📚 クイックナビ
📚 英文法 全120 Lesson
Lesson 098 前置詞

of の用法

英語の中で最も頻繁に使われる前置詞の一つ of
「〜の」と訳すだけでは少し難しい、様々な使い方をマスターしましょう。
基本のイメージさえ掴めば、所有・原因・材料など、一見バラバラに見える意味もすべてスッキリ理解できますよ!

Of のコアイメージ

たくさんの意味を持つ of ですが、根本にあるイメージは一つです。
それは、「全体(B)から取り出した一部分(A)」という感覚、あるいは 「A と B は切っても切れない強い関係」というイメージです。

Ofのコアイメージ図:大きな木(全体・源)とそこから繋がるリンゴちゃん(部分・所属)。ofはこれらを繋ぐ矢印の役割。

上のイラストのように、「A(リンゴ)は B(木)の一部」「A は B に属している」という強い結びつきの感覚を頭に置いて読み進めてみてください。

1. 所属(しょぞく)や所有(しょゆう)を表す of

前置詞 of は、所有や所属の世界では 「全体の一部である」「切っても切れない強い結びつき」 というイメージで使われます。
the legs of the table(テーブルの脚)のように、 「大きな全体」から「一部」を取り出す 感覚がポイントです。

「トムのカバン」のように人が持ち主のときと、 「テーブルの脚」のようにモノの一部のときでは、英語での言い方が少し変わります。
ここでは、'sof の使い分けを、イラストと例文でゆっくり整理していきましょう 😊

Lesson 098 / Section 1 基礎 + 実践

🧠 やさしい導入:「A of B」=「B の一部としての A」

日本語では、人もモノも「〜の」でまとめて言えますが、英語では少し丁寧に区別します。
まずは、次のイラストで雰囲気をつかんでみましょう。

所有の比較イラスト:人(Tom's bag)とモノ(The legs of the table)の違い

「人が持っているもの」と「モノの一部」は、英語では違う形で表すのがコツです 👀

👤 人・動物の場合('s)

「トムのカバン」のように、人や動物が「持ち主」になっている場合は、 's を使うのが基本です。

例:Tom's bag
(トムのカバン)

📦 モノの場合(of)

「テーブルの脚」のように、モノの一部・パーツを言いたいときは、 of を使います。

例:The legs of the table
(テーブルの脚)=「テーブルという全体の一部である脚」

💡 ポイントは、 「後ろ(全体)から前(部分)へ」説明をつなぐ感覚です。
A of B は日本語の語順だと B の A になるので、 「B(全体) の中の A(一部)」というイメージで読むとわかりやすくなります。

1. 所属・所有の of 用途別ナビ

「〜の」といっても、実は大きく4つのパターンに分けられます。
モノの一部名前や性質組織への所属人間関係 に分けて見るとスッキリ整理できます。
気になるところからチェックしてみてください 😊

🌟 いきなり全部を完璧に覚えようとしなくて大丈夫です。
まずは the legs of the table のような 「モノの一部」から慣れていき、少しずつ「名前」「所属」「人間関係」へと広げていきましょう。
パターンごとに分けて考えると、「of の世界」が一気に見通しやすくなりますよ 💪

1-1. 🦵 モノの一部・付属を表す of

物理的に「くっついている」パーツを表すのが基本です。
the legs of the table(テーブルの脚)や the top of the bottle(ボトルのフタ)のように、 「本体(全体)」があって、そこに「くっついている部分」という関係をイメージしましょう。

英語では、こうした「全体」と「パーツ」の関係を the + 部分 + of + 全体 の形で表すのが定番パターンです。

Lesson 098 / 1-1
家の屋根やボトルのフタなど、全体とその一部を示すイラスト(the roof of the house / the top of the bottle のイメージ)

「家という全体」から「屋根という一部」を取り出す、「ボトルという全体」から「フタという一部」を取り出すイメージです 🧩

🧩 物理的に「くっついている」パーツを表す the X of Y

モノの一部(パーツ)や付属物を表すときに of を使います。
「本体(全体)」があって、そこに物理的にくっついている部分を説明するイメージです。

基本パターン: the + 部分(part)+ of + 全体(whole)
=「全体(whole)の一部である部分(part)」
  • フタ the top of the bottle(ボトルのフタ)
  • 屋根 the roof of the house(家の屋根)
  • 表紙 the cover of the book(本の表紙)

日本語では「ボトルのフタ」「家の屋根」のように 「全体 → 部分」 の順ですが、
英語では the roof of the house(屋根(部分)+ of + 家(全体))のように、 「部分 → of → 全体」 の順になることに注意しましょう。

基本 過去 日常

He couldn't get the top off of the bottle .

