時を表す前置詞の使い分け
このレッスンでは、at / in / on を中心に、
before / after / by / until など
「時間(いつ?・どれくらい?)」を表す前置詞の使い分けを、やさしく整理していきます。
中学生〜大人までを想定していますが、
小学生でも読めば分かるように、一つひとつ丁寧に説明していきます。
このレッスンでできるようになること
英語の時間表現は、
「いつ?」と「どのくらい?」をはっきりさせるための 道具 です。
特に at / in / on は会話でもテストでもよく出る「3大前置詞」。
ここをマスターすると、英文の自然さが一気にアップします。
- 「時刻・一点」を表す
at、「期間」を表すin、「曜日・日付」を表すonの基本ルールがわかる。 before / after / inなど、「〜より前・〜の後・〜後に」の違いが整理できる。by / untilの「締め切り」と「継続」のニュアンスを区別できる。during / for / throughで「期間のどの部分」を言っているかイメージできる。about / around / towardで「〜ごろ」のあいまいな時間も自然に言える。
心理学では、「あいまいだったものがスッキリ整理される体験」が やる気と自信を強く高めると言われています。 このレッスンを最後まで読みきれたら、 「時間の前置詞はもう怖くない!」という大きな達成感が必ず得られます。 まずは目次を眺めて、「今日はここまで読もう」とゴールを決めてから進んでみましょう。
▮ 目次
-
1. at - in - on の使い分け
「時刻」「期間」「曜日・日付」の3つをイメージで整理
-
1-1. at:時の一点・時刻・時節・年齢
例:
at 7:30,at noon,at the age of twelveなど -
1-2. in:月・季節・年・長めの期間
例:
in June,in the twenty-first centuryなど -
1-3. on:曜日・日付・特定の日の朝・昼・夜
例:
on Monday,on Christmas Day,on Friday morning -
2. before - after - in の使い分け
「〜より前」「〜の後」「〜後に」のニュアンスの違い
-
2-1. before:ある時点より前
例:
before eight,before leaving the room -
2-2. after:ある時点より後
例:
after a month,after school,after running -
2-3. in:〜経過した「時点」・〜以内に
例:
in a few days,within a few days -
3. by - till (until) の使い分け
「〜までに」と「〜までずっと」の違いを感覚でつかむ
-
3-1. by:完了の期限(締め切り)
例:
by noon,by 5 o'clock,by evening -
3-2. till / until:終了時点までの継続
例:
till six o'clock,until yesterday -
4. from - since の使い分け
「起点」は同じでも、完了形との相性がちがう
-
4-1. from(~から):時の起点をあらわす
ある出来事が「いつから始まるか」というスタート地点(出発点)を表す from の基本をやさしく整理します。
-
4-2. since(~以来ずっと):今まで続く「スタート」
「そのときから今までずっと」という、継続(ずっと続いていること)を表す since と完了形の関係を学びます。
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5. during - for - through の使い分け
「特定の期間のどこ?」と「どれくらい続く?」を言い分ける
-
5-1. during:特定の期間の「中」で起きること
「夏のあいだ」「会議中」など、ある特定の期間の中で起きる出来事を表す during のイメージを学びます。
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5-2. for:どれくらいの長さ続くかを表す
「3時間」「2年間」など、期間の長さ(どれくらい続くか)を表す for の使い方を整理します。
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5-3. through:期間全体を「最初から最後まで」
「一晩中」「一年を通して」のように、期間のはじめから終わりまでを表す through のイメージをつかみます。
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6. about - around - toward の使い分け
「〜ごろ」「〜近く」とあいまいに時間を言う表現
-
6-1. about:ざっくりした「〜ごろ」を表す
「6時ごろ」「お昼ごろ」など、きっちりしていない時刻をやわらかく伝える about の基本を学びます。
-
6-2. around:会話でよく使う「〜ごろ」
日常会話でとてもよく使われる around の「〜ごろ」を、about との違いといっしょに整理します。
-
6-3. toward:〜に近づく「〜近く・〜ころ」
「夕方近くに」「夜明けごろに」など、「その時刻へ近づいていく」イメージをもつ toward の使い方を学びます。
-
🧾 総まとめ:時を表す前置詞の要点チェック
一覧表+ミニクイズで at / in / on から during / for まで一気に復習
1. at - in - on の使い分け(まずは全体像)
時間を表す前置詞の中でも、at / in / on の3つは特に出番が多い「基本メンバー」です。
それぞれに得意な役割(イメージ)があり、そのイメージさえつかめば、
例外に見える表現もスッと理解しやすくなります。
ここでは 1-1〜1-3 の詳しい説明に入る前に、
「3つをまとめてざっくりイメージ」でつかむことを目標にしましょう。
🧩 at / in / on を「どんな時間をつかまえるか」で分類しよう
まずは専門用語をできるだけ使わずに、 「何をピンポイントで言いたいか」 という目線で整理してみます。
| 前置詞 | イメージ(ざっくり) | よく一緒に使うもの | ミニ例(構造) |
|---|---|---|---|
⏰ at
|
一点 時計の針がさす「ある瞬間」をギュッと指さす感じ |
時刻(at 7:30)/正午・真夜中(at noon)/「今」「そのとき」などの時点( at present)
|
例:
S + V + at + 時刻The movie starts at seven. |
📅 in
|
期間・箱 月や年など「時間の箱」の中に入っているイメージ |
月(in June)/季節(in spring)/年・世紀( in 2025, in the 21st century)
|
例:
S + V + in + 期間She was born in April. |
🗓️ on
|
カレンダーの日 曜日や「○月△日」など、カレンダーに書ける日 |
曜日(on Monday)/日付(on August 24)/特別な日+朝・夜( on Christmas Day)
|
例:
S + V + on + 日付・曜日We have a meeting on Monday. |
前置詞(preposition) とは、 名詞の前に置いて、意味の関係をくっつけることば のことです。
例:
at seven(7時に)、in April(4月に)、on Monday(月曜日に)など。
「前に置くから前置詞」と覚えると、小学生でも分かりやすくなります。
💬 ミニ例文で at / in / on をざっくり体感
The party starts at seven.
(パーティーは7時に始まります。)
🔧 構造:S(主語) + V(動詞) + at + 時刻。
ぴったりの時刻を指しているので at を使います。
She was born in April.
(彼女は4月に生まれました。)
April は「4月」という 期間の箱。
その箱の中で生まれたイメージなので in を使います。
Our anniversary is on May 10th.
(私たちの記念日は5月10日です。)
May 10th はカレンダーに書ける「1日の名前」なので on を使います。
恋人や家族との記念日を言うときにも、自然に on が使えると素敵ですね。
あいまいに「なんとなく覚える」のではなく、 「at は点」「in は箱」「on はカレンダーの日」 のように自分なりのイメージラベルをつけると、記憶が長く残りやすくなります。
こうした「イメージ化」は、心理学でいう エラボレーション(精緻化)というテクニックで、 学習を続けるモチベーションアップにも効果的です。
📚 1-1〜1-3 の詳しい解説へジャンプ
これから先は、at / in / on をそれぞれじっくり見ていくパートです。
興味のあるところから読んでも、1-1 → 1-2 → 1-3 の順に読んでもOK。
下のカードから好きなセクションへ進んでみましょう。
「3つの前置詞を一度に覚えるなんて大変そう…」と思うかもしれませんが、 実はイメージはたった3つだけです。
心理学では、小さなまとまりごとに学ぶことを 「チャンク化(chunking)」と呼びます。 今あなたは、
at / in / on を1セットとして整理できました。
これは英語力アップにとって、とても大きな一歩です。👍
1-1. 時の一点・時刻・時節・年齢を表す at
前置詞 at は、時間の中の「ある一点」をピンポイントで指すときに使います。
時計で言えば「7時」「7時30分」のようなはっきりした時刻や、
「正午」「夜」「週末」「12歳のとき」などの明確なタイミングを表すのが得意です。
小学生向けに一言で言うと、
at =「ちょうどこのとき!」と指さすことば
と覚えておくとイメージしやすくなります。
🧩 at の基本イメージ:時間の「点」をつかまえる
まずは at がどんな時間を表すのか、ざっくりイメージをつかみましょう。
at は、時間の流れの中で
「ここ!」という点
を指さすような感覚の前置詞です。
※短い言い換え(小学生向け): at =「ピンでさす時間」
-
時刻:
at seven(7時に)、at 7:30(7時30分に) -
1日の中のはっきりした時:
at noon(正午に)、at night(夜に) -
特別な時期・行事:
at Christmas(クリスマスに)、at the weekend(週末に) -
年齢などの時点:
at the age of twelve(12歳のときに)
どれも、 時間の中の「1ポイント」 を表していると考えると、まとめて覚えやすくなります。
⏰ at + 時刻:時計でさせる「ある時」をピンポイント指定
at は、具体的な時刻といっしょに使うのが基本です。
日本語の「〜時に」「〜時半に」にあたります。
※短い言い換え: at + 時刻 =「○時ちょうどに」
The train arrives at 7:30.
(その電車は7時30分に到着します。)
また、1日の中のはっきりしたタイミングにも at を使います。「正午に」「夜に」などが典型的です。
He usually has lunch at noon.
(彼はふつう正午に昼食をとります。)
We go to bed at night.
(私たちは夜に寝ます。)
at noon や at night は、実際には時間が長く続きますが、
英語ではそれを
「1つのタイミング・1つの時間帯」
として見ていると考えると理解しやすくなります。
小学生向けに言い換えると、 「お昼の時間に」「夜の時間に」と指さす感じ です。
🎉 at + 行事・年齢:特別な「とき」の一点を表す
at は、カレンダー上の行事や特別なタイミングにもよく使われます。
日本語の「〜のときに」「〜のころに」に近いイメージです。
※短い言い換え: at + 行事・年齢 =「そのときに」
We visit our grandparents at Christmas.
(私たちはクリスマスに祖父母の家をたずねます。)
She learned to play the piano at the age of five.
(彼女は5歳のときにピアノを習い始めました。)
このように、at は
「人生の中のある場面」を切り取るときにも使うことができます。
I fell in love with you at first sight.
(あなたに一目で恋に落ちました。)
at first sight は「見た最初の瞬間に」という意味の決まり文句です。
ここでも、
「最初の一瞬」という時間の点
を at が表していると考えられます。
その他にも、
at first(最初は)、
at last(ついに)、
at present(現在は)、
at the same time(同時に)
といった at を使った表現があります。
どれも、
時間の中の「ある瞬間・ある段階」
に注目していると考えると、at のイメージがぶれにくくなります。
同じ
at でも、
時刻・行事・年齢・一瞬の気持ち
など、いろいろな「時間の点」を表せるようになりました。「1つの単語でこんなに多くの場面を言い分けられる」という気づきは、 学習への自信を育てる強いきっかけになります。 ここまで読みきれた集中力は、英語学習を続けるうえで大きな武器です。👍
1-2. 月・季節・年など「時間の箱」を表す in
前置詞 in は、月・季節・年・世紀・一日のある時間帯など、少し広めの時間を
「ひとつの箱」としてとらえるときに使います。
「6月に」「春に」「21世紀に」「朝のうちに」といった表現が、その代表例です。
小学生向けに一言で言うと、
in =「時間の箱の中で」
と覚えておくとイメージしやすくなります。
🧩 in の基本イメージ:時間を「箱」としてまとめる
at が「ある一点(点)」を指すのに対して、
in は、少し広めの時間を
「箱」のようにまとめてとらえる前置詞です。
箱の中に出来事が入っているイメージを持つと、ぐっと分かりやすくなります。
※短い言い換え(小学生向け): in =「〜のあいだのどこかで」
-
月・季節:
in June(6月に)、in spring(春に) -
年・世紀:
in 2025(2025年に)、in the twenty-first century(21世紀に) -
一日の時間帯:
in the morning(朝に)、in the evening(夕方に) -
人生の期間・ある時期:
in my youth(青春時代に)、in high school(高校時代に)
どれも、 ある程度の長さのある時間のまとまり を「箱」に見立てて、その中で起こる出来事を説明している、と考えましょう。
She was born in June in 2010.
(彼女は2010年の6月に生まれました。)
It gets warm in spring.
(春には暖かくなります。)
📅 in + 年・世紀・人生のある時期:長いスパンの時間の箱
年や世紀のように、かなり長い時間のまとまりにも in を使います。日本語では「〜に」「〜のころに」と訳されます。
※短い言い換え: in + 年・世紀 =「その年(その100年)のどこかで」
We live in the twenty-first century.
(私たちは21世紀に生きています。)
I worked abroad in my twenties.
(私は20代のころに海外で働いていました。)
We met in high school, and I fell in love with you.
(私たちは高校時代に出会い、私はあなたに恋をしました。)
ここでも、in the twenty-first century や
in my twenties、in high school は、
それぞれを
「長い時間の箱」
として見て、その中で何が起こったかを語っています。
小学生向けに言うなら、 in =「そのころのあいだで」 というイメージです。
🌞 in + 朝・午後・夕方:一日の中の「時間帯の箱」
一日の中でも、ある程度の長さをもった時間帯(朝・午後・夕方など)は in を使うのが基本です。
※短い言い換え: in the morning =「朝のあいだのどこかで」
I study English in the morning.
