📚 クイックナビ
📚 英文法 全120 Lesson

注意すべき副詞の用法

このレッスンでは、 very / muchago / beforealready / yet / stillever / once意味の違い置く場所(語順)を、だれにでもわかるように丁寧に整理します。
まずは全体像をつかんで、「どんなときにどれを使うの?」が一目でわかるようにしましょう。

Lesson 080

副詞は「どれくらい? いつ? どのように?」などを説明して、文の意味をくわしくしてくれる言葉です。 ただし、very と much のように似ているのに使い方が違うペアがたくさんあります。

意味の軸」と「置く場所」の2点をセットでおさえると、迷いが減ってグッと読み書きがラクになります。

目次

1. very と much の使い分け

very原級(ふつうの形)の 形容詞・副詞 を「とても」にします。
much比較級・最上級・動詞 の「差の大きさ/程度」を広げます。 まずは対象を見るだけで自動的に選べるようにしましょう。

🔍 用語のやさしい説明

  • 原級:形容詞や副詞の基本形(例:cold, clear)。→ very cold, very clear
  • 比較級:「より〜」(例:faster, more useful)。→ much faster
  • 最上級:「いちばん〜」(例:the best, the most efficient)。→ much the best
  • 動詞:動作や状態のことば(例:like, appreciate)。肯定は very much、否定/疑問は much が基本。
  • 分詞形容詞-ing/-ed の形容詞(例:interesting / interested)。ふつうは very を前に置く。
対象:原級(形容詞/副詞)→ very 比較・最上 → much / much the + 最上級 動詞:肯定 very much / 否定・疑問 much 分詞形容詞:very + -ing/-ed(定型:much-loved 等)

The room is very quiet.

(その部屋はとても静かだ。)

We enjoy working together very much.

(私たちは一緒に働くのがとても楽しい。)

🌱 モチベUP:迷ったら対象を確認。「原級なら very、比較/最上・動詞なら much 系」— この合言葉で一気に速くなります。
Lesson 080 / Section 1

俯瞰チャート:どれに何をつける?

迷ったら対象を見ます。原級なら very、比較や最上なら much、動詞は文の極性(肯定/否定/疑問)で決める――これが最短ルートです。

対象 使う語 置く場所(語順) 最小例 注意
原級の形容詞 原級 very 形容詞の very easy 自然で口語的。ニュアンス=「とても」。
原級の副詞 原級 very 副詞の very clearly 動作のしかたを強調。
比較級(形/副)比較 much 比較級の much faster × very faster は不可。
最上級 最上 much much the + 最上級 much the best themuch を置く定型。
動詞(肯定文)動詞 very much 目的語の後ろが基本 like it very much × I very like it.
動詞(否定・疑問)動詞 much 文末に置かれることが多い don’t like it much 否定・疑問なら much 単独が自然。
例外動詞(prefer/appreciate など) much + 動詞 動詞の much prefer A to B 書き言葉寄りだが頻出の型。
-ing/-ed分詞形容詞 very(が基本) 分詞の very interesting / very surprised much loved など定型もある(文体差)。

This is much the best option.

(これは断然いちばん良い選択だ。)

I don’t like coffee much.

(コーヒーはあまり好きではありません。)

🎯 まずは表を見ながら「対象 → ルール」を口に出して練習すると、選択が自動化します。

-ing / -ed(分詞)のコツ:意味の違いと very の基本

分詞は形容詞のはたらきをします。-ing は「人や物が させる 側(能動)」 、-ed は「人が 感じる 側(受動)」を表すのが基本です。小学生にも伝わる言い換えをすると、 -ing=つまらせる/わくわくさせる-ed=つまらないと感じた/わくわくした です。 どちらも形容詞なので、ふつうは very を前に置いて「とても〜」と強められます。

意味の向き よくある語 自然な強め方 ポイント
-ing(現在分詞) 能動(させる interesting / exciting / boring / surprising very interesting, very exciting 物・出来事が人をそういう気持ちにさせる
-ed(過去分詞) 受動(感じる interested / excited / bored / surprised very interested, very surprised 人の感じ方・状態を表す(感じた結果の状態)。

最小限の例で「向き」を確認

The movie was very exciting.

(その映画はとてもわくわくさせる作品だった。)

I was very excited.

(私はとてもわくわくした。)

-ing / -ed(分詞)のコツ:much + 過去分詞 の使い方と現代英語の自然さ

過去分詞(-ed 形容詞)はふつう very で強めますが、受動(〜されている)を強く言いたいとき、 または書き言葉の決まり文句では much + 過去分詞 がよく使われます。会話では very のほうが自然な場面が多く、much + 過去分詞 はやや改まった響きになります。

  • 基本 状態を述べるなら very + 過去分詞 が自然: very surprised / very interested / very tired
  • 定型・書き言葉 受動の性質が強い評価語は much + 過去分詞 がよく定着: much loved(とても愛されている)、much admired(非常に称賛されている)、 much anticipated(大いに待ち望まれた)
  • 名詞を前から修飾 連語ではハイフンで1語化することが多い: a much-loved teacher / a much-needed break / a much-talked-about issue
  • 受動文の評価 受動文で評価を足す言い方: Your help is much appreciated.(あなたの助力は大いに感謝されています) /より口語的には … is very much appreciated. もよく使われます。

最小限の例で「文体差・定型」を確認

The book is very popular and very admired.

(その本はとても人気があり、とても称賛されている。)

Her late mentor was a much-loved teacher.

(彼女の亡き指導者は多くの人に深く愛された先生だった。)

Your support is very much appreciated.

(あなたのご支援に心から感謝しています。)

💬 例文で感覚をつかもう!(very / much)

原級(形容詞) S be C

The weather is very cold today.

(今日はとても寒い。)

🧩 very原級の形容詞を強める語。「とても〜」の意味。

例:very cold / very tall / very busy。比較級には使わない(× very colder)。

原級(副詞) 副詞修飾

He speaks very slowly.

(彼はとてもゆっくり話します。)

slowly は動作のしかたを表す副詞。原級の副詞も very で強められる。

セットで覚える:very clearly / very carefully / very quickly

比較級 A be 比較級 than B

This laptop is much lighter than mine.

(このノートPCは私のものよりずっと軽い。)

much比較級lighterなど)の前で差を大きくする。「はるかに/ずっと」。

× very lighter は不可。比較級は much を使う。

比較級(副詞) 副詞比較

He replied much faster than we expected.

(彼は予想よりずっと早く返事をくれた。)

faster は副詞 fast の比較級。副詞の比較級も much で強める。

同型:much earlier / much better / much more quickly

最上級 定型

She is much the most talented in the team.

(彼女はチームの中で群を抜いて才能がある。)

much the + 最上級 は「断然〜」。themuch を置くのが定型。

例:much the best / much the most efficient / much the least expensive

動詞(肯定) 語順

We appreciate your patience very much.

(あなたのご辛抱にとても感謝しています。)

肯定文の動詞は very much が基本。× We very appreciate... は不可。

語順は「目的語後ろvery much」:appreciate it very much

動詞(否定) 頻度

I don’t go out on weekdays much.

(平日はあまり外出しません。)

否定文では much 単独が自然。「あまり〜しない」。

応用:don’t study much / don’t cook much / don’t travel much

動詞(疑問) 経験

Do you travel abroad much?

(海外旅行はよくしますか/たくさん行きますか。)

疑問文でも much を単独で使える。「どのくらいの頻度?」のニュアンス。

答え方:Yes, quite a bit. / Not much.

例外動詞 書き言葉寄り

I much prefer emails to phone calls.

(電話よりメールのほうがずっと好きです。)

prefer / appreciate / admire / enjoy / regret などは much + 動詞 の語順も可(やや硬い)。

口語なら I prefer ... much more. よりも much prefer の固定型が簡潔。

分詞(-ing) 能動:〜させる

The lecture was very boring.