(彼はそのボトルフタを取ることができなかった。)

🍾 the top of the bottle で「ボトルの(上の)フタ」。
フタはボトル本体の一部として、ぎゅっとくっついているイメージです。

※ここでの off of は会話的な表現です。
書き言葉では He couldn't get the top off the bottle. のように off だけにすることも多いですが、
この例では of の部分をハッキリ見るために off of を使っています。

基本 過去 描写

The roof of the house was red.

(その屋根は赤かった。)

🏠 「家」はモノなので、The house's roof とはあまり言いません。
まず「屋根だよ(The roof)」と言ってから、「家のね(of the house)」と説明をつけ足す感覚です。

ことわざ 命令文 表現の幅

Don't judge a book by the cover of the book .

表紙(見た目)だけで中身を判断してはいけない。)

📖 the cover of the book(本の表紙)は、本の一部(外側のカバー)を表しています。

実際のことわざでは Don't judge a book by its cover. と言うのが自然ですが、
ここでは the cover of the book という形で、 「全体(book)と一部(cover)の関係」を意識して見てみましょう。

日常 過去 恋愛

He gently held the hand of the girl he loved .

(彼は愛するその女の子をそっと握った。)

💕 the hand of the girl he loved で「彼が愛した女の子の手」。
手(hand)は、その人の身体の一部として「しっかりくっついているパーツ」です。

日常会話では He gently held her hand. と言うのが自然ですが、
ここではあえて the hand of the girl he loved とすることで、
「全体(girl)と一部(hand)の関係」+「愛情」というストーリーを一緒に感じられる例文にしています。

🌟 ミニまとめ:まずは「全体とパーツ」のセットで覚えよう

この 1-1 では、モノの一部・付属を表す of を見てきました。 いきなりたくさん暗記しようとせず、まずは次のような「全体とパーツ」のペアを、自分の中でイメージできれば十分です。

  • the top of the bottle(ボトルのフタ)
  • the roof of the house(家の屋根)
  • the cover of the book(本の表紙)
  • the hand of the girl he loved(彼が愛した女の子の手)

心理学的にも、ストーリーや感情がセットになった表現は、ただの単語リストよりずっと記憶に残りやすいと言われています。
ぜひ、自分の身の回りを見渡して、 「the 〜 of the 〜 で言えそうなもの」を探してみてください。
例えば、the screen of my phone(スマホの画面)など、 今すぐ使えるフレーズがどんどん見つかりますよ 📱✨

1-2. 🏷️ 名前・性質・属性を表す of

物理的なパーツだけでなく、名前・値段・結果 などの「情報(属性)」も、 そのモノに属している一部として of で表します。
the name of the flower(花の名前)のように、 目に見えないけれど「そのモノにくっついている情報」と考えると分かりやすいです。

the + 情報(attribute)+ of + モノ(thing) の形で、 「そのモノに属している情報」を表すのが、この 1-2 のゴールです。

Lesson 098 / 1-2
花の名前や車の値段など、モノにくっついている情報(属性)を表すイラスト:the name of the flower / the price of the car のイメージ

花の「名前」や、車の「値段」など、目には見えないけれど、そのモノに貼りついている情報を of でつなぎます 🏷️

🏷️ 目に見えない「情報」も一部と考える

物理的なパーツだけでなく、名前・値段・結果・色・音・性格 などの「情報(属性)」も、 そのモノや人に属している見えないパーツとして of で表します。

基本パターン: the + 情報(attribute)+ of + モノ / 人
=「そのモノ / 人に属している情報」
  • 名前 the name of the flower(花の名前)
  • 価格 the price of the car(車の値段)
  • 結果 the result of the exam(試験の結果)
  • the color of the sky(空の色)
  • 声・音 the sound of his voice(彼の声の響き)

日本語では「花の名前」「車の値段」のように 全体 → 情報 の順ですが、
英語では the name of the flower(名前 → of → 花)のように、 「情報(attribute) → of → 持ち主(thing/person)」 の順になるのがポイントです。

頻出 疑問文

Do you know the name of this flower ?

