関係形容詞とは?(relative determiners)
関係代名詞 + 名詞 のかたまりで、直後の名詞を形容詞のように修飾しつつ、
文と文を接続する役目ももつ表現です。基本は what / which / whatever / whichever の4種類。
まずは「意味のコア」と「使い分けの地図」をつかんで、例文でサクッと体に入れていきましょう。
まずは全体像
関係形容詞は、かたまり全体で 「どんな〇〇でも」や 「(そして)その〇〇」などを表し、 前にある内容を受けて情報を足します。中学生でも、「which way you like(どの道でも)」のように 名詞(way)を説明していると考えると理解が進みます。
学習のコツ:まずは「何を修飾しているか(直後の名詞)」に注目。そこに which / what / whatever / whichever が付いてひとかたまりになっているかを見抜きましょう。
▮ 目次
-
1. 関係形容詞の基本
「関係代名詞+名詞」で修飾&接続の二役
-
2.
whatの用法=all the 〜 that(あるだけの〜すべて) -
3.
whichの用法選択のwhichと、「そしてその〜」の応用 -
3-1. 「〜するどちらでも」
例:
which way you like -
3-2. 「そしてその〜」
例:
..., in which case ... -
4.
whateverの用法「どんな〜でも(無制限)」。強調のwhat -
5.
whicheverの用法「どちら/どの〜でも」。選択肢から自由に -
🧾 総まとめ:関係形容詞の要点チェック
型・意味対応・ありがちミスを一気に復習
1. 関係形容詞の基本
関係形容詞は、関係代名詞 + 名詞 のかたまりで
名詞を説明(修飾)しながら、
文の意味をつないで情報を足す表現です。代表は
what / which / whatever / whichever の4つ。まずは
「直後に名詞がある」ことに注目し、かたまり全体が
一つの名詞句
として働くイメージをつかみます。
- 修飾:となりの名詞を「どんな? どれ?」と説明して、意味をくわしくすること。
- 直後:すぐうしろ(例:
which book you likeならwhichの直後はbook)。 - 名詞句:名詞と説明がひとまとまりになって、文の中で「もの・こと」として扱えるパーツ。
学習のコツ 毎回「①直後は名詞? → ②“どんな〇〇でも”などに言い換え可能? → ③文の部品(目的語など)として働く?」の 3ステップで判定すると、迷いが一気に減ります。小さな成功体験が続くと、学習は自走します。
全体像:関係形容詞は「関係代名詞+名詞」でできる名詞修飾のセット
[ what / which / whatever / whichever + 名詞 + S + V ]
※ かたまり全体が「名詞句」として動詞の目的語などに入る
| 形 | コア意味(やさしい言い換え) | よくある型 | 短い例(日本語訳) | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| what | = all the 〜 that 「あるだけ全部の〜」 |
what little/much 名詞 S + V |
例:what little time he had(あるだけの時間) |
前に先行詞(the 〜)を置かない。× *the money what ... |
| which | 限定された集合からの選択 (「この中のどれ?」) |
which 名詞 S + V |
例:which way you like(どの道でも) |
集合が見えているときに使う。直後は名詞。 |
| whatever | 無制限 「どんな〜でも」 |
whatever 名詞 S + V |
例:whatever help you need(どんな助けでも) |
上限を作らないニュアンス。「全部OK」。 |
| whichever | いくつかの選択肢から自由に 「どれでも/どちらでも」 |
whichever 名詞 S + V |
例:whichever project you choose(どれでも) |
whichより「自由に選んでOK」の含みが強い。 |
what は先行詞を取らず単体で完結(× *the thing what ...)。
which/whatever/whichever は直後に名詞を置いて1セット。
最小限の例(ここでは雰囲気だけ確認)
He used what little time he had.
(彼はあるだけの時間を使った。)
Go which way you like, and you’ll end up here.
(どの道でも行きなさい、結局はここに着くよ。)
見分け方チェック
-
直後が名詞か?
例:
which book you like/whatever help you need
※「直後」は“すぐうしろ”の意味。関係形容詞は関係語 + 名詞がセット。 - ひとかたまりで「どんな〇〇でも/その〇〇」などに言い換え可能か? かたまり全体が名詞をくわしくする“説明パック”になっているかを確認。
- 文の部品(目的語・補語など)として機能しているか? そのかたまりが、動詞のあとに来て意味が通るならOK。
what は先行詞を取りません(
× *the thing what ...)。which / whatever / whichever は直後に名詞が必要です。
Take which seat you like.
(どの席でも好きな席に座りなさい。)
seat(名詞)。かたまり全体が動詞 Take の目的語として機能。
I know which is better.
(どちらがより良いかを知っている。)
which の直後に名詞がないため、ここは関係形容詞ではない(名詞修飾の形になっていない)。
Accept whatever tools you can find.
(見つけられるどんな道具でも受け入れて使いなさい。)
whatever + 名詞 がひとかたまりで「どんな〜でも」。動詞 Accept の目的語になっている。
コツ 毎回この3ステップでチェックすれば、短時間で「関係形容詞かどうか」を自分で見分けられるようになります。
4種の使い分け「意味マップ」表
| 形 | コア意味(やさしい言い換え) | よくある型 | 短い例(日本語訳) | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
🔎 what |
= all the 〜 that 「あるだけ全部の〜」「〜というものすべて」 |
what 名詞 S + V / what little/much 名詞 S + V |
例:what money he had(彼が持っていたお金すべて)例: what little time she had(彼女が持っていたわずかな時間)
|
× *the thing what ... のように先行詞を置かない。かたまり全体で名詞句になる意識を持つ。 |
🧭 which |
「(見えている)選択肢の中からどれ?」 限定集合からの選択 |
which 名詞 S + V |
例:which route you prefer(どのルートでも/どのルートを好むか)
|
集合が限定されている場面で自然。 直後は名詞(× *which is better は関係形容詞ではない)。
|
🌀 whatever |
無制限 「どんな〜でも」「全部OK」 |
whatever 名詞 S + V |
例:whatever support you need(必要などんな支えでも)
|
上限を設けないニュアンス。 指示語的に「全部受け入れる」感じが出る。 |
🎯 whichever |
「どれでも/どちらでも」 選択肢の中から自由に選んでよい |
whichever 名詞 S + V |
例:whichever option you choose(どの選択肢でも)
|
whichよりも「自由度高め」の含み。直後は名詞で1セット。 |
よくある誤りと回避フロー
| よくある誤り | なぜ誤り?(やさしい説明) | 正しい形(関係形容詞の発想) | ワンポイント |
|---|---|---|---|
×
*the thing what ... / *the money what ...
|
what は先行詞を取らないから。「the thing(その物)」+「what」は二重表現になってしまう。 |
① 先行詞なしで完結:what 名詞 S + V例: what money he had(彼が持っていたお金すべて)② 先行詞を残すなら: the thing that/which S + V
|
合言葉 whatは「= all the 〜 that」。前に the 〜 は置かない。
|
注意
I know which is better.
|
直後に名詞がないので、ここは関係形容詞(=名詞を修飾)ではない。 ※文法としてはOK(which = 代名詞)だが、テーマ外。 |
関係形容詞にするには:I know which plan is better.→ which の直後に plan(名詞)を置く
|
合言葉 直後は名詞?を必ずチェック。 |
×
*Choose whatever of these two options.
|
whatever は無制限(なんでも)のニュアンス。「この2つから」という限定集合には合わない。 |
限定集合には:Choose whichever option you like of these two.
|
見分け 集合が見えている→ which/whichever。見えていない→ whatever。
|
×
*Take whichever advice you find online.
|
whichever はいくつかの選択肢が前提。ネットの助言は数え切れない=集合が特定されていない。 |
無制限なら:Take whatever advice you find online.
|
合言葉 上限なし→ whatever。
|
×
*He may be late, which case we have to wait.
|
「そしてその場合」は in which case と前置詞 inが必要。
|
He may be late, in which case we have to wait.
|
型で記憶 , in which case ...(カンマ + 前置詞 + which + 名詞)
|
回避フロー(3ステップでミスを潰す)
-
Step 1
関係語の直後に名詞があるか?
例:
which route you prefer/whatever help you need→ OK -
Step 2
かたまりを「どんな〇〇でも/その〇〇」に置き換えて意味が通るか?
通るなら名詞修飾として機能。通らないなら用法再確認。
-
Step 3
文の部品(目的語・補語など)として自然に入るか?
例:
Choose [whichever option you like].(目的語) → 自然ならOK。
ヒント
which/whichever は「選択肢が見えている」世界、whatever は「上限なし」の世界、what は「= all the 〜 that(あるだけ全部)」の世界、と覚えておくと迷いません。
正しい形だけを耳で覚える(最小限)
Choose whichever option you like.
(どの選択肢でも好きなものを選びなさい。)
Accept whatever help you can get.
(手に入るどんな助けでも受け入れなさい。)
I know which plan is better.
(どの計画がより良いか知っている。)
He may be late, in which case we’ll wait for him.
(彼は遅れるかもしれない。その場合には彼を待とう。)
💬 例文で感覚をつかもう!(関係形容詞 / Section 1)
文中の学習ポイントは 強調表示 で示しています。
She kept what few books she owned.
(彼女はわずかに持っていた本のすべてを手元に残した。)
keep [what + few + 名詞 + S + V]。「what few books=少ないながらあるだけの本」。語い:
own=所有する。× *the books what ...(whatは先行詞を取らない)。
They repaired what equipment they could.
(彼らは修理できる装置はすべて修理した。)
repair [what + 名詞 + S + V]。語い:
equipment=装置・機器。could=「できた(可能)」。
We will report what progress has been made.
(これまでにどれだけの進捗があったかすべてを報告します。)
report [what + 名詞 + S + V]。語い:
progress=進捗。has been made=「達成されている」受動完了。
Tell me which file you edited.
(編集したどのファイルか教えてください。)
tell + O + [which + 名詞 + S + V]。語い:
edit=編集する。集合(複数ファイル)が見えている想定。
We must decide which route we should follow.
(どの経路に従うかを決めなければならない。)
decide [which + 名詞 + S + V]。語い:
route=経路。follow=たどる・従う。
We’ll choose which policy best fits our goals.
(目標に最も合うどの方針かを選ぶ。)
choose [which + 名詞 + S + V]。語い:
fit=適合する。policy=方針。
Take whatever notes you need.