(私は朝に英語を勉強します。)
We often go for a walk in the evening.
(私たちは夕方によく散歩に出かけます。)
「夜」だけは例外で、ふつう
at night
と言います(1-1 で扱った at の用法)。
一方で、
on Monday morning のように、
曜日+morning で「月曜日の朝」という
カレンダーにのる日+時間帯を表すときは on を使います。
「時間帯だけ」を言うときが in、という区別も意識しておくとよいでしょう。
⏳ in + 期間:「〜後に」「〜以内に」の意味をつくる
in は、「時間の長さ」といっしょに使うと
「〜後に」「〜ぐらいで」「〜以内に」という意味になります。
ここではイメージだけつかんでおき、詳しい比較は第2章の
before / after / in のセクションで扱います。
※短い言い換え: in an hour =「1時間たったところで」
He will be back in a few minutes.
(彼は数分で戻ってきます。)
The meeting will start in an hour.
(会議は1時間後に始まります。)
in an hour は直訳すると
「1時間の中に」ですが、実際には
「今から1時間たった時点で」という意味になります。
小学生向けに言えば、 「この先の1時間の箱が終わるころ」 だと思ってください。
📝 キーワード語注&モチベーション(Section 1-2)
■ 語注(小学生にもやさしく)
-
century:世紀(100年のこと) -
abroad:外国で/外国へ -
twenties:20代(20〜29歳のあいだ) -
high school:高校(日本の「高校」に近い学校) -
a few minutes:数分(2〜3分〜そのくらい)
新しい単語が出てきたら、 「かんたん日本語の一言」 をそっとそえてあげると、小学生でも安心して読み進められます。
ここまでで、in を使って 「月・季節・年・世紀・時間帯・人生の時期・時間の長さ」まで表現できるようになりました。
心理学では、自分の成長を具体的に数えられると、 「まだやれる!」という前向きな感情が生まれやすいと言われます。
「in で言える時間表現が何個増えたか」を数えてみてください。 それがそのまま、あなたの英語力アップの証拠になっています。👍
1-3. 日付・曜日や特定の日の朝・昼・夜を表す on
前置詞 on は、「カレンダーに書ける日」といっしょに使うのが基本です。
例えば「月曜日に」「8月24日に」「クリスマスの日に」「金曜日の朝に」など、
「ある1日の上にペタッと予定を貼る」ようなイメージで使われます。
小学生向けに一言で言うと、
on =「○月○日・○曜日に」
と思っておけばOKです。
🧩 on の基本イメージ:カレンダーの「1日」にくっつく
in が「月・季節・年」のような大きな時間の箱を表すのに対して、
on はその箱の中の「1日」にくっつく前置詞です。
カレンダーのある日に予定を貼る感覚で、
その日のどこかのタイミング
を指します。
※短い言い換え(小学生向け): on =「カレンダーの1日にペタッ」
-
曜日:
on Monday(月曜日に)、on Fridays(金曜日に/毎金曜日に) -
日付:
on August 24(8月24日に)、on March 3rd(3月3日に) -
特別な日の「その日」:
on Christmas Day(クリスマスの日に)、on my birthday(私の誕生日に) -
特定の日の朝・昼・夜:
on Monday morning(月曜の朝に)、on that cold night(あの寒い夜に)
ポイントは、「いつ?」と聞かれたときに、カレンダーの1日を指でさせるかどうかです。 指でさせる「日」なら、 on を使う、と考えると分かりやすくなります。
The meeting is on Monday.
(会議は月曜日にあります。)
My birthday is on August 24th.
(私の誕生日は8月24日です。)
🎉 on + 特別な日:クリスマスの日・誕生日など
on は、特別な1日にもよく使われます。
「クリスマスの日」「結婚記念日」「運動会の日」など、
カレンダーに丸をつけたくなるような日です。
※短い言い換え: on + 特別な日 =「その特別な日に」
We have dinner together on Christmas Day.
(私たちはクリスマスの日に一緒に夕食をとります。)
I got this watch on my birthday.
(私はこの時計を誕生日にもらいました。)
I fell in love with you on our first date.
(私はあなたに最初のデートで恋に落ちました。)
on our first date は文字通り「私たちの最初のデートの日に」という意味です。
ここでも、
1回目のデートという「1日のイベント」
に on がくっついている、と考えるとイメージしやすくなります。
「行事そのものの時期」を表すときは at Christmas(クリスマスの時期に)のように
at を使い、「その日の中の出来事」を言うときは
on Christmas Day
のように on を使う、という違いもあります。
小学生向けにざっくり言えば、 at =時期全体、 on =その中の1日 というイメージでOKです。
🌅 on Monday morning:曜日+時間帯も「その日の上」に乗せる
on は、曜日や日付だけでなく、
「その日の朝・昼・夜」のような組み合わせにも使われます。
「その日+時間帯」で、1日の中のもう少し細かいタイミングを指します。
※短い言い換え: on Monday morning =「月曜日という日の朝に」
We have a test on Friday morning.
(私たちは金曜日の朝にテストがあります。)
We stayed home on a rainy Sunday afternoon.
(私たちは雨の降る日曜日の午後に家で過ごしました。)
一方で、ただ「今朝」「きのうの夜」と言うときは、
ふつう on を付けずに
this morning / yesterday evening のように言うのが自然です。
「カレンダーに書ける具体的な1日」がはっきりしているときに on を使う、と考えると、使い分けがスッキリします。
🔁 on + 曜日で「いつも〜に」の習慣も表せる
on は、習慣的にその曜日に行うことを言うときにも使えます。
特に複数形の on Mondays のようにすると、「毎週月曜日に」というニュアンスになります。
※短い言い換え: on Mondays =「月曜日という日にいつも」
We play soccer together on Sundays.
(私たちは日曜日に一緒にサッカーをします。/毎週日曜日に)
I get up early on weekday mornings.
(私は平日の朝には早く起きます。)
小学生向けに言うなら、 on Sundays =「日曜日っていう日にはいつも」 という感じです。
曜日が1回だけなら on Sunday、
習慣なら on Sundays という違いも、余裕があれば少しずつ意識していきましょう。
📝 キーワード語注&モチベーション(Section 1-3)
■ 語注(小学生にもやさしく)
birthday:誕生日(生まれた日)date(恋愛の): デート(いっしょに出かける約束)weekday:平日(月〜金のふつうの学校や仕事の日)afternoon:午後(お昼〜夕方まで)fell in love:恋に落ちた(急にとても好きになった)
むずかしそうな単語でも、 1行のやさしい日本語 があれば、グッと身近に感じられます。分からない単語は「一気に全部」ではなく、 少しずつ「今日はこれだけ」と決めて覚えるのが続けるコツです。
ここまでで、 on を使って 「曜日」「日付」「特別な日」「その日の朝・午後・夜」「習慣としての○曜日」まで 表現できるようになりました。
心理学では、自分が「できるようになったこと」を具体的に数えると、 やる気や自己効力感(自分ならできる感覚)が高まりやすいと言われています。
「on で言える時間表現が何種類に増えたか」をちょっと数えてみてください。 それがそのまま、あなたが積み上げてきた努力の証拠になっています。✨
2. before / after / in の使い分け(ある時刻を基準に考える)
ここでは、「ある時刻」を基準にして、
before(〜より前)、after(〜より後)、
in(〜後に/〜以内に)をどう使い分けるかを学びます。
時間の流れを
「一本の線」
としてイメージし、その線の上で
「前」「後」「先のある時点」
をどのように指さすのかがポイントになります。
小学生向けに一言でまとめると、
before = 〜より前、
after = 〜より後、
in =(これからの)時間の中で
というイメージです。
🧩 全体イメージ:一本の時間ラインの「前」「後」「その先」をどう言う?
まずは、before / after / in が、
時間の流れの中でどんな役割を持っているのかをざっくりつかみましょう。
■ ざっくりイメージ
-
before
ある「基準の時刻」よりも
前の時間
を指す。
例:before eight(8時より前に) -
after
ある「基準の時刻」よりも
後の時間
を指す。
例:after school(放課後に) -
in
今からの
時間の経過
を表し、「〜後に」「〜以内に」という意味をつくる。
例:in an hour(1時間後に/1時間で)
どれも「基準となる時刻や出来事」があり、 それに対して前なのか・後なのか・どのくらい時間がたつのかを教えてくれる前置詞です。
Please finish your homework before dinner. Then we can play after dinner.
(夕食の前に宿題を終わらせてね。そしたら夕食のあとで一緒に遊べるよ。)
2-1〜2-3 では、この3つをそれぞれじっくり見ていきます。 まずは、 before =前、 after =後、 in =時間のあいだ というイメージを持っておいてください。
小学生向けに言えば、「時間の直線に、どこで印をつけるか」を決めることばだと考えると分かりやすいです。
🚦 2-1〜2-3の学び方ガイド(どの順番で読む?)
下の3つのカードは、それぞれ
before・after・in のセクションにつながるナビです。
好きなところから読んでもOKですが、
before → after → in
の順に読むと、時間のイメージがきれいにつながります。
📝 before / after / in を一気に覚えるコツ & モチベーション
■ まとめイメージ(超シンプル版)
- before 「〜より前」:まだその時になっていない
- after 「〜のあと」:その時がすぎてから
- in 「〜後に/〜以内に」:これからの時間の中で
どれも難しい文法用語ではなく、 時間のイメージ をどう切り取るかの違いです。 図を描いたり、手で前後を指さしながら声に出してみると、記憶に残りやすくなります。
before / after / in は、会話でもメールでも毎日のように出てくる「時間のキーワード」です。
心理学の研究では、「よく使うものから先にマスターした人ほど、学習が長続きしやすい」と言われています。
つまり、いまあなたがこの3つに時間を使っていること自体が、 英語学習を続けられる自分づくりにつながっています。
このあと 2-1 → 2-2 → 2-3 と読み進めるたびに、 自分の中の「時間をあやつる力」がどんどん増えていくのを、ぜひ感じてみてください。⏰✨
2-1. before(〜よりも前に)で「基準より早い時間」を表す
before は、ある時刻や出来事を「基準(スタートライン)」にして、
その前の時間を表す前置詞・接続詞です。
「8時前に」「朝ごはんの前に」「学校へ行く前に」のように、
日本語でもとてもよく使う感覚なので、イメージがつかみやすい単語です。
小学生向けに一言で言うと、
before =「まだそのときになるまえ」
と覚えておけばOKです。
⏰ before + 時刻 / 名詞:ある「時」より早いタイミング
いちばん基本の形は、
before + 時刻・名詞
です。
「8時より前に」「授業の前に」のように、
基準になる「時」や「イベント」よりも早いタイミングを指します。
※短い言い換え(小学生向け): before eight = 8時になる前の時間
She came home before eight.
(彼女は8時前に家に帰りました。)
I always check my email before breakfast.
(私はいつも朝ごはんの前にメールをチェックします。)
You must hand in this report before Friday.
(このレポートは金曜日の前に提出しなければなりません。)
before Friday は
金曜日になる前のどこかのタイミング
という意味です(「金曜日も含めてOK」とは言っていません)。
「いつまでに終わっていればいいか」という締め切りの感覚は、
3章の by でもう少し詳しく扱います。
🔧 before + 動詞-ing:ある動作の「直前のタイミング」
before のあとに
動詞-ing(動名詞)
を置くと、
「〜する前に」という表現になります。
文の中では before + 名詞 と同じく前置詞として働きます。
※短い言い換え: before eating = 食べる前に
Wash your hands before eating.
(食事をする前に手を洗いなさい。)
Think carefully before deciding.
(決める前に、よく考えなさい。)
before deciding のように
「before+〜ing」=「〜する前に」と一気に塊で覚えてしまうと、
英作文のときにとても楽になります。
小学生向けに言うなら、 「〜する前」の「〜する」をingにした形 と考えてみてください。
📚 before + S + V:文と文をつなぐ「接続詞」の before
before のあとに、
主語 + 動詞
を置く形もよく使われます。
このときの before は
接続詞(conjunction) と呼ばれ、
「〜する前に…」という意味で2つの文をつなぐ役割をします。
※短い言い換え: before you go = あなたが行く前に
Turn off the light before you leave the room.
(部屋を出る前に、電気を消しなさい。)
I always call my parents before I travel abroad.
(私は海外へ出かける前に、いつも両親に電話します。)
I will finish my homework before I go to bed.
(私は寝る前に宿題を終わらせます。)
最後の文では、「これからのこと」を言っているので
I will finish のように
メインの文は未来形ですが、
before 以下は現在形(I go)
になっています。
これは英語のルールで、「時間を表す節(when, before, after など)の中では、
未来のことでも現在形を使う」ことが多いからです。
小学生向けに言い換えると、
「before の中は『ふつうの形』のまま」
と覚えておくとよいでしょう。
⚖️ before と until / by のちがい(かんたんプレビュー)
before は「〜より前の時間」を指しますが、
似た表現として until(〜までずっと)や
by(〜までに)があり、意味が少し違います。ここでは軽くイメージだけ紹介します。
-
before
= 「基準の時刻より前のどこか」
例:Finish your homework before eight.