(この名前を知っていますか?)

🌸 「名前」はその花にくっついている情報(属性)なので of を使います。

注意 × This flower's name とはあまり言いません(特別な言い方をしたい場合をのぞきます)。
まずは the name of this flower を基本形として覚えましょう。

性質 疑問文

What is the price of this car ?

(この値段はいくらですか?)

🏷️ 「値段」も車にくっついている情報の一部です。
「車の値段」= the price of the car は、よく使うセット表現として丸ごと覚えてしまいましょう。

結果 過去

What was the result of the exam ?

(その試験結果はどうでしたか?)

📝 結果(result)は、試験(exam)から生まれてくるもの、つまり試験に属している情報の一部と考えます。
「試験の結果」= the result of the exam も、頻出のセットとして覚えておきたい表現です。

感情 過去 恋愛

She fell in love with the sound of his voice .

(彼女は彼の響きに恋に落ちた。)

💕 the sound of his voice で「彼の声の響き」。
「声」は彼そのものではありませんが、彼に強く結びついた 大事な属性(情報) ですよね。

このように、the + 感覚的な情報 + of + 人 という形で、
「その人らしさ」を表すこともできます。感情が動くフレーズほど、記憶にも残りやすくなります。

🌟 ミニまとめ:情報も「見えないパーツ」としての of

この 1-2 では、名前・値段・結果・色・音などの「情報」を表す of を見てきました。
どれも、「そのモノ・人にくっついている見えないパーツ」として考えるとスッと整理できます。

  • the name of the flower(花の名前)
  • the price of the car(車の値段)
  • the result of the exam(試験の結果)
  • the color of the sky(空の色)
  • the sound of his voice(彼の声の響き)

心理学的には、自分の感情が動いた出来事に関する情報は、記憶に残りやすいと言われています。
ぜひ、あなた自身の「思い出のシーン」を使って、
例:the picture of our first date(私たちの初デートの写真)など、
the + 情報 + of + 人・モノ の形を作ってみてください。
そうやって英語を「自分のストーリー」と結びつけると、学習のモチベーションもぐんと続きやすくなりますよ ✨

1-3. 🏢 組織・集団への所属を表す of

「チーム」や「会社」などの大きなグループ(全体)と、そこに属する「メンバー」(部分)の関係も of で表します。
a member of the team(チームの一員)や King of England(イングランドの王)などが代表的です。

パターンで見ると、a / the + 立場・役割 + of + グループ で、 「グループ(全体)に属している立場(部分)」を表していると考えられます。

Lesson 098 / 1-3
チームや会社という大きなパズルに、人々(メンバーや王様)がピースとしてはまり込んでいるイラスト:a member of the team / King of England のイメージ

チーム・会社・国などの「大きなピース」に対して、自分は「その一部のピース」としてカチッとはまっているイメージです 🧩

🧩 グループの一員としての「部分」:a member of + グループ

「チーム」「会社」「国」などの大きなグループ(全体)に属する人(部分)も、of で表します。
「誰がどのグループに属しているのか」を説明するときの、よく出る形です。

基本パターン: a / the + 役割・立場 + of + グループ
=「そのグループに属している役割・立場の人」
  • 一員 a member of the team(チームの一員)
  • 役職 King of England(イングランドの王)
  • 社員 an employee of the company(会社の従業員)
  • 住民 a citizen of Japan(日本の市民)

日本語では「チームのメンバー」「会社の社員」のように グループ → 人 の順ですが、
英語では a member of the team(member → of → team)のように、 「人 → of → グループ」 の順になるのがポイントです。

所属 現在 学校・部活

He is a member of the baseball team .

(彼はその野球チーム一員です。)

⚾ 「チーム(全体)」の中にいる「メンバー(部分)」という関係です。
a member of the baseball team は、学校や部活の自己紹介でとても使いやすい表現です。

役職 歴史

King of England was very powerful.

(そのイングランドはとても強い力を持っていた。)

👑 「イングランド」という国(全体)に属している、トップの「王様」(部分/代表)です。
President of the USA(アメリカの大統領)も同じ形で、 役職 + of + 国 というパターンになっています。

社員 現在 ビジネス

She is an employee of this company .

