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📚 英文法 全120 Lesson

前置詞の位置(前置詞残り)とは?

英語ではふつう、前置詞は目的語(名詞・代名詞)の前に置きます。 しかし、疑問詞や関係代名詞、不定詞句などが関わると、 前置詞が後ろ(文末など)に残る形がよく使われます。 小学生でもわかるように、まずは全体像をやさしく整理しましょう。

Lesson 087

まずは全体像:基本は「前」/例外で「後」

  • 原則前置詞 + 目的語(例:to me, for her)。
  • 例外(前置詞が後ろ):疑問詞(What ... for?)、関係代名詞(the house which he lives in)など。
  • フォーマル vs カジュアル:フォーマルでは前置詞 + whom/whichも可、会話では文末に残すのが自然。
学習のコツ:まず「原則」を固めてから、よく出る例外パターンをセットで覚えよう!

目次

1. 前置詞の位置(まずは原則)

英語の前置詞は、基本的に後ろの語を説明する“つなぎ役”です。原則は前置詞 + 目的語(=名詞や名詞と同じはたらきをするもの)。 まずはこの土台をしっかり身につけ、後の「前置詞が後ろに残る」パターン(前置詞残り)へと進みましょう。

Lesson 087 / Section 1

原則の確認:前置詞 + 目的語 をまず固定しよう

  • 前置詞(preposition):語と語の関係を示す小さなことば。例)at(〜で), in(〜の中で), to(〜へ), for(〜のために), with(〜と一緒に)
  • 目的語(object):前置詞の説明を受ける“的(まと)”。名詞代名詞(目的格:me/him/her/us/them)動名詞(〜ing)名詞節(that/wh節など)が来ます。
  • 原則のかたち前置詞 + 目的語(例:at school, for her, with them, before leaving, about what he said
  • to の見分けto + 名詞 は「前置詞」、to + 動詞の原形 は「不定詞」。(例:go to school / want to study
🔎 ミニ例(英文 → 和訳 → 音声)

I’m at the station.

(私は駅にいます。)

This gift is for her.

(このプレゼントは彼女のためです。)

She left without saying anything.

(彼女は何も言わずに去りました。)

学習のコツ:
まず「前置詞 + 目的語」だけを徹底!脳は“ひとつの型”を反復すると自動化します。型が自動化されると、例外(前置詞残り)もスッと入ります。

前置詞 + 目的語:代表的な4タイプ(俯瞰)

前置詞の直後に来られる「名詞相当」を4つに整理。まずは“どれが目的語になれるか”を、例と一緒にざっくり把握しましょう。

意味の目安 ミニ例(句) 補足
🧩 前置詞 + 名詞句 場所・時刻・方向など 例: at the station, in the room, to the park もっとも基本。at(点/地点)、in(中/範囲)、to(到達)など感覚で覚えると強い。
👤 前置詞 + 代名詞(目的格) 相手・対象 例: for her, with them, to me 代名詞は目的格に注意:me / him / her / us / them。× for I○ for me
📝 前置詞 + 動名詞(〜ing) 方法・手段・同時性 例: without saying, before leaving 前置詞の後ろは名詞相当なので、動詞は原形ではなく -ing(動名詞)にする。
🔗 前置詞 + 名詞節(that/wh節) 内容・話題・論点 例: about what he said, on whether it’s true that節やwh節が“名詞のかたまり”として目的語になる。後のセクションで前置・後置の違いも扱う。
🧪 代表タイプを一文で確認(最小限の例文)

We met at the station.

(私たちは駅で会いました。)

Please send it to me.

(それを私に送ってください。)

He left without saying goodbye.

(彼はさよならを言わずに去りました。)

We talked about what he said.

(私たちは彼の発言について話しました。)

よくある疑問:to は前置詞? 不定詞?
to + 名詞前置詞(例:go to school)。to + 動詞の原形不定詞(例:want to study)。go hometo を付けない(home は副詞的)。

前置詞のあとに来る「代名詞」は目的格にしよう

前置詞(at, in, on, to, for, with, about など)の直後には、 名詞の仲間(名詞句・代名詞・動名詞・名詞節)が来ます。 ここで代名詞を置くときは、主格ではなく目的格にするのがルールです。

目的格(object pronouns)とは?
文中で「〜を、〜に」など動作の受け手や対象を表す形。 例:me(私を/に), him(彼を/に), her(彼女を/に), us(私たちを/に), them(彼ら/それらを/に)
主格(主語になる形) 目的格(前置詞の後ろに来る形)
I / you / he / she / we / they me / you / him / her / us / them for me / with him / to them
💬 ミニ例(英文 → 和訳 → 音声)

It’s a secret between you and me.

(それはあなたと私の秘密だよ。)

Please sit next to him.

(彼の隣に座ってください。)

This message is for her, not for me.

(このメッセージは彼女宛で、私宛ではありません。)

よくあるミス
  • × between you and I between you and me
  • × for I for me / for him / for them
  • フォーマル英語の whom は目的格の一種(例:to whom)。会話では who ... to? も自然。

“to” は 2種類:前置詞不定詞マーカー

見た目は同じ to でも、役割が違います。
A)前置詞の to は「方向・到達点」を表し、後ろは名詞(名詞句・代名詞)
B)不定詞の to は「to + 動詞の原形」で、動作の目的や内容を表します。

見分けのコツ(直後を見る)
  1. to + 名詞(or 代名詞)なら 前置詞:例)to school, to me
  2. to + 動詞の原形なら 不定詞:例)to study, to go
  • 前置詞 to:移動・方向… go to school, come to me, send it to her
  • 不定詞 to:目的・希望… want to study, decide to try, plan to visit
  • 注意:動詞によっては前置詞を要らない(二重目的語)… give me the book= give the book to me
💬 ミニ例(英文 → 和訳 → 音声)

I went to Tokyo yesterday.

(私はきのう東京へ行きました。)

I want to study English tonight.

(私は今夜、英語を勉強したい。)

Let’s go home after dinner.

(夕食のあと、家に帰ろう。)

落とし穴メモ
  • × go to home → go home(home は副詞的で to 不要)
  • × I want study English → I want to study English(不定詞)
  • × Tell to me → Tell me(tell は前置詞なしで人を直接とれる)
  • 「送る」はどちらも可:send me the filesend the file to me(語順が変わるだけ)

よくある前置詞の選び分け(直感でつかむコア)

前置詞は位置・時間・方向・関係を示す「つなぎ役」です。
小さな違いが意味を大きく変えるので、まずはざっくり感覚をつかみましょう: in(中)/ at(点)/ on(接して)・for(期間の長さ)/ during(〜の間(名詞期間))・by(期限までに達成)/ until(〜までずっと続く)…など。

テーマ 使い分けのコア ミニ例(句) メモ
🗺️ in / at / on(場所) in=中 at=点 on=接触 例: in the room / at the door / on the wall 都市・国はふつう in Tokyo / 建物の入口や特定地点は at
in / at / on(時間) in=広い at=点 on=日 例: in May / at 3 p.m. / on Monday at night 例外表現も要確認
📅 for / during / in(期間) for=長さ during=〜の間 in=〜後に 例: for two weeks / during the meeting / in two hours during の後ろは名詞期間(the movie など)
by / until(期限・継続) by=〜までに until=〜までずっと 例: finish by Friday / stay until Friday 達成の締切は by、状態の継続は until
🧭 since / for(起点・期間) since=起点 for=〜間 例: since 2010 / for three years 現在完了と相性が良い:have lived since ...
🎯 to / for(方向・受益者) to=向かう先 for=ために/宛先 例: go to school / a gift for her / send it to me give me Agive A to me(語順違い)
🧮 between / among between=2者 among=3者以上 例: between you and me / among friends 明確に区切られた少数でも between を使うことあり
↕️ over / above / under / below over/under=真上/真下・接近 above/below=基準より上/下 例: over the table / under the bridge / above zero / below average 物理的に覆う感じは over が合う
🚪 in / into / on / onto in/on=位置 into/onto=中へ/上へ(移動) 例: be in the box / go into the box / put it onto the desk 「どこにある?」は in/on、「どこへ動く?」は into/onto
💬 ミニ例(英文 → 和訳 → 音声)

I’ll meet you at 3 p.m. on Monday.

(月曜日の午後3時に会いましょう。)

I stayed there for two weeks during the summer.

(私は夏の間、そこに2週間滞在しました。)

Please send the report to me by Friday.

(金曜日までにそのレポートを私に送ってください。)

She has lived here since 2010.

(彼女は2010年からここに住んでいます。)

The picture is on the wall above the sofa.

(その絵はソファの上の壁に掛かっています。)

Please sit between you and me.

(あなたと私の間に座ってください。)

よくあるつまずき
  • × during two weeks → for two weeks(duringの後ろは名詞:during the vacation)
  • × finish until Friday → finish by Friday(期限までに達成=by
  • × arrive to Tokyo → arrive in Tokyo / arrive at the station(in都市・国、at地点)
  • × among you and me → between you and me(2者=between
  • × go to home → go home(home は副詞的で to 不要)

💬 例文で感覚をつかもう!(前置詞の原則)

肯定文 場所 at=特定の「点」

She works at a hospital near my house.

(彼女は私の家の近くの病院で働いています。)

🔧 構造:works(動詞)+ at + 名詞(前置詞句)。at a hospital は「点としての場所」。

🧠 語句:hospital=病院 / near=〜の近く。at は「点」、in は「中」のイメージ。

肯定文 場所 on=接して

He is on the train right now.

(彼は今、電車の中にいます。)

🔧 構造:be + on + 名詞。乗り物は「面に乗る」感覚で on を使うのが基本。

🧠 語句:right now=ちょうど今。on は接触・表面、in は内部を強調。

肯定文 経路/時間

We walked through the park after dinner.

(私たちは夕食のあと、公園を通って歩きました。)

🔧 構造:walked + through + 場所(通過)。時間順序は after + 名詞

🧠 語句:through=〜を通って / dinner=夕食。

肯定文 受け取り

I borrowed this book from her.

(私はこの本を彼女から借りました。)

🔧 構造:from + 人=出所・起点。her は目的格(前置詞の後ろ)。

🧠 語句:borrow=借りる(返す前提)。反対は lend=貸す。

疑問文 コミュニケーション

Could you talk to him about the project?

(その計画について、彼に話してくれますか。)

🔧 構造:talk to + 人(相手)+ about + 事(話題)。

🧠 語句:project=計画。him は目的格。

肯定文 語法注意

They will arrive at the airport at night.