→ 8時より前ならいつでもよい。 -
by
= 「締め切りの時刻」までに終わっていればOK
例:Finish your homework by eight.
→ 8時ちょうどまでに終わっていればよい(8時は含まれる)。 -
until
= 「ある状態がその時刻までずっと続く」
例:Study until eight.
→ 8時まで勉強し続ける。
Please finish this work before six.
(この仕事を6時前に終えてください。)
Please finish this work by six.
(この仕事を6時までに終えてください。)
3章で by と until をくわしく学ぶときに、
ここで見た before との違い
がさらにクリアになります。今は「before はあくまで『前側の時間』を指すことば」
だと押さえておけば十分です。
📝 語注&モチベーション(Section 2-1)
■ 語注(小学生にもやさしく)
report:レポート(まとめて書いた文章)hand in:提出する(先生などにわたす)abroad:外国へ/外国でtravel abroad:海外旅行をする、外国へ旅をするstate(ここでは使っていないが補足):状態、ようす
むずかしそうな単語でも、 1行のかんたんな日本語 があれば怖くありません。分からない単語を「ゼロにする」のではなく、 「意味をなんとなく知っている英単語を少しずつ増やす」イメージで進めていきましょう。
before を使いこなせると、
「〜する前に」「〜の前の日に」など、
予定やルールを説明するときの表現力が一気に広がります。心理学では、新しいことばを使って自分の予定を言えるようになると、 「自分の行動をコントロールできている感覚」が生まれ、やる気が続きやすくなると言われます。
今日の予定を、
before を使って英語で1文だけ言ってみてください。
その1文が、あなたの英語と行動を前に進める小さな一歩になります。⏰✨
2-2. after(〜の後に)で「基準より遅い時間」を表す
after は、ある時刻や出来事を「基準(しるし)」にして、
そのあと側の時間を表す前置詞・接続詞です。
「授業のあとで」「3日あとに」「雨が止んだあとで」など、
日本語とほぼ同じ感覚で使えるため、イメージをつかみやすい単語です。
小学生向けに一言で言うと、
after =「そのときが終わったあと」
と覚えておけばOKです。
⏰ after + 時刻 / 名詞:ある「時」やイベントのあと側
もっとも基本の形は、
after + 時刻・名詞
です。
「学校のあとで」「8時以降に」「会議のあとに」のように、
基準となる時刻・出来事のあとに続く時間を指します。
※短い言い換え(小学生向け): after school = 学校が終わったあと
Are you free after school?
(放課後はひまですか。)
We had coffee after dinner.
(私たちは夕食のあとでコーヒーを飲みました。)
The shop opens after ten.
(その店は10時以降に開きます。)
after ten は、
「10時が過ぎてから」というイメージで、
「10時ちょうどからピッタリ」というより、
「10時をこえたあとの時間帯」をゆるくさしています。
ぴったりの「締め切り」を言いたいときは by ten(10時までに)を使うので、
3章の by でまたくわしく見ていきます。
📏 after + 期間:時間が「経ったあと」の出来事
after に
「時間の長さ」を続けると、
「〜経ってから」「〜してのちに」
という意味を表せます。
「1時間してから」「3日たってから」のように、
ある期間が過ぎたあとに起こる出来事を説明する形です。
※短い言い換え: after an hour = 1時間たったあと
She called me after an hour.
(彼女は1時間たってから私に電話をしました。)
I saw her again after a month.
(私は1か月してから、もう一度彼女に会いました。)
もともと after は
「〜が終わったあと」
というニュアンスなので、
after a month は「1か月という期間が終わったあと」の場面をイメージします。
一方で、
in a month
は「今から1か月たった時点で」というニュアンスで、未来の予定でよく使われます(2-3で詳しく学習します)。
🔧 after + 動詞-ing:ある動作が終わった「そのあと」
after のあとに
動詞-ing
を置くと、
「〜したあとで」という表現になります。
文の中では after + 名詞 と同じく前置詞で、
「〜する」という行動を1つの名詞のかたまりとして扱っているイメージです。
※短い言い換え: after eating = 食べたあとで
We went for a walk after eating.
(私たちは食事をしたあとで散歩に出かけました。)
He felt better after taking the medicine.
(彼は薬を飲んだあとで気分がよくなりました。)
「after + 〜ing = 〜したあとで」と丸ごとフレーズで覚えるのがおすすめです。
そうすると、
after eating、after finishing my homework、
after getting home など、いろいろな表現にすぐ応用できます。
小学生向けに言えば、 「〜したあと」の「〜した」をingにした形 と思っておくとよいでしょう。
📚 after + S + V:文と文をつなぐ「接続詞」の after
after のあとに
主語 + 動詞
を続けると、
「〜したあとで…」という意味で2つの文をつなぐ接続詞になります。
「A したあとで B する」という時間の順番を、はっきり並べて説明するときに便利です。
※短い言い換え: after I finish my work = 私が仕事を終えたあとで
I will call you after I finish my work.
(仕事を終えたあとで、あなたに電話します。)
We went out after it stopped raining.
(雨が止んだあとで、私たちは外出しました。)
Let's talk after you get home.
(あなたが家に着いたあとで、話しましょう。)
「これからのこと」を話していても、
after の中は現在形(you get)
を使うのがポイントです。
時間を表す節(when, before, after など)の中では、
未来のことでも現在形を使うのが英語のふつうのルールです。
小学生向けの覚え方は、
「after の中は『ふつうの形』のまま」。
after の前だけ未来形にしておく、と意識すると混乱しにくくなります。
🔁 after / after that / afterwards:文全体を「そのあと」とまとめる言い方
after は前置詞・接続詞として使うほかに、
after that / afterwards のように、
文全体をまとめて「そのあとで」と言うこともできます。
※短い言い換え: after that = そのあとで / afterwards = その後に
We had lunch first. After that, we visited a museum.
(私たちは最初に昼食をとりました。そのあとで、博物館を見学しました。)
I finished my homework; afterwards, I watched a movie.
(宿題を終えて、その後で映画を見ました。)
after that や afterwards は、
前の文全体をまとめて
「そのあと」
と言いたいときに便利な表現です。
「A をして、そのあと B をした」というストーリーを話すときに、
自然に会話をつなげてくれます。
📝 語注&モチベーション(Section 2-2)
■ 語注(小学生にもやさしく)
free:ひまな/予定があいているafterwards:そのあとでmedicine:薬visit:訪れる(見に行く)museum:博物館
むずかしい英単語は、 「意味を知っている」だけで十分なものも多いです。 すべてを完ぺきに暗記しようとせず、 「なんとなく分かる英単語」を少しずつ増やしていくと、 心理的な負担が軽くなり、学習が続けやすくなります。
after を使いこなせると、
「〜してから〜した」というストーリーの順番を英語でスムーズに話せるようになります。心理学では、出来事を「前」と「後」に整理して話せることが、 自分の経験を前向きに理解し直す力につながると言われます。
今日あったことを、
after を1回使って英語で言ってみてください。
たった1文でも、それはあなた自身の「一日の物語」を英語で語れるようになった、確かな一歩です。⏳✨
2-3. in(〜後に/〜のうちに)で「時間の経過」を表す
このセクションでは、
in(時間)
と
within
を使って、「これからの時間がどれくらい経ったら…?」や
「〜以内に」を表す方法を学びます。
after が「ある期間が過ぎたあとの世界」を見るのに対して、
in は
「今からの時間を箱のように見て、その箱のゴールの時点」を指します。
小学生向けに一言で言うと、
in = これから◯分・◯日たったときに、
within = これから◯分・◯日のあいだのどこかで
というイメージです。
🧩 in と after のざっくり比較:どこを指しているのか?
「〜後に」と訳されることが多い
in と
after は、とても似ていますが指している場所が少しちがいます。
かんたんに言うと:
-
after + 期間: その期間が終わったあとの世界に目を向けるイメージ。
例)after three days(3日「経ってから」そのあと) -
in + 期間: 「今」からその期間がたった時点をピンポイントで指すイメージ。
例)in three days(今から3日たったときに)
実際の会話では、 in + 期間 が未来の予定や予想といっしょにとてもよく使われます。
🔑 一言まとめ: in は 「今からの時間」という箱をイメージして、その箱のゴールのタイミングを指す。
She will be back in a few days.
(彼女は2〜3日後に戻ってくるでしょう。)
⌛ in + 期間:どれくらい時間がたった「時点」かを言う
in + 時間の長さ
で、「〜後に」「〜たったときに」という意味を表します。
「どれくらい時間がかかったら(たったら)、その結果こうなるか」を言うときに使います。
-
in an hour:1時間後に/1時間たったときに -
in ten minutes:10分後に -
in two weeks:2週間後に
文脈によっては「〜で(その時間で)」と訳したほうが自然な場合もあります。 例えば「1時間で終わるよ」「2日で届くよ」のように、 「どれくらいの時間を使ったか」を言いたいときです。
🔑 一言まとめ: in + 期間 は 「必要な時間」や「たってほしい時間」をまとまりとして見て、 その終わりの瞬間を指している。
He should get to your house in an hour.
(彼は1時間後には君の家に着いているはずだよ。)
We will be together again in a week.
(私たちは1週間後にまた一緒になれるよ。)
📦 in と within で「〜以内に」を表す
「〜以内に」と言いたいときも、 in がよく使われますが、 より「その枠の中ならいつでもOK」というイメージをはっきり出したいときは within も使われます。
-
She will be back in a few days.
→ 「2〜3日後には戻るでしょう。」(ゴールの時点に目が向いている) -
She will come back within a few days.
→ 「2〜3日以内に戻るでしょう。」(そのあいだのどこかで戻る)
小学生向けに言うと、 in は 「◯日たったとき」、 within は 「◯日までのあいだ」というイメージです。
🔑 一言まとめ: 締め切りの枠全体を意識したいなら within、 ゴールのタイミングだけを言いたいなら in がぴったり。
She will finish the report in two hours.
(彼女は2時間後にはレポートを終えるでしょう。)
She will finish the report within two hours.
(彼女はレポートを2時間以内に終えるでしょう。)
📝 語注&モチベーション(Section 2-3)
■ 語注(小学生にもやさしく)
a few days:2〜3日、少しの日数get to:〜に着く(到着する)within:〜以内に(その枠の中で)report:レポート(報告書や作文)be together:一緒にいる
分からない単語があっても、 こうして1行くらいの日本語をそえておくと、 何度も見ているうちに自然と覚えられるようになります。 「完ぺきに覚えるまで次に進まない」より、 「なんとなく分かる単語」を少しずつ増やす ほうが、心理学的にも学習が長続きしやすいことが分かっています。
in や within を使えるようになると、 「あとどれくらいでできるか」「いつごろ終わるか」を英語で具体的に言えるようになります。
心理学では、自分で時間の見通しを言語化できる人ほど、行動を続けやすいとされています。
今日の予定からひとつだけ選んで、 「
in ten minutes...」「in two hours...」のように英語でつぶやいてみてください。
その小さな一文が、英語学習も日常生活も、少しずつ前に進めてくれます。⏰✨
3. by / till (until) の使い分け(いつまでに?どこまでずっと?)
このセクションでは、
by
と
till / until
のちがいを学びます。
どちらも「〜まで」に近い意味を持ちますが、
by は「その時までに完了」、
till / until は「その時までずっと続く」
という大事な区別があります。
小学生向けに一言で言うと、
by = その時間までに終わっていればOK、
till / until = その時間までずーっと続く
というイメージです。
🧩 全体イメージ:締め切りの「点」と、続き具合の「線」
時間の表現としての by と till / until は、どちらもある時刻をゴールにしていますが、「何を言いたいか」が少し違います。
-
by:
その時刻までに終わる・できていることが大事(締め切り・デッドライン)。
例:Finish this by six.(6時までにこれを終えてね。) -
till / until:
その時刻までずっと続ける・続いていることが大事。
例:Stay here until six.(6時までここにいなさい。)
どちらも日本語にすると「〜まで」になりますが、 「終わる」イメージか「続く」イメージかを意識すると、使い分けがぐっと分かりやすくなります。
Please finish your homework by eight. Don't watch TV until you finish it.
(宿題は8時までに終わらせてね。終わるまではテレビを見てはいけません。)
🔑 一言まとめ: by は「ゴールの点」、 till / until は「ゴールまで伸びる線」をイメージすると覚えやすくなります。
🚦 3-1 / 3-2 の読み方ガイド(どっちから読む?)
下のカードは、
3-1:by(〜までに) と
3-2:till / until(〜までずっと)
の詳細解説セクションへのナビです。
先に
by
を押さえてから、
till / until
を読むと、
「締め切り」と「継続」の違いがスッキリ整理できます。
📝 学習のコツ:by と till / until を一気に整理する
3-1 と 3-2 を読む前に、ここで by と till / until の「見取り図」を頭に入れておきましょう。
-
質問1:「終わっていればOK」か「ずっと続けたい」のどちら?