(その講義はとても退屈させる内容だった。)

boring は人を「退屈させる」性質。very + -ing が自然。

対になる bored は「退屈した」=感じ手側。

分詞(-ed) 受動:感じる

I’m very interested in astronomy.

(私は天文学にとても興味がある。)

interested は「興味を感じた状態」。very + -ed がいちばん自然。

似た語:very tired / very surprised / very satisfied

受動評価/定型 名詞修飾

We took a much-needed break.

(私たちはぜひ必要だった休憩を取った。)

much + 過去分詞 は評価の定型。名詞の前ではハイフンで1語に:much-needed

同型:much-loved teacher / much-anticipated event / much-talked-about issue

受動評価/定型 名詞修飾

The much-anticipated sequel finally arrived.

(その待望の続編がついに出た。)

anticipated=「期待された/待ち望まれた」。much-anticipated は「大いに待ち望まれた」。

ニュースやレビューで頻出の書き言葉表現。

恋愛 動詞(肯定)

I love you very much.

(あなたのことをとても愛しています。)

肯定の動詞は very much が基本形。丁寧・まっすぐな言い方。

カジュアルなら I love you so much. もOK(感情が強めに響く)。

比較級(more型) 変化の強調

She is much more confident than before.

(彼女は以前よりずっと自信がある。)

more + 形容詞 の比較級も much で強める。

× very more confident は不可。

関連表現 注意

The coffee is much too bitter for me.

(このコーヒーは私にはとても苦すぎる。)

much too + 形容詞=「(程度が)〜すぎる」。too much は名詞を修飾(量が多すぎ)。

対比:much too hot(温度が高すぎ)/too much coffee(コーヒーの量が多すぎ)。

1-FAQ:very / much でよくある疑問

主なテーマ very + 原級much + 比較級・最上級・(否定/疑問の)動詞very much の語順・感情の強さ/関連表現(by far / way / too much / much too など)

要点 very原級(ふつうの形)を強める語。faster / more efficient のような比較級は、差の大きさを測るため much + 比較級 を使います。

This route is much faster.

(このルートのほうがずっと速い。)

口語では way / far / a lot も使えます(例:way faster)。

語順の型 基本は 動詞 + 目的語 + very much。ただしフォーマル寄りでは分離配置も可能:I very much appreciate it.

I very much appreciate your help.

(あなたの助けにとても感謝しています。)

× I very appreciate ... は不可(very 単独は動詞を直接強められない)。

ニュアンス very much は丁寧で中立。so much は感情が強めに響きます(驚き・感嘆・親しみ)。

I miss you so much.

(あなたがすごく恋しい。)

ビジネス文書なら We appreciate your support very much. のほうが安全。

  • too much + 名詞:量が多すぎ(例:too much sugar)。
  • much too + 形容詞/副詞:程度が強すぎ(例:much too hot)。

This soup is much too salty.

(このスープはしょっぱすぎる。)

いずれも差の大きさを強めます。フォーマル度は by far(最も書き言葉)→ fara lotway(口語的)の順。

This is by far the best option.

(これは断然いちばん良い選択だ。)

比較級なら much/far/a lot/way + 比較級、最上級なら by far + the + 最上級 がよく使われます。

much は名詞(特に不可算名詞)の量も表せますが、肯定文ではやや堅いので a lot of / lots of が自然。 否定・疑問では much がふつうに使われます。

Do you have much time?

(時間はたくさんありますか。)

肯定なら:I have a lot of time. がより自然。

例外的に very が名詞の前に来ると「まさに/ちょうどその」の意味になります(程度ではなく指示の強調)。

This is the very thing I needed.

(これは私が必要としていたまさにその物だ。)

他にも the very beginning(まさに最初)、that very day(その当日)など。

現代英語では、状態を表す過去分詞は very が自然(very tired / very surprised)。 書き言葉や決まり表現では much + 過去分詞much loved / much appreciated)もあります。

Your help is very much appreciated.

(あなたの助力には大いに感謝しています。)

very much + 過去分詞 も丁寧な型としてよく使われます。

  • Much appreciated.=「本当に助かります」※省略された丁寧表現(フォーマル寄り)。
  • Very much so.=前の発言に強く同意「ええ、まったくその通りです」。

“Thanks for waiting.” — Much appreciated.

(「お待たせしました」—「感謝します。」)

いずれも程度を強める語ですが、使いどころが違います。pretty(口語・やや軽い)、 rather(ややフォーマル・否定評価で用いられがち)、 quite(英米差あり)、extremely(非常に強い)、 highly(評価語と相性:highly recommended)、 deeply(感情・影響:deeply moved)。

The film was highly recommended by critics.

(その映画は批評家から非常に高く推薦された。)

まずは very(原級)/much(比較級・最上級・動詞)を基準にし、必要に応じて置き換えましょう。

はい。so very + 形容詞感情の強さをさらに高めます。文語・詩的寄りですが会話でも使われます。

I’m so very sorry.

本当にとても申し訳ありません。)

ビジネスでは多用しすぎると感情過多に見えるため、状況に合わせて。

2. ago と before の使い分け

ちがいは基準点です。
agoいつも「今」を基準に「〜前」。
before文脈で決まる時点(過去・未来を含む)より「前」を表します。

🔍 用語のやさしい説明

  • 基準点(reference point):時間をはかる出発点。「今」なのか、「会議の日」「彼が言った時」なのか。
  • 期間(duration):どれくらい前か(例:ten minutes, two days, three years)。
  • 相性のよい時制ago × 過去形before ×(現在完了・過去完了・過去形)
今基準:… ago 文脈基準:… beforebefore + 名詞/節 報告文:ago → before/earlier

She left ten minutes ago.

(彼女は10分前に出発した。)

We finished the report two hours before the deadline.

(私たちは締め切りの2時間前にその報告書を仕上げた。)

🌱 モチベUP:まず基準点を声に出す(今? それとも会議の日?)。それだけで ago / before が瞬時に決まります。
Lesson 080 / Section 2

タイムラインで直感理解

図としては「今を起点に巻き戻す」のが ago、 「文脈のある時点を起点に巻き戻す」のが before です。 まずは2本のレーンでイメージを固めましょう。

ago(今が基準)
Now three years Event three years ago

「今」からどれくらい前かだけを言う。時制はふつう過去形

We started the project two months ago.

(私たちは2か月前にこのプロジェクトを始めました。)

before(文脈の時点が基準)
Ref. time two days Event two days before

会議の日彼が言った時など、文脈で決まる基準からどれくらい前かを言う。
経験なら現在完了、過去の時点に対しては過去完了が相性よし。

We finished the draft two days before the meeting.

(私たちは会議の2日前に原稿を仕上げました。)

He said he had met her two days before.

(彼は彼女に2日前に会っていたと述べました。)

文型&時制の相性クイック表

ポイントは「基準点」×「時制」の組み合わせです。ago今基準なので 過去形と相性バツグン。before文脈の時点が基準なので、 経験をつなぐ現在完了、過去の時点よりさらに前を示す過去完了と仲良しです。

基準点 使う語 推奨時制 基本の型 ミニ例(正) 注意・NG
今(現在) ago 過去形 期間 + ago(文末が多い) I met her two years ago. × I have met her two years ago.I met ... two years ago.
文脈の時点(経験が今へ) before(副詞) 現在完了 have/has + pp + before I have seen this before. 「以前に」の経験。ago は使わない。
文脈の時点(過去の時点より前) before 過去完了 had + pp + 期間 + before He had left two days before. 報告文(間接話法)で ago → before/earlier に置換。
文脈の時点(名詞を基準) before + 名詞 過去形/完了形 期間 + before + 名詞 two hours before the meeting the day before=「前日」の固定表現。
文脈の時点(節を基準) before + S + V 任意(未来計画も可) V ... before S V Call me before you leave. 未来の締め切りは before Fridayagoは未来に使えない)。
未来の完了(参考) before / in 未来(will) will V ... before 時点 / in + 期間 I'll finish it before noon. / in two days × *two days ago(未来文では不可)。

型の確認(必要最小限)

They arrived three hours ago.

