を論じた。
Schools addressed issues of the day in class.
学校は授業で当時の重要課題(いくつか)を扱った。
よく組む動詞:define(定義づける)/capture(とらえる)/reflect(反映する)/sum up(要約する)/dominate(支配する)
Her speech captured the mood of the day.
彼女のスピーチは当時の空気をよくとらえていた。
- of the day:ニュース語彙寄り。時点が比較的“今寄り”。
- of the time:より中立で広い「当時」。学術・解説で多い。
- of the age:文学的・哲学的。「その時代精神」。
Their methods reflected the science of the time.
彼らの方法は当時の科学を反映していた。
はい、外食では dish of the day=「本日のおすすめ」。これは日替わりの定型句です(時事・歴史用法とは別枠)。
What’s the dish of the day today?
本日のおすすめは何ですか?
文脈で判断:ニュース文脈=「当時の」、レストラン=「今日の」。
then-は形容詞接頭のように名詞の前に置く「当時の」。硬めのニュース語。
The then-president announced the policy of the day.
当時の大統領が当時の政策を発表した。
語感:then- は前置、of the day は後置。併用も可能。
はい。枠の中で「看板」だったことを言うときに自然。
The magazine of the day shaped public opinion.
当時の看板雑誌が世論を形作った。
注意:12-3 の the talk/face of などは別の型(話題・象徴)。混同しないこと。
主観を弱めたいときは、was often described as / was widely seen as を添える。
It was widely seen as the reform of the day.
それは当時の改革(代表格)と広く見なされていた。
使えます。the + 不可算名詞 + of the day で自然。
Jazz defined the music of the day.
ジャズは当時の音楽を定義づけた。
an issue of the day=「当時の諸課題のうちの一つ」で可。the issue of the day は看板ひとつを指名。
I’d like to discuss an issue of the day.
私は当時の課題のひとつを議論したい。
「当時」を語るので、過去形がよく使われるが、現代でも「いまの時勢」を言うなら現在形も自然。
Inflation was the issue of the day in the 1970s.
1970年代には、インフレが当時の看板課題だった。
Cybersecurity is the issue of the day now.
いまはサイバーセキュリティが当時(現在)の看板課題だ。
12-2. the + 名詞 + of the year/season/century(年/季節/世紀の代表)
the は「共有できる枠があるから一つに特定できる」時に使います。
ここでの枠は year(その年) /
season(そのシーズン) /
century(その世紀)。
その枠の「看板=代表」を the + 名詞 で指名するのがこの型です。
やさしい言い換え:「枠 → 看板 → the」の順に考えるだけ。
🧭まずはコア(結論)
- ✅ 枠(frame)が先に共有されているから
theが立つ:その年・その季節・その世紀のうちの代表を一つに指名。 - ✅ 最上級(the best)とは別物:順位づけではなく「看板」を言う。the best movie と the movie of the year は発想が違う。
- ✅ 見出し・賞・特集で頻出:the book of the year / the player of the season / the discovery of the century など。
📚型と作り方(テンプレ)
the + 名詞 + of the year
the + 名詞 + of the season
the + 名詞 + of the century
- 名詞を選ぶ:看板になりやすい語を使う(
book/movie/song/trend・player/look・discovery/dealなど)。 - 枠を決める:その年/そのシーズン/その世紀のどれかに決める。
- the で特定:
the + 名詞で「その枠の代表」を一つに指名する。
🗂️よく組み合わさる名詞(まずはここから)
book / novel / movie / film
song / album / word
theme / trend / person
player / goal / play / game
look / color / style
episode
discovery / invention / breakthrough
deal / scandal / upset / storm
🧩使い分けの勘所
- the best=順位の1位(比較の頂点)。
- the N of the year/season=その枠の看板(象徴・代表)。
- 両立可:the best-selling book of the year など。
this year’s との違い
- this year’s + 名詞=「今年の〜」という説明。
- the + 名詞 + of the year=「今年の代表」という指名。
- 見出し・賞名は固有名詞扱いで大文字化されることも(例:Player of the Year)。
⚠️よくある疑問・注意
- 単数/複数:the book of the year=代表1点、books of the year=代表作群(年末特集の見出しで◎)。
- season の幅:スポーツ(リーグ期間)/ファッション(春夏・秋冬)/ドラマ(放送期)など、分野ごとに“枠”の意味が変わる。
- century は誇張に注意:強すぎるときは widely considered / often described as を添えてトーンをやわらげる。
- 大文字・小文字:正式名称(賞・称号)は大文字(例:Word of the Year)。一般表現は小文字で可。
🧠用語ミニ辞典
- frame(枠)
- 「年/季節/世紀」のように、みんなで共有できる時間のくくり。
- representative(代表)
- その枠の「看板」。
the + 名詞で一つに特定される。 - award(賞)
- 正式名称では大文字(例:Player of the Year)。文中説明なら小文字でも。
🚀 モチベーション一言
年末特集や試合後インタビューの見出しから、the ___ of the year/season を1つ見つけて ノートにメモしましょう。「枠 → 看板 → the」の回路がスッとつながります。
💬 例文で感覚をつかもう!(「年/季節/世紀という枠 × 代表」を the で指名)
That novel became the book of the year.
その小説は年を代表する一冊になった。
構造:the + book + of the year=「その年の看板本」。
語注:novel=小説、become=〜になる。
注意:賞名(固有名詞)の場合は大文字で Book of the Year と表記されることも。
The Word of the Year was self-care.
今年の言葉は self-care(セルフケア) だった。
構造:the + Word + of the Year(正式名)。
語注:Word of the Year=辞書会社などが選ぶ「今年の言葉」。
注意:正式名称なので大文字。一般表現なら the word of the year と小文字でも可。
He was named the player of the season.
彼は今季の最優秀選手に選ばれた。
構造:be named + the + player + of the season。
語注:season=シーズン(リーグ戦の期間など)。
注意:賞名としての Player of the Season は大文字にする場合あり。
Her volley was the goal of the season.
彼女のボレーは今季のベストゴールだった。
構造:the + goal + of the season=「今季を代表するゴール」。
語注:volley=(落ちる前に)ボールを打つプレー。
ニュアンス:ハイライト番組・解説記事で頻出。
This jacket is the look of the season.
このジャケットは今季の顔(定番スタイル)だ。
構造:the + look + of the season=「今季の看板スタイル」。
語注:look=装い・雰囲気。
注意:広告・誌面では誇張気味になることも。事実説明なら signature look など言い換え可。
Remote work became the trend of the year.
リモートワークは今年のトレンドになった。
構造:the + trend + of the year=「その年の看板傾向」。
語注:trend=傾向・流行。
ニュアンス:年末特集・白書・市場分析レポートに合う。
This tiny bistro is the find of the year.
この小さなビストロは今年いちばんの掘り出し店だ。
構造:the + find + of the year=「今年の大発見(店・場所・物)」。
語注:find=見つけ物・掘り出し物、bistro=小さなレストラン。
ニュアンス:レビュー記事・ブログでよく使うカジュアルな称賛。
It was called the deal of the century.
それは世紀の取引と呼ばれた。
構造:the + deal + of the century(強い称賛・誇張)。
語注:deal=取引・契約。
注意:誇張が強いため、控えめに言うなら dubbed / often described as を添える。
Their method was hailed as the discovery of the century.
彼らの方法は世紀の発見として称賛された。
構造:be hailed as + the + discovery + of the century。
語注:hail=称賛する。
ニュアンス:研究成果・技術革新への高評価に使うが、乱用は避ける。
The leak turned into the scandal of the century.
その情報漏えいは世紀のスキャンダルへと発展した。
構造:turn into + the + scandal + of the century。
語注:leak=漏えい。
注意:強い表現。客観性が必要なら what many called ... を添える。
That derby was the game of the season.
そのダービーは今季を代表する試合だった。
構造:the + game + of the season。
語注:derby=地元ライバル同士の試合。
ニュアンス:ファン・メディアでの定番の言い回し。
Their wedding became the love story of the year.
二人の結婚は年を代表するラブストーリーになった。
構造:the + love story + of the year=「その年の恋愛物語の看板」。
語注:wedding=結婚式・結婚、love story=恋愛物語。
ニュアンス:エンタメ記事・雑誌の表現として自然。
12-2 FAQ:the + 名詞 + of the year/season/century(年/季節/世紀の代表)
型
the + N + of the year / season / century
コア
みんなで共有できる時間の「枠」の中で、代表(看板)を the で指名
使われやすい場面賞・見出し・年末特集・シーズン総括
- 正式名称・賞名は大文字(例:Player of the Year)。
- 一般表現なら小文字(例:the book of the year)。
She won Player of the Year in 2024.
彼女は2024年に年間最優秀選手(正式賞名)を受賞した。
That novel was the book of the year for many critics.
その小説は多くの批評家にとってその年の代表作だった。
- this year's + 名詞=「今年の〜」(説明)。
- the + 名詞 + of the year=「今年の代表」(指名)。
This year’s movies were diverse, but the movie of the year was clear.
今年の映画は多様だったが、その年を代表する一本ははっきりしていた。
賞・肩書きはタイトル扱いで the を省くことが多い(どちらも可)。
He was named Player of the Year by the league.
彼はリーグから年間最優秀選手に選出された。
説明文なら won the Player of the Year award のように the を使うのが自然。
books of the year は代表作のリストという意味で自然。単数は看板ひとつ。
Our editors picked ten books of the year.
編集部は今年の代表本を10冊選んだ。
- スポーツ=リーグ期間(例:2025–26 season)。
- ドラマ=放送期(Season 3 など)。
- ファッション=春夏・秋冬(SS / AW)。
She is the player of the season for the team.
彼女はチームの今季の顔(最優秀選手)だ。
誇張に聞こえる時は、dubbed / often described as / widely regarded as を添える。
It was often described as the deal of the century.
それは“世紀の取引”とよく形容された。
枠は入れ替え可:decade(10年)/quarter(四半期)/semester(学期)など。
That album was the record of the decade for many fans.
そのアルバムは多くのファンにとって10年を代表する一枚だった。
よく使う型:win(受賞する)/be named(選ばれる)/be voted(投票で選ばれる)/be crowned(栄冠を授かる)。
She won the Album of the Year.
彼女は年間最優秀アルバムを受賞した。
- win the ___ of the Year for A=A で受賞。
- be named the ___ of the Year in A=A の分野で選ばれる。
He won the Player of the Year for his defense.
彼は守備で年間最優秀選手を受賞した。
the + 名詞 + of the year を避けたい時の、控えめで洗練された代替。
It was a year-defining performance.
それはその年を決定づけたパフォーマンスだった。
基本は必須。× the book of year、○ the book of the year。
This is the book of the year for me.
私にとってこれは今年の一冊だ。
共同受賞は co- を添える。主催団体は by / 分野は in で示す。
They were co-winners of the Innovation of the Year by the academy.
彼らはアカデミーのイノベーション・オブ・ザ・イヤーの共同受賞者だった。
12-3. the + 名詞 + of + 枠(the talk / the darling / the face / the voice / the pride など)
the は「みんなで共有できる枠(frame)の中で、その枠の“看板”を一つに特定するとき」に立ちます。
このセクションでは、ニュースや広告、スピーチでよく目にする
the + talk/darling/face/voice/pride + of + 枠
という評価ラベル系の型をまとめて扱います。
やさしい言い換え:「枠 → 看板(評判・人気・象徴・代弁・誇り)→ the」の順に考える。
🧭まずはコア(結論)
- ✅ 枠(frame)が共有されると
theで一つに特定できる:town / city / industry / generation / brand / team / nation など。 - ✅ 名詞ごとの意味コア: the talk of ~(話題の的)/ the darling of ~(人気者・寵児)/ the face of ~(象徴・看板)/ the voice of ~(代弁者・その時代の声)/ the pride of ~(誇り)。
- ✅ 最上級(順位の1位)ではなく、枠 × 看板の象徴指名が中心。
📚型カタログ(テンプレ)
the talk of the town/campus/internet
the darling of the media/market/festival
the face of the brand/team/campaign
the voice of a/the generation/movement
the pride of the city/school/nation
- 名詞を選ぶ:言いたい評価を運ぶ“看板語”を選ぶ(
talk/darling/face/voice/pride)。 - 枠を決める:どのコミュニティ・分野・時代か(
of + 枠)。 - the で特定:共有された枠の象徴をひとつに指名する。
🗂️使い分けクイックマップ
- the talk of ~=その枠で皆の話題。
- the darling of ~=メディア・市場などの“アイドル的存在”。
- the face of ~=看板・イメージキャラ。
- the voice of ~=世代・運動の代弁者。
- the pride of ~=みんなの誇り。
the で“その一つ”に固定。
🧱枠(of + ~)の例とニュアンス
the town / city / village
the school / campus / club
the brand / company / campaign
the team / league / tournament
the media / market / industry
a/the generation / a movement
the country / nation / world
「枠」は場所・組織・分野・時代などの“くくり”。ここが共有されると the が自然に立ちます。
🧩お隣セクションとの違い(混同防止)
- 12-1 of the day:時代・時点の代表。the issue of the day など。→ 時間の枠。
- 12-2 of the year/season/century:年・季節・世紀の代表。→ 期間の枠。
- 12-3(本セクション):コミュニティ・分野・集団の代表や象徴。→ 人・組織・場所などの枠。
- 12-4 比喩:the + 大人物 + of + 場所/分野:「〜界の○○」(歴史上の人物名を借りた比喩)。
- 12-5 評価定番:the go-to ~ / the must-see =「定番」「必見」などの汎用評価ラベル。
⚠️よくある誤りと注意
- ×
talk about the town(「町について話す」)→ ◎the talk of the town(町での話題の的)。 - ×
face of brand(theや冠詞なし)→ ◎the face of the brand。 - 過度な宣伝口調になりやすいので、控えめにするなら often called / widely seen as / regarded as を併用。
the voice of a generationは大きな称号。無闇に乱用せず、文脈(実績・影響)を伴わせる。
🧠用語ミニ辞典
- frame(枠)
- town/brand/team のように、みんなで共有できるコミュニティや分野のくくり。
- darling
- (比喩)人気者・寵児。メディア・市場の“推し”。
- face
- 顔=象徴・看板。広告起用者・中心人物に使われやすい。
- voice
- 声=代弁。世代や運動の考え・感情を代表して語る人。
- pride
- 誇り。地域や学校が胸を張って紹介する存在。
🚀 モチベーション一言
ニュースや広告で the ___ of ___ を見かけたら、 心の中で「どの枠?」「どんな看板語?」と分解してみましょう。理解が一気に進みます。
💬 例文で感覚をつかもう!(「枠 × 看板語」を the で指名)
Her bakery became the talk of the town.