(彼女はこの会社従業員です。)

🏢 会社(全体)に雇われている人(部分)です。
単語 employee(エンプロイー):従業員。

所属 現在 恋愛・推し

He is a member of the band I love .

(彼は私が大好きなバンドメンバーなんです。)

🎵 a member of the band I love で「私が大好きなバンドのメンバー」。
「自分の好きなグループ」に誰かが所属している、というときにも of が活躍します。

あなたの「推し」でも、a member of my favorite group のように、 同じ型で言えます。
恋愛や推し活の話に of を混ぜると、英語が一気に自分ごとになります 💕

🌟 ミニまとめ:自分の「居場所」を英語で言ってみよう

この 1-3 では、組織・集団への所属を表す of を見てきました。
ポイントは、a / the + 立場・役割 + of + グループ という形で、グループ(全体)に属している一員(部分)を表すことでした。

  • a member of the baseball team(野球チームの一員)
  • King of England(イングランドの王)
  • an employee of this company(この会社の従業員)
  • a citizen of Japan(日本の市民)
  • a member of the band I love(私が大好きなバンドのメンバー)

心理学では、人は「どこかに属している」と感じられると安心し、やる気も続きやすいと言われています。
あなた自身についても、 a member of ○○ club / an employee of ○○ company など、
あなたの「居場所」を英語で書き出してみてください。
英語で自分の所属を言えるようになると、「世界のどこにいても自分を紹介できる!」という自信につながっていきますよ 🌱✨

1-4. 👥 【発展】人間関係・二重所有格 (double possessive)

「私の友達」と言うとき、英語では a friend of mine のように言うことがとても多いです。
直訳すると「私のもの(=私の友達グループ)の中の一人の友達」という意味で、 「たくさんいる友達の中の一人」というニュアンスが出ます。

この形は「二重所有格(double possessive)」と呼ばれ、 a / an + 名詞 + of + 所有代名詞
mine, yours, his, hers, ours, theirs)のセットで覚えるのがコツです。

Lesson 098 / 1-4 発展・会話表現
友達グループの中から一人を指さしているイラスト:a friend of mine(私の友達の一人)のイメージ

たくさんいる「私の友達グループ(mine)」の中から、「一人の友達(a friend)」を取り出しているイメージです 👀

👥 「My friend」と「A friend of mine」のちがい

「私の友達」はふつう my friend でも通じますが、会話では a friend of mine がよく使われます。

① My friend

my + friend

✅「この人は<私の>友達です」という、持ち主(私)をハッキリ出す言い方

📌 「その人が誰なのか」を特定して話している感じになります。

② A friend of mine

a friend of mine

✅「私の何人かいる友達の中の一人だよ」という、ふわっとした紹介

📌 相手にとってまだあまり知られていない人を、やさしく紹介するときにピッタリです。

🔑 形はいつも a / an + 名詞 + of + 所有代名詞
所有代名詞は mine, yours, his, hers, ours, theirs など、 後ろに名詞を続けない形だけが使えることも覚えておきましょう。

よく使う 現在 自己紹介

He is a friend of mine .

(彼は友達(の一人)です。)

🤝 a friend of mine は、「私の友達グループ(mine)の中の、一人の友達(a friend)」というイメージです。

Point my friend よりも、「他にも友達がいる中の一人だよ」というニュアンスが出ます。

応用 現在 恋愛

She is a close friend of mine , and I love her very much.

(彼女は親しい友達の一人で、私は彼女のことが本当に大好きです。)

💕 a close friend of mine で「私の親しい友達の一人」。
そのあとに I love her very much. を続けることで、「大切な人への想い」も自然に表現できます。

恋愛や大事な人の話を英語でできるようになると、英語学習そのものがぐっと楽しくなりますよ ✨

応用 現在

She is an intimate of mine .

(彼女は親友の一人です。)

🌟 intimate は「とても親しい人」という少しフォーマルな言い方です。
構造は a friend of mine と同じで、「私の親しい人たち(mine)の中の一人」という意味になります。

応用 過去 家族・近所

A neighbor of ours helped us.

