形容詞の種類
形容詞は、名詞・代名詞の性質・状態・数や量を説明する語です。名詞の前に置いて直接説明したり(限定用法)、
be動詞などの後ろに置いて主語の性質を説明したり(叙述用法)します。本レッスンでは
性質形容詞/数量形容詞/形容詞に相当する語句/形容詞の形までを体系的に整理します。
まずは全体像:形容詞は「どんな?」「いくつ?」「どのくらい?」をハッキリさせるのが役目。
英文の理解が一気にクリアになります。小学生でも、big apple(大きなりんご)の
bigのように、名詞の前について「性質」を足しているだけ、と考えればOK!
▮ 目次
-
1. 形容詞とは?(まずは役割)
限定用法・叙述用法のイメージをつかむ
-
2. 性質形容詞
人や物の性質・状態・形状を表す形容詞
-
2-1. 基本的な形容詞
good / honest / important など
-
2-2. 名詞から転じた形容詞
family, Japanese, beautiful など
-
2-3. 動詞から転じた形容詞
interesting, tired, smoking など
-
3. 数量形容詞(全体像)
数・量・順序をサッと伝える形容詞の入口
-
3-1. 不定の数量を表す場合
some/any, many/much, a few/a little, several, enough
-
3-2. 確定した数を表す場合
基数(1, 2, 3...)と位取り(hundred, thousand, million)
-
3-3. 確定した順序を表す場合
序数(first, second, 21st など)の書き方と使い方
-
4. 形容詞に相当する語句
所有格・指示語・不定語・疑問・関係・冠詞・名詞・前置詞句・副詞の働き
-
4-1. 人称代名詞の所有形
my / your / his / her / our / their + 名詞:「だれの?」を前から明確に
-
4-2. 指示代名詞(this / that / these / those)
「どれ?」を指して限定。距離感(近い/遠い)と単複に注意
-
4-3. 不定代名詞(some / any / such など)
はっきりしない数・量・種類を示す便利表現
-
4-4. 疑問代名詞(what / which / whose)
質問で名詞情報を前置きしてたずねる
-
4-5. 関係代名詞(関係代名詞など)
後ろにくる節とセットで名詞を説明する読解の要
-
4-6. 冠詞(a / an / the)
「ある1つ」か「その(既知)」かで名詞の輪郭をはっきり
-
4-7. 名詞+名詞
前の名詞が後ろの名詞を説明(例:stone bridge / stock market)
-
4-8. 前置詞句
句(in / on / with など)で「どの名詞か」を特定
-
4-9. 副詞(例外的な名詞修飾)
文脈によっては副詞が名詞を限定した扱いになることも
-
5. 形容詞の形(単一語・複合語・派生語)
語形成を知って未知語を推測する力をつける
-
5-1. 単一語:本来の形容詞
比較級・最上級との相性を押さえる
-
5-2. 複合語:ハイフンの使い方
語順とハイフン位置のルール
-
5-3. 派生語:接尾辞の意味
-ful / -less / -able / -ish などの定番
-
🧾 総まとめ:形容詞の種類の要点チェック
用法の見分け・種類一覧・作り方・頻出表現を総復習
1. 形容詞とは?(まずは役割)
形容詞(adjective)は、名詞(noun)や代名詞(pronoun)が
「どんな?」「いくつ?」「どのくらい?」という情報を足して、意味を具体的にするための語です。
置き場所は大きく2つ。名詞の前=限定用法 と
be動詞などの後ろ=叙述用法。この2択を意識するだけで、読解・作文がぐっと楽になります。
まずはゴール:2つの置き場所を区別しよう
- 限定用法:名詞の前に置いて、その名詞を直接説明します(例:
a big apple)。 - 叙述用法:
beなどの動詞の後ろに置いて、主語の性質を述べます(例:The apple is big.)。
形容詞の基本イメージ
形容詞は、名詞に色や形、性質、数・量といった「情報ラベル」を貼るイメージです。
例えば apple(りんご)だけだと情報が足りませんが、big(大きい)や
red(赤い)を足すと、聞き手に伝わる具体度が上がります。
a big apple
(大きなりんご)
The apple is big.
(そのりんごは大きい)
用語のミニ解説
- 名詞(noun):人・物・場所・考えなどを表す語(例:apple, teacher, Tokyo, idea)。
- 代名詞(pronoun):名詞の代わりに使う語(例:I, you, he, she, it, we, they)。
- 修飾(modify):別の語に情報を足して、意味を具体的にすること。
置き場所の2大用法:限定用法 vs 叙述用法
形容詞は名詞の前に置いて直接しばる(=限定用法)か、 be動詞などの後ろで主語の性質を言い切る(=叙述用法)のどちらかで使います。 まずは“前か・後ろか”の二択で判断できるようにしましょう。
| 用法 | 置き場所 | 役割 | 例(英→日→TTS) |
|---|---|---|---|
| 限定用法 | 名詞の前 | 名詞を直接説明して、どの名詞かを特定・具体化 |
a beautiful city (美しい都市) |
| 叙述用法 | be などの動詞の後ろ |
主語がどんな状態かを述べる(C=補語) |
The city is beautiful. (その都市は美しい) |
- 英語の形容詞は基本複数形にしない(×
beautifuls flowers→ ○beautiful flowers)。 - 形容詞は動詞を修飾しない(動詞を修飾するのは副詞:例
run fast)。 - 叙述用法でつながる動詞(linking verbs)の代表:
be, look, feel, sound, smell, taste, seem, appear, become, get, keep, remain。
形容詞と副詞の取り違え対策
役割を一言で言うと、形容詞=名詞を説明、副詞=動詞や形容詞・副詞・文全体を説明。 「良い歌手(名詞を説明)」は形容詞、「うまく歌う(動詞を説明)」は副詞です。
形容詞名詞を説明
a good singer
(良い歌手)
副詞動詞などを説明
She sings well.
(彼女は上手に歌う)
| 形 | 品詞 | 核心の使い分け | 最小限の例(英→日→TTS) |
|---|---|---|---|
good / well |
形容詞 / 副詞(※wellは体調=形容詞の用法もあり) | good=名詞を説明/well=動詞を説明(上手に) |
She is a good cook. (彼女は良い料理人だ) She cooks well. (彼女は上手に料理する) |
hard / hardly |
形容詞・副詞 / 副詞 | hard=一生懸命に/hardly=ほとんど〜ない(否定的) |
He works hard. (彼は一生懸命働く) He hardly works. (彼はほとんど働かない) |
fast / early |
どちらも 形容詞/副詞 | 形が同じでも、名詞を説明すれば形容詞/動詞を説明すれば副詞 |
a fast car (速い車) They arrived early. (彼らは早く到着した) |
friendly / lovely など |
いずれも形容詞 | -ly でも副詞ではない語に注意。副詞化は in a friendly way のように言い換える。 |
She is friendly. (彼女は人なつっこい) |
high / highly |
形容詞 / 副詞 | high=高さが高い/highly=非常に(程度が高く) |
a high wall (高い壁) highly effective (非常に効果的な) |
名詞の前に並ぶときの順番(形容詞の並べ方)
形容詞が2語以上名詞の前に並ぶときは、自然な並びの「型」を意識すると読みやすくなります。 目安は次の順番です(OSASCOMPの覚え方で有名)。
| カテゴリ | 説明 | 代表例(語) | 最小限の例(英→日→TTS) |
|---|---|---|---|
| Opinion(意見) | 主観的な評価(「すてき」「ひどい」など)を先に | lovely, nice, terrible |
a lovely bag (すてきなカバン) |
| Size(大きさ) | 大きい・小さい・長い など | small, big, long |
a small bag (小さなカバン) |
| Age(年齢) | 古い・新しい・何歳 など | old, new, young |
an old book (古い本) |
| Shape(形) | 丸い・四角い など | round, square |
a round table (丸いテーブル) |
| Color(色) | 赤い・青い など | red, blue, green |
a red car (赤い車) |
| Origin(由来) | 国・地域・出所 | Japanese, Italian, urban |
a Japanese dish (日本の料理) |
| Material(素材) | 木製・金属製・ガラス製 など | wooden, metal, glass |
a wooden chair (木のいす) |
| Purpose(用途) | 何のための物か(最後に置く) | sleeping(寝るための), cooking(料理用の) |
a sleeping bag (寝袋) |
Opinion → Size → Age → Shape → Color → Origin → Material → Purposea lovely small red Japanese wooden tea table(すてきで小さな赤い日本の木の「お茶用」テーブル)
- 英語は大事だと思う順に早めに置く傾向(意見→物理的情報→由来→素材→用途)。
- 用途は名詞や
-ingで表すことが多い:running shoes(走るための靴)。 - 数詞+名詞で1語のように働く時はハイフン:
a ten-year-old boy(10歳の少年)。 - 形容詞が多すぎると読みづらいので、ふつうは1〜3語に絞るのが自然。
形容詞が“何か”を後ろに取る形(補語・補足)
一部の形容詞は、意味を完成させるためにうしろに語句(補語)を必要とします。 代表的なパターンを整理すると、読み書きが安定します。
| パターン | 意味・使い方の要点 | 最小限の例(英→日→TTS) |
|---|---|---|
| 形容詞 + to 不定詞 | ~するのが …だ。主語がモノのときに自然(It を形式主語にしやすい)。 |
It is easy to understand. (理解するのは簡単だ) |
| 形容詞 + that 節 | …ということに(〜だ):感情・確信系 glad / sure / certain など。 |
I am glad that you came. (あなたが来てくれてうれしい) |
| 形容詞 + 前置詞句 | ~について / ~に対して:前置詞は形容詞とセットの相性あり。 |
She is afraid of dogs. (彼女は犬がこわい) |
| 形容詞 + wh 節 | 〜かどうか / いつ・何を など:不確かさ・情報欠落を補う。 |
I am not sure whether it will rain. (雨が降るかどうか確かではない) |
afraid of / interested in /
good at / famous for / ready for /
angry with(人に) / angry about(事に) など。✨ 書く時のコツ:
It + be + 形容詞 + to … は読みやすい定番。that は口語では省略されることもあります。
This book is easy to read.
(この本は読みやすい)
位置がほぼ決まっている形容詞
一部の形容詞は、名詞の前(限定用法)ではほぼ使わない、または述語(be などの後ろ)ではほぼ使わないといった “置き場所のクセ”があります。まずは代表を知っておくと、誤用を避けられます。
主に 述語のみ(predicative-only)
asleep / afraid / alive / alone / alike /
aware / awake など
- ×
an asleep baby(名詞の前は不自然) - ○ The baby is asleep.(その赤ちゃんは眠っている)
主に 名詞直前のみ(attributive-only)
main / mere / utter / former / latter /
only / indoor / outdoor など
- ○ the main reason(主な理由)
- ×
This reason is main.(述語位置は不自然)
This is the main reason.
(これが主な理由です)
present, concerned, involved など)もあるため、
迷ったら辞書で置き場所と例文を確認しましょう。
the + 形容詞 = ~な人々(名詞化)
特定の形容詞に the を付けると、それが「〜な人々」という意味の名詞として働くことがあります。
文法上は複数扱いになるので、動詞は複数形(are など)と相性です。
| パターン | 意味 | 最小限の例(英→日→TTS) |
|---|---|---|
| the + 形容詞 | 属性集団(貧しい人々・若者・高齢者 など) |
The rich are getting richer. (裕福な人々はさらに裕福になっている) The elderly need care. (高齢者は介護を必要とする) |
| the + 国民名形容詞 | 国民全体を指す集合名(Japanese, English, French, Chinese など) |
The Japanese are known for punctuality. (日本人は時間に正確だと知られている) |
- 単数の人を言いたいときは
a rich person/an elderly personのように person/people を添える(×a rich)。 - 国民名形容詞は集合名なので、個人は
a Japanese person/an English personと言うのが丁寧で明確。 - すべての形容詞がこの用法を取れるわけではなく、限られた語で使われる慣用です(辞書の用例で確認)。
確認「〜な人々」を個別表現に言い換え
She helps the poor.
(彼女は貧しい人々を助けている)
She helps poor people.
(=個別表現:貧しい人々)
後置される形容詞(名詞の後ろに来るやつ)
ふつう形容詞は名詞の前に置きますが、例外的に後ろに置く決まりや言い回しがあります。 「なぜ後ろ?」の多くは、語の決まり(慣用)か、形容詞に説明を足して長くなるためです。
| パターン | 説明(やさしい言い換え) | 最小限の例(英→日→TTS) |
|---|---|---|
| 不定代名詞 + 形容詞 | something / anything / nothing / somebody … の後ろに形容詞が来る決まり。 |
something important (大事なもの) |
| 名詞 + 形容詞(可能・利用可など) | possible / available / present / concerned / involved などが名詞の後ろでよく使われる。 |
the best answer possible (考えうる最良の答え) time available (利用できる時間) |
| 形容詞句(説明つきで長い) | 形容詞にto不定詞 / 前置詞句などが付くと後ろに回すと読みやすい。 |
students eager to learn (学ぶ意欲のある生徒たち) |
| 慣用・固定形 | 語源や慣用のため後置が定着:secretary general, president-elect など。 |
the president-elect (次期大統領) |
concerned / present」などは位置で意味が変わることがあります。例)the people concerned(その件に関係している人々)/the concerned people(心配している人々)/the people present(出席者)/the present people(現在の人々・不自然な解釈になりがち)
ミニチェック
以下の英文は「名詞の前? 後ろ?」どちらに形容詞が来ているでしょう。答えとポイントを確認しよう。
-
something new
(新しいもの)
答え 後ろ(不定代名詞 + 形容詞の定番) -
a big red apple
(大きな赤いりんご)
答え 前(形容詞を名詞の前に並べる:Size → Color の順) -
the people involved
(関係者)
答え 後ろ(慣用的に後置する形:involved) -
the best solution possible
(可能なかぎり最善の解決策)
答え 後ろ(possibleはこの型が自然)
There are seats available.
(空いている席があります)
available は「利用可能な」の意味で名詞の後ろに置くのが普通。available seats も可能だが、情報の流れ上ここでは述べ位置が自然。
💬 例文で感覚をつかもう!(形容詞・Section 1)
a cheerful teacher
(明るい先生)
🔧 構造:形容詞 + 名詞。名詞の前に置いて直接説明するのが 限定用法。
語注:cheerful=「陽気な・明るい」。cheer(元気づける)が語源。
The teacher is cheerful.
(その先生は明るい。)
🔧 構造:S be C。C(補語)に形容詞を置いて主語の性質を述べる。
ヒント:be / seem / look / feel などは形容詞と相性のよい「つなぐ動詞」。
a careful driver
(注意深い運転手)
対比:動詞を説明するときは carefully(副詞)を用いる → He drives carefully.
語注:careful=注意深い、carefully=注意深く。
He drives carefully.
(彼は注意深く運転する。)
形容詞との区別:名詞を直接説明するのは careful、動作のしかたを説明するのは carefully。
a charming little old stone house
(魅力的な・小さな・古い・石造りの家)
順番の目安:Opinion(意見)→ Size → Age → Material → 名詞。
コツ:多くても3語程度にすると読みやすい。
This question is difficult to answer.
(この問題は答えるのが難しい。)
形容詞 + to do=「〜するのが…だ」。主語がモノのときに自然。
語注:difficult=難しい、answer=答える。
I'm sure that everything will be fine.
(すべてうまくいくと確信している。)
that節=「…ということ」。口語では that を省略することも多い。
語注:sure=確信して、fine=大丈夫な。
He is aware of the risk.
(彼はそのリスクを認識している。)
aware of=「〜を認識して」。aware は名詞の前で使いにくい(述語向き)。
語注:risk=危険・リスク。
I'm not sure who is coming.
(誰が来るのか確かでない。)
who / what / whether などで始まる節を取り、足りない情報を補う。
the shortest route possible
(考えうる最短ルート)
possible は「最上級+名詞」のあとに置くのが定番:the best way possible など。
something interesting
(おもしろいもの)
something/anything/nothing + 形容詞 は後置が決まり。
the only option
(その唯一の選択肢)
only / main / former などは名詞の前に置くのがふつう。述語では不自然になりやすい。
The twins are alike.
(その双子はよく似ている。)
alike / asleep / afraid / aware などは名詞の前で使いにくい。
The sick need rest.
(病気の人々は休養が必要だ。)
the + 形容詞=「〜な人々」。動詞は複数扱い(need)。個人は a sick person。
The French are famous for cuisine.
(フランス人は料理で有名だ。)
集合を指すので動詞は複数形。個人は a French person と表すのが丁寧。
Please keep the door open.
(ドアを開けたままにしておいてください。)
keep + 目的語 + 形容詞=「〜を…の状態に保つ」。make/leave/find なども同型で使える。
He looks tired.
(彼は疲れているように見える。)
look / seem / feel / sound / taste などは後ろに形容詞をとって主語の状態を述べる。
the governor-elect
(次期知事)
-elect は「選出済みで就任前」の意味で後置される慣用。secretary general なども後置型。
You make me happy.
(あなたは私を幸せにしてくれる。)
make + 目的語 + 形容詞=「〜を…にする」。感情形容詞 happy / sad / angry などがよく使われる。
I'm in love with you.
(私はあなたに恋をしている。)
in love は「恋して」。be in love with ... で「…に恋をしている」。形容詞句として述語に置く。
セクションまとめ
- 形容詞(adjective)=名詞・代名詞に「どんな? いくつ? どのくらい?」を足して具体化する語。
- 置き場所は2通り:名詞の前=限定用法 / be などの後ろ=叙述用法。
- 並べる順番は
Opinion → Size → Age → Shape → Color → Origin → Material → Purposeが目安。
※ 「修飾(modify)」=別の語に情報を足すこと。動詞を説明するのは副詞(adverb)なので区別に注意。
限定用法名詞の前
a quiet room
(静かな部屋)
叙述用法be の後ろ
The room is quiet.
(その部屋は静かだ。)
S be C の C に形容詞を置いて主語の性質を言い切る。
見分けフロー(まずは二択でOK)
- その語は名詞のすぐ前? → 限定用法
- それとも be / look / feel / seem / become などの後ろ? → 叙述用法
- 動詞の様子を説明しているなら副詞を疑う(例:
runs fast)。
よく使う相性(形容詞+前置詞)
辞書で「相性」を確認するとミスが減ります。位置で意味が変わる語(concerned / present など)にも注意。
2. 性質形容詞(人や物の性質・状態・形状)
ここでは、「どんな人?」「どんな物?」を説明する形容詞を扱います。 はじめに 3つの入口 をざっくり理解してから、各小セクションで深掘りしていきましょう。
Lesson 072 / Section 2このセクションで学ぶ 3つの入口
2-1基本的な形容詞
まずは素直に性質を表す形容詞。意味がそのまま伝わる語が中心です。
honest(正直な)brave(勇敢な)important(重要な)
2-2名詞から転じた形容詞
名詞に語尾が付いて「〜の、〜的な」の形になるタイプ。
silk→silken(絹の)beauty→beautiful(美しい)Japan→Japanese(日本の)
2-3動詞から転じた形容詞
動きの語(動詞)から派生。-ing / -ed 形や分詞形が要チェック。
interest→interesting(おもしろい)tire→tired(疲れた)smoke→smoking(喫煙の)
-ful / -less / -ous / -al / -ic / -en / -ish / -able / -ible / -ing / -ed などは
形容詞で出やすいしるしです。
用途別サブセクションへ(クリックでジャンプ)
2-1. 基本的な形容詞(straightforward adjectives)
ここで扱うのは、語尾変化や派生のトリックが少ない、意味がストレートに伝わる形容詞です。
たとえば kind(親切な), honest(正直な), quiet(静かな), hot(熱い) のように、
そのまま「どんな?」を答える語が中心。まずは置き場所(名詞の前/be などの後ろ)と
役割(名詞を具体化)の2点に慣れましょう。
押さえておきたいコアポイント
① 役割:名詞(人・物・場所・考え)に 「どんな?」「いくつ?」「どのくらい?」 の情報を足す語。
② 置き場所: 名詞の前(限定用法) と be / look / feel などの後ろ(叙述用法) の2通り。
名詞の前(直接しばる)
a kind neighbor
(親切な近所の人)
be の後ろ(主語の性質)
The soup is hot.
(そのスープは熱い。)
③ 形容詞は基本「形を変えない」:複数でも -s を付けない(名詞と違う点)。
- ×
kind→ ○speoplekind people - ×
hots soups→ ○hot soups
④ 程度を強める言葉:very / quite / so / too / really などは
形容詞の前に置いて「どのくらい?」を足します。
a very quiet room
(とても静かな部屋)
This bag is too heavy.