彼女のパン屋は町中の話題の的になった。
構造:the + talk + of the + 枠。town / city / campus など「場所の枠」でよく使う。
語注:talk=話題。become=〜になる。
The clip was the talk of the internet overnight.
その動画は一晩でネットの話題の中心になった。
強調:overnight=「一晩で」→ 拡散の速さを示す副詞。
置き換え:social media を枠にして the talk of social media も可。
The young designer became the darling of the media.
その若いデザイナーはメディアの寵児(ちょうじ)になった。
構造:the + darling + of the + 枠。枠=the media / the market / the festival など。
語注:darling=(比喩)人気者、推される人。
Their proposal video made them the darlings of romance fans.
二人のプロポーズ動画で、彼らは恋愛ファンの大のお気に入りになった。
文法:主語が複数なので darlings と複数形に(them と一致)。
語注:proposal=プロポーズ。make A B=A を B にする。
She was chosen as the face of the brand for the new campaign.
彼女は新キャンペーンのブランドの顔(広告塔)に選ばれた。
注意:face=象徴・看板。of the brand の冠詞 the を忘れない。
言い換え:brand ambassador(ブランドアンバサダー)。
The doctor became the face of the campaign against smoking.
その医師は禁煙キャンペーンの顔(象徴)になった。
語注:campaign=運動・キャンペーン。against〜=〜に反対する。
ニュアンス:中心人物・広報の中心という意味合い。
The singer was called the voice of a generation.
その歌手は一世代の代弁者(世代の声)と呼ばれた。
冠詞:a generation(ある世代)。the generation にすると「その世代全体」を特定。
トーン:称号が大きいので「was called/ was widely seen as」などで控えめに。
She emerged as the voice of the movement.
彼女はその運動の声(代弁者)として頭角を現した。
語注:emerge=現れる・台頭する。枠=the movement。
比較:spokesperson(公式の広報担当)とはニュアンスがやや異なる比喩的称号。
The marathon champion is the pride of the city.
そのマラソン王者は街の誇りだ。
構造:the + pride + of the + 枠(city/school/nation など)。
語注:pride=誇り。人にも場所にも使える称賛語。
Our debate team is the pride of the school.
うちのディベート部は学校の誇りだ。
語注:debate team=ディベート部。枠=the school。
関連:the pride of Japan(日本の誇り)など of + 国・地域にも広く使える。
His robot project became the talk of the campus.
彼のロボット企画はキャンパスの話題の中心になった。
冠詞:the campus と the を入れて「そのキャンパス」を特定。
言い換え:the talk of the school / the talk of the club。
He is often called the face of the team.
彼はチームの顔とよく呼ばれる。
トーン調整:often called / widely seen as を添えると主観を弱めて上品。
枠:the team / the league などスポーツ枠に合う。
The startup quickly became the darling of the market.
そのスタートアップはすぐに市場の寵児になった。
副詞:quickly=短期間で一気に注目を集めたニュアンス。
枠:the market / investors / the press など。
Mia served as the voice of the classroom in the meeting.
ミアは会議でクラスの代弁者として務めた。
語注:serve as=〜として務める。枠を小さくすれば、日常場面でも自然に使える。
比較:representative(代表)という語でも OK(やや形式的)。
12-3 FAQ:the + 名詞 + of + 枠(the talk / the darling / the face / the voice / the pride ...)
型
the + talk/darling/face/voice/pride + of + 枠
コア
「枠(town/brand/team など)内での“看板・象徴・話題”を the で一つに特定」
よく使う場面ニュース/広告/スピーチ/レビュー
慣用句として一つの大評判=看板を指すため、talk は単数が基本です。
Her bakery is the talk of the town.
彼女のパン屋は町の話題の的だ。
the talks of the town(不自然)/
◎ a hot topic in town(別表現)
- of=所属・属性(「町の看板話題」)。慣用形:the talk of the town
- in=場所・範囲(「町での話題」)。語感は一般的。
The clip became the talk of the internet overnight.
その動画は一晩でネットの話題の中心になった。
※ 決まり文句では of を使うのが自然。
- 固有名詞(Apple / Japan)は通常 冠詞なし。
- 普通名詞(brand / team / city)は文脈で
theを付けて特定。
She became the face of Apple worldwide.
彼女は世界的にApple の顔になった。
- the face of ~=象徴・看板(比喩、広告的)。
- ambassador=アンバサダー(役職名)。
- spokesperson=公式の広報担当(発表係)。
She serves as the face of the campaign, not its official spokesperson.
彼女はキャンペーンの顔だが、公式広報ではない。
- a generation=ある世代(不特定・広め)。
- the generation=その世代全体(特定・強め)。
The novelist was the voice of a generation.
その小説家はある世代の代弁者だった。
否定・変化は no longer(もはや〜でない)や not exactly(必ずしも〜とは言えない)でやわらかく。
He is no longer the darling of the market.
彼はもはや市場の寵児ではない。
one of the faces / one of the darlings とすれば「数ある看板の一人」に。
She is one of the faces of the team.
彼女はチームの看板の一人だ。
可。the pride of ~ は人・物・場所のどれにも使える。the face of ~ は通常は「人」。
The museum is the pride of the town.
その博物館は町の誇りだ。
形容詞化して前に置くときはハイフンで連結します。
a talk-of-the-town bakery
町で評判のパン屋
※ 本文では通常形:is the talk of the town
主観を弱めるなら often called / widely seen as / considered を添える。
She is widely seen as the voice of the movement.
彼女はその運動の代弁者と広く見なされている。
pride は通常は不可算ですが、比喩で「誇りの種(対象)」を並べる時は the prides of ~ と複数にする例もあります(やや文語)。
These athletes are the prides of the nation.
これらの選手は国の誇りたちだ。
日常会話では単数:the pride of Japan が一般的。
darling は「人気者」の称賛だが、文脈によっては皮肉に響くことも。中立にしたいなら favorite / media favorite に置換。
He is the darling of the media, for better or worse.
彼は良くも悪くもメディアの寵児だ。
12-4. 比喩:the + (大人物) + of + 場所/分野(「〜界の○○」)
英語には、ある人・物を「その分野の象徴的な人物になぞらえる」ための型があります。
たとえば the Einstein of physics は「物理学界のアインシュタイン=超一流の頭脳」という比喩。
小学生にもやさしく言うと、「どの場所・分野?(of + 枠)」の中で
「その分野の顔といえる大人物」を使って the で一つに特定するイメージです。
🧭まずはコア(結論)
- ✅ 型:
the + 大人物名 + of + 枠(場所/分野)→ その枠で圧倒的な存在を指名。 - ✅ the は「その枠の中で一人だけ」に固定するマーカー。日本語の「〜界の○○」。
- ✅ 枠は the world / Japan / the team / physics / fintech / anime など「みんなで共有できるくくり」。
- ✅ 誇張になりやすいので、控えめに言うときは often compared to / dubbed / seen as を併用。
📚型テンプレ(言い換えや置き替えの見本)
the Einstein of AI(AI界の超天才)
the Shakespeare of drama(演劇界の大文豪)
the Picasso of street art(ストリートアート界の巨匠)
the Mozart of film music(映画音楽界の天才)
the Da Vinci of design(デザイン界の万能人)
the で「その枠の一人」を指名。
🧱よく使う「枠」(of + ~)とニュアンス
of Japan / of Asia / of the world(地理枠)
of physics / of fintech / of anime(専門分野)
of the team / of the league(組織・スポーツ)
of startups / of education(業界・活動)
枠が明確だと the が自然に立ちます。枠が曖昧なら、in 句(a genius in AI)などに切り替えると安全。
🎚️トーンの強さを調整(誇張しすぎないコツ)
often compared to / widely seen asdubbed / nicknamedthe + 人名 + of + 枠(キャッチーだが大胆)※ 文化差に注意。比喩が大げさ・不適切に聞こえる場合もあるため、公式文書や学術文では控えめ表現がおすすめ。
🧩関連表現の使い分け(どれを選ぶ?)
- 所有型
Japan’s Shakespeare(日本のシェイクスピア)=簡潔・見出し向き。 - 形容詞型
Shakespearean/Mozart-like=作風・性質に焦点。 - 説明型
often compared to Shakespeare in drama=丁寧・客観。
the of Japan Shakespeare /
◎ the Shakespeare of Japan。the を忘れない。
🧠用語ミニ辞典
- 比喩(metaphor)
- あるものを別のものにたとえて表すこと。英語のニュースや広告で非常に多い。
- 枠(frame)
- 場所・分野・組織・時代など「みんなが共有できるくくり」。
of + ~で示す。 - 象徴(icon)
- その分野を代表する存在。
theで一つに特定するのがポイント。
🚀 モチベーション一言
見出しで the ___ of ___ を見たら、 「どの枠?」→「どんな人物像を借りている?」の順に分解。読むスピードも理解も一気に上がります。
💬 例文で感覚をつかもう!(比喩で「その分野の○○」を the で指名)
She’s often called the Einstein of AI.
彼女はAI界のアインシュタインとよく呼ばれる。
型:the + 有名人名 + of + 分野。often called で控えめに。
語注:called=呼ばれる/AI=人工知能(Artificial Intelligence)。
He became the Shakespeare of drama in our country.
彼は国内で演劇界のシェイクスピアになった。
冠詞:the は「その枠の中で一人を特定」。
言い換え:our country’s Shakespeare(所有格の型)。
The composer is the Mozart of film music.
その作曲家は映画音楽界のモーツァルトだ。
film music=映画音楽(ジャンルの枠)。
文型:S + be + the + 人名 + of + 枠。
Her murals made her the Picasso of street art.
彼女の壁画は彼女をストリートアート界のピカソにした。
make A B=AをBにする。murals=壁画。
ニュアンス:圧倒的な表現力・革新性の比喩。
Within the company, she is the Da Vinci of design.
社内では彼女はデザイン界のダ・ヴィンチだ。
枠:within the company(会社の枠)+ of design(分野)。
ポイント:the で「社内のその一人」へ固定。
He’s become the Jordan of the league on defense.
彼は守備面でリーグのジョーダンになってきた。
on defense=守備面で(評価の軸を明示)。
注意:生身の有名人の比喩は強い称賛。場のトーンに配慮。
The chef is the Ferran Adrià of modern cuisine here.
この地域では、そのシェフはモダン料理界のフェラン・アドリアだ。
枠:modern cuisine(現代料理)。here で地域枠を暗示。
語注:発音は地域で揺れます。見出し語として理解すればOK。
In outreach, she is the Marie Curie of science education.
科学普及活動において、彼女は理科教育界のキュリー夫人だ。
outreach=普及活動。枠を言い添えると意味がクリア。
言い換え:a leading figure in science education(説明型)。
He became the Jobs of product design at the startup.
彼はそのスタートアップでプロダクトデザイン界のジョブズになった。
枠を二重で示す:product design(分野)+ at the startup(場所)。
控えめ表現:is often compared to を前に付けても◎。
The inventor is the Edison of our town.
その発明家は私たちの町のエジソンだ。
our town=地理の枠を明示して特定を成立。
語注:inventor=発明家。
He’s like the Romeo of the class—always writing poems.
彼はまるでクラスのロミオだ――いつも詩を書いている。
比喩をやわらげるなら like(〜のようだ)を添える。
語注:poems=詩。軽い冗談・親しみのトーン。
In our lab, she’s the Tesla of robotics for her bold ideas.
私たちの研究室では、彼女は大胆な発想でロボット工学界のテスラだ。
for her bold ideas=理由の付け足し(評価の根拠を示す)。
注意:強い称賛の比喩なので、公式文書では widely seen as などへ置換可。
12-4 FAQ:比喩 the + (大人物) + of + 場所/分野(「〜界の○○」)
型
the + Einstein + of + AI/the + Shakespeare + of + drama
コア
共有された「枠(of + 分野/場所)」の中で、その枠の圧倒的象徴を the で一つに特定
場面見出し/レビュー/スピーチ/マーケ
- the X of Y=比喩の定型。キャッチーで強い。
- Y’s X=簡潔で中立。見出しにも相性◎。
He is the Shakespeare of drama in our country.