私たち近所の人の一人が、私たちを助けてくれました。)

🏡 a neighbor of ours で「私たちの近所の人たち(ours)の中の一人の隣人」。
a friend of mine と同じ形で、所有代名詞を変えるだけでいろいろなパターンを作れます。

🌟 ミニまとめ:二重所有格で「大切な人とのつながり」を表そう

この 1-4 では、人間関係をふんわり表す二重所有格を学びました。
形はいつも a / an + 名詞 + of + 所有代名詞mine, yours, his, hers, ours, theirs)です。

  • a friend of mine(私の友達の一人)
  • a close friend of mine(私の親しい友達の一人)
  • an intimate of mine(私の親友の一人)
  • A neighbor of ours(私たちの近所の人の一人)

心理学では、「大切な人とのつながり」を意識するほど、安心感や幸福感が高まりやすいと言われています。
ぜひノートに、 a friend of mine, a coworker of mine, a teacher of mine など、
あなたの周りの人たちを英語で書き出してみてください。
英語が「文法の勉強」から、「あなたの大事な人たちを紹介すること」に変わった瞬間、
学習のモチベーションもぐっと上がっていきますよ ✨

1-5. 🌱 学習のコツ&モチベーション(所属の of

ここまでで、「所属の of」 を 4 つのパターンに分けて見てきました。
情報量は多かったかもしれませんが、実はどれも 「全体(後ろ)と、その一部(前)の関係」 という同じイメージでつながっています。

学習心理学では、丸暗記よりも「パターン認識」や「イメージ」で覚える方が記憶に残りやすいと言われています。
なので、今「なんとなく分かったかも…」ぐらいに感じられていれば、それだけで大きな一歩です 😊

✅ 「所属の of」4パターンを一気におさらい

1️⃣ モノの一部・付属

物理 the legs of the table

「テーブル(全体)」にくっついている「脚(部分)」という関係。

2️⃣ 名前・性質・属性

情報 the name of the flower

「花(全体)」にくっついている「名前(情報としての一部)」という関係。

3️⃣ 組織・集団への所属

グループ a member of the team

「チーム(全体)」の中にいる「メンバー(部分)」という関係。

4️⃣ 人間関係・二重所有格

人間関係 a friend of mine

「私の友達グループ(mine)」という全体から、「友達の一人(a friend)」を取り出すイメージ。

どれも形は少し違って見えますが、頭の中では 「A of B = B(全体)に属する A(一部)」 という一本のルールでつながっています。

🧭 学習のコツ:3ステップで「所属の of」を定着させよう

  1. ステップ1:まずは「2つの鉄板フレーズ」だけ声に出す
    the legs of the table
    a friend of mine
    発音は少しあいまいでもOK!声に出すことで、耳と口からもパターンを覚えられます
  2. ステップ2:身の回りのものを「of」で言ってみる
    例えば、スマホや部屋を見ながら…
    the screen of my phone(スマホの画面)
    the door of my room(自分の部屋のドア)
    など、自分の生活と結びつけるほど記憶は強くなります。
  3. ステップ3:人とのつながりも英語にしてみる
    a friend of mine(私の友達の一人)
    a coworker of mine(私の同僚の一人)
    大切な人を英語で表現すると、感情が動くぶん記憶にも残りやすいとされています 💕

すべてを一気に完璧にする必要はありません。
「今日はこれだけ言えた!」という 小さな成功体験 を積み重ねていくことが、長く続けるいちばんの近道です。

🌟 ここまで読み進めたあなたへ
「所属の of」は、ルールが多くて最初は少し大変に感じるかもしれません。
でも、「全体(後ろ)から一部分(前)へ矢印がつながっている」というコアイメージさえ掴めていれば、もう土台はできています。
学習心理学でも、丸暗記より「イメージ化」や「パターンで理解」した知識の方が長く残ると分かっています。
まずは、 the legs of the table(テーブルの脚)と a friend of mine(私の友達の一人)の 2 つだけ、
今日中に何回か声に出してみてください。それだけでも、of の感覚はグッと体にしみ込んでいきます 😊
「全部理解してから使う」のではなく、「使いながら少しずつ理解を深めていく」スタイルで、一緒に進んでいきましょう。
Lesson 098 前置詞 of Section 2

2. 作品の作者を表す of

「〜の作品」と言うとき、英語では of を使って 「(作者)から生まれた(作品)」 という関係を表すことができます。
特に、文学・音楽・絵画などの芸術作品について語るときによく使われる、 作品としてのまとまり格調高さを感じさせる表現です。