(彼らは3時間前に到着した。)

We had finished the slides two days before.

(私たちはその時点の2日前にスライドを完成させていた。)

before の3役をまとめて把握

before1語で3つの役をこなす「カメレオン」。単独で使う副詞名詞の前に置く前置詞文(S+V)をつなぐ接続詞の3タイプを区別しておくと、読むのも書くのも迷いません。

品詞 意味・使いどころ 形(型) よくある相性 注意
副詞 「以前に」「前に」。
単独で置ける(後ろに名詞は来ない)。
... before. 現在完了(経験)と相性◎ I have seen it before. ago と混同しない(基準は文脈)。
前置詞 「〜の前に」。
後ろに名詞名詞句
before + 名詞 時刻・日時・出来事 before noon / before the meeting the day before=前日(固定句)。
接続詞 「〜する前に」。
後ろは節(S + V)
before + S + V 予定・手順・条件 Save your work before you exit. 未来の予定もOK:before I leave

3つの役を1つずつ確認

I’ve heard this song before.

(この曲は前に聞いたことがある。)

Please arrive before sunset.

日没の前に到着してください。)

Double-check the address before you send the package.

(荷物を送る前に住所を二重チェックしてください。)

語順と固定表現

ago期間 + ago の塊で使い、たいてい文末に置く」、 「before副詞(単独)・前置詞before + 名詞)・接続詞before + S + V)の どれでも使え、文頭/文中/文末のどこにでも置ける」のが基本です。まずはよく出る語順の型定番表現をまとめて押さえましょう。

言いたいこと 使う語 語順の型 ミニ例 メモ
「今から◯◯前」 ago 期間 + ago(文末/文頭+カンマ) I started three years ago.Three years ago, I started ... 基準は常に「今」。時制は過去形が自然。
「過去の基準から◯◯前」 before 期間 + before He had left two days before. 基準は「その時点」。過去完了と好相性。
「◯◯の前に(名詞)」 before + 名詞 期間 + before + 名詞 two hours before the meeting 名詞の直前に置く前置詞用法。
「以前に(経験)」 before(副詞) ... before.(文末) I have seen it before. 現在完了(経験)と相性◎。名詞は後ろに置かない。
「すぐ直前に」 just/right before (just/right) before + 名詞/節 right before the classjust before I left right は「まさに」、just は「ちょうど」。
「前日/その前の夜」 the day before 名詞句として使用 We met the day before. 固定句。「前日」を一言で言える便利表現。
「昔/つい最近」 long/ages agonot long agoa while ago 副詞句(文末が多い) They lived here long ago. カジュアルに頻出。時間感覚の幅を出せる。
未来の「〜までに/〜前に」 by / before / in by + 時点before + 時点in + 期間 I'll finish it before noon.in two days × 未来で *two days ago は使えない。

型の確認(必要最小限)

Our train left ten minutes ago.

(私たちの電車は10分前に出発した。)

Submit the form before Friday.

金曜日より前にその書類を提出してください。)

報告文(間接話法):agobefore / earlier に変える

だれかの発言をあとから伝える(= 報告する)ときは、時間の基準点が「発言した当時の 」から 「報告している時点」へ移動します。ago は「今から〜前」を意味するので、基準が移動するとそのまま使えず、 代わりに before(副詞)や earlier を使うのがルールです。

基本の型(直説 → 報告)

  • 直説:He said, “I met her two days ago.”
    報告:He said (that) he had met her two days before/earlier.
  • 直説:She said, “We finished it an hour ago.”
    報告:She said (that) they had finished it an hour before/earlier.
  • 例外(報告が現在なら基準は今のまま):
    He says he met her two days ago.says なので ago を維持)
直説(もとの語) 報告(置き換え) メモ
… ago … before / … earlier two days before / earlier 基準が移動(「今」ではなく「彼が言った時」)。
yesterday the day before / the previous day He said it happened the day before. 「前日」の固定句。
last night/week/year the previous night/week/year the previous week previous = 「前の」。書き言葉寄り。
now / today / here then / that day / there He said he was there then. 時間・場所の指示語も基準に合わせて変化。

報告文としての完成形(必要最小限)

He said they had finished the work an hour before.

(彼は、その仕事を1時間前に終えていたと述べた。)

She explained she had met him two days earlier.

(彼女は、彼に2日前に会っていたと説明した。)

He says he met her two days ago.

(彼は「2日前に彼女に会った」と今言っている。)

💬 例文で感覚をつかもう!(ago / before)

ago(今が基準) 過去形

I visited the museum two weeks ago.

(私はその博物館に2週間前に行きました。)

期間 + ago は「今から〜前」。動詞は過去形が基本。

期間(two weeks)+agoひとかたまりで覚えよう。

ago 語順

Two years ago, our team started this project.

2年前、私たちのチームはこのプロジェクトを始めました。)

期間 + ago文頭にも置ける(カンマを忘れない)。

語順を変えても意味は同じ。文のリズムで選択。

ago 慣用

The castle was built long ago.

(その城はずっと昔に建てられました。)

long ago=「遠い昔に」。期間を具体化しない「昔」を言う便利なセット。

近い場合は not long ago(この下の例)を使う。

ago ニュアンス

We spoke on the phone a while ago.

(私たちは少し前に電話で話しました。)

a while ago=「少し前」。not long ago=「つい最近」。どちらも具体的な時間はぼかす。

例:I saw him not long ago.(彼にはこの前会ったよ)

before(副詞) 現在完了

I have tried this dish before.

(私はこの料理を前に食べたことがあります。)

before単独で文末に来ると「以前に」の経験を表すことが多い。

経験=have/has + 過去分詞(現在完了)と相性抜群。

before + 名詞 締め切り

Please check in before the interview.

面接の前に受付を済ませてください。)

before + 名詞 は「〜の前に」。基準点が名詞で示される。

他:before the exam / before the flight など。

before + S + V 手順

Charge your phone before you leave home.

(家を出る前にスマホを充電しておいてね。)

before + S + V出来事の順番をはっきり示せる。

未来の予定でもOK:before I go / before we start

just / right before 直前

She called me just before the storm started.

(彼女は嵐が始まる直前に電話をくれた。)

just/right は「ちょうど/まさに」の強調。時間の近さを追加できる。

例:right before the class(授業の直前)。

固定表現 the day before

We packed the day before the trip.

(私たちは旅行の前日に荷造りをした。)

the day before=「前日」。the night before なら「前の晩」。

報告文でも使いやすい万能フレーズ。

報告文 ago → earlier

He said he had emailed me two hours earlier.

(彼は、私に2時間前にメールを送っていたと述べた。)

直説の two hours ago は、報告では two hours earlier/before に。

基準が「いま」→「彼が言った時」に変わるから。

報告文 語の置換

She reported they had arrived the previous day.

(彼女は、彼らが前日に到着していたと報告した。)

yesterdaythe day before / the previous day が報告文の定番。

同様に last weekthe previous week

before + S + V 過去完了

They had left the office an hour before I arrived.

(彼らは私が到着する1時間前に会社を出ていた。)

2つの過去に前後があるとき、先に起きたほうを had + 過去分詞(過去完了)で示す。

an hour before のように「期間 + before + 節」が自然。

before + 時点 未来

I’ll call you before 7 p.m.

午後7時前に電話します。)

未来の予定は before + 時点in + 期間in two days)。

× *two days ago(未来文では使えない)。

before(副詞) 語順

I have seen this logo before somewhere.

(このロゴはどこかで前に見たことがある。)

before は副詞なので単独でOK。文末が自然だが、文中に挿入することもある。

経験の現在完了と相性◎:have seen / have tried / have met + before

2-FAQ:ago / before のよくある疑問

基準点 ago=「今」基準before=文脈の時点基準 相性のよい時制 ago × 過去形before × 現在完了・過去完了・過去形

ago は「今から〜前」=過去の一点を言うだけ。
since は「〜以来」=過去の一点から今までの継続を表し、現在完了(継続)と組みます。

I moved here two years ago.