彼はわが国の演劇界のシェイクスピアだ。
He is our country’s Shakespeare in drama.
彼は演劇でわが国のシェイクスピアだ。
Japan’s ___)が安全・控えめ。
OK。ただし称賛が強く響くため、控えめにするならクッション語を。
She is often compared to the Einstein of AI.
彼女はよくAI界のアインシュタインにたとえられる。
他に:widely seen as / dubbed / sometimes called など。
説明句を添えるか、比喩をやめて説明型へ。
He’s the Shakespeare of drama, a legendary playwright.
彼は演劇界のシェイクスピアで、伝説的な劇作家だ。
He is a leading figure in drama.
彼は演劇界の第一人者だ。(説明型)
- the Japanese Shakespeare=「日本の(国籍の)シェイクスピア」的に聞こえることがあり、誤解の恐れ。
- the Shakespeare of Japan=「日本におけるシェイクスピア的存在」=安全。
He’s the Shakespeare of Japan.
彼は日本のシェイクスピア的存在だ。
比喩として可能。ただし読者がピンと来ない場合があるので、理由を添えると親切。
She’s the Mozart of math for her elegant proofs.
彼女は数学界のモーツァルトだ――証明がエレガントだから。
固有名詞(人名・国名)は大文字、前置詞 of は小文字。文頭の The は大文字。
The Einstein of Japan
(書き分け例)
一般記事や会話では自然。ただし広告コピーでは商標の扱い・比較広告規制に注意(社内ガイドラインに従う)。
This app aims to be the Google of payments.
このアプリは決済のグーグルになることを目指す。
無難にするなら:a leading player in payments(説明型)。
懐疑・距離は so-called / supposed / quote-unquote など。
He is so-called the Einstein of fintech.
彼はいわゆるフィンテック界のアインシュタインだ。
for now / in this era / of the day で時間枠を限定。
He is, for now, the Jordan of the league on defense.
今のところ彼は守備でリーグのジョーダンだ。
He is Einstein of AI. /
◎ He is the Einstein of AI.
He is the Einstein of AI.
彼はAI界のアインシュタインだ。
国名は通常 the なし:of Japan(× of the Japan)。
比喩の核は「その枠の象徴=唯一」なので通常は the。控えめにするなら one of を。
She is one of the Shakespeares of drama in our era.
彼女はこの時代の演劇界のシェイクスピア的存在の一人だ。
慣用的に使われます(=「その分野で最も権威ある賞」)。ただし正式名称があるなら、初出で明記すると丁寧。
The Pritzker Prize is the Nobel of architecture.
プリツカー賞は建築界のノーベル賞だ。
正式名を添える:the Pritzker Architecture Prize(初出で全称を出す)。
12-5. 評価・定番の the:the go-to + 名詞/the must-see / must-read/the place to be
「これはまさにコレ一択」「必見の定番」「今ここが最高の場所」――そんな
“評価”や“定番”を指名して特定するときに使うのがこのセクションの the です。
大人向けの表現ですが、考え方はシンプル。たくさんある中から、みんなが認める「その一つ」を
the でピン留めするイメージです。
🧭まずはコア(結論)
- ✅
the go-to + 名詞:頼りにする定番/鉄板の選択(例:the go-to guide)。 - ✅
the must-see / must-read / must-visit / must-try:必見・必読・必訪・必食などの強いおすすめ。 - ✅
the place to be:今行くべき場所/注目スポット(時間・目的の枠があると自然)。 - ✅ いずれも
theで「多くの中の代表」を一つに特定するのが鍵。
📚型テンプレ(使い方の見本)
the go-to + 名詞go-tothe go-to café/the go-to resource
the must-see / must-read / must-visit / must-trya must-see(一つの必見物)the must-see movie/a must-read
the place to be (+ for/at/on...)the place to be for jazz fans/on Friday night
🧩文法メモ & よくある落とし穴
- go-to はハイフン必須:×
the go to place/ ◎the go-to place - must-系は名詞化OK:
It’s a must-see.(これは必見だ)/theを付けると「その代表格」。 - place to be は枠があると自然:
for kids/for brunch/on weekendsなど。 - go-to と favorite の違い:favorite は個人の好み、go-to は「よく使う定番」で機能寄り。
- トーン調整:控えめにするなら pretty much / kind of / often を添える。
※ 小学生向けメモ:go-to=「まよったらコレ!」、 must-see=「ぜったい見て!」、 place to be=「今いちばん行きたい場所」。
🔀関連表現(置き換えガイド)
top pick(最有力候補)
can’t-miss(見逃し厳禁)
hot spot(人気スポット)
no.1 choice(第一候補)
definitive guide(決定版の案内)
the definitive ... は「決定版」と強い断定。公的文書では裏付け(根拠)を示すと信頼感UP。
🚀 モチベーション一言
旅行記事・レビュー・宣伝文を読むとき、the が「たくさんの中の代表」を指していないか注目してみよう。 たった一文字に気づけるだけで、英語リーディングのコスパがグンと上がります。
💬 例文で感覚をつかもう!(「定番・必見・今行くべき」を the で一つに特定)
This is the go-to café for studying.
ここは勉強する時の定番カフェだ。
ポイント:go-to はハイフン必須の形容詞。「迷ったらコレ」の鉄板。
語注:café=カフェ/for studying=勉強用に(目的)。
She’s the go-to person for data questions.
彼女はデータの質問なら頼れる定番の人だ。
for + 分野/目的で「何の定番か」を明確に。
類義:the best person to ask(聞くならこの人)。
For quick drafts, Google Docs is the go-to tool.
下書きを素早く作るなら、Google ドキュメントが定番ツールだ。
For ~(用途)→is the go-to ~(鉄板)。順番で読むと理解が速い。
語注:draft=下書き。
It’s the must-see movie of the year.
それは今年の必見映画だ。
must-see は「必見」。of the yearで時間枠を限定すると自然。
言い換え:the film you can't miss this year。
This is the must-read article on climate basics.
これは気候の基礎を学ぶなら必読の記事だ。
on + テーマで対象を絞る:article on ~。
注意:must-read は形容詞にも名詞にもなる(例:a must-read)。
The cheesecake here is a must-try.
ここのチーズケーキは絶対に食べるべき一品だ。
a must-try=「必食の一品」(名詞)。看板として指名するなら the must-try dessert とも言える。
語注:dessert=デザート。
On Friday nights, the stadium is the place to be for soccer fans.
金曜の夜は、そのスタジアムがサッカーファンにとって一番行くべき場所だ。
時間+for + 人で枠を見える化。
類義:the hottest spot(今いちばん熱い場所)。
During cherry blossom season, the riverbank is the place to be.
桜の季節には、その川べりが一番の場所だ。
「いつ?」を先に言うと、the の特定が自然に立つ。
語注:riverbank=川べり。
On Valentine’s Day, the lakeside park is the place to be for couples.
バレンタインデーには、その湖畔の公園がカップルにとっての定番スポットだ。
「誰にとって?」は for + 人 で明示。
語注:lakeside=湖畔。
This method is not exactly the go-to choice for beginners.
この方法は、初心者向けの定番の選択肢というわけではない。
not exactly で角の立たない否定に。
類義:isn’t the first choice(第一候補ではない)。
Email is pretty much the go-to channel for updates.
お知らせには、メールがほぼ定番の手段だ。
pretty much=「だいたい」。断定をやわらげる便利ワード。
語注:channel=手段・チャネル。
Tokyo is the must-visit city for foodies this summer.
この夏、食べ歩き好きには東京が絶対に行くべき街だ。
for + 人(対象)+this summer(時期)で枠を明確に。
語注:foodie=食べ歩き好き。
For beginners, this website is the go-to guide.
初心者には、このウェブサイトが定番のガイドだ。
「誰向け?」の for + 人 を忘れずに。
対比:favorite は「大好き」、go-to は「よく使う定番」。
On New Year’s Eve, the city square is the place to be.
大みそかには、市の広場が一番の場所だ。
On + 具体的な日 を置くと、the が「その日に限った一択」を示す。
語注:square=広場。
12-5 FAQ:評価・定番の the(the go-to/the must-〜/the place to be)
型
the go-to + 名詞/the must-see / must-read / must-visit / must-try/the place to be (+ for/on/...)
コア
たくさんの中から、みんなが認める「その一つ」を the で特定
場面レビュー/観光/紹介記事/会話
- go to=動く「〜へ行く」(動詞+前置詞)。
- go-to=「頼れる定番の」(ハイフン付きの形容詞)。
This is the go-to book for beginners.
これは初心者にとって定番の本だ。
We go to this café every Sunday.
私たちは毎週日曜にこのカフェに行く。
the go to café(ハイフンなし) → ◎ the go-to café
- a go-to=定番の「ひとつ」。
- the go-to=みんながまず挙げる「代表格」。
This site is a go-to resource for teachers.
このサイトは先生たちにとって定番の情報源の一つだ。
This site is the go-to resource for teachers.
このサイトは先生たちにとって代表的な定番情報源だ。
- 形容詞:
the must-see movie(必見の映画)。 - 名詞:
a must-see(必見物)。
It’s a must-see for history lovers.
歴史好きには必見だ。
It’s the must-see exhibition this spring.
この春の必見展だ。
must to see(誤り) → ◎ must-see
- for + 人/目的:誰にとって/何のために。
- on + 日付/曜日:ピンポイントの時間。
- in + 月/季節:期間の枠。
- at + イベント:イベント会場・機会。
On Friday, this square is the place to be for families.
金曜は、この広場が家族連れにとって一番の場所だ。
便利なクッション語:pretty much/arguably/often
This is pretty much the go-to guide for beginners.
これは初心者向けとしてほぼ定番のガイドだ。
口語的な誇張を避け、客観的な表現へ。
This handbook is a standard reference for new staff.
このハンドブックは新入職員の標準的な参考書だ。
他:authoritative guide / widely used resource など。
go-tos(アポストロフィ不要)。must-reads / must-sees / must-tries(ハイフンは保持)。places to be(通常通り名詞に -s)。
These blogs are my go-tos for study tips.
これらのブログは、勉強のコツを得る定番サイトたちだ。
for + 人/目的 を添えると誤解が減る。
This channel is the go-to for quick news.
このチャンネルは速報の定番だ。
not exactly / not quite / isn’t always を使うと柔らかい。
This method is not exactly the go-to choice for beginners.
この方法は、初心者向けの定番というわけではない。
時間枠があると自然(on Fridays / in summer)。でも一般評価として常に使うことも可能。
In summer, the beach is the place to be.
夏は、海辺が一番の場所だ。
For live music, this hall is always the place to be.
ライブ音楽なら、このホールはいつでも一番の場所だ。
the definitive は強い断定。レビューや広告ではOKだが、根拠を添えると信頼度UP。
This book is the definitive guide to sushi.
この本は寿司の決定版ガイドだ。
控えめに:a widely used guide / a comprehensive guide
must + 動詞の原形 を名詞化(ハイフン必須)=「〜すべき価値があるもの」。
Their ramen is a must-try for visitors.
彼らのラーメンは、旅行客にとって必食だ。
13. the を付ける固有名詞
固有名詞(場所・建物・新聞など特定の名前)でも、the が付くグループがあります。
ポイントは「一まとまり(集合)」や「唯一の対象」として認識されるかどうか。たとえば
the Pacific Ocean(太平洋:広い海の集合体)、
the Himalayas(ヒマラヤ山脈:山々の集合)、
the British Museum(大英博物館:特定の公共建築物)など。
このセクションでは、よく出る6つのカテゴリに分けてスッキリ覚えます。
🔎まずは全体像(カテゴリと「the」が付く理由)
| カテゴリ | 代表例 | 「the」が付くコツ |
|---|---|---|
| 🌊 海洋・河川・運河 | the Pacific Ocean / the Nile / the Suez Canal |
水域=広がる集合をひとつの固有体として特定 |
| ⛴️ 船舶・艦隊 | the Titanic / the Home Fleet |
命名された対象を固有の一体物として特定 |
| 🌬️ 海峡・半島 | the English Channel / the Labrador Peninsula |
地理上の特定の形状・区画として共有認識 |
| ⛰️ 山脈・群島・砂漠 | the Himalayas / the Galapagos / the Sahara |
集合(山々・島々)や広域の一体として特定 |
| 🏛️ 公共建築物 | the British Museum / the White House |
公に知られる特定の施設名 |
| 📰 新聞・雑誌 | the New York Times / the Economist |
媒体(メディア)を固有のタイトルとして特定 |
※ 単独の山(例:Mount Fuji)や単独の島(Hokkaido)などは通常 the を付けません。
一方、「山脈」「群島」のように
集合体になると the が付くのがコツ。
🧭用途別サブセクションへ
できたことに印を付けると、行動は続きます(小さな達成感の積み上げ)。
💬 ミニ例文で確認
The Pacific Ocean is vast.
太平洋は広大だ。
I love you to the moon and back.