(必要などんなメモでも取りなさい。)
take [whatever + 名詞 + S + V]。語い:
notes=メモ。need=必要とする(本人判断で上限なし)。
Bring whatever documents are required.
(必要とされるどんな書類でも持参してください。)
bring [whatever + 名詞 + S + V]。語い:
required=求められる・必須。
Use whatever method works for you.
(あなたに合うどんな方法でも使ってください。)
use [whatever + 名詞 + S + V]。語い:
method=方法。works=うまく機能する。
Pick whichever color you prefer.
(どの色でも好きな色を選んでください。)
pick [whichever + 名詞 + S + V]。語い:
prefer=より好む。限定された色見本から自由に選べるニュアンス。
Sit in whichever seat is free.
(空いているどの席でも座ってください。)
sit in [whichever + 名詞 + S + V]。語い:
free=空いている(席などが使用可能)。
I’ll support you with love whichever path you choose.
(あなたがどの道を選んでも、愛をもって支えるよ。)
support + O + [whichever + 名詞 + S + V]。語い:
path=道・進路。相手の選択肢を尊重し「どれでも応援」の温かい言い方。
Submit what evidence you have.
(持っている証拠はすべて提出してください。)
submit [what + 名詞 + S + V]。語い:
evidence=証拠。フォーマルでも自然な言い回し。
🔗 次セクションへの橋渡し
ここまでで「関係代名詞 + 名詞 がひとかたまりになって名詞を説明する」=関係形容詞のコアを掴めました。
次は what の用法 を深掘りします。what は
= all the 〜 that
の発想で「あるだけ全部」を表すのが大きな特徴。先行詞を置かない(× *the thing what ...)点もここで丁寧に確認します。
- なぜ
whatは「先行詞なし」で意味が完成するのか(“全部”を内包する仕組み) what little/much + 名詞のニュアンス(少ない/多いながらも全部)the 〜 that・which/thatとの違いと置き換え可否の見極め方- 実務でよく使う型:
report what progress .../use what resources ...など
2. what の用法
what は関係形容詞として「
= all the 〜 that(あるだけ全部の〜)」を表します。
形は what + 名詞 + S + V。かたまり全体が名詞句(= ものの名前パック)として、動詞の目的語や主語に入ります。
先行詞(the 〜)を前に置かないのが大原則です。
-
Goal 1
見分けられる: 直後が名詞で、
all the 〜 thatに置換できるかをチェックできる。 -
Goal 2
型で使える:
what little/few 名詞/what 名詞 there is/are/what 名詞 S can/what 名詞 has/have been + Vppを状況に応じて使い分けられる。 -
Goal 3
一致に注意: 主語として使うときは、核となる名詞に合わせて動詞(
is/areなど)を一致させられる。 -
Goal 4
混同しない:
how much/many(数量疑問)、感嘆文のWhat a ...!と区別できる。
コアイメージ:what は「あるだけ全部」+ 先行詞いらず
what はそれ自体が「the 〜 that」まで含んだ塊と考えるとスッと入ります。
たとえば what books you have は
「you have(あなたが持っている)本は全部」という意味。
前に the books を置くと重複になるのでNGです。
- 直後:すぐうしろ。
whatのすぐ後に名詞が来ます(例:what time you have)。 - 名詞句:名詞+説明がひとまとまりになった「ものの名前」。文の主語や目的語として機能します。
- 先行詞:前に置く名詞(the 〜)。
whatは先行詞を取りません。
what + 名詞 + S + V /
what little/few + 名詞 + S + V /
what + 名詞 + there is/are /
what + 名詞 + S + can/could
最小限の例(まずは雰囲気をつかむ)
Use what time you have left.
(残っている時間は全部使いなさい。)
use [what + 名詞 + S + V]。what time=「あるだけの時間」。left=残っている。
Make the most of what resources there are.
(ある資源は全部最大限に活用しよう。)
what + 名詞 + there are=「存在するものは全部」。make the most of=最大限に活用する。
Invest what funds you can spare.
(余裕のある資金はすべて投資しなさい。)
what + 名詞 + S + can=「S ができるぶんは全部」。spare=(時間・お金を)割ける、余らせる。
基本型と文内の役割
関係形容詞 what の基本形は
what + 名詞 + S + V。
かたまり全体が名詞句(=「もの・こと」の名前パック)として、
動詞の目的語や主語、ときには補語(beの後ろ)にも置けます。
- 目的語
use / share / accept / reportなどの後ろに入る。 - 主語 文頭に置ける。述語動詞(
is/areなど)は 形式上は単数で受ける用法が多い一方、 名詞の意味に合わせて複数で受ける例もある(どちらも実例あり)。 - 補語
beの後ろで「〜であるもの」を説明できる。
Please share what data you collected.
(集めたデータはすべて共有してください。)
share [what + 名詞 + S + V]。what data=「あるだけのデータ」。
語い:collect=集める。
What evidence we gathered was decisive.
(私たちが集めた証拠のすべては決定的だった。)
what 節は、文全体をひとまとまりで捉えて was と単数で受けることが多い。
語い:decisive=決定的な。
What options remain are limited.
(残っている選択肢のすべては限られている。)
are で受ける用例もある。
語い:remain=残る、limited=限られている。
The issue is what priorities we should set.
(問題は、私たちがどんな優先事項をすべて設定すべきかだ。)
be + [what + 名詞 + S + V](補語)。語い:priority=優先事項、set=設定する。
コツ 毎回「直後は名詞? → “あるだけ全部”に言い換え可? → 文の部品として自然?」の3点チェックで役割を素早く判定。
よく出る型(用途別ミニカタログ)
| 型 | コア意味(やさしい言い換え) | 短い例(英→和) | 使いどころ | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
what + 名詞 + S + can/could |
できる範囲は全部 |
Do what work you can finish today.(今日終えられる仕事は全部やって。) |
時間・能力に上限がある場面で「できるぶんすべて」。 | can/could は可能を表す助動詞。× 直後の名詞を忘れない。 |
what little/few + 名詞 + S + V |
少ないながら全部 |
She saved what little money she had left.(彼女は残っていたわずかなお金のすべてを貯金した。) |
little=不可算名詞(money, time)/few=可算名詞(books, ideas)。 |
× *the money what ... のように先行詞を置かない。 |
what + 名詞 + there is/are |
「ある分は全部」 |
Use what space there is on the page.(ページ上のあるスペースは全部使って。) |
there is/are = 存在を述べる言い方。足りない状況での最大化に便利。 |
主語にしづらい構造なので多くは目的語として使う。 |
what + 名詞 + has/have been + Vpp |
達成・蓄積の全体 |
Report what improvements have been made.(行われた改善のすべてを報告して。) |
進捗・実績の総まとめに最適(受動完了形)。 | have been + 過去分詞=「〜されてきた」。主語の数に応じて has/have を選ぶ。 |
what + 名詞 + be + available/necessary ... |
条件に合うものは全部 |
Bring what documents are necessary.(必要な書類はすべて持参してください。) |
募集・提出・準備物の指示で定番。 | available=利用可能、necessary=必要な。 |
what + 名詞 + S + own/possess |
所有しているものは全部 |
Sell what assets you own if needed.(必要なら所有する資産はすべて売却しなさい。) |
保有物の列挙・取捨選択で有効。 | asset(s)=資産、own/possess=所有する。 |
Make use of what little time we have.
(私たちに残されたわずかな時間のすべてを活用しよう。)
make use of=活用する、little=(不可算)少しの。
We’ll rely on what support there is.
(ある支援はすべて頼りにする。)
rely on=頼る、support=支援。
使い分けのヒント
迷ったらまず「直後が名詞?」→「“あるだけ全部”に言い換え可?」→「文の部品として自然?」でチェック。
数量を強調したいなら what little/few、存在の総取りなら what 名詞 there is/are が即戦力です。
置き換えテスト(理解の固め)
- 角かっこでかたまりを特定:
[what + 名詞 + S + V]を見つける。 - 概念置換:
all the + 名詞 + that + S + Vに入れ替えて意味が同じか確かめる。 - 自然さの調整: 不自然なら語順や語を軽く直す(例:
what 名詞 there are→all the 名詞 that there are→all the available 名詞)。
Submit what evidence you collected.
(集めた証拠はすべて提出してください。)
submit [what + 名詞 + S + V]。what evidence=「あるだけの証拠」。Submit all the evidence that you collected.
(あなたが集めたすべての証拠を提出してください。)
what が内包していた「all the 〜 that」を明示した形。Provide what support you can.
(できる支援はすべて提供してください。)
what + 名詞 + S + can=「Sができる分は全部」。Provide all the support that you can (provide).
(あなたが提供できるあらゆる支援を提供してください。)
provide は省略可(反復回避のため)。Make use of what little time we have.
(私たちにあるわずかな時間のすべてを活用しよう。)
what little + 名詞=「少ないながらあるだけ全部」。Make use of all the (little) time that we have.
(私たちが持っている時間はすべて活用しよう。)
(little) は文体次第で省略可(自然さを優先)。Use what tools there are.
(ある工具は全部使いなさい。)
there are=「存在する」。足りない状況で使われやすい型。Use all the tools that there are.
(存在するすべての工具を使いなさい。)
Use all the available tools. と言い換えるとさらに自然。Summarize what improvements have been made.
(行われた改善のすべてを要約してください。)
have been made=「〜されてきた」。Summarize all the improvements that have been made.
(実施された改善のすべてを要約してください。)
that は関係代名詞。よくある誤り(what 特化)
what は「= all the 〜 that」を内蔵。だから
前に先行詞(the 〜)は置かない/直後は名詞が基本。
| 誤り | 理由 | 正しい形 | 補足 |
|---|---|---|---|
×*the money what he has |
what は先行詞を取らない(二重表現になる)。 |
what money he hasまたは the money that he has
|
意味はほぼ同じ。文体や強調によって使い分け。 |
×*I know what is better. |
直後に名詞がないため、関係形容詞ではない(ここは代名詞用法)。 | I know what option is better. |
関係形容詞は「what + 名詞」が必要。 |
×*How much money you have is what I need to know.(混同) |
how much は「どれくらい?」と量をたずねる疑問の働き。what money は「持っているお金すべて」。 |
What money you have is what I need to know. |
how much と what + 名詞 は目的が違う。質問 vs 総取り。 |
×*What a day! we had is unforgettable. |
感嘆文の What a ...! と関係形容詞の what + 名詞 を混同。 |
What a day we had was unforgettable. |
感嘆の What a ...! は別物。ここでは関係形容詞として主語になっている。 |
×*Choose what of these two options. |
what は無制限の総取り。of these two のような限定集合には合わない。 |
Choose whichever option you like (of these two). |
which/whichever は「見えている集合」向き。 |
×*the reason what we failed |
reason などの先行詞をとるなら that/why を用いる。 |
the reason why/that we failed |
関係形容詞ではなく、通常の関係語の選択。 |
注意what people you need(不自然) |
people は集合が見えていることが多く、what より which people が自然。 |
which people you need / who you need |
what + 人名詞 は可能でも不自然になりやすい。 |
We’ll analyze what data are available.