2年前にここへ引っ越した。)

I have lived here since 2023.

2023年からずっとここに住んでいる。)

置き換え不可:× I have lived here two years ago.

いいえ。ago の前は期間(長さ)だけが置けます(two hours / three days など)。
時刻や日付は at 5 p.m. / on Monday のように別の前置詞を使います。

The meeting ended two hours ago.

(会議は2時間前に終わった。)

× *at 5 p.m. agoat 5 p.m. だけでOK。

どちらも「おととい」ですが、the day before yesterday日付カレンダー寄りの言い方、two days ago経過時間寄り。どちらも自然です。

I met him the day before yesterday.

(彼にはおととい会った。)

I met him two days ago.

(彼には2日前に会った。)

  • by + 時点:「その時点までに(含む)」→ 期限に間に合えばOK
  • before + 時点:「その時点より前(含まない)」→ 期限より前に終えておく。

Please submit the report by Friday.

(報告書は金曜までに提出してください。)

どちらも ago とは役割が違う(agoは過去へさかのぼる表現)。

  • earlier:会話でも文書でも◯。「さっき/先ほど/もっと前に」。
  • previously:やや書き言葉。「以前に」(情報の前振り)。
  • prior to + 名詞:フォーマル。「〜に先立って」。

We discussed it earlier.

(それについては先ほど話し合いました。)

before と意味は近いが、文体・品詞が違う点に注意。

普通は earlier today(今日のもっと前の時間)が自然。before today は「今日より前の任意の日」という広い意味で、文脈が固いときに限られます。

I called him earlier today.

(今日の先ほど彼に電話した。)

目安や強弱をつける副詞がよく使われます:about two years ago(約2年前)/almost two years ago(ほぼ2年前)/over two years ago(2年以上前)。

We met about two years ago.

(私たちは約2年前に出会った。)

× *very two years agovery は数量の名詞には使えない)。

いいえ。beforewhen は役割が重なるので普通は重ねません。
before + S + Vtwo days before など、どちらかにしましょう。

He left before I arrived.

(彼は私が到着する前に出発した。)

  • before long=「まもなく」(未来寄りの見通し)。
  • long before=「ずっと前に」(過去寄り)。

It will be ready before long.

(それはまもなく準備が整う。)

He knew the answer long before.

(彼はずっと前に答えを知っていた。)

ふつうは文末に置きますが、テーマ化して文頭に出すことも可能です(その場合はカンマを置く)。

We started three months ago.

(私たちは3か月前に始めた。)

Three months ago, we started.

3か月前、私たちは始めた。)

使えます。ago時制そのものではなく「今からどれくらい前」を示す副詞句なので、進行形や受動態にも付きます。

I was working two hours ago.

2時間前、私は仕事をしていた。)

ただし「完了の経験」とは組み合わせない:× I have worked two hours ago.

3. already / yet / still の使い分け

核心は時間の状態です。
already完了もう終わった)/ yet未完・確認まだ終わっていない/もう終わった?)/ still継続今もなお続いている)。
まずはこの「完了・未完・継続」の3本柱で迷いをなくしましょう。

🔍 用語のやさしい説明

  • 完了(completion):やるべきことが終わった状態。例:already
  • 未完(incompletion):まだ終わっていない状態、または「終わったか」を確認。例:yet
  • 継続(continuation):ある状態や動作が今も続いている。例:still

まずは「置き場所」の第一感

  • already助動詞/Be動詞の直後 or 一般動詞の直前(例:has already finished / is already open / already know
  • yet否定・疑問の文末が基本(例:I haven’t finished yet. / Have you finished yet?
  • stillBe/助動詞の直後 or 一般動詞の直前(例:is still here / can still work / still lives

I have already finished.

(もう終えました。)

I haven’t finished yet.

(まだ終えていません。)

I’m still working.

(今も作業中です。)

Lesson 080 / Section 3

俯瞰チャート:どこで何を使う?

文の種類(肯定/否定/疑問) × 時間の状態(完了/未完/継続)」で一望します。
表の「例」は型(パターン)にとどめ、下に最小限の例文を添えました。

文の種類 典型ポジション(語順) 型(パターン) 意味・ニュアンス
肯定 already 助動詞/Beの直後/一般動詞の直前 have/has already + ppalready + V 「もう、すでに」完了。想定より早い含みも。
疑問(驚き) already 助動詞/Beの直後 Have/Has S already + pp ... ? 「もう終わったの?」という早さへの驚き
否定 yet 文末 have/has not + pp + yet 「まだ〜していない」=中立的な未完。
疑問(確認) yet 文末 Have/Has S + pp + yet ? 「もう〜した?」=完了の有無を確認。
肯定(継続) still Be/助動詞の直後 or 一般動詞の直前 is/are still ...can still Vstill V 「今もなお」続いている/変わっていない。
否定(強め) still still + not の順 S still + aux + not + V not yet より強い未達(もどかしさ)。

型を短文で確認(必要最小限)

She has already left.

(彼女はもう出発しました。)

Have you finished yet?

(もう終わりましたか。)

He still hasn’t called.

(彼はいまだに電話をしてきません。)

位置と語順(置く場所のルール)

3語の置き場所は動詞の種類(Be動詞/助動詞/一般動詞)と文のタイプ(肯定・否定・疑問)で決まります。
「どの直後・直前に置くか」を型で覚えると、ミスが激減します。

典型ポジション 型(パターン) ミニ例 メモ
already Be/助動詞の直後/一般動詞の直前 is/are/am already + C
have/has already + pp
already + 原形/三単現
She has already booked.
They already know.
会話では文末 … finished already もあり(地域差)。学習基本は上記配置。
yet 否定・疑問の文末(ほぼ固定) have/has not + pp + yet
Have/Has S + pp + yet ?
We haven’t decided yet.
Has the train left yet?
肯定文の yet は「それでも」の接続詞用法(別物)。時間副詞としては否定・疑問に。
still Be/助動詞の直後 or 一般動詞の直前 is/are still + C/ing
aux still + V
still + V
The store is still open.
He still works here.
否定は still + not の順(例:He still hasn’t replied.)。

配置の型を短文で確認(必要最小限)

She has already booked the tickets.

(彼女はもうチケットを予約しました。)

Has the train left yet?

(列車はもう出発しましたか。)

He still hasn’t called me back.

(彼はいまだに折り返し電話をくれません。)

ニュアンスの違いを言い切る

3語はすべて「時間」に関係しますが、伝わる気持ち(ニュアンス)が違います。一言定義でブレなく選びましょう。

  • already =「想定より早い完了」をにおわせることが多い。
    例:驚きの疑問 Have you already finished?(もう終わったの?早い!)
  • yet =「完了の境目」に注目。未完の中立報告完了したかの確認
    例:I haven’t finished yet.(まだ)/Have you finished yet?(もう?)
  • still =「変化が起きていない」の強調。状況が今も続いている。
    例:It’s still raining.(まだ降っている)/He still hasn’t replied.(いまだ返信なし:不満まじり)
  • 比較 not yet(中立) vs still not(強い未達/期待外れ)。
    例:I haven’t finished yet.(事実)/I still haven’t finished.(まだ終わってないんだよ…)
  • よくある誤り 「まだ」を *not already で言わない。
    I didn’t eat already. → 〇 I haven’t eaten yet.
  • 補足 have yet to + 動詞 =「まだ〜していない(これからする予定)」の固い言い方。
    例:I have yet to decide.(まだ決めていない)

Have you already submitted the form?

(もうその用紙を提出したの?)

We haven’t received the package yet.

(その荷物はまだ受け取っていません。)

They still haven’t reached an agreement.

(彼らはいまだに合意に達していません。)

I have yet to decide on the venue.