あなたを「月まで行って戻るくらい」愛してるよ。(とても強い愛情を表す定番フレーズ)
※ the moon は唯一物としての the。
13-1. 海洋・河川・運河
海・川・運河の固有名詞には、原則として the を付けます。
コツは、これらを「広がりをもつ一つの大きな領域(集合体)」として指すイメージ。だから
the Pacific Ocean(太平洋)、the Nile(ナイル川)、the Suez Canal(スエズ運河)のように
the が自然に立ちます。
🌊全体像と語彙(まずはここを押さえる)
| カテゴリ | 英語 | やさしい説明 | the を付ける理由(コツ) |
|---|---|---|---|
| 海洋 | ocean / sea |
ocean は大きな海域、sea は比較的しぼられた海域。 | 広い水域=集合体をひとつの固有体として特定するから the。 |
| 河川 | river |
水が流れる道(川)。例:the Thames, the Nile。 | 一本の川を固有名で特定するので the。 |
| 運河 | canal |
人が作った水路。例:the Suez Canal, the Panama Canal。 | 人工の“特定ルート”として認知されるため the。 |
- 代表的な表記:
the Pacific Ocean,the Atlantic,the Mediterranean (Sea),the Amazon,the Mississippi,the Suez Canal - 発音のヒント:
theの後ろが母音音(例:Atlantic/ə/)なら /ði/、子音音(例:Pacific/p/)なら /ðə/。
🧭命名のルールと表記ゆれ(ここで迷わない)
河川の語順英:the River Thames / 米:the Mississippi River
どちらも the + 川の固有名 が核。
省略形(the Thames, the Mississippi)も自然。
✅ 迷ったら「the + 固有名」を基本にすると安全。
海の呼び方the Pacific (Ocean) のように Ocean を省くことも多い
地中海も the Mediterranean と Sea を省略可。
✅ Sea/Ocean の省略は文脈で通じるときに使われます。
Lake)は通常 the を付けません(例:Lake Biwa)。
ただし複数の湖の集合は the(例:the Great Lakes)。
📚用語ミニ辞典(小学生にもやさしく)
ocean(オーシャン):とても大きな海。世界レベルの広さ。
sea(シー):それより小さめの海域。地中海など。
river(リバー):山などから海へ流れる水の道。
canal(カナル):人が掘った水の道(船を通すため)。
bay / gulf:海が陸へ入りこんだ所(湾)。※「the Gulf of Mexico」のように the を付ける慣用もあり。
strait:細い海の通り道(海峡)。※本詳細は 13-3 で扱います。
✅3ステップの覚え方
- 水域か?流路か?人工水路か?(ocean/sea・river・canal)をまず判定。
- 固有名詞なら原則 the(
the + 固有名)。 - 湖は例外(
Lake + 固有名が基本、theなし)。集合はthe(the Great Lakes)。
(行動のハードルを下げる“実行意図”=継続のカギ)
💬 例文で感覚をつかもう!(海洋・河川・運河)
the Pacific Ocean is deeper than most seas.
太平洋は、たいていの海より深い。
🔍 学習ポイント:the + Pacific Ocean(広大な海域=集合体)/deeper than(比較級:〜より深い)
語彙:ocean=大洋/sea=海域/deep=深い
発音ヒント:the + Pacific(子音 /p/)→ /ðə/ ザ。
Ships pass through the Suez Canal every day.
船は毎日、スエズ運河を通過する。
🔍 学習ポイント:pass through=通過する/the + Canal=人工の水路は特定ルートとして the
語彙:canal=運河(人造の水路)/every day=毎日
構造:S(Ships) + V(pass) + 前置詞句(through the Suez Canal)
Is the Nile longer than the Amazon?
ナイル川はアマゾン川より長いですか?
🔍 学習ポイント:the + 川の固有名/比較表現 longer than ~
語彙:long=長い/river=川
発音ヒント:the + Amazon(母音 /æ/)→ /ði/ ジー。
We sailed across the Atlantic.
私たちは大西洋を横断した。
🔍 学習ポイント:sail across=船で渡る/the Atlantic (Ocean) の Ocean はしばしば省略
語彙:sail=航海する/across=横切って
構造:S(We) + V(sailed) + 前置詞句(across the Atlantic)
Many ships go from the Pacific to the Atlantic via the Panama Canal.
多くの船が、パナマ運河を通って太平洋から大西洋へ行く。
🔍 学習ポイント:via=〜経由で/the + Canal は特定の人工水路
語彙:via=…経由で/go from A to B=AからBへ行く
発音ヒント:Atlantic は母音始まり → the は /ði/。
The Thames is beautiful at night.
テムズ川は夜に美しい。
🔍 学習ポイント:川の省略形(the Thames=the River Thames)も自然
語彙:beautiful=美しい/at night=夜に
英語式(英):the River Thames/米式(米):the Mississippi River
They built bridges over the Mississippi River.
彼らはミシシッピ川に橋を架けた。
🔍 学習ポイント:米式は the + 固有名 + River(英式は the River + 固有名)
語彙:build=建てる/bridge=橋/over=…の上に
構造:S(They) + V(built) + O(bridges) + 前置詞句(over the Mississippi River)
The mouth of the Amazon is wider than you imagine.
アマゾン川の河口は、あなたが想像するよりも広い。
🔍 学習ポイント:the mouth of the Amazon=「アマゾン川の河口」/比較級 wider than
語彙:mouth=河口/imagine=想像する/wide=広い
名詞の連結:the + 名詞 + of + the + 固有名
We watched the sunset over the Mediterranean Sea.
私たちは地中海に沈む夕日を眺めた。
🔍 学習ポイント:over the Mediterranean Sea=「地中海の上に(に向かって)」/sunset=夕日
語彙:watch=見る/sunset=夕日/over=…の上に
表記:the Mediterranean と Sea を省略することも多い。
The Arctic Ocean is covered with sea ice in winter.
北極海は冬に海氷で覆われる。
🔍 学習ポイント:be covered with=〜で覆われている/the + Ocean の定番
語彙:Arctic=北極の/ice=氷/winter=冬
発音:Arctic は子音 /ɑːrk-/ → the は /ðə/。
Let’s take a slow walk along the Thames at sunset.
夕暮れに、テムズ川沿いをゆっくり散歩しよう。
🔍 学習ポイント:take a walk along ~=〜に沿って散歩する/固有名の川は the
語彙:slow=ゆっくりした/sunset=夕暮れ
情景表現で自然に the を使う感覚を身につける。
✅ 正:We visited Lake Biwa last summer.
❌ 誤:We visited the Lake Biwa last summer.
(正)私たちは去年の夏、琵琶湖を訪れた。(「the」は付けない)
🔍 学習ポイント:単独の湖は通常 Lake + 固有名(the なし)。
語彙:visit=訪れる/last summer=去年の夏
例外:複数の湖の集合は the(the Great Lakes)。
The Dead Sea isn’t an ocean; it’s a salt lake.
死海は海洋ではなく、塩湖だ。
🔍 学習ポイント:名前に Sea が入っても実際は湖(でも固有名なので the)
語彙:salt=塩の/lake=湖/ocean=大洋
構造:否定+対比 isn’t …; it’s …
We walked along the Seine, sailed across the Baltic Sea, and flew over the Black Sea.
私たちはセーヌ川に沿って歩き、バルト海を船で渡り、黒海の上を飛行した。
🔍 学習ポイント:along=沿って/across=横断して/over=上を越えて
語彙:walk=歩く/sail=航海する/fly=飛ぶ
一文で複数の the + 固有名 を使う練習。
The Panama Canal was completed in 1914.
パナマ運河は1914年に完成した。
🔍 学習ポイント:受動態 was completed=完成した(されている)/年号の置き方
語彙:complete=完了させる/canal=運河
固有名の運河は the + 名称 + Canal が基本。
13-1 FAQ:海洋・河川・運河(the を付ける固有名詞)
対象
the + Ocean / Sea / River / Canal
コツ
集合体・広域・固有のルートとして特定
例外 Lake Biwa(湖は通常 the なし)/省略形:the Atlantic, the Thames など
結論
英式は the River + 固有名、米式は the + 固有名 + River。どちらも
the は必須。会話では
省略形(the Thames / the Mississippi)も自然です。
英文
I crossed the River Thames this morning.
今朝、テムズ川を渡った。(英式語順)
- cross=渡る、this morning=今朝。
- 米式に言い換え:
I crossed the Mississippi River.(ミシシッピ川のように)
結論
文脈で海を指すと明らかなときは the Atlantic などと
Ocean/Sea を省いてOK。正式文書や初出では the Atlantic Ocean と書くと丁寧です。
英文
We flew over the Atlantic at night.
私たちは夜に大西洋の上を飛んだ。(Ocean 省略)
flew over=上空を飛ぶ/at night=夜に。
人名・国名などと紛らわしい場合は、River を明記した方が安全です。
例:the Jordan River(「ジョーダン川」)は国名 Jordan と区別がつく。
英文
He lives near the Jordan River.
彼はヨルダン川の近くに住んでいる。
near=〜の近くに/固有名+River で意味を明確に。
- along ~に沿って(線に平行)
- by ~のそばに(近接)
- across ~を横切って(端から端)
- over ~の上を越えて(上空・越境)
英文
We camped by the Mekong River.
私たちはメコン川のそばでキャンプした。
camp=野営する/状況に合わせて前置詞を選ぶのがコツ。
はい。音で決めます。
母音音なら /ði/(例:the Amazon)、子音音なら /ðə/(例:the Pacific)。
例外的に Euphrates は語頭が /juː/(イェ音=子音)なので /ðə/ が自然です。
英文
The Amazon flows across South America.
アマゾン川は南アメリカを横切って流れる。
flow=流れる/across=横切って。
一般名詞(無名の運河)なら a canal / canals。
固有名詞なら the + 名称 + Canal。
例:the Suez Canal, the Panama Canal。
英文
They dug a canal to connect the two towns.
彼らは2つの町をつなぐために運河を掘った。(一般名詞=the なし)
dig=掘る/connect=つなぐ。
はい。名詞(海)を指すときは the Pacific (Ocean)。
形容詞として別の名詞を修飾するときは the なし(例:Pacific salmon)。
英文
Pacific salmon migrate across the North Pacific.
太平洋サケは北太平洋を横断して回遊する。
migrate=移動・回遊する。
通常、文中の the は小文字。固有名詞部分(Atlantic Ocean)は各語の頭文字を大文字にします。 文頭に来るときのみ The と大文字。
英文
He studies the Atlantic Ocean ecosystem.
彼は大西洋の生態系を研究している。
ecosystem=生態系。
the + 名詞 + of + the + 川名 が基本。
所有格(the Nile’s mouth)も可能ですが、地理名詞では of 構文が読みやすく無難です。
英文
The source of the Nile is a topic of debate.
ナイル川の源流は議論の的である。
source=源流/topic of debate=議論の的。
会話・ニュースではよく使われます。初出や学術文では正式形(the Suez Canal)を推奨。
文脈で誤解の恐れがないかを確認しましょう。
英文
Our ship transited the Suez last night.
昨夜、私たちの船はスエズ運河を通過した。(省略形)
transit=通過する(専門語)/一般には go through でもOK。
13-2. 船舶・艦隊
船の固有名や海軍の艦隊名には、原則として the を付けます。
コツは、「世界にひとつの特定物」として共有できるかどうか。
たとえば the Titanic(タイタニック号)、the Home Fleet(本国艦隊)のように、
名前が付いているものは固有体として認識されるため the が自然に立ちます。
🚢全体像と代表例(まずは地図を描く)
| カテゴリ | 代表例(表記) | the を付ける理由(コツ) |
|---|---|---|
| 旅客船・豪華客船などの船名 | the Titanic / the Queen Mary 2 |
固有名の「一隻」を特定するため the。 |
| 軍艦(接頭辞つき) | HMS Victory / USS Enterprise |
命名+接頭辞で個体が一意。(日常文では the USS Nimitz のように the を付ける用法も広く見られます) |
| 艦隊名・任務部隊 | the Home Fleet / the Pacific Fleet / the 7th Fleet |
組織・編成として固有に特定できるため the。 |
| フェリー/航路のサービス名 | the Staten Island Ferry(サービス・路線名) |
固有タイトルとして扱うと the。 |
| 一般名詞(種類・職業名) | a ship, a ferry, a submarine |
固有名でなければふつうは a/an。文脈で特定なら the。 |
※ 出版スタイルでは船名をイタリックにすることがあります(例:the Titanic)。本サイトでは可読性重視で <code> 表記を用いています。
🧭命名と the の実務ルール(迷子にならないために)
基本形
the + 船名 /
the + 艦隊名
- 例:
the Titanic/the Queen Mary 2 - 例:
the Pacific Fleet/the Home Fleet
接頭辞つき軍艦(HMS / USS / JS など)
- フォーマル書式では
HMS Victoryのようにtheを付けない流儀もあります。 - 日常的な記事・会話では
the USS Enterpriseのようにtheを付ける例が多数あります。 - 本サイトでは 学習の一貫性のため「
theあり」も自然な用法として紹介します。
a ferry, a warship)は固有名ではないので the は不要。
固有サービス名(例:the Staten Island Ferry)は the を付けます。
📚用語ミニ辞典
ship(シップ):大きめの船。海を長く航海するタイプ。
boat(ボート):小さめの船。川や港で使うことが多い。
vessel(ベッセル):船のかたい言い方(法律・海事で使用)。
fleet(フリート):たくさんの船の集まり(編成)。
flagship(フラッグシップ):艦隊の中心となる旗艦。
ferry(フェリー):人や車を運ぶ船のサービス(路線)。
✅3ステップの覚え方
- 固有名か?(その船・その艦隊に固有の名前があるか)
- 固有名なら
the + 名称を基本に。 - 一般名詞なら a/an(文脈で特定なら the)。
今日からニュース記事で the + 船名/艦隊名 を1つメモしよう。(“小さな達成”が学習を続ける力になります)
💬 例文で感覚をつかもう!(船舶・艦隊)
The Titanic hit an iceberg at night.