→ 終了が大事なら by、 継続が大事なら till / until。 -
質問2:「締め切り」を決めたい?「どこまでがんばったか」を言いたい?
→ 締め切り(デッドライン)なら by、 がんばりの長さを言いたいなら till / until。
I must finish this report by Friday.→ 「金曜日までに(その時点までに)終わっていればOK」
I will stay at the office until I finish this report.→ 「このレポートを終えるまでずっとオフィスにいる」
💡 モチベーション・メッセージ:
心理学の研究では、「いつまでにやるか」「どこまで続けるか」を自分の言葉で決められる人ほど、
行動を続けやすいと言われています。
by
と
till / until
を使って、今日の予定を英語で1つだけ言ってみてください。
その小さな一文が、「時間を味方につけて英語を使える自分」への一歩になります。⏰✨
3-1. by(〜までに):完了の期限をあらわす前置詞
このセクションでは、
by
を使って「〜までに」=ある時刻・日付までに終わっている状態を表す方法を学びます。
by は
「その時刻になったとき、もう終わっている/もうそこにいる」ことが大事なときに使う前置詞です。
小学生向けに一言で言うと、
by = その時間になる前までにできていればOK
というイメージです。
⏰ by + 時刻・日付:締め切りの「ゴールの点」
いちばん基本となる形は、
by + 時刻/日付
です。
「5時までに終える」「金曜日までに送る」のように、
ある時刻・日付を締め切り(デッドライン)として指定します。
by five o'clock:5時までに(5時になるまでにできていればOK)by tomorrow:明日までにby Friday:金曜日までに
ポイントは、 その時間ちょうどにやる、ではなく その時間になる前ならいつ終わってもよい ということです。
🔑 一言まとめ: by は 「◯時までに終わっていればOK」というゴールの点を指す前置詞。
We must finish this work by five o'clock.
(この仕事は5時までに終えなければなりません。)
Please be here by nine.
(ここには9時までに来てください。)
I'll be home by seven, so we can have dinner together.
(7時までには家に帰るから、一緒に夕食を食べようね。)
🕒 by now / by then:今ごろは〜しているはず、あのときまでには
by は、今や過去のある時点に対しても使えます。
-
by now:今ごろは(もう〜しているはずだ)
例)今までの時間を考えると、もう終わっていて当然というニュアンス。 -
by then:そのときまでには
例)話の中で出てきた「あの時点」までに終わっている/起きているイメージ。
これらは完了形(have + 過去分詞)と相性がよく、 「〜してしまっているはずだ」「〜してしまっていた」というニュアンスを出せます。 (完了形:今までずっと〜してきた、のような時間のつながりを表す形)
🔑 一言まとめ: by now / by then も、「その時点までにもう終わっている」という 締め切りのゴールをイメージすればOKです。
You should have arrived by now.
(今ごろは着いていてもおかしくないはずだよ。)
I had finished the report by then.
(そのときまでに、私はレポートを終えていました。)
⚖️ by と until のちがい(「終わる」vs「続ける」)
3章全体のガイドでも触れましたが、 by と until は、どちらも日本語で「〜まで」となることが多いので混同しがちです。
I must finish this book by Sunday.→ 日曜日になるまでに読み終えていればOK(いつ読んでもよい)。
I will keep reading this book until Sunday.→ 日曜日までずっとこの本を読み続ける(途中でやめないイメージ)。
🔑 一言まとめ:
by は
「ゴールの点(締め切り)」、
until は
「ゴールまで伸びる線(継続)」。
3-2 では till / until をじっくり学んで、ここでの区別をさらに深めていきます。
📝 語注&モチベーション(Section 3-1)
■ 語注(小学生にもやさしく)
finish:終える、終わらせるarrive:到着する(着く)report:レポート(報告書・作文)by now:今ごろは(もう〜しているはず)by then:そのときまでには
むずかしそうな単語も、 こうして一行の日本語をそえておくと、何度か見るうちに自然と頭に残るようになります。 「全部完ぺきに覚えてから進む」よりも、 なんとなく分かる単語 を少しずつ増やすほうが、心理学的にも学習が続きやすいと言われています。
by を使いこなせると、「宿題は9時までに終わらせる」「今週中にこの本を読み終える」のように、 自分で締め切りを決める英語が話せるようになります。
心理学では、「いつまでにやるか」を自分で言葉にできる人ほど、行動を続けやすいことが分かっています。
今日の予定からひとつ選んで、
I will finish it by ten.
のように英語でつぶやいてみてください。
その一文が、あなたの時間管理と英語力を同時に育ててくれます。⏰✨
3-2. till / until(〜までずっと):継続の終点をあらわす
このセクションでは、
till / until
を使って「〜までずっと」=ある時刻・出来事まで継続する状態を表す方法を学びます。
till / until は
「その時刻になる直前まで、ずっと〜が続いている」というイメージの前置詞・接続詞です。
小学生向けに一言で言うと、
until six = 6時になるまでずっと
という感覚だと思ってください。
⏱️ 基本イメージ:線がゴールの時刻まで続く「until」
till / until
は、どちらも同じ意味で「〜までずっと」を表します(until のほうが少しだけ固い書き言葉寄り)。
始まりからゴールの時刻まで、「線」がずっと続いているイメージでとらえると分かりやすくなります。
-
until six:6時になるまでずっと(=6時の手前まで継続) -
until Friday:金曜日になるまでずっと -
until the end of the year:年末までずっと
3-1 で学んだ
by(〜までに)
は「その時間までに終わっていればOK」でした。
それに対して
until(〜までずっと)
は、「途中でやめずに、その時刻まで続ける」のがポイントです。
🔑 一言まとめ: until は 「途中でストップしないで、ゴールの時間までずっと続ける」という線のイメージ。
I'll stay here until six o'clock.
(私は6時までずっとここにいるつもりです。)
🔧 形のちがい:前置詞の until と、接続詞の until
until には、 大きく分けて2つの使い方があります。
-
① 前置詞:
until + 名詞
例:until six(6時まで)、until Friday(金曜日まで) -
② 接続詞:
until + S + V
例:until I finish(私が終えるまで)、until she comes(彼女が来るまで)
前置詞(名詞の前にくっついて意味を足すことば)として使うときは、うしろには
時刻・日付・イベント名などの「名詞」が来ます。
接続詞(文と文をつなぐことば)として使うときは、
うしろに
主語+動詞(S + V)
が来ます。
🔑 一言まとめ: until のあとに 「何時・いつ」なら前置詞、「誰が何をする」なら接続詞、と考えるとスッキリ整理できます。
Don't go out until I come back.
(私が戻るまで外に出てはいけません。)
Don't ... until ... は
「〜するまで…してはいけない」
というよく使うパターンです。
「戻るまでずっと外に出ないでね」という、時間の線が見える文になっています。
⚠️ 否定文+until:〜するまで…しない(=〜して初めて…する)
until は、特に否定文といっしょになると、少し特別なニュアンスになります。
She didn't come until two. を直訳すると「彼女は2時まで来なかった」ですが、
実際には
「2時になって初めて来た」
という意味になります。
小学生向けに言いかえると、 not ... until 〜 = 〜するまでずっと…しない → 〜してはじめて…する というイメージです。
🔑 一言まとめ: 否定文+ until を見たら、「〜するまでは起こらない → 〜したときに初めて起こる」と読み替えると理解しやすくなります。
She didn't come until two.
(彼女は2時になって初めて来ました。/2時まで来ませんでした。)
I'll stay with you until the end.
(私は最後までずっとあなたのそばにいます。)
📝 till と until のちがい:意味は同じ、使われ方が少しだけ違う
till と until は、意味の上ではほとんど同じです。
- 会話: till も until もよく使う。 (どちらでもOK)
-
文頭:
文頭に置くときは、
Until を使うほうが一般的。
例)Until yesterday, I had known nothing about it. - 書き言葉: かたい文章・フォーマルな文書では until が好まれやすい。
初心者のうちは、 until を使っておけばほぼ問題ありません。 慣れてきたら会話で till も少しずつ混ぜていくとよいでしょう。
🔑 一言まとめ: 意味は同じなので、まずは until をメインに覚え、 「till はカジュアルな言いかた」とざっくり理解しておけば十分です。
📝 語注&モチベーション(Section 3-2)
■ 語注(小学生にもやさしく)
stay:とどまる、いるcome back:戻ってくるthe end:終わり、最後report:レポート、報告書not ... until:〜するまで…しない(=〜して初めて…する)
初めて見る表現も、こうして短い日本語のメモをつけておくと、
何度か目にしたときに「前にもどこかで見たぞ」と感じやすくなります。
心理学でも、こうした「なんとなく知っている」という感覚(既視感)があるだけで、
新しい知識が頭に入りやすくなることが分かっています。
until を使うと、 「〜までずっとがんばる」「〜まで続ける」という自分の決意を英語で言えるようになります。
例えば、
I will study English until nine.
と声に出してみるだけでも、「9時まで勉強しよう」という気持ちが少し強くなります。今日の勉強目標をひとつ決めて、 until を使った文を1つだけ作ってみてください。 その一文が、あなたの「続ける力」をそっと後押ししてくれます。⏳✨
4. from / since の使い分け(「いつから?」と「そこからずっと」)
ここからは、
from
と
since
という 2 つの前置詞を学びます。どちらも「~から」と訳せますが、
from はただのスタート地点、
since はその時から今までずっと続いていること
を表すのが大きな違いです。
小学生向けに一言で言うと、
from = どこからスタートしたか、
since = スタートしてから今までずっと
というイメージです。
「時の起点(時間のスタート地点)」や
「継続(ずっと続いていること)」といった少しむずかしい言葉も、
具体的な例でゆっくり確認していくので安心してください。
🧭 from は「スタート地点」、since は「スタートから今までずっと」
まずは、 from と since のイメージをざっくりつかんでおきましょう。
-
from:
「ある時点から始まっている」ことだけを示す。
例:from morning(朝から)、from 1990(1990年から)
→ そのあと続くかどうかは、文全体の意味に任せるイメージです。 -
since:
「ある時点から、今までずっと続いている」ことを示す。
例:since 2010(2010年からずっと)、since yesterday(きのうからずっと)
→ とくに「完了形(今までずっと~してきた形)」といっしょに使われることが多いです。
He worked from morning until night.
(彼は朝から夜までずっと働きました。)
I have lived here since 2010.
(私は2010年からずっとここに住んでいます。)
🔑 一言まとめ: from はスタート地点だけ、 since は「スタートしてから今までの線」もいっしょに意識することが大事です。
📚 4-1 / 4-2 では何を学ぶの?
このあと続く 4-1「from(~から):時の起点を表す」 と 4-2「since(~以来ずっと):継続する動作・状態の『スタート』」 では、次のようなポイントをゆっくり見ていきます。
- 4-1 from:「朝から夜まで」「10時から授業」「4月から新学期」など、 日常でよく使う「スタートの言い方」をたっぷり確認します。
- 4-2 since:「2010年からずっと」「子どものころからずっと」のような、 今まで続いてきたこと を英語で自然に言うコツを学びます。
とくに since は現在完了形(今までずっと~してきた形)とセットで使われることが多く、 「経験」「継続」「結果」といった少しレベルの高い表現にもつながります。
💬 ここまで読めたあなたは、もう準備はバッチリです。
あとは 4-1 / 4-2 の中で、たくさんの具体的な例を見ながら、
from
と
since
の「時間のスタート感覚」を体にしみ込ませていきましょう。
🚀 次のステップ:4-1 / 4-2 どちらから読む?
まずは「シンプルなスタート地点」である
from
を学び、そのあとで「今までずっと」を表す
since
を学ぶ流れがおすすめです。
下のカードから気になるほうをクリックして、各サブセクションへ進みましょう。
💡 学習のコツ:
どちらから読んでもかまいませんが、
from
→
since
の順に進むと、「スタート」→「スタートから今まで」の流れで自然と理解が深まります。
📝 語注&モチベーション(Section 4)
■ 語注(小学生にもやさしく)
starting point:スタート地点(始まる場所や時間)continuation:継続(ずっと続くこと)present perfect:現在完了(今までずっと~してきた形)experience:経験(やってみたこと)history:歴史(これまでの歩み・ストーリー)
むずかしそうに見える単語も、意味が一度わかればだんだん「見たことある顔」になっていきます。
心理学の研究でも、「前に見たことがある」と感じるだけで学習のハードルが下がると言われています。
分からない単語があっても、
from
と
since
のイメージさえつかめていれば、ここまでで十分大きな前進です。
4-1 / 4-2 を学ぶと、「いつからその仕事をしているのか」「いつからその町に住んでいるのか」など、 あなたの「これまでのストーリー」を英語で話せるようになっていきます。
ここまで読み進めてきた時点で、あなたはもう from と since を学ぶための土台をしっかり作れています。
どうか「完璧に分からないと進んではいけない」とは思わず、 カードをクリックして次のセクションへ進んでみてください。
小さな一歩でも、続けているかぎり、その一歩一歩があなたの英語の歴史(history)になります。📘✨
4-1. from(~から):時の起点を表す
このセクションでは、
from
を使って「時間のスタート地点(いつから)」を表す方法を学びます。
from は、
「朝から夜まで」「4月から6月まで」のように、ある期間の出発点を示す前置詞です。
中学生向けに一言で言うと、
from = どこから(いつから)始まるかを示すことば
だと考えると分かりやすくなります。
⏰ 基本形:from + 時刻・日付・期間名
時間を表す
from
のいちばん基本の形は、
from + 時刻/日付/期間名
です。
from eight(8時から)from Monday(月曜日から)from April(4月から)from 2020(2020年から)
このあとに
to や until を続けることで、
「〜から〜まで」という表現になります。
「起点(スタート地点)」という文法用語も、ここでは
“どこから始まるか”
という意味だと思ってOKです。
🔑 一言まとめ:
from
は「時間のスタート地点」をつくる前置詞。あとは「どこまで続くか」を
to / until で表現します。
We have classes from eight to three.