(会場はまだ決めていません。)

BrE / AmE のゆるい差(知っておくと混乱しない)

ここでは alreadyyetstill使い方の傾向を、 BrE(イギリス英語)AmE(アメリカ英語)でやさしく整理します。
ポイントは「時制の選び方」と「語順(置き場所)」の小さな違い。 どちらも通じますが、テストやフォーマル文では BrE 寄りの型(現在完了など)を選ぶと安全です。

テーマ BrE(傾向) AmE(傾向) 解説(小学生向けの言いかえ)
already / just と時制 I’ve already eaten.
I’ve just finished.(現在完了をよく使う)
I already ate.
I just finished.(会話で過去形も多い)
さっき終わった」タイプは、BrEは現在完了、AmEは過去形もよく使う。
yet の疑問文 Have you eaten yet?(基本形) Did you eat yet?(カジュアルで可) もう〜した?」は BrE だと完了形が教科書通り。AmE では会話で過去形も自然。
already の文末 He has already finished.(標準) He finished already.(口語で可) 文末 already は AmE 口語で耳にする。試験や書き言葉は標準位置が無難。
still と否定 He still hasn’t replied.(どちらもOK)/ He hasn’t replied yet.(どちらもOK) still not は「いまだに」の強い未達not yet は中立。
所有の言い方+yet Have you got the tickets yet? Do you have the tickets yet? BrE は have got、AmE は do you have が日常形。
文体の目安 試験・公的文書では「現在完了+already/just/yet」が安定 会話は柔らかい(過去形・文末 already なども可) 「丁寧に書く」=BrE 寄り、「日常の会話」=AmE の幅広さ、と覚えると楽。

差が出やすいミニ例(英→日→音声)

I’ve already eaten.

(私はもう食べました。)※BrEで標準、AmEでももちろん通じる。

I already ate.

(私はもう食べたよ。)※AmE会話で自然。試験では上の形が無難。

Have you finished yet?

(もう終わりましたか。)※BrE基本形。

Did you finish yet?

(もう終わった?)※AmEのカジュアル会話。

Have you got the tickets yet?

(チケットはもう手に入れた?)※BrEで自然。

Do you have the tickets yet?

(チケットはもう持ってる?)※AmEの日常形。

💬 例文で感覚をつかもう!(already / yet / still)

already 肯定

The file is already available online.

(そのファイルはもうオンラインで利用できます。)

be + already + 形容詞=「すでに〜の状態」。

available=「利用できる」。online=「オンラインで」。

already 助動詞

You can already see the results on the dashboard.

(ダッシュボードで結果がもう見られます。)

位置は 助動詞can など)の直後が基本。

dashboard=「一覧画面」。

already 現在完了

We have already sent the invoice.

(こちらは請求書をすでに送りました。)

have/has + already + 過去分詞invoice=「請求書」。

完了(終わった)をはっきり示すのが already の役割。

already 疑問(驚き)

Have they already announced the winner?

(もう受賞者を発表したの?)

「もう?」という早さへの驚きを含む疑問。語順は Have/Has + 主語 + already + pp ... ?

yet 否定

I haven’t booked the hotel yet.

(ホテルはまだ予約していません。)

yet文末。事実を落ち着いて伝える中立の「まだ」。

book=「予約する」。

yet 疑問

Has registration opened yet?

(登録はもう始まりましたか。)

「境目」を聞くときの定番。語順は Has/Have + 主語 + pp + yet?/状態変化なら Has S + opened + yet?

still 肯定

She is still working on the proposal.

(彼女は企画書に今も取り組んでいます。)

be 動詞の直後still。変化が起きていない=継続。

proposal=「提案書/企画書」。

still 否定(強調)

He still hasn’t submitted the report.

(彼はいまだにレポートを提出していません。)

still + not は「まだなの?」という焦れがにじむ。中立なら not ... yet

still 疑問

Do you still need help?

まだ手伝いが必要ですか。)

一般動詞の直前still。継続中かどうかをたずねる形。

yet フォーマル

We have yet to receive your payment.

(ご入金はまだ受け取っておりません。)

have yet to + 動詞=「これから〜する必要がある」(固めの言い方)。

already 形容詞句

It may already be too late.

もうすでに手遅れかもしれない。)

may/might + already + betoo late=「手遅れ」。

yet 疑問(短い定番)

Is it noon yet?

もう正午ですか。)

Is it ... yet? は「もう〜ですか?」の超基本。noon=正午。

still 比較

This option is still cheaper than flying.

(この選択肢は、飛行機より今でもさらに安いです。)

still + 比較級=「さらに〜」。値段や速度の比較で便利。

still 恋愛

I still love you.

(私は今もあなたを愛しています。)

still は「気持ちが変わっていない」ことも表せる。短いけれど強い表現。

3-FAQ:already / yet / still のよくある疑問

have/has already + pphave/has not + pp + yetstill + V / aux + V / be + C 位置 already → 助動詞/Beの直後・一般動詞の直前yet → 否定・疑問の文末still → Be/助動詞の直後 or 一般動詞の直前

どちらも可能です。学習・試験では現在完了が無難会話(特にAmE)では過去形もよく使われます。

I’ve already finished.

(もう終えました。)

I already finished.

(もう終えたよ。)※会話寄り

フォーマル文・答案は have/has + already + pp を基本に。

原則:最初の助動詞の直後に置きます。

It may already have been approved.

(それはもう承認されているかもしれない。)

can/could/might/must/will なども同様に、aux + already + V の順。

はい。ただし時間副詞ではなく逆接の接続詞です(=「しかし、それでも」)。

He is rich, yet unhappy.

(彼は裕福だ。しかし幸せではない。)

時間の「まだ」は否定・疑問の文末:… not … yet / … yet?

  • still(肯定・疑問・否定で使う)=「今もなお」続いている。
  • anymore / any longer(否定で)=「もはや(今ではもう)」の打ち切り。

I still live here.

(私は今もここに住んでいます。)

I don’t live here anymore.

(私はここにはもう住んでいません。)

短い応答が自然です。

Have you eaten yet?

もう食べた?)

Not yet.

まだだよ。)

Already.

もう食べたよ。)

フルセンテンスなら I have already eaten. / I haven’t eaten yet.

助動詞・be動詞の直後に置くのが基本です。

We are still going to launch next week.

(来週ローンチする計画はまだ続行です。)

We still have to finish the tests.

(テストはまだ終わらせないといけません。)

口語で「もういい加減〜して」といういら立ちを表す用法があり、地域・文脈に依存します(フォーマルには不向き)。

Stop it already.

もうやめてくれよ。)

学習・試験では避け、標準的な位置と用法に集中しましょう。

  • have yet to do=フォーマル寄り。「これから〜する必要がある」。
  • have not done yet=中立的な日常表現。「まだ〜していない」。

We have yet to make a decision.

(私たちは決定をまだ下していない。)

We haven’t decided yet.

(まだ決めていません。)

OKです。状態動詞にも使えます(ただし状態動詞は普通、進行形にしません)。

I still know the answer.

(私は今も答えを知っています。)

I am still knowing the answer.

(※状態動詞+進行形は不自然)

already は「思ったより早い/多い」という気持ちを込めるのに使えます。

It’s already 7 a.m.

(もう午前7時だ。)

There are already 10 people in line.

(列にはもう10人いる。)

× *At already 7 a.m., ... のような位置は不自然。文の骨組みを先に置き、already を動詞周りへ。

already + 進行形=予想より「開始が早い」感じ。still + 進行形=「続行中(終わっていない)」の強調。

I’m already leaving.

もう出るところだよ。)

I’m still working.

まだ作業中だよ。)

いいえ。役割が衝突します。alreadyyetstill1文で通常1つを選びます。

I haven’t already finished yet.