タイタニック号は夜に氷山に衝突した。
🔍 学習ポイント:the + 船名(固有名=世界にひとつの対象)
語彙:hit=ぶつかる/iceberg=氷山/at night=夜に
構造:S(The Titanic) + V(hit) + O(an iceberg) + 時( at night )
The Pacific Fleet conducted exercises last month.
太平洋艦隊は先月、演習を実施した。
🔍 学習ポイント:the + 艦隊名(組織・編成として特定)/conduct exercises=演習を行う
語彙:fleet=艦隊/exercise(s)=演習/last month=先月
時制:過去形 conducted
We visited the USS Enterprise at the pier.
私たちは岸壁で空母エンタープライズ号を見学した。
🔍 学習ポイント:日常文やニュースでは the + 接頭辞 + 船名 も広く使われる
語彙:visit=訪れる/pier=桟橋・岸壁
※フォーマル表記では USS Enterprise と the なしも見られる。
We took the Staten Island Ferry to Manhattan.
私たちはスタテンアイランド・フェリーでマンハッタンへ渡った。
🔍 学習ポイント:固有のサービス・路線名=the
語彙:take=(乗り物)に乗る/ferry=フェリー
前置詞:to(目的地)
Is the Seventh Fleet operating in the western Pacific?
第七艦隊は西太平洋で活動していますか?
🔍 学習ポイント:序数(Seventh)+Fleet も固有名=the
語彙:operate=活動する/western=西の
語順:Be動詞疑問(Is + 主語...)
The Queen Mary 2 was commissioned in 2004.
クイーン・メリー2は2004年に就役した。
🔍 学習ポイント:be commissioned=就役する(受動態)/年の言い方を押さえる
語彙:commission=(艦を)就役させる/in 2004=2004年に
関連:be launched=進水する、be decommissioned=退役する
We had dinner on board the Queen Mary 2 while she was at anchor.
私たちはクイーン・メリー2号で、停泊中に夕食をとった。
🔍 学習ポイント:on board=船上で/at anchor=錨泊中(停泊)
語彙:dinner=夕食/anchor=いかり
船には女性代名詞 she を用いることがある(文体上の慣習)。
We boarded a ferry, but we photographed the Staten Island Ferry.
私たちはフェリーに乗ったが、スタテンアイランド・フェリー(固有名)は写真に撮った。
🔍 学習ポイント:一般名詞=a/an/固有名(サービス名)=the
語彙:board=乗船する/photograph=写真に撮る
コントラスト表現:but
I’d cross the harbor on the Staten Island Ferry with you any day.
君となら、いつだってスタテンアイランド・フェリーで湾を渡りたい。
🔍 学習ポイント:I’d=I would(控えめな願望)/any day=いつだって
語彙:harbor=港・湾/cross=横断する
固有サービス名の前に the。
Maintenance on the Home Fleet carrier was completed yesterday, officials said.
本国艦隊の空母の整備は昨日完了したと、当局は発表した。
🔍 学習ポイント:報道の定型 ..., officials said./受動 was completed
語彙:maintenance=整備/carrier=空母
固有編成名=the。
The Royal Fleet Auxiliary, which supports naval operations, supplies fuel and stores at sea.
王立補助艦隊(海軍作戦を支援する)は、洋上で燃料や物資を補給する。
🔍 学習ポイント:, which 〜,(非制限用法=追加説明)
語彙:auxiliary=補助の/supply=補給する/stores=物資
組織名=the。
HMS Victory is preserved as a museum ship.
HMS ヴィクトリーは博物館船として保存されている。
🔍 学習ポイント:フォーマルでは the を付けない書き方も用いられる
語彙:preserve=保存する/museum ship=博物館船
学習の一貫性のため、日常文では the + 船名 で覚えてOK。
The flagship is the largest ship in the fleet.
旗艦は、その艦隊で最も大きい船だ。
🔍 学習ポイント:the + 最上級/the fleet=その艦隊(文脈で特定)
語彙:flagship=旗艦/largest=最も大きい
構造:S(The flagship) + V(is) + C(the largest ship in the fleet)
Destroyers escorted the convoy through the strait.
駆逐艦は、その船団を海峡を通って護衛した。
🔍 学習ポイント:the convoy=(文脈で特定の)船団/escort=護衛する
語彙:destroyer=駆逐艦/strait=海峡
地形名は 13-3(海峡)で詳述。
This is not a warship; it’s a ferry.
これは軍艦ではなく、フェリーだ。(一般名詞=the なし)
🔍 学習ポイント:特定されていない種類名=a/an。固有名・特定物は the。
語彙:warship=軍艦/ferry=フェリー
対比:not A; it’s B
13-2 FAQ:船舶・艦隊(the を付ける固有名詞)
対象
the + 船名 / 艦隊名 / サービス名
コツ
固有名=世界にひとつの特定物として扱う
注意 一般名詞(a ship / a ferry)は the なし(文脈特定を除く)
船名・艦隊名は固有名で、話し手・聞き手が同じ「ひとつ」を指しているからです。
世界にオンリーワンの対象は the で特定します。
英文
The Queen Mary 2 left the port at noon.
クイーン・メリー2は正午に港を出港した。
語彙:port=港/leave=出発する。
フォーマルHMS Victory のように the を付けない流儀がよくあります。
日常・報道the USS Enterprise のように the を付ける例も多数。
どちらも見られるので、一貫性を持って使えばOK(学習では the + 船名 を基本にしても自然)。
英文
We toured the USS Nimitz last week.
先週、空母ニミッツを見学した。
語彙:tour=見学する。
スタイル指南では船名を斜体にすることがあります(例:the Titanic)。
文中の the は通常小文字、固有名部分は大文字(Queen Mary 2)。
文頭に来る場合のみ The と大文字。
英文
He served on the Queen Mary 2 for years.
彼は何年もクイーン・メリー2に乗務していた。
語彙:serve on=(船に)勤務する。
伝統的に船は she / her と呼ばれることがありますが、 現代の中立的な文体では it を使うのが一般的です。文脈や媒体に合わせて選びましょう。
英文
The ship completed its sea trials yesterday.
その船は昨日、洋上試験を完了した。(中立:its)
語彙:sea trials=海上公試(試験航海)。
- aboard(副詞/前置詞)=乗って:He is aboard the ship.
- on board(成句)=船上で:We are on board the ferry.
- onboard(形容詞)=船内の:onboard Wi-Fi(船内Wi-Fi)
英文
We had lunch on board the ferry.
私たちはフェリーの船上で昼食をとった。
- launched=進水(初めて水に浮かべる式)
- commissioned=就役(正式に任務開始)
- decommissioned=退役(任務終了・除籍)
英文
The destroyer was commissioned in 2019 and decommissioned in 2040.
その駆逐艦は2019年に就役し、2040年に退役した。
語彙:destroyer=駆逐艦。
一般に ship=大きい船、boat=小さい船。 ただし海軍の慣用で潜水艦は boat と呼ぶことがあります(歴史的慣用)。
英文
The submarine is often called a boat in naval slang.
潜水艦は海軍の言い方では「ボート」と呼ばれることが多い。
語彙:submarine=潜水艦/slang=俗語。
- the + 艦隊名:
the Seventh Fleet,the Pacific Fleet - 任務部隊・打撃群:the + 名称:
the Carrier Strike Group Five - 艦級名:
the + 名称-class:the Arleigh Burke-class destroyers
英文
The Seventh Fleet includes Arleigh Burke-class destroyers.
第七艦隊にはアーレイ・バーク級駆逐艦が含まれる。
語彙:include=含む/class=艦級。
固有の路線・サービス名は the + 名称、種類として言うなら a ferry。
固有名はタイトル扱いなので the を付けます。
英文
We waited for the Staten Island Ferry, not a ferry in general.
私たちは、一般のフェリーではなく、スタテンアイランド・フェリーを待っていた。
どちらも正しい意味です。X’s Y は口語的で自然、
the Y of X はやや硬めで読みやすいことも。
文脈・文体に合わせて選びます。
英文
The Titanic’s maiden voyage ended in tragedy.
タイタニックの処女航海は悲劇に終わった。
語彙:maiden voyage=処女航海/tragedy=悲劇。
13-3. 海峡・半島
このセクションでは、海峡(strait/straits/channel) と 半島(peninsula) を扱います。どちらも
世界にひとつと共有できる固有の地形なので、英語では原則 the を付けます。
例:the Strait of Gibraltar(ジブラルタル海峡)/the Bering Strait(ベーリング海峡)/the Korean Peninsula(朝鮮半島)
🗺️全体像と語彙(まずは地形のイメージをつかむ)
| カテゴリ | 英語の言い方(代表例) | やさしい説明 | the を付ける理由(コツ) |
|---|---|---|---|
| 海峡 |
the Strait of + 地名the + 地名 + Straitthe + Channel(例:the English Channel)the Dardanelles(複数形:~海峡群)
|
海と海・海と大洋などをつなぐ細い海の通り道。船や潮の流れが集まる。 | 固有の水路として一意に特定されるため the。 |
| 半島 |
the + 形容詞/地名 + Peninsula例:the Iberian Peninsula/the Korean Peninsula |
陸が海に長く突き出したつのの形の土地。三方を海に囲まれる。 | 固有の地形領域を示すため the。 |
- strait は単数形・straits は複数形で伝統名(例:
the Dardanelles)。 - channel も「海峡」の意味で使われ、固有名には
the(例:the English Channel)。 - peninsula は「ペニンシュラ」と発音。語尾の
-sulaに注意。
🧭命名と表記の実務ルール(迷子にならないために)
海峡の語順
the Strait of + 地名(例:the Strait of Gibraltar)/
the + 地名 + Strait(例:the Bering Strait)
どちらも正規の型。the を付けるのがコア。
半島の書き方
the + 形容詞/地名 + Peninsula が基本(例:the Arabian Peninsula)。
地域名として使うときは文脈で the Peninsula と省略されることもあります。
cape)は単体名なら通常 the を付けません(例:Cape Horn, Cape Cod)。
ただし the Cape of Good Hope のように of 構文では the を用います。
📚用語ミニ辞典(やさしい解説つき)
strait(ストレイト):細い海の道。両側を陸に挟まれる。
channel(チャンネル):海峡の一種。広めの水路名に使われることが多い。
straits(複数):歴史的に複数形の名前(the Dardanelles など)。
peninsula(ペニンシュラ):三方を海に囲まれた長い陸地。
isthmus(イスムス):細い陸の首。二つの大きな陸地をつなぐ細長い陸(例:パナマ地峡)。
cape(ケイプ):海に突き出た岬。固有名は通常 the なし。
🎧the の発音ルール(かんたん確認)
- 母音音で始まる語(例:the Isthmus /ɪ/)→
/ði/(ジー)。 - 子音音で始まる語(例:the Bering Strait /b/)→
/ðə/(ザ)。 - スペルではなく音で決めるのがコツ。
✅3ステップの覚え方
- 水の道? 陸の突端? → 海峡(strait/channel)か半島(peninsula)かを判定。
- 固有名なら
the + 名称を基本に(語順はthe Strait of A / the A Strait)。 - 関連語も区別:岬(cape)は通常
theなし、地峡(isthmus)はtheを付けるのが一般的。
「場所を目で見る→名前を口に出す」のセット練習が、記憶に一番効きます。
💬 例文で感覚をつかもう!(海峡・半島)
The Strait of Gibraltar connects the Atlantic and the Mediterranean.
ジブラルタル海峡は、大西洋と地中海をつないでいる。
🔍 型:the Strait of + 地名(固有の水路=the)。connect=つなぐ。
語彙:Atlantic=大西洋/Mediterranean=地中海。
The Bering Strait separates Asia and North America.
ベーリング海峡は、アジアと北アメリカを隔てている。
🔍 型:the + 地名 + Strait。separate A and B=AとBを隔てる。
語彙:separate=分ける・隔てる。
There are many ships in the English Channel every day.
英仏海峡(ドーバー海峡)には、毎日たくさんの船がいる。
🔍 Channel も「海峡」の固有名で the を付ける。
語彙:channel=海峡/ship=船。
The Dardanelles were closed due to fog.
ダーダネルス海峡は、濃霧のため通行止めになった。(複数語形なので were)
🔍 複数形の固有名は動詞も複数形(were)。due to=〜のため。
語彙:fog=霧/close=閉鎖する。
The Korean Peninsula lies between the Yellow Sea and the Sea of Japan.
朝鮮半島は、黄海と日本海のあいだに位置する。
🔍 型:the + 地名 + Peninsula。lie between A and B=AとBの間にある。
語彙:peninsula=半島/lie=位置する。
The Iberian Peninsula includes Spain and Portugal.
イベリア半島には、スペインとポルトガルが含まれる。
🔍 include=含む(全体→一部)。
語彙:include=含む。
Much of the Arabian Peninsula is desert.
アラビア半島の多くは砂漠だ。
🔍 much of + the 名詞=〜の多く。desert=砂漠(発音 /dézərt/)。
語彙:much of=〜の多く/desert=砂漠。
The Scandinavian Peninsula juts into the Arctic Ocean.
スカンディナビア半島は北極海へ突き出している。
🔍 jut into=(海などに)突き出す。the + Ocean は固有の海域。
語彙:Arctic=北極の/jut=突き出す。
Tankers pass through the Bosporus every day.