(私たちは8時から3時まで授業があります。)
from A to B は時間でも場所でもよく使う基本パターンです。
📏 from A to B / from A until B:区間の表し方
「〜から〜まで」を表すとき、 from といっしょに使うのはふつう to か until です。
-
from A to B:もっとも一般的な言い方。
例)from Monday to Friday(月曜から金曜まで) -
from A until B:toの代わりに until を使った形。意味はほぼ同じです。
細かいニュアンスの違いはありますが、日常会話では
from A to B
を覚えておけば十分です。
「線のスタート」を
from が、
「線のゴール」を
to / until
が担当している、とイメージすると理解しやすくなります。
🔑 一言まとめ:
from
=スタート、
to / until =ゴール。
セットで「〜から〜まで」を作るイメージです。
He studies from morning till night.
(彼は朝から夜までずっと勉強しています。)
🧩 from だけで使う場合:文脈で「どこまで」が分かるとき
いつも from A to B の形になるとは限りません。 「どこまで」が文脈(話の流れ)で分かるときは、 from + 時間語句 だけで使うこともできます。
The shop opens from ten.
(その店は10時から開きます。)
この文では、「何時まで」は大事ではなく、「開くのは10時からですよ」という スタートの情報だけが伝えたい内容なので、 from ten だけで十分です。
🔑 一言まとめ: 「どこまで」がはっきり言わなくても分かるときは、 from だけで「〜から」を表すことができます。
I will study English hard from now on.
(これからは英語を一生懸命勉強します。)
From then on, he never gave up.
(それからというもの、彼は決してあきらめませんでした。)
from now on は
「これからはずっと」、From then on
は「そのときからずっと」という、流れの変化のスタートを表す便利な言い方です。
⚖️ from と since のちがい(ここでは「役割」だけ意識)
同じ「〜から」でも、 from と since には役割の違いがあります。
-
from:
ただ単に「スタートする時点」を示す。
例)I worked from 2010 to 2020.
(2010年から2020年まで働いた → 2020年で終わっている) -
since:
「その時から今までずっと」続いていることを示す。
例)I have worked here since 2010.
(2010年からずっと今もここで働いている)
このセクションでは、 from が「スタートの印」をつける役目だと覚えておけば十分です。 since の「今までずっと」のニュアンスは、4-2 でくわしく扱います。
🔑 一言まとめ: from =スタートを指さすこと、 since =スタートから今までの「線」を強く意識させること、と整理しておきましょう。
📝 語注&モチベーション(Section 4-1)
■ 語注(中学生にもやさしく)
class:授業shop:店study:勉強するnever give up:決してあきらめないfrom now on:これからずっと、今から先from then on:そのときからずっと、それ以降ずっと
すべての単語を「完璧に」覚えようとしなくて大丈夫です。 とくに from を使う表現は、何度も目にするうちに少しずつ体になじんでいきます。
from を使えば、「今日から」「今から」「4月から」のように、自分の勉強のスタート宣言を英語で言えるようになります。
たとえば、
I will read English books from today.
と一文つぶやくだけでも、脳は「今日は新しいスタートだ」と感じやすくなると言われています。小さな一文でも、自分の口でスタートを決めることが、英語学習を続ける大きな力になります。🌱📘
4-2. since(~以来ずっと):継続する動作・状態の「スタート」
このセクションでは、
since
を使って「そのときから今までずっと」を表す方法を学びます。
since は
「2010年からずっと」「子どものころからずっと」のように、過去のある時点から今この瞬間まで続く状況を表す前置詞・接続詞です。
やさしく言うと、
since = ある時から今までずっと続いている
という「長い線」のイメージです。
⏳ 基本イメージ:過去の一点から「今までずっと」
since は、 過去のある時点(スタート)から、今まで続いている状態・行動を表すときに使います。
since 2010(2010年からずっと)since last year(去年からずっと)since yesterday(きのうからずっと)since I was a child(子どものころからずっと)
この「今までずっと続いている」という意味をはっきりさせるために、 現在完了形(have/has + 過去分詞) といっしょに使うことがとても多いです。
I have lived here since 2010.
(私は2010年からずっとここに住んでいます。)
「2010年に住み始めて、その状態が今も続いているよ」という「長い時間の線」がイメージできればOKです。
🔑 一言まとめ: since は「あるときから今までずっと」を表すマーカーで、現在完了形といっしょに使うのが基本です。
It has been raining since last night.
(昨夜からずっと雨が降り続いています。)
has been raining は現在完了進行形(今までずっと降り続いてきた形)で、
since last night
が「昨夜から今までずっと」というスタート地点+継続の線を表しています。
🔧 2つの形:前置詞としての since と、接続詞としての since
since には、 大きく分けて 2つの使い方 があります。
-
① 前置詞:
since + 名詞
例:since 2010(2010年からずっと)、since last year(去年からずっと) -
② 接続詞:
since + S + V
例:since I met her(彼女に会ってからずっと)、since we moved here(ここに引っ越してきてからずっと)
前置詞(名詞の前にくっついて意味を足すことば)のときは、
うしろに時間を表す「名詞」
がきます。
接続詞(文と文をつなぐことば)のときは、
うしろに「主語+動詞(S + V)」
がきます。
I have been busy since I started this job.
(この仕事を始めてからずっと、私は忙しいです。)
🔑 一言まとめ: since のあとが「単語だけ」なら前置詞、「主語+動詞」なら接続詞、と形で見分けましょう。 意味の中心はどちらも「そのときから今までずっと」です。
Since we moved here, we have made many new friends.
(ここに引っ越してきてからずっと、私たちはたくさんの新しい友だちができました。)
we have made many new friends は現在完了形で、「友だちができてきた」という継続の結果を表しています。
⚖️ since と for:スタートか、長さか
現在完了形では、 since と for がよくくらべられます。
-
since:
「いつから?」というスタートの時点を表す。
例:since 2015(2015年からずっと) -
for: 「どのくらいの長さ?」という期間の長さを表す。
例:for five years(5年間)
He has worked here since 2015.
(彼は2015年からずっとここで働いています。)
He has worked here for eight years.
(彼は8年間ここで働いています。)
🔑 一言まとめ:
since
=いつからスタートしたか、
for =どのくらいの長さか。
どちらも「今までずっと」を表す現在完了形とよく組み合わせます。
I have felt happier since I met you.
(あなたに会ってからずっと、前より幸せだと感じています。)
🧭 from と since の使い分けをもう一度だけ整理
4-1 で学んだ from と、 このセクションの since をくらべてみましょう。
-
from:
「〜から〜まで」のように、区間そのものを表すときによく使う。
例:from 9 to 5(9時から5時まで) -
since:
「そのときから今までずっと」のように、現在まで続く線を意識するときに使う。
例:since 2018(2018年からずっと)
特に、since は 「今も続いている」という現在完了のニュアンスとセットになっている、という点をおさえておきましょう。
🔑 一言まとめ: 「今も続いていること」を言いたいなら since、 「ただのスタート地点」や「〜から〜まで」の区間なら from を優先して使う、と考えるとスッキリします。
📝 語注&モチベーション(Section 4-2)
■ 語注(やさしい一言メモ)
have lived:住んできた(今までずっと住んでいる)has been raining:雨が降り続いているhave been busy:忙しい状態が続いているmoved:引っ越したfelt happier:前より幸せだと感じてきたmade friends:友だちができた
むずかしそうに見える現在完了も、 since のおかげで「いつからなのか」がはっきりします。 まずは「日本語で言える内容」を頭に思い浮かべてから、 英語でまねしてみるのがおすすめです。
since を使うと、「いつからがんばってきたか」「いつから変わったか」を英語で表現できるようになります。
心理学の研究でも、「自分はこんなにも長く続けてきた」と言葉にするだけで、 自信ややる気が上がることが知られています。
たとえば、
I have studied English since last year.
と声に出してみてください。一年でも、一か月でも、一週間でも、「since ~」と言える期間は、あなたの努力の証です。 その証拠を英語で言えるようになっただけでも、立派な前進です。📘✨
5. during / for / through:期間(どの時間のあいだ?)を表す前置詞
ここから先の 5章では、「どの時間のあいだ?」を表す前置詞に集中して学んでいきます。
とくに登場するのが
during・
for・
through
の3つです。
どれも日本語では「〜の間」「〜の間中」と訳されやすいですが、
英語では
during(ある特定の期間の中で)、
for(どれくらい長く続いたか)、
through(最初から最後まで期間ぜんぶ)
と、少しずつ役割が違うのがポイントです。
難しい専門用語はできるだけ使わず、「夏休みのあいだ」「3時間ずっと」「一晩中」などの
身近なイメージから入っていきます。
文法用語が出てきたら、すぐ後ろに(小学生にも分かる短い説明)を付けるので安心してください。
💬 モチベーション一言: ここまで読み進めているあなたは、もう「時間を表す英語」の土台がしっかりできています。 あとはこの 3 つの前置詞に「ラベル」を貼るだけで、表現力がぐっと広がります。
⏰ まずは全体像:どの前置詞が「どんな期間」を担当する?
5-1 ~ 5-3 では、同じ「〜の間」と訳されることが多い 3つの前置詞を、役割ごとに整理していきます。
| 前置詞 | イメージ | 日本語のざっくりイメージ | 5章での位置づけ |
|---|---|---|---|
| during | 🎪 特定のイベントや期間の中で起きること |
「〜の間(その期間の中で)」 例: during the summer(夏の間)
|
5-1 で、 「どの期間の中で起きる話なのか」を表すときのルールを確認します。 |
| for | 📏 「どれくらいの長さ?」という時間の長さ |
「〜の間(〜のあいだずっと)」 例: for three hours(3時間の間)
|
5-2 で、 現在完了(今までずっと〜してきた形)との組み合わせなども含めて整理します。 |
| through | 🌙 期間のはじめから終わりまで全部 |
「〜じゅう」「〜を通して」 例: through the night(一晩中)
|
5-3 で、 「期間全体」のイメージを、during との違いと一緒に確認します。 |
🔑 一言まとめ: during=どの期間の中で?、 for=どのくらい長く?、 through=最初から最後まで? と 「質問のしかた」が違う、と考えると覚えやすくなります。
🧠 学び方のコツ:3つを「日本語」ではなく「イメージ」で区別する
これから 5-1 ~ 5-3 で、例文を使いながら 3つの前置詞をしっかり練習していきます。
そのときのコツは、
日本語訳をくらべるのではなく、「どんな時間のイメージか」をくらべること
です。
- during =「イベントや期間の中で何かが起きる」イメージ(映画の本編の途中で何かが起こる感じ)
- for =「ストップウォッチで測った時間の長さ」イメージ(3時間、10年など)
- through =「期間のスタートからゴールまでの道のりを歩ききる」イメージ(一晩中、冬じゅうなど)
3つとも、これまでのセクションで学んだ
at / in / on や before / after とつながっている内容です。
つまり、ここまで読めたあなたは、すでにこの章を理解するための準備がバッチリできているということです。
💡 モチベーション一言:
心理学の研究でも、「自分はここまで来た」と意識するだけで、学習のやる気が続きやすくなるといわれています。
「もう 5章まで来た」「during / for / through で期間を語れるところまで来た」とぜひ自分をほめてあげてください。
あとは 5-1 ~ 5-3 のページで、ゆっくり一歩ずつイメージを確認していきましょう。📘✨
5-1. during:特定の期間の「中」で起きること
このセクションでは、
during
を使って、「ある決まった期間やイベントの中で」起きる出来事を表す方法を学びます。
たとえば
during the summer
は「夏の間(夏という期間の中で)」、
during the meeting
は「会議の間(会議中)」というイメージです。
むずかしく言うと「特定の期間や出来事を表す名詞といっしょに使う前置詞(名詞の前について意味を足すことば)」ですが、
やさしく言うと
during = ある期間の「中」で
と覚えておけば大丈夫です。
💡 モチベーション一言:
「夏休みの間に」「テスト中に」のような表現は、毎日の会話でも大活躍します。
ここを押さえるだけで、あなたの英語の「時間の表現力」が一段アップしますよ。
⏳ basic image:期間という「箱」の中で起きる出来事
during のイメージは、 「時間の箱の中」です。
during the summer:夏という「期間の箱」の中でduring the meeting:会議(meeting:人が集まって話し合う時間)のあいだ中during the lesson:授業の時間の中でduring the trip:旅行の期間の中で
ポイントは、during のあとには
「イベント名」や「決まった期間を表す名詞」が来ることです。
反対に、「two hours(2時間)」のような長さだけを言いたいときは
for two hours のように for を使うことが多くなります。
🔑 一言まとめ: during は「どれくらい長いか」ではなく、「どの期間・どのイベントの中なのか」を教えてくれる前置詞です。
Please do not use your phone during the meeting.