(誤り:alreadyyet がぶつかる)

否定の「まだ」は not ... yet、強調したいなら still not を使用。

4. ever / once の使い分け

キーワードは「幅」「一点」
ever時間の幅をグッと広げて「これまでに/いつか」を尋ねたり強めたりします。
once一点にピンを打つ語で、「一度」「かつて」「〜したらすぐ(接続詞)」の3役を持ちます。

🔍 やさしい用語説明

  • 経験(experience):人生のどこかで一回でも起きたかどうか(everが得意)。
  • 回数(times):何回? 1回=once、2回=twice、3回以上=three times …。
  • 接続詞の onceOnce S V, ...=「いったん〜したら」の合図(文頭に置いてカンマ)。
ever:疑問(Have you ever ...?) ever:否定/強調(hardly ever / best ... ever) ever:条件(If you ever ...) ever:比較/最上(than ever / the -est ... ever) once:回数(一度) once:かつて(以前) once:接続詞(〜したらすぐ)

Have you ever tried rock climbing?

(ロッククライミングをやったことはありますか。)

I once lived by the sea.

(私はかつて海のそばに住んでいました。)

Once the light turns green, we can go.

(信号が青になったらすぐ、出発できます。)

Lesson 080 / Section 4

俯瞰マップ:役割 × 文型

文の種類(疑問・否定/強調・条件・比較/最上・回数・過去の時点・接続詞) × 語(ever / once)」で一望します。
型(パターン)→意味 → ミニ例(必要最小限)の順で確認しましょう。

文の種類 型(パターン) 意味・使いどころ ミニ例
疑問(経験) ever Have/Has + S + ever + pp ... ? 「これまでに〜したことは?」現在完了と相性◎ Have you ever flown alone?
否定・頻度の低さ ever hardly ever + Vno one ever ... 「めったに〜ない」「だれも〜しない(ことはない)」など強めの表現 I hardly ever eat sweets.
比較・最上 ever than everthe -est ... ever 「今までで一番」「これまでになく」 This is the best I’ve ever done.
条件(いつか〜なら) ever If you ever + V, ... 「万一/いつか〜なら」→ 丁寧依頼・案内にも If you ever need help, call me.
回数(1回) once V + onceonce + a day など 「一度」「〜に1回」 I tried it once.
過去の時点(かつて) once I once + V ...Once, S + V ... 「むかしは〜だった」書き言葉では主語の直後が自然 I once worked in Osaka.
接続詞(〜したらすぐ) once Once S V, ...(節は現在形が基本) 「いったん〜したら/〜するとすぐ」 Once the upload finishes, we’ll share.

型を短文で確認(必要最小限)

Have you ever given a public speech?

(人前でスピーチをしたことはありますか。)

I once missed the last train.

一度、終電を逃したことがあります。)

Once you finish your homework, play outside.

(宿題が終わったらすぐ、外で遊んでいいよ。)

位置と語順(置く場所のルール)

ever は「時間の(これまで・いつか)」を広げる語、once は「一点(一度/かつて/〜したらすぐ)」にピンを打つ語です。
英語はどの動詞の前後に置くかで意味と自然さが決まります。まず「誰が・どの動詞(Be/助動詞/一般動詞)」かを確認してから、置き場所を決めましょう。

主な使いどころ 基本の型(配置) 語順のコツ
ever 疑問(経験) Have/Has + S + ever + pp ... ? 現在完了と相性◎。「これまでに〜したことある?」
ever 否定・頻度の低さ/強調 hardly ever + Vno one ever + V not ... ever は通常 never に置換。
ever 条件・依頼の和らげ If you ever + V, ... 「もし(いつか)〜なら」。丁寧に案内・申し出。
ever 比較・最上 than everthe -est ... ever 「これまでになく」「今までで一番」。固定表現で覚える。
once 回数(一度) V + onceonce a week 文末・動詞直後に置きやすい。頻度表現とも相性◎
once かつて(以前) I once + V ... 主語の直後が自然(書き言葉)。話し言葉は可動。
once 接続詞(〜したらすぐ) Once S V, ... 節の中は未来内容でも現在形(時・条件の副詞節のルール)。

配置を短文で確認(必要最小限・音声付き)

Have you ever visited Hokkaido?

(北海道に行ったことはありますか。)

I hardly ever watch TV.

(私はめったにテレビを見ません。)

She once taught at a small school.

(彼女はかつて小さな学校で教えていました。)

Once the meeting begins, please mute your mic.

(会議が始まったらすぐ、マイクをミュートしてください。)

ever の用法パック(深掘り)

ever は単独の肯定文ではあまり使われません(例外的・修辞的)。本領は疑問・否定/強調・条件・比較/最上です。ニュアンスは「時間の地平線をどこまでも広げる」イメージ。
下では、型 → 使いどころ → 最小限の例文の順で押さえます。

疑問(経験) Have/Has + S + ever + pp ... ?
  • 「これまでに〜したことがある?」の定番。現在完了とセットで覚える。
  • 過去形(Did you ever ...?)は会話で見られるが、学習・試験は現在完了が無難。

Have you ever cooked for twenty people?

(20人分の料理を作ったことはありますか。)

否定・頻度の低さ/強調 hardly ever + Vno one ever + Vnever ever + V
  • hardly ever=「めったに〜ない」。頻度副詞の一種(almost never に近い)。
  • never ever は強い否定(口語)。答案では never で十分。
  • not ... ever は普通 never にまとめる(例:I have never been there.)。

No one ever explained the rules to me.

(誰も私にそのルールを一度も説明してくれませんでした。)

条件・依頼の和らげ If you ever + V, ...Should you ever + V, ...(フォーマル)
  • 「いつか/万一〜なら」の含みで、圧を弱めるやさしい言い方。
  • Should you ever ... は丁寧な案内メールなどで使われる。

If you ever need a reference, let me know.

(もしいつか推薦状が必要なら、知らせてください。)

比較・最上 than everthe -est ... evermore/less ... than ever
  • 「これまでになく」「今までで最も」を簡潔に強調できる。
  • 名詞句にも付く:the best decision I’ve ever made

The city feels more alive than ever.

(この街はこれまでになく活気があると感じる。)

関係節・名詞句 the first/only/best + 名詞 + (S) have/has ever + pp
  • 「今までで初の/唯一の/最高の〜」を作る便利な型。
  • ever は形容される経験の「最大範囲」を示す。

This is the best advice I’ve ever received.

(これは私が今までで受けた中で最高の助言です。)

時間表現 ever since(〜以来ずっと)/forever / for ever(永遠に)/ever after(その後ずっと:物語調)
  • ever since + 過去の一点:現在完了と相性が良い(例:have lived)。
  • forever はAmEで一般的。BrEでは for ever も目にする。

I have lived here ever since 2015.

(2015年以来ずっとここに住んでいます。)

once の用法パック(深掘り)

once は「一点にピンを打つ」語。主に ① 副詞:一度(回数)② 副詞:かつて(以前)③ 接続詞:〜したらすぐ3役を担います。
置き場所(語順)と「何を言いたいか(回数・昔の時点・条件の境目)」をセットで考えるのがコツです。

役割 基本の型(語順) 意味・使いどころ ポイント
副詞:一度 V + onceonce a week 「一回」「〜に一度」 文末や動詞直後に置きやすい。強調は only once
副詞:かつて I once + V ...She was once famous. 「以前は/むかしは」 書き言葉は主語の直後が自然。once-famous のように形容詞化も。
接続詞 Once S V, 主節 … 「いったん〜したら(すぐ)」 副詞節は未来内容でも現在形(時・条件の節のルール)。
慣用表現 once againonce in a whilefor onceonce and for all 「もう一度」「ときどき」「今回だけは」「きっぱりと」 at once(すぐに/同時に)は別物なので混同注意。

最小限の例で用法を確認(音声付き)

We met in Kyoto once.

(私たちは京都で一度会いました。)

I go to the dentist once a year.

(私は年に一度歯医者に行きます。)

I once studied abroad in Canada.

(私はかつてカナダに留学していました。)

Once you press “Submit”, you can’t edit the form.

(「送信」を押したらすぐ、そのフォームは編集できません。)

We have lunch together once in a while.

(私たちはときどき一緒に昼食をとります。)

For once, everything went smoothly.