(利用可能なデータはすべて分析します。)
data は複数扱いが普通 → are。We’ll analyze all the data that are available.
(利用可能なすべてのデータを分析します。)
💬 例文で感覚をつかもう!(Section 2:what の用法)
ここでは what + 名詞 + S + V(= all the 〜 that)を多角的に練習します。
文中の学習ポイントは 淡色の枠、ときどき下線や文字色で強調しています。※導入部や前セクションの例と重複しない新規文です。
Please submit what documents are required for the application.
(申請に必要な書類はすべて提出してください。)
submit [what + 名詞 + are required]=「必要なものは全部」。語い:application=申請、required=必要な。
Allocate what funds are available this quarter.
(今期利用できる資金はすべて割り当てましょう。)
what + funds + are available=「利用可能な資金は全部」。語い:allocate=割り当てる、quarter=四半期。
Take what measures are necessary to ensure safety.
(安全を確保するために必要な措置はすべて取りなさい。)
measure(s)=措置、ensure=保証する。what measures are necessary=「必要な措置は全部」。
Recycle what materials can be reused.
(再利用できる素材はすべてリサイクルしよう。)
recycle=再利用する、material(s)=素材、reuse=再使用する。what + 名詞 + can ... は「できるものは全部」。
We published what results were peer-reviewed.
(査読を通った成果はすべて公開しました。)
peer-reviewed=査読済み。what results were ...=条件を満たす成果は全部。
What information is available is on the website.
(利用可能な情報のすべてはウェブサイトにあります。)
What information ... をひとまとめで単数扱いし is。語い:available=利用可能な。
What time we have is precious.
(私たちにある時間のすべては貴重だ。)
precious=貴重な。what time we have=「持っている時間は全部」。
Use what space is left in the suitcase.
(スーツケースに残っているスペースはすべて使って。)
space=空き、left=残っている。what space is left=「残量の総取り」。
Retain what rights are protected by law.
(法律で守られている権利はすべて保持しなさい。)
retain=保持する、right(s)=権利、protected by law=法的に保護された。
He used what little energy he had left.
(彼は残っていたわずかなエネルギーをすべて使った。)
what little + 不可算名詞=「少ないながらあるだけ全部」。対になる可算は what few + 名詞。
They cared for what few animals they could rescue.
(彼らは救出できたわずかな動物のすべてを世話した。)
what few + 可算名詞=「数は少ないが全部」。語い:care for=世話をする、rescue=救う。
I’ll give you what love I can.
(私ができる愛はすべてあなたに注ぐよ。)
what + 名詞 + I can=「私にできるぶんは全部」。語い:give ... love=愛情を注ぐ。
List what skills are transferable to the new role.
(新しい職務に転用できるスキルはすべて列挙しなさい。)
transferable=転用可能な、role=役割・職務。条件に合うもの総取り。
Check what permissions are granted to this account.
(このアカウントに付与されている権限はすべて確認しなさい。)
permission(s)=権限、grant=付与する。what permissions are granted=「付与された権限は全部」。
2-FAQ:what の用法(関係形容詞)
型
what + 名詞 + S + V
コア意味
= all the 〜 that(あるだけ全部)
ポイント
直後は名詞/先行詞(the 〜)は置かない
結論
what + 名詞 + S + V は関係形容詞(名詞を修飾)。かたまり全体で名詞句になります。
what + S + V は関係代名詞や疑問など別の働きで、直後に名詞が来ません。
Use what time you have.
(持っている時間はすべて使いなさい。)
I know what he wants.
(彼が何を望むか知っている。)
見分け方 直後に名詞があるか? をまず確認しましょう。
what は中にすでに = all the 〜 that の意味を内蔵しているからです。
そのため前に the 〜 を置くと「二重」となり不自然になります。
*The money what he has is enough.
(誤り:the money と what が重複)
what money he has / あるいは the money that he has
原則は文塊として単数扱いで is が多いですが、data / options のように複数名詞の意味を前面に出すと are も見られます。
What information we have is limited.
(持っている情報のすべては限られている。)
What options remain are few.
(残っている選択肢のすべては少ない。)
Tip
迷ったら is を基本。名詞の複数性を強く言いたいときだけ are を選ぶ。
there is/are は「存在」を表す特別な型。what 節の中に「存在構文」を入れているだけなので語順が入れ替わって見えるだけです。
We’ll use what tools there are.
(存在する工具はすべて使う。)
We’ll use all the tools that there are.(置換可)
little は不可算名詞(time, money, water)、few は可算名詞(books, ideas, tickets)。
どちらも「少ないながらあるだけ全部」のニュアンスです。
Save what little money you have.
(わずかなお金のすべてを貯めなさい。)
Protect what few trees remain.
(残っているわずかな木のすべてを守ろう。)
注意
few は複数名詞とセット。money のような不可算名詞には使えません。
what は「条件を満たすものすべて」の総取り。
whatever は「どんなものでも(無制限・自由選択)」の含みが強いです。
Accept what help arrives.
(届いた助けはすべて受け入れて。)
Accept whatever help you can get.
(手に入るどんな助けでも受け入れて。)
言い換え
what ⇄ all the 〜 that/whatever ⇄ any 〜 that(目安)
場面次第ではやや書き言葉。会話では all the 〜 (that) や whatever 〜 が自然なこともあります。
Use all the time that you have.
(持っている時間は全部使って。)
Use what time you have.(意味同じ/場面で選択)
いいえ。What a ...! は感嘆、What time ...? は疑問です。関係形容詞の what とは別物です。
What a beautiful day!
(なんて美しい日だ!)
What time is it?
(今、何時?)
関係形容詞は what + 名詞 + S + V の「名詞修飾」の型でしたね。
制限用法では that を省略することもあります(口語で多め)。ただし可読性やリズムを優先して残すことも多いです。
Use all the tools (that) you have.
(持っている工具は全部使いなさい。)
Use what tools you have.(関係形容詞)
いいえ。これは疑問の形容詞(interrogative determiner)で「何の〜を〜すべきか」の意味。関係形容詞(what + 名詞 + S + V)とは用法が異なります。
Decide what time to leave.
(出発する時間を決めなさい。)
Decide what time we should leave.(S+V を補って別構造)
これは慣用表現で「A や B などの理由で」という意味。関係形容詞ではありません。
What with the rain and the traffic, we were late.
(雨や渋滞などのせいで、私たちは遅れた。)
3. which の用法(入口ガイド)
which は関係形容詞として、直後に名詞を置き、
「見えている集合の中から特定」する働きをします。
このセクションでは、次に学ぶ 3-1「〜するどちらでも」 と 3-2「そしてその〜」 を
やさしい言い換え+最小限の例で先取りして、迷いポイントを減らします。
全体像:which の二本柱
which + 名詞 + S + V例:
Choose which plan fits your needs.(自分に合うどのプランか選ぶ)
, in/for/after ... which + 名詞/節例:
The event was delayed, for which reason we stayed longer.(イベントが遅れた、その理由で長く滞在した)
最小限の例でイメージ固め(音声つき)
Please indicate which day suits you.
(あなたに合うどの日か教えてください。)
which + 名詞 + S + V=「集合から選ぶ」。語い:indicate=示す、suit=合う。
It might snow, in which case the school will close.
(雪が降るかもしれない。その場合、学校は休校になる。)
, in which case ...=「そしてその場合」。前文全体を which で受ける定番パターン。
3-1. which の用法:「〜するどちらでも」(関係形容詞)
which が直後の名詞を説明して、「(目の前の)候補の中のどれでも」という
選択の意味を作ります。形は which + 名詞 + S + V。かたまり全体で名詞句になり、動詞の目的語などに入ります。
コアイメージは「集合が見えている ⇒ その中から選ぶ」。日常会話では whichever + 名詞 でも言い換え可能です。
ねらい:集合が「見えている」ときに使う選択表現
which は「選ぶ」場面で力を発揮します。候補が決まっている(サイズS/M/L、座席A/B/Cなど)ときに、
which + 名詞 + S + V で「〜する(あなたが好む/合う)どの 名詞 でも」を表します。
Choose which size fits you best.
(あなたに一番合うサイズのどれでも選んでください。)
fit=(サイズが)合う。which size ... fits=「合うどのサイズでも」。
Pick which seat you prefer.
(好きな席のどれでも選んでください。)
prefer=より好む。which seat you prefer=「あなたが好むどの席でも」。
Buy which ticket you need.
(必要なチケットのどれでも買ってください。)
ticket=乗車券・入場券。which ticket you need=「必要などのチケットでも」。
- 直後=すぐうしろ。
whichの直後は必ず 名詞(例:which size)。 - 名詞句=名詞+説明のまとまり。文の主語・目的語などに使える「名前パック」。
- 集合が見えている=候補がはっきりしている状態(色・サイズ・路線など)。
要点まとめ:ここを押さえれば迷わない
-
型
which + 名詞 + S + V(かたまり全体=名詞句) -
意味
候補の中のどれでも/
whichever + 名詞/any + 名詞 + that ...に言い換え可 -
使う条件
集合が見えている(サイズ表・選択肢一覧・メニューなど)。見えていないときは
whatは使えてもwhichは不自然。 -
語順
疑問文の倒置にしない(×
*Choose which size do you prefer.→ ○Choose which size you prefer.) -
言い換えのコツ
迷ったら
whichever + 名詞に置換して意味が保てるか確認(例:Choose whichever size fits you best.) -
レジスター
which + 名詞 + S + Vはやや書き言葉寄り。会話ではwhichever + 名詞が自然な場面も多い。
- 直後は名詞?(例:
which route ...) - 候補は見えている?(S/M/L、A/B/C、路線1/2/3など)
whichever + 名詞に置換しても自然? → 自然ならこの型でOK
- ×
*Pick which do you prefer.(倒置NG) - × 集合がぼんやり:
*Choose which idea is there.→ ○ 集合を限定する/whicheverへ。 - ×
*whichの直後に動詞:*Choose which is better.→ ○which option is better
💬 例文で感覚をつかもう!(Section 3-1:which の「〜するどちらでも」)
すべて which + 名詞 + S + V(疑問の倒置なし)の型です。文中の学習ポイントは
淡色枠や下線・色で強調しています。
Please decide which route we should take.