(会議の間は携帯電話を使わないでください。)
「会議の最初だけ」「終わりだけ」とは限らず、「会議という時間の箱」の中全体をふわっと指しているイメージです。
🎬 部分でも全部でもOK:「中のどこか」で起きれば during
during は、 その期間の全部のあいだ続いた場合にも、 期間の一部分だけで起きた場合にも使えます。
- 夏休みのあいだずっと →
during the summer(全部) - 夏休みのどこか一部で起きた出来事 → それも
during the summer(一部)
日本語だとどちらも「〜の間(あいだ)」と言えるので、あまり細かく分けて考えなくて大丈夫です。
大切なのは、
during
のあとに来るのが「期間そのもの」や「イベントの名前」だということです。
🔑 一言まとめ:
「イベント名+時間の箱」のイメージさえ持てれば、
during を自信をもって使えるようになります。
I took many photos during the trip.
(私は旅行中にたくさん写真を撮りました。)
「最初の日だけ」「最後の日だけ」など細かく区切らず、「旅行という時間の箱の中で」とおおまかに押さえればOKです。
⚖️ for と何が違う?「箱の名前」か「長さ」か
ここで、次のセクションで学ぶ for と、今学んでいる during を少しだけ比べてみましょう。
-
during:
「どの期間の中?」という期間の名前を表す。
例:during the summer(夏の間)、during the movie(映画の間) -
for:
「どれくらい長く?」という時間の長さを表す。
例:for three days(3日間)、for two hours(2時間)
どちらも日本語にすると「〜の間」になりやすいので、英語では 「名前」か「長さ」かを意識するとスッキリ覚えられます。
🔑 一言まとめ: during は「映画」「会議」「夏休み」などイベント名とセット、 for は「3時間」「2日」など数字+時間の長さとセット、と覚えておきましょう。
They didn't talk during the movie.
(彼らは映画の上映中は話しませんでした。)
「そのあいだはずっと話さなかった」という、マナーのよさを伝える自然な表現です。
I felt really happy during our first date.
(初めてのデートの間、私は本当に幸せな気持ちでした。)
「いつ幸せだったのか?」を具体的な時間の箱(first date)で言い表せるのが during の強みです。
📝 語注とまとめ(5-1 during)
■ 語注(やさしい説明)
meeting:会議(人が集まって話し合う時間)trip:旅行(どこかへ出かけること)first date:初めてのデート(2人きりで会う特別な時間)talk:話すfelt happy:うれしいと感じた
どの例文でも、
during + 期間名(イベント名)
になっていることに注目してみてください。
「どの時間の箱の中か」を言えるようになると、英語で話せる場面がいっきに広がります。
学習心理学では、「自分が話せる場面のイメージが増えるほど、学習のやる気も続きやすい」と言われています。
ぜひ、あなた自身の生活に合わせて
during the lesson(授業中に)、
during lunch(昼休みの間に)、
during the holidays(休みの間に)
など、3つ以上「自分用の during フレーズ」を作ってみてください。少しずつでも、自分のことを英語で言えるようになっている ―― それ自体が、立派な前進です。📘✨
5-2. for:どれくらいの長さ続くかを表す
このセクションでは、
for
を使って、「時間の長さ(どれくらい続いたか)」を表す方法を学びます。
たとえば
for two hours は「2時間のあいだ」、
for three years は「3年間ずっと」という意味です。
文法的には「期間を表す前置詞(名詞の前につけて意味を足すことば)」ですが、
やさしく言うと
for = どれくらい長く?
と覚えておけばOKです。
💡 モチベーション一言:
「3年間ずっと勉強している」「しばらくの間忙しい」など、
自分のがんばりの長さを表現できるのが for の強みです。
少しずつでも言えるフレーズが増えるほど、自分の努力を英語で自信をもって語れるようになりますよ。
⏰ basic image:ストップウォッチで量れる「時間の長さ」
for の役割は、
「どれくらい長く続いたか(時間の長さ)」を伝えることです。
体感としては「ストップウォッチで測れる時間」をイメージすると分かりやすくなります。
for two hours:2時間のあいだ(⏱ 2時間)for three days:3日間(🌞3回ぶんの朝が来る長さ)for a week:1週間(7日間)for a long time:長いあいだ(はっきりした長さは決めていない)
とくに、 for + 数字(または a long / a short / some など) + 時間名詞 のパターンがとても多く使われます。
🔑 一言まとめ: for は「いつ?」ではなく「どれくらい?」を答える前置詞です。
We walked for two hours.
(私たちは2時間歩きました。)
「2時間のあいだ歩いた」と考えるとイメージしやすくなります。
📚 現在完了と相性バツグン:今までずっと〜してきた
for は、 現在完了(今までずっと〜してきた形)ととても相性が良い前置詞です。
現在完了(have / has + 過去分詞)は、
「過去のある時点から今まで続いている」ことを表します。
そこに
for + 期間
を足すと、「どのくらいのあいだ続いているのか」までくわしく説明できます。
I have lived here for ten years.
→ ここに10年間住んでいる(今も住んでいる)。She has studied English for three years.
→ 彼女は3年間英語を勉強している(今も続けている)。
「今までずっと〜してきた」というがんばりの長さを伝えたいときに、 for は欠かせない存在になります。
🔑 一言まとめ: 「どれくらいの期間、続けているのか」を伝えたいときは、まず現在完了+ for + 期間 を思い出してみましょう。
I have studied English for three years.
(私は3年間英語を勉強しています。/3年前から今までずっと勉強しています。)
I have studied が「今までずっと勉強してきた」、
for three years
が「3年間」という長さを表しています。自分の努力をアピールするときに、とてもよく使うパターンです。
🧩 for が書かれないこともある(会話での省略)
会話やカジュアルな文では、
for
が省略されて、
for なしで期間だけを置くこともあります。
It rained→forall night.It rained all night.We talked→forall afternoon.We talked all afternoon.
ただし、for three hours のように数字がつくものでは、
for
をつけたほうが自然なことが多いです(特に学習の段階ではつけておくほうが無難です)。
🔑 一言まとめ: 「for がない言い方」も耳にしますが、まずは for + 数字 + 時間名詞 を基本形として身につけておきましょう。
She stayed in London for a month.
(彼女はロンドンに1か月のあいだ滞在しました。)
a month の部分を a week, two years などに入れかえて、たくさん練習できます。
I have loved you for a long time.
(私はずっと長いあいだあなたを愛してきました。)
I have loved you が「今までずっと愛してきた」、
for a long time
が「長いあいだ」を表す、とても定番のロマンチックなフレーズです。数字を使わずに「長い期間」をふんわり表現したいときに便利です。
📝 語注とまとめ(5-2 for)
■ 語注(やさしい説明)
walk:歩くstudy:勉強するstay:とどまる・滞在するfor a long time:長いあいだhave loved:ずっと愛してきた(現在完了)
どの例文でも、
for + 期間
の形が使われていることに注目してみてください。
「何をしたか」だけでなく「どれくらい続いたのか」も言えるようになると、
英語で話せる内容の厚みがぐっと増えていきます。
学習の心理学では、「自分の成長の量(どれくらい続けたか)を言葉にできると、やる気が続きやすい」と言われています。
ぜひ、
I have studied ~ for ... /
I have worked ~ for ... /
I have played ~ for ...
など、自分の生活に合わせた for フレーズを3つ以上作ってみてください。「もうこんなに続けてきたんだ」と実感できること自体が、大きな自信につながります。📘✨
5-3. through:期間全体「〜のあいだずっと」を表す
このセクションでは、
through
を使って、「ある期間の始めから終わりまで、切れ目なく続く」という意味を表す方法を学びます。
たとえば
through the night は「夜じゅうずっと」、
through the winter は「冬のあいだずっと」というイメージです。
文法的には「期間全体を通して」を表す前置詞(名詞の前について意味を足すことば)ですが、
やさしく言うと
through = はじめからおわりまでずっと
と覚えておけば OK です。
💡 モチベーション一言:
「夜じゅう勉強した」「1年中がんばった」など、
努力の長さとねばり強さを伝えられるのが
through
の魅力です。少しずつでも表現を覚えていけば、「ここまで続けてきた自分」を英語で誇れるようになりますよ。
⏰ through の基本:期間を「つらぬいて」続くイメージ
through は、
ある期間をさいしょからさいごまで通り抜けるイメージを表します。
時間ではなく「トンネルを通り抜ける」ときの through を思い出すと分かりやすく、
「時間トンネルをすっと通り抜ける」感じです。
through the night:夜のあいだずっと(夜の最初から朝まで)through the winter:冬のあいだずっと(冬じゅう)through the meeting:会議のあいだずっと(会議じゅう)
同じ「期間」を表す
during(〜の間に/〜の間中)と比べると、
through には
「期間全体を通して」「切れ目なく」というニュアンスがより強く出ます。
🔑 一言まとめ: through = 期間のスタートからゴールまで、ねばり強く「ずっと」続くイメージを持ちましょう。
We stayed awake through the night.
(私たちは夜じゅうずっと起きていました。)
単に「夜に起きていた」ではなく、「ずっと続いていた」感じを出したいときに便利です。
🔁 during と through のちがいを整理しよう
すでに学んだ
during
も「〜の間に/〜の間中」という意味でしたね。
ここで、
during
と
through
の違いをシンプルに比べておきましょう。
-
during:ある期間の「どこかで」「ときどき」または「全体」で起きている(ゆるいイメージ)。
例)I read some books during the summer.
→ 夏の間のどこかで本を読んだ(夏の一部でも全体でも OK)。 -
through:
期間の最初から最後までずっと(ねばり強く続くイメージ)。
例)It rained through the night.
→ 夜じゅうずっと雨が降っていた。
ざっくり言うと、 during は「期間のなかで」、 through は「期間をとおして全部」と覚えておくと、直感で使い分けやすくなります。
🔑 一言まとめ: 「ちょこちょこ」は during、 「はじめからおわりまで、どっぷり」は through とイメージしておくと迷いにくくなります。
It snowed through the winter.
(冬のあいだずっと雪が降っていました。)
「冬のあいだに雪が降った」だけなら
It snowed during the winter. でも OK ですが、
「ずっと続いた」印象を出したいなら
through
がぴったりです。
📆 1日・1年など「大きめの期間」とよくペアになる through
through は、 「1日・1年・1シーズン」など少し大きめの時間ブロックとペアになることが多いです。
through the day:1日じゅうthrough the year:1年じゅうthrough the summer:夏じゅうthrough the weekend:週末のあいだずっと
もちろん、
through the lesson(授業じゅう)、
through the meeting(会議じゅう)
のように短めのイベントにも使えますが、
「はじめからおわりまで全部」というイメージがあることは共通です。
🔑 一言まとめ: 「1日中」「1年中」「週末のあいだずっと」など、区切りのはっきりしたひとまとまりの時間に through を合わせると、自然な英語になりやすいです。
She slept through the lesson.
(彼女は授業のあいだずっと寝ていました。)
She slept in the lesson. よりも、「最初から最後までずっと寝ていた」ニュアンスが強く伝わります。
I kept thinking about you through the night.