今回だけはすべて順調に進みました。)

タイムライン&頻度感覚(直感で区別)

時間のイメージで覚えると迷いません。
once点(ピン)を打つ/境目を決める語。 ever=時間の幅(帯)を広げる語(比較・最上や経験の「これまで」)。
ここでは、① 点(event)② 境目(trigger)③ 頻度(frequency)の3視点で「once」を直感化します(必要な所で ever も対比)。

視点 once(点/境目/頻度) こう考える ミニ例
① 点(event) 単発の出来事にピンを打つ 「一回だけ起きた」事実を静かに報告 We met once in Kyoto.
② 境目(trigger) 条件のスイッチを入れる接続詞 「ここを越えたらすぐ主節が動く」=即時性 Once the file opens, start reading.
③ 頻度(frequency) 「〜に一度」/「たまに」の型 規則的(once a week)/不規則(once in a while)を区別 once a month / once in a while
対比:ever 時間の帯を広げる(経験・比較/最上) 「これまでで/今までになく」を強める語 the best I’ve ever seenfaster than ever

タイムラインの直感を短文でチェック

I watched that movie once.

(その映画は一度見ました。)

Once class starts, phones stay silent.

(授業が始まったらすぐ、スマホはサイレントのままです。)

We meet once a week to study.

(私たちは週に一度、一緒に勉強します。)

I call my grandparents once in a while.

(祖父母にときどき電話します。)

💬 例文で感覚をつかもう!(ever / once)

ever 疑問(経験)

Have you ever broken a bone?

これまでに骨を折ったことはありますか。)

型:Have/Has + S + ever + 過去分詞。「経験」の幅を広げる質問。

bone=骨、break a bone=骨折する。

ever 会話

Did you ever ride a horse as a kid?

(子どものころ、馬に乗ったことある?)

会話では Did you ever ... ? も自然。学習・試験は現在完了が無難。

as a kid=子どものころ。

ever 最上

This is the most beautiful painting I’ve ever seen.

(これは私が今までで見た中でいちばん美しい絵です。)

the -est / most + 名詞 + S have ever + pp。「今までで最も〜」。

painting=絵画。

ever 比較

After training, she runs faster than ever.

(練習後、彼女はこれまでになく速く走ります。)

than ever=「これまでになく」。After training=練習後。

ever 否定的頻度

We hardly ever eat out on weekdays.

(平日はめったに外食しません。)

hardly ever=almost never(ほとんど決して〜ない)。

eat out=外食する、weekdays=平日。

ever 強い否定(口語)

I will never ever lie to you.

(あなたに絶対に嘘はつきません。)

never ever は強調的。フォーマルでは never で十分。lie=嘘をつく。

ever 条件

If you ever want to talk, I’m here.

(もしいつか話したくなったら、私はここにいるよ。)

相手への配慮が伝わるやわらかい誘い方。want to talk=話したい。

ever フォーマル

Should you ever need assistance, contact our support team.

(もし万一支援が必要な場合は、サポートへご連絡ください。)

Should you ...=if のフォーマル版。assistance=支援。

ever 時間表現

Ever since I moved to Tokyo, I’ve been happier.

(東京に引っ越して以来ずっと、前より幸せです。)

ever since + 過去 → 主節は現在完了が自然。moved=引っ越した。

ever 恋愛

I will love you forever.

(あなたをずっと愛します。)

forever=「永遠に」。BrE では for ever と書くことも。

once 回数

Please read the instructions once before starting.

(始める前に、説明を一度読んでください。)

instructions=説明書・手順。once は文末が置きやすい。

once 強調

He tried only once and succeeded.

(彼はたった一度試して成功しました。)

only once=「一回きり」。succeeded=成功した。

once かつて

The once-quiet town is now lively.

(そのかつて静かだった町はいまはにぎやかです。)

once-形容詞 で「かつて〜だった」。lively=活気がある。

once 接続詞

Once the timer hits zero, the oven turns off.

(タイマーが0になったらすぐ、オーブンは切れます。)

時・条件の副詞節は未来内容でも現在形hits / turns)。

once 慣用

Just this once, I’ll do the dishes.

今回だけは、私が皿洗いをします。)

Just this once=「今回だけは」。一度限りの例外・譲歩に使う言い回し。

once 慣用

Let’s settle this once and for all.

(これをきっぱり決着させよう。)

once and for all=「一度で/最終的に」。settle=決着をつける。

4-FAQ:ever / once のよくある質問

使い分け「幅=ever」「一点=once」 語順Have + S + ever + pp / I once + V … / Once S V, ... 比較・最上than everthe -est ... ever 慣用once in a whileonce and for allever since など

結論単独の肯定文ではまれ(文語・強調・成句)。本領は疑問・否定/強調・比較/最上・条件です。

the -est ... everthan everhardly ever

I am ever grateful for your support.

(ご支援にいつも/深く感謝しています。)※やや文語的

違いonce=「一度」「かつて」「いったん〜したら」。/ at once=「すぐに」「同時に」。

I’ll call you at once.

すぐに電話します。)

Once I get home, I’ll call you.

(家に着いたらすぐ、電話します。)

Once S V, ... の節は未来内容でも現在形

使い分け学習・試験では現在完了Have you ever ... ? が基本。会話では Did you ever ... ? も自然。

Have you ever traveled alone?

(ひとり旅をしたことはありますか。)

原則書き言葉では主語の直後が自然:I once worked ...。文頭の Once, ... は物語調。

I once worked night shifts.

(私はかつて夜勤で働いていました。)

ニュアンスever since は「〜以来ずっと」を強調。since より継続感がはっきり。

Ever since the workshop, I’ve practiced daily.

(そのワークショップ以来ずっと、毎日練習しています。)

主節は現在完了が自然:have practiced など。

違いfor the first time=「初めて」。/ once=「一度(回数)」で「初回」とは限らない。

I visited Paris for the first time last year.

(昨年、初めてパリを訪れました。)

I visited Paris once last year.

(昨年、パリに一度行きました。)

位置than ever は比較級の後。the -est ... ever は名詞句の後部(関係節の位置)。

She sings better than ever.

(彼女はこれまでになく上手に歌います。)

頻度の種類once a week=規則的(週に1回)。/ once in a while=不規則(ときどき)。

We meet once a week, but we also chat once in a while online.

(私たちは週に一度会いますが、オンラインでもときどき話します。)

定型句(live) happily ever after=「いつまでも幸せに暮らしました」。

They lived happily ever after.

(彼らはいつまでも幸せに暮らしました。)

ever after=「その後ずっと」。物語調の表現です。

ニュアンスIf ever は「もし万一でも/いつかでも」。条件を弱めて丁寧・控えめにします。

If ever you need anything, just text me.

もし万一何か必要なら、メッセージしてね。)

できますonce-形容詞 で「かつて〜だった」を表せます(書き言葉寄り)。

the once-promising startup

(そのかつて有望だったスタートアップ)

🧾 総まとめ:注意すべき副詞の用法

このレッスンでは、よく混同される副詞(adverb)の使い分けを、置き場所(語順)時制・文型から整理しました。
具体的には very / muchago / beforealready / yet / stillever / once を中心に、意味の違い文の形をリンクさせて理解します。

🔍 この章でできるようにすること

  • 修飾の対象verymuch を切替(原級 vs 比較級・動詞・過去分詞)。
  • 基準時点の違いで agobefore を使い分け、報告文で変換できる。
  • already / yet / still自然な位置語感を選べる。
  • ever(時間の幅)と once(一点)の役割語順定型を言い切れる。
語順 時制 比較・最上 固定表現 報告文(時制の一致) BrE / AmE
Lesson 080

要点チェックリスト(型 → コツ → ミニ例)

まず型を声に出す → 次に置き場所 → 最後に最小の例で確認。例文は「英 → 日 → 音声」の順です。

  • very / much very + 形容詞/副詞much + 比較級like ... very much

    コツ:very原級を強める。much比較級・最上級・動詞・過去分詞に相性◎(肯定の動詞は very much)。

    It’s very cold, and this room is much warmer.