(彼らは夜に、空港に到着します。)

🔧 使い分け:arrive at + 点(空港・駅)/arrive in + 都市・国(Tokyo, France)。

🧠 語句:at night=夜に(慣用)。

肯定文 位置

The keys are in the drawer.

(鍵は引き出しの中にあります。)

🔧 構造:be + in + 場所。「内部」を表すときは in

🧠 語句:drawer=引き出し。

恋愛 肯定文

I'm in love with you.

(私はあなたに恋しています。)

🔧 固まりで覚える:be in love with + 人=〜に恋している。

🧠 語句:love=愛、恋。with you=あなたと/あなたに関して。

肯定文 ビジネス

He apologized to me for the delay.

(彼は私に遅れたことを謝りました。)

🔧 型:apologize to + 人(相手)+ for + 理由

🧠 語句:delay=遅れ。to は相手、for は理由。

命令文 マナー

Keep your phone on the table during the meeting.

(会議のは、携帯電話を机の上に置いておいてください。)

🔧 on=接して上に、during + 名詞=〜の間(イベント期間)。

🧠 語句:meeting=会議。during two hours は不可(名詞が必要:during the two-hour meeting など)。

肯定文 方向/位置

This café is across from the library.

(このカフェは図書館の向かい側にあります。)

🔧 across from=(通りなどを挟んで)向かい側。

🧠 語句:library=図書館。似表現:opposite=向かい合って。

肯定文 ビジネス

She is responsible for the budget.

(彼女は予算の責任者です。)

🔧 形容詞+前置詞:responsible for + 名詞=〜の責任がある。

🧠 語句:budget=予算。for は「対象・目的」も表す。

依頼 時間

Please submit the form by noon.

(その用紙を正午までに提出してください。)

🔧 by + 時点=その時点までに「達成」。継続は until を使う。

🧠 語句:submit=提出する / form=用紙 / noon=正午。

要点まとめ(前置詞の原則をもう一度)

  • 原則 前置詞 + 目的語。目的語は名詞相当(名詞句 / 代名詞(目的格) / 動名詞(~ing) / 名詞節)。
  • 代名詞 前置詞の直後は目的格me / him / her / us / them(例:for me)。
  • 動名詞 前置詞の後ろに動詞の原形は置かない。without saying のように -ing にする。
  • toの見分け to + 名詞 なら前置詞、to + 動詞原形 なら不定詞。
  • 場所/時間 感覚で区別:in=中、at=点、on=接して。時間も in(広い)/ at(点)/ on(日) が基本。
  • 期限/継続 by=期限までに達成、until=その時点までずっと続く。
💬 ミニ例(英文 → 和訳 → 音声)

She sat with them quietly.

(彼女は彼らと静かに座っていました。)

目的格them は前置詞 with の目的語。

We waited until ten outside.

(私たちは外で10時までずっと待ちました。)

継続until は「その時刻まで続く」。締切なら by を使う。

次の学びへ(前置詞が「後ろ」に回る場面を攻略)

原則が固まったら、会話でよく使う「前置詞が文末に残る形(前置詞残り)」へ。下のカードから順に進めば、迷わず使い分けできます。

疑問詞が目的語になるとき
会話では文末に残す形が自然:Who are you talking to?

Who are you talking to?

(あなたは誰と話しているの?)

関係代名詞が目的語になるとき
会話:which/whom の後ろに置く / 文語:前置詞 + which/whomthat 前置は不可。

It’s the book which I told you about.

(それは私が君に話していた本だよ。)

不定詞句が名詞を修飾(~するための…)
things to talk about / a chair to sit on など、名詞の後ろに前置詞が残る。
群動詞の受動態(be + 過去分詞 + 前置詞)
be laughed at / be spoken to / be taken care of …。
強調で目的語を文頭へ(倒置)
The need for secrecy he insisted on.(文体効果を狙うときに)
🧾 総まとめへ
試験・会話で迷わないチェックポイントを一括で再確認。
学びをつなぐコツ:
まず「原則」を口に出して練習(音読)→ 次に各パターンのミニ例を1つずつ暗唱。音声ボタンで耳も使うと記憶が強く残ります。

2. 疑問詞が前置詞の目的語になるとき

会話では前置詞が文末に残る形(前置詞残り)が自然:Who are you talking to?。 いっぽう、フォーマルな文では前置詞を前に出すTo whom are you talking?。 ここでは疑問詞(who / whom / what / which / where など)前置詞の目的語になるときの「考え方」と「型」を、直感的に整理します。

Lesson 087 / Section 2

まず用語をやさしく整理(意味がわかると迷わない)

  • 疑問詞(wh-words)who / whom / what / which / where / when / why / how など、 質問の“穴”を作ることば。例:who=だれ、what=なに、which=どれ、where=どこ。
  • 前置詞(preposition)語と語の関係を示す小さなことば。 例:to=〜へ/〜に、for=〜のために、with=〜と一緒に、 about=〜について、at=点・場所/時刻、from=〜から。
  • 目的語(object):動作や前置詞の対象・相手(名詞相当)。to himhimabout itit など。
会話とフォーマルの違い(レジスター)
会話 前置詞は文末に残すWho are you speaking to?
フォーマル 前置詞を前に出すTo whom are you speaking?
💬 ミニ例(英文 → 和訳 → 音声)

Who are you speaking to?

(あなたは誰に話しているの?)

会話 to は「相手へ」。speaking to + 人to が文末に「残る」。

To whom are you speaking?

(どなたにお話し中ですか。)

フォーマル whom は目的格。To + whom の形で「前に出す」。

まずはこの型をインストール(会話で自然 ⇄ フォーマルで正統)

前置詞残り=会話で自然」「前置詞前置き=フォーマル/試験で正統」の 2本柱を最初に体に入れましょう。どちらも“前置詞が誰・何と結びつくか”をハッキリさせるのがコツです。

会話(前置詞が後ろに残る) フォーマル(前置詞を前に出す) 前置詞の役割 ポイント
Who are you speaking to? To whom are you speaking? to=相手へ 話す相手=to + 人。会話は語順が自然。
What are you looking at? At what are you looking? at=対象 look at + 物 固定。対象が何かを問う。
Which team do you play for? For which team do you play? for=所属/目的 「どのチームのために(所属して)プレー?」の for
Where do you come from? From where do you come? from=出身/起点 be from + 場所。フォーマル形は実務では少なめ。
What are you doing that for? For what are you doing that? for=目的 why(理由全般)と違い、what ... for は「目的」にフォーカス。
💬 ミニ例(英文 → 和訳 → 音声)

What are you looking at?

(あなたは何を見ているの?)

コアイメージ look at=「(目を向けて)〜を見る」。at は「対象の点」を示す。

Which team do you play for?

(どのチームで/どのチームのためにプレーしているの?)

所属 for は「受益者・目的」。スポーツの所属先をたずねる定番。

Where do you come from?

(あなたはどこの出身ですか。)

起点 from は「出どころ」。come from + 場所 で出身を表す定番。
学習のコツ:
まずは会話形(前置詞残り)を口に出して練習し、あとからフォーマル形(前置)を並べて言えるように。 「誰/何/どこ + 前置詞の意味」を結びつけて覚えると、迷いが激減します。

場面のていねいさで形を選ぶ(会話は文末、ていねい文は前に出す)

疑問文で前置詞(to, for, with, at, about, from...)が関わるとき、
会話(ふだん)では前置詞が文末に残る形が自然:Who are you talking to?
ていねい文(論文・ビジネス・入試での文語)では前置詞を前に出すTo whom are you talking?

状況 おすすめの形 目印(ヒント) ひとこと解説
日常会話 / SNS / 面接の雑談 文末に残すWho are you waiting for? 自然さ・口にしやすさ 英語らしいリズム。相手・目的などの前置詞を最後に。
ビジネス文 / 論文 / 入試の“文語”指示 前に出すFor whom are you waiting? whom が出やすい かたい印象。前置詞 + whom/which の並びが合図。
指示に“よりフォーマルに”とある 前に出す 指示文・設問条件 設問を最優先。迷ったら丁寧寄りに。
💬 ミニ例(英文 → 和訳 → 音声)

Who did you give it to?

(それを誰に渡しましたか?)

会話 give ... to 人。疑問で「人」を前に出すときは to を文末に残すのが自然。

To whom did you give it?

(どなたにそれをお渡しになりましたか。)

ていねい文 whom は目的格。「前置詞 + whom」でかたい文体に。
判断ガイド
  • 声に出す会話=文末に残す(自然)。
  • 書く文や試験で“フォーマル”指定=前に出す(かたい)。
  • 代名詞は目的格:to him / for her / with them

パターン別ナビ(よくある質問の型と前置詞)

「誰・何・どれ・どこ」を問うとき、動詞と前置詞の関係を見抜けば迷いません。
それぞれのカードで、なぜその前置詞なのかを一言で掴みましょう。

会話が基本

who / whom(人をたずねる)

相手へ話す=talk/speak towith は「一緒に」。

Who are you chatting with?

(あなたは誰とチャットしているの?)

ていねい文:With whom are you chatting?
選択所属・対象

which / what + 名詞(どれ/何の〜)

work for 会社=「〜のために働く(所属)」。

Which company do you work for?

(どの会社で働いていますか?)

ていねい文:For which company do you work?
場所

where(場所・出所)

move to 場所=「〜へ引っ越す」。

Where did you move to?

(どこへ引っ越したの?)

ていねい文:To where did you move?
目的

what ... for(何のために)

for は「目的・受益」。why は理由全般で少し広い。

What did you buy this for?

(これは何のために買ったの?)

ていねい文:For what did you buy this?
数量

how many / how much + 名詞

work with=「〜と一緒に働く」。

How many clients are you working with today?

(今日は何人の顧客と一緒に仕事していますか?)

定番セット

動詞+前置詞の定番(覚える価値大)

depend on / laugh at / belong to / think of / listen to

Who does this car belong to?

(この車は誰のものですか?)

語順注意

二重目的語の動詞(give / send / tell)

give 人 物(= give 物 to)。疑問で「人」を前に出すなら to を残すのが自然。

Who did you send the email to?

(そのメールを誰に送ったの?)

ていねい文:To whom did you send the email?
注意ポイント
  • 前置詞の直後は名詞相当(名詞句 / 代名詞の目的格 / 動名詞 / 名詞節)。
  • that は前置詞の直後に置けない(ていねい文では which/whom を使う)。
  • 学校文法でかたい形が出たら、まずは「前置詞 + whom/which」を疑う。

ミニ知識:who と whom の実用ルール

whowhom の違いは「文の中での役割」。
who=主語側(〜が)/ whom=目的語側(〜を/〜に)。
ただし、日常会話では who を広く使うため、目的語でも Who are you talking to? のように OK。
一方、ていねい文(ビジネス文・論文・入試の文語)では whom を使い、前置詞を前に出すことが多い:To whom are you talking?