(私は夜じゅうずっとあなたのことを考えていました。)
I kept thinking は「考え続けていた」というねばり強さを表し、
through the night
が「夜じゅうずっと」というロマンチックな雰囲気を足しています。「ずっとあなたのことを思っていた」という気持ちを、時間の長さとセットで伝えられる表現です。
📝 語注とまとめ(5-3 through)
■ 語注(やさしい説明)
stay awake:起きている(寝ないでいる)snow:雪が降るlesson:授業kept ~ing:〜し続けたthrough the night / winter:夜じゅう/冬のあいだずっと
どの例文でも、 through + 期間 が「期間の最初から最後までずっと続いている」イメージを作っていることに注目してみてください。
学習の心理学では、「自分の成長を『続けている時間』で意識できる人ほど、あきらめにくい」と言われています。
ぜひ、
I studied hard through the weekend.I practiced piano through the summer.のように、あなた自身の「がんばりの期間」を through を使って言えるようにしてみてください。
その一文が、「ここまで続けてきた自分」をほめてあげる力強い証拠になります。🌟
6. about / around / toward:あいまいな時刻「〜ごろ・〜近く」の前置詞
ここでは、きっちりした時刻ではなく、「だいたいこのくらいの時間」を表す 3 つの前置詞(まえにつくことば)を入り口だけ紹介します。
- about:およそ〜時ごろ(ざっくりした「だいたい」)
- around:about とほぼ同じ「〜ごろ」(会話でよく使う)
- toward:〜の少し手前・〜近く(その時刻に近づいていくイメージ)
むずかしく言うと「あいまいな時刻を表す時間の前置詞」ですが、やさしく言えば
「ピッタリじゃないけど、このへんの時間だよ」とふんわり伝えるためのことばです。
🌟 ここまで読めたあなたは、もう準備はバッチリです。
あとは 6-1〜6-3 で、状況に合わせて「どの前置詞を選ぶか」の感覚を少しずつ育てていきましょう。
⌛ きっちり「6時」じゃなくていいときに使う前置詞たち
「6時ピッタリに来てね」ときっちり言いたいときは、
at six のように at + 時刻 を使います。
いっぽう、「6時ごろでいいよ」「夕方ごろかな」と、少しゆるく言いたいときに使うのが
about / around / toward です。
- about six:6時ごろ(前後しても OK な感じ)
- around six:6時くらい(会話でよく聞く自然な言い方)
- toward six:6時近く(6時に向かっていくイメージ・「6時前後」の少し手前寄り)
どれも「ぴったり時間」から少し幅をもたせたいときに大活躍します。
「友だちとの待ち合わせ」「仕事のざっくりした予定」「地震があった時刻を思い出す」ときなど、
日常のいろいろな場面で出てくる表現です。
🔑 一言まとめ:
at = ピッタリ、about / around / toward = だいたい・近く。
このざっくりしたイメージがつかめれば、細かい違いを学ぶ準備はもうできています。
Let's meet around six.
(6時ごろ会いましょう。)
around six は「6時きっかり」ではなく、「6時前後でいいよ」というラフな感じを出す表現です。6-2 では、この around の使い方をもっとくわしく見ていきます。
📚 これから学ぶ 6-1〜6-3 の道案内
ここから先は、3つの前置詞 about / around / toward をそれぞれくわしく見ていきます。
「どんなニュアンスで使うのか」「どんな場面で自然に聞こえるのか」を、例文と一緒にチェックしていきましょう。
🌱 少しずつ進めれば大丈夫:
3つをいっぺんに完璧に覚えようとしなくてもかまいません。
まずは 6-1 の
about で「ざっくり時間」の感覚をつかみ、
そのあとで around と toward のちがいを比べていきましょう。
6-1. about(時間の「〜ごろ」を表す前置詞)
このセクションのターゲット表現は、
about(時間の「〜ごろ」)
です。
ここでの about は「〜について」ではなく、
「およそ・だいたい・〜ごろ」 という
ざっくりした時間を表す前置詞(名詞の前につくことば)です。
たとえば、 about six は「6時ごろ」、 about noon は「お昼ごろ」というイメージになります。
🌟 学びのひとこと:
今日「about = ざっくりした時間」という感覚をつかんでおくと、
未来の会話で「何時ごろ?」を自然に言えるようになります。
1. 「ぴったり」じゃなくていいときの about
at six が「6時ちょうど」のようにきっちりした時刻を言うのに対して、
about six
は「6時ごろ(前後してもいい)」という、少しゆるい言い方です。
イメージとしては、時計の針をじっと見て「6:00 ぴったり!」と言うのが at six、
時計のあたりを見て「まあ6時くらいかな」と言うのが
about six
だと考えてください。
また、about this time yesterday(きのうの今ごろ)や
about noon(お昼ごろ)のように、
「きっちり何時」ではない時間帯(time period:時間のまとまり)にもよく使われます。
✅ 一言まとめ:
about + 時刻・時間帯 で「きっちりじゃない、すこしゆとりのある時間」をやわらかく伝えられます。
2. about はていねいだけどカチカチしすぎない
about
は、フォーマル(かしこまった場面)でもカジュアル(ふだんの会話)でも使える、
とてもバランスのよい「〜ごろ」の表現です。
- 仕事のメール:about three o'clock(3時ごろ)
- 友だちとの約束:about seven(7時ごろ)
- ニュースや説明:about midnight(真夜中ごろ)
「時間に少し幅があるけれど、だいたいこのあたり」と伝えたいときにぴったりです。
逆に、ぜったいに遅れてはいけない厳密な時間を言うときは、
at six のような表現を選ぶ方が安全です。
💡 一言まとめ:
about
は、「少し前後しても大丈夫だよ」という、やさしい時間の伝え方です。
I'll call you about three.
(3時ごろ電話します。)
I'll call you は「あなたに電話します」という未来の約束、about three で「3時きっかりではなく、その前後」をふんわり指定しています。
ビジネスでも日常会話でも、そのまま使える便利なフレーズです。
Let's meet about seven tonight.
(今夜は7時ごろ会おうよ。)
デートの約束などで「ぴったり 7 時じゃなくていいけど、そのあたりで」を伝える、やわらかい言い方です。
Let's meet(会おう)+
about seven
で、相手にプレッシャーをかけすぎない優しい表現になっています。
We had a lot of snow about this time last year.
(去年の今ごろは雪がたくさん降りました。)
about this time last year で「去年の今ごろ」という時期をまとめて表しています。
過去をふり返るときにとてもよく使う便利なかたまり表現です。
The train will arrive about ten.
(電車は10時ごろに到着します。)
The train will arrive(電車は到着する予定です)+
about ten
で、「ダイヤどおりきっちり」ではなく「だいたい 10 時ごろ」というニュアンスになります。時刻表どおりでないかもしれない、という現実的な感覚もふくんだ言い方です。
3. about の「ざっくり時間」を自分のことばで使ってみよう
ここまでで、
about
が「だいたいこの時間」「〜ごろ」を表す前置詞だと分かりました。
あとは自分の生活に合わせて、次のようなフレーズを作ってみると、記憶に定着しやすくなります。
- I get up about ….(ぼく/わたしは … 時ごろ起きます。)
- I go to bed about ….(… 時ごろ寝ます。)
- I usually have dinner about ….(ふだんは … 時ごろ夕食を食べます。)
🌱 モチベーションひとこと:
きょう作った about のフレーズは、明日のあなたの会話力を静かに底上げしてくれます。
一歩ずつでも前に進んでいれば、英語の「時間の感覚」はちゃんと育っていきます。
6-2. around:会話でよく使う「〜ごろ」
このセクションのターゲット表現は、
around
です。
時間を表す
around
は、会話でよく使う「〜ごろ」「〜くらい」という表現です。
かたく言えば「おおよその時刻(だいたいの時間)を表す前置詞(名詞の前につくことば)」です。
「6時きっかり」ではなく、「6時ごろ」「6時くらい」と、 ちょっとゆるく時間を伝えたいときにぴったりの表現です。
🌱 学びのひとこと:
「きっちりした時間」より「だいたいこのくらい」が言えると、会話はぐっと自然になります。
今日おぼえた
around
が、明日の「ちょっと気楽な英会話」を支えてくれますよ。
1. 「きっちり」ではなく「だいたい」を伝える around
時間の
around
は、きっちりした時刻ではなく「だいたいこの時間」という意味です。
イメージとしては、時計のひとつの時刻のまわりに、少し広めのゾーンをえがく感じです。
たとえば「6時ごろ」は
around six
のように言います。
6時ちょうどピッタリではなく、「5:55〜6:10くらい」のような、少しゆるい範囲をふんわり伝えています。
✅ 一言まとめ:
around
を見たら「完全にきめつけない、だいたいこのくらいの時間」とイメージしましょう。
at / about とどう違う?ざっくり整理
似た表現に
at と about(どちらも「〜ごろ」のニュアンスで使われることがある)があります。
ここでは細かい文法より、会話でのイメージをおさえましょう。
-
at six: 「6時に(きっちり)」という感じ。時間がはっきり決まっている印象。 -
about six: 「6時ごろ」。教科書でも出てくる表現。やや中立的なことば。 - around six :「6時ごろ」。とても会話っぽく、話し言葉でよく使われるカジュアル(くだけた)な言い方。
about と
around
は意味がほとんど同じですが、
日常会話では
around
のほうが耳にする場面が多い、というイメージでOKです。
💡 一言まとめ:
「かちっと at」「ふつうに about」「会話っぽく
around
」とざっくり覚えると使い分けがラクになります。
3. 時刻だけじゃない「〜ごろ」:季節・イベント+around
around
は、12:30 のような「時刻」だけではなく、
イベントや季節の「ころ」にも使えます。
- around noon(お昼ごろ)
- around Christmas(クリスマスごろ)
- around exam time(テストの時期ごろ)
「正確な日付や時刻は気にしていないけれど、その前後の時期」をふんわりさすときに、とても便利です。
🚀 一言まとめ:
「〜のころ」と言いたくなったら、
around+その時期
をまず思い出してみましょう。
Let's meet around six.
(6時ごろ会いましょう。)
「ぴったり6時」ではなく、「6時前後ならOK」のゆるい約束。
友だち同士やカジュアルな場面でとてもよく使う言い方です。
I usually have dinner around 7 p.m.
(たいてい夜7時ごろに夕食を食べます。)
「だいたいこの時間」というふつうの生活リズムを説明するときにも around は便利です。
The train arrives around noon.
(電車はお昼ごろに到着します。)
正確な時間が分からない、またはそこまで大事ではないときに、
「お昼ごろ」「朝ごろ」のようにざっくり伝えるのに使えます。
I'll call you around midnight just to say good night.
(おやすみって言うためだけに、夜中ごろ電話するね。)
ロマンチックな「おやすみコール」にも around はよく合います。
「きっかり0:00」ではなく、少しゆるい時間感覚が、やさしい雰囲気を出してくれます。
He usually gets sleepy around this time.
(彼はたいていこの時間ごろ眠くなります。)
「このへんの時間帯」をさっと表したいときに、 around this time はとても便利なフレーズです。
4. まとめ:日常会話の「時間感覚」を手に入れよう
このセクションでは、
around
を使った「〜ごろ」「〜くらい」の表し方を学びました。
きっちりした時刻だけでなく、「なんとなくこの時間帯」という感覚を英語で伝えられると、会話がぐっと自然になります。
まずは、 around six, around noon, around this time の3つをくり返し声に出してみましょう。
✨ やる気のひとこと:
文法書で1ページ読むより、
around
のフレーズを何度か口に出す方が、英語はぐっと身につきます。
今の「少しだけやってみる」が、未来のあなたの「英語けっこう話せるかも」に変わっていきます。
6-3. toward:〜に近づく「〜近く・〜ころ」
このセクションのターゲット表現は、
toward
です。
時間を表す
toward
は、「〜に近づく」というイメージから生まれた
「〜近く・〜ころ」という意味の前置詞(名詞の前につくことば)です。
「6時ごろ」「週末近く」「夏の終わりごろ」のように、
ある時点にだんだん近づいていく感じを表すときに使います。
🌱 学びのひとこと:
新しい前置詞を1つおさえるたびに、「時間のニュアンス」を伝える力が少しずつ増えていきます。
今日の
toward
が、明日の「細かい時間の説明ができる自分」につながりますよ。
1. 「〜のほうへ近づく」から生まれた時間の toward
もともと
toward
は「〜の方へ(向かって)」という意味です。
これが時間に使われると、
ある時刻・ある時期にだんだん近づいていくイメージ
になります。
たとえば、
toward evening
は「夕方のほうへ近づく=夕方近く」つまり「夕方ごろ」という意味です。
「ぴったり夕方」ではなく、「午後の終わりがけから夕方にかけて」のような、少し幅のある時間帯を指します。
✅ 一言まとめ:
toward+時間
を見たら、「その時間に近づいていくころ」とイメージしましょう。
around / by / until との違いをざっくり整理
すでに学んだ
around
や、
by(〜までに)、
until(〜までずっと)と意味が近い場面もあります。
ここでは、むずかしい理屈よりも「ざっくりしたイメージ」でおさえましょう。
-
around six: 「6時ごろ」全体のゾーンのどこか(時間のまわりにふんわり円を描くイメージ)。 -
by six: 「6時までに」その時間より前ならいつでもOK(しめきりのイメージ)。 -
until six: 「6時までずっと」その時間まで継続する(続きっぱなしのイメージ)。 - toward six :「6時に近づくころ」5:30〜6:00ごろにだんだん近づいていく感じ。
とくに toward は、「その時間の手前〜ちょうどあたり」をゆるくさすことが多いです。
💡 一言まとめ:
toward
は「〜に近づく時間帯」、by は「〜までに」、until は「〜までずっと」とざっくり区別しましょう。
toward と towards の違い(スペリングの話)
英語では、
toward
のほかに
towards
という形もあります。
意味はほぼ同じで、
アメリカ英語では toward、イギリス英語では towards がよく使われます。
このレッスンでは、形をそろえるために
toward
をメインで使います。
「s がついていても、意味は同じなんだな」と知っておけば十分です。
🚀 一言まとめ:
スペリングの違いにとらわれすぎず、
toward
をしっかり使えるようにすることを優先しましょう。
It gets cooler toward evening.