タンカーは毎日、ボスポラス海峡を通過する。
🔍 前置詞:pass through + 海峡=〜を通過する。固有名は the。
語彙:tanker=タンカー。
Is the Davis Strait ice-free in summer?
デービス海峡は夏に氷がないですか?
🔍 Be動詞疑問:Is + 主語 + 補語 ... ?/ice-free=氷がない状態。
語彙:ice-free=無氷の。
Let’s watch the sunset over the Strait of Messina together.
いっしょにメッシーナ海峡に沈む夕日を見よう。
🔍 定番:watch the sunset over ~=〜に沈む夕日を見る。海峡名は the。
語彙:sunset=夕日。
The Isthmus of Panama is narrow.
パナマ地峡は細い。
🔍 Isthmus は母音音 /ɪ/ で始まるので the は /ði/(ジー)。narrow=細い。
語彙:isthmus=地峡/narrow=細い。
The peninsula that juts into the Pacific is the Izu Peninsula.
太平洋に突き出しているその半島は伊豆半島だ。
🔍 that juts into ~=〜に突き出している(制限用法)。固有名は the。
語彙:peninsula=半島/Pacific=太平洋。
Ferries were delayed in the English Channel because the sea was rough.
海が荒れたため、英仏海峡ではフェリーが遅れた。
🔍 受動:were delayed=遅れた。rough=(海が)荒い。
語彙:ferry=フェリー/rough=荒れた。
✅ We visited Cape Cod last year.
❌ We visited the Cape Cod last year.
(正)私たちは昨年ケープコッドを訪れた。(岬はふつう the を付けない)
🔍 13-3の関連注意:cape(岬)は単体名なら通常 the なし。ただし the Cape of Good Hope のように of 構文では the。
語彙:visit=訪れる。
13-3 FAQ:海峡・半島(the を付ける固有名詞)
対象
the + Strait/Channel/Sound/the + 地名 + Peninsula
コツ
固有の地形として共有できるから the
注意 岬(Cape)は通常 the なし(例:Cape Cod)
どちらも正しい固有名の型です。辞書や地図で両方見られます。the Strait of A は「A の海峡」、
the A Strait は「A 海峡」。the は必須です。
英文
Oil tankers pass through the Strait of Hormuz every day.
タンカーは毎日、ホルムズ海峡を通過する。
pass through=通過する/every day=毎日。
- Strait:細い海の通り道(例:the Tsugaru Strait)。
- Channel:やや広い水路の固有名に多い(例:the English Channel)。
- Sound:地域によって「海峡」や「湾入」を指す固有名(例:the Puget Sound)。
- Passage:航路・海の通り道の名(例:the Inside Passage)。
英文
Ferries operate in the Tsugaru Strait year-round.
津軽海峡ではフェリーが一年中運行している。
operate=運行する/year-round=一年中。
歴史的名称で 複数形が使われることがあります(the Dardanelles, the Straits of Malacca など)。
主語が複数扱いになることに注意(were / are)。
英文
The Straits of Malacca are vital for trade.
マラッカ海峡は貿易にとって重要だ。(複数扱い)
vital=とても大切な/trade=貿易。
- through the strait:海峡を通って(中を抜けて)。
- along the coast/peninsula:半島・海岸に沿って。
- around the peninsula:半島のまわりを(ぐるりと)。
英文
We drove around the Kii Peninsula in two days.
私たちは紀伊半島を2日で一周した。
drive around=車で一周する。
地形の表面・範囲にいる感じは on the peninsula が普通。 地域の内部(経済・政治など)の話では in the peninsula も使われます。
英文
He lives on the Izu Peninsula.
彼は伊豆半島に住んでいる。(地形の上=on)
一部で見られますが、推奨は the Strait of Gibraltar です。
地名の読みやすさ・誤解の少なさで of 型が無難。
英文
Many ships pass through the Strait of Gibraltar each year.
ジブラルタル海峡は毎年、多くの船が通過する。
peninsula は名詞「半島」、peninsular は形容詞「半島の」。 発音は pi-NIN-su-la(にんにゅ)と強勢に注意。
英文 The region has a mild peninsular climate.
その地域は温和な半島性の気候だ。
mild=おだやかな/climate=気候。
発音は /ˈɪsθməs/(イスムス)。thm の連続に注意。
固有名(the Isthmus of Panama など)は the を付けます。
英文
The Isthmus of Panama connects two continents.
パナマ地峡は2つの大陸をつないでいる。
continent=大陸。
同じ会話や記事でどの半島を指すかが明らかなら、短く the Peninsula と言うことがあります。
初出では必ず正式名(例:the Korean Peninsula)を書きましょう。
英文
The Korean Peninsula faces two seas. On the Peninsula, winters are cold.
朝鮮半島は2つの海に面している。半島では冬が寒い。
face=〜に面する。
the northern part of + 半島/
the northern + 半島名 のどちらも可能です(後者は公的名称でない限り説明的)。
英文
Snow is common on the northern part of the Scandinavian Peninsula.
スカンディナビア半島の北部では雪がよく降る。
common=よくある。
13-4. 山脈・群島・砂漠
このセクションでは、山脈(mountain ranges)・群島(archipelagos / islands)・砂漠(deserts)の固有名に付く
the のルールを、地図のように整理します。ポイントは
「世界にひとつのまとまりとして共有できるか」。
例:the Himalayas(ヒマラヤ山脈)/the Galápagos (Islands)(ガラパゴス諸島)/the Sahara (Desert)(サハラ砂漠)
🗺️全体像と代表表記(まずは型を覚える)
| カテゴリ | 代表的な英語名の型 | やさしい説明 | the を付ける理由(コツ) |
|---|---|---|---|
| 山脈(複数の山の連なり) |
the + 複数形名(the Andes, the Rockies)the + 固有名(the Himalayas, the Alps)
|
大きな山の連鎖。ふつう複数形や固有名で呼ぶ。 | 集合体として一意なので the。 |
| 群島(多くの島のまとまり) |
the + 複数形 Islands(the Canary Islands)the + 国名(the Philippines, the Maldives)the + 固有名(the Galápagos)
|
島がたくさん集まった島のグループ。 | 複数・集合として特定できるため the。 |
| 砂漠(大きな乾燥地域) |
the + 形容詞/固有名 + Desert(the Gobi Desert)固有名のみ(the Sahara, the Kalahari) |
雨が少ない広大な乾いた地域。 | 特定の地理領域として一意なので the。 |
- 単独の山は通常
theなし(例:Mount Fuji,Mount Everest)。ただし例外的に形や通称で the Matterhorn のようにtheを付ける慣用がある。 - 単独の島も通常
theなし(例:Honshu,Sicily)。ただし the Isle of Wight のようにIsle of型はtheを付ける。
🧭命名と表記の実務ルール(迷子にならないために)
山脈
ほぼ常に the + 名称。
- 例:
the Alps/the Himalayas/the Andes/the Rockies - 前置詞は in the Alps(アルプスの中で)とするのが基本。
群島
複数形や国名タイプは the を付ける。
- 例:
the Philippines/the Maldives/the Canary Islands/the Galápagos - 単独の島は通常
theなし(Okinawa,Hokkaidoなど)。
砂漠
基本は the + 名称 (+ Desert)。
- 例:
the Sahara (Desert)/the Gobi Desert/the Taklamakan Desert Desertを省いて固有名だけで呼ぶ慣用もある(the Sahara)。
スタイル(表記の小ネタ)
- 文中の
theは小文字。文頭ではThe。 - 地名は大文字開始:
the Alps,the Sahara。 - 学術や地図ではイタリック体を使う場合あり(本サイトでは可読性優先)。
Mount + 名 で the なし(例:Mount Kilimanjaro)。
ただし the Matterhorn のように通称で the を付ける例外もある。
📚用語ミニ辞典(やさしい解説つき)
mountain range(マウンテン・レンジ):山が長く連なったところ=山脈。
archipelago(アーキペラゴ):島がたくさん集まったところ=群島。
island(s):島(単数/複数)。複数で「〜諸島」の意味になる。
desert(デザート):雨がとても少ない広い土地=砂漠。
dune(デューン):風でできる砂の山=砂丘。
oasis(オアシス):砂漠の中の水のある場所。
🎯前置詞のヒント(形でイメージ)
- in the Alps / in the desert:中に入っている感覚。
- on an island:島の上にいる感覚。
- across the desert:横切って進む感覚。
✅3ステップの覚え方
- 単体か集合体かを判定(単独の山・島=ふつう
theなし/山脈・群島・砂漠=the)。 - 複数形・集合語(Alps, Himalayas, Islands など)は
theを基本に。 - 例外は「慣用」として覚える(the Sahara, the Matterhorn)。
「地形の形を目で見る → 名前を声に出す」だけで記憶の手がかりが増え、学習がラクになります。
💬 例文で感覚をつかもう!(山脈・群島・砂漠)
The Himalayas are home to Mount Everest.
ヒマラヤ山脈は、エベレスト山のある場所だ。
🔍 複数形地名+複数動詞:The Himalayas are ...。
語彙:be home to A=Aの所在地である。
We went skiing in the Alps last winter.
私たちは去年の冬、アルプスでスキーをした。
🔍 山脈は in the + 山脈名 が基本。
語彙:go skiing=スキーに行く。
The Andes run along the western edge of South America.
アンデス山脈は南米の西側に沿って伸びている。
run along=〜に沿って伸びる(地理の常套句)。
語彙:edge=縁・端/western=西の。
Grizzly bears live in the Rockies.
ハイイログマはロッキー山脈に生息する。
the Rockies=the Rocky Mountains の口語名。
語彙:grizzly bear=ハイイログマ。
We saw Mount Fuji at dawn, not the Mount Fuji.
私たちは夜明けに富士山を見た(the は付けない)。
単独の山=Mount + 名で the なし。
語彙:dawn=夜明け。
Climbers admire the Matterhorn for its iconic shape.
登山家は、その象徴的な形ゆえにマッターホルンを称賛する。
通称・特別な山名では the を付ける慣用がある(例:the Matterhorn)。
語彙:admire=称賛する/iconic=象徴的な。
The Galapagos are famous for unique wildlife.
ガラパゴス諸島は、特有の野生生物で有名だ。
複数名詞のため are を使う。
語彙:unique=独特の/wildlife=野生生物。
Tourism supports jobs in the Canary Islands.
観光業はカナリア諸島の雇用を支えている。
the + 複数形 Islands の定型。
語彙:tourism=観光業/support=支える。
The Philippines is an island nation in Southeast Asia.
フィリピンは東南アジアの島国だ。(現代英語では国名として単数扱いが普通)
国名として扱うときは 単数動詞が一般的。
語彙:island nation=島国。
The Maldives is famous for its coral reefs.
モルディブはサンゴ礁で有名だ。
the + 国名(複数形見え)でも国家として単数動詞が一般的。
語彙:coral reef=サンゴ礁。
The Sahara is the largest hot desert in the world.
サハラ砂漠は世界最大の「暑い砂漠」だ。
the + 固有名だけで砂漠を指す慣用(the Sahara (Desert))。
語彙:largest=最も大きい。
Winters in the Gobi Desert can be extremely cold.
ゴビ砂漠の冬は非常に寒くなることがある。
the + 名称 + Desert の定型。
語彙:extremely=極めて。
Few roads cross the Taklamakan Desert.
タクラマカン砂漠を横切る道路はほとんどない。
few=ほとんどない/cross=横切る。
語彙:road=道路。
The Atacama Desert is one of the driest places on Earth.
アタカマ砂漠は、地球上でもっとも乾燥した場所のひとつだ。
one of the + 最上級 + 複数名詞 の頻出パターン。
語彙:driest=最も乾いた。
We took a ferry to the Isle of Wight.
私たちはワイト島へフェリーで渡った。
Isle of ~ 型は the を付けるのが通例。
語彙:take a ferry=フェリーに乗る。
I’d watch the stars in the Sahara with you all night.
君となら、サハラ砂漠で一晩中星を眺めたい。
I’d=I would(控えめな願望)/the + 砂漠名で特定の場所を示す。
語彙:watch the stars=星を見る/all night=一晩中。
13-4 FAQ:山脈・群島・砂漠(the を付ける固有名詞)
対象
the + 山脈名/the + 複数形 Islands / 国名(群島国家)/the + 形容詞/固有名 + Desert
コツ
「ひとまとまりの地形」=集合体として共有できる
注意 単独の山・島は通常 the なし(例:Mount Fuji / Honshu)
山脈は山の集合体(ひとまとまり)なので、固有の集合名として the を付けます。
一方で Mount + 名前 は単体の山なので通常 the なしです。
英文
The Alps are high, but Mount Fuji is a volcano in Japan.
アルプス山脈は高いが、富士山は日本の火山だ。
語彙:volcano=火山。
はい、ふつうは 複数動詞を使います(are / were)。
英文
The Andes are home to many volcanoes.
アンデス山脈には多くの火山がある。
ポイント:複数形地名は複数扱いが基本(例外は公的団体名など)。
どちらも指す対象は同じ山脈です。Mountains と Mountain Range は表現の違い。
口語では the Rockies と省略するのが自然です(いずれも the を付ける)。
英文
We saw wildlife in the Rockies last summer.
去年の夏、ロッキー山脈で野生動物を見た。
歴史的に複数形(島の集合)としての国名だからです。国家としては文法上単数扱いが一般的です。
英文
The Maldives is known for luxury resorts.