    (とても寒いですが、この部屋はずっと暖かいです。)

  • -ing / -ed(分詞) very + interested/excitingmuch + shocked

    コツ:-ing(原因側)は very-ed(感情の受け手)も基本は veryだが、出来事で強く受けたニュアンスは much shocked も可。

    We were very interested, but the news was not very exciting.

    (私たちはとても興味を持ちましたが、そのニュースはあまりわくわくしませんでした。)

  • ago / before X years ago(今から前)/… days before(任意基準から前)

    コツ:ago現在基準+過去形。before別の時点基準、報告文なら had + pp ... days before が自然。

    I met her three years ago.

    (私は彼女に3年前に会いました。)

    He said he had met her two days before.

    (彼は彼女に2日前に会ったと言いました。)

  • already / yet / still already(もう)/yet(もう?/まだ〜ない)/still(今もなお)

    コツ:alreadyは肯定・疑問に、yetは疑問/否定の末尾、still動詞の前(否定は still not)。

    Are you still working, or have you finished already yet?

    (あなたはまだ仕事中? それとももう終わった?)※実際には yet は否定/疑問で末尾に置くのが自然

  • ever / once Have you ever + pp ... ?I once + V ...Once S V, ...

    コツ:ever時間の幅(経験・比較/最上・条件)、once一点(一度/かつて/〜したらすぐ)。

    Have you ever tried coding?

    (プログラミングをやったことはありますか。)

    Once you save, you can close the window.

    保存したらすぐ、ウィンドウを閉じてOKです。)

  • 比較・最上 × ever than everthe -est ... ever

    コツ:「これまでになく/今までで一番」を簡潔に言える固定パーツ。

    She is more confident than ever.

    (彼女はこれまでになく自信に満ちている。)

  • 紛らわしい onceat once

    コツ:once=一度/かつて/〜したらすぐ。at once=「すぐに/同時に」。

    I’ll call you at once.

    すぐに電話します。)

  • 報告文 ago → before/earlier

    コツ:過去の発言を伝えるとき、ago は基準が変わるため before / earlier に変換。

    She said she had arrived two hours earlier.

    (彼女は2時間前に到着していたと言った。)

  • BrE / AmE forever(AmE)/for ever(BrE) など表記差

    コツ:意味は同じ。読み書きで見かけても慌てないよう、表記のゆれとして把握。

    I will support you for ever.

    (私はずっとあなたを支えます。)※BrE 表記

文型&時制のクイック表(横断まとめ)

まず型(パターン)を声に出して覚え、どの時制と相性がよいかをセットで押さえましょう。右端に一言メモと最小例を添えています。

テーマ 基本の型 相性のよい時制・文型 要点メモ&ミニ例
ever(経験) Have/Has + S + ever + pp ? 現在完了(経験) 「これまでに」を広げる語。
Have you ever tried it?
ever(比較・最上) 比較級 + than ever
the -est ... ever
現在・過去など文脈に依存(比較/最上) 「これまでになく/今までで一番」。
faster than everthe best ... ever
ever(頻度低) hardly ever + V 現在形(習慣) =almost never。
We hardly ever eat out.
once(接続詞) Once S V, 主節 … 副詞節は現在形(未来内容でも) 「いったん〜したらすぐ」。
Once it starts, keep quiet.
once(一度/かつて) V + once(回数)/I once + V(かつて) 現在形/過去形(文意による) 点にピンを打つ語。
I once lived in Kyoto.
ago X years ago 過去形(今から◯年前) 基準は「今」。
I met her three years ago.
before(報告) had + pp ... days before 過去完了(過去の基準より前) 基準は「当時」。
He had left two days before.
already / yet / still have + pp + already
Have you ... yet?not ... yet
still + V / still not + V
現在完了 / 現在形(継続・状態) 位置がカギ:yetは疑問/否定末尾、stillは動詞の前。
Are you still working?
very / much very + 形容詞/副詞
much + 比較級V ... very much
原級=very/比較・動詞=much 肉付けの相性を意識。
muchは肯定動詞で単独NG→very much

最小限の確認例(音声付き)

Have you ever worked remotely?

これまでにリモートで働いたことはありますか。)

Once the meeting begins, please mute yourself.

(会議が始まったらすぐ、ミュートにしてください。)

I met her five years ago, and he said he had met her two days before.

(私は5年前に彼女に会いました/彼は2日前に会ったと言いました。)

タイムライン図(直感マップ)

時間を帯(ever)点(once / ago)、そして基準の切替(before)でイメージすると迷いません。言い換えると、 ever=幅を広げるonce=点にピンago=今から見た点before=当時から見た点 です。

Past ever(帯) ==== 事件A once(点) now(今)
  • ever:過去〜今までのに「経験・比較・最上」の枠を広げる。
  • once:出来事にピンを打つ(「一度」「かつて」)。接続詞の Once は「境目」の合図。
  • ago:基準がX years ago =過去形。
  • before:基準が当時(報告時点など)。had + pp ... days before =過去完了。
  • already / yet / still:進行のライト。already(もう)、yet(もう?/まだ〜ない)、still(今もなお)。

タイムライン思考の最小例(音声付き)

This is the best movie I’ve ever seen.

(これは私が今までで見た中でいちばんの映画です。)

We met in Osaka once.

(私たちは大阪で一度会いました。)

I started this job three years ago.

(私はこの仕事を3年前に始めました。)

She said she had finished two hours before.

(彼女は2時間前に終えていたと言いました。)

決めフレーズ3(音声付き)※短く強い

現場でそのまま使える短文の型を3つだけ。キーワードは枠や背景で強調しています。英→日→音声の順で確認しましょう。

ever × 最上 ほめる/評価

That’s the clearest answer I’ve ever heard.

(それは私が今までで聞いた中でいちばん分かりやすい答えです。)

the -est ... ever で「今までで最も〜」。会議やレビューで“最高評価”を簡潔に言える型です。
once(接続) 手順/指示

Once we start, put your phones away.

始まったらすぐ、スマホをしまってください。)

Once 節は未来内容でも現在形start)。会議・授業・作業開始の合図に最適。
still / yet 進捗確認

Are you still working, or not yet?

まだ作業中ですか、それともまだ終わっていませんか。)

still + 動詞=「今もなお〜している」/ not ... yet=「まだ〜していない」。yetは疑問・否定で文末寄りが自然。

BrE / AmE のワンポイント(差を一枚に)

どちらも正解ですが、読み書きの場で見かけても混乱しないよう、よく出る差を「一枚」で把握しましょう。

テーマ BrE(イギリス英語) AmE(アメリカ英語) メモ
「ずっと」 for ever forever 表記差のみ。意味は同じ。
「もう?/まだ」 Have you finished yet? Did you finish yet? BrEは現在完了が基本。AmEは過去形も会話で自然。
「さっき」 He’s just left. He just left. BrEは現在完了/AmEは過去形がよく使われる。
週末表現 at the weekend on the weekend 前置詞の違い。意味は同じ。
強調の「とても」 ever so + 形容詞(例:ever so kind so / very + 形容詞 BrEの口語で ever so は「とっても」。

ミニ例でニュアンス確認(音声付き)

yet BrE

Have you finished yet?

もう終わりましたか。)

yet AmE

Did you finish yet?

もう終わった?)

just BrE

He’s just left.

(彼はたった今出ました。)

just AmE

He just left.

(彼はたった今出たところだ。)

weekend BrE

We’ll travel at the weekend.

(私たちは週末に旅行します。)

weekend AmE

We’ll travel on the weekend.

(私たちは週末に旅行します。)

🔁 次におすすめのレッスン

このレッスン(Lesson 080)で学んだ ever / once / already / yet / still / ago / before / very / much語順・時制・比較の感覚を、関連単元でさらに強くします。
最もおすすめ 副詞の基礎を固める 報告文・時制の一致