例: the plays of Shakespeare(シェイクスピアの戯曲)、 the music of Bach(バッハの音楽)など。
「作品(結果) of 作者(源)」という矢印イメージを意識しましょう。

🧠 やさしい導入:「作者(源)」からあふれ出す「作品」

「誰が作ったか」を表すとき、私たちはよく by(〜によって)を使いますが、
「その人から湧き出てきた作品全体」というイメージで of を使うこともよくあります。

作曲家バッハから音符が流れ出し、シェイクスピアから戯曲が生まれているイラスト:the music of Bach / the plays of Shakespeare のイメージ

イメージ 偉大な作家や芸術家(全体・源)から、作品(部分・成果)が世の中に送り出されている感覚です。

例: the plays of Shakespeare
= シェイクスピアという一人の作者から生まれた「戯曲たち」という作品集のまとまり

🔁 パターンで覚える

  • the works of 〜(〜の作品)
  • the novels of 〜(〜の小説)
  • the music of 〜(〜の音楽)

好きな作家やアーティストの名前を入れ替えて、 自分だけの推しフレーズを作ると記憶に残りやすくなります 🎧📚

💡 文法用語では「主格関係」とも呼ばれますが、
難しく考えずに 作者 = 源(Source)/作品 = そこから流れ出たもの とイメージするのがおすすめです。

2. 作者を表す of 用途別ナビ

of を使うとき」と「by を使うとき」の違いを含めて、2つのステップで整理していきます。
📌 ポイントは、「作品そのもの」を強調したいか、「誰が作ったか」という動作主を強調したいかです。

  • 2-1. 🎨 芸術・文学・音楽作品
    基本 the plays of Shakespearethe music of Bach など、
    「作者の名を冠した作品群」の表し方。教科書や解説文など、少しフォーマルな文章でもよく使われます。
  • 2-2. 🆚 【比較】「〜の(of)」と「〜による(by)」
    注意 「作品そのもの(まとまり)を言いたいときの of」と、 「誰がそれを作ったか」という動作主を強調する by の違いを整理します。
    ※ 肖像画(portrait)での of の注意点もここでチェックできます。

💪 好きな作家やアーティストを例にしながら読み進めると、
「英文法の勉強」というよりも、 「推しの作品をかっこよく紹介する練習」になって、モチベーションもぐっと上がりますよ ✨

2-1. 🎨 芸術・文学・音楽作品

「作者(源)」から生み出された「作品(部分・成果)」を表すパターンです。
A of B の形で、 「B(作者)の世界観を持つ A(作品)」という、少し格調高いニュアンスで使われます。

パターンで見直すと… the + 作品(複数)+ of + 作者名
「ある作者から生まれた作品たち」 という「作品集」のイメージになります。

Lesson 098 / 2-1

🎻 「〜の作品」としての of

日常会話では Shakespeare's plays(所有格)も使いますが、 the plays of Shakespeare と言うと、単なる所有物ではなく 「作品群」「芸術的な遺産」という響きが強まります。

  • 文学 the plays of Shakespeare(シェイクスピアの戯曲)
  • 音楽 the music of Bach(バッハの音楽)
  • 絵画 the paintings of Monet(モネの絵画)

💡 B's A(Shakespeare's plays)よりも、 the A of B(the plays of Shakespeare)のほうが、 「作品というまとまり」をしっとり紹介している感じになります。

シェイクスピアの本、バッハの楽譜、ダ・ヴィンチの絵が並び、それぞれの作者から作品があふれ出しているイラスト:the plays of Shakespeare / the music of Bach / the paintings of Leonardo da Vinci のイメージ

「偉大な作者(全体)」から生み出された「作品(一部)」というイメージをつかみましょう ✨

文学 現在完了 読書

I have read all the plays of Shakespeare .

(私はシェイクスピア戯曲をすべて読みました。)

🎭 the plays of Shakespeare は、「シェイクスピアという作者から生まれた戯曲たち」という 作品群としてのまとまりを強く感じさせる表現です。

音楽 現在進行形

She is listening to the music of Bach .

(彼女はバッハ音楽を聴いています。)

🎼 「バッハの曲」というより、「バッハの音楽の世界全体」を味わっているニュアンスになります。

ポピュラー 受動態

The songs of the Beatles are loved all over the world.