(私たちが進むどのルートにするか決めてください。)
decide [which + 名詞 + S + should + V]。語い:route=道筋・ルート。※疑問文の倒置(*which route should we take)にしない。
Select which color you prefer for the logo.
(ロゴに使うどの色を好むか選んでください。)
prefer=より好む。言い換え:Choose whichever color you prefer.
Mark which chapters you have finished.
(終わらせたどの章かに印を付けてください。)
mark=印を付ける、chapter=章。複数でも which + 名詞 でOK。
Let me know which file format you need.
(必要なファイル形式を教えてください。)
format=形式。例:PDF/PNG/CSV…「見えている候補から選ぶ」= which の領域。
Choose which shipping method works for you.
(あなたに合う配送方法を選んでください。)
shipping method=配送方法。works for you=都合が良い・合っている。
We will confirm which payment option you choose.
(選択した支払い方法を確認します。)
confirm=確認する、option=選択肢。文法:倒置なしで平叙文。
Please indicate which browser you are using.
(利用中のブラウザを教えてください。)
indicate=示す。例:Chrome/Safari/Edge/Firefox… 候補が明確→which。
Decide which room will host the workshop.
(ワークショップを行うどの部屋か決めてください。)
which + 名詞 + will + V。語い:host=(行事を)開く・主催する。
Pick which project you want to join.
(参加したいプロジェクトを選びなさい。)
join=参加する。言い換え:Choose whichever project you want to join.
Tell me which song means the most to you.
(あなたにとって一番大切などの曲か教えて。)
mean the most=最も大切である。※倒置せずに平叙文の語順を保つ。
State which candidates meet the criteria.
(基準を満たす候補者がどの人たちか述べてください。)
state=述べる、criteria=基準(複数形)。集合が見える→which。
Check which devices are compatible.
(対応しているどの端末か確認してください。)
compatible=互換性がある。複数主語→are。
Which option we choose will affect the budget.
(私たちが選ぶどの選択肢かが予算に影響する。)
which 節(やや書き言葉)。語い:affect=影響する。
Which rooms are available will determine the schedule.
(利用可能などの部屋かが、時間割を決める。)
determine=決定づける。意味上は複数でも主語節全体は単数扱い。
3-1 FAQ:which の「〜するどちらでも」
型
which + 名詞 + S + V
コアイメージ
見えている集合から選ぶ
注意
疑問の倒置にしない(× *which ... do/does S V)
which + 名詞 + S + V は事実を述べる説明。whichever + 名詞 は自由裁量を相手に与える言い方で、命令・依頼と相性が良いです。
Please confirm which date suits you.
(あなたに合うどの日か確認してください。)
Choose whichever date works for you.
(都合のよいどの日でも選んでください。)
迷ったら、依頼文・案内は whichever、報告・確認は which が自然。
いいえ。平叙文の語順です。疑問の倒置を入れると誤りになります。
*Tell me which seat do you prefer.
(誤り:倒置している)
Tell me which seat you prefer.
数がはっきり・列挙できるときは which of + 複数名詞、集合をカテゴリ名で言うなら which + 複数名詞 が楽です。
Tell us which of these candidates you recommend.
(これらの候補者のうちどの人を推薦するか教えてください。)
Tell us which candidates you recommend.
(推薦する候補者がどの人たちか教えてください。)
「二者択一」は which of the two ... が明快。
decide / choose / pick / select / know / tell / show / indicate などと相性抜群です。
Please indicate which package you chose.
(選んだパッケージがどれか示してください。)
indicate=示す、package=商品プラン。別物です。これは疑問の形容詞+不定詞で「〜するべきどの名詞」の意味。3-1 は S + V を含む節です。
We discussed which route to take.
(進むべきどのルートにするか話し合った。)
We discussed which route we should take.which + 名詞 + S + V は内容を受ける名詞句なので、前にカンマは置きません(接続的用法は 3-2 で扱います)。
Please choose which plan you prefer.
(好きなプランを選んでください。)
はい。which + 名詞 のその名詞に合わせるのが基本です。
Please confirm which room is available.
(使えるどの部屋か確認してください。)
Please confirm which rooms are available.
(使えるどの部屋たちか確認してください。)
主語が複数なら述語も複数形に。
代名詞の which は名詞を省略した形。3-1 のテーマは 形容詞(= 直後に名詞)。文脈で名詞が明らかなとき、代名詞も可能です。
Tell me which you prefer.
(どれを好むか教えて。)
which option you prefer(名詞を補えば 3-1 型)いいえ。which + 名詞 + S + V の中にさらに that は不要です。節はすでに完結しています。
*Show us which plan that you chose.
(誤り:that が余計)
Show us which plan you chose.whether は「〜かどうか」(二択の有無)で選択肢の中身は表さない。which は「どれ(どの名詞)か」を特定します。
We discussed whether to move.
(引っ越すかどうかを話し合った。)
We discussed which apartment to choose.
(どのアパートを選ぶか話し合った。)
中身(名詞)を選ぶ=which、Yes/No の可否=whether。
可能です。ただしやや書き言葉寄り。会話では目的語にする方が自然です。
Which option we choose will affect the timeline.
(選ぶどの選択肢かがスケジュールに影響する。)
The option we choose will affect the timeline. と簡潔にする手も。3-2. which の用法:「そしてその〜」(接続・前文を受ける)
ここでの which は、直前の文全体(出来事・事実)を受けて、
「そしてその結果/その理由/その時点/その場合」
とつなぐ役目をします。形の中心は , + 前置詞 + which + …(例:, in which case … / , for which reason … / , after which … など)。
一文に流れと論理(因果・時系列・条件)を与える接続テクです。
ねらい:前文を「指さして」論理をつなぐ
前の文=先行内容を「それ(= which)」と呼び直し、前置詞で意味関係(理由・場合・時点・場所・手段など)を明示します。 日本語の「その結果」「その理由で」「その時点で」に相当します。
It may snow, in which case the event will be canceled.
(雪になるかもしれない。その場合、イベントは中止になる。)
which で受ける。Our server was overloaded, for which reason we extended the deadline.
(サーバーが過負荷になった。その理由で締切を延長した。)
reason のような名詞を伴って「その理由で」と言い換えるフォーマル表現。The meeting ran long, after which we took a short break.
(会議は長引いた。その後、少し休憩を取った。)
after/ before/ during/ at which などで自在に表現。- 前置詞 + which:
in/for/after/at/by/through/under … which。前置詞の意味で論理をはっきりさせる。 - which + 名詞:
which fact / which mistake / which ideaのように名詞を添えて受け直す(ややフォーマル)。 - カンマ (,):前文とつなぐサイン。
, in which …のように前に必ず置く。
要点まとめ:迷ったらこの順でチェック
- 受ける対象 直前の文・事実を受ける。名詞1語を説明する通常の非制限用法と混同しない。
-
型
, in/for/after/at/by/through … which + S + V/, for which reason/result … -
意味関係
条件=
in which case/理由=for which (reason)/時点=at which point/順序=after which/期間=during which -
句読点
必ずカンマで接続(
…, in which …)。前にカンマがないと別構造になるので注意。 -
言い換え
カジュアルには
so/and then/becauseで分割OK(論理は同じ、文体が変わる)。 -
避けるべきNG
×
*and in which …(andは不要)/ ×*for whichだけで文を終える(必ず続きが必要)/ ×*which that …(thatは足さない)
- つなぎたいのは前の文の内容?(YES → 3-2 型へ)
- どの関係?「理由・場合・時点・期間」=前置詞で選ぶ
- 前にカンマを置いた?(
…, in which …)
in which case / after which / for which reason)。
実戦で「パッ」と出す体験を重ねると、脳が検索コストの低い回路を作り、定着が一気に進みます。
💬 例文で感覚をつかもう!(Section 3-2:which の「そしてその〜」=前文を受けて接続)
ここでは , + 前置詞 + which .../, which + 名詞 ... を中心に、前の文全体(または直前の内容)を指し直して論理をつなぐ用法を練習します。
学習ポイントは 淡色枠、必要に応じて下線・色強調も付けています。
The bus might be full, in which case we’ll take the train.
(バスが満席かもしれない。その場合は電車で行こう。)
which で受けて条件化。語い:full=満席の。
The files were corrupted, for which reason we rebuilt the database.
(ファイルが壊れていた。その理由でデータベースを再構築した。)
corrupted=破損した、rebuild=再構築する。
We finished the pilot test, after which the team rolled out the update.
(試験運用を終え、その後チームはアップデートを全体公開した。)
pilot test=試験運用、roll out=展開する・リリースする。
The engine temperature spiked, at which point we pulled over.
(エンジン温度が急上昇し、その時点で私たちは路肩に停めた。)
spike=急上昇する、pull over=路肩に寄せて停車する。
The audit starts next Monday, by which time all reports must be ready.
(監査は来週月曜に始まる。その時までに全ての報告書を準備しておくこと。)
must be ready=準備済みでなければならない。
The meeting moved to 9 a.m., at which time the CFO can join.
(会議は午前9時に移った。その時刻にCFOが参加できる。)
move(会議などを)移す、join=参加する。
It rained all night, because of which the match was postponed.
(一晩中雨が降った。そのため試合は延期になった。)
so / so … that … でも可。
The museum introduced a new policy, under which photos are allowed without flash.
(美術館は新しい方針を導入した。その下でフラッシュなしの撮影が許可される。)
under で受けて「方針の下で」を表現。
They released a mobile app, through which customers can book tables.
(彼らはモバイルアプリを公開した。それを通じて顧客は席を予約できる。)
release=公開する、book=予約する。
She chose the smaller venue, which decision later proved wise.
(彼女は小さい会場を選んだが、その決定は後に賢明だと分かった。)
which + 名詞 で内容を名詞化して受ける(フォーマル)。venue=会場、prove=判明する。
I sent the wrong report, for which I apologize.