迷ったら「置き換えテスト」
  1. 疑問の部分を he / him などに置き換えてみる。
  2. he(主格)に合うなら → whohim(目的格)に合うなら → whom(会話は who でも可)。
  3. 前置詞(to / for / with / at / about / from ...)の直後は「目的語」なので、 ていねい文では whom を置く:to whom / with whom
役割 会話で自然 ていねい文での推奨 判定ヒント
主語(〜が) Who came? 同じ(who he/she に置き換え可
動詞の目的語(〜を/〜に) Who did you invite? Whom did you invite? him/her/them に置き換え可
前置詞の目的語(〜に/〜と など) Who are you talking to? To whom are you talking? 前置詞の直後=目的語 → whom
💬 ミニ例(英文 → 和訳 → 音声)

Whom did you invite to the event?

(そのイベントに誰を招待しましたか。)

ていねい文 invite + 人 + to。会話なら Who did you invite to the event? でも自然。

With whom are you traveling?

(あなたは誰と旅行中ですか。)

前置詞の直後 with + 目的語 → whom。会話では Who are you traveling with?

よくあるミスとリライト(エラー → 修正)

下の項目は、疑問文で前置詞who/whomを使うときに起こりがちなミスです。 「なぜそうなるのか」も一緒に確認して、次から即リライトできるようにしておきましょう。

To who are you talking?
To whom are you talking?

(どなたにお話し中ですか。)

理由 前置詞 to の直後は目的語 → ていねい文では whom (会話は Who are you talking to? でOK)
Who did you give the book?
Who did you give the book to?

(その本を誰に渡しましたか。)

理由 give は「人」を取るとき to が必要(give A to 人)。疑問で人を前に出すと to を文末に残す。
What are you interested?
What are you interested in?

(あなたは何に興味がありますか。)

理由 be interested in固定ペア。前置詞 in を忘れない。
Who are you waiting him?
Who are you waiting for?

(あなたは誰を待っているの?)

理由 wait は「人・物」を取るとき for が必要(wait for 人/物)。him は置けない。
Which team do you play in?
Which team do you play for?

(どのチームで/ためにプレーしていますか。)

理由 所属・受益を表すのは forin は場所の「中」で、スポーツの所属には通常使わない。
Tell to me, please.
Tell me, please.

(どうぞ私に教えてください。)

理由 tell は前置詞なしで「人」を直接取れる(tell 人 物)。saysay to 人
即リライトのコツ:
  • 口語ならWho … 前置詞?(文末に残す)。
  • ていねい文なら前置詞 + whom/which … ?(前に出す)。
  • 動詞と相性のよい前置詞を丸ごと覚える(look at, wait for, listen to, be interested in など)。

💬 例文で感覚をつかもう!(疑問詞が前置詞の目的語になるとき)

会話 ビジネス deal with=扱う/対応する

Who are you dealing with on this issue?

(この件では誰と対応していますか?)

🔧 deal with + 人/問題:「〜に対処する」。疑問で「人」を問うので who を主語位置に出し、with は文末に残る。

🧠 語句:issue=問題、案件。

ていねい文 ビジネス

With whom are you negotiating the contract?

(その契約はどなたと交渉中ですか。)

🔧 ていねい文は 前置詞 + whomnegotiate with + 人=〜と交渉する。

会話 感情

What are you laughing at?

(何に笑っているの?)

🔧 固定表現:laugh at + 対象。「何に?」を問うと at が文末へ。

ていねい文 感情

At what are you laughing?

(何をお笑いですか。)

🧠 ニュアンス:書き言葉的で堅い。
会話 チーム

Which team member are you relying on for this task?

(この作業ではどのメンバーに頼っていますか?)

🔧 rely on + 人/物=〜に頼る。「どのメンバーか」を which で限定質問。

ていねい文 チーム

On whom are you relying?

(どなたに頼っておられますか。)

🧠 かたい表現。試験文での対比用に覚えておくと安心。
会話 学習

Which topic are you thinking about for your presentation?

(発表のどのトピックについて考えていますか?)

🔧 think about + 事=〜について考える。
ていねい文 学習

About which topic are you thinking?

(どのトピックについてお考えですか。)

🧠 書き言葉的だが、試験では見かける。
会話 日常

What are you looking for at the station?

(駅で何を探しているの?)

🔧 look for + 物=〜を探す。対象を問うと for が文末へ。
ていねい文 日常

For what are you looking?

(何をお探しですか。)

🧠 店員さんの丁寧な言い方イメージ。
会話 スポーツ

Who are you competing against this weekend?

(今週末は誰と対戦するの?)

🔧 compete against + 相手=〜と競う。
ていねい文 スポーツ

Against whom are you competing?

(どなたと対戦なさるのですか。)

会話 ビジネス

Which client are you meeting with today?

(今日はどの顧客と会うの?)

🔧 meet with + 人=〜と会合する(北米でよく使う)。
会話 交通

Which station are you getting off at?

(どの駅で降りますか?)

🔧 句動詞:get off=(乗り物から)降りる。地点は at
ていねい文 交通

At which station are you getting off?

(どちらの駅でお降りになりますか。)

会話 所有

Who did you borrow it from?

(それは誰から借りたの?)

🔧 borrow A from 人=人からAを借りる。
ていねい文 所有

From whom did you borrow it?

(どなたからお借りになったのですか。)

恋愛 会話

Who are you thinking of right now?

(今、誰のことを考えているの?)

🔧 think of + 人=(ふっと)〜のことを思う。of が文末に残る形が会話で自然。

2-FAQ:疑問詞が前置詞の目的語になるとき

狙い会話=文末に残す / ていねい文=前に出す」の判断や、who/whom の使い分け、 動詞と前置詞の“相性”をクリアにします。短い実例でサッと確認しましょう。

結論 現代英語ではOK。会話・ナチュラルな文では前置詞が文末に残るのが普通です。 ていねい文にしたいときだけ前に出します。

Who are you working with?

(あなたは誰と一緒に仕事しているの?)

With whom are you working?

(どなたと一緒にお仕事をなさっていますか。)

  • 会話who が広く使われる(目的語でもOK)。
  • ていねい文前置詞の直後はwhom を推奨(to whom など)。
  • 迷ったら置き換えテスト:he→who / him→whom。

Whom did you see at the gallery?

(美術館で誰を見かけましたか。)

※ 会話なら Who did you see at the gallery? でも自然。

まずは頻出ペアを丸ごと覚えるのが近道:

apply for(〜に応募) / listen to(〜を聞く) / wait for(〜を待つ) / depend on(〜に依存) / result in(結果として〜になる)

What are you applying for right now?

(今、何に応募していますか。)

「対象」を問うと、対応する前置詞が文末へ残ります。

  • give / send / show / offer は相手に到達to + 人
  • buy / make / cook / find は相手の利益for + 人

Who did you send the invoice to?

(その請求書誰に送りましたか。)

Who did you buy this for?

(これは誰のために買ったの?)

  • from=起点 出どころ・出発点をたずねる。
  • to=方向/到達 行き先・到着点をたずねる。

Where are you returning from?

(どこから戻ってきたの?)

Where are you heading to now?

(今、どこへ向かっているの?)

一部の地域・カジュアル会話で耳にしますが、学校文法やフォーマルでは避けるのが安全。基本は Where are you?

Where are you?

(今どこ?)

Where are you at?

(今どこにいるの?:口語的・地域差あり)

  • what ... for 目的にフォーカス(何のために)。口語的。
  • why 理由全般(背景・動機など広い)。

What are you saving money for?

(何のためにお金を貯めているの?)

Why are you saving money?

(なぜお金を貯めているの?)

  • which 選択肢が限られている(手元のリスト・候補)。
  • what 選択肢が無制限/不明

Which department are you in?

(あなたはどの部署に所属していますか。(候補が限定))

What department are you in?

(あなたはどの部署に所属していますか。(候補が開かれている))

3. 関係代名詞が前置詞の目的語になるとき

名詞をうしろから説明するのが関係代名詞who / whom / which / that など)。
会話では前置詞がうしろに残る形(the person I talked to)が自然。ていねいな文では前に出す形(the person to whom I talked)も使われます。
重要:前置詞の直後に that は置けない(× the company for that she works)。

Lesson 087 / Section 3

まず用語をていねいに整理(迷わなくなる基礎)

  • 関係代名詞(relative pronoun):前にある名詞(先行詞)を、うしろの節で説明する言葉。
    例:the book which I bought(私が買った本)
  • 前置詞(preposition):語と語の関係を示す小さな語。to / for / with / at / about / from / of / in / on など。
  • 目的語(object):前置詞や動詞の相手・対象(名詞相当)。to herherabout itit など。
形は2つ:「会話で自然」か「ていねいで正統」か
会話 前置詞が後ろに残るthe topic we talked about
ていねい文 前置詞を前に出すthe topic about which we talked
💬 ミニ例(英文 → 和訳 → 音声)

the company she works for

(彼女が働いている会社)

会話形work for + 会社for が文末に残る。

the company for which she works

(彼女が勤務している会社)

ていねい文前置詞 + whichfor that は不可。

まずはこの2本柱(同じ意味を2通りで言えるように)

ポイントは「前置詞がどの語とセットか」。会話形とていねい形を並べると、目で見てつながりが分かります。

会話(前置詞が後ろに残る) ていねい・書き言葉(前置詞を前に) 前置詞の役割 注意・コツ
the person I spoke to the person to whom I spoke to=相手 who/whom(人)。ていねい形は to + whom
the topic we talked about the topic about which we talked about=話題 which(物・こと)。会話は関係代名詞の省略可。
the company she works for the company for which she works for=所属/利益 × for that(前置詞の直後に that は不可)。
the house I live in the house in which I live in=内部 where との言い換え:the house where I live
the reason I’m proud of him the reason for which I’m proud of him for=理由 重ね不可:the reason why for which ... は×。
💬 ミニ例(英文 → 和訳 → 音声)

the partner I worked with

(私が一緒に働いた相手)

会話形work with + 人。関係代名詞(that/whom)は目的語なので省略可。

the partner with whom I worked

(私がともに働いた相手)