(このカバンは重すぎる。)
※ very は「とても」、too は「〜すぎる」。意味のニュアンスに注意。
| グループ | 代表語 | 最小例(英→日→TTS) |
|---|---|---|
| 性質・評価 | kind, honest, smart |
a smart idea (賢い考え) |
| 大きさ・長さ | small, tall, long |
a tall tree (高い木) |
| 温度・感覚 | hot, cold, warm |
The tea is warm. (お茶はあたたかい。) |
| 色・見た目 | green, clean, pretty |
a clean desk (きれいな机) |
⑤ 並べるときの並び: Opinion Size Age Color … の順が自然です。
a cozy small green garden
(居心地のよい・小さな・緑の庭)
⑥ 形容詞と副詞の線引き:名詞を説明=形容詞/動詞のしかたを説明=副詞。
形容詞(名詞を説明)
a safe car
(安全な車)
副詞(動詞を説明)
Drive safely.
(安全に運転してね。)
※ safe は形容詞、「安全に」は副詞 safely を使います。
💬 例文で感覚をつかもう!(基本的な形容詞 / Section 2-1)
a polite customer
(礼儀正しい客)
🔧 構造:形容詞 + 名詞 で名詞を直接説明。
語注:polite=礼儀正しい。反対は impolite / rude。
The movie is funny.
(その映画はおもしろい/笑える。)
S be C の C に形容詞。funny は「笑える」、interesting は「興味深い」。ニュアンスの差に注意。
a noisy classroom
(うるさい教室)
形容詞は名詞の前で「どんな教室か」を具体化。quiet(静かな)と対で覚えると便利。
The water is cold.
(水は冷たい。)
hot / warm / cool / cold の温度ラインをセットで整理。
an expensive watch
(高価な腕時計)
反対は cheap(安い)。程度を足すなら very / quite / too を前に置く:a very expensive watch。
She looks happy.
(彼女は幸せそうに見える。)
look / seem / feel / sound / taste は「主語=形容詞」を述べる連結動詞。副詞 happily と混同しないこと。
a busy street
(にぎやかな/交通量の多い通り)
busy は「忙しい(人)」にも「にぎやかな(場所)」にも使える多義語。文脈で判断。
The plan is simple.
(その計画は単純だ。)
類語:easy(易しい), complex(複雑な)。言い換えの幅を持とう。
a modern building
(近代的な建物)
modern は「現代的な」。反対は old-fashioned(昔風の)。
The answer is wrong.
(その答えは間違いだ。)
対義:right / correct(正しい)。be wrong about A=「Aについて間違っている」。
a delicious cake
(とてもおいしいケーキ)
カジュアルには tasty もよく使う。程度を上げるなら really / very を前に。
The sky is clear.
(空は晴れている/雲が少ない。)
clear=「はっきりした」「澄んだ」。多義語なので例で感覚をつかむ。
a cute dog
(かわいい犬)
類語:pretty(かわいらしい), beautiful(美しい)。対象や文脈で使い分け。
The room is dark.
(その部屋は暗い。)
対義:bright(明るい)。程度副詞と相性がよい:very dark / quite bright。
You are pretty.
(あなたはきれいだよ/かわいいよ。)
pretty は見た目の褒め言葉。より強く言うなら You are really pretty. のように副詞を前に。
2-1 FAQ:基本的な形容詞
「素直な意味を持つ形容詞」を使うときに、つまずきやすいポイントをやさしく整理。 例文は英文 → 訳 → 音声の順で最小限に提示します。
funny は「笑える・おかしい」、interesting は「興味ぶかい・知的におもしろい」。 笑いのニュアンスがあるかどうかで使い分けます。
The movie is funny.
(その映画は笑える。)
The book is interesting.
(その本は興味ぶかい。)
基本的に形容詞は数えないので、-s を付けません。複数になるのは後ろの名詞です。
beautiful flowers
(美しい花々)
very は原級の形容詞を強める(very hot)。much は比較級によく使う(much hotter)。
The soup is very hot.
(スープはとても熱い。)
Today is much hotter.
(今日はずっと暑い。)
※ 比較級=hot → hotter のように「より〜」。
pretty は形容詞で「かわいい」、副詞では「かなり」。文の役割で意味が変わります。
a pretty dress
(かわいいドレス)
It's pretty good.
(それ、かなり良いね。)
同格に並ぶ「入れ替え可能な形容詞」はカンマ可(a long, cold night)。順序が決まる「積み重ね」はカンマなし(a big red ball)。
a long, cold night
(長くて寒い夜)
a big red ball
(大きな赤いボール)
数詞+単位+名詞を一語の形容詞にするならハイフンでつなぎ、名詞は単数形にします。
a ten-year-old boy
(10歳の少年)
a three-minute song
(3分の曲)
これらは主語の状態を述べる「連結動詞」。「どんな状態か」を言うので、副詞ではなく形容詞を置きます。
It smells good.
(それは良いにおいがする。)
I feel bad.
(気分が悪い。)
so + 形容詞、such + (a) + 形容詞 + 名詞。名詞を入れるなら such を使います。
It is so cold.
(とても寒い。)
It is such a cold night.
(とても寒い夜だ。)
enough が形容詞を修飾するときは、ふつう後ろに置きます(warm enough)。
The room is warm enough.
(その部屋は十分にあたたかい。)
very は客観的に程度を上げる、really は話し手の感情が入りやすい実感の強調。
This cake is very good.
(このケーキはとてもおいしい。)
This cake is really good.
(このケーキ、本当においしい!)
文法上は名詞ですが、前から別の名詞を説明して形容詞のように働きます(名詞用法)。
chicken soup
(鶏肉のスープ)
※ 詳細は「形容詞に相当する語句」のセクションで扱います。
2-2. 名詞から転じた形容詞(noun-derived adjectives)
名詞に語尾(suffix)が付いて、「〜の」「〜に関する」「〜製の」といった意味を表す形容詞になるタイプです。
例:beauty(美)→ beautiful(美しい)/ Japan → Japanese(日本の)/ wood → wooden(木製の)など。
大原則は、名詞の前で名詞を直接説明すること(限定用法)。必要なら be の後ろで状態を述べること(叙述用法)もできます。
名詞 → 形容詞:代表的な語尾とニュアンス
| 語尾 | 主な意味・ニュアンス | 例(英→日→TTS)※太字は学習ポイント |
|---|---|---|
-al |
「〜の、〜に関する」:学術語・制度・分野など |
medical research (医学の研究) |
-ic / -ical |
「〜の、〜的な」。-ical はやや包括・概念寄りになることが多い |
economic policy / economical car (経済の政策/節約型の車) |
-ous |
「〜に富む/〜が多い」(抽象名詞由来が多い) |
dangerous job (危険の多い仕事) |
-en |
「〜製の/〜から作った」素材を表す |
wooden table (木製のテーブル) |
-ish |
「〜の、〜っぽい」国籍・色・性質の“やや”の感じも |
greenish light (緑がかった光) |
-y |
「〜の多い/〜の性質がある」口語でもよく使う |
salty food (塩分の多い食べ物) |
-ly(形容詞) |
「〜のような」※副詞の -ly と区別 |
friendly staff (親しみやすいスタッフ) |
国籍系:-an / -ese / -ish / -i など |
「〜の(国・民族・言語)」大文字で始める |
Japanese culture (日本の文化) |
-al / -ic / -ical / -ous / -en / -ish / -y / -ly などは形容詞“らしさ”のサインです。
国・言語・所属を表す形(Proper adjectives)
国名や組織名などの名詞からできた形容詞は、先頭を大文字にします(固有形容詞)。語尾は -an(American), -ese(Japanese), -ish(English), -i(Iraqi), -ian(Canadian)など。
French wine
(フランスのワイン)
※ 個人を指すときは a French person のように名詞を付けるのが丁寧。
Canadian company
(カナダの会社)
※ 固有形容詞は基本、名詞の前で使うのが自然です。
English / Japanese / French のように先頭を大文字に。
素材・性質の言い分け:-en / of句 / 名詞連結
素材を言うには複数の言い方があり、ニュアンスが少し違います。
-en(形容詞)
wooden chair
(木製の椅子)
素材の性質そのものを“形容詞化”。
of 句
a chair of wood
(木の椅子)
説明的・やや硬め。文末や後置に回したいときに便利。
名詞+名詞(前置修飾)
stone bridge
(石橋)
前の名詞が後ろの名詞を説明(形容詞的に働く)。
実務で強い形:-free / -friendly / -like / -based
名詞に接尾辞を付けて、用途・性質・方針を手早く表す便利形。ハイフンの有無にも注意。
sugar-free snacks
(砂糖不使用のおやつ)
-free=「〜なし」。gluten-free / smoke-free など。
child-friendly design
(子どもにやさしい設計)
-friendly=「〜に配慮した」。eco-friendly も頻出。
water-like texture
(水のような質感)
-like=「〜のような」。見た目や性質の比喩に便利。
community-based care
(地域基盤のケア)
-based=「〜に基づく」。前の名詞が“土台”。
意味の取り違えに注意(よく出るペア)
| 形容詞 | 意味 | 最小例(英→日→TTS) |
|---|---|---|
economic / economical |
経済の/節約的な |
economic growth(経済成長) economical car(節約的な車) |
historic / historical |
歴史的に重要な/歴史に関する |
historic event(歴史的な出来事) historical documents(歴史に関する文書) |
classic / classical |
名作の/古典の(古典派の) |
classic novel(名作小説) classical music(古典音楽) |
industrial / industrious |
産業の/勤勉な(人の性質) |
industrial area(工業地帯) industrious student(勤勉な学生) |
electric / electrical / electronic |
電気自体の/電気に関する/電子式の |
electric car(電気自動車) electrical engineering(電気工学) electronic device(電子機器) |
※ 似た形でも意味が違うことが多いので、名詞の意味+語尾の傾向で覚えると定着が早いです。
💬 例文で感覚をつかもう!(名詞から転じた形容詞 / Section 2-2)
a cultural festival
(文化の祭り/文化祭)
culture(文化・名詞)+-al → cultural(文化の・形容詞)。学術や制度に関わる語で -al は頻出。
並びの例:a cultural exchange program(文化交流プログラム)。
a political debate
(政治に関する討論)
politics(政治・名詞)+-al/-ical → political。抽象名詞に -ical が付くと「概念的・包括的」ニュアンスを帯びることあり。
類:philosophical question(哲学的な問い)。
a poisonous mushroom
(毒のあるきのこ)
poison(毒・名詞)+-ous → poisonous(毒のある)。-ous は「〜に満ちた」感覚。
対義:edible mushroom(食用のきのこ)。
a woolen scarf
(ウール製のマフラー)
wool(羊毛・名詞)+-en → woolen(羊毛の)。
叙述用法:The scarf is woolen.(そのマフラーはウール製だ。)
childish behavior
(子どもっぽいふるまい)
child(子ども・名詞)+-ish → childish。やや否定的ニュアンスが出ることが多い。
似:childlike(子どもらしい=純真でよい意味。語形成は 名詞 + -like)。
the rainy season
(雨の多い季節/梅雨)
rain(雨・名詞)+-y → rainy。他:snowy, windy, sandy など。
a monthly report
(毎月の報告書)
month(月・名詞)+-ly → monthly(毎月の)。副詞の -ly と混同注意(例:quickly は副詞)。
an Italian restaurant
(イタリアの料理店)
国・言語・民族由来は大文字で:Italian, English, Spanish など。発音も強勢位置に注意。
a dairy-free menu
(乳製品なしのメニュー)
-free=「〜を含まない」。dairy=乳製品。ほか:nut-free, caffeine-free。
a user-friendly interface
(使う人にやさしいインターフェース)
-friendly=「〜に配慮した」。mobile-friendly site, eco-friendly materials など。
evidence-based practice
(根拠に基づく実践)
-based=「〜を土台にした」。学術・医療・教育で頻出(例:community-based など)。
oceanic currents
(海洋の海流)
ocean(海洋・名詞)+-ic → oceanic。科学分野語彙とも相性が良い語尾。
a mountainous region
(山の多い地域)
mountain(山・名詞)+-ous → mountainous。dangerous, famous と同じ語尾系。
a robotic arm
(ロボットのアーム)
robot(ロボット・名詞)+-ic → robotic。工学・技術分野の形容詞化に頻出。
a presidential speech
(大統領の演説)
president(大統領・名詞)+-ial → presidential。
類:managerial skills(管理職のスキル)= manager+-ial。
a romantic dinner
(ロマンチックな夕食)
romance(恋愛・名詞)+-ic → romantic。感情・雰囲気を表す派生形の代表例。
2-2 FAQ:名詞から転じた形容詞(noun-derived adjectives)
語尾(-al, -ic/-ical, -ous, -en, -ish, -y, -ly など)や、ハイフン語(sugar-free など)の運用で迷いがちな点を整理します。
おおまかに:-ic は「分野・性質に属する」、-ical は「より広い概念的・形容的」。ただし語ごとの慣用差も大きいです。
economic growth
(経済成長)
economical car
(節約的な車)
他ペア:historic(歴史的に重要) vs historical(歴史に関する)/classic(名作の) vs classical(古典の)。
あります。形容詞の -ly 例:friendly / lovely / lively / costly / elderly / monthly / daily など。
The staff is friendly.
(スタッフは親しみやすい。)
※ He speaks friendly. は不可。副詞なら He speaks kindly. や in a friendly way にします。
固有名詞由来(国・言語・民族)は先頭を大文字。人を指すなら a Japanese person のように person/people を付けるのが無難です。
a Japanese person
(日本人の一人)
集合を言うなら the Japanese(日本人全体)。the Italians のように -s を付けるタイプもあります。
wooden は素材を一語でサッと指定。made of/from は説明的で後置に回せるのが利点。
a wooden table
(木製のテーブル)
a table made of wood
(木で作られたテーブル)
名詞と組み合わせて一まとまりの形容詞にするなら、読みやすさのためにハイフンを置くのが普通です。
gluten-free bread
(グルテン不使用のパン)
community-based support
(地域基盤の支援)
※ 固定化して一語ならハイフン不要(friendly など)。
意見(きれい等)→大きさ→年数→色→国籍・由来→素材→名詞 が基本。
a beautiful small Japanese wooden box
(美しい・小さな・日本の・木製の箱)
gold=材質が金、golden=金色・比喩的(絶好の)、gilded=金箔やメッキで覆った。
a gold ring
(金製の指輪)
a golden chance
(絶好の機会)
a gilded frame
(金メッキの額縁)
使えます。bluish(青っぽい)のような色合い、sixish(6時ごろ)のようなラフな目安にも。
a bluish sky
(青みがかった空)
Let's meet at sixish.
(6時ごろに会おう。)
a monthly report のように形容詞。また We pay monthly. のように副詞でも使えます(文脈で判断)。
a monthly report
(毎月の報告書)
We pay monthly.
(私たちは毎月支払います。)
the elderly は「高齢者(の人々)」という集合名詞的な言い方。個人なら an elderly person が丁寧です。
The elderly need support.
(高齢者は支援を必要としている。)
We helped an elderly person.
(私たちは高齢の人を助けた。)
※ elderly 単独で可算名詞化するより、elderly person/people を推奨。
2-3. 動詞から転じた形容詞(-ing/-ed・-able/-ible ほか)
動詞に -ing や -ed/-en が付いたもの、また -able/-ible などの語尾でできた語は、
文の中で形容詞として働きます。
コアイメージはかんたん:-ing=「与える側」-ed=「受けた側」。
さらに -able/-ible=「~できる」 と覚えるとスッと使い分けられます。
-ing と -ed の基本:与える vs 受ける
-ing 形容詞は性質や原因(能動・進行)、-ed 形容詞は感じた気持ち/受けた結果(受動・状態)を表します。
The movie was exciting.
(その映画はワクワクさせる作品だった。)
映画(物)が人にワクワクを与える→ exciting。
I was excited.
(私はワクワクした。)
人が映画から影響を受けた→ excited。
意味がガラッと変わるペア(最重要ラインナップ)
| -ing(原因・性質) | -ed(感情・結果) | コアイメージ |
|---|---|---|
interesting(おもしろい) |
interested(興味がある) |
「おもしろさ」を与える vs 受けて関心を持つ |
boring(退屈させる) |
bored(退屈して) |
退屈さを発生させる vs 受け取って退屈 |
confusing(混乱させる) |
confused(混乱して) |
頭を混乱させる性質 vs 混乱した状態 |
The news was surprising, and we felt surprised.
(そのニュースは驚かせるような内容で、私たちは驚いた。)
過去分詞は「受けた結果の状態」:壊れた・閉められた・落ちた
a broken window
(割れた窓)
break → broken(壊された結果=今は壊れている)。
The door is closed.
(そのドアは閉まっている。)
close → closed(誰かが閉めた“結果”の状態)。
fallen leaves
(落ちた葉=落葉)
fall → fallen(落ちた後の状態)。
-able / -ible:〜できる の定番語尾
「動詞の意味+可能」を作る便利な形。多くは -able、一部語源で -ible。
| 動詞 | 形容詞 | 意味 | 綴りのポイント |
|---|---|---|---|
read | readable | 読みやすい | そのまま + able |
depend | dependable | 信頼できる | 意味は「頼れる」へ拡張 |
rely | reliable | 頼れる | y → i + able |
access | accessible | アクセス可能な | -ible 型(語源) |
flex | flexible | 柔軟な | -ible 型(語源) |
This article is readable.
(この記事は読みやすい。)
よくセットで使う:分詞形容詞+前置詞
意味が自然になる相性の良い前置詞があります(覚えると一気に流暢)。
interested in A(Aに興味がある)worried about A(Aを心配して)satisfied with A(Aに満足して)known for A / as B / to 人(Aで知られる/Bとして知られる/人に知られて)married to 人(〜と結婚している)
I’m attracted to you.
(私はあなたに惹かれています。)
She is interested in science.
(彼女は科学に興味がある。)
前に置く? 後ろに置く?:情報が「重い」なら後ろへ
分詞形容詞が長くなる(句や節を伴う)ときは、読みやすさのために名詞の後ろに置くのが自然です。 (詳細は「後置される形容詞」のセクションで本格解説)
the students invited to the workshop
(そのワークショップに招待された学生たち)
短いなら前置も可:invited guests(招待客)。長くなったら後置が読みやすい。
学習を加速するコツ(心理学ベース)
似た形を対で覚える(チャンク化)と記憶が安定します。今日は exciting–excited のように 2〜3ペアだけ完璧に。小さな達成の積み重ねが、やる気(自己効力感)を上げてくれます。
💬 例文で感覚をつかもう!(動詞から転じた形容詞 / Section 2-3)
a confusing map
(ややこしい/混乱させる地図)
confuse(混乱させる・動詞)+-ing → confusing=「人を混乱させる性質をもつ」。
似:a puzzling problem(難問)。原因側を修飾。
We were confused by the directions.
(私たちは道順に混乱した。)
be + confused by A=「A によって混乱した」。受けた側の気持ちを表す。
a tiring day
(疲れさせる一日/へとへとになる日)
tire(疲れさせる)→ tiring。人を疲れさせる「性質」。対になる tired は「(人が)疲れて」。
I’m tired from work.
(私は仕事で疲れている。)
tired from A/tired of A(A にうんざり)で前置詞が変わると意味が変化。コロケーションも一緒に覚える。
The audience was amazed at the trick.
(観客はその手品に驚嘆した。)
amaze(驚嘆させる)→ amazed at/by(〜に驚嘆して)。物側なら amazing(すごい)。
That annoying noise makes me annoyed.
(あのイライラさせる騒音のせいで、私はイライラする。)
annoy(いら立たせる)→ annoying(原因)/annoyed(感情)。
She was disappointed with the result.
(彼女は結果にがっかりした。)
disappointed with/in/by など前置詞の相性をセットで。物側なら a disappointing result。
a frozen lake
(凍った湖)
freeze → frozen。「凍る」という出来事の結果が続く状態を表す形容詞。
a crowded street
(混雑した通り)
crowd(群衆で満たす)→ crowded=「人で満たされた」状態。
a boiling kettle
(沸騰しているやかん)
boil(沸く)→ boiling=いま起きている動き・熱の特徴を表す。
burnt toast
(焦げたトースト)
burned/burnt のように形が二通りある語も。どちらも理解できればOK(地域差)。
The star was visible, then suddenly invisible.
(その星は見えたが、急に見えなくなった。)
vis-(見る)+-ible → visible(見える)。in- で否定=invisible(見えない)。
The mushrooms are edible.
(そのキノコは食べられる=食用だ。)
edible は「食用に適する」。単なる「食べ方が可能」ではなく安全面の含意がある。
We found an affordable apartment.
(私たちは手頃に借りられるアパートを見つけた。)
afford(〜する余裕がある)→ affordable(金銭的に無理なく可能)。
It was an unforgettable night.
(それは忘れられない夜だった。)
forget(忘れる)→ forgettable(忘れがちな)/unforgettable(忘れられない)。否定接頭辞で意味が逆転。
They are married to each other.