(誤った報告書を送ってしまいました。そのことでお詫びします。)
I sent the wrong report, and I apologize for it.(分割でも同義)
The exhibition runs for three weeks, during which guided tours are available.
(展示会は3週間開催され、その期間中はガイドツアーが利用できる。)
exhibition=展示会、guided tour=ガイド付き見学。
The survey reached over 5,000 users, from which we drew several insights.
(調査は5,000人超に届き、そこからいくつかの示唆を得た。)
draw insights=示唆を得る。統計的結果の出所を from which で明示。
The committee adopted a new framework, on which future policies will be built.
(委員会は新しい枠組みを採択した。それに基づいて今後の方針が作られる。)
on で受け「〜の上に(基づいて)」を表す。
3-2 FAQ:which の「そしてその〜」(前文全体を受けて接続)
型
…, in/for/after/at/by/with/through which + S + V …
位置常に前にカンマ
コアイメージ
前の文=「それ」(which) を指さして論理をつなぐ
どちらも「その場合」を表しますが、in which case は前の文全体を指し直すフォーマル寄りの言い回しで、論理が明確になります。
so / then はカジュアルで、文を分けやすい表現です。
The ferry may be canceled, in which case we will take a taxi.
(フェリーが欠航になるかもしれない。その場合はタクシーで行く。)
cancel=取り消す、ここでは「欠航」。
for which reason は前文を名詞(reason)で受け直すフォーマル表現。because はカジュアルで原因節を導きます。
The network was unstable, for which reason we postponed the release.
(ネットワークが不安定だった。その理由でリリースを延期した。)
We postponed the release because the network was unstable.
(ネットワークが不安定だったので、リリースを延期した。)
ビジネス文書=簡潔さ優先なら because も有効。
前文の内容を名詞化して受け直すとき。硬めの書き言葉で、原因・結果・評価を添えるのに便利です。
The team switched to remote work, which change improved productivity.
(チームはリモート勤務に切り替えたが、その変更で生産性が向上した。)
会話では and that change ... でもOK。
前置詞前置(with which)はフォーマル、残置(which … with)はやや口語的です。
We set a clear policy, with which everyone must comply.
(明確な方針を定めた。それに全員が従わなければならない。)
We set a clear policy, which everyone must comply with.
(明確な方針を定めた。全員がそれに従わなければならない。)
フォーマルな文書・試験では前置詞前置が安全。
, which … は直前の名詞を説明することが多く、, in/for/after … which … は前文全体を受けます。
曖昧さを避けたいときは前置詞を使って関係を明示しましょう。
I forgot my umbrella, which was brand-new.
(傘を忘れたが、その傘は新品だった。)
I forgot my umbrella, because of which I got soaked.
(傘を忘れた。そのためびしょ濡れになった。)
because of which なら因果が明確になります。
必ず前の文の後にカンマを置いてから in/for/after … which を続けます。ないと別構造になります。
*The train was delayed in which case we missed the connection.
(誤り:カンマなし)
The train was delayed, in which case we missed the connection.by which time は「その時までに」。未来なら 未来完了(will have + pp)と相性が良いです。
The migration starts in June, by which time we will have completed all backups.
(移行は6月開始で、その時までにすべてのバックアップを完了しているだろう。)
without which は「それなしでは〜できない/成り立たない」。必要条件を強調します。
She offered timely feedback, without which the project would have failed.
(彼女がタイムリーなフィードバックをくれた。それがなければプロジェクトは失敗していただろう。)
原則不要です。, in which … だけで接続の意味が出ます。and を付けると冗長・くどい印象になります。
The road was blocked, and in which case we took a detour.
(冗長。and は不要)
The road was blocked, in which case we took a detour.フォーマルすぎる印象になることがあります。場面に応じて分割文で言い換えましょう。
The demo took longer than expected, after which we answered questions.
(デモは想定より長引き、その後質疑に答えた。)
The demo took longer than expected. Then we answered questions.
(デモは想定より長引いた。それから質疑に答えた。)
社内メールは簡潔・明快を最優先に。
これらは副詞で文頭・セミコロン後などに置きます。in which case は関係詞構造で、前文を which で指し直します。
文体・リズムで使い分けましょう。
The system was patched; therefore, downtime was minimal.
(システムにパッチを当てた。したがって、停止時間は最小だった。)
論理は同じでも、構文が異なる点に注意。
4. whatever の用法:どんな名詞でも/何であれ
whatever は 関係形容詞として使うと、直後の名詞を修飾しながら
「種類を問わず全部OK」
という意味を作ります。型は
whatever + 名詞 + S + V。
文の中でひとかたまりの名詞句(目的語・主語など)として働きます。
コアイメージ:枠を広げて「どれでも」
which は「見えている候補から“どれ?”」ですが、whatever は
候補の枠そのものを広げて「どんな~でも」へ。相手に自由を与えたり、
条件に左右されない譲歩(「~であっても」)を作るのが得意です。
- 型
whatever + 名詞 + S + V(倒置しない/すぐ後ろは名詞) - 意味包括(どんな~でも)/譲歩(~であっても)
- 言い換え
any + 名詞 + that S V/no matter what S V(節)/依頼ではwhichever + 名詞も近い
Use whatever tool you have.
(持っているどんな道具でも使っていいよ。)
whatever + 名詞 が名詞句。候補は限定しない(スパナでもハサミでもOK)。
I’ll give you whatever help I can.
(できるどんな助けでもするよ。)
help は不可算でもOK。「可能な限り」のニュアンスが出る定番表現。
Whatever the reason, we must apologize.
(理由が何であれ、私たちは謝るべきだ。)
Whatever the reason, ... は「どんな理由であっても」。文頭+カンマで譲歩を作る定番。
全体像:whatever の使い方ひと目マップ
| 用途 | 基本型 | 意味のコア | 例(短文) | 言い換え・近い表現 | 注意 |
|---|---|---|---|---|---|
| 包括(自由に選んでOK) 包括 |
whatever + N + S + V |
種類を問わない/全部OK | Pick whatever seat you like. |
whichever + N(具体候補が見えているとき) |
倒置しない(疑問語順にしない) |
| 提供・許可の強調 支援 |
whatever + 不可算N / 複数N |
できる限り/制限なし | I'll give you whatever advice I can. |
any + N + that ...(事務的) |
help / advice など不可算もOK |
| 譲歩(条件に左右されない) 譲歩 |
Whatever + the + 抽象名詞, S + V |
~であっても | Whatever the weather, the game starts. |
No matter what S V(節) |
文頭+カンマで区切る |
| 学術・規約文 フォーマル |
for whatever reason など固定句 |
中立・婉曲 | We paused, for whatever reason. |
分割:for some reason |
that を重ねない |
| 比較の目印 見分け |
whatever vs whichever |
枠の広さ | Use whatever tool you have.Use whichever tool from this list. |
候補が見える=whichever |
意味で選ぶ(形は同じ) |
whatever the reason / whatever the weather / whatever help I can を「塊」で覚えましょう。
よくある誤りと回避フロー(whatever + 名詞)
ねらい:whatever + 名詞 + S + V を名詞句として正しく使う。倒置しない・that を重ねない・直後は名詞を徹底。
よくある誤りトップ5
-
NG
直後が名詞でない(
whateverを代名詞として使ってしまう)このセクションは関係形容詞(= 直後に名詞)に限定。 -
NG
thatを足す:whatever + 名詞 + that S V節はすでに完結。thatは不要。 -
NG
疑問の倒置にする:
whatever + 名詞 + do S V平叙文の語順でつなぐ:… whatever N S V。 -
NG
anyを重ねる:any whatever N意味が重複して不自然。 -
NG
no matter whatと混同(位置・構文が別物)no matter what S Vは節。whatever + 名詞は名詞句。
回避フロー:3ステップでセルフチェック
-
1
直後は名詞?(Yes → 次へ / No → 名詞を補う)
例:
Use whatever tool you have. -
2
語順は平叙文?(倒置していないか確認)
例:
Pick whatever seat you like.(×do you like) -
3
thatを足していない?(不要)例:Take whatever notes you need.(×that you need)
Use whatever you have.
(持っているものは何でも使っていい。)※文法的には可だが「関係形容詞」ではなく代名詞用法。
Use whatever tool you have.
Use whatever tool you have.
(持っているどんな道具でも使っていい。)
Take whatever notes that you need.
(誤り:that は不要)
Take whatever notes you need.
(必要などんなメモでも取りなさい。)
Choose whatever seat do you like.
(誤り:疑問の語順にしない)
Choose whatever seat you like.
(好きなどの席でも選んで。)
I'll accept any whatever help you can give.
(誤り:any と whatever が重複)
I'll accept whatever help you can give.
(できるどんな助けでも受け取ります。)
Use no matter what tool you have.
(誤り:構文が不適切)
Use whatever tool you have.
(持っているどんな道具でも使って。)
No matter what you have, use it.
(持っているものが何であっても、それを使って。)
no matter what + S + V は節。Whatever reason was given was unclear.
(どんな理由であれ提示されたが、はっきりしなかった。)
was)。複数なら複数動詞に:Whatever reasons were given were unclear.
💬 例文で感覚をつかもう!(Section 4:whatever の関係形容詞「どんな名詞でも」)
ここでは whatever + 名詞 + S + V(直後は名詞!)を、用途別にたっぷり練習します。
学習ポイントは 淡色枠、必要に応じて下線や色強調も付けています。
Pick whatever project interests you most.
(あなたが一番興味があるものなら、どのプロジェクトでも選んでよい。)
whatever + project を名詞句にして pick の目的語に。語い:interest=興味を引く。Submit whatever documents are required by Friday.
(金曜までに、必要とされるどんな書類でも提出してください。)
documents are required=「必要とされる書類」。whatever で範囲を限定しない。Bring whatever device you usually work on.
(普段使っているどんな端末でも持ってきてください。)
work on=〜で作業する。Use whatever method works for your team.
(あなたのチームに合うどんな方法でも使ってください。)
works for A=Aにうまく機能する。whatever で方法を限定しない。Finish whatever food is left in the fridge.
(冷蔵庫に残っている食べ物はどれでも食べ切ってね。)
is left=残っている。不可算名詞 food にも whatever は使える。Choose whatever route feels safest.
(一番安全だと感じるどのルートでも選んで。)
safest は最上級。「安全さ」を基準に包括許可。You may reject whatever offers seem unfair.