ていねい文前置詞 + whom。この形では関係代名詞の省略は不可。
学習のコツ:
まずは会話形(前置詞がうしろ)を口に出して練習し、同じ意味をていねい形(前置)で言い換え。
「人=who/whom」「物=which」「thatは前置詞の直後に置けない」をセットで覚えると迷いません。

使い分けルール(迷わない判断ガイド)

  1. 人か?物・ことか?
    人なら who/whom、物・ことなら which。会話では目的語の関係代名詞は省略可
    例:the mentor (whom) I learned fromthe method (which) we agreed on
  2. 会話=前置詞は後ろに残す/ていねい文=前に出す
    会話:the colleague I collaborated with / ていねい文:the colleague with whom I collaborated
  3. 前置詞の直後に that は置けない
    × the company for that she applied the company for which she applied
  4. 前置詞を前に出したら、省略はできない
    the tool I paid for(省略可)/ the tool for which I paidwhich 必須)
  5. where / when / why と “前置詞 + which” は言い換え
    the city where I grew upthe city in which I grew up
    the day when we metthe day on which we met
    the reason why I leftthe reason for which I left
  6. 代名詞は目的格(前置詞の直後は目的語)… to him / with her / for them
💬 ミニ例(英文 → 和訳 → 音声)

the colleague I collaborated with

(私がいっしょに協力して仕事をした同僚)

会話形collaborate with + 人。関係代名詞(whom/that)は目的語なので省略可。

the colleague with whom I collaborated

(私が協力した同僚)

ていねい文前置詞 + whom。この形では省略不可。

the tool for which I paid

(私が代金を払った道具)

役割for=支払い対象・目的。for that は不可。
学習のコツ:
まずは会話形=前置詞が後ろを口に出して言えるように。そのあと同じ意味をていねい形に変換(前置詞 + whom/which)。「誰/何」とどの前置詞がペアかを意識すると迷いが激減します。

パターン一覧(動詞+前置詞セット × 人/物)

よく出る動詞+前置詞をまとめました。人に結びつくのか/物・ことに結びつくのかを意識し、 会話形(前置詞が後ろ)⇄ていねい形(前置詞を前)を行き来できるようにしましょう。

セット 対象 会話形の型 ていねい形の型 前置詞の役割 注意・補足
talk / speak to 人(相手) the person I spoke to the person to whom I spoke to=相手 who/whom。会話は省略可。
listen to 物・人(音源・話者) the song I listened to the song to which I listened to=対象 listento 必須。
look at 物・こと(視線の点) the painting I looked at the painting at which I looked at=対象 at は「点」。
rely on 人・物(頼る先) the teammate I relied on the teammate on whom I relied on=依存 人なら whom が自然。
work for 組織(所属) the firm she works for the firm for which she works for=所属 × for that
think about 話題・物 the topic we thought about the topic about which we thought about=話題 会話は省略可。
deal with 人・問題 the issue we dealt with the issue with which we dealt with=関与 人にも物にも取れる。
belong to 人・組織(所有/所属) the club he belongs to the club to which he belongs to=所属 to を落とさない。
be interested in 話題・分野 the field she’s interested in the field in which she is interested in=内部・対象 形容詞+前置詞の定番。
apply for 仕事・制度(応募先) the job I applied for the job for which I applied for=目的/対象 支払いの pay for と同型。
laugh at 人・物(嘲笑/対象) the joke they laughed at the joke at which they laughed at=対象 人に使うと失礼になることも。
agree with 人・意見 the opinion I agreed with the opinion with which I agreed with=一致 人に同意= agree with + 人
wait for 人・物(待つ対象) the bus we waited for the bus for which we waited for=対象 wait 単体では不可。
live in 場所 the city I live in the city in which I live in=内部・場所 where 言い換え可。
write to 人(宛先) the client I wrote to the client to whom I wrote to=宛先 to を落とさない。
活用ヒント:
  • まず会話形(前置詞が後ろ)で言えるように練習 → その後ていねい形に変換。
  • 「前置詞=役割のラベル」と考える(to=相手/for=目的/所属/in=内部/on=接触/about=話題)。
  • 辞書で「動詞+前置詞」の語法欄を確認する習慣をつけると、迷いが減ります。

💬 例文で感覚をつかもう!(関係代名詞が前置詞の目的語になるとき)

会話形 learn from=〜から学ぶ

the mentor I learned from

(私が教えを受けた指導者)

🔧 関係代名詞(whom)は目的語なので省略可:the mentor (whom) I learned from

🎯 from は「出どころ」。学びの出所(先生)を表す。

会話形 課題 deal with=扱う/対処する

the issue we dealt with

(私たちが対処した問題)

💡 前置詞は文末に残るのが自然。ていねい文では the issue with which we dealt と前に出せる。

会話形 音楽 listen to=〜を聞く

the song I listened to

(私が聞いた曲)

🧩 listen は必ず to を取る。省けない前置詞に注意。
会話形 場所 sit on=〜に座る

the chair I sat on

(私が座った椅子)

📌 on は「接触」。表面に座るイメージ。
ていねい文(対応形) 場所

the city in which I was born

(私が生まれた都市)

🔁 会話形:the city I was born in

🔄 言い換え:the city where I was bornin と同じ「内部/場所」イメージ)。

会話形 スポーツ play for=(チームに)所属してプレー

the team he plays for

(彼が所属しているチーム)

🏷️ for は「所属/受益」。
会話形 IT rely on=〜に頼る

the platform we rely on

(私たちが頼っているプラットフォーム)

🧠 「支えにする」イメージ。人にも物にも使える。
会話形 仕事 be responsible for=〜の担当だ

the project I’m responsible for

(私が担当しているプロジェクト)

📌 形容詞+前置詞の定番。前置詞は省けない。
会話形 ビジネス present to 人=〜に発表/提案する

the client we presented to

(私たちが発表した相手の顧客)

📝 ていねい文:the client to whom we presented
会話形 理念 believe in=〜を信じる/大切にする

the values we believe in

(私たちが信じている価値観)

💡 in は「内側にある信念」に寄り添うイメージ。
ていねい文

the partner with whom I shared a room

(私が同室だった相手)

↔︎ 会話形:the partner I shared a room with
会話形 約束 agree on=〜に合意する

the deadline we agreed on

(私たちが合意した締め切り)

📎 ていねい文:the deadline on which we agreed
会話形 嗜好 be loyal to=〜に忠実/愛着がある

the brand she is loyal to

(彼女が愛着を持つブランド)

🧵 形容詞+前置詞。ていねい文は to which を用いる。
会話形 感情 be proud of=〜を誇りに思う

the achievements she is proud of

(彼女が誇りに思っている業績)

🌟 of は「原因・出所」。誇りの原因=成果。
恋愛 会話形 fall in love with=〜に恋に落ちる

the person I fell in love with

(私が恋に落ちた人)

💘 ていねい文:the person with whom I fell in lovewhom は目的格。

3-FAQ:関係代名詞が前置詞の目的語になるとき

要点 会話は前置詞を後ろに残す/ていねい文は前に出すthat前置詞の直後に置けない。 省略は目的語のときのみ可、ただし前置詞を前に出したら不可

  • 省略可 関係代名詞が目的語のとき:the tool (which) I paid for
  • 省略不可 関係代名詞が主語のとき:the person (who) called me
  • 省略不可 前置詞を前に出したとき:the tool for which I paid

the book I was looking for

(私が探していた本)

the book for which I was looking

(私が探していた本:ていねい形)

はい、使えませんthat前置詞直後に置けないので、whom/which を使います。
ただし、会話形(前置詞を後ろに残す)なら that 自体は使えます:the person that I spoke to

to whom I spoke(◎)

(私が話しかけた相手に)

to that I spoke(×)

that は前置詞の直後に置けないため不適切。

  • whose は「人」にも「物」にも使える自然な表現:the company whose culture I admire
  • of which はやや堅い:the company the culture of which I admire

the company whose culture I admire

(私がすてきだと感じる文化を持つ会社)

※ テストで「堅めの書き言葉」を求められるなら of which も使える、と覚えておく。

はい、意味は同じになります。ただし二重にしない(重ね禁止)。

  • wherein/on/at + which
  • whenon/in + which
  • whyfor + which

the city where I studied

(私が勉強した都市)

the city in which I studied

(私が勉強した都市:ていねい形)

× the city where I studied in(重ねて使わない)

会話形 前置詞が後ろに残るときは who でも自然:the friend who I talked to
ていねい形 前置詞を前に出すときは whom/which を使う:the friend to whom I talked

the friend who I talked to

(私が話をした友人)

the friend to whom I talked

(私が話をした友人:ていねい形)

はい。前置詞句が長い場合は、前に出す型にすると見通しが良くなります(論文・契約書・報告書で有利)。

the policy under which the new safety guidelines were introduced

(新たな安全指針が導入された枠組みとなる方針)

会話なら the policy the new safety guidelines were introduced under でもOK(やや長め)。

集合名詞に対してその一部を説明する挿入型。カンマで区切ることが多く、やや堅い書き言葉です(メール・レポートで便利)。

We interviewed ten applicants, none of whom had prior experience.

(10人の応募者に面接したが、そのうち誰ひとりとして経験者はいなかった。)

The project involved several tools, many of which were open-source.

(そのプロジェクトにはいくつかのツールが関わっており、その多くはオープンソースだった。)

to whose house は文法上OKですが、かなり堅く響きます。普通は次のどちらかにします。

  • 会話形the person whose house I went to
  • 分解the person I went to, to his/her house(文を分ける/言い換える)

the person whose house I went to

(私が行った先の家の持ち主である人)

重ねないのが原則。the place where ... か、the place in which ... のどちらかにします。

the place where we met

(私たちが会った場所)

the place in which we met

(私たちが会った場所:ていねい形)

× the place where we met in(二重になって不自然)。

会話では who/whichthat に置き換えると一本化できて楽です(ただし 前置詞直後は不可)。
※ 代名詞の省略が可能なら、そのまま省略するのが一番自然なことも多い。

the team that I applied for

(私が応募したチーム)

前置詞を前に出すなら the team for which I appliedfor that は×)。

4. 不定詞で名詞を説明:前置詞が「あとに残る」形

名詞を to + 動詞の原形(不定詞)で説明するとき、動詞とセットの前置詞が 名詞のあとに残ることがあります。例:things to talk about(話すべきこと) / a chair to sit on(座る椅子)。
ていねい・書き言葉では、前置詞を前に出す形も可能:things about which to talk / a chair on which to sit

用語ミニ辞書 不定詞to + 動詞。「〜するための/〜すべき」の“進む矢印”のイメージ。
前置詞:語どうしの関係を示す小語(in / on / for / with / about / to など)。
ポイント:ここでの to前置詞の toではなく不定詞の to
Lesson 087 / Section 4

コアイメージ:まずは「会話形」⇄「ていねい形」を対で覚える

コツは、動詞+前置詞の相性talk about / sit on / open with / rely on…)を そのまま不定詞にも持ち込むこと。まずは会話で自然な“後置”→必要に応じて“前置”に言い換え、の順で定着させます。

会話(自然:前置詞が後ろに残る) ていねい・書き言葉(前置詞を前に) 前置詞の役割 ひとことメモ
things to talk about things about which to talk about=話題 「何について話すか」の about は必須。
a chair to sit on a chair on which to sit on=接触・上 siton と相性(上に座る)。
nothing to open the can with nothing with which to open the can with=道具 道具・手段は with で示す。
someone to rely on someone on whom to rely on=依存先 人に頼る=rely on + 人
a topic to think about a topic about which to think about=話題 考える対象を表す about
💬 ミニ例(理解を固めるための最小限の例:英文 → 和訳 → 音声)

We have many things to talk about.