(彼らは結婚している/互いに夫婦だ。)
marry(結婚する)→ married to + 人。× married with 人 は不可(married with two kids は「子持ちで既婚」の意味)。
2-3 FAQ:動詞から転じた形容詞(-ing / -ed・過去分詞・-able/-ible)
「-ing は形容詞?動名詞?」「be born は受け身?」「get + 過去分詞は何が違う?」など、つまずきやすいポイントを コアイメージと最小限の例文でクリアにします。
-ing 形容詞は名詞を説明、動名詞は名詞化(行為そのもの)。
a dancing child
(踊っている子ども=子どもを説明)
Dancing makes me happy.
(踊ることは私を幸せにする=行為そのもの)
-ing=与える側(人を退屈させる性質)/-ed=受けた側(自分が退屈している)。
I’m boring.
(私は退屈な人間だ=人を退屈させるタイプ、という自己評価)
I’m bored.
(私は退屈している)
interested in doing=一般的な興味/継続、interested to do=その場での新情報に心が動くニュアンス(限定的)。
I’m interested in learning Spanish.
(私はスペイン語を学ぶことに興味がある=継続的)
I’d be interested to hear more.
(もっと聞けるなら興味があります=その話題に触れて心が動く)
多くは which/that + be の省略(=関係節の縮約)。スッキリ言えるのが利点。
the stories told by my grandmother
(祖母に語られた話)
= the stories that were told by my grandmother。
be born はほぼ固定表現(受け身っぽい形だが能動の対応語句を普通は作らない)。born は形容詞的に理解。
I was born in Tokyo.
(私は東京で生まれた。)
get + p.p. は「変化・到達」(動きがある)、be + p.p. は「状態」表現が基本。
The door got stuck.
(ドアが引っかかった/動かなくなった=変化が起きた)
The door is stuck.
(ドアが引っかかっている=状態)
-able/-ible は対象の性質・適性を一語で表す。can は文の中で状況依存の可能を述べる。
a portable charger
(持ち運び可能な充電器=性質)
You can carry this charger.
(この充電器は運べます=状況として可能)
missing は「行方不明の・欠けている」の形容詞としてよく使われます(進行の意味ではない)。
a missing piece
(欠けているピース)
意味のつながり(コロケーション)が長い年月で固定化したため。1セットで覚えるのが近道です。
She is accustomed to cold weather.
(彼女は寒い天気に慣れている。)
He is afraid of heights.
(彼は高所を怖がる。)
もともと分詞(動詞由来)ですが、文頭では前置詞的に「〜を考えると」という条件づけの働き。
Given the rain, we stayed home.
(雨を考慮すると、私たちは家にいた。)
Considering the time, we should leave.
(時間を考えると、そろそろ出るべきだ。)
3. 数量形容詞(Quantitative Adjectives)
数・量・順序をサッと伝えるのが数量形容詞の役目です。名詞の前に置いて 「いくつ? どれくらい? 何番目?」を明確にします。英語では「数えられる名詞/数えられない名詞」で 形が変わることが大切なポイント。まずは全体像をつかみ、各サブセクションで使い分けを固めましょう。
まずは全体像:3つの観点で考える
おおよその数・量(some, any, many, much, a few, a little, several, enough など)。
many books / much water
(たくさんの本/多くの水)
具体的な数(one, two, three...、hundred などの数詞)。
three apples
(3つのりんご)
順番・序数(first, second, third, ...)。
first prize
(1等の賞)
3-1. 不定の数量を表す場合
some / any / many / much / a few / a little / several / enough の使い分けを、
可算・不可算の判定とセットで身につけます。
We have a few tickets left.
(チケットが少し残っています。)
3-2. 確定した数を表す場合
one, two, ... と hundred / thousand / million の数え方、複合表現のハイフン、位取りなどを整理。
one hundred people
(100人の人々)
3-3. 確定した順序を表す場合
first / second / third ... の並び、21st などの書き方、冠詞や前置詞との相性を確認します。
She won the second prize.
(彼女は2等を受賞した。)
学習を続けるコツ(心理学ベース)
いきなり全部覚えようとせず、似た語を小さなセットで練習するのが近道。 今日は many ↔ much、a few ↔ a little のようにペアで3分だけ。 小さな達成を積み重ねると、自己効力感が上がり、学習が続きます。
3-1. 不定の数量を表す場合(quantifiers for an indefinite amount)
ここでは「だいたいどれくらい?」をふわっと伝える形容詞(some, any, many, much, a few, a little, several, a lot of, plenty of, enough など)を扱います。
カギは 可算名詞(数えられる:books) と
不可算名詞(数えられない:water) の見極め。まずは全体のマップをつかみ、代表ペアの意味差を正しく感じ取れるようにしましょう。
使い分けの地図:どの名詞に何がつく?(まずは形から)
| タイプ | 主に使う語 | イメージ | 例 |
|---|---|---|---|
| 可算(複数) | many, (a) few, several, a number of |
数 を数えられる | many books/a few tickets/several ideas |
| 不可算(単数扱い) | much, (a) little, a bit of, a great deal of |
量 をはかる | much water/a little time/a bit of sugar |
| 両方OK | some, any, a lot of / lots of, plenty of, enough, more/most/less |
どちらにもなじむ万能型 | a lot of people / a lot of money/enough chairs/water |
🔎 不可算の代表:water, rice, coffee, money, time, information, advice, furniture, equipment, traffic, news など。
some / any:肯定・否定・疑問での基本ポジション
some:肯定文で「いくらかの/何人かの」。申し出・依頼の疑問でもよく使う(Yes を期待)。any:否定文・疑問文で「(ひとかけらも)」のニュアンス。条件文でも出現。
We have some cookies.
(クッキーがいくつかあります。)
Do you have any questions?
(何か質問はありますか?)
would you like some ~ ?(いかがですか)や Could I have some ~ ?(いただけますか)は、丁寧表現の疑問でも some を使うのが自然。
few と a few/little と a little:意味が逆転するミニ差
We have few chairs.
(椅子がほとんどない。)※ネガティブ
We have a few chairs.
(椅子が少しはある。)※ポジティブ
We have little time.
(時間がほとんどない。)※ネガティブ
We have a little time.
(時間が少しはある。)※ポジティブ
✅ a が付くと「あるにはある」。付かないと「(ほぼ)ない」。意味の極性が変わることに注意。
many / much と a lot of / lots of:文体と語感の違い
many(可算)・much(不可算)は文語寄り。否定・疑問・比較では日常でもよく使う。a lot of / lots ofは口語的でカジュアル。可算・不可算どちらにも使える万能選手。
We don’t have much time.
(私たちにはあまり時間がない。)
She has a lot of friends.
(彼女にはたくさんの友達がいる。)
plenty of / enough:足りる・十分を言い分ける
plenty of:十分以上にある(余るくらい)。可算・不可算どちらにも。enough:必要量を満たすだけある。名詞の前に置く(enough money)。
We have plenty of time.
(時間はたっぷりあります。)
There are enough seats for everyone.
(全員分の席が足りています。)
要点ミニチェック(ここまでの到達点)
- 形 可算=
many / (a) few / several、不可算=much / (a) little、両方=some / any / a lot of / plenty of / enough - 極性
few/littleはネガティブ、「a」が付くとポジティブ - 場面
some=肯定&勧誘/依頼、any=否定・疑問 - 文体
many/much(やや堅め) ↔a lot of/lots of(口語)
💬 例文で感覚をつかもう!(不定の数量 / Section 3-1)
She bought several notebooks.
(彼女はノートをいくつか買った。)
several は「3〜5個程度」のぼんやりした複数。後ろは必ず複数形(notebooks)。
There are many options.
(多くの選択肢がある。)
many + 可算複数。会話ではカジュアルに a lot of もよく使われます。
Is there much traffic today?
(今日は渋滞が多いですか?)
much は肯定文だとやや硬め。疑問・否定で特に自然。
Would you like some tea?
(お茶を少しいかがですか?)
申出・勧誘の疑問では some を使うのが丁寧で自然(Yes を期待)。
If you need any help, call me.
(もし助けが必要なら、私に電話して。)
any は「ひとかけらでも」という広い可能性。条件・疑問・否定で活躍。
There were hardly any mistakes.
(誤りはほとんどなかった。)
hardly any + 名詞=「ほぼゼロ」。few/little よりもさらに強い言い方。
I need a bit of sugar.
(砂糖が少し必要です。)
a bit of + 不可算=「ちょっとだけ」。丁寧には a little でもOK。
She has a great deal of experience.
(彼女には豊富な経験がある。)
不可算の「大量」。口語では a lot of に置き換え可。
Lots of kids play soccer.
(たくさんの子どもがサッカーをする。)
lots of = a lot of。可算複数・不可算どちらにも使える万能表現。
There is plenty of room.
(十分なスペースがある。)
plenty of は「必要以上に十分」。可算・不可算どちらにもOK。
We have enough evidence.
(十分な証拠がある。)
enough + 名詞(名詞の前)。形容詞や副詞を修飾する 形容詞 enough は別用法(本セクションでは名詞限定)。
We need more data and fewer errors.
(もっと多くのデータと、より少ない誤りが必要だ。)
more は共通。不可算は less、可算は fewer が原則(less errors も口語では見られるが試験では推奨されない)。
He receives too many emails.
(彼にはメールが多すぎる。)
too many + 可算複数/too much + 不可算 の対。
There is too much noise at night.
(夜は騒音が多すぎる。)
不可算名詞(noise, traffic, time, money など)には too much。
As many as 50 participants joined.
(50人もの参加者が加わった。)
as many as + 数詞 + 可算複数=「〜も」。不可算なら as much as。
I have a lot of love for you.
(あなたへのたくさんの愛がある。)
love はふつう不可算。a lot of は可算・不可算どちらにも使える便利表現。
3-1 FAQ:不定の数量(some/any・many/much・a few/a little…)
「どれくらい?」をふわっと伝える語の細かな疑問を、可算/不可算の視点と 語感(文体・丁寧さ・強さ)で解いていきます。
はい。「ある〜(特定しない1つ)」という意味で単数可算名詞の前に置けます(文語寄り〜中立)。
Some student left a bag here.
(ある学生がここにカバンを置き忘れた。)
複数・不可算の「いくらか」と区別して、unknown/unspecified の一つを指す用法です(some day=いつか も同系)。
はい。肯定文の any は「どの〜でも」「誰でも」という無制限のニュアンスになります。
Any child can understand this.
(どんな子どもでもこれは理解できる。)
any の否定・疑問での「ひとかけらも」の用法と対で覚えるとラク。
意味はほぼ同じですが、no はより直接的・強め。会話では not any も自然です。
We have no time.
(時間が全くない。)
We don’t have any time.
(時間がない。)
- very few:ほとんどいない/ない(強い少なさ)
- only a few:ほんの少しだけ(限定)
- quite a few:かなり多い(逆に多め!)
We have quite a few ideas to try.
(試すアイデアがかなりたくさんある。)
of の後ろには the / my / these / those / 代名詞 など限定詞や代名詞が来ます。
A few of the students are absent.
(何人かのその学生たちが欠席している。)
Some of them are new.
(彼らの何人かは新入りだ。)
much の肯定はやや堅め。修飾語(so/too/very/much など別語)と組むと自然です。
We have so much work today.
(今日は仕事がとてもたくさんある。)
We have much to do.
(やることが多い。※やや堅い)
原則:可算=fewer、不可算=less。日常では「10 items or less」のような例外表現も見かけますが、試験では原則優先。
We need fewer errors and less noise.
(誤りはより少なく、騒音もより少なくすべきだ。)
単位語を使います(a piece of, a cup of, a bottle of など)。advice / equipment / furniture / information に複数形は基本作らない点に注意。
two pieces of advice
(2つのアドバイス)
- 名詞を修飾:enough money(名詞の前)
- 形容詞/副詞を修飾:warm enough(後ろ)
We have enough time.
(時間は十分ある。)
- a lot of / lots of:口語的。「たくさんの」。可算/不可算どちらもOK。
- plenty of:十分すぎるほどの余裕感(ポジティブ)。
We have a lot of questions but plenty of time.
(質問はたくさんあるが、時間は十分にある。)
- a couple of:およそ2つ(くだけた会話だと「2〜3」の幅で使う人も)
- a few:少し(3前後〜5弱のイメージ)
- several:いくつか(a few より多い 3〜5/6程度)
We need several volunteers.
(数名のボランティアが必要だ。)
3-2. 確定した数を表す場合(Cardinal Numbers)
「いくつ/何人/何個」のように、はっきりした数を言うときに使うのが 基数(cardinal numbers)です。基本は 数字(1, 2, 3…)+名詞。 hundred / thousand / million などの大きい単位や、 twenty-one のようなハイフン、UK/US の読み方の差、 20-year-old のような合成形容詞まで、実用で迷いやすい所を一気に整理します。
全体像:まずは「形」から入る
three apples
(3つのりんご)
1は one apple(単数)。2以上は名詞が複数(apples)。
two hundred people
(200人の人々)
hundred / thousand / million は数字の後ろで単数形(two hundred)。
twenty-one books
(21冊の本)
21〜99 の合成数は twenty-one のようにハイフン。
hundred/thousand/millionの使い分け、
③21〜99のハイフン、④年齢などの合成形容詞(20-year-old)を正確に言える。
要点:ここを外すと不自然になるルール集
| ルール / 型 | 例 | 解説 |
|---|---|---|
one + 単数名詞 / 2以上 + 複数名詞 |
one ticket/three tickets |
「1」は単数、「2以上」は名詞を複数形に。 |
数字 + hundred/thousand/million(単数形) |
two hundred people/three thousand yen |
後ろの単位語は語尾 -s なし。ただし「多数の」を表すときは hundreds of のように複数可。 |
多数をざっくり:hundreds of / thousands of |
hundreds of students(数百の学生) |
「厳密な数」ではなく「とても多い」。名詞は複数形。 |
| 21〜99の合成数はハイフン | twenty-one, fifty-six |
読みやすさ・誤読防止のため。数詞を形容詞にした複合語でもハイフンを用いる。 |
| UK/US の「and」差(100台) | UK: one hundred and one/US: one hundred one |
どちらも正しい。試験や教材で表記に揺れがあっても意味は同じ。 |
| 年齢などの合成形容詞 | a 20-year-old student / two 20-year-old students |
全部ハイフンで1語扱い。後ろの year は常に単数。 |
| dozen の扱い | two dozen eggs / dozens of people |
厳密数なら -s なし(two dozen)。「多くの」なら dozens of(複数)。 |
They planted one hundred trees.
(彼らは100本の木を植えた。)
hundred は数字の後ろで単数形。one hundreds とは言わない。
We met hundreds of fans.
(私たちは何百ものファンに会った。)
ざっくり「とても多い」。正確な数ではないので of を伴い名詞は複数。
twenty-one を10秒で3回音読、
次に twenty-two〜twenty-nine を入れ替え練習。小さな反復が記憶を強化します。
💬 例文で感覚をつかもう!(確定した数 / Section 3-2)
He bought one ticket.
(彼は1枚のチケットを買った。)
one のとき名詞は単数(ticket)。2以上は複数形にします。
They ordered four burgers.
(彼らは4個のハンバーガーを注文した。)
2以上のとき名詞は複数(burgers)。語順は「数詞+名詞」。
The city planted two hundred roses.
(その市は200本のバラを植えた。)
hundred / thousand / million は数字の後ろで-sなし(厳密な数)。
Hundreds of birds filled the sky.
(何百もの鳥が空を埋め尽くした。)
hundreds of は「とても多い」。正確な数ではなく概数なので of + 複数名詞。
She solved twenty-four problems.
(彼女は24問を解いた。)
合成数は twenty-four のようにハイフンで結ぶのが正式。
UK: one hundred and five pages.
(イギリス式:105ページ。)
US: one hundred five pages.
(アメリカ式:105ページ。)
どちらも正しい。and の有無が違うだけで意味は同じ。
The app has 1.5 million users.
(そのアプリには150万人のユーザーがいる。)
million/billion は数の後で単数(1.5 million)。「たくさんの」は millions of と複数に。
a two-thirds majority
(3分の2の多数派)
分母が2以上なら分子に応じて -s を付ける(two-thirds)。形容詞として名詞の前に置けます。
a 20-year-old athlete
(20歳のアスリート)
合成形容詞はハイフンで1語扱い。year は常に単数(20-years-old は不可)。
two 10-year-old laptops
(2台の〈使用歴10年の〉ノートPC)
後ろの名詞(laptops)だけが複数。合成形容詞内部の year は単数のまま。
two dozen eggs
(2ダース=24個の卵)
厳密数を言うときは dozen に-s を付けない(two dozens は不可)。
Dozens of emails arrived overnight.
(一晩で何ダースものメールが届いた。)
dozens of は「たくさんの」。概数なので of + 複数名詞 をとる。
ten pieces of paper
(10枚の紙)
不可算名詞(paper)は a piece of などの単位語で数える。
one and a half hours
(1時間半)
「1.5」は one and a half。名詞(hours)は複数形にするのが自然。
three thousand yen
(3000円)
thousand も数字の後では単数。three thousands yen とは言いません。
3-2 FAQ:確定した数(基数の形・読み方・ハイフン・単位語)
形 数字 + 名詞/twenty-one のハイフン/hundred/thousand/million の語形
読み方 年・小数・分数・通貨
文法 主語が数のときの動詞一致・合成形容詞
厳密な数のときは付けません。概数「たくさんの」を表すときは hundreds of のように -s を付けます。
The team planted two hundred trees.
(チームは200本の木を植えた。)
Hundreds of people joined.
(何百もの人が参加した。)
はい。twenty-one, thirty-two, ninety-nine のようにハイフンで結ぶのが正式です。
She solved twenty-one puzzles.
(彼女は21問を解いた。)
小数点は point。小数点以下は一桁ずつ読みます。0 は zero / oh(学校・理科系は zero が無難)。
1.08 → one point zero eight
(1.08)
名詞の前でひとかたまりの形容詞にするときはハイフンで連結し、中の単語は単数にします。
a 20-year-old student
(20歳の学生)
a three-hour lesson
(3時間の授業)
複数の対象でも、合成形容詞内の year/hour は単数(two 10-year-old laptops など)。
基数は「いくつ」、序数は「何番目」。本セクションは基数が中心ですが、対比のために例を1つ。
One page / the first page
(1ページ/最初のページ)
dollar / euro / pound は複数形(dollars など)。yen は通常 -s なし。
It costs five dollars.
(それは5ドルです。)
It costs three thousand yen.
(それは3000円です。)
1999 は nineteen ninety-nine。2010 は twenty ten も two thousand ten もOK。
1999 → nineteen ninety-nine
(1999年)
2010 → twenty ten / two thousand ten
(2010年)
名詞としては one and a half hours。名詞の前で形容詞にするときはハイフンで連結します。
We spoke for one and a half hours.
(私たちは1時間半話した。)
a one-and-a-half-hour meeting
(1時間半の会議)
複合語の中の hour は単数。読みやすさのためすべてハイフンでつなぐ。
厳密な個数なら two dozen eggs(-sなし)。「たくさんの」なら dozens of(-sあり)。
two dozen eggs
(2ダース(24個)の卵)
Dozens of tourists visited.
(多くの観光客が訪れた。)
人数や物の個体が主語なら複数、金額・時間・距離など「まとまり(数量)」なら単数が基本。
Two students are waiting.
(2人の学生が待っている。)
One hundred dollars is enough.
(100ドルあれば十分だ。)
「金額=ひとまとまり」の感覚で単数扱い。
- about / around:およそ
- over / more than:より大きい(超過)
- under / less than:より小さい(未満)
- at least / at most:少なくとも/多くても
About 30 minutes is enough.
(約30分で十分です。)
地域で区切り記号(カンマ・スペース)に差はありますが、読み方は同じです。
1,000 → one thousand
(1000)
3-3. 確定した順序を表す場合(Ordinal Numbers)
序数(ordinal numbers)は「何番目」「第〜」を表す形です。
first / second / third が基本形、
それ以外は -th を付けるのが原則(fourth, fifth, sixth…)。
twenty-first のように 21〜99 はハイフンで結びます。
日付(May 1st)、順位(come in third)、
「第2の最大〜」のような表現(the second largest city)など、
実際の読み書きでよく使う場面を一気に整理します。
要点:迷いどころを一枚でつかむ
| ルール / 型 | 例 | 解説(小中学生にも伝わる要約) |
|---|---|---|
基本の3つ+原則は -th |
first / second / third、4以降は fourth, fifth… |
「1・2・3」は特別形。それ以外は -th を付けるのが基本。 |
11〜13は例外的に -th |
11th (eleventh) / 12th (twelfth) / 13th (thirteenth) |
語尾は -th。語幹が少し変わる形(twelve → twelfth)にも注意。 |
| 21〜99の合成序数はハイフン | twenty-first, thirty-second, ninety-ninth |
数字+-+序数。名詞の前に置くときは形容詞として働く。 |
| 名詞の前と後の両方で使える | the first page / This page is the first. |
前に置けば「限定」、be の後ろに置けば「説明(叙述)」。 |
| 日付の読み方 | May 1st → May first / the first of May |
アメリカ式は「月→日」、イギリス式は「日→月」も多い。いずれも序数で読む。 |
| 順位・結果の言い方 | finish second, come in third |
試合やレースの順位。序数が補語になって「〜位で終える/入る」。 |
| 序数+最上級の並び | the second largest city |
「(最大から数えて)第2の大きさ」。the + 序数 + 最上級 + 名詞 の順。 |
| ローマ数字の読み | Elizabeth II → Elizabeth the Second |
王名・大会名などは「ザ・セカンド」のように序数で読む。 |
Turn to the first page.