モルディブは高級リゾートで有名だ。
語彙:resort=リゾート/be known for=〜で知られる。
一般的に the Japanese archipelago と言います。
文脈次第で the Japanese islands も自然です(いずれも the 付き)。
英文
Earthquakes are common in the Japanese archipelago.
日本列島では地震がよく起きる。
語彙:archipelago=群島/earthquake=地震。
慣用です。Sahara / Kalahari のように語そのものが砂漠名なら the + 固有名。
Gobi / Atacama などは the + 名称 + Desert が一般的です。
英文
Nights in the Sahara can be very cold.
サハラ砂漠の夜はとても寒くなることがある。
- in the mountains=山地「という地域の中」(広い範囲)。
- on the mountain=特定の1つの山の「斜面や上に」(場所が具体)。
英文 We stayed in the mountains, but we hiked on the mountain near the lodge.
私たちは山地に滞在したが、ロッジの近くの山の上をハイキングした。
語彙:lodge=山小屋・ロッジ。
砂漠の定義は降水量が極端に少ない地域。気温は関係ありません。極地砂漠(polar desert)もあります。
英文 The Antarctic is a cold desert with very little precipitation.
南極は降水量がとても少ない「寒冷砂漠」だ。
語彙:precipitation=降水。
意味はどちらも「島」。Isle は詩的・伝統的な綴りで、the Isle of 名 の形を取り、the を付けます。
英文
We sailed to the Isle of Skye at dawn.
夜明けにスカイ島へ船で渡った。
語彙:sail=航行する。
- desert(砂漠)=dé-zert(最初にアクセント・s1つ)。
- dessert(食後の甘い物)=di-zért(後ろにアクセント・s2つ)。
英文 We crossed the desert and then had dessert at a café.
私たちは砂漠を横切り、その後カフェでデザートを食べた。
覚え方:デザートは甘いから「s が2つ」。
13-5. 公共建築物
このセクションでは、公共建築物(public buildings) の名前に付く the のルールを整理します。
コツは、「ひとつに特定できる施設」や「正式名称に普通名詞(Museum, Library など)が残っている」ときは the を付けやすい、ということ。
例:the British Museum/the National Gallery/the White House/the City Library(あなたの街に 1 つなら特定)
🏛️全体像と代表表記(まずは型を覚える)
| カテゴリー | よくある英語の型 | やさしい説明 | the を付ける理由(コツ) |
|---|---|---|---|
| 博物館・美術館 |
the + 形容詞/国名 + Museum/Gallery例:the British Museum/the National Gallery/the Metropolitan Museum of Art |
「Museum/Gallery」が頭(普通名詞)なので the が基本。 |
固有の施設名+普通名詞で一意に特定される。 |
| 政府・議会・官公庁 |
the + 組織名/建物名例:the White House/the National Diet Building/the Houses of Parliament/the Pentagon |
国や都市を代表する建物名は慣用的に the。 |
唯一の中心施設として共有される。 |
| 駅・空港・ターミナル |
the + 種別名(文脈で特定:the station, the airport)固有名 + Station/Airport/Terminal(多くは the なし)例:Tokyo Station/Heathrow Airport/Grand Central Terminal |
施設一般なら the、固有名(名前そのもの)なら通常 the なし。 |
固有名は固有名らしく(Tokyo Station)。 |
| 図書館・劇場・ホール |
the + 形容詞/地名 + Library/Theatre/Hall例:the New York Public Library/the Globe Theatre/the Royal Albert Hall |
普通名詞が残る正式名称は the。 |
施設名×普通名詞で一意に特定。 |
| 大学・学校・病院(名称) |
the University of + 地名(the University of Oxford)固有名 + University/Hospital(Harvard University/St Thomas’ Hospital → ふつう the なし)
|
語順で挙動が変わる(University of 型は the)。 |
名称の型を覚えると迷わない。 |
| 市庁舎・裁判所 ほか |
the + City Hall/Courthouse/Museum(文脈で一つなら)固有名の場合:Los Angeles City Hall(多くは the なし) |
the city hall は「その街の市庁舎」として特定。 | その場で一意なら the。 |
- 施設一般(種別名):the station / the airport / the library(話し手・聞き手の間で「どの施設か」共有できるとき)。
- 固有名(名前そのもの):Tokyo Station / Heathrow Airport のように、ふつう the なし。
🧭命名と表記の実務ルール(迷子にならない 3 原則)
原則 1 普通名詞が頭なら the
例:the National Gallery/ the Science Museum
原則 2 of型の大学は the
例:the University of Oxford(対:Oxford University)
原則 3 固有名+種別は the なし が多い
例:Tokyo Station/Heathrow Airport
the を使います。
📚用語ミニ辞典(やさしい解説つき)
museum(ミュージアム):展示して学べる施設=博物館。
gallery(ギャラリー):絵や写真を展示する場所=美術館・画廊。
library(ライブラリー):本を借りたり読む場所=図書館。
theatre/theater(シアター):劇場(英綴り theatre /米綴り theater)。
station(ステーション):駅。
terminal(ターミナル):起点・終点の大きな駅/空港の建物。
city hall(シティホール):市庁舎。
courthouse(コートハウス):裁判所の建物。
📝クイック診断:the を付ける?付けない?
- 固有名だけ?(例:Tokyo Station)→ ふつう the なし
- 普通名詞が頭?(例:the National Museum)→ the あり
- 街でひとつ?(例:the city hall, the central library)→ 文脈で the あり
※ 迷ったら「名前に Museum/Library/Hall などの普通名詞が見えるか」をチェック。
「指で場所をさす → 名称を声に出す」を 3 回ずつ。具体化 × 音読は記憶の近道です。
💬 例文で感覚をつかもう!(公共建築物)
We visited the British Museum last weekend.
私たちは先週末、大英博物館に行きました。
🔍 Museum は普通名詞が残る正式名称 → the を付けるのが基本。
語彙:visit=訪れる/last weekend=先週末。
Let’s meet at the station at five.
5時に駅で会いましょう。(どの駅か共有できる)
特定できる施設=the。会話の相手と同じ駅だと分かるとき。
語彙:meet=会う。
Tokyo Station is crowded during rush hour.
東京駅はラッシュ時に混雑します。
固有名 + Station/Airport/Terminal はふつう the なし。
語彙:rush hour=通勤・通学ラッシュ。
He works at the National Diet Building.
彼は国会議事堂で働いています。
Building が付く正式名称 → the あり。
語彙:work at=〜で働く。
The city hall opens at nine o’clock.
市役所は9時に開きます。(その街で一つに特定)
その街で「ひとつに決まる施設」→ the。
語彙:open=開く/o’clock=〜時ちょうど。
We took photos inside the New York Public Library.
私たちはニューヨーク公共図書館の中で写真を撮りました。
Library が見える → the あり。
語彙:take photos=写真を撮る/inside=〜の中で。
Heathrow Airport is west of London.
We met at the airport café.
ヒースロー空港はロンドンの西にあります。私たちは空港のカフェで会いました。
固有名は the なし。施設一般は the。
語彙:west of=〜の西に。
The White House is repainted every few years.
ホワイトハウスは数年ごとに塗り替えられます。
国を代表する建物名 → the を付ける慣用。
語彙:repaint=塗り直す。
She studied at the University of Oxford.
= She studied at Oxford University.
彼女はオックスフォード大学で学びました。(語順で the の有無が変わる)
the University of + 地名=the あり/地名 + University=the なし。
語彙:study at=〜で学ぶ。
He is in hospital now, but his sister is in the hospital near the station.
彼は今入院中だが、妹は駅の近くのその病院の建物にいる。
in hospital=機能(入院)/in the hospital=建物そのもの。
語彙:near=〜の近く。
We watched a play at the Globe Theatre.
私たちはグローブ座で戯曲を観ました。
Theatre(普通名詞)がある正式名称 → the。
語彙:watch a play=芝居を見る。
Grand Central Terminal is a landmark in New York.
グランド・セントラル駅はニューヨークのランドマークです。
固有名(名前そのもの)→ the なし。
語彙:landmark=名所・象徴的建築。
The National Gallery houses many masterpieces.
ナショナル・ギャラリーは多くの傑作を所蔵しています。
house=「(建物が)〜を所蔵・収容する」。
語彙:masterpiece=傑作。
I want to hold your hand in front of the Royal Albert Hall.
ロイヤル・アルバート・ホールの前で、あなたと手をつなぎたい。
the + Hall(普通名詞が見える正式名)。hold your hand=手をつなぐ。
フレーズ:in front of=〜の前で。
Harvard University is in Cambridge, Massachusetts.
ハーバード大学はマサチューセッツ州ケンブリッジにあります。
固有名 + University は通常 the なし。
語彙:be in=〜にある。
I’ll go to the ward office after work, and then stop by the post office.
仕事のあと区役所に行って、ついでに郵便局に寄ります。
地域で「みんなが分かるその施設」→ the を使うのが自然。
語彙:after work=仕事のあと/stop by=立ち寄る。
13-5 FAQ:公共建築物(the を付ける/付けないの見きわめ)
対象
the + Museum/Gallery/Library/Hall/the + White House / Pentagon / City Hall/固有名 + Station/Airport/Terminal(the なし多い)
コツ
普通名詞が見える正式名称は the を付ける/固有名だけなら the なし
注意 at school / in hospital など「機能」用法は the なし
はい、原則として the + 普通名詞を含む施設名 で特定します。
英文
I spent the afternoon at the National Museum of Nature and Science.
午後は国立科学博物館で過ごしました。
語彙:spend=過ごす/afternoon=午後。
はい、固有名そのものなら通常 the は付けません。一方、話の中での「その駅・空港」なら the station / the airport になります。
英文
Our flight lands at Haneda Airport, and we’ll meet at the airport exit.
私たちの便は羽田空港に到着し、空港の出口で会います。
the University of + 地名 は the を付け、地名 + University は通常 the なしです。
英文
She graduated from the University of Tokyo, also known as The University of Tokyo or Tokyo University.
彼女は東京大学を卒業しました(言い方はいくつかある)。
語彙:graduate from=〜を卒業する。
建物ではなく、「活動・機能」を表しているからです(授業・礼拝・入院など)。建物そのものを指すなら the を付けます。
英文 He is at school now, but his parents are waiting at the school gate.
彼は今授業に出ていて、両親は学校の門で待っている。
歴史的に「唯一の中心施設」を表す慣用で the を付けます。ただし形容として前に置くときは無冠詞になることがあります(例:White House officials)。
英文
The White House announced the schedule today.
ホワイトハウスは本日、日程を発表した。
固有の裁判所名(大文字)は the を付けます。一般名詞として言うとき(小文字)は文脈次第で a / the を使います。
英文
The Supreme Court will hear the case next month.
最高裁判所は来月その事件の審理を行う。
語彙:hear a case=審理する。
the library=話し手と聞き手が特定できる図書館。初めて紹介するなら a library。
英文 I found a quiet place in the library to study.
勉強するために図書館の静かな場所を見つけた。(相手と共有の図書館)
語彙:quiet=静かな。
番号や固有ラベルがそのまま名前の場合は無冠詞(Room 201)。一般名詞として言うなら the room のように the を使います。
英文 The lecture will be held in Room 201 next to the lobby.
講義は201号室で、ロビーの隣です。
語彙:lecture=講義/lobby=ロビー。
the city hall=その街の市庁舎(一般)。固有名に都市名が付く Los Angeles City Hall などは通常無冠詞。
英文 There’s a meeting at the city hall, not at Los Angeles City Hall.
会議は市庁舎であって、ロサンゼルス市庁舎ではない。
名前が複数形のため、文法的には 複数扱いが自然です(are)。
英文
The Houses of Parliament are located in Westminster.
英国議会議事堂はウェストミンスターにある。
語彙:be located in=〜に位置する。
略称はブランド名のように扱われ、the なしがよく見られます(文脈で the を付けることもあります)。
英文 We’re going to MoMA this afternoon.
今日の午後はMoMA(ニューヨーク近代美術館)に行く予定です。
番号ラベルは名前扱いなので無冠詞(Terminal 2)。一般名詞なら the terminal。
英文 Please go to Terminal 2 and wait near the terminal information desk.
第2ターミナルに行き、ターミナルの案内所の近くでお待ちください。
語彙:information desk=案内所。
13-6. 新聞・雑誌(the を付ける?付けない?)