(私たちには話すべきことがたくさんある。)

about=話題 talk about の相性をそのまま不定詞後ろへ。

I need a chair to sit on.

(私は座るための椅子が必要だ。)

on=接触 sit on の「上に接する」イメージをキープ。

We have nothing to open the can with.

(その缶を開けるための道具が何もない。)

with=道具 手段の with は落とせない。前置にすると with which to open
学習のコツ:
まずは会話形to + 動詞 + 前置詞)を口ならし → 同じ意味をていねい形前置詞 + which + to + 動詞)で言い換え。
さらに「to=不定詞」「for=前置詞(目的・利益)」の違いを常に意識すると迷いません。

使い分けルール(迷わない判断ガイド)

  1. 動詞+前置詞の「相性」をそのまま不定詞にも持ち込む
    talk aboutsit onopen withrely on … といった組み合わせは、不定詞でも崩しません。
    型:名詞 + to + 動詞 + 前置詞
  2. 会話は「後置」/ていねい文や書き言葉は「前置」
    会話a chair to sit onていねいa chair on which to sit
    文書・報告では前置のほうが読みやすく、正式な印象になります。
  3. to の正体に注意(不定詞の to と前置詞の to は別物)
    ここで使う to + 動詞不定詞(「〜するための/〜すべき」)。前置詞の to(「〜へ」)と混同しないこと。
  4. 前置詞を「言い換え」で消せる場合もある
    たとえば talk about A → 他動詞 discuss A に言い換えると、a topic to discuss のように前置詞が消えます。
    ただし open with(道具)などは言い換えが難しく、with を残すのが自然。
  5. 二重使用は不可(重ねない)
    × a place where to live in a place to livea place in which to live
    ※ 「where」か「in which」のどちらか1つだけ。
  6. for + 人 + to + 動詞 で「だれがするか」を明示できる
    例:a book for children to read(子どもが読むための本)。主語をはっきりさせたいときに便利。
💬 ミニ例(英文 → 和訳 → 音声)

She needs someone to talk to.

(彼女には話せる相手が必要だ。)

to=相手 talk to + 人 の相性をそのまま不定詞へ。

We finally found a topic to discuss.

(ついに話し合うべき話題が見つかった。)

言い換え talk aboutdiscuss(他動詞化で前置詞が消える)。

This is the right tool to cut the wire with.

(これはその針金を切るためのちょうど良い道具だ。)

with=道具 手段を表す with は原則残す。
学習のコツ:
まずは会話形(to + 動詞 + 前置詞)を瞬間で口に出す練習 → 次にていねい形へ言い換え。
to=不定詞」「前置詞=役割ラベル」の2つをセットで意識すると迷いません。

パターン一覧(不定詞 + 前置詞の代表例)

よく使う動詞+前置詞の相性を、不定詞での会話形(後置)ていねい形(前置)で並べました。 右端の「言い換え・注意」も参考にしてください。

セット(V + 前置詞) 会話型(to V + 前置詞) ていねい型(前置詞 + which + to V) 前置詞の役割 言い換え・注意
talk about things to talk about things about which to talk about=話題 discuss で前置詞を回避可:a topic to discuss
sit on a chair to sit on a chair on which to sit on=接触・上 必須前置詞。消さない。
open with nothing to open it with nothing with which to open it with=道具 手段の with は残す。
rely on someone to rely on someone on whom to rely on=依存 depend on も近義。
think about a topic to think about a topic about which to think about=話題 consider で他動詞化可。
meet with a client to meet with a client with whom to meet with=相手 地域差で meet 単体もあり。
write to a person to write to a person to whom to write to=宛先 contact で言い換え可。
apply for a job to apply for a job for which to apply for=対象/目的 for は落とさない。
look at data to look at data at which to look at=対象(点) 視線の「点」。
agree with a view to agree with a view with which to agree with=一致 人にも物(意見)にも可。
live in a place to live ( in ) a place in which to live in=内部・場所 to live だけでも自然(会話)。
stay at a hotel to stay at a hotel at which to stay at=地点 場所の「点」を示す at
focus on key points to focus on key points on which to focus on=的/焦点 ビジネス頻出表現。
prepare for a test to prepare for a test for which to prepare for=目的/対象 for は保持。
活用ヒント:
  • まずは会話形(to + 動詞 + 前置詞)を瞬時に言えるように → 必要に応じてていねい形へ。
  • 前置詞は「役割ラベル」:about=話題/with=道具/on=接触/焦点/in=内部/場所/for=目的/対象。
  • 他動詞への言い換え(discuss・consider・handleなど)を覚えると、表現の幅が一気に広がります。

💬 例文で感覚をつかもう!(不定詞で名詞を説明:前置詞が「あとに残る」)

会話形 道具 write with=〜で書く

I need a pen to write with.

(私は書くためのペンが必要だ。)

🔧 構造:a pen + to write + with(道具の with は必須)。

🧠 語彙:pen=ペン/write=書く/with=道具・手段。

会話形 相手 turn to=(助けを)求める

She needs someone to turn to.

(彼女には頼れる相手が必要だ。)

💡 turn to + 人=相談する/助けを求める。

🧱 型:someone + to turn + to(宛先の to)。

会話形 接触/上 put on=〜の上に置く

This is a shelf to put the books on.

(これは本を置くための棚です。)

📌 on=「接触・上」。物を“上に”置くイメージ。

👀 ていねい形:a shelf on which to put the books

会話形 地点 stay at=〜に泊まる

Do you know a hotel to stay at near the station?

(駅の近くで泊まれるホテルを知っていますか?)

🧭 at=場所の点。ホテルの“地点”に泊まる。

📄 ていねい形:a hotel at which to stay

会話形 課題 work on=〜に取り組む

We have several projects to work on this quarter.

(今期は取り組むべきプロジェクトがいくつかある。)

📌 work on + 物=対象に手をかける。

💼 ビジネス頻出のコロケーション。

会話形 宛先 present to 人=〜に発表する

We have a client to present to tomorrow.

(明日は発表する相手の顧客がいる。)

🗣️ present to + 人=相手に向けて発表・提案。

📄 ていねい形:a client to whom to present

会話形 依存 depend on=〜に頼る

He found a friend to depend on.

(彼は頼れる友だちを見つけた。)

🤝 depend on=心理的な支えとして“〜に寄りかかる”。

↔︎ 同義:rely on(本課では導入例と重複回避のためこちらを採用)。

ていねい文 基盤

a platform on which to build our app

(私たちのアプリを構築するための基盤)

🎩 前置詞前置き(フォーマル):on which to build

🗣️ 会話形:a platform to build on でもOK。

会話形 宛先 write to=〜に手紙/連絡する

I finally found someone to write to about this issue.

(この件について連絡すべき相手をやっと見つけた。)

✉️ write to + 人=書き送る/連絡する。

📄 ていねい形:someone to whom to write

会話形 道具 measure with=〜で測る

We need a tool to measure the thickness with.

(厚みを測るための道具が必要だ。)

🧪 with=手段。取り去ると意味が欠ける。

📄 ていねい形:a tool with which to measure

会話形 経路 go through=〜を通り抜ける

We found a tunnel to go through.

(私たちは通り抜けるためのトンネルを見つけた。)

🌉 through=内部を“通過”。場所のコアイメージを意識。

会話形 目標 aim for=〜を目指す

I want a goal to aim for this year.

(今年は目指すための目標が欲しい。)

🎯 for=到達点・目的地のイメージ。

恋愛 会話形 fall in love with=〜に恋をする

I finally found someone to fall in love with.

(ついに恋に落ちる相手を見つけた。)

💘 with=心が向かう相手を示す。ていねい形:someone with whom to fall in love

会話形 共有相手 share A with 人=〜を人と共有する

I need a partner to share the news with.

(その知らせを一緒に分かち合う相手が欲しい。)

🗞️ with=共有の相手。ていねい形:a partner with whom to share the news

4-FAQ:to不定詞で名詞を説明するときの「前置詞の位置」

型(会話で自然) Noun + to + V + 前置詞 型(ていねい・書き言葉) 前置詞 + which + to + V 位置会話=後置/文書=前置

動詞がもともと前置詞とセットだからです(コロケーション)。write withtalk aboutstay at などは、不定詞でも前置詞を保ちます。

I need a pen to write with.

(私は書くためのペンが必要だ。)

We found a hotel to stay at.