(最初のページを開いてください。)
first は名詞の前に置いて「第1の」。
He lives on the twenty-first floor.
(彼は21階に住んでいる。)
21〜99 は twenty-first のようにハイフンで結ぶ。
We meet on May 1st.
(私たちは5月1日に会う。)
読みは May first。英国式なら the first of May もよく使う。
Our team finished second.
(私たちのチームは2位で終えた。)
finish / come in + 序数 で順位を表す定番表現。
It is the second largest city in the country.
(それは国内で2番目に大きい都市だ。)
the + 序数 + 最上級 + 名詞 で「第2の最大〜」。語順に注意。
first ~ tenth を10秒で音読→続けて eleventh ~ twentieth。
仕上げに twenty-first, thirty-second… をハイフンに注意して3回ずつ書くと定着が一気に進みます。
💬 例文で感覚をつかもう!(確定した順序 / Section 3-3)
Please read the fourth chapter tonight.
(今夜は第4章を読んでください。)
four → fourth。3以降は -th が原則。名詞の前に置いて「第〜の」(限定用法)。
She is my first child.
(彼女は私の第一子です。)
first / second / third は特別形。家族順・学年など、自然な使用場面が多い語です。
Our runner placed fourth in the race.
(うちの選手はレースで4位に入った。)
動詞 place(〜位になる)と組み合わせる言い方。finish fourth も一般的。
We will meet on October 23rd.
(私たちは10月23日に会います。)
23rd は twenty-third と序数で読むのがコツ。
You are the fifth in line.
(あなたは列で5番目です。)
「〜番目」は the + 序数。in line で「列で」。
My office is on the third floor.
(私のオフィスは3階にあります。)
on the + 序数 + floor で階数。地域差(英/米の階数数え)は別テーマで学習。
an eighteenth-century painting
(18世紀の絵画)
序数-century はハイフンで名詞を修飾するひとかたまりの形容詞。
It is the third highest mountain in the region.
(それはこの地域で3番目に高い山だ。)
the + 序数 + 最上級 + 名詞 の語順。数字で順位+性質の最大級を同時に表す。
The first is often the hardest.
(最初のものはたいてい一番難しい。)
the + 序数 が名詞の代わりになり「第〜のもの」という意味で使えます。
I finished my second book this year.
(今年2冊目の本を書き終えた。)
「〜冊目」「〜回目」など、通し番号のときに序数を用います。
Today is her 12th birthday.
(今日は彼女の12歳の誕生日です。)
twelve → twelfth のように語幹が少し変化。11,12,13 は -th で統一。
His desk is in the 11th row.
(彼の机は11列目にある。)
row(列)や line(列、行)と相性がよい表現。
The train leaves from the second platform.
(その電車は2番線から出ます。)
platform は「プラットフォーム/番線」。駅の案内でも序数がよく使われます。
We celebrate our third anniversary next Sunday.
(私たちは来週の日曜に3回目の記念日を祝います。)
回数の「〜回目」も序数で表現。anniversary(記念日)と相性ばつぐん。
3-3 FAQ:確定した順序(序数の綴り・読み方・語順・応用)
基本 first / second / third と -th の原則
表記 twenty-first のハイフン/12th(twelfth) の綴り
応用 日付・階数(英米差)・「the first three」などの語順・回数表現
基本は -th ですが、1・2・3は不規則(first, second, third)。綴りが変わるもの(fifth, ninth, twelfth)にも注意。
He finished fifth.
(彼は5位で終えた。)
It’s her twelfth birthday.
(今日は彼女の12回目の誕生日です。)
はい。twenty-first, thirty-second, ninety-ninth のようにハイフンで結びます。
She arrived twenty-first in line.
(彼女は列で21番目に到着した。)
名詞を特定して説明するときは the + 序数 + 名詞。叙述用法(be の後ろ)では the を付けないこともあります。
Open the third drawer.
(3番目の引き出しを開けて。)
This drawer is third.
(この引き出しは3番目だ。)
違います。ふつうは the first three + 名詞(最初の3つ/3人)。the three first は不自然か特殊な文脈です。
Read the first three chapters.
(最初の3章を読みなさい。)
アメリカ式は May 2nd(月→日)。読みは May second。イギリス式は the second of May も多いです。
We will start on May 2nd.
(私たちは5月2日に開始します。)
We will start on the second of May.
(私たちは5月2日に開始します。)
米国では地上階を first floor。英国では地上階は ground floor、その上が first floor となることが多いです。
US: The café is on the first floor.
(米国:カフェは1階にあります。)
UK: The café is on the ground floor.
(英国:カフェは地上階にあります。)
はい。「最大(largest)」の次、という意味です。語順は the + 序数 + 最上級 + 名詞。
It’s the second largest lake here.
(ここで2番目に大きい湖です。)
「〜回目」は the + 序数 + time。回数そのものは once / twice / three times… を使います。
This is the third time I’ve visited.
(ここを訪れるのは3回目です。)
I have visited three times.
(私は3回訪れたことがある。)
3つ以上の列挙はカンマで区切り、最後に and。編集方針でオックスフォード・カンマ(最後のカンマ)を使う場合もあります。
We will discuss the first, second, and third points.
(私たちは第1・第2・第3のポイントを議論します。)
II は序数で読みます。World War II は World War Two または the Second World War。
He studies World War II history.
(彼は第二次世界大戦の歴史を研究している。)
あります。the + 序数 で「第〜のもの」。文脈で何を指すかが決まります。
The first was difficult, but the rest was easy.
(最初のものは難しかったが、残りは簡単だった。)
finish / come in / place などと一緒によく使います。リーグ順位は be + 序数 も自然。
Our club finished third last season.
(うちのクラブは昨季3位で終えた。)
We were third in the standings.
(順位表では3位だった。)
4. 形容詞に相当する語句(Adjective Equivalents)
英語では「形容詞」だけが名詞を説明するわけではありません。代名詞・冠詞・名詞や前置詞句・副詞などが、 文の中で名詞をくわしく説明(=修飾)するとき、実質的に「形容詞の役目」を果たします。 小学生でもつかめるコツは、「どんな? どれ? いくつ? を教えてくれる語やまとまりは“形容詞の働き”をしている」と考えること。
全体像:何が「形容詞の働き」をするの?
| カテゴリ | ミニ例 | 要点(やさしい説明) |
|---|---|---|
| 4-1 人称代名詞の所有形 | my book / your bag |
「だれの?」を示して名詞を限定。my, your, his, her, our, their など。 |
| 4-2 指示代名詞 | this book / those students |
「どれ?」を指し示す。距離感(近い this/these、遠い that/those)。 |
| 4-3 不定代名詞 | some water / such a case |
はっきりしない数・量・種類を示す。便利だけど範囲はあいまい。 |
| 4-4 疑問代名詞 | what time / which book |
質問のときに名詞の情報を尋ねる。「何の? どの?」を前から。 |
| 4-5 関係代名詞 | what money you can | 後ろの節とセットで名詞を説明。読解で頻出。語順のカタマリで覚える。 |
| 4-6 冠詞 | a song / the song |
「ある1つ」か「その(既知の)」を示して名詞の輪郭をはっきり。 |
| 4-7 名詞+名詞 | stone bridge / stock market | 前の名詞が後ろの名詞を説明(日本語の「石橋」「株式市場」と同じ発想)。 |
| 4-8 前置詞句 | a girl in the house |
句(まとまり)で場所・時などを足して「どの名詞か」を特定。 |
| 4-9 副詞(まれ) | the Japan now |
状況次第で名詞を説明した扱いになることも(例外的)。 |
4-1 人称代名詞の所有形
my / your / his / her / our / their + 名詞。「だれの?」を前から明確に。
4-2 指示代名詞(this / that / these / those)
「どれ?」を指して限定。距離感と単複に注意。
4-3 不定代名詞(some / any / such など)
数・量・種類をふわっと示す。会話で出番多め。
4-4 疑問代名詞(what / which / whose)
質問で名詞の情報を前置きして聞く。
4-5 関係代名詞(関係代名詞など)
後ろの節で名詞を説明。読解のカギ。
4-6 冠詞(a / an / the)
「ある1つ」か「その(既知)」かで世界の見え方が変わる。
4-7 名詞+名詞
前の名詞が後ろの名詞を説明(石橋/自由市場など)。
4-8 前置詞句(in / on / with など)
句のカタマリで「どの名詞か」を特定。
4-9 副詞(例外的な名詞修飾)
文脈によっては副詞が名詞を限定した扱いになることも。
学習ヒント:働きで見ると一気に読める
文を読むときは、まず名詞を見つけて「それを説明している前後のパーツ」を探しましょう。 “名詞+説明”のペアで読むクセがつくと、長い文でも迷子になりません。
4-1. 人称代名詞の所有形:「だれの?」を前から示すミニ形容詞
my / your / his / her / its / our / their は、名詞の前に置いて「だれの?」をはっきりさせる語です。
はたらきはまさに形容詞(名詞を説明)なので、英語では
my + 名詞 / your + 名詞 のように前から一発で限定します。
例)my bag(私のかばん), their house(彼らの家)
my / your / his / her / its / our / their + 名詞
位置:名詞の前(限定用法)
意味:所有・所属(だれの?)
Lesson 072 / Section 4-1
全体像:形と使い分け(まずはここを押さえる)
| 人称(だれ?) | 所有形(名詞の前で使う) | 対応する所有代名詞(名詞なしで言い切る) | ミニ解説 |
|---|---|---|---|
| 1人称 単数(私) | my |
mine |
my + 名詞 / mine(名詞なし) |
| 2人称 単数・複数(あなた/あなた達) | your |
yours |
your は単複同形 |
| 3人称 男(彼) | his |
his |
所有形/所有代名詞とも his |
| 3人称 女(彼女) | her |
hers |
綴りに -s が付くのは代名詞の方(hers) |
| 3人称 物・動物(それ) | its |
—(通常なし) | its ≠ it's(it's は it is / it has) |
| 1人称 複数(私たち) | our |
ours |
グループの所有を示す |
| 3人称 複数(彼ら/彼女ら/それら) | their |
theirs |
性別未記入の単数にも singular they として使うことがある |
This is my notebook.
(これは私のノートです。)
所有形は名詞の前に置くのが原則。
Their plan sounds great.
(彼らの計画はすばらしく聞こえる。)
sound + 形容詞=「〜に思える」。their は性別を限定しない便利な形。
The cat is licking its tail.
(その猫は自分のしっぽをなめている。)
its にアポストロフィは付けない(it's は it is / it has)。
He is a friend of mine.
(彼は私の友人の一人です。)
a my friend は不可。a friend of mine で「私の友人の一人」。
my / your / his / her / its / our / their + 名詞 の並びを口に出して暗唱。
1日3回・1分だけでも、前からスッと言えると英文の組み立てが加速します。
運用ポイント&落とし穴(実戦で迷わないために)
-
語順
必ず名詞の前に置く:
my book(○)/book my(×)。 -
冠詞と同居しない
the my book(×),a my friend(×)。 「ある友人の一人」はa friend of mineと言い換える。 -
所有代名詞と区別
myは名詞が必要/mineは名詞なしで言い切り。
例)This is my book.→This book is mine. -
itsとit'sits(所有)にアポストロフィは不要。it's は it is / it has の短縮形。 -
単数 they
性別不明の人には
theirを単数で使うことがある(丁寧・自然な言い回し)。 例)Each student should bring their notebook. -
強調の
own「自分自身の」はmy own idea/her own roomのようにownを直後に置く。 -
固有名詞との相性
家族・身体・所属物には自然に使える:
my mother,his hands,our teamなど。
💬 例文で感覚をつかもう!(人称代名詞の所有形 / Section 4-1)
My brother cooks dinner on weekends.
(私の兄は週末に夕食を作ります。)
my + 名詞 の基本。家族・身体・所属物は自然に my / your / his / her... を前に置く。
Please wash your hands before dinner.
(夕食の前に手を洗ってください。)
hands は複数形でも your は形が変わらない(所有形は数によらず同形)。
His advice helped me a lot.
(彼の助言は私にとても役立ちました。)
advice は不可算名詞(×advices)。所有形は不可算にもそのまま前置。
I love her smile.
(私は彼女の笑顔が大好きです。)
her + 名詞 で「彼女の〜」。シンプルで頻出。love は「〜が大好き」。
The company increased its revenue this year.
(その会社は今年自社の収益を伸ばしました。)
its(所有)と it's(it is / it has)は別物。アポストロフィに注意。
Our project starts next Monday.
(私たちのプロジェクトは来週の月曜に始まります。)
our はグループの所有。start は三単現 -s 不要(主語が複数 project は単数だが starts → あ、主語は project なので三単現 starts が正しい)。
Their decision was quick and fair.
(彼らの決定は迅速で公正でした。)
their + 名詞 は「複数の所有者」または「単数 they(性別不明)」にも使える柔軟な形。
Each student should bring their notebook.
(各学生は自分のノートを持参すべきです。)
性別を決めつけない表現。Each student(単数)でも their を使うのが自然な場面が多い。
own
It was her own idea.
(それは彼女自身の考えでした。)
own は所有形の直後に置いて「自分自身の」を強める:my own / his own / their own。
He repaired his own bike.
(彼は自分の自転車を修理しました。)
行為者=所有者を強調。repair(修理する)。
Is this your seat?
(これはあなたの席ですか。)
this/that(指示)と所有形は並べて使える:this your seat の語順は OK。
My parents' car is very old.
(私の両親の車はとても古いです。)
前に my、後ろに名詞の所有格 parents' を重ねるのは可。読み手が主語関係を追えるように。
She forgot her wallet at home.
(彼女は家に自分の財布を忘れました。)
forget + 物 + 場所。「〜を〜に忘れる」。所有形で「誰の物か」を明確に。
The tree lost its leaves in winter.
(その木は冬に自分の葉を落としました。)
its は動物・物・組織に使う所有形。leaf → leaves の不規則複数も復習ポイント。
4-1 FAQ:所有形の使い分け・語順・よくあるミス
基本
my / your / his / her / its / our / their + 名詞
位置名詞の前(限定)
関連mine / yours / hers / ours / theirs(名詞なしで言い切り)
my は名詞の前に置く所有形。mine は名詞なしで「私のもの」と言い切る所有代名詞です。
This is my pen. / This pen is mine.
(これは私のペンです。/このペンは私のものです。)
his は「名詞の前」でも「名詞なし」でも使える特別な語です(形は同じ)。
This is his jacket. / This jacket is his.
(これは彼のジャケットです。/このジャケットは彼のものです。)
its は所有(アポストロフィなし)。it's は it is / it has の短縮形です。
The dog is wagging its tail, and it's happy.
(その犬は自分のしっぽを振っていて、とても嬉しそうだ。)
a と my は同居できません。「私の友人の一人」は a friend of mine を使います。
He is a friend of mine.
(彼は私の友人の一人です。)
所有形はいちばん前。その後に形容詞→名詞の順に並びます。
My new red bike
(私の新しい赤い自転車)
New my red bike のように形容詞を前に出さない。own は所有形の直後で「自分自身の」を強調します。
She started her own business.
(彼女は自分の会社を始めました。)
性別がわからない/言いたくないときに、単数の人にも their を使います。
If anyone calls, take their message.
(だれか電話が来たら、その人の伝言を受けてください。)
複数形が -s で終わるときは、アポストロフィのみを付けます。
My parents' room is upstairs.
(私の両親の部屋は2階です。)
ふつうは my / your / his... を使います。ただし慣用的に the を使う言い方もあります(take me by the hand など)。
My head hurts.
(頭が痛い。)
He took me by the hand.
(彼は私の手を取った。)
of + 所有代名詞 を使います(of me ではなく of mine)。
This idea is one of ours.
(このアイデアは私たちのものの一つです。)
はい、可能です。this / that / these / those と所有形は並べられます。
Is this your book?
(これはあなたの本ですか。)
はい。組織・機関・動物・物にはふつう its を使います。
The city improved its parks.
(その市は市の公園を整備した。)
4-2. 指示代名詞(this / that / these / those)
this / that / these / those は、名詞を「どれ?(どの人・どの物?)」とはっきりさせる語です。 日本語の「この/その/あの」「これ/それ/あれ」に対応し、距離感(近い・遠い)と数(単数・複数)で形が変わります。 名詞の前に置いて限定(=形容詞のはたらき)、または名詞なしで「これ・それ」自体を指す代名詞としても使えます。
this
近い(複数):these
遠い(単数):that
遠い(複数):those
Lesson 072 / Section 4-2
基本の形と使い方(距離 × 数)
| 距離 | 単数(名詞1つ) | 複数(名詞2つ以上) | ヒント |
|---|---|---|---|
| 近い(手に持っている・目の前) | this book |
these books |
音でも近い感じ:/ðɪs/ → /ðiːz/ |
| 遠い(離れている・相手側) | that idea |
those ideas |
遠いもの・過去の話題にも使う |
This cookie is fresh.
(このクッキーは焼きたてです。)
this + 名詞 の基本。目の前・手にあるもの。
Those mountains look blue.
(あの山々は青く見えます。)
those + 複数名詞。距離も数も意識。
This is my seat.
(これは私の席です。)
this が名詞なしで主語になっている例(=代名詞)。
This year is special, but that day was tough.
(今年は特別だが、あの日は大変だった。)
時間にも使える:this year / that day(近い今/離れた過去)。
this pen / these pens / that pen / those pens を3セット声に出すと、単複切替が体に染み込みます。
運用ルール&落とし穴(現場で迷わないために)
-
名詞の前
形容詞のはたらきでは名詞の前:
this book/these books。 -
代名詞用法
名詞なしで主語・目的語にも:
This is good./I like that. -
重ね置き禁止
同じ名詞の前に「指示+所有(
this my book)」のように 限定語を二つは置けません。
✅Is this your book?は OK(this は主語=代名詞、your book は述語部なので“重ね置き”ではない)。 -
単数・複数
this/that + 単数名詞、these/those + 複数名詞。動詞の単複も合わせる:Theseare ready. -
時間・距離の比喩
近い話題=
this、離れた(過去/心理的に遠い)話題=thatを選ぶと自然。 -
類・種類
this/that kind of + 単数名詞/these/those kinds of + 複数名詞に注意(kind の単複がポイント)。
These tickets are for tonight.
(これらのチケットは今夜の分です。)
these + 複数名詞/動詞も複数 are。
💬 例文で感覚をつかもう!(指示語 this / that / these / those)
This bag is heavy.
(このかばんは重い。)
this + 単数名詞。These shoes fit me well.
(この靴は私の足によく合います。)
these + 複数名詞。動詞は主語(shoes)に合わせて複数形の活用。That building is older than our school.
(あの建物は私たちの学校より古い。)
that + 単数名詞。視線の先・少し離れた対象を指す。Those kids are playing soccer.
(あの子たちはサッカーをしている。)
those + 複数名詞。This is exactly what I needed.
(これはまさに私が必要としていたものだ。)
That was amazing!
(それ/あれは最高だった!)
This kind of problem is common.
(この種の問題はよくある。)
this/that kind of + 単数名詞 に注意(kind が単数)。Those kinds of snacks are salty.
(ああいう種類のスナックはしょっぱい。)
these/those kinds of + 複数名詞。kinds が複数になる点がカギ。These days, people work remotely.
(近ごろ、人々はリモートで働く。)
I remember those days.
(私はあの頃を覚えている。)
I can't agree with that idea.
(私はその考えには賛成できない。)
Go this way, please.
(こちらの方向へお進みください。)
Who's that at the door?
(ドアの所にいるあの人はだれ?)
Those who arrive early get a seat.
(早く到着した人たちは席を取れる。)
4-2 FAQ:this / that / these / those の選び方・語法・落とし穴
距離
this / these(近い)・that / those(遠い)
数
this/that + 単数・these/those + 複数
用法
名詞の前=限定/名詞なし=代名詞
原則は「近い=this/these、遠い=that/those」と「単数=this/that、複数=these/those」。
This desk is clean. / Those desks are reserved.