(不公平に思えるどんな提案でも断ってよい。)
reject=断る、unfair=不公平な。We’ll invest in whatever ideas demonstrate clear value.
(明確な価値を示すどんなアイデアでも投資します。)
demonstrate=示す、value=価値。基準は示すが種類は限定しない。For whatever reason, the data didn’t sync on time.
(どんな理由であれ、データは時間どおり同期されなかった。)
Whatever the schedule, we will deliver on Monday.
(予定がどうであっても、月曜に納品します。)
Whatever the + 抽象名詞 の型。I’ll bring you whatever flowers you like.
(あなたが好きなどんな花でも持っていくよ。)
whatever flowers you like=種類を相手の好みに全面委ねる。The warranty covers whatever damage is caused by normal use.
(保証は、通常使用によって生じるいかなる損傷でも対象とする。)
whatever damage=「いかなる損傷でも」。Take whatever seat remains open near the exit.
(出口近くで、空いているどの席でも座ってください。)
remains open=空席のまま。whatever seat で「席の種類は問わない」。Provide whatever evidence your claim requires.
(あなたの主張に必要とされるあらゆる証拠を提出してください。)
evidence=証拠(通常不可算)。claim=主張/請求。Buy whatever ingredients are freshest today.
(今日は一番新鮮などんな食材でも買ってきて。)
ingredients=材料・食材(複数)。基準は「新鮮さ」、種類は不問。4 FAQ:whatever の関係形容詞(どんな名詞でも)
型
whatever + 名詞 + S + V
コアイメージ
種類を問わず・全部OK(包括)/〜であっても(譲歩)
言い換え
any + 名詞 + that S V/no matter what S V(節)
関係形容詞は直後に名詞が来ます。代名詞は名詞を伴いません。
Use whatever tool suits the job.
(仕事に合うどんな道具でも使ってよい。)
tool(名詞)。Do whatever you like.
(何でも好きなことをしてよい。)
本セクションは関係形容詞(直後に名詞)にフォーカスします。
Whatever the + 抽象名詞 は譲歩の定型で、「~が何であっても」の意味。文頭+カンマで主文に続けます。
Whatever the outcome, we’ll keep improving.
(結果がどうであっても、私たちは改善を続ける。)
outcome=結果。名詞句を前置して譲歩を作る。原因をぼかす・婉曲にするビジネスで便利な表現。中立的で角が立ちません。
For whatever reason, the payment didn’t go through.
(何らかの理由で、支払いは処理されなかった。)
go through=(決済などが)通る。what little=「わずかながらある~」。whatever little=「どれほど少なくても、ある分は全部」。強調点が違います。
He saved what little money he had.
(彼はわずかながら持っていたお金を貯金した。)
He donated whatever little money he had.
(彼は持っていたわずかな金をすべて寄付した。)
little(不可算)/few(可算複数)でも同様。
使えます。whatever + 不可算名詞で「どんな~でも」。可算複数にももちろん使えます。
Use whatever equipment is available.
(利用できるどんな設備でも使ってください。)
Take whatever measures are necessary.
(必要などんな措置でも取りなさい。)
advice / information / luggage など典型的な不可算にもOK。
any + 名詞 + that ... は中立・事務的。whatever + 名詞 ... は「制限なし」をやや強調・自然会話に多用。
Read any articles that interest you.
(あなたに興味のあるどんな記事でも読んでよい。)
Read whatever articles interest you.
(あなたに興味のあるどんな記事でも読んでよい。)
意味差は小さいが、文体とリズムの違いで使い分け。
that は不要、語順は平叙文。疑問の倒置にしません。
Take whatever steps that you think are needed.
(誤り:that は不要)
Take whatever steps you think are needed.whichever は見えている候補集合から「どれでも」。whatever は種類そのものを問わない広い包括。
Choose whichever option on this list you prefer.
(このリストの中からどの選択肢でも好きなものを選んで。)
Choose whatever option seems best.
(どんな選択肢でも一番よさそうなものを選んで。)
メニューなど具体リスト=whichever が自然。
はい、文頭句のあとにカンマを置きます。読みやすさと誤解防止のため。
Whatever the schedule, we’ll start at 9.
(予定がどうであっても、9時に開始します。)
カジュアル・事務的にするなら any + 名詞 + that ... や分割文が便利です。
Please bring any documents that prove your identity.
(身分を証明できるいかなる書類でも持参してください。)
Please bring whatever documents prove your identity.
(身分を証明できるどんな書類でも持参してください。)
場面(メール・掲示・対話)に合わせて文体を選びましょう。
5. whichever の用法:見えている候補から「どれでも」
whichever が 関係形容詞として使われると、直後の名詞を修飾し
「この中ならどれでもOK」
という意味を作ります。型は
whichever + 名詞 + S + V。
文の中でひとかたまりの名詞句(主語・目的語・補語・前置詞の目的語)として働きます。
コアイメージ:目の前のリストから自由に選ぶ
レストランのメニューを思い浮かべてください。メニューという
候補が見えている集合の中で、「どれでもいいよ」と言うときに
whichever を使います。いっぽう whatever は「枠そのものを広げる」ので、
メニュー外でもOKというイメージです。
- 型
whichever + 名詞 + S + V(倒置しない/直後は名詞) - 意味見えている候補集合から「どれでもOK」=自由裁量
- 言い換え
no matter which + S + V(節)/any + 名詞 + that S V(事務的)
Choose whichever dish you like.
(好きな料理ならどれでも選んで。)
dish=料理。候補(メニュー)が見えている場面に最適。Whichever option you choose, we’ll support you.
(どの選択肢を選んでも、私たちは支援します。)
Take whichever of these seats is free.
(これらの席の中で空いているものならどれでも座ってください。)
whichever of + 複数名詞 で「集合の中から」を明確に示せる。基本型と文内での役割(どこに入っても「ひとかたまり」)
| 役割 | 型(コード) | 意味のコア | ミニ解説 | 例 |
|---|---|---|---|---|
| 目的語 自由裁量 |
V + whichever + N + S + V |
この中ならどれでも選んでOK | 動詞(choose, pick, select など)の目的語になる。 | 例:Select whichever plan fits your budget. |
| 主語 主語位置 |
Whichever + N + V, ... |
どれが当てはまっても… | 文頭に置きやすい。必要ならカンマで主文と区切る。 | 例:Whichever option gets the most votes wins. |
| 補語 説明 |
S + be + whichever + N + S + V |
~であるものは「どれでもOK」 | be動詞の後ろで主語を言い換える。 |
例:The winner is whichever team scores first. |
| 前置詞の目的語 to / for など |
P + whichever + N + S + V |
~に関してはどれでも | 前置詞の後ろに名詞句として置く。 | 例:Send it to whichever address is most convenient. |
| 文頭の譲歩 条件風 |
Whichever + N + S + V, 主文... |
どれを~しても/選んでも | カンマ必須。主文は通常の語順。 | 例:Whichever route you take, drive safely. |
| 集合を明示(of 構文) 候補が可視 |
whichever of + 複数N + S + V |
この集合の中からどれでも | 「これらの中で」をはっきりさせたいとき。 | 例:Use whichever of these keys works. |
| 名詞の省略 文脈依存 |
V + whichever + V ... |
(前文脈の集合が明らかなら)それならどれでも | 直前に集合があるときのみ自然。 | 例:Pick whichever is available. |
whichever /
枠そのものを広げる→ whatever。倒置しない・that を足さない・
文頭譲歩はカンマを忘れずに。
用途別ミニカタログ(ひと目で分かる使いどころ)
whichever + 名詞 + S + V は、目の前に候補が見えている集合の中で「どれでもOK」を作る表現です。
直後は名詞、語順は平叙文(倒置しない)。文頭に置けば譲歩(〜であっても)になります。
| 用途 | 基本型(コード) | 使いどころ | 例(短文) | 注意 |
|---|---|---|---|---|
| 選択の自由 自由裁量 |
V + whichever + N + S + V |
メニュー・候補リストから自由に選ばせる | Choose whichever dish you like. |
倒置しない(do you like は不可) |
| 文頭の譲歩 譲歩 |
Whichever + N + S + V, 主文... |
「どれであっても〜」で主文を強調 | Whichever option you choose, we'll help. |
カンマ必須で主文と区切る |
| 集合を明示 of 構文 |
whichever of + 複数N + S + V |
「この中から」をはっきり言いたい | Take whichever of these seats is free. |
of の後は複数名詞 |
| 前置詞の目的語 to / for など |
P + whichever + N + S + V |
宛先・対象が複数から「どれでも」 | Send it to whichever address is correct. |
前置詞(P)の直後に名詞句 |
| 主語位置 主語 |
Whichever + N + V ... |
投票・採点などで条件主語に | Whichever team scores first wins. |
動詞の一致に注意 |
| 名詞の省略 文脈依存 |
V + whichever + V ... |
集合が直前に明らかなとき | Pick whichever is available. |
集合が見えない文脈では不自然 |
| 先に来る方(期日) 定型 |
whichever comes first |
締切・優先条件の明示 | We'll meet on whichever comes first: Fri or Sat. |
口語で頻出・簡潔 |
| 都合優先 配慮 |
whichever is convenient (for you) |
相手の都合に委ねる | Schedule it at whichever is convenient. |
for you を補うと丁寧 |
| 価格・比較 合理 |
whichever is cheaper / faster |
基準(安い・速い)で自由選択 | Use whichever is cheaper. |
比較語(cheaper など)を併用 |
| 日程調整 実務 |
whichever day works for you |
候補日の中でどれでも | Pick whichever day works for you. |
works for=都合が合う |
Assign me to whichever team needs help.
(助けが必要などのチームでも配属してください。)
to の目的語として名詞句が入る形。We'll start on Friday or Saturday—whichever comes first.