(私たちは泊まるホテルを見つけた。)

  • to + 動詞:行為の目的・方向(“〜するための”)。
  • for + 名詞/動名詞:用途・受益(“〜用の/〜のための”)。

a pen to take notes with

(メモを取るためのペン)

a pen for note-taking

(メモ用のペン)

for + 人 + to + 動詞 を使います。名詞の“利用者/行為者”を明示できます。

a book for children to read

(子どもが読むための本)

意味が違えば連続してOKです(宛先to+話題aboutなど)。

someone to talk to about the plan

(その計画について相談する相手

重ね禁止です。wherein which のどちらかだけを使います。会話なら a place to live だけで自然。

a place to live

住む場所)

a place in which to live

住む場所:ていねい形)

はい、可能です。about/with/on + which + to V の形がよく使われます(レポート・案内文など)。

topics about which to speak

話すべき話題)

はい。受動でも動詞と前置詞の相性は維持されます。

issues to be dealt with

対処されるべき課題)

はい。不定詞部の最後に必要な前置詞を残します。

a person easy to talk to

話しかけやすい人)

はい。疑問詞不定詞でも、動詞が前置詞を要求すれば後ろに置きます。

what to talk about

何について話すか)

  • 省略可 a place to live (in)in のように、意味が明白で落としても通じるとき。
  • 省略不可 sit onopen with のように、役割が欠けると意味が成り立たないとき。

a place to live

住む場所)

a chair to sit on

座るための椅子)

はい。to + 動詞前置詞 の間に副詞・語句が挟まってもOK。最後に必要な前置詞を置きます。

the best person to talk to right now

(今すぐ話すべき最適な相手)

5. 群動詞の受動態:前置詞(や particle+前置詞)が「あとに残る」

群動詞laugh at / speak to / take care of / look up to など)を 受動にするときは、前置詞の相性をそのまま保って、過去分詞のあとに置きます。
骨格は S + be + Vpp + 前置詞 (+ by 行為者)。会話では by 〜 を省略するのが自然です。

ミニ辞書
  • 群動詞:動詞+前置詞(+副詞)でひとかたまりの意味を作る表現。
  • 受動態:〈〜される〉が主語。形は be + 過去分詞(Vpp)
  • 前置詞の後置(stranding)前置詞を文末寄りに残す自然な言い方(特に会話)。
💬 ミニ例(英文 → 和訳 → 音声)

His idea was laughed at.

(彼の考えは笑われた。)

Lesson 087 / Section 5

コアイメージ:能動 → 受動の「一本ルール」

  1. 相性セットを見つけるV + 前置詞(例:laugh at / speak to)。
  2. 目的語を主語へ:能動の目的語を受動の主語に。
  3. be + Vpp にする:動詞を過去分詞へ(laugh → laughed)。
  4. 前置詞はそのまま後ろに残すbe + Vpp + 前置詞
  5. by 〜 は必要なときだけ:行為者を言いたいときだけ追加。
覚え方:能動:V + 前置詞受動:be + Vpp + 前置詞」と一直線で置き換えるだけ。
能動(相性セット) 受動(一本ルール適用) 意味 メモ
people laugh at his idea his idea is laughed at (by people) 笑われる 会話では by 省略が普通。
a stranger speaks to her she is spoken to (by a stranger) 話しかけられる to は宛先。必ず残す。
they make fun of him he is made fun of からかわれる 粒が2語でも順番そのまま
we look up to him he is looked up to 尊敬される up to を崩さない。
staff take care of the patient the patient is taken care of 世話をされる = is cared for と言い換え可。
the report refers to this issue this issue is referred to (in the report) 言及される 文書で頻出。by句より状況句。
they deal with the problem the problem is dealt with 対処される = is handled
💬 ミニ例(英文 → 和訳 → 音声)

She was spoken to by a stranger.

(彼女は見知らぬ人に話しかけられた。)

He is looked up to by his juniors.

(彼は後輩に尊敬されている。)

The issue was referred to in the meeting.

(その問題は会議で言及された。)

使い分けルール(迷わない判断ガイド)

  1. まずは「相性セット」を固定で覚える 例:laugh atspeak todeal withlook up totake care of

    Their accents were laughed at.

    (彼らの発音は笑われた。)

  2. 受動の骨格は S + be + Vpp + 前置詞(前置詞はあとに残す能動:people talk to her → 受動:she is talked to

    She was talked to by the coach.

    (彼女はコーチに話しかけられた。)

  3. 複合型(副詞+前置詞)も順番そのまま look up tois looked up totake care ofis taken care of

    He is looked up to by many students.

    (彼は多くの学生に尊敬されている。)

  4. by句は「必要なときだけ」 行為者が大事なら付ける。そうでなければ省略が普通(特に会話)。

    The policy was referred to (by several speakers).

    (その方針は(数名の発表者により)言及された。)

  5. 代名詞は主格に変わる(目的格→主語) 能動:speak to her → 受動:She was spoken to.
  6. 言い換えで受動を避ける選択もある 重く感じるときは能動・名詞化へ:People respect him.He has a lot of respect.
  7. 絶対に落とさない前置詞がある × He was looked up. He was looked up to.× She was spoken. She was spoken to.
覚え方:「能動:V + 前置詞 → 受動:be + Vpp + 前置詞」の一直線変換。前置詞は必ず温存

パターン一覧(群動詞の受動態:よく使うセット)

「能動の相性(V+前置詞)」を、そのまま「受動(be+過去分詞+前置詞)」に移すのがコツです。

能動セット 受動の基本形 意味 使用域 by句 言い換え候補・注意
laugh at be laughed at 笑われる 会話◎ 通常省略
speak totalk to be spoken tobe talked to 話しかけられる 会話◎ 必要時のみ with の地域差に注意(talk with)。
look at be looked at 見られる 中立 必要時のみ
refer to be referred to 言及される 文書◎ 状況語を添えること多 会議・報告書で頻出。
deal with be dealt with 対処される 文書◎ 通常省略 be handled に言い換え可。
take care of be taken care of 世話をされる 会話◎ 通常省略 be cared for も可(意味近い)。
look up to be looked up to 尊敬される 会話◎ 必要時のみ be respected に言い換え可(ニュアンス中立)。
make fun of be made fun of からかわれる 会話◎ 通常省略 be mocked(書き言葉寄り)。
rely ondepend on be relied onbe depended on 頼られる 中立 必要時のみ 助動詞と相性良:can/must be relied on
comment on be commented on コメントされる 文書◎ 必要時のみ ニュース・レビュー系で頻出。
put up with be put up with 我慢される 必要時のみ 受動は限定的:Such behavior won't be put up with. のように否定文でよく使う。
💬 ミニ例(英文 → 和訳 → 音声)

The problem will be dealt with soon.

(その問題はまもなく対処される。)

All the paperwork has been taken care of.

(書類関係はすべて片づけられた/手配済みだ。)

Such behavior won't be put up with.

(そのような振る舞いは容認されない。)

活用ヒント:
  • 会話では受動+前置詞の後置(stranding)が自然。
  • 文書では be referred to / be dealt with などが定番。by句は控えめに。
  • 言い換え(be respected / be handled など)も一緒に覚えると表現の幅が広がる。

💬 例文で感覚をつかもう!(群動詞の受動態:前置詞が「あとに残る」)

会話形 話題 talk about = 〜について話す

The topic was talked about endlessly.

(その話題はいつまでも話題にされた語られた。)

🔧 構造:S + be + Vpp + about(能動 talk about → 受動 be talked about)。

🧠 語彙:topic=話題/endlessly=終わりなく。

文書寄り レビュー comment on = 〜にコメントする

The design was commented on by many users.

(そのデザインは多くのユーザーにコメントされた。)

📌 comment onon は対象の「点」を示す。

📝 by many users は行為者。必要なときだけ付与。

会話形 信頼 rely on = 〜に頼る

She can be relied on in a crisis.

(彼女は危機のとき頼りにされる人だ。)

⚙️ 助動詞+受動:can be + Vpp と相性が良い(能力・可能)。

🧠 語彙:crisis=危機。

会議 合意 agree on = 〜で合意する

The budget was agreed on unanimously.

(予算は全会一致で合意された。)

🔍 agree on + 物 の受動:be agreed on

🧠 語彙:unanimously=全会一致で。

選挙 支持 vote for = 〜に投票する

The candidate was voted for by a large majority.

(その候補者は大多数の人に投票された。)

🗳️ vote for + 人 の受動で for を残すのがポイント。

🧠 語彙:majority=多数。

会話形 世話 look after = 〜の世話をする

The baby was looked after by his aunt.

(その赤ちゃんはおばさんに世話をされた。)

🤱 look after は「面倒を見る」。受動でも語順は崩さない。

🧠 語彙:aunt=おば。

SNS gossip about = 〜について噂する

The rumor was gossiped about online.

(その噂はネット上で噂された。)

🌐 受動でも about を保持:be gossiped about

🧠 語彙:rumor=噂。

プロジェクト 基盤 build on = 〜を土台に発展させる

Our next plan will be built on your feedback.

(次の計画は皆さんのフィードバックを土台として構築される。)

🏗️ 「〜に基づく」の build on。受動で未来:will be built on

🧠 語彙:feedback=意見・感想。

メディア 記事 write about = 〜について書く

The musician is often written about in blogs.

(そのミュージシャンはブログでよく取り上げられる。)

🖊️ write about → 受動 be written about

🔁 often の位置は自由だが、Vppの前後を避けると読みやすい。

会話形 場所 sleep in = 〜で寝る

This room is seldom slept in.

(この部屋はめったに寝泊まりに使われない。)

🛏️ 「場所+sleep in」は受動でよく使う型。

🧠 語彙:seldom=めったに〜ない。

描写 経路 walk across = 〜を歩いて渡る

The old bridge was walked across carefully.

(その古い橋は注意深く歩いて渡られた。)

🌉 across=横切るイメージ。受動でも最後に残す。

🧠 語彙:carefully=注意深く。

会議 主張 insist on = 〜を強く主張する

The strict deadline was insisted on by the client.

(厳しい締め切りが顧客によって強く求められた。)

📌 insist on + 名詞 → 受動 be insisted on

🧠 語彙:deadline=締め切り。

報告書 説明・内訳 account for = 〜の理由/内訳を説明する

All missing items have been accounted for.

(紛失した品目はすべて説明がついた帳尻が合った。)

📊 完了形+受動の定番:have been accounted for

🧠 語彙:missing=見当たらない。

恋愛 会話形 care for = 大切に思う/世話をする

I felt truly cared for by you.

(あなたに本当に大切にされていると感じた。)

💘 受動の感情表現:be cared for(大切にされる/世話をされる)。

🧠 語彙:truly=心から。

5-FAQ:群動詞の受動態(be + Vpp + 前置詞)で迷うポイント

S + be + Vpp + 前置詞 (+ by 行為者) 位置前置詞は文末寄り(後置) 場面会話で自然/文書でも定番あり

行為者(だれがやったか)が重要でない/文脈で明らかなことが多いからです。伝えたいのは「何がどうされたか」。

He was laughed at.

(彼は笑われた。)

He was laughed at by his classmates.

(彼はクラスメートに笑われた。)

  • speak/talk to 人:一方向(上司が部下に注意する等)のニュアンスになりやすい。
  • speak/talk with 人:双方向=会話のニュアンス。

受動では「be spoken to」が自然で頻出。「be spoken with」は不自然になりやすいので、会話ニュアンスは能動にするのが安全。

She was spoken to by the manager.

(彼女はマネージャーに声をかけられた/注意された。)

She spoke with the manager.

(彼女はマネージャーと話をした。)

平叙文では一般に後置(stranding)が自然。疑問文や関係詞ではフォーマルに前置が可能です。

Who was she spoken to?