(この机はきれい。/あの机は予約済み。)
this/that/these/those は名詞の前に置くと「限定」(形容詞のはたらき)、名詞なしだと「これ/それ」(代名詞)になります。
This book is new. / This is new.
(この本は新しい。/これは新しい。)
主語が単数なら is、複数なら are。代名詞用法でも同じです。
This is delicious. / These are delicious.
(これはおいしい。/これらはおいしい。)
this は「今寄り」、that は「離れた時」(過去・心理的に遠い)に使えます。
I was busy this morning, but that afternoon was quiet.
(今朝は忙しかったが、その日の午後は静かだった。)
同じ名詞を繰り返したくないとき、単数は this/that one、複数はふつう these/those を使います。
Which T-shirt do you like? — This one. / I prefer those.
(どのTシャツが好き?— これ。/私はあれらが好み。)
these/those ones は地域差があり、試験では避けるのが無難。those を「~な人々」と読み、後ろに who 節で条件を説明します。
Those who study consistently improve fast.
(継続して勉強する人たちは上達が速い。)
自己紹介はふつう This is + 名前。相手確認は Is that + 名前? を使います。
This is Yuko. / Is that Ken?
(こちらはユウコです。/ケンさんでいらっしゃいますか?)
一般に「これから述べる」は this、「すでに述べた」は that を使います。
In this chapter, we focus on adjectives. The survey showed low awareness; that result was surprising.
(この章では形容詞に焦点を当てる。調査は認知度の低さを示し、その結果は意外だった。)
1種類なら this/that kind of + 単数名詞、複数の種類なら these/those kinds of + 複数名詞。
This kind of mistake is common. / Those kinds of mistakes are rare.
(この種のミスはよくある。/ああいう種類のミスはまれだ。)
these kind of mistakes は kind の数がズレるので注意。such は「そんなタイプの/とても〜な」と性質を強調。this/that は「これ/それ」と特定を示すのが中心です。
Such a nice idea! / I like this idea.
(なんてすてきなアイデア!/私はこのアイデアが好き。)
the は「文脈上、相手もわかる特定」。this/that はさらに「近い/遠い」ニュアンスをのせます。
Pass me the salt, please. / Pass me this salt, please.
(その塩を取ってください。/この塩(手元の)を取ってください。)
心理的に距離を置いて評価するとき、that が使われることがあります(ぞんざい・批判的に聞こえる場合あり)。
That attitude won’t help.
(その態度ではうまくいかないよ。)
4-3. 不定代名詞(some / any / every / no / other など)
不定とは、はっきり数や範囲を決めないで人や物を前からしるす言い方です。
たとえば some(いくらかの)、any(どれでも/いくらでも/一つも〜ない)、every(すべての)、no(〜ない)、other(ほかの)など。
これらは名詞の前に置いて限定(=形容詞のはたらき)をします。状況により意味が変わる語もあるので、
「肯定・否定・疑問」や「可算・不可算」の観点がカギです。
many / few / several
不可算名詞:much / little
文脈:some(肯定・申し出)/any(疑問・否定・条件)
Lesson 072 / Section 4-3
要点チェック(使い分けのコア)
| 語 | よくある意味 | 相性の良い名詞 | 最小例(英→日) |
|---|---|---|---|
some |
いくらかの(肯定)/申し出・依頼で丁寧 | 可算・不可算どちらも可 |
I'd like some water.
(水を少しいただきたいです。)
|
any |
どれでも/いくらでも(肯定)/一つも〜ない(否定) | 可算・不可算どちらも可 |
Do you have any questions?
(何か質問はありますか。)
|
every / each |
every=全体を順に、each=1つ1つを個別に |
単数名詞のみ(動詞は単数) |
Every student has a book.
(生徒はみんな本を持っている。)
|
no |
まったくない(=not any) |
可算・不可算どちらも可 |
We have no time.
(時間が全くない。)
|
other / another |
other=「別の」一般、another=「もう1つ(1人)」 |
anotherは単数可算が基本 |
I'd like another cup.
(もう一杯ください。)
|
many / much |
many=(可算)多くの、much=(不可算)多くの |
名詞の種類に注意 |
Many books / much water
(たくさんの本/たくさんの水)
|
few / a few |
few=ほとんどない、a few=少しある(可算) |
可算名詞のみ |
We have a few options.
(選択肢がいくつかある。)
|
little / a little |
little=ほとんどない、a little=少しある(不可算) |
不可算名詞のみ |
There is a little hope.
(少し希望がある。)
|
You can ask any question.
(どんな質問でもしてよい=肯定・自由選択の any)
落とし穴とコツ(テストで差がつくポイント)
- 語法
everyは単数名詞+単数動詞:Every student has ... - 否定
no + 名詞=not any + 名詞。二重否定に注意:We have no time.(not no は不可) - 可算/不可算
muchは不可算・manyは可算。会話では肯定文で a lot of をよく使う。 - other 系列
another=もう1つ、the other=(2つのうち)残り、others=他の人々/物、the others=残り全部。
I'll take the other seat.
(もう片方の席を取ります。)
The others are outside.
(残りの人たちは外にいます。)
💬 例文で感覚をつかもう!(不定代名詞:数や範囲をふんわり指す言い方)
I need some help with my homework.
(宿題について少し助けが必要です。)
some + 不可算/複数。肯定文で「いくらか」。help は不可算なので helps にはしない。
Would you like some tea?
(お茶を少しいかがですか?)
some が自然(ていねいで前向き)。
If you have any problems, call me.
(どんな問題でもあれば、私に電話してください。)
any。「どんな〜でも」の自由選択。
I don't have any cash.
(現金はまったく持っていません。)
not + any=「全く〜ない」。cash は不可算。
Every child needs sleep.
(子どもはみんな睡眠が必要だ。)
every + 単数名詞 → 動詞も単数(needs)。「全体を順に」イメージ。
Each ticket includes a drink.
(各チケットにドリンクが1つ含まれる。)
each + 単数は「1つずつ」。every と比べて個別性が強い。
No guests are allowed after 10 p.m.
(午後10時以降は客は誰も入れません。)
no + 名詞 は手短に強い否定(= not any)。語感はやや硬め。
Another piece of advice would help.
(もう一つの助言があると助かります。)
a piece of で数える。another + 単数 が基本形。
Other people prefer quiet places.
(ほかの人たちは静かな場所を好む。)
other + 複数名詞。特定せず「他の〜一般」を指す。
The other two seats are taken.
(残りの2席は埋まっています。)
the other。
Many students study abroad.
(多くの学生が留学する。)
many + 可算複数。会話では a lot of students も頻出。
Much information is missing.
(多くの情報が欠けている。)
much + 不可算。肯定文ではやや硬いので a lot of information も自然。
Few buses run on Sundays.
(日曜はバスがほとんど走らない。)
few + 可算複数=「ほとんどない」。否定的トーン。
A few buses are still running.
(バスはいくつかまだ動いている。)
a few は「少しはある」=ポジティブ。few と対で覚える。
There is little milk left.
(牛乳はほとんど残っていない。)
little + 不可算。「ほとんどない」=ネガティブ。
I have a little time before the meeting.
(会議の前に少し時間がある。)
a little + 不可算 は「少しはある」=ポジティブ。
I have no doubt that I love you.
(あなたを愛していることに少しの疑いもない。)
no + 名詞(doubt)=強い否定。「全く疑いがない」=断言のニュアンス。
4-3 FAQ:不定代名詞(some / any / every / no / other…)の使い分け
距離ではなく数量・範囲 可算/不可算・肯定/否定/疑問で意味が変化 動詞の単複一致にも注意(every/each は単数)
some=肯定が基本/ていねいな申し出・依頼でも使用。any=疑問・否定・条件で「どれでも/一つも」。
I have some time this afternoon.
(今日の午後は少し時間があります。)
肯定文の any は「どれでもよい」「制限なし」。自由選択のニュアンスです。
You can choose any seat.
(どの席でも選んでいいよ。)
some は「少しでいいのですが…」という柔らかさを出します。前向きで丁寧。
Could I have some water?
(お水を少しいただけますか?)
every=全体を順に俯瞰、each=1つ1つ個別。いずれも単数名詞+単数動詞。
Every student has to wear a badge.
(生徒は全員バッジを着けなければならない。)
意味はほぼ同じ(no + 名詞 = not any + 名詞)ですが、no の方が短く強い言い切り。
We have no choice.
(私たちには選択肢がない。)
none は単複どちらも許容。可算複数なら会話では複数動詞がよく使われます。
None of the cookies are left.
(クッキーは一つも残っていない。)
many=可算複数、much=不可算。口語の肯定文では中立で言いやすい a lot of が便利。
There isn't much traffic today.
(今日は交通量が多くない。)
few=ほとんどない(否定的)、a few=少しはある(肯定的)。対象は可算名詞。
We still have a few tickets.
(チケットはいくつかまだあります。)
little=ほとんどない/否定的、a little=少しある/肯定的。不可算名詞と組みます。
I have a little money left.
(お金が少し残っています。)
another=もう1つ(単数可算)/other=他の(一般)/the other=(集合の中の)残りの特定。
I need another pen.
(もう1本ペンが必要です。)
正しい表現。another + 数詞 + 名詞=「さらに〜」。
We need another two days.
(もう2日必要です。)
グループ内の対比を述べる定番表現。「〜な人もいれば、…な人もいる」。
Some people prefer tea; others prefer coffee.
(お茶が好きな人もいれば、コーヒーが好きな人もいる。)
広い意味で「不特定」のグループ。either=どちらか一方(単数)、neither=どちらも…ない(単数)。
Either answer is fine; neither is wrong.
(どちらの答えでも良い。どちらも間違いではない。)
everyone は代名詞。「みんな」。every one of + 複数名詞 は構文で、動詞は単数が基本。
Every one of the students is here.
(生徒は全員ここにいる。)
4-4. 疑問代名詞:what / which / who / whom / whose
疑問代名詞は、人や物について「何? どれ? 誰?」をたずねる語です。 単独で名詞の代わりに使えば本来の代名詞のはたらき、名詞の前に置けば 形容詞相当(=名詞を限定)として働きます。 本セクションでは「名詞の前で使う」使い方を中心に整理します。
who / whom / whose
対象:物・内容=what / which
形:疑問語 + 名詞(形容詞相当)
語順:疑問語 → 助動詞/Be → 主語 → 動詞…
Lesson 072 / Section 4-4
What time is it?
(今は何時ですか。)
Which book do you recommend?
(どの本をおすすめしますか。)
Whose bag is this?
(これはだれのカバンですか。)
要点まとめ:形・意味・頻出パターン
| 疑問語 | 主な対象 | 形容詞相当(名詞の前) | ポイント | ミニ例 |
|---|---|---|---|---|
what |
物・内容(未知・候補無限定) | what + 名詞 |
「何の/どんな」一般的 |
What subject do you like?
(何の教科が好き?)
|
which |
物・人(限られた選択肢から) | which + 名詞 |
「どれ(どの)?」候補が見えている |
Which team won?
(どのチームが勝った?)
|
who |
人(主語/目的語:会話では whom 省略可) | —(人名詞の前には基本置かない) | 単独で使うのが中心 |
Who called you?
(誰があなたに電話した?)
|
whom |
人(目的語/改まった表現) | — | 口語では who に置換が普通 |
Whom did you meet?
(誰に会った?)
|
whose |
人(所有)/まれに物の所有 | whose + 名詞 |
「だれの〜」を名詞と結びつける |
Whose idea was it?
(それは誰の考え?)
|
- 未知 vs 候補あり
what=候補が開いている/which=候補が絞られている。 - 語順疑問語 →
be/助動詞→ 主語 → 動詞…(例:What time do you start?) - whoseは必ず名詞とセットで形容詞相当(Whose bag)。単独なら代名詞(Whose is this?)。
- whomは改まった文体。会話では
whoが普通:Who did you meet? - 定番型
What kind of + 名詞(どんな種類の〜)/Which of + 複数名詞/代名詞(どちら/どれ)。
What kind of music do you like?
(どんな種類の音楽が好き?)
Which of these pens writes better?
(このペンの中でどれが書きやすい?)
💬 例文で感覚をつかもう!(疑問代名詞/名詞の前で限定する使い方中心)
What color is your umbrella?
(あなたの傘は何色ですか。)
what + 名詞 は候補が開いている質問。「どんな種類の?」という広い問い。
Which movie are we watching tonight?
(今夜はどの映画を観る?)
Whose keys are on the table?
(テーブルの上のはだれの鍵ですか。)
whose + 名詞 で「誰の〜」。
What size T-shirt do you wear?
(Tシャツは何サイズを着ますか。)
what + 名詞 は日常の情報取りに万能:what size / what price / what address ...
Which of the three routes is faster?
(その3つのルートのうちどれが速い?)
which of + 複数名詞 + 単数動詞 が普通(is)。選ぶ対象は複数でも、選び取るのは「1つ」と考えるため。
Who did you send the email to?
(そのメールは誰に送ったの?)
To whom did you send the email?。会話では who でOK(文末前置詞も自然)。
What sort of job are you looking for?
(どんな種類の仕事を探していますか。)
Which way should I turn at the corner?
(角ではどちらの方向に曲がればいいですか。)
should → 主語 → 動詞。Which way should I turn ... ?
Whose project won the prize?
(誰のプロジェクトが賞を取りましたか。)
whose + 名詞 が主語の一部。動詞の形は主語(project=単数)に合わせる。
What time does the last train leave?
(終電は何時に出ますか。)
Which smartphone model has the best camera?
(どのスマホ機種が一番カメラが良いですか。)
which + 名詞 が自然。
Whose turn is it to present next?
(次に発表するのは誰の番ですか。)
whose + 名詞 で所有と役割の両方を自然に聞ける。
What language is spoken in Brazil?
(ブラジルでは何語が話されていますか。)
Which side of the street do they drive on in the UK?
(イギリスでは道路のどちら側を走りますか。)
Which do you love more, me or chocolate?
(私とチョコ、どっちのほうが好き?)
Which do you ... , A or B?。ここでは which が代名詞として主語/目的語を兼ねる形。
4-4 FAQ:疑問代名詞 what / which / who(m) / whose の素朴なギモン
用法疑問語 + 名詞 で「名詞を限定」=形容詞相当
語順疑問語 → 助動詞/Be → 主語 → 動詞…
注意whose は所有/whom は改まった文体
what=候補が開いている(未知)。which=目の前や頭の中に候補が並んでいるとき。
Which book should I read first?
(どの本を最初に読むべき?)
文法上は「主語=who/目的語=whom」。ただし会話では目的語でも who が普通。
Who did you talk to about the plan?
(その計画について誰と話したの?)
To whom did you talk ... ?(前置詞前置)whose + 名詞 は所有を前からつなぐ自然な形。of whom は硬い文体や書きことば。
Whose idea solved the issue?
(その問題を解決したのは誰のアイデア?)
基本は単数(「どれ1つが…?」)。ただし「複数を想定」なら複数動詞も可。
Which of the students are absent today?
(今日はどの生徒たちが欠席? → 複数想定)
what time=時刻を具体的に、when=時間帯・タイミング全般。
What time does the workshop start?
(ワークショップは何時に始まりますか。)
直後に名詞がなければ、指すものをはっきりさせるため one/ones を足すことが多いです。
Which one do you prefer?
(どれが好みですか。)
who's は短縮形、whose は所有。音は似ても意味は別物。
Whose laptop is this on the desk?
(机の上のこれは誰のノートPC?)
改まった文なら前、会話なら文末が自然(前置詞残置)。
Who should I send this report to?
(この報告書は誰に送ればいい?)
what kind of=種類が開いている/which kind of=種類の選択肢が限られる。
Which kind of coffee do you prefer, light or dark roast?
(コーヒーはどのタイプが好み? ライト? ダーク?)
「どんな感じ?」をたずねる定番。天気・人柄・味など。
What is your new teacher like?
(新しい先生はどんな人?)
「どちら様?」はシンプルに Who is it?/丁寧に Who is speaking, please?
Who is it?
(どちら様ですか?)
why は理由全般。what ... for は「何のために?」と目的をぐっと絞って聞く口語。
What did you buy this tool for?
(この道具は何のために買ったの?)
4-5. 関係代名詞:who / whom / which / that / whose
関係代名詞は、直前の名詞(先行詞)を後ろから説明する関係節(形容詞節)を導く語です。
日本語の「〜な/〜の/〜する」に当たるイメージで、名詞をもっと具体的にする働きがあります。
基本の流れは 先行詞 + 関係代名詞 + S + V …。
The student who won the prize is my sister.
(その賞を受け取った生徒は私の妹です。)
This is the book that I recommended.
(これが私がおすすめした本です。)
I met a woman whose idea changed everything.
(私は、考えがすべてを変えた女性に会いました。)
who / whom / whose
物・事:which / that
所有:whose + 名詞
省略可:目的格 that/which/who
カンマ:非制限用法(補足情報)
Lesson 072 / Section 4-5
要点整理:形・意味・語法のコア
| 関係代名詞 | 先行詞 | 文中役割 | 省略 | ミニ例 |
|---|---|---|---|---|
who |
人 | 主語/目的語 | 目的語なら可 |
The artist who lives here …
(ここに住んでいる芸術家…)
|
whom |
人 | 目的語(改まった表現) | 不可(使うときは明示) |
The person whom I met …
(私が会った人…)
|
which |
物・事 | 主語/目的語 | 目的語なら可 |
The movie which won awards …
(賞を受けた映画…)
|
that |
人/物(口語的・万能) | 主語/目的語 | 目的語なら可 |
The only thing that matters …
(大事な唯一のこと…)
|
whose |
人(まれに物) | 所有(whose + 名詞) |
不可 |
the student whose idea won
(アイデアが選ばれた生徒)
|
- 制限 vs 非制限先行詞を絞り込む=制限用法(カンマなし)。追加説明=非制限用法(カンマあり)では通常
thatは使わずwho/whichを用いる。 - 省略目的語の
who/which/thatはしばしば省略可:The book (that) I bought … - that が好まれる最上級・the only / the very / the first や all / everything / something などの後は
thatが自然。 - 前置詞改まった文:
to whom / with which。会話:who/which … (prep.)(前置詞は文末に残置)。 - 先行詞一致動詞の単複は、関係代名詞ではなく先行詞に一致させる。
My car, which I bought last year, runs well.
(私の車は、昨年買ったのだが、調子が良い。)
This is the movie ( that ) I told you about.
(これが私が君に話していた映画だよ。)
💬 例文で感覚をつかもう!(関係代名詞 / 名詞を後ろから説明する)
The engineer who designed this bridge lives in Osaka.
(この橋を設計した技術者は大阪に住んでいます。)
who は「人」を先行詞に取り、関係節の主語になる形。型:先行詞 + who + V ...
The teacher ( who ) I respect most encouraged me.
(私が最も尊敬している先生が励ましてくれました。)
who は省略可能:The teacher I respect ... のように直後に主語(I)が来るのが合図。
The client to whom I spoke was satisfied.
(私が話しかけた顧客は満足していました。)
The software which runs on this server needs an update.
(このサーバーで動作しているソフトは更新が必要です。)
which(口語では that も可)。
Our office, which faces the park, gets plenty of sunlight.
(私たちのオフィスは公園に面しており、日当たりがよいです。)
that は使わないのが原則。
This is the best picture that I’ve ever taken.
(これは私が今までで一番よく撮れた写真です。)
that が自然になりやすい。
She is the only person that can access the vault.
(彼女は金庫にアクセスできる唯一の人です。)
I met a student whose parents run a bakery.
(私は、両親がパン屋を営む生徒に会いました。)
whose + 名詞 で所有。「誰の〜」を後ろからつなぐ。parents 複数に合わせて run。
This is a company whose products are eco-friendly.
(こちらは、製品が環境にやさしい会社です。)
whose を使うのはやや形式的。会話では the products of which よりもこちらが自然。
This is the chair ( that ) I sat on.
(これは私が座った椅子です。)
that/which は省略可。フォーマルなら the chair on which I sat。
Everything that he said was true.
(彼が言ったことはすべて本当でした。)
that がよく使われます。
Those who arrive early get front-row seats.
(早く到着する人たちは前列の席を確保できます。)
those who + 動詞=「〜する人々」。ニュース・案内文で頻出。
I remember the first time that we met.
(私たちが会った最初のときを覚えています。)
that を使える(when でも可)。
You’re the one ( that ) I love the most.
(あなたは私がいちばん愛している人だよ。)
the one (that) S + V=「SがVする人(もの)」。目的格の that は省略可。
Mr. Tanaka, who leads our team, supports new ideas.
(田中さんは私たちのチームを率いており、新しいアイデアを支持します。)
who は追加説明(非制限)。先行詞は一意なので絞り込みではない。
He forgot the key, which surprised everyone.