(金曜か土曜のどちらか早い方に開始します。)
使い分けマップ(選び方のコツ)
2つの軸で考えると迷いません:①候補の可視性(見えている?)× ②文の形(名詞句/節)。
「メニューが目の前」なら whichever、枠を広げたいなら whatever、節で言いたいなら no matter which。
| 表現 | 文の形 | 候補の可視性 | ニュアンス | 置き換えの目安 | 例(短文) |
|---|---|---|---|---|---|
whichever + N + S + V |
名詞句 | 見えている | この中ならどれでもOK(自由裁量) | no matter which に言い換え可(節にしたいとき) |
Take whichever seat you prefer. |
whatever + N + S + V |
名詞句 | 不問(広い) | 種類を問わない(枠を広げる) | 具体リスト前では whichever の方が自然 |
Use whatever tool you have. |
which + N + S + V |
名詞句 | 見えている | 説明・限定(古風/文語寄りの自由裁量) | 自由選択を強めたいなら whichever |
Take which path seems safer.(多くは whichever 推奨) |
any + N + that S V |
名詞句 | 中立 | 事務的・簡潔(規約や案内で多い) | 柔らかく強調したければ whichever |
Submit any documents that are required. |
No matter which + S + V |
節 | 見えている | 文頭や文中で使える「どれであっても」 | 名詞句が欲しい位置なら whichever + N |
No matter which route you take, arrive early. |
- 目の前に具体リストがある → whichever
- 種類不問・枠を広げたい → whatever
- 文を節で作りたい/位置を自由に → no matter which
- 事務的・簡潔に案内 → any + 名詞 + that ...
Pick whichever plan fits your budget.
(予算に合うどのプランでも選んで。)
No matter which option you pick, we’ll proceed.
(あなたがどの選択肢を選んでも、進めます。)
見分け方チェック(3ステップで迷わない)
whichever は 見えている候補の中から「どれでも」。whatever は 種類を問わず(枠を広げる)。
no matter which は 節で同義、any + 名詞 + that ... は 事務的です。
- 1 候補は目に見える?(リスト・この中・メニュー) → はい:whichever/いいえ:whatever
-
2
文の形は「名詞句」?それとも「節」にしたい?
→ 名詞句:
whichever + 名詞/節:no matter which + S + V -
3
語順・句読点チェック:
倒置しない、
thatを足さない、 文頭譲歩はカンマ
| 表現 | 文の形 | 候補の可視性 | 主なニュアンス | ショート例 |
|---|---|---|---|---|
whichever + 名詞 + S + V |
名詞句 | 見える | この中からどれでも | Grab whichever mug is clean. |
whatever + 名詞 + S + V |
名詞句 | 不問 | 種類を問わず全部OK | Use whatever materials you have. |
No matter which + S + V |
節 | 見える | どれであっても(位置自由) | No matter which route you choose, I'll follow. |
any + 名詞 + that S V |
名詞句 | 中立 | 事務的・案内文で簡潔 | Submit any forms that are required. |
Pick whichever photo you like from this pile.
(この山の中から、好きなどの写真でも選んで。)
whichever が自然。Use whatever device you have at home.
(家にあるどんな端末でも使って。)
whatever。No matter which station you choose, I'll meet you there.
(どの駅を選んでも、そこで会うよ。)
Attach any receipts that show the total.
(合計が分かるどんな領収書でも添付してください。)
any + that が合う。Choose whichever of these passwords matches the rules.
(このパスワード群の中で規則に合うどれでも選んで。)
whichever of + 複数名詞。動詞は単数(ひとつに決まる)。Meet me at whichever gate is closest.
(一番近いどのゲートでもで会いましょう。)
at の目的語に名詞句が入る。よくある誤りと回避フロー(whichever)
よくある誤りトップ5
-
NG
集合が見えていないのに
whicheverを使う(自然さの問題)集合が不明ならwhateverが合う。 -
NG
thatを足す:whichever + 名詞 + that S Vすでに節で完結。thatは不要。 -
NG
疑問の倒置にする:
whichever + 名詞 + do S V平叙文の語順でつなぐ:… whichever N S V。 -
NG
数の不一致:
whichever of this books is ...ofの後ろは複数名詞(these books)。 -
NG
二重表現:
any whichever plananyとwhicheverは意味が重複。
回避フロー:3ステップでセルフチェック
- 1 集合が見える?(Yes → whichever/No → whatever)
-
2
直後は名詞?語順は平叙文?(倒置しない・
thatを足さない) -
3
文頭譲歩ならカンマ(
Whichever + N ... , 主文)
Use whichever device you have.
(家にどんな端末でも使って。)※候補が見えていないのでやや不自然。
Use whatever device you have.
(家にあるどんな端末でも使って。)
Take whichever notes that you need.
(誤り:that は不要)
Take whichever notes you need.
(必要などのメモでも取りなさい。)
Choose whichever seat do you prefer.
(誤り:疑問の語順にしない)
Choose whichever seat you prefer.
(好きなどの席でも選んで。)
Use whichever of this books is new.
(誤り:this books は数不一致)
Use whichever of these books is new.
(これらの本の中で新しいどれでも使って。)
of + 複数名詞、動詞は単数(選ばれるのはひとつ)。Whichever route you take we will arrive on time.
(誤り:文頭譲歩の後にカンマがない)
Whichever route you take, we will arrive on time.
(どのルートを通っても、時間どおり着きます。)
💬 例文で感覚をつかもう!(Section 5:whichever の関係形容詞「候補の中ならどれでも」)
ここでは whichever + 名詞 + S + V を中心に、目的語・主語・補語・前置詞の目的語・文頭の譲歩など多様な位置で練習します。
学習ポイントは 淡色枠、必要に応じて下線や色強調も付けています。
Use whichever pen writes smoothly in your hand.
(手にとって書きやすいどのペンでも使ってください。)
use + [whichever pen + S + V]。語い:smoothly=なめらかに。We’ll ship from whichever warehouse is closer to you.
(あなたにより近いどちらの倉庫からでも出荷します。)
from + 名詞句。比較級 closer=より近い。Book whichever time slot is open after 3 p.m.
(午後3時以降で空いているどの時間枠でも予約してください。)
time slot=時間枠、open=空いている。Submit your report to whichever professor is supervising you.
(あなたを指導しているどの教授でも提出先にしてください。)
supervise=指導する。to + 名詞句 の型。Sit in whichever seat your ticket assigns.
(チケットで指定されたどの座席でもお座りください。)
assign=割り当てる。in + 名詞句。Install whichever update is marked stable.
(安定版と表示されているどのアップデートでもインストールして。)
marked stable=安定版としてマークされている。Pay by whichever method is most secure.
(最も安全などの方法でも支払ってください。)
by + 名詞句。最上級 most secure=最も安全。Put the plant on whichever windowsill gets the most light.
(一番光が当たるどの窓辺でも鉢を置いてね。)
windowsill=窓辺。on + 名詞句。I’ll take you to whichever café you love most.
(あなたが一番好きなどのカフェでも連れていくよ。)
love most=最も好き。Whichever team reaches ten points first wins.
(先に十点に到達したどのチームでも勝ちです。)
wins は主語と一致。The offer goes to whichever candidate best meets the requirements.
(条件を最も満たすどの候補者でも内定となります。)
meet the requirements=要件を満たす。Save it in whichever folder is shared with the client.
(クライアントと共有されているどのフォルダでも保存してください。)
shared with=〜と共有の。Choose whichever of these samples smells freshest.
(これらの見本の中で一番新鮮に香るものならどれでも選んで。)
whichever of + 複数名詞。動詞は単数(選ばれるのは1つ)。Download whichever of the files has today’s date.
(今日の日付が付いているどのファイルでもダウンロードしてください。)
of the files=集合を限定。We’ll meet on Monday or Tuesday—whichever works better for you.
(月曜か火曜、都合が良いどちらでも会いましょう。)
whichever の名詞省略が自然。Whichever way you look at it, the result is the same.
(どの見方をしても、結果は同じです。)
way=やり方/見方。文頭の譲歩句の後にはカンマ。5 FAQ:whichever の関係形容詞(候補の中ならどれでも)
型
whichever + 名詞 + S + V
コアイメージ
目の前の候補(集合)の中で「どれでもOK」
言い換え
No matter which + S + V/any + 名詞 + that S V(中立)
原則:1つに絞られる想定なら単数、複数選ぶ想定(数詞つき等)なら複数を使います。
Use whichever of these keys fits.
(これらの鍵の中で合うものならどれでも使って。)
fits(単数)。Invite whichever two of these students are available.
(この学生の中から都合がつく2人なら誰でも招待して。)
数が曖昧なら単数が無難。数詞を入れて複数にするかを明示すると親切。
OKです。「その中から〜個ならどれでも」という意味になります。
Pick whichever three articles seem most relevant.
(最も関連がありそうな3本ならどれでも選んで。)
seem)。どちらも可能。前に出す方がやや改まった文体、文末に残す方は自然な口語です。
Report to whichever department to which you are assigned.
(配属されたどの部署でもに報告しなさい。)
Report to whichever department you are assigned to.
(配属されたどの部署でもに報告しなさい。)
テストや規程文は前置、会話やメールは文末残しが使いやすい。
正しいです。後置の —whichever ... は補足。カンマは一般的、ダッシュは強調、括弧は控えめ。
We will start on Friday or Saturday—whichever works best.
(金曜か土曜、都合が一番良いどちらでも開始します。)
way / method / route / approach など名詞ならOK。how は副詞なので × です。
Whichever way you try, you’ll learn something.
(どのやり方で試しても、何かは学べます。)
whichever how(副詞)→ 名詞に置き換える。前に集合が見えているならOK。集合が不明なら不自然なので、先に候補を示すか whatever を使います。
Monday or Tuesday—whichever is easier.
(月曜か火曜、楽などちらでも。)
Whichever is easier, let me know.
(不自然:候補が不明)
Whatever is easier なら可(枠を広げる)。使えます。集合が特定できていることが条件です(研究室の機材一覧など)。
Use whichever equipment is labeled “spare”.
(「予備」とラベルのあるどの機材でも使ってください。)
equipment は不可算。集合=「spare」表示の機材群。which + 名詞 でも文法上は可能ですが、自由裁量(どれでもOK)を自然に出せるのは whichever です。
Take which route seems safer.
(どちらのルートでも安全そうな方を行きなさい。)※やや堅い/古風。
Take whichever route seems safer.
(安全そうなどのルートでも行きなさい。)
通常は whichever 推奨。
whichever + 名詞 は名詞句、No matter which + S + V は節。文の位置(主語/目的語/文頭など)に合わせて選びます。
Select whichever plan fits your needs.
(必要に合うどのプランでも選んで。)
No matter which plan you select, we’ll support you.
(どのプランを選んでも、私たちが支援します。)
名詞句が必要な場所(前置詞の直後など)では whichever + 名詞 が適任。
in whichever case=どの場合でも(一般化)。in which case=そしてその場合(直前内容を受ける)で、意味が異なります。
In whichever case, please contact support.