(彼女は誰に話しかけられたの?)

To whom was she spoken?

(フォーマル:彼女は誰に話しかけられたのですか。)

基本は be の後、Vpp の前。前置詞は最後に残します。

He is often looked up to by his team.

(彼はチームからよく尊敬される。)

はい、特に否定文・禁止でよく使います(容認しない、という強い表現)。

Rude comments won't be put up with.

(失礼なコメントは許されない。)

  • be cared for:感情・福祉寄り(大切にされる/看護される)。
  • be taken care of:実務処理寄り(手配される/面倒見てもらう)。

She felt cared for during her stay.

(彼女は滞在中、大切にされていると感じた。)

Your booking has been taken care of.

(予約は手配済みです。)

基本は目的語があるかarrive のような自動詞だけでは受動不可。ただし arrive at + 名詞 のように目的語があれば受動化可能です。

A decision was arrived at after long talks.

(長い協議の末、結論に達した。)

はい。時制が変わっても相性の前置詞は必ず残すのが原則です。

The plan is being talked about.

(その計画は今、話題にされているところだ。)

The policy has been referred to already.

(その方針はすでに言及されている。)

自然です。英米ともに通じ、場所+前置詞の受動はよく使われます(「使用された」ニュアンス)。

This bed has been slept in.

(このベッドは使われた形跡がある/寝られた。)

× She was depended. She was depended on. 必要な前置詞は必ず保持します。

Our team can be depended on.

(私たちのチームは頼りにされる。)

口語では使われることもあるが、もたつく印象。能動に戻すとすっきりします。

Who looked up to him?

(誰が彼を尊敬していたの?)

Who was he looked up to by?(推奨度↓)

(誰に尊敬されていたの?— 可能だが冗長)

6. 強調:目的語を前に出すときの前置詞の位置(残置 vs 前置

伝えたい語を文頭に出して強調するとき、V + 前置詞 の相性は保ったまま、前置詞を 文末寄りに「残す」前置詞残置=stranding)か、 いっしょに前へ「前置」pied-piping)するかを選びます。 会話は残置が自然、書き言葉は前置で整えるのが目安です。

ミニ辞書
  • 前置詞残置(stranding):前に出した目的語を受けつつ、前置詞は文末側に残す(例:Her I rely on.)。
  • 前置(pied-piping)前置詞+関係詞などをまとめて前に出す(例:the person on whom I rely)。
  • 話題化(topicalization):注目させたい語を文頭に移動する語順操作。
💬 ミニ例(英文 → 和訳 → 音声)

That demand we won't give in to.

その要求には、私たちは屈しない。)

This is a proposal to which we cannot agree.

(これは私たちが同意できない提案です。)

学習のコツ:まずは「会話=残置」「書き言葉=前置」を合言葉に。意味は同じなので、文脈と読みやすさで選びましょう。続ける力が英語力を作ります。今日は“型”だけでOK!
Lesson 087 / Section 6

コアイメージ(最初に掴む型:2本柱)

同じ意味でも、語順で印象が変わります。まずは2つの“安全な型”を押さえましょう。

柱A 会話◎ 軽快

型:目的語 + S + V + 前置詞 ...

= 目的語を前に出し前置詞は文末寄りに残す

That idea we can’t agree to.

その考えには、私たちは賛成できない。)

Her I rely on.

彼女こそ私は頼りにしている。)

柱B 書き言葉◎ きれい

型:... 前置詞 + 関係詞 + S + V ...

前置詞+関係詞をまとめて前に出す(分かち書きの文で読みやすい)。

This is a person on whom I rely.

(これは私が頼りにしている人です。)

That is the proposal to which we object.

(それが私たちが反対している提案です。)

判断の目安:
  • 会話ならまず残置(テンポが自然)。
  • 書き言葉・長い目的語なら前置で視認性UP。
  • 二重前置に注意:× about which ... about about which ... / ... about

使い分けガイド(判断フロー)

目的語を文頭に出して強調したいとき、V + 前置詞の相性は保ちながら、 前置詞をあとに残す(残置)いっしょに前へ出す(前置)かを選びます。 下の流れで迷わず決めましょう。

  1. これは会話? それとも文章?
    会話・スピーチ → 残置を第1候補/レポート・論文 → 前置が読みやすい。
  2. 前に出したい語は短い? 長い?
    短い名詞(her, this point など) → 残置で軽快。
    長い名詞句(修飾が長い) → 前置で視認性アップ。
  3. 文のリズムは自然? 前置詞の落とし・二重に注意
    × *That point we should stick.(前置詞落ち)/ × *about which ... about(二重)
残置(会話◎) 軽快

That point we should stick to.

その点は、私たちは守り抜くべきだ。)

🔧 stick to=「〜に固執する/守る」。前置詞 toあとに残すのが残置。
前置(書き言葉◎) 整った文体

That is the point to which we should stick.

(それが私たちが守るべき点だ。)

🔧 to + 関係詞 を前に出すのが前置(pied-piping)。論文・報告書で読みやすい。
ミニまとめ:まずは 会話=残置書き言葉=前置意味は同じなので、場面と読みやすさで選べばOK!

よく使う動詞セット(強調と相性が良い)

「残置」と「前置」のを対で覚えると、強調が自在になります(ここでは型=雛形。下のミニ例で実際の文を確認)。

セット(相性) 残置の型(会話) 前置の型(書) 意味 メモ
stick to 目的語 ... stick to. ... to which S stick(s) 守る 方針・原則と相性◎
comply with 目的語 S comply with. with which S comply 順守する 規則・基準に従う
object to 目的語 S object to. to which S object 反対する 議論・会議で頻出
deal with 目的語 S deal with. with which S deal 対処する = handle(類義)
refer to 目的語 S refer to. to which S refer 言及する 報告書・会議記録
apply for 目的語 S apply for. for which S apply 応募する 仕事・許可・奨学金など
insist on 目的語 S insist on. on which S insist 強く求める 要求・条件を強調
talk about 目的語 S talk about. about which S talk 〜について話す 会話の定番
give in togive way to 目的語 S won’t give in to. to which S (won’t) give in 屈する 否定形で強い主張に
💬 ミニ例(残置 ↔ 前置の対比)
残置(会話◎)

These safety rules we must comply with.

これらの安全規則は、私たちは必ず守らなければならない。)

前置(書き言葉◎)

These are the safety rules with which we must comply.

(これが私たちが順守すべき安全規則だ。)

残置(会話◎)

That scholarship I decided to apply for.

その奨学金に、私は応募することに決めた。)

前置(書き言葉◎)

That is the scholarship for which I decided to apply.

(それが私が応募を決めた奨学金だ。)

残置(会話◎)

That proposal our team strongly objects to.

その提案に、私たちのチームは強く反対している。)

前置(書き言葉◎)

This is the proposal to which our team strongly objects.

(これが私たちのチームが強く反対している提案だ。)

心理学メモ:「すぐ使える型」があると自信が生まれ、学習が続きます。今日はまず 残置の型を1つ口に出して練習 → そのあと 前置の型で言い換え、の順で声に出してみましょう。

💬 例文で強調の感覚をつかもう!(目的語を前に:前置詞は「残置」or「前置」)

残置(会話◎) 強調 adhere to=〜に従う/順守する

Those standards we strictly adhere to at work.

それらの基準は、職場で私たちが厳格に従っているものだ。)

🔧 構造:目的語を前出し→to後ろに残す(残置)。

🧠 語彙:adhere to=(規則など)に順守する。

前置(書き言葉◎) 整った文体 pied-piping

These are the standards to which we strictly adhere at work.

(これが、職場で私たちが厳格に順守している基準だ。)

📌 to + which をまとめて前に出すと、書き言葉で読みやすい。
残置(会話◎) 今日の課題 deal with=対処する

This issue we have to deal with right now.

この問題は、今すぐ対処しなければならない。)

🔧 deal withwith を後ろに残すのがポイント。
前置(書き言葉◎) フォーマル 関係詞型

The issue with which we have to deal right now is urgent.

(今すぐ対処すべき問題は、緊急だ。)

📌 with which を前に出す。長い説明が続いても読みやすい。
残置(会話◎) SNS talk about=〜について話す

That rumor they kept talking about all summer spread quickly.

(夏じゅう彼らが話題にしていたその噂は、すぐに広まった。)

🧩 強調だけで終わらせず、述語(spread quickly)まで入れて文を完結。
前置(書き言葉◎) 記事調 pied-piping

The rumor about which they kept talking all summer spread quickly.

(彼らが夏じゅう話題にしていた噂は、すぐ広まった。)

📌 about which で前置。文章全体がかっちりする。
残置(会話◎) 強い主張 put up with=我慢する

Such delays we can't put up with anymore.

そうした遅延は、もう我慢できない。)

💡 否定と相性よし:can't put up with=容認できない。
前置(書き言葉◎) 規範文 with which

Delays with which we can't put up are unacceptable.

(私たちが容認できない遅延は、受け入れられない。)

📌 評価・方針文は前置でかっちり書くと伝わりやすい。
残置(会話◎) 対比 agree with=〜に同意する

Her opinion I don't agree with at all, though I respect her.

彼女の意見には全く賛成できないが、彼女のことは尊敬している。)

🧠 agree with + 人の意見。対比(but/though)で語感が引き締まる。
前置(書き言葉◎) 客観調 with which

The opinion with which I don't agree is widely shared.

(私が賛成しない意見は、広く共有されている。)

📌 事実を淡々と述べたいときは前置で客観的に。
残置(会話◎) 技術 depend on=〜に依存する

That platform our service depends on will be upgraded.

(私たちのサービスが依存しているそのプラットフォームは、アップグレードされる。)

🔧 「技術×強調」にも有効。主語・述語をしっかり完結させる。
前置(書き言葉◎) 仕様書 on which

The platform on which our service depends will be upgraded.

(私たちのサービスが依存しているプラットフォームは、アップグレードされる。)

📌 仕様・報告で読みやすい語順。
恋愛 残置(会話◎) live without=〜なしでは生きられない

You I can't live without.

あなたなしでは、私は生きられない。)

💘 強調で気持ちがまっすぐ届く一言。without後ろに残すのが自然。

6-FAQ:目的語を前に出す強調(前置詞の「残置」vs「前置」)

型(会話) 目的語 + S + V + 前置詞 ... 型(書き言葉) ... 前置詞 + 関係詞 + S + V ... 代替 It is 焦点 that S V ...