(彼が鍵を忘れて、そのことはみんなを驚かせました。)
which は直前の出来事(節全体)を受ける非制限の用法。名詞を修飾する場合とは役割が少し異なる点に注意。
4-5 FAQ:関係代名詞(who/whom/which/that/whose)の実務ギモン
役割名詞を後ろから説明(形容詞節)
基本型先行詞 + 関係代名詞 + S + V ...
注意, which は補足/目的格は省略可
どちらも「物・事」を説明。絞り込み(制限用法)では両方OK。補足(非制限)では通常 which を使い、that は使いません。
The laptop that/which I ordered arrived today.
(今日、私が注文したノートPCが届いた。)
原則NG。非制限は who/which を用います。
Our plan, which we discussed yesterday, needs a tweak.
(私たちの計画は、昨日話し合ったのだが、微調整が必要だ。)
関係代名詞の直後が主語なら、関係代名詞は目的語なので省略可。
The book ( that ) I bought was expensive.
(私が買ったその本は高かった。)
フォーマル:to whom / with which。会話:who/which ... to/with(文末に残置)
The colleague with whom I worked was helpful.
(私が一緒に働いた同僚は親切だった。)
使えます(やや形式的)。of which より自然なことも多いです。
a city whose museums are world-class
(美術館が世界レベルの都市)
what は「先行詞をふくむ関係語」(=「…するもの」)。前に名詞は置けません。
What you said makes sense.
(あなたが言ったことは理にかなっている。)
いずれも広く使われます。堅めの文では reason that を好むことも。
The reason that/why I called is simple.
(私が電話した理由は単純です。)
that/when どちらも可。フォーマルには on which も。
I’ll never forget the day that/when we first met.
(私たちが初めて会った日を決して忘れません。)
多くは非制限(補足)なのでカンマあり。
Emily, who leads marketing, joined the meeting.
(マーケ責任者のエミリーが会議に参加した。)
主語共有かつ be + V-ing / be + Vpp のような形なら、分詞構文に短縮可能。
The man standing by the door is my uncle.
(ドアのそばに立っている男性は私の叔父です。)
常に先行詞に一致させます。
The data that were collected show a trend.
(収集されたデータは傾向を示している。)
はい。非制限用法で、直前の「事柄」をまとめて受けて補足します。
She missed the last train, which was unfortunate.
(彼女は終電を逃し、それは残念だった。)
4-6. 冠詞:a / an / the / 無冠詞(ゼロ)
冠詞(articles)は、名詞の前に置いて「数(単数か複数か)」「特定性(その名詞がどれか分かるか)」「情報の新旧」を示す語です。
品詞名としては 限定詞(determiner) に分類されますが、名詞を限定するという点で形容詞と同じ働きをします。
語順は原則 [冠詞/限定詞] → [形容詞] → [名詞]。
I bought a notebook.
(私は1冊のノートを買いました。)
The notebook is on the desk.
(そのノートは机の上にあります。)
Kids need Ø sleep.
(子どもには睡眠が必要です。※不可算名詞は無冠詞が基本)
要点整理:使い分けのコア(a / an / the / Ø)
| 冠詞 | 意味の軸 | 使う場面 | 名詞との相性 | 例(語・句) |
|---|---|---|---|---|
a / an |
数:1つ/新情報 | はじめて出す・不特定の1つ | 可算名詞の単数のみ | a pen, an apple, a useful tool |
the |
特定:分かる“それ” | 2回目以降・文脈で一意・世界に一つ | 可算/不可算/単複すべて | the sun, the first time, the books |
Ø(無冠詞) |
一般化・概念 | 不可算の一般/複数一般/固有名詞 | 不可算・複数形 | water, books, Tokyo, breakfast |
- a / an 不特定の1つ。初出で使い、次に同じものを指すときは
theに切り替え。 - a vs an 綴りではなく音で決定:an hour(h無音)/a university(/juː/)。
- the 文脈で一意・世界に一つ(the sun)・修飾で一意(the book on the table)・最上級/序数(the best, the first)。
- Ø 一般論:Books are expensive./不可算:Information is power./科目・言語・食事・月名は原則無冠詞。
- 語順
[冠詞] → [形容詞] → [名詞](例:an interesting story)。 - よくある迷い「学校へ行く」=go to school(一般施設は無冠詞)。特定の学校なら go to the school。
I saw a cat and an owl in the park.
(公園で猫とフクロウを見ました。)
The cat was sleeping on the bench.
(その猫はベンチで寝ていました。)
Ø Water is essential for life.
(水は生命に不可欠です。)
It took an hour but I found a university library.
(1時間かかったが、大学の図書館を見つけた。)
💬 例文で感覚をつかもう!(冠詞 a / an / the / Ø)
I adopted an adorable puppy.
(私はとっても可愛い子犬を1匹引き取りました。)
an は母音で始まる音の前。形容詞があっても、直後の音に合わせる(an adorable)。
Kyoto is a European-style city in some districts.
(京都には、地区によってはヨーロッパ風の街並みもあります。)
a は /juː/ で始まる語(European, university など)の前。綴りではなく音で判断。
We rented an apartment near the station.
(私たちは駅の近くにアパートを1つ借りました。)
an apartment は初出の「不特定の1つ」。the station は町に1つの「その駅」=文脈上一意。
The Pacific Ocean is vast.
(太平洋は広大です。)
the を付ける(the Pacific, the Amazon, the Alps)。
She is the best runner in our class.
(彼女はクラスで一番速い走者です。)
the(the best, the first, the only など)。
You're the only person I want to travel with.
(一緒に旅したいのはあなただけです。)
the only + 名詞 は「唯一の〜」。the で一意化されるため必須。
Ø Smartphones change how people communicate.
(スマートフォン全般は、人々のコミュニケーションのあり方を変えています。)
Ø Happiness comes from small things.
(幸せは小さなことからやって来ます。)
We had Ø dinner after Ø math and Ø English.
(私たちは数学と英語のあとに夕食を食べました。)
the 可)。
She goes to Ø school by bus.
(彼女はバスで学校に通っています。)
I went to the school to meet the principal.
(私は校長先生に会うためにその学校へ行きました。)
the(「どの学校/誰か」がわかる)。
We came by train and left by taxi.
(私たちは電車で来て、タクシーで帰りました。)
by + 交通手段 は無冠詞。特定の便なら on the train のように the を使う。
Please pass me the book on the top shelf.
(一番上の棚にあるその本を取ってください。)
on the top shelf)で「どれか」が一意に決まるので the。
My sister is a doctor at the local clinic.
(姉は地元のクリニックの医師です。)
a(単数の一員という意味)。
The doctor ordered an MRI scan.
(医師はMRI検査を指示しました。)
an(an MBA, an SD card は発音により an/a を判断)。
4-6 FAQ:冠詞 a / an / the / Ø(ゼロ)の悩みどころ
型
[a/an] 不特定の1つ/[the] どれか決まっている/[Ø] 一般・概念
位置名詞の直前([冠詞] → [形容詞] → [名詞])
音で決めます。次の語が母音音なら an、子音音なら a。綴りと一致しない例に注意。
He is an honest man but has a unique style.
(彼は正直な人だが、ユニークなスタイルを持っている。)
an。unique は /juː/ → 子音音で a。直後の形容詞の音で決めます。
She gave me an interesting idea.
(彼女は面白いアイデアをくれた。)
いいえ。文脈でどれかが分かるときにも使います(同じ話の2回目、修飾で一意など)。
Please close the window next to you.
(あなたの隣の窓を閉めてください。)
複数一般はふつう Ø(無冠詞)。the + 複数 は「その〜たち」(特定集団)。
Ø Cats are independent, but the cats in our house are clingy.
(猫全般は自立的だが、うちの猫たちは甘えん坊だ。)
通常は付けませんが、複数形・連合体(the United States, the Philippines)や、川・海・連山には the を付けます。湖や単独の山は通常なし(Lake Biwa, Mount Fuji)。
They sailed across the Pacific and visited Lake Biwa.
(彼らは太平洋を横断して、琵琶湖を訪れた。)
一般に楽器は play the piano のように the。スポーツは play soccer のように無冠詞が基本。会話では play guitar もよく使われます。
He plays the violin, and I play Ø basketball.
(彼はバイオリンを弾き、私はバスケットボールをします。)
go to school は「学校という制度・場所を一般利用」。go to the school は特定の学校へ「行く」動作に焦点。
She goes to Ø school, but today she went to the school to pick up a form.
(彼女は普段は学校に通っているが、今日はその学校へ書類を受け取りに行った。)
基本は無冠詞(have breakfast, speak English, study math)。ただし特定化すると the が必要。
The dinner we planned was perfect.
(私たちが計画した夕食は完璧だった。)
原則必須です。
We have the same goal.
(私たちは同じ目標を持っている。)
ふつう人名は冠詞なし。ただし a Mr. Tanaka は「田中さんという人(どの田中か不明)」、the Smiths は「スミス家の人々」。
I spoke with a Mr. Tanaka at reception.
(受付で田中という人と話しました。)
所有格が付くときはふつう the を省きます。
She is my best teacher.
(彼女は私にとって最高の先生だ。)
a thousand は単に「1000」。the number of A は「Aの数(単数扱い)」、a number of A は「多くのA(複数扱い)」。
The number of students is rising, and a number of students are applying early.
(学生の数は増えており、多くの学生が早期出願している。)
4-7. 名詞:名詞+名詞で前から説明(形容詞っぽく働く名詞)
英語では、名詞が別の名詞を前から説明することがよくあります。これは
attributive noun(名詞修飾)とも呼ばれ、意味としては形容詞の役目を果たします。
例:stone bridge(石の橋)/coffee cup(コーヒー用のカップ)。
日本語の「名詞+の+名詞」に近い感覚ですが、英語では of を使わずに前置するのが自然なパターンが多いです。
stone bridge
(石の橋)
bus stop
(バス停)
science teacher
(理科の先生)
[名詞(説明)] + [名詞(中心)]
意味関係:材料/用途/中身/時間/場所 ほか
形:前の名詞はふつう単数形
語順:形容詞よりも名詞が名詞の直前
Lesson 072 / Section 4-7
名詞が名詞を修飾するときのコアルール
| 関係タイプ | 英語の型 | 意味のイメージ | 例(英→日) |
|---|---|---|---|
| 材料 | [material] + [名詞] |
何でできている? | stone bridge=石の橋/glass bottle=ガラス瓶 |
| 用途 | [use/purpose] + [名詞] |
何のため? | coffee cup=コーヒー用カップ/sports bag=運動用バッグ |
| 中身 | [content] + [名詞] |
何が入っている? | water bottle=水筒/data plan=データ(通信)プラン |
| 時間 | [time] + [名詞] |
いつの?どのくらい? | morning class=朝のクラス/weekend trip=週末旅行 |
| 場所 | [place] + [名詞] |
どこの? | city library=市立図書館/airport bus=空港行きバス |
| 対象 | [target] + [名詞] |
誰・何向け? | student discount=学生割引/children menu→kids’ menu の方が一般的 |
| 単位 | [number]-[unit] + [名詞] |
数量・長さなど | a 10-minute break(10分休憩)※単数形でハイフン |
- 形 前置される名詞は単数形が原則:ticket office(×tickets office)。ただし慣用的な複数もある:sports car, sales tax など。
- 語順 形容詞がある場合は
[冠詞] → [形容詞] → [名詞修飾] → [中心名詞]。例:a beautiful stone bridge(※stone が中心名詞 bridge の直前に来る)。 - ハイフン 数字+単位は a 5-kilometer run のように単数形+ハイフン。可読性のため city-run program などでハイフンを使うことも。
- of / ’s との違い 人・所属・所有を強調したい時は
ofや’sが自然:a children’s book(子ども向けの本)※child book は不自然。 - 発音のヒント 多くの複合名詞は前半に強勢(COFfee cup)。単なる「形容詞+名詞」は後半に強勢になりやすい(green HOUSE vs GREENhouse)。
We crossed an old stone bridge at sunset.
(私たちは夕暮れに、古い石橋を渡りました。)
💬 例文で感覚をつかもう!(名詞+名詞 / attributive noun)
He put the apples in a paper bag.
(彼はリンゴを紙の袋に入れました。)
paper(紙)+bag(袋)=「紙でできた袋」。前の名詞が材料を示す典型。
I bought an ergonomic office chair.
(私は体にやさしいオフィス椅子を買いました。)
office は「オフィス用」の用途。中心は chair。
We use a rice cooker every day.
(私たちは毎日炊飯器を使います。)
rice(米)+cooker(炊く機械)=「米を炊くための機械」。
I sometimes take the night bus to save money.
(私は節約のために夜行バスに乗ることがあります。)
You need a library card to borrow books.
(本を借りるには図書館カードが必要です。)
library は「図書館の/図書館用の」の意味で名詞が形容詞的に働く。
Two adult tickets, please.
(大人2枚お願いします。)
adult ticket(大人券)/child ticket(子ども券)など、対象で分類。
Please show your student ID at the gate.
(入り口で学生証を提示してください。)
ID は identification(身分証)の略。student が「学生用の/学生の」。
It was a 12-hour flight from Tokyo to London.
(東京からロンドンまでは12時間のフライトでした。)
数詞-単位 は単数形(12-hour)。可読性のためハイフンで一語化。
Our sales manager will contact you soon.
(当社の営業マネージャーがまもなくご連絡します。)
sales は慣用的に語形が「複数」に見えるが、前置名詞として固定(sales manager, sales report)。
I'm taking a data science course online.
(私はオンラインでデータサイエンスの講座を受講しています。)
data → science → course の順で「何の講座か」を絞る。
Our Tokyo office opens at nine.
(当社の東京オフィスは9時に開きます。)
The smartphone camera takes sharp photos.
(そのスマホカメラは画質が鮮明です。)
smartphone が「スマホに搭載された」種類のカメラを示す。
Let's take a coffee break after this meeting.
(この会議の後にコーヒー休憩を取りましょう。)
He sent me a heartfelt love letter on my birthday.
(彼は誕生日に、心のこもったラブレターを送ってくれました。)
love letter は「恋文」。前の名詞が手紙の内容・性質を示す。
Please follow the company policy on remote work.
(リモートワークに関する会社方針に従ってください。)
4-7 FAQ:名詞+名詞(名詞が名詞を前から説明する用法)
型
[modifier noun(説明)] + [head noun(中心)]
語順
[冠詞] → [形容詞] → [modifier noun] → [head noun]
原則
前の名詞は単数形が基本(例外あり)
はい。原則は単数形です:ticket office(× tickets office)。
Let's meet at the ticket office.
(切符売り場で会いましょう。)
慣用的に語形が固定しているためです。意味は複数ではなく「~に関する」の働き。
He finally bought a sports car.
(彼はついにスポーツカーを買った。)
coffee cup=「コーヒー用のカップ」(用途・種類)a cup of coffee=「中身がコーヒーの一杯」(内容物)
I broke my coffee cup during the move.
(引っ越し中にコーヒーカップを割ってしまった。)
Would you like a cup of coffee?
(コーヒーを一杯いかがですか。)
's は人・所属を強く出したいときに自然。child book は不自然なので children’s book または children’s storybook などを使います。
I bought a children’s book for my niece.
(めいに子ども向けの本を買いました。)
原則は [a/an/the] + [形容詞] + [modifier noun] + [head noun]。
a new city library
(新しい市立図書館)
数詞+単位が前からまとまって1語のように名詞を説明するため。単位は単数形が原則。
It's only a 10-minute walk from here.
(ここから徒歩10分です。)
はい。Osaka branch, Google account のように、どこの/どの会社のものかを特定します。
Please call our Osaka branch for details.
(詳しくは大阪支店にお電話ください。)
- greenhouse(一語)=「温室」(複合名詞)
- green house(別語)=「緑色の家」(形容詞+名詞)
We had lunch inside a greenhouse at the park.
(公園の温室の中で昼食をとりました。)
複合名詞は多くの場合、前半に強勢(例:COFfee cup)。意味区別に関わることもあるため、音声で確認を。
This coffee cup is handmade.
(このコーヒーカップは手作りです。)
はい。information, equipment のような不可算でもOK(× informations desk)。
Please ask at the information desk.
(案内所でお尋ねください。)
可能です。長くなるときは、語のまとまりごとに意味をチャンク化して読むと理解しやすいです。
I’m preparing the data science course syllabus.
(私はデータサイエンス講座のシラバスを準備しています。)
sleeping は動詞由来(現在分詞)で「寝るための」という用途の形容詞的用法。名詞+名詞ではありません。
I bought a new sleeping bag for the camp.
(キャンプのために新しい寝袋を買いました。)
4-8. 前置詞句:名詞をうしろからサッと説明する便利ワザ
前置詞句(prepositional phrase)は、前置詞 + 名詞句 のセット。
名詞の直後に置いて「場所・所属・道具・出所・目的」などをコンパクトに説明します。
例:a book on the table(机の上の本)/the girl with a red hat(赤い帽子をかぶった女の子)
a photo of my family
(私の家族の写真)
the house by the sea
(海のそばの家)
a man with a beard
(ひげのある男性)
[名詞] + [前置詞句]
位置:名詞の直後
意味:場所/所属/道具/起点/目的 など
読み方:名詞 → 前置詞句の順でひとかたまり
Lesson 072 / Section 4-8
コアルールと使い分け(前置詞で「関係」を一発表現)
| 前置詞 | 関係(イメージ) | 型 | 例(英→日) |
|---|---|---|---|
in |
内部・範囲 | N + in + 場所/状態 |
a student in my class(私のクラスの生徒) |
on |
接触・表面 | N + on + 表面/曜日 |
the book on the shelf(棚の上の本) |
at |
点・場所 | N + at + 場所/時刻 |
the meeting at noon(正午の会議) |
with |
道具・付帯 | N + with + 道具/特徴 |
a boy with blue eyes(青い目の少年) |
of |
所属・中身・部分 | N + of + 所有者/内容 |
a photo of the city(その都市の写真) |
from |
出所・起点 | N + from + 出所 |
a friend from Canada(カナダ出身の友人) |
by |
方法・近接・受け手 | N + by + 手段/場所 |
a house by the river(川のそばの家) |
for |
目的・対象 | N + for + 目的 |
a room for study(勉強のための部屋) |
to |
方向・到達 | N + to + 目標 |
a road to the station(駅へ向かう道) |
- 位置 修飾したい名詞のすぐ後ろに置く:the man with a camera。
- 長さ 前置詞句が長くなる/複数並ぶと読みにくい。必要に応じて 関係代名詞(who/that/which)に切り替え:the book that I bought yesterday。
- 名詞+名詞との使い分け 種類・用途を一語で言い切れるなら noun + noun(例:coffee cup)。具体的な場所・出所・道具など関係を示すなら前置詞句(例:a cup on the table)。
The book on the table is mine.
(机の上にあるその本は私のです。)
I need a bag with a zipper.
(ファスナーのついたバッグが必要です。)
She is looking for a friend from Canada.
(彼女はカナダ出身の友人を探しています。)
💬 例文で感覚をつかもう!(前置詞句で名詞を説明)
Let's meet at the café near the station.
(駅の近くのカフェで会いましょう。)
near は「近接」。the café を near the station が後ろから説明。
We booked a room with a view of the lake.
(私たちは湖の眺めがある部屋を予約しました。)
with=「〜を備えた」。of the lake は view の内容。
Take the road to the museum.
(博物館へ行く道を進んでください。)
road to ~ は目的地を特定する後置修飾。
This is a story about friendship.
(これは友情についての物語です。)
about は話題・テーマを示す前置詞。
We visited the town at the foot of the mountain.
(私たちは山のふもとにある町を訪れました。)
I received a package from my uncle.
(私はおじから小包を受け取りました。)
from は出所・送り主を表す基本前置詞。
We crossed the bridge over the river.
(私たちは川にかかる橋を渡りました。)
over the river は橋(名詞)を説明して「川にかかる」。
This is a book for beginners.
(これは初心者向けの本です。)
for + 人/目的 で対象を限定。
I can't find the glasses on your desk.
(あなたの机の上のメガネが見つかりません。)
on のコアイメージ。
She talked to the woman with curly hair.
(彼女は巻き髪の女性に話しかけました。)
with + 名詞 で外見・持ち物などの特徴を付け足す。
He finally found the ring of her dreams.
(彼はついに彼女の夢の指輪を見つけました。)
of は「所属・中身・関係」を表す広い前置詞。
We chose the path through the forest.
(私たちは森を通る小道を選びました。)
through は「内部を通過」するイメージ。
We have a meeting on Friday afternoon.
(私たちは金曜の午後の会議があります。)
meeting on Friday afternoon の塊で「いつの会議か」を特定。
They live in a house without stairs.
(彼らは階段のない家に住んでいます。)
without + 名詞 は「〜がない」という特徴を後置で付与。
She mediated the discussion between two teams.