(気温は夕方近くになると涼しくなります。)
午後の終わりごろ〜夕方にかけての時間帯をまとめて表現しています。
「夕方に近づくころ」という toward らしい使い方です。
The office gets noisy toward noon.
(オフィスはお昼近くになるとにぎやかになります。)
正午の少し前から正午にかけての時間帯をまとめて表します。
「お昼に近づくあたり」と考えるとイメージしやすくなります。
We will move to a new apartment toward the end of July.
(私たちは7月の終わりごろ新しいアパートに引っ越します。)
toward the end of + 月・季節 で「〜の終わりごろ」。
正確な日付は決まっていないけれど、「月末あたり」をふんわり指したいときに便利です。
I fell in love with her toward the end of summer.
(夏の終わりごろ、私は彼女を好きになりました。)
恋が始まったタイミングを、はっきりした日付ではなく「夏の終わりごろ」とロマンチックにぼかしています。
感情の変化にも toward の「だんだん近づく」イメージがよく合います。
The streets get quiet toward midnight.
(夜中近くになると、通りは静かになります。)
22時〜24時あたりの「夜が深くなっていく時間帯」をまとめて表現しています。
「真夜中に向かっていく感じ」が toward によく表れています。
Things get busier toward the weekend.
(仕事は週末近くになると忙しくなります。)
「木曜〜金曜あたり」のような、「週末に近づく平日後半」をまとめて表しています。
毎週のパターンを説明するときにも toward the weekend は便利です。
4. まとめ:時間の「流れ」をイメージする toward
このセクションでは、
toward
を使った「〜近く・〜ころ」の表し方を学びました。
ポイントは、「ある時刻や時期に近づいていく流れ」をイメージすることでした。
特に次のパターンは、そのまま使える便利フレーズです。
- toward evening(夕方近くに)
- toward noon(お昼近くに)
- toward the end of summer(夏の終わりごろ)
✨ やる気のひとこと:
すべてを一気に完璧にしなくて大丈夫です。
今日は
toward evening
だけ、明日は
toward the weekend
だけでもOK。
小さなフレーズを口に出すたびに、あなたの英語の時間感覚は確実に育っています。
まとめ:時を表す前置詞の使い分け
このレッスンでは、「いつ?」を表す前置詞(time prepositions)をまとめて学んできました。
ポイントは、1つ1つの意味を丸暗記するのではなく、「イメージ」でとらえることです。
たとえば、次のようなグループで整理しました:
-
ピンポイントの時間:
at(一点をチョンと指でさすイメージ)
例:at 3 p.m.(午後3時に) -
1日・曜日・日付:
on(カレンダーのマスの上にポンとのっているイメージ)
例:on Monday(月曜日に) -
月・年・長い期間:
in(「時間の箱」の中に入っているイメージ)
例:in July(7月に) -
締め切り・デッドライン:
by(その線までに到着していればOKというイメージ) -
「〜までずっと」続ける:
until(その線にぶつかるまで続けるイメージ) -
どれくらい続いたか:
for(期間の長さ)・since(スタート地点)・during(期間の中で) -
「〜ごろ」「〜近く」:
around(周り・だいたい)・toward(〜に近づいていく)
こうして見ると、すべて「時間を線や箱としてどうイメージするか」の違いだと分かります。
むずかしい専門用語よりも、「点・線・箱・方向」といったイメージでつかめればOKです。
💡 やる気が出る一言:前置詞は一度で完璧にしなくて大丈夫です。
「今日は at / on / in だけ」「今日は around / toward だけ」と、小さなかたまりごとに復習していけば、
気がついたときには自然に口から出てくるようになります。
時を表す前置詞 コアイメージ早見表
「どの前置詞を使えばいいんだっけ?」と迷ったときに、パッと見てイメージで思い出せるようにした早見表です。
下の色つきラベルは、前置詞をざっくりしたグループに分けたものです。
⏰ 基本セット(at / on / in) 🎯 締め切り・〜まで(by / until) 📏 期間の長さ・スタート(for / since / during) 🌙 ゆるい時刻・〜ごろ(around / toward)
| 前置詞 | コアイメージ(頭の中の絵) | よく使う時間表現の例 | ひとことメモ |
|---|---|---|---|
⏰at
|
点(ピンポイント) 時計でさせるような「一瞬の点」をチョンと指でさすイメージです。 |
例:at 3 p.m.(午後3時に)at noon(正午に)at midnight(真夜中に)
|
「何時何分?」と聞かれて答えるような時間なら、まず at を思い出しましょう。
|
📅on
|
面(カレンダーの1マス) カレンダーの「その日のマス」の上にポンとのっているイメージです。 |
例:on Monday(月曜日に)on July 3rd(7月3日に)on my birthday(私の誕生日に)
|
曜日・日付・記念日など、カレンダーに書ける日には on を使うのが基本です。
|
📦in
|
箱(時間の入れもの) 月・年・季節など、「長めの時間の箱の中に入っている」イメージです。 |
例:in July(7月に)in 2025(2025年に)in the morning(朝に / 午前中に)
|
「1日より大きい時間のまとまり」は、まず in を疑ってみると当たりやすくなります。
|
🎯by
|
ゴールの線 その時間の手前かピッタリまでに着いていればOK、という「ゴールライン」のイメージです。 |
例:by 5 p.m.(午後5時までに)by tomorrow(明日までに)
|
宿題・レポート・仕事の締め切りなど、「その時までに終わっていればよい」ときは by を使います。
|
⏳until
|
線の終点まで続く ある時点まで、ずっと線が伸びて続いていくイメージです。「〜までずっと」というニュアンスがあります。 |
例:until 10 p.m.(夜10時までずっと)until Friday(金曜日までずっと)
|
「その時点まで続けるかどうか」が大事なら until、「その時点までに終わればOK」なら by、と考えると切り分けやすくなります。
|
📏for
|
長さ(どれくらい) スタートとゴールの間に線を引いて、「どれくらいの長さか」を表すイメージです。 |
例:for two hours(2時間のあいだ)for three days(3日間)
|
「どのくらい長く?」と聞かれたときに答えるのが for。期間の長さだけを言う前置詞です。
|
📍since
|
スタート地点 過去のある点に旗を立てて、そこから今まで線が続いているイメージです。 |
例:since 2020(2020年からずっと)since last week(先週からずっと)
|
「いつから?」という出発点を言う前置詞で、現在完了形(今までずっと〜してきた形)と相性が良いです。 |
📂during
|
箱の中で起きる出来事 大きな時間の箱の中で、「そのあいだのどこかで起きたこと」というイメージです。 |
例:during the meeting(会議のあいだに)during the summer(夏のあいだに)
|
「〜の期間中に」という日本語が思い浮かぶときは、during を候補にすると当たりやすくなります。
|
🌙around
|
真ん中の時間のまわり ある時刻を真ん中にして、その前後をふんわり囲んでいるイメージです。「〜ごろ・〜くらい」。 |
例:around 7 p.m.(7時ごろ)around noon(昼ごろ)
|
カジュアルな会話で「だいたいこのへんの時間」と言いたいときに、いちばんよく使う前置詞です。 |
🌅toward
|
ある時間に近づく方向 その時間に近づいていくイメージで、「〜の少し前・〜に近づくころ」というニュアンスがあります。 |
例:toward evening(夕方近くに)toward midnight(真夜中近くに)
|
around より少し「その時間の手前」を意識した言い方で、「夜になりかけのころ」など、雰囲気をていねいに描写したいときに便利です。 |
🚀 少しずつでも、この表を何度か眺め直していると、前置詞が「ただの暗記」から「頭の中の絵」に変わってきます。
そうなったらもう、前置詞マスターへの階段を一段のぼれている証拠です。
③ よくあるまちがい:NG → OK 対比
「なんとなく」で前置詞を選ぶと、パターン的に同じミスをしやすくなります。
ここでは、時を表す前置詞で特に多いまちがいを、NG → OK のセットで確認しておきましょう。
✅ よく出る「まちがいパターン」を先に知っておくと、実際に話すときに迷う時間がグッと減るようになります。
on(カレンダーの1マス)
「月曜日に」「金曜日に」など、曜日はカレンダーの1マスなので on を使います。
I have a meeting at Monday.
(私は月曜日に会議があります。)※前置詞が不自然
I have a meeting on Monday.
(私は月曜日に会議があります。)
on と覚えておくと安心です。
at(ピンポイントの点)
「3時に」「6時半に」など、はっきりした時刻はピンポイントの点なので at を使います。
The train leaves on 7 p.m.
(電車は午後7時に出発します。)※前置詞が不自然
The train leaves at 7 p.m.
(電車は午後7時に出発します。)
at を思い出しましょう。
on
「7月3日に」「1月1日に」など、具体的な日付は曜日と同じく on を使います。
The party is in July 5th.
(パーティーは7月5日にあります。)※前置詞が不自然
The party is on July 5th.
(パーティーは7月5日にあります。)
in July(7月に・7月のあいだに)と、on July 5th(7月5日に)は、ざっくり vs ピンポイントの違いで区別できます。
by =その時までに完了 / until =その時までずっと
「その時間までに終わればOK」なのか、「その時間まで続ける」のかで前置詞が変わります。
You must finish this report until tomorrow.
(このレポートを明日までに終わらせなければなりません。)※締め切りには不自然
You must finish this report by tomorrow.
(このレポートを明日までに終わらせなければなりません。)
by、「夜10時まで起きていた」のように状態が続くときは until を使うのが基本です。
for は「〜のあいだずっと」 / since は「〜以来ずっと」
期間の長さを言うのが for、スタートの時点を言うのが since です。
I have loved you since three years.
(私は3年間、あなたを愛してきました。)※since+「長さ」は不自然
I have loved you for three years.
(私は3年間、あなたを愛してきました。)
I have loved you since 2022.
(私は2022年から、ずっとあなたを愛してきました。)
for の後ろには three years / two hours / a long time のような長さが、since の後ろには 2020 / last year / yesterday のようないつからが来る、と整理するとスッキリします。小さな違いに気づけるようになると、「英語の感覚」が静かに育っていきます 🌱
💡 まちがいそのものを覚えるのではなく、「なぜその前置詞だと違和感があるのか?」という理由まで一緒に確認すると、テストだけでなく実際の会話でも迷いにくくなります。
④ シーン別フレーズセット:場面ごとに前置詞を整理
「前置詞+時間」は、よく出てくるシーンごとに丸ごと覚えると一気に使いやすくなります。
ここでは、代表的な場面ごとにフレーズをセットでまとめました。まるごとマネして、自分の予定に入れ替えて使ってみましょう。
🌱 完璧を目指すよりも、「この場面ではこのひとこと!」と決めてしまうほうが、実際の会話ではずっと頼りになります。
待ち合わせの時間は、ピンポイントなら at、少しあいまいなら around を使います。
-
Let’s meet at three.(3時に会いましょう。)
-
I’ll call you around seven.(7時ごろに電話します。)
-
See you on Friday evening.(金曜の夕方に会いましょう。)
「その時までに終わらせる」締め切りは by、
「その時まで続ける」は until を使います。
-
Please finish this report by Friday.(このレポートを金曜日までに終わらせてください。)
-
I’ll be in the office until six.(6時まで会社にいます。)
-
I have to submit the form by tomorrow morning.(その用紙を明日の朝までに提出しないといけません。)
「カレンダーの中の特定の日」は on、
「月・年などの大きな入れもの」は in、
「その最中」は during で表します。
-
The concert is on Saturday.(コンサートは土曜日にあります。)
-
We have a big event in October.(10月に大きなイベントがあります。)
-
Please don’t use your phone during the meeting.(会議の間は携帯電話を使わないでください。)
「いつからずっと」は since、「どれくらいの期間」は for。
特別な日には on を使って気持ちを伝えます。
-
I’ve liked you since high school.(高校のころから、ずっとあなたのことが好きでした。)
-
I’ve loved you for a long time.(ずっと長いあいだ、あなたを愛してきました。)
-
Let’s have dinner on our anniversary.(記念日にいっしょに夕食を食べましょう。)
-
I’ll text you around nine.(9時ごろにメッセージを送るね。)
💡 シーンごとに「これならそのまま使える」というフレーズを1つずつ覚えておくと、
実際の会話で前置詞に悩む時間が減り、話す内容そのものに集中できるようになっていきます。
🔁 次におすすめのレッスン
Lesson 089(時を表す前置詞)で、at / on / in / by / before / after / around / toward など
「いつ?」を示す前置詞の土台ができました。次は、場所・時制・前置詞句全体とつなげると理解が一気に深まります。
※ 最もおすすめは Lesson 090:場所を表す前置詞。続いて、時制(Lesson 011・012)と前置詞句の復習(Lesson 088)で時間表現を固めましょう。