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関係代名詞の特別用法

Lesson 068

目次

関係代名詞:目的格の省略

目的格の関係代名詞は以下のように省略される場合がある。特に口語では省略する傾向が強い。

1 - 1.  動詞の目的語の場合

This is the book ( which / that ) I've chosen.

( これは私が選んだ本です。 )

The book ( which / that ) sent to me is very interesting.

( 君が僕に送ってくれた本はとても面白い。 )

1 - 2.  前置詞の目的語の場合

The woman ( who ) you were talking about is right over there.

( あなたが話していた女性は、すぐそこにいますよ。 )

Is this the house ( that ) they live in

( これが彼らの住んでいる家ですか。 )

関係代名詞:主格の省略

   関係代名詞の省略は、ふつう目的格に限られるが次のような場合は、主格であっても省略される場合があります。

2 - 1.  関係代名詞が be 動詞の補語になる場合

   関係代名詞が be 動詞の補語になる場合、関係代名詞には that が用いられるが省略されることが多い。

I am not the man ( that ) I was.

( 私は以前のような人間ではない。 )

The kind of person ( that ) she is is not suitable for this job.

( 彼女のようなタイプの人は、この仕事には向かない。 )

2 - 2.  「 There ( It ) + is + 先行詞 ~ 」 の構文

他にも口語では 「 Who is ~ ? 」「 That is ~ 」「 Here is ~ 」でも省略されることがあります。

There is a gentleman at the door ( who ) wants to see you.

( 君に会いたがっている紳士が玄関のところにいます。 )

It isn't everybody ( who ) can do this.

( 誰でもこれをやれるとは限らない。 )

Here is the man ( who ) saw the accident happen.

( その事故が起こるのを見た人がここにいます。 )

2 - 3.  先行詞の後に 「 there is ~ 」 が続く場合

Life is short, so you've gotta seize every opportunity ( that ) there is.

( 人生は短い、だからあらゆる機会を捉えられるようにしなさい。 )

He taught me the difference ( which ) there is between the two.

( 彼は私に両者の違いを教えてくれた。 )

2 - 4.  関係代名詞節内に思考や発言を表す動詞が挿入される場合

この用法で使われる動詞には think, believe, hope, imagine, say, suppose などがあります。

She is just the woman ( who ) I think would attract men.

( 彼女はまさに男性を惹きつけると私が思うような女性だ。 )

They are struggling to take back the land ( that ) they say is still theirs.

( 彼らはまだ自分達のものだと主張している土地を取り返そうと四苦八苦している。 )

関係代名詞の二重限定

   ひとつの先行詞 が接続詞を用いずに、ふたつの関係代名詞 によって修飾・限定される場合があります。これを 関係代名詞の二重限定 といいます。この用法では、最初の関係代名詞がよく省略されます。

Is there anything ( that ) you wish to do which you cannot do with ease

( 君がしたいことで簡単にできないことがあるかい。 )

That was the first war film ( that ) I saw that really shocked me.

( あれは私が見た戦争映画の中で、本当に私に衝撃を与えた最初の戦争映画だった。 )