複合関係代名詞 |
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Lesson 066 |
目次
3. whatever の用法
4. whoever の用法
複合関係代名詞
先行代名詞が含まれている関係代名詞を 複合関係代名詞 といいます。先行詞が漠然としていたり、特に明示する必要が無い場合に用いられます。
( 例 ) what = the thing which など
whatの用法
2 - 1. 関係代名詞節を 主語 とする場合
What I say is true.
( 私の言うことは本当です。 )
What I really need is a telephone.
( 私に本当に必要なのは電話だ。 )
What's done is done.
( 済んだことは済んだこと。 )
2 - 2. 関係代名詞節を 目的語 とする場合
He always does what he believes is right.
( 彼はいつも正しいと信じることをする。 )
I don't believe what you say.
( 私は君が言うことを信じない。 )
I will send what was promised.
( お約束の物を送りましょう。 )
2 - 3. 関係代名詞節を 補語 とする場合
I made my son what I wanted him to be.
( 私は息子をそうあってほしいと望む人間に育て上げた。 )
I am not what I used to be.
( 私は昔の私ではない。 )
This is what he says.
( これが彼の発言です。 )
whatever の用法
3 - 1. 「 whatever = anything that 」となる場合
「 ( ~ する ) ことは何でも 」という意味を表します。この用法の whatever に続く関係代名詞節は 名詞節 として用いられ、文中で 主語・目的語・補語 の働きをします。
You may do whatever you like.
( 君は何でも好きなことをしてよい。 )
Whatever has a beginning also has an end.
( 初めあるものにはすべて終わりもある。 )
She is whatever the majority of men regard as sexy.
( 彼女は男性の大部分が皆、色っぽいと考えている人です。 )
3 - 2. 「 whatever = no matter what 」となる場合
「 どんなこと(もの)が ~ でも 」「 いかに ~ でも 」 という 譲歩 の意味を表します。この用法の whatever に続く関係代名詞節は 副詞節 として用いられ、文中の動詞を修飾します。
Whatever happens, I will do it.
( 何事が起こっても私はそれをするのだ。 )
I'll buy the car, whatever the cost.
( 費用がいくらかかろうとその車を買う。 )
He is innocent, whatever you think.
( 君がどう考えようと彼は無実だ。 )
whoever の用法
4 - 1. 「 whoever = anyone who ( that ) 」となる場合
「 ~ する人はだれでも 」という意味を表します。この用法の whoever に続く関係代名詞節は 名詞節 として用いられ、文中で 主語・目的語・補語 の働きをします。
Whoever comes is welcome.
( 来る人は誰でも歓迎です。 )
4 - 2. 「 whoever = no matter who 」となる場合
「 だれが ~ しても 」 という 譲歩 の意味を表します。この用法の whoever に続く関係代名詞節は 副詞節 として用いられ、文中の動詞を修飾します。
Whoever calls on me, tell him ( her, them ) I'm out.
( だれが訪ねてきてもいないと言いなさい。 )
whichever の用法
5 - 1. 「 whichever = any one that 」となる場合
「 どれでも 」 という意味を表します。この用法の whichever に続く関係代名詞節は 名詞節 として用いられ、文中で 主語・目的語・補語 の働きをします。
Take whichever you like best.
( どれでもいちばん好きなのをお取りなさい。 )
You can take whichever you like.
( あなたは、好きな方どちらでも取ることができます。 )
5 - 2. 「 whichever = no matter which 」となる場合
「 どちらが ~ しても 」 という 譲歩 の意味を表します。この用法の whichever に続く関係代名詞節は 副詞節 として用いられ、文中の動詞を修飾します。
Whichever wins, he will be satisfied.
( どちらが勝ったとしても、彼は満足するでしょう。 )