(彼女は2つのチームの話し合いを仲裁しました。)
between=2者の間、among=3者以上の間。名詞 discussion を後ろから限定。
4-8 FAQ:前置詞句(prepositional phrase)で名詞を説明するコツ
型
N + Prep + NP
用途
場所・出所・道具・所属・目的・内容 などを「名詞の直後」から追加説明
読み方のコツ
「名詞 → 前置詞句」をひとかたまりで
OKです。ただし意味的に近い情報ほど名詞に近く置くのが自然です。
- 「中身・所属(
of)」→「場所・位置(in / on / at / by)」→「目的(for)」の順が自然になりやすい。 - 長くなるなら関係代名詞に切り替えて読みやすく。
the painting of a ship on the wall
(壁にある船の絵)
of:中身・所属・材料・関係(「〜の」)。for:目的や対象(「〜のための/〜向けの」)。
a cup of tea / a course for beginners
(紅茶のカップ/初心者向けの講座)
- 種類・用途を一語で言い切るなら
名詞+名詞:coffee cup(コーヒー用のカップ)。 - 中身・材料・場所など具体的関係は前置詞句:a cup of coffee(コーヒーが入ったカップ)。
a coffee cup / a cup of coffee
(コーヒー用のカップ/コーヒーの一杯)
in=内部・広がり(例:the room in the castle)。on=接触・表面/曜日・日付(例:the meeting on Monday)。at=点(場所・時刻)(例:the event at noon)。
the party on Friday at the cafe
(金曜日に、そのカフェでのパーティー)
情報が長い/動作を含む/曖昧になりやすい時は、関係代名詞に切替えると明快です。
the man who is standing by the door
(ドアのそばに立っている男性)
the picture of the girl with a hat は「帽子をかぶった女の子の絵」なのか「女の子の絵(帽子つき)」なのか曖昧。
- 順番を変えて「近い関係」から並べる。
- または関係代名詞で意味を固定。
the picture of a girl who is wearing a hat
(帽子をかぶっている女の子の絵)
with=特徴・付帯(〜を持つ、〜のある)。by=近接・そば(〜のそばの)、手段(受動態の「〜により」)。
a house by the river / a house with a garden
(川のそばの家/庭のある家)
about は一般的・会話的、「〜について」。on は学術・報告などで「〜に関する(専門的)」の響き。
a book about animals / a report on sales
(動物についての本/売上に関する報告書)
of:所属・関係(〜の一員)。from:起点・出身(〜から来た)。
a student of this school / a student from Japan
(この学校の生徒/日本出身の生徒)
形容詞は名詞の前、前置詞句は名詞の後ろが原則。まず名詞の「性質」を前で言い、そのあとで「関係(場所・目的など)」を後ろから足します。
a small wooden box on the shelf
(棚の上の小さな木の箱)
ふつう不要です。カンマは挿入や同格など特別な場合に限られます。
the conference in Paris
(パリでの会議)
慣用で固定された前置詞は入れ替え不可です。辞書や例文でセット暗記が安全。
- at the age of 10(10歳で)
- in the middle of the road(道の真ん中に)
a boy of ten / a sign in the middle of the road
(10歳の少年/道の真ん中にある標識)
4-9. 副詞(形容詞に相当する語句)
ふつう副詞(adverb)は動詞や形容詞・副詞全体を説明しますが、一部の副詞は名詞を直接しばって説明することがあります。
とくに場所・時間の副詞が名詞のうしろに置かれて「どの〜?」をしっかり特定する用法です(例:the people outside, the concert tonight)。
まれに前から限定する副詞もあり(the then president = 当時の社長)、新聞・公文書でよく見ます。
副詞が名詞をしばるときの基本イメージ
名詞 + 副詞 のまとまりで、「場所・時間などの輪郭を後からサッと描き足す」感じ。日本語でも「外の人」「今日の会議」を「会議(があるのは)今日」のように言い換えできるのと同じイメージです。
| 代表副詞 | 意味のコアイメージ | 名詞との定番セット(例) | メモ |
|---|---|---|---|
| here / there / outside / inside / nearby / abroad / overseas / ahead / back | 場所・方向(ここ/そこ/外/中/近く/海外/前方/後方) | the people outside/the road ahead/the students here |
後置が自然 |
| today / tonight / tomorrow / yesterday / now / then | 時間(今日/今夜/明日/昨日/今/当時) | the meeting tomorrow/the issues now |
後置が自然/then/now は前置も |
| then / now(前置用法) | 時点の指定(当時/今や) | the then president/the now famous actor |
見出し文体では the then-CEO のようにハイフン表記も |
We’ll use the room inside.
(中の部屋を使います。)
Let’s confirm the schedule tomorrow.
(明日の予定を確認しましょう。)
The then president approved the plan.
(当時の社長がその計画を承認しました。)
要点チェック(実務で迷わない最短コース)
- 後置名詞 + 副詞 が基本:
the people here/the class today。*the today class は一般に不可(today’s classかthe class today)。 - 前置
then / nowは名詞の前でもOK:the then manager,the now iconic song。ニュース文体ではthen-のハイフン表記も多い。 - 意味が重い説明や長い情報は関係詞に切替え:
the students who are here for the workshop。 - 形容詞との取り違え注意:
a fast runner(形容詞)であって *a quickly runner にはならない。
All participants here must sign in.
(ここにいる参加者は全員、受付を済ませてください。)
We’ll discuss the issue now.
(その問題は今話し合います。)
The now retired engineer wrote the manual.
(今は引退したそのエンジニアが、そのマニュアルを書きました。)
まずは
outside / inside / here / there / today / tomorrow の6語だけで「名詞+副詞」を1日3文作る──この小さな達成を積むと、記憶が定着しやすくなります。
💬 例文で感覚をつかもう!(副詞が名詞をしばる)
The people outside are waiting in line.
(外にいる人たちは列に並んでいます。)
🔧 ポイント:people(人々)+outside(外で)。副詞は名詞のうしろから場所を付け足す。
🗣️ 語彙:wait in line=列に並ぶ。
The kids inside look excited.
(中にいる子どもたちはワクワクして見えます。)
語彙:kid(s)=子ども、excited=興奮して・ワクワクして。
構造:N + inside を一塊で読む → どの子ども?=中の子。
The meeting today starts at nine.
(今日の会議は9時開始です。)
today は名詞の後ろで「今日の〜」を簡潔に表現。
比較:today's meeting もOKだが、the meeting today は会話で自然。
The concert tonight is sold out.
(今夜のコンサートは完売です。)
語彙:sold out=売り切れ。
注意:*the tonight concert は不可。tonight は後ろに置くか、tonight's concert とする。
The deadline tomorrow is strict.
(明日の締め切りは厳格です。)
deadline=締め切り、strict=厳しい・厳格な。
型:N + tomorrow で「明日のN」。
The road ahead is narrow.
(前方の道は狭いです。)
ahead=前方に。road ahead は標識でもよく見るセット。
語彙:narrow=狭い(⇔ wide)。
The way back was longer than we thought.
(戻り道は思ったより長かった。)
back=後方へ・戻って。the way back=帰り道。
比較:longer than ...=「…より長い」。
The station nearby is closed.
(近くの駅は閉まっています。)
nearby=近くに。形容詞でも使われるが、ここは名詞後置の副詞的用法。
語彙:closed=閉まっている(状態)。
Our partners abroad are hiring.
(海外の提携先が採用中です。)
abroad=外国で・海外に。partners abroad=海外のパートナー。
語彙:hire=雇う、採用する。
The signs above are hard to read.
(上にある標識は読みにくいです。)
above=上に(位置)。the signs above は「上の標識」。
語彙:hard to read=読みづらい。
The room downstairs is warmer.
(下の階の部屋のほうが暖かいです。)
downstairs=下の階に・で。the room downstairs=下の部屋。
語彙:warmer=より暖かい(比較級)。
The balcony upstairs faces the park.
(上の階のバルコニーは公園に面しています。)
upstairs=上の階に・で、face=〜に面する。
構造:N + upstairs で「上階のN」。
The then CEO apologized publicly.
(当時のCEOが公に謝罪しました。)
新聞語では then-CEO のようにハイフンでつなぐ表記も。
語彙:apologize publicly=公に謝罪する。
The now global brand began as a startup.
(今や世界的なそのブランドも、もとはスタートアップでした。)
now + 名詞 で「今は〜な」。now-global brand とハイフンで連結する表記もある。
語彙:began as=〜として始まった。
The love here tonight feels real.
(今夜ここにある愛は本物だと感じます。)
場所副詞 here と時間副詞 tonight を名詞 love の後ろから重ねて限定。
語彙:feels real=本物だと感じられる。
4-9 FAQ:副詞(here / there / outside / today / then など)が名詞をしばる
基本
多くの副詞は名詞を直接修飾しませんが、場所・時間など一部の副詞は名詞の後ろに置いて特定します(例:the meeting tomorrow)。
まれに前から限定できる副詞(then, now など)もあります。
はい、*the today meeting は誤りです。次のどちらかにします:
- 後置
the meeting today - 所有格
today’s meeting
The meeting today starts at ten.
(今日の会議は10時開始です。)
代表は then と now です。ニュース文体ではハイフンで連結する表記もあります。
the then + 役職 / the now + 形容詞 + 名詞
The then president approved the plan.
(当時の社長が計画を承認しました。)
abroadは副詞限定で、名詞の前には置けません(*the abroad market は不可)。名詞をしばるときは後置:markets abroad。overseasは副詞・形容詞の両用:go overseas/overseas customers。
We will expand into the markets abroad.
(海外の市場へ進出します。)
nearは前置詞/形容詞:near the station(駅の近くに)。前からの形容詞は限定的。nearbyは副詞・形容詞:a nearby station(形容詞)/the station nearby(副詞で後置)。near toは会話ではやや冗長:near the schoolが普通。
The station nearby is convenient.
(近くの駅は便利です。)
inside / outsideは副詞(+前置詞)で、the room insideのように名詞後置でOK。indoors / outdoorsは副詞のみで、名詞後置にはふつう使いません(*the room indoors は不自然)。
The room inside is quiet.
(中の部屋は静かです。)
会話では可能です。短く、場所 → 時間 の順が読みやすいです。
the class here today
The class here today is optional.
(今日ここでの授業は任意参加です。)
長い・複雑な情報は関係詞へ切り替えます。短い情報は副詞後置で十分。
the people outside
長い
the people who are waiting outside the main gate
Please guide the visitors outside to the lobby.
(外にいる来訪者をロビーへご案内ください。)
ふつうはコンマ不要です。ひと続きの名詞句として読むからです。※挿入句として特別に区切る場合のみカンマを使うことがあります。
The meeting tomorrow will be online.
(明日の会議はオンラインです。)
会話では自然です(強調・明示の効果)。ただし冗長になりやすいので、these students だけで足りるなら簡潔に。
These students here need badges.
(こちらの学生たちはバッジが必要です。)
the way back は「戻り道」というよくあるコロケーション。同様に the road ahead, the people outside なども定番です。
The way back was scenic.
(帰り道は景色がよかったです。)
5. 形容詞の形(単一語・複合語・派生語)
英語の形容詞は、もともとの形(単一語)・語をつなげた形(複合語)・別の品詞から生まれた形(派生語)の3タイプに整理できます。 「どこから来た語か」を意識すると、-ful, -less, -able, -ish などの語尾の意味が見えて、未知語でも直感的に推測できるようになります。
Lesson 072 / Section 5まずは全体像:3つの「形」だけ押さえればOK
- 単一語:
kind(親切な),short(短い)など、1語だけで完結する形容詞。 - 複合語:
free-market(自由市場の),age-old(長年の)のように2語以上をハイフンで結んだ形。 - 派生語:名詞・動詞・形容詞に接尾辞を付けて作る。例:
hope→hopeful(希望に満ちた)、beauty→beautiful(美しい)。
This coffee is strong.
(このコーヒーは濃いです。)
She is a well-known writer.
(彼女はよく知られた作家です。)
It’s a useful app.
(それは役立つアプリです。)
学習ナビ:この記事の次はどこへ?(5-1〜5-3へジャンプ)
<a> で包むと、内部のボタン等と入れ子になりアクセシビリティ上NGです。
上記のように .stretched-link を使う方法が安全です。
5-1. 単一語:本来の形容詞(base adjectives)
単一語の形容詞は、kind / short / clean / strong のように
もともと1語で完結するタイプ。-ful や -able のような接尾辞で作った派生語や、
well-known のような複合語とは区別します。
内容は大人向けに深く、でも小学生にも届く言葉で丁寧に解説します。
要点まとめ(使い方・作り方・よくある勘違い)
be / seem / look などの後ろで補語になる(叙述用法)。
a clean room
(きれいな部屋)
The room is clean.
(その部屋はきれいだ)
very / really / quite / so などで強さを調整。
It’s very cold today.
(今日はとても寒い)
perfect, unique)には通常 very を付けません。
付けるなら absolutely / completely など。
-er/-est か more/most を選ぶ。つづりの変化も要チェック。
| パターン | 型 | 例(意味) |
|---|---|---|
| 1音節 | adj + er / est |
short → shorter / shortest(短い→より短い→最も短い) |
| -eで終わる | + r / + st |
nice → nicer / nicest |
| 子音 + 母音 + 子音 | 子音重ね + er/est |
big → bigger / biggest |
| -yで終わる | y→i + er/est |
easy → easier / easiest |
| 2音節以上(多く) | more / most + adj |
modern → more modern / most modern |
| 不規則 | 変化形を暗記 |
good/well → better/best /
bad/ill → worse/worst /
many/much → more/most /
little(量)→ less/least /
far → farther/further/farthest/furthest
|
This road is longer than that one.
(この道はあの道より長い)
She is the best player.
(彼女は最高の選手です)
strong coffee(濃いコーヒー)※*powerful coffee は一般的でないheavy rain(激しい雨)/high price(高い価格)big news(大ニュース)※*large news は不可
That’s big news!
(それは大ニュースだ!)
Your kind words mean a lot to me.
(あなたの優しい言葉は私にとって大切です)
💬 例文で感覚をつかもう!(単一語:本来の形容詞)
a quiet park
(静かな公園)
The soup is hot.
(そのスープは熱い)
S(The soup) + be + C(hot)。hot は温度が高い。
This puzzle is easy.
(このパズルはやさしい)
The water looks clear.
(その水は澄んで見える)
look は「〜に見える」の 連結動詞。後ろは名詞ではなく形容詞(clear)。
a tall building downtown
(高いビルが繁華街に)
downtown は名詞の後ろに置くのが自然。
My hands are warm now.
(今、私の手はあたたかい)
now が「いま」を示し、状態の変化も匂わせる。
The road is narrow here.
(この道はここがせまい)
here / there などの副詞と合わせて使うと具体性アップ。
a heavy bag
(重いかばん)
heavy rain(激しい雨), heavy traffic(交通量が多い)など heavy + 名詞 の組み合わせは頻出。
This box is lighter than that one.
(この箱はあの箱より軽い)
than。
This is the oldest tree in the park.
(これは公園でいちばん古い木です)
the + 形容詞-est + in(グループ)。old → older → oldest。
The sky turned dark.
(空が暗くなった)
turn + 形容詞=「〜になる」。dark=暗い(明るいは bright)。
Keep the door open.
(ドアを開けたままにしておいて)
keep + O + C。open は形容詞で O(the door)の状態を説明。副詞と取り違え注意。
Your smile is warm.
(あなたの笑顔はあたたかい)
hot smile は温度で不自然になるので注意。
5-1 FAQ:単一語(本来の形容詞)
範囲base adjectives(派生・複合ではない素の形)
関連比較級/最上級・コロケーション・連結動詞
注意-ly=必ずしも副詞ではない
英語では -ly が付いていても形容詞のままの語があります(friendly, lovely, lively など)。名詞の前に置けます。
a friendly dog
(人なつこい犬)
in a friendly way のように句で表すのが自然。文中の「役割」で判断します。名詞を説明すれば形容詞、動詞を説明すれば副詞。
a fast runner
(足の速い走者)
He runs fast.
(彼は速く走る)
段階がある形容詞(cold, easy, happy など)は very/really/quite。段階がない形容詞(perfect, unique, dead など)は absolutely/completely/totally が自然。
This plan is absolutely perfect.
(この計画は完全に完璧です)
absolutely unique を推奨。- 1音節は
-er/-est(short → shorter/shortest)。 - 2音節の一部(narrow, clever, quiet など)は
-er/-estもmore/mostも可。 - 長めの語は基本
more/most。
This street is narrower than that one.
(この通りはあの通りより狭い)
- fewer:数えられる名詞(複数)に使う:
fewer people,fewer problems - less:数えられない名詞に使う:
less sugar,less time
We need less sugar for this recipe.
(このレシピには砂糖をもっと少なくして)
Fewer students came today.
(今日は来た生徒が少なかった)
主語の状態を説明するので形容詞を使います。feel well は「体調がよい」の意味で副詞的にも使われますが、基本は feel good(気分・内容が良い)。
It smells good.
(いい匂いがする)
I feel good today.
(今日は気分がいい)
- big=物理サイズだけでなく「重要さ・印象」も(
a big decision,a big deal)。 - large=数量・規模に中立的(
a large number of)。 - great=質が高い・すばらしい(
a great idea)。
We have a large number of options.
(選択肢が多数ある)
That’s a great idea.
(それはすばらしい考えだ)
afraid / alone / alive / asleep / aware などは多くの場合「叙述用法のみ」(名詞の前に置かない)。
The child is asleep.
(その子は眠っている)
- good/well → better → best
- bad/ill → worse → worst
- little(量)→ less → least
- far → farther/further → farthest/furthest(
furtherは「さらに」の比喩的用法も広い)
We need further research.
(さらなる調査が必要だ)
名詞の前で 2語が一まとまりで名詞を修飾するときはハイフン(well-known writer)。叙述用法ではハイフンなし(She is well known.)。本節は単一語の解説なので、詳しくは 5-2 を参照。
She is well known.
(彼女はよく知られている)
5-2. 複合語:2つ以上の語でひとつの形容詞
複合形容詞(compound adjective)とは、2語以上がセットで名詞を説明する形。読み手にとって意味のかたまりが見えやすいように、名詞の前ではハイフン(‐)でつなぐのが基本です。
例:a well-known writer(よく知られた作家)/a time-saving app(時間節約アプリ)
直感イメージ:ことばをひとつに「結束」して読みやすくする道具がハイフン。
モチベUP:ハイフンのコツを押さえると、英文が一気に「プロの見た目」になります。小さな工夫で読み手の理解が大きく変わります。
要点セット(形・位置・ハイフン規則)
■ よくある型(パターン)
- 副詞 + 過去分詞/現在分詞
well-known / highly paid / fast-growing - 名詞 + 現在分詞
English-speaking(英語を話す),problem-solving(問題解決の) - 名詞 + 過去分詞
custom-made(特注の),hand-written(手書きの) - 数詞 + 名詞(単数形) + 名詞/形容詞
a 10-year-old boy,a 20-minute break - 名詞 + 名詞
part-time job,high-school student
10-year、20-minute)にするのがルール。■ ハイフンの基本:名詞の前では結ぶ/述語では外す
- 名詞の前(限定用法):
a well-known singer - 述語位置(叙述用法):
The singer is well known.(ハイフンを外す)
She is well known in our town.
(彼女は私たちの町で有名だ)
■ -lyで終わる副詞は基本ハイフン不要
highly skilled engineer や perfectly safe plan のように -ly 副詞 + 形容詞 は通常ハイフンで結ばない。例外傾向:
well-known のように well はハイフン化が定着(名詞前)。
a highly skilled engineer
(高度な技能を持つエンジニア)
■ あいまいさ回避のためのハイフン
small-business owners(小規模事業のオーナー)と small business owners(「小さな事業主たち」全般)は意味がブレる。迷ったら「ひとかたまりで読ませたい部分」をハイフンで結んで明確に。
■ ~-year-old 型:名詞の前はハイフン&単数/述語では複数形
- 名詞の前:
a ten-year-old boy - 述語:
He is ten years old.
He is ten years old.
(彼は10歳です)
■ 並び順:複合形容詞も「形容詞の順番」に従う
a beautiful small two-story houseWe bought a two-story house.
(私たちは二階建ての家を買いました)
💬 例文で感覚をつかもう!(複合形容詞 / ハイフンの使い方)
a well-built bridge
(しっかり造られた橋)
🧩 形:well + built が名詞の前で一まとまり → ハイフンで結合。
📌 ポイント:品質(「作りの良さ」)をギュッと前から説明。well はハイフン化が慣用的。
a user-friendly interface
(使いやすい操作画面)
🧩 形:user(ユーザー)+ friendly(友好的な)=「ユーザーに優しい」。
💡 -ly でも friendly は形容詞。名詞前でまとまりにしたいのでハイフン。
a long-term plan
(長期計画)
📌 名詞の前では long-term と結合。述語なら in the long term と句で表すことも。
👀 目的:意味のかたまりを前から一息で読ませるためのハイフン。
a five-minute walk
(徒歩5分)
✅ ルール:数詞+名詞は単数形にしてハイフンで結ぶ(five-minute)。
❌ a five-minutes walk は不可。
a two-year-old cat
(2歳の猫)
📌 名詞前:ハイフン+単数(year)。述語:The cat is two years old.