このセクションでは、新聞(newspaper)・雑誌(magazine)などメディア名に付く the のルールを整理します。
いちばんのコツは、タイトル自体に The が「公式に」含まれているかを見分けること。
例:the New York Times/the Washington Post/the Guardian(公式で The を含む)
一方、Time/Newsweek/Vogue/National Geographic/Nature/Science はふつう the なしです。
📰まずは型を知る:the がいる?いらない?
| 媒体タイプ | 代表例 | 冠詞 | ポイント(やさしい説明) |
|---|---|---|---|
| 新聞(全国紙・地方紙) | the New York Times/the Washington Post/the Wall Street Journal/the Guardian/the Asahi Shimbun |
the あり | 公式名に The を含む場合が多い(ひとつの新聞社=固有のタイトル)。 |
| 雑誌 | Time/Newsweek/Vogue/National Geographic/Nature/Science |
the なし | ブランド名そのもの=固有名。ふつう無冠詞で使う。 |
| 略称・ニックネーム | the Times(地域により複数紙の通称)/the FT(Financial Times)/MoMA Magazine など |
ケース依存 | 通称が The を含むことも。文脈の新聞・雑誌を一意に特定できるかで決める。 |
| 一般名として | the newspaper/the latest issue/the article/the magazine |
the あり | 話の中で「その新聞」「その最新号」など共有できる1つが見えているとき。 |
- タイトル中の The の大文字/小文字:文章中では先頭でない限り the New York Times のように小文字で書くスタイルもあります(媒体やスタイルガイドにより異なる)。
- 前置詞:紙面に載る=in、ウェブで公開=on(例:in the Guardian/on the Guardian’s website)。
🧭クイック見きわめ(迷ったら 3 ステップ)
- それは「公式タイトル」か? → 公式に The を含むなら the あり。
- ただのブランド名か?(雑誌多め)→ 通常 the なし。
- 一般名を指しているだけか?(その新聞/最新号)→ the あり。
※ 「単語がむずかしい…」と感じたら、タイトルを画像検索で確認 → The の有無を目で覚えるのが近道です。
📚用語ミニ辞典(やさしい解説)
newspaper(ニュースペーパー):毎日/週に出る紙やウェブの「新聞」。
magazine(マガジン):月刊/週刊などで出る「雑誌」。写真や特集が多い。
journal(ジャーナル):専門家向けの「学術誌」。
issue(イシュー):雑誌などの「号」。the latest issue = 最新号
edition(エディション):版。朝刊/夕刊、地域版など。
headline(ヘッドライン):記事タイトル。
article(アーティクル):記事本文。
column(コラム):筆者の意見コーナー。
明日・1週間後にも同じ3つを音読すると、記憶がぐっと定着します(間隔反復の効果)。
💬 例文で感覚をつかもう!(新聞・雑誌)
I read an article in
the New York Times
this morning.
今朝、ニューヨーク・タイムズで記事を読みました。
✅ タイトルに公式の The がある新聞は the を付ける/紙面なら前置詞は
in。
語彙:article=記事/this morning=今朝。
I watched the interview
on
the Guardian
’s website.
ガーディアン紙のウェブサイトでそのインタビューを見ました。
🌐 ウェブ上は on、紙面は in を使うのが基本。
語彙:interview=インタビュー/website=ウェブサイト。
She subscribes to
Time
.
彼女はタイムを購読しています。
🧭 雑誌のブランド名そのものはふつう the なし。
動詞は subscribe to(〜を購読する)。
語彙:subscribe=購読する。
He collects back issues of
National Geographic
.
彼はナショナルジオグラフィックのバックナンバーを集めています。
🧩 back issues=過去の号(=バックナンバー)。
語彙:collect=集める/issue=号。
The study was published
in
Nature.
その研究はネイチャー誌に掲載されました。
📗 学術誌 Nature / Science などは通常 the なしで用いる。
語彙:publish=出版・掲載する/study=研究。
My grandfather reads
the Asahi Shimbun
every morning.
祖父は毎朝朝日新聞を読みます。
📰 新聞名は英語表記でも the を付ける例が多い。
語彙:every morning=毎朝。
The story made
the front page
of
the Wall Street Journal.
その記事はウォール・ストリート・ジャーナルの一面を飾りました。
🧱 「〜紙の一面」=the front page of + 新聞名。
語彙:make the front page=一面を飾る。
Have you read
the latest issue
of
Vogue?
ヴォーグの最新号はもう読みましたか?
📖 一般名(issue)が中心なので the を使う。
語彙:latest=最新の。
I want to share our love story in
the local paper.
私たちの恋の物語を、地元紙に載せたい。
🧡 the local paper=その地域で皆が分かる「特定の新聞」。
語彙:share=共有する・発信する/local=地元の。
According to
the Economist,
inflation is easing.
エコノミストによると、インフレは落ち着きつつある。
📝 公式タイトルに The を含む雑誌名(新聞に近い)は the を付ける。
語彙:according to=〜によると/inflation=インフレ。
The Times
and
the FT
reported the same numbers.
タイムズ紙とFT(フィナンシャル・タイムズ)は同じ数字を報じた。
🧾 通称・略称でも新聞は the を付けるのが自然。
語彙:report=報じる。
I need
a newspaper
for an art project.
美術の課題用に新聞を1部必要としています。(どれでもよい)
🪄 まだ特定していない=a を使う。
語彙:project=課題・企画。
Her column appears every Friday in
the Washington Post.
彼女のコラムはワシントン・ポストに毎週金曜に掲載される。
column=筆者の意見欄/appears=掲載される。
語彙:every Friday=毎週金曜。
The band is
on the cover
of
Rolling Stone
this month.
そのバンドは今月、ローリング・ストーンの表紙を飾っている。
🖼️ 「表紙」=the cover(一般名)。誌名はブランドなのでふつう the なし。
語彙:band=バンド。
13-6 FAQ:新聞・雑誌の「the」—迷いやすいところだけスッキリ整理!
基本
公式タイトルに The を含む新聞は the あり。雑誌などブランド名は the なし が多い。
前置詞
紙面=in / ウェブ=on(サイト名の所有格もよく使う:on X’s website)
はい。公式タイトルに The がある新聞(例:the Daily Telegraph, the Japan Times)は文中でも the を付けます。
英文 I saw the report in the Japan Times this afternoon.
その報道を、今日の午後ジャパン・タイムズで見ました。
語彙:report=報道・記事。
多くは the なし。ブランド名そのものだからです。
英文 The discovery was first reported in Nature.
その発見は最初にネイチャー誌で報告された。
語彙:discovery=発見/report=報告する。
はい。紙の誌面・紙面に載っているイメージは in、ウェブ上の掲載は on を使うのが基本です。
英文 I read the interview in the Daily Telegraph and watched the video on its website.
デイリー・テレグラフ紙の紙面でインタビューを読み、ウェブサイトで動画を見た。
通常は 単数扱い(reports, is)。編集部=ひとつの組織として捉えるためです。
英文 The Financial Times reports that energy prices are falling.
フィナンシャル・タイムズは、エネルギー価格が下落していると報じている。
※ イギリス英語では組織名を複数扱いする文体もありますが、学習では単数でOK。
はい。一般名として特定の欄を指すので the を付けます(the sports section, the editorial page)。
英文 I always start with the sports section.
私はいつもスポーツ欄から読み始めます。
はい。ヘッドライン(見出し)は短くするために冠詞が省かれます。ただし本文では通常どおり使います。
英文(本文) The Times reveals new details about the case.
タイムズ紙がその事件の新事実を明らかにした。
※ 見出しでは Times reveals new details のように冠詞が落ちても不自然ではありません。
はい。集合名詞として「世の中のメディア/報道機関全体」を指すときは the が付きます(タイトルではありません)。
英文 The media are discussing the results.
メディアはその結果について議論している。
※ 米語では単数扱い(is)もあります。試験ではどちらも文脈に合わせて可。
文脈でどの媒体か一意に分かるときに使います。あいまいなら正式名を。
英文 I read it in the Post — I mean the Washington Post.
それはポスト紙で読みました——つまりワシントン・ポストのことです。
the latest issue(その雑誌の最新号=特定)/a copy(1部=未特定)。
英文 Could you get me the latest issue of Vogue and a copy of Time?
Vogueの最新号と、Timeを1冊買ってきてくれる?
paywall=有料壁/subscription=購読。どちらもニュース文脈で頻出です。
英文 The article is behind a paywall, so you need a subscription.
その記事は有料なので、購読が必要です。
X’s website/app の形にすると、the は通常つけません(on the Guardian’s website のように媒体側の the が残るケースはあり)。
英文 I saw it on BBC’s website and then in the Guardian.
それをBBCのウェブサイトで見て、次にガーディアン紙で読んだ。
基本形は “記事タイトル” in 媒体名。新聞なら多くが the を伴います。
英文 I recommend “A New Hope for Coral Reefs” in the Washington Post.
ワシントン・ポストに載った「A New Hope for Coral Reefs」をおすすめします。
語彙:recommend=おすすめする/reef=サンゴ礁。
🧾 総まとめ:the の使い分けチェック
the は「みんなが同じ一つを思い浮かべられる名詞」につく——この視点で、場面・既出・修飾の3本柱からスッキリ整理します。
Lesson 054 / Summaryファーストビュー(要点3行+早見ピル)
まずは “the の核” を3行でつかみ、どこで the を使うかをピル(タグ)で一望できるようにします。大人向けの要点を、子どもでも理解できる言葉で補足しています。
Lesson 054 / Summary-
要点1
the は「みんなが同じ一つをわかる名詞」につく。
かんたん言いかえ:話している人と聞いている人の頭の中で「これだね」と同じものを指させるときに the。 -
要点2
“特定”の立ち方は3本柱:①共有(文脈・状況)②既出(または連想)③修飾で一意。
かんたん言いかえ:その場で見えるから、もう話に出たから、説明がついて一つに決まるから──このどれかなら the。 -
要点3
the と a / Ø(ゼロ冠詞)の境目は「みんなで同じ一つが見えるか」。
かんたん言いかえ:まだ“どれかわからない”なら a / Ø。はっきり“その一つ”なら the。※Ø の整理は Lesson 055 で仕上げ。
判断フローチャート(4ステップ)
the を選ぶときの「考える順番」を固定化します。大人は根拠を言語化、小学生は「Yes/No」で追える設計です。
Decision Flow/ðə/(ザ)、母音の音で始まる語の前は /ði/(ジー)。例キーワード:
the window(子音音頭) / the apple(母音音頭) / the university(ユ=子音音頭)
-
STEP 1:今この場(または同じ状況)で、みんなが同じ一つを思い浮かべられる?→ the#共有視界(同じ部屋・画面など)/#場面スクリプト(定番役割)/#省略限定(頭の中の of〜/所有が省略)
かんたん言いかえ:目の前・この場面・この端末などで「どれか一つ」に自然に決まる?キーワード例:the window(部屋で一意) /the menu(レストランの定番) /the battery(この端末の) -
STEP 2:すでに話に出た名詞(または連想できる一部・所有・場所)?→ the#既出参照:a/Ø で導入 → the で指し直し / #連想参照:a house → the door / the owner など
かんたん言いかえ:「さっき出たあれ」「その一部/持ち主/中にあるもの」を指している?キーワード例:a laptop → the screen/a city → the mayor -
STEP 3:修飾で“一つだけ”にしぼられている(説明が付いて特定)?→ the#修飾で一意:関係詞・前置詞句・同格などで限定 / #最上級・first・only・very で一意化
かんたん言いかえ:「どれ?」に対して、説明があるから一つに決まる?キーワード例:the picture which.../the first train/the only way -
STEP 4:定番の型やルールに当てはまる?(あてはまれば the/外れたら a/Ø)#唯一物(the sun)/#種類全体(the guitar / the subway)/#the+形容詞(the young)/#慣用(by the week)/#固有名詞ルール(海洋・河川・新聞・公共建築物…)
かんたん言いかえ:有名な“the の型”になっている?→ the(当てはまる) → a / Ø(当てはまらない)※ Ø(ゼロ冠詞)の詳しい整理は Lesson 055:冠詞の省略 で仕上げます。
Please close the window.
(その窓を閉めてください。)
the。the + 名詞Could we see the menu, please?
(メニューを見せていただけますか?)
the + 名詞The chat will be recorded.
(この会議のチャットは録画(記録)されます。)
the。The + 名詞 + will be + 過去分詞I saw a dog yesterday. The dog was very friendly.
(昨日、犬を一匹見かけた。その犬はとても人なつっこかった。)
a dog、次に「その犬」に変わるので the dog。a + 名詞(導入)→ the + 名詞(指し直し)We bought a house, and the roof needs repair.
(私たちは家を一軒買ったが、その屋根は修理が必要だ。)
the roof。a + house → 部分 the + roofThis is the picture that you took yesterday.
(これはあなたが昨日撮ったその写真です。)
the。the + 名詞 + 関係詞節She is the best player on our team.
(彼女は私たちのチームで一番の選手だ。)
the + 最上級 + 名詞The sun rises in the east.
(太陽は東から昇る。)
The + 名詞 + 動詞I can play the guitar.
(私はギターが弾けます。)
the + 楽器The young should respect the old.
(若者は年長者を敬うべきだ。)
the + 形容詞で「〜の人たち」。人々を一まとまりとして表す。The + 形容詞(複数扱い) + 動詞He took me by the hand.
(彼は私の手を取った。)
the + 身体部位The workers are paid by the hour.
(労働者は時間給で支払われる。)
by the + 単位=「〜単位で」。決まり文句として the を使う。by the + 単位He is the violinist of the day.
(彼は当代随一のバイオリニストだ。)
the + 名詞 + of the dayThe Pacific Ocean is vast.
(太平洋は広大だ。)
The + 固有名詞 + be + 形容詞You are the one for me.
(あなたは私にとってただ一人の人です。)
the one=「唯一の人(たった一人)」という強い特定。the one + for + 人This is the only way to solve it.
(これはそれを解決する唯一の方法だ。)
only(唯一)や first(最初)は“一つに決まる”ので the。the + only/first + 名詞🔁 次におすすめのレッスン
「the」をさらに使いこなすために、ゼロ冠詞(Ø)や冠詞の位置など、つまずきやすいポイントを短時間で復習しましょう。 小学生にもわかる短い補足を添えています(内容は大人向け)。
Lesson 054 / Navigation