(どの場合でも、サポートに連絡してください。)
The file may be missing, in which case we’ll resend it.
(ファイルが欠けているかもしれません。その場合には、再送します。)
使い分け:一般化=whichever/直前受け=which。
🧾 総まとめ:関係形容詞 what / which / whatever / whichever
4つの形はすべて直後に名詞を取り、文中でひとかたまりの名詞句(主語・目的語・補語・前置詞の目的語)になります。 迷ったらまず「候補が目に見えているか」をチェック。見えていれば whichever、見えていなければ whatever が基本です。
Lesson 069 / Summary要点スナップ
4つの形はすべて直後に名詞を取り、文中で名詞句として働きます。まずは 候補が目に見えるか?で分けて考えましょう。
what + 形容詞 + 名詞 + S + V
コア:all the ~ that(あるだけ全部)。数量をしぼる語と相性◎(little / few など)。
He used what little time he had.
(彼は持ち時間のわずか全部を使った。)
little=ほとんどない(不可算名詞)/time=時間(不可算)what + 名詞 + that ... としない(that は不要)。
which + 名詞 + S + V
コア:限定された集合内の説明(やや文語)。自由裁量を強く出すなら whichever が自然。
Follow which steps are specified.
(指定されたどの手順でも従ってください。)
specified=指定されたNo matter which + S + V(節・位置自由)
whichever の方が自然になる場面が多い。
whatever + 名詞 + S + V
コア:種類不問(枠を広げる)。候補が目に見えていないときに最適。
Use whatever device you have.
(持っているどんな端末でも使って。)
device=機器・端末any + 名詞 + that S V(事務的・中立)
whatever how は不可。way / method など名詞に。
whichever + 名詞 + S + V
/ Whichever + 名詞 + S + V, 主文…
コア:見えている候補の中で「どれでも」。文頭に置けば譲歩(カンマ必須)。
Choose whichever seat you prefer.
(好きなどの席でも選んで。)
Whichever plan you choose, we’ll support you.
(どのプランを選んでも、私たちが支援します。)
prefer=より好む/support=支援するwhichever + 名詞 + that S V としない。疑問の倒置(do/does)もしない。
使い分けスナップ表(最短決定の一枚)
| 表現 | 文の形 | 候補の可視性 | コアイメージ | こんな場面 | ショート例(意味) |
|---|---|---|---|---|---|
whichever + 名詞 + S + V |
名詞句 | 見える | この集合ならどれでもOK(自由裁量) | メニュー・候補表・「A or B」提示後 |
Take whichever route is faster. (速い方ならどちらでも行って。) |
whatever + 名詞 + S + V |
名詞句 | 不問 | 種類を問わない(枠を広げる) | 候補が特定されていない/一般化 |
Use whatever tools you have. (持っているどんな道具でも使って。) |
what + 名詞 + S + V |
名詞句 | 手持ちの中身 | all the ~ that(あるだけ) | 数量語・限定名詞と相性◎ |
He used what little time he had. (彼は持ち時間のわずか全部を使った。) |
which + 名詞 + S + V |
名詞句 | 見える | 限定集合の説明(やや文語) | マニュアル・規程など硬めの文 |
Follow which steps are specified. (指定されたどの手順でも従いなさい。) |
No matter which + S + V |
節 | 見える | 「どれであっても」位置自由(文頭/文中) | 譲歩で主文を強調 |
No matter which option you pick, we’ll help. (どの選択肢でも、私たちが支援します。) |
any + 名詞 + that S V |
名詞句 | 中立 | 事務的・簡潔(案内文で多い) | 規約・提出要件・仕様 |
Attach any documents that are required. (必要などの書類でも添付してください。) |
- 候補が見える → whichever/見えない → whatever
- 名詞句の位置が必要 →
whichever / whatever / what / which / any + that、節で言いたい →No matter which - 倒置しない・
thatを足さない・文頭譲歩はカンマ必須
見分けフローカード(3ステップで迷わない)
-
Step 1
候補は「目に見える集合」?
メニューや「A or B」のように集合がはっきりしていれば whichever。 集合がぼんやり(種類不問)なら whatever。集合=見える
Choose whichever dessert looks best.
(一番おいしそうなどのデザートでも選んで。)
集合=不問Bring whatever documents you can find.
(見つけられるどんな書類でも持ってきて。)
-
Step 2
名詞句で入れたい? それとも節で言いたい?
前置詞の後ろなど名詞句が必要→
whichever / whatever / what / which / any + 名詞 + that ...。
文頭で「~でも」を作る節→No matter which + S + V。名詞句Let’s meet at whichever station is closest.
(一番近いどの駅でもで会おう。)
節No matter which restaurant you pick, I’ll be happy.
(どのレストランを選んでも、私は嬉しいよ。)
-
Step 3
仕上げチェック(語順・不要語・句読点)
- 倒置しない(疑問語順にしない:
do/doesを入れない) thatを足さない(whichever/whatever + 名詞 + S + Vで完結)- 文頭譲歩はカンマ(例:
Whichever plan you choose, ...)
- 倒置しない(疑問語順にしない:
よくある誤り(原因→修正のコツ)
whichever を使う
whatever に。Apply to whichever program suits you.
(どのプログラムでも応募して。)※候補が不明で不自然
Apply to whatever program suits you.
(自分に合うどんなプログラムでも応募して。)
whichever + 名詞 + that S V とする
that は不要。Choose whichever color that you like.
(好きなどの色でも選びなさい。)※that 不要
Choose whichever color you like.
(好きなどの色でも選びなさい。)
do/does を入れる
… whichever N S V。Use whichever file do you need.
(必要などのファイルでも使って。)※語順誤り
Use whichever file you need.
(必要などのファイルでも使って。)
whichever of + 複数名詞 の動詞一致を誤る
Pick whichever of these options are best.
(誤り:1つ想定なら単数)
Pick whichever of these options is best.
(これらの中で一番よいものならどれでも選んで。)
any と whichever を重ねる
any + 名詞 + that ...。Send any whichever files you have.
(誤り:意味が重複)
Send any files that are required.
(必要などのファイルでも送ってください。)
whichever how など)
way / method / route / approach など名詞に置換。Whichever how you do it, finish by noon.
(誤り:「how」は副詞)
Whichever way you do it, finish by noon.
(どのやり方でやっても、正午までに終えて。)
ミニ演習(3分仕上げ)
迷ったらまず集合が見えているかを確認し、「名詞句で入れるか/節で言うか」を決めましょう。答えは各カードの答えを見るをクリック。
次の文の空欄に入るのはどちら?
whichever/whatever
Use _____ device is available.
ヒント:候補(端末)は目の前で特定されている?
Use whatever device is available.
(利用可能などんな端末でも使ってください。)
whatever(種類不問)。次の文を No matter which + S + V を用いて言い換えなさい。
Choose whichever plan fits your needs.
No matter which plan you choose, it should fit your needs.
(どのプランを選んでも、あなたの必要に合うはずです。)
whichever + 名詞(名詞句)→ No matter which + S + V(節)。位置自由になるのが利点。
誤りを正しなさい(不要語削除)。
Choose whichever color that you like.
Choose whichever color you like.
(好きなどの色でも選びなさい。)
whichever/whatever + 名詞 + S + V はそれ自体で関係節を含むため that は不要。
空欄に is / are のどちらが入る?理由も考えよう。
Pick whichever of these options ___ best for you.
Pick whichever of these options is best for you.
(あなたに一番合うものならどれでも選んで。)
is)。数詞つきで複数選ぶなら are。自然な会話文としてよりよいのはどちら?(両方OKだがニュアンス差に注目)
Report to whichever department to which you are assigned.
Report to whichever department you are assigned to.
会話で自然後者:preposition stranding(前置詞を文末に残す)
前者は丁寧・改まった文書向き(pied-piping)。
空欄を埋めなさい。直前に集合(Friday or Saturday)が見えているかに注意。
We’ll start on Friday or Saturday—_____ works best.
We’ll start on Friday or Saturday—whichever works best.
(金曜か土曜、都合がよい方で始めます。)
音読・スピーキング練習(Shadowingで使い分けを体に入れる)
コツ:① チャンク(かたまり)→ ② 全文→ ③ 言い換えの順で練習。強勢は 太字+下線、学習ポイントは淡色枠で示します。
Attach whichever files are required.
(必要などのファイルでも添付してください。)
Attach | whichever files | are requiredポイント:集合=提出要件が見えている →
whichever。
Use whatever device you have.
(家にあるどんな端末でも使って。)
Use | whatever device | you haveポイント:候補は不特定 →
whatever。
He used what little time he had.
(彼は持ち時間のわずか全部を使った。)
He used | what little time | he hadポイント:
what + 形容詞(little/few)+ 名詞=あるだけ全部。
Follow which steps are specified.
(指定されたどの手順でも従ってください。)
Follow | which steps | are specifiedポイント:限定集合+やや文語。自然体にするなら
whichever でも可。
Whichever way you go, you’ll enjoy the view.
(どの行き方でも景色を楽しめます。)
Whichever way you go |,| you'll enjoy the viewポイント:文頭譲歩はカンマ必須。
I’ll take you to whichever café you love most.
(あなたが一番好きなどのカフェでも連れていくよ。)
I'll take you | to whichever café | you love mostポイント:集合=相手が知っているお気に入りの店リスト。
超要点チェック(3行で判断できる)
- 集合が見える? → 見えるなら whichever/見えないなら whatever。 (メニュー・A or B・一覧=「見える」)
-
名詞句か節か? → 名詞句の位置(前置詞の直後など)なら
whichever / whatever / what / which / any + 名詞 + that…。 節で言いたいならNo matter which + S + V。 -
仕上げ3点セット:
倒置しない/
thatを足さない/ 文頭譲歩はカンマ(Whichever … , S V)
Pick whichever seat is free.
(空いているどの席でも選んで。)
whichever。Bring whatever snacks you like.
(好きなどんなお菓子でも持ってきて。)
whatever。🔁 次におすすめのレッスン
関係形容詞(Lesson 069)の理解をさらに広げるなら、まずは
関係副詞(Lesson 070) が最短ルート。
そのうえで、用法の幅をもつ 関係代名詞の特別用法(Lesson 068) と
複合関係副詞(Lesson 071)、背景知識としての 疑似関係代名詞(Lesson 067) を押さえると盤石です。