使い分けの視点:「名詞の前=結束」「述語=文として自然に」。
The product is high quality.
(その製品は高品質だ)
🧭 述語位置ではハイフンなしが普通(is high quality)。
名詞前なら a high-quality product とハイフンで結束。
a full-time job
(常勤の仕事)
💡 full-time / part-time は「働き方」をひとまとまりで示す慣用複合。
📝 述語では The job is full-time. とハイフンを外すことも多い。
a last-minute decision
(土壇場の決断)
🧠 ニュアンス:「直前で慌ただしく決めた」。時間的な圧迫を一塊で表す。
⚠️ last minute decision と分けると読みにくく、解釈がぶれる。
an energy-saving bulb
(省エネ電球)
🧩 形:energy(エネルギー)+ saving(節約する)。
📌 一塊にすることで「どんな電球?」が瞬時に伝わる。
a world-famous chef
(世界的に有名な料理人)
🌍 world を前置して評価(famous)を強める典型パターン。
🧭 述語なら The chef is world famous. とハイフンを外して自然。
a state-of-the-art device
(最先端の装置)
🧩 形:前置詞句全体をハイフンで連結して名詞前に。「アート(技術水準)の最先端の状態」。
⚠️ 固定表現として覚えると速い。
sugar-free snacks
(砂糖不使用のおやつ)
🍬 「〜抜き」「〜フリー」を簡潔に言える便利な複合形容詞。
兄弟語:gluten-free / dairy-free / fat-free。
stress-related illness
(ストレス関連の病気)
🧩 形:related (to ~) を名詞前で「〜関連の」と一括表示。
📌 前置詞 to は名詞前では省かれる(複合化で内包)。
low-income families
(低所得の家庭)
🧭 数詞型と同様、名詞前で意味を束ねて誤解を防止。
対義:high-income families。
a long-distance relationship
(遠距離恋愛)
💬 long-distance は「距離が長い」を一括で前置し、名詞 relationship を説明。
🪄 コロケーション:maintain a long-distance relationship(遠距離恋愛を続ける)。
5-2 FAQ:複合形容詞(compound adjectives)とハイフン
原則名詞の前で「意味の一塊」にしたいときは ハイフン(-) で結ぶ/述語位置(SVCのCなど)では多くの場合ハイフンを外す。例a well-known singer ⇔ The singer is well known.
名詞の前で「ひとつの意味ブロック」にしたい時にハイフンを使います。述語(be動詞 + C など)では通常ハイフンを外します。
a well-known author
(よく知られた作家)
The author is well known.
(その作家は有名だ)
はい。-ly副詞+形容詞は通常ハイフン不要(highly skilled, perfectly safe)。ただし well, ill, much, little などは名詞前でハイフン化が定着しやすいです(well-known, ill-equipped)。
a highly skilled team
(高度な技能を持つチーム)
はい。名詞の前では 単数形にしてハイフンで結びます:a 10-year-old boy。述語では複数形:He is 10 years old.
a ten-year-old boy
(10歳の男の子)
a ten-years-old boy は不可。基本は「意見→大きさ→年齢→色→出所→材質→名詞」。複合形容詞は一塊として扱い、全体の順番に組み込みます。
a beautiful, two-story brick house
(美しい、二階建ての、れんが造りの家)
スタイル差があります。誤解の余地がなければ high school student のようにハイフンなしでも一般的。曖昧さを避けたい/読みやすさを重視する場面では high-school student とハイフンで結ぶのが有効です。
a high-school student
(高校生)
very はふつうハイフンで結びません。複合の核だけをハイフンで結びます:a very well-known actor。
a very well-known actor
(とても有名な俳優)
原則は外しますが、固有の慣用語や名詞化に近い固定語では残ることがあります(学術用語・ブランド名など)。一般学習では「述語=外す」でOK。
The device is state of the art.
(その装置は最先端だ)
意味が二通りに読めるときは、ひとかたまりにしたい部分をハイフンで結んで明確にします。
small-business owners
(小規模事業のオーナー)
small business owners だと「小規模」の対象が曖昧になり得ます。混色や連語の色名はハイフンで結ぶのが一般的:blue-green eyes(青緑の目)。
blue-green eyes
(青緑の瞳)
複合形容詞では無理に詰めず、後置の語句(前置詞句・関係節など)で説明した方が読みやすいことがあります。
a plan for reducing energy use
(エネルギー使用を減らすための計画)
5-3. 派生語:他の品詞から派生した形容詞
派生形容詞は、名詞・動詞・形容詞などに
接尾辞(語尾)や
接頭辞(語頭)を付けて作る形です。
例:hope → hopeful(希望に満ちた)、
use → useless(役に立たない)、
read → readable(読める)。
「語尾の -ful / -less / -able は意味のヒント」を与えてくれます。
このセクションでは、よく出る 接尾辞/ 接頭辞/ つづりの変化/ 意味のニュアンス差 を、最小限の例文つきで一気に整理します。
Lesson 072 / Section 5-3▮ 派生形容詞のコア知識(形の作り方と意味の手がかり)
| 語尾 | 意味のヒント | 例 |
|---|---|---|
-ful |
〜に満ちた | hopeful(希望に満ちた)/useful(役立つ) |
-less |
〜がない | homeless(家のない)/powerless(無力な) |
-able / -ible |
〜できる | readable(読める)/accessible(アクセスできる) |
-al |
〜の、〜に関する | national(国家の)/personal(個人の) |
-ous |
〜に富む/〜な性質の | dangerous(危険な)/famous(有名な) |
-ic / -ical |
〜の、〜的な | economic(経済の)/economical(経済的=節約的) |
-ish |
やや〜/〜っぽい | bluish(青みがかった)/childish(子どもっぽい=幼稚) |
-like |
〜のような(中立) | childlike(子どもらしい=無邪気) |
-y |
〜が多い/〜っぽい | salty(塩辛い)/rainy(雨の多い) |
-en |
材質/性質 | wooden(木製の)/golden(金色の) |
-ed / -ing |
感情(人が-ed)/性質(物が-ing) |
bored student(退屈した人)/boring class(退屈な授業) |
-free / -proof |
〜が無い/〜を通さない | sugar-free(無糖の)/waterproof(防水の) |
un-(否定):unhappy(不幸な)in- / im- / il- / ir-(否定・語頭同化):impossible(p,b,mの前)/illegal(lの前)/irregular(rの前)/inaccuratenon-(非〜):nonverbal(非言語の)over- / under-(過度/不足):overconfident/underpaidpre- / post-(前/後):prewar(戦前の)/postwar(戦後の)anti- / pro-(反対/賛成):antiwar/prodemocraticmulti- / semi-(多/半):multinational/semicircular
flammable と inflammable はどちらも「可燃性」の意味になり得ます(地域差・注意表記に留意)。
- 語末 -e を保つ/落とす:
manage → manageable(gの前はe を残すで読みやすさ確保)/advise → advisable(多くはe を落とす)。 - y → i:
easy → easily/dusty → dustier(※語尾が母音+yは変えないこと多し:gray → grayer)。 - 子音重ね(アクセント直前の短母音+子音):
fit → fitter/plan → planned。
childlike(子どもらしく無邪気) vs
childish(幼稚で大人げない)
Her smile is childlike, not childish.
(彼女の笑顔は無邪気で、幼稚ではない。)
economic(経済の) vs economical(節約的な)
The policy is about economic growth and economical cars.
(その政策は経済成長と経済的=燃費の良い車に関する。)
-ed(人の感情)/-ing(物の性質)
The students were bored because the lecture was boring.
(講義が退屈だったので、学生たちは退屈した。)
💬 例文で感覚をつかもう!(派生形容詞)
She sounds hopeful about the results.
(彼女は結果について希望に満ちているように聞こえる。)
hope(希望)+-ful=「〜に満ちた」。「感情の雰囲気」をやわらかく表すのに便利。
A leafless tree looks fragile in winter.
(葉のない木は冬にか弱く見える。)
leaf(葉)+-less=「〜がない」。-lessは欠如(不足)を表すマイナスのニュアンス。
The tap water is drinkable.
(水道水は飲むことができる品質だ。)
drink+-able=「〜できる」。-ableは可能性や適性を示す定番の語尾。
The visible stars form a clear pattern tonight.
(今夜は目に見える星々がはっきりした並びを作っている。)
see(視覚)由来の派生。-ableと同様「可能」を作る仲間だが語幹により -ible が選ばれる形も多い。
This café offers a seasonal menu.
(このカフェは季節のメニューを提供している。)
season+-al=「〜の、〜に関する」。-alは「属性」や「関連」を作る基本形。
The mountain path is dangerous after heavy rain.
(大雨の後は、その山道は危険だ。)
-ous は「〜な性質を持つ」。danger(危険)→ dangerous(危険な)。
It was a historic victory, recorded in historical documents.
(それは歴史的な勝利で、歴史に関する文書に記録された。)
historic=「歴史に残るほど重要な」、historical=「歴史の・歴史に関する」。語尾違いでニュアンスが変わる代表例。
A bluish light filled the room.
(青みがかった光が部屋を満たした。)
-ish は「ちょっと〜っぽい」。色・性質の「ぼかし表現」に便利。
It’s windy today, so hold your hat.
(今日は風が強いから、帽子を押さえてね。)
wind+-y=「〜が多い/〜っぽい」。天気の形容に多用。
She bought a wooden chair.
(彼女は木製の椅子を買った。)
wood(木材)+-en=材質を表す定番の作り。
The kids were excited about the exciting show.
(子どもたちはそのわくわくするショーに興奮していた。)
-ed(感じる側)、物=-ing(感じさせる側)。
This is a sugar-free snack.
(これは無糖のおやつです。)
〜-free=「〜がない」。食品表示や広告で頻出。
I need a waterproof jacket.
(私は防水のジャケットが必要だ。)
waterproof=水を通さない。fireproof=耐火性、soundproof=防音。
He is unhappy about the delay.
(彼はその遅れに不満だ/不機嫌だ。)
un- は「否定」。happy⇄unhappy のように意味が反転。
Irregular verbs are tricky for beginners.
(不規則動詞は初心者には難しい。)
in- → im-/il-/ir- と変化(同化)する。
Nonverbal signals can be powerful.
(非言語のサインは強い影響力を持つことがある。)
non-=「〜ではない」。学術文書・仕様説明でも頻出。
He is overconfident but underprepared.
(彼は自信過剰だが、準備不足だ。)
over-=過度、under-=不足。形容詞化された分詞形も自然に使える。
The museum exhibits postwar art alongside prewar pieces.
(その美術館は戦後の美術を戦前の作品と並べて展示している。)
pre-=前、post-=後。時間軸の前後関係を一語で表せる。
The city adopted an anti-smoking rule to promote pro-environmental habits.
(その市は禁煙の規則を採用し、環境に賛成の行動を促した。)
anti-=反対、pro-=賛成・支持。立場を簡潔に示すラベル語として便利。
A multinational team sat around a semicircular table.
(多国籍のチームが半円形のテーブルを囲んで座った。)
multi-=「多い」、semi-=「半分の」。形や規模の情報を一語に圧縮。
The plan is manageable, and frequent breaks are advisable.
(その計画は無理なく処理でき、こまめな休憩は望ましい。)
manage → manageable は読みやすさのため e を残す例。advise → advisable は e を落とす例。
You are lovable just as you are.
(あなたはそのままで十分に愛される価値がある。)
love+-able=「愛すべき」。気持ちを前向きにするポジティブ形容詞の代表。
5-3 FAQ:派生形容詞(接頭辞・接尾辞・つづりの注意)
主な作り方
N/V + -ful/
N/V + -less/
V + -able/-ible/
N + -al/-ary/-ory/
Adj + -ish/-y/-en/
un-/in-/im-/il-/ir-/non- + Adj
コツ意味の核(語幹)+「向き」を足すイメージ
どちらも「〜できる」を作る接尾辞です。一般的には -able が多く、語幹がラテン系で -ible が定着している語(visible, flexible など)に -ible が使われます。辞書で確認が確実ですが、初学では「まず -able」を当ててみるのが実用的。
This bottle is reusable, and the label is hardly visible in the dark.
(このボトルは再使用でき、暗闇ではラベルはほとんど見えない。)
use → reusable(e を保つこともある)、see → visible は語幹変化+-ible固定の代表。economic=「経済の、経済学の」(分野・制度に関する)economical=「経済的な、節約できる」(無駄がない)
The plan is economic reform, but it may not be economical for small shops.
(その計画は経済の改革だが、小さな店にとって節約的とは限らない。)
-ed=人の感情(感じる側)、-ing=物や出来事の性質(感じさせる側)。
The kids looked bored during a very boring lecture.
(そのとても退屈な講義の間、子どもたちは退屈そうだった。)
意味はどれも「否定」ですが、語頭の音に合わせて同化します:in- → im-(p, b, m 前)、il-(l 前)、ir-(r 前)。un-は広く使え、non-は中立的なラベル語に便利。
It’s impossible but not illegal or irregular to try.
(挑戦することは不可能だが、違法でも不規則でもない。)
名詞の前でひとまとまりの形容詞として使うときは、ハイフンで結ぶのが基本。叙述用法(be動詞の後ろ)ではハイフンが外れることが多いです。
This is a sugar-free drink.
(これは無糖の飲み物です。)
This drink is sugar free.
(この飲み物は無糖です。)
eco-friendly company/The company is eco friendly.、waterproof jacket/The jacket is waterproof.- e を残す:
change → changeable(読みやすさのため残す) - e を落とす:
advise → advisable(語呂で落とす) - 子音重ね:
fog → foggy,sun → sunny(短母音+子音) - y→i:
happy → happier,happiness(次が母音のときはyのまま:play → playing)
The schedule is changeable, and this area is often foggy.
(予定は変更しやすく、この地域はよく霧が出る。)
-ish は「やや〜」「〜っぽい」。性質や色をぼかすのに使います。数字につくと「だいたい」の口語(six-ish=6時ごろ)。
It’s a greenish sweater, not pure green.
(それは緑がかったセーターで、純粋な緑ではない。)
-ly は通常副詞を作りますが、friendly, lively, lovely などは形容詞です。副詞にしたいときは in a friendly way など回り道表現を使います。
She gave me a friendly smile.
(彼女は親しげな笑顔を向けた。)
She smiled friendly. → 〇 She smiled in a friendly way.名詞の前で「数詞-名詞-過去分詞」はハイフンで結び、名詞は単数形にします。叙述用法では分けて書きます。
a 10-year-old boy
(10歳の少年)
The boy is 10 years old.
(その少年は10歳だ。)
一般的な順序では「意見 → 大きさ → 年齢 → 形 → 色 → 出身 → 材質 → 目的 → 名詞」。派生形容詞の -en(wooden など)や国名由来(Japanese など)は名詞に近い位置です。
a beautiful small old Japanese wooden box
(美しい・小さな・古い・日本の・木製の箱)
🧾 総まとめ:形容詞の「置き場所・形・機能」を一気に整理
形容詞は名詞の性質(どんな?)を説明する語です。名詞の前に置いて直接説明(限定用法)したり、
be動詞などの後ろで状態を言い切る(叙述用法)ことができます。
たとえば、a small bag(小さなカバン)/
The bag is small.(そのカバンは小さい)のように、
同じ形容詞でも位置が変わると役割の見え方が変わります。
This soup is hot.
(このスープは熱い。)
名詞の前に形容詞を並べるときの大原則(OSASCOMP)
形容詞を2つ以上ならべるときの自然な順番を
O-S-A-S-C-O-M-P(Opinion, Size, Age, Shape, Color, Origin/Type, Material, Purpose)
と覚えておくと通じやすく、英語らしい語順になります。
| 意見 Opinion |
大きさ Size |
年齢 Age |
形 Shape |
色 Color |
出身・種類 Origin/Type |
材質 Material |
目的 Purpose |
名詞 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
beautiful |
small |
old |
round |
red |
Japanese |
wooden |
coffee(目的) |
cup |
|
自然な並び
a
beautiful
small
old
round
red
Japanese
wooden
coffee
cup
I bought a beautiful small old round red Japanese wooden coffee cup. (私は美しくて小さくて古い丸い赤い日本の木製のコーヒーカップを買いました。) |
||||||||
- ふつうは2~3語まで。長くなるなら
a cup made of woodやa cup from Japanのように、前置詞句・関係節で言い換えると読みやすい。 - 目的(Purpose)は
sleeping bag/running shoesなど 「-ing形+名詞」や名詞で表すことが多い。 - OSASCOMPは絶対規則ではなく目安。強調目的で順序を変えることもあり得ます。
よくあるミス → その場で直すコツ
| 症状 | 修正の型(ルール) | ワンポイント |
|---|---|---|
|
形容詞と副詞を取り違える × He runs quick. |
動詞を説明=副詞/名詞・主語の状態=形容詞✔ He runs quickly.
|
be / seem / feel の後ろは形容詞になりやすい(状態):
feel good。well は「健康に」「上手に」など副詞。
|
|
複合形容詞のハイフン抜け × a ten minute break |
数詞 + 単数名詞で名詞を前から修飾するときはハイフンで結ぶ✔ a ten-minute break
|
叙述用法では外れることが多い:
The break is ten minutes.
|
-ed / -ing の混同× I am boring. |
-ed=感じる側/-ing=感じさせる側✔ I am bored. /
The movie is boring.
|
主語が人なら -ed、主語が物・出来事なら -ing が基本。
|
-able / -ible のつづり迷い |
原則は -able 優勢:usable / readable。語幹と結びつきが強いものは -ible:visible, possible。
|
迷ったら辞書確認。学習のコツ:自分語彙帳に「-ableで覚えるリスト」を作る。 |
| OSASCOMPの順番違いで不自然 | 意見→大きさ→年齢→形→色→出身→材質→目的→名詞 の目安にそろえる |
× a Japanese small company →
✔ a small Japanese company
|
| 形容詞が後ろに「何か」をとる型の見落とし |
afraid of A/eager to V/
ready for A/aware that節 など
|
辞書で前置詞・to不定詞・that節の有無を要確認。 付くものが変わると意味も変わる場合があります。 |
She speaks clearly.
(彼女ははっきり話す。)※speaksは動詞→副詞で説明
We took a five-day trip.
(私たちは5日間の旅行をした。)
💬 ミニ例文カード(確認用)
The coffee is bitter.
(そのコーヒーは苦い。)
🔧 bitter は「名詞の性質」。be の後ろで主語の状態を説明=形容詞。
📝 名詞の前に置くと a bitter coffee(限定用法)。位置によって役割が変わる。
a nice small blue notebook
(素敵で小さな青いノート)
順番は Opinion → Size → Color の自然な流れ。3語までが読みやすい目安。
I was bored during the long meeting.
(長い会議の間、私は退屈していた。)
-ed:感じる側(人の気持ち)。 -ing:感じさせる側(物・出来事)。
例:The meeting was boring.(会議が退屼な)
a two-hour class
(2時間の授業)
two hours が名詞の前で形容詞化するときは ハイフンで結び、名詞を単数形に。
the best option available
(利用可能な最良の選択肢)
available / present / possible / alone / alike などは名詞の後ろに来やすい。
The elderly need comfortable seats.
(お年寄りの人々は座りやすい席を必要としている。)
the + 形容詞 で「〜な人々」。可算扱いではなく複数の集団として捉える。
She is proud of her team.
(彼女は自分のチームを誇りに思っている。)
proud of/afraid of/good at など、前置詞が相棒の形は暗記が近道。
We are ready to start.
(私たちは始める準備ができている。)
ready / eager / willing / easy などは to 不定詞 を後ろに取りやすい。
I love your kind heart.
(あなたの優しい心が大好きです。)
kind は「親切な・優しい」。your kind heart のように名詞の前で人柄を表せる。
a cheap little black car
(安くて小さな黒い車)
× a black cheap little car は不自然。英語は「主観→客観」の順で並べると通じやすい。
She looks happy today.
(彼女は今日幸せそうだ。)
look / feel / sound / taste / smell の後ろは形容詞で「どんな様子か」を述べる。
Keep the door open.
(ドアを開けたままにしておいて。)
keep / make / find / paint などは O + 形容詞 で「Oを〜にする/保つ」を表す。
🔁 次におすすめのレッスン
「形容詞の種類」を学んだら、用法→数量→数詞→副詞の順で広げると理解がスムーズです。