強調のための話題化(topicalization)なので、場面次第。会話やスピーチで「ここ!」を指さしたいときに自然。履歴書・報告書などのフォーマル文書では避け、通常語順か前置(pied-piping)へ。

Her I rely on.

彼女こそ私は頼りにしている。)

I rely on her.

(私は彼女を頼りにしている。)

短い語(her, this point)なら普通は不要。長い名詞句を前に出すなら、読みやすさのためにカンマを置くのが親切です。

That plan with multiple conditions and tight deadlines, we must stick to.

条件が多く締切が厳しいあの計画は、私たちが守り抜かないといけない。)

That point we should stick to.

その点は、私たちは守るべきだ。)

  • 目的語だけ(残置):会話で自然、テンポ軽快。
  • PPごと(前置):書き言葉で整う、長い語句でも視認性◎。

That proposal we can’t agree to.

その提案には同意できない。)

To that proposal, we cannot agree.

その提案に関しては、私たちは同意できない。)

レポート・論文・規程など書き言葉で読みやすくしたいとき。また、長い目的語を前に置くときに有効。

This is the policy to which we will adhere.

(これが私たちが順守する方針だ。)

はい。前置詞の直後には which / whom を置きます(*to that は不可)。会話なら残置にして that を使える形に。

This is the person to whom I spoke.

(これが私が話しかけた人だ。)

This is the person that I spoke to.

(これが私が話しかけた人だ。— 会話的)

基本は文頭に出した語と、否定や助動詞などの核を強めます。ポーズ(間)を短く置くと効果的。

That offer we absolutely cannot agree to.

その申し出に、私たちは絶対に同意できない。)

多重の前出しは読みにくさの原因。ひとつに絞るか、It-cleftで分けるのがおすすめ。

It is that issue that we should talk about today.

(今日私たちが話し合うべきのは、その問題だ。)

× That issue, that policy we should talk about today.

(前出しが多すぎて読みにくい例)

粒(副詞的な小語)は動詞とセットで後ろに置くのが自然。粒だけを前へ出すのは不可です。

The lights I turned off.

電気は私が消した。)

× Off the lights I turned.

(粒だけ前に出すのは不自然)

動詞が場所を前置詞つきで要求するなら、会話では残置(この都市 I live in)、文章ではPP前置(In this city I live)が自然。

This city I live in.

この街に私は住んでいる。)

In this city, I live.

この街で私は暮らしている。— 文語寄り)

可能です。会話では自然ですが、長くなるなら通常語順にするか、It-cleftを使うと読みやすいです。

What you said we can’t agree with.

あなたが言ったことには、私たちは同意できない。)

We can’t agree with what you said.

(私たちは、あなたが言ったことに同意できない。)

🧾 総まとめ:前置詞の位置と「前置詞残り」の使い分け

英語の原則は前置詞 + 目的語(例:to her, with them)。
ただし疑問・関係詞・受動・強調などでは、前置詞を文末側に残す前置詞残置 = stranding)か、いっしょに前へ出す前置 = pied-piping)の2択になります。
目安は会話=残置書き言葉=前置。意味は同じなので、場面と読みやすさで選べばOKです。

会話Her I rely on. 書き言葉the person on whom I rely
Lesson 087 / Summary

要点スナップショット(まずこの3つ)

  • 原則 前置詞は目的語の前to her / with them / about it)。ただし疑問・関係詞・受動・強調では語順が動く。
  • 会話 前置詞残置が自然:目的語 + S + V + 前置詞 (テンポが軽い・言いたい物を先に)
  • 書き言葉 前置で整える:... 前置詞 + 関係詞 + S + V ... (読みやすい・フォーマル向け)
注意: 前置では which/whom を用い、*to that は不可。 二重前置 *about which ... about は不可。 句動詞の粒(off/upなど)は前に出さない。
会話◎ 前置詞残置

This guideline we must abide by.

このガイドラインは、私たちが守らなければならない。)

🔧 abide by = 〜に従う/順守するby を後ろに残すのがポイント。
書き言葉◎ 前置

This is the guideline by which we must abide.

(これが私たちが従うべきガイドラインだ。)

📌 by + which をまとめて前へ。論文・規程の文で読みやすい。
コツ:まずは口ならしで会話=残置の型を1つ言えるように。次に前置へ言い換えれば、どの場面でも自在に表現できます。

一目で分かる「型」早見表(残置 / 前置 / 通常語順)

基本は 前置詞 + 目的語(通常語順)。ただし強調・疑問・関係節・受動では、前置詞を後ろに残す(残置)か、前に出す(前置)の2通りが使えます。

場面 推奨 型(コード) 短評 注意
通常 通常語順 V + 前置詞 + 目的語 英語の原則 まずはここから
会話・強調 残置 目的語 + S + V + 前置詞 ... テンポが自然 前置詞の落としに注意
書き言葉 前置 ... 前置詞 + 関係詞 + S + V ... 整った印象 which/whom を使う
疑問 残置 / 前置 Who ... to?To whom ...? どちらも可 *to that は不可
関係節 残置 / 前置 ... (which) S V about... about which S V 意味は同じ 二重前置に注意
受動 残置が基本 be + Vpp + 前置詞spoken to など) 定型多い 前置詞を忘れない
通常語順

We talked about the plan.

(私たちはその計画について話した。)

残置(会話◎)

The plan we talked about.

その計画のことを私たちは話した。)

前置(書き言葉◎)

The plan about which we talked.

(私たちが話した計画。)

ヒント:まずは「通常語順」で意味を固め、必要に応じて「残置(会話)」と「前置(書き言葉)」に言い換えると迷いません。

「迷わない」判断フロー

下の順に YES/NO で決めれば、語順はほぼ迷いません。

  1. 場面は会話? それとも書き言葉?
    会話 → 残置を第1候補。/ 書き言葉(レポート・論文)→ 前置
    会話=残置

    That position I decided to apply for.

    その職に私は応募することに決めた。)

    書き言葉=前置

    That is the position for which I decided to apply.

    (それが私が応募を決めた職だ。)

  2. 前に出す語は短い? 長い?
    短い(her / this point)→ 残置で軽快。/ 長い名詞句 → 前置で読みやすく。
    短い=残置

    This plan we cannot approve of.

    この計画に私たちは賛成できない。)

    長い=前置

    The plan with several risky assumptions, of which we cannot approve, needs revision.

    (いくつかの危険な前提を含むその計画で、私たちが賛成できない部分は、修正が必要だ。)

  3. 関係詞は何を使う?
    前置なら which/whom*to that のように that を前置詞の後に置くのは不可。

    This is the mentor on whom I rely.

    (これは私が頼りにしているメンターだ。)

  4. 句動詞(turn off / look up to など)?
    動詞+小語(off/up など)の小語は前に出さない。目的語だけ前出しして、小語は後ろに残置

    That teacher I’ve always looked up to.

    あの先生は、私がずっと尊敬してきた人だ。)

  5. 代名詞(her / them など)を前に出す?
    代名詞は短いので残置が自然。フォーマル文書では言い換え(通常語順 or 前置)にする。

    Them our results don’t depend on.

    (私たちの結果は彼ら依存していない。)

    Our results don’t depend on them.

    (私たちの結果は彼らに依存していない。)

最後に:まずは通常語順で確実に言えるように。そのうえで、残置(会話)前置(書き言葉)へ言い換えれば、どの場面でも迷いません。

前置詞 × 代名詞(目的格)ミニチート

代名詞(pronoun)I / you / he / she / it / we / they / who の仲間。
前置詞のあとでは、目的格me / you / him / her / it / us / them / whom)を使います。 例:to her(彼女に)、with them(彼らと)。

前置詞 目的格(代表) セット例 ひとことメモ
to me / her / them / whom to meto herto whom 方向・相手/疑問・関係では to whom
for me / him / us for himfor us ために(目的・受益)
with me / you / them with mewith them 一緒に/道具「〜で」も
by me / her by her(彼女によって) 受動態の「〜によって」
about me / them / whom about meabout whom 〜について
on / at / in / from me / him / us on meat himin usfrom me 使い分けは意味で決定(on=接触/負荷, at=点, in=内側, from=出所
of me / him of meafraid of me など) 所有は ×*of me bookmy book

Give it to her.

(それを彼女に渡して。)

We talked about them.

(私たちは彼らについて話した。)

To whom did you speak?

(あなたは誰に話しかけましたか。)

覚え方:「前置詞の後ろme / him / her / us / them / whom」。who は前置詞直後では whom に変身!

動詞+前置詞コロケーション Top 12(用途別)

動詞+前置詞」はセットで覚えると迷いません。会話=残置(前置詞を後ろに残す)と、書き言葉=前置前置詞 + 関係詞を前へ)を対でチェックしましょう。

セット 意味 会話(残置)の型 書き言葉(前置)の型 用途メモ
agree to 同意する 目的語 S agree to. to which S agree(s) 条件・提案
object to 反対する 目的語 S object to. to which S object(s) 会議で頻出
stick to 守り抜く 目的語 S stick to. to which S stick(s) 方針・原則
comply with 順守する 目的語 S comply with. with which S comply 規程・法令
deal with 対処する 目的語 S deal with. with which S deal 課題・案件処理
refer to 言及する 目的語 S refer to. to which S refer(s) 報告書・資料
apply for 応募する 目的語 S apply for. for which S apply 仕事・奨学金
insist on 強く求める 目的語 S insist on. on which S insist 条件・要求
talk about 〜について話す 目的語 S talk about. about which S talk 日常・会議
rely on 頼る 目的語 S rely on. on whom/which S rely 人・仕組み
put up with 我慢する 目的語 S can't put up with. with which S (can't) put up 否定と相性◎
look up to 尊敬する 目的語 S look up to. to whom S look up 憧れ・ロールモデル
残置(会話◎)

That proposal our team firmly objects to.

その提案に、私たちのチームは強く反対している。)

前置(書き言葉◎)

This is the regulation with which we must comply.

(これは私たちが順守すべき規程だ。)

恋愛 残置

You I will always look up to.

あなたを、私はいつも尊敬している。)

通常語順

We need to deal with this issue today.

(この問題に今日は対処しなければならない。)

学び方:通常語順で意味を固める → 残置(会話)前置(書き言葉)言い換え練習。1セットにつき2通りを口に出すと、運用力が一気に伸びます。

🔁 次におすすめのレッスン

前置詞の「位置」と「残置/前置」の理解をさらに盤石にするための関連レッスンです。 ※ 最もおすすめは Lesson 088:前置詞句。続いて、目的語・時間/場所の前置詞、疑問・関係の使い分けを押さえましょう。

Lesson 087 関連ナビ