(ビートルズ歌は世界中で愛されています。)

🎸 クラシックだけでなく、現代のグループやバンドの作品にも of は使えます。
「ビートルズが生み出した数々の歌」という、歴史ある作品のまとまりを感じさせます。

建築 過去

We admired the architecture of Antoni Gaudí in Barcelona.

(私たちはバルセロナで、アントニ・ガウディ建築に感嘆しました。)

🏰 建物ひとつひとつというより、「ガウディ建築」という スタイル全体をたたえる表現になっています。

絵画 現在完了

Have you ever seen the paintings of Leonardo da Vinci ?

(レオナルド・ダ・ヴィンチ絵画を見たことがありますか?)

🖼️ 「ダ・ヴィンチの作品群」を指しています。
※ 特定の 1 枚の絵を指す場合は a painting by Da Vinci と言うことも多いです(2-2で解説します)。

恋愛 音楽 現在

The love songs of my favorite singer always make me think of you.

(私の大好きな歌手ラブソングを聴くと、いつもあなたのことを思い出します。)

💕 the love songs of my favorite singer で、「私の大好きな歌手が生み出したラブソングたち」という意味。
「作品(love songs)」と「作者(my favorite singer)」のあいだに、of の強いつながりがあります。

好きな人や推しを English で表現すると、感情が動くぶん、記憶にも残りやすいと言われています。

🌟 ミニまとめ:推しの「作品の of」で楽しく覚えよう

この 2-1 では、芸術・文学・音楽などの「作品」を表す of を見てきました。ポイントはとてもシンプルです。

  • the plays of Shakespeare(シェイクスピアの戯曲)
  • the music of Bach(バッハの音楽)
  • the songs of the Beatles(ビートルズの歌)
  • the architecture of Antoni Gaudí(ガウディの建築)
  • the paintings of Leonardo da Vinci(ダ・ヴィンチの絵画)
  • the love songs of my favorite singer(私の大好きな歌手のラブソング)

心理学では、「自分の好きなものと結びつけて覚えた情報」は長く記憶に残りやすいと言われています。
ぜひノートに、あなたの推しを使った the songs of 〜 / the novels of 〜 / the paintings of 〜 を書き出してみてください。
英語が「テストのための文法」から、 「大好きな作品を語ることば」に変わった瞬間、学習のモチベーションは一気に上がっていきますよ 🎧📚✨

2-2. 🆚 【比較】「〜の (of)」と「〜による (by)」

「作者」を表す際、ofby はどう使い分けるのでしょうか?
最大の違いは、フォーカスをどこに当てるかです。

of = 作品そのもの・世界観(名詞) に注目するか、
by = 作った人・行為者(動作主) に注目するかで、自然に選び分けられます。

💡 迷ったら、頭の中で 「〜によって」 と訳してみてください。
「〜によって」と言いたいなら by、作品のまとまりとして「〜の作品」と言いたいなら of のサインです。

Lesson 098 / 2-2

⚖️ ニュアンスの違いを一目で整理!

🎨 A of B
作品や世界観にフォーカス
✍️ A by B
「誰が作ったか」にフォーカス
作品の源・所属
「B の作品である A」
作品全体・スタイル・世界観をひとまとまりの名詞として表す。
行為者・動作主
「B によって作られた A」
「誰が作ったのか」という事実や作者を強調する。
型: the + works / plays / songs + of + 作者
the plays of Shakespeare
(シェイクスピアの戯曲)
型: 作品 + 過去分詞 + by + 作者
plays written by Shakespeare
(シェイクスピアによって書かれた戯曲)

「作品そのものを味わっている感じ」→ of /「作者情報をハッキリ言いたい」→ by と覚えておくとスッキリします。

【要注意】絵や写真は「誰?」で意味が変わる!

「写真」や「絵」の場合、of を使うと「写っている人・物(被写体)」になり、
by を使うと「撮影者・画家(撮った/描いた人)」になります。ここが一番の引っかけポイントです!

A picture of him: 彼が写っている写真のイメージ

A picture of him

(彼が写っている写真)

A picture by him: 彼がカメラを構えて写真を撮っているイメージ

A picture by him

(彼が撮った写真)

💡 picture / photo / portrait / painting + of 〜 は「〜が写って / 描かれている」、
picture / photo / painting + by 〜 は「〜が撮った / 描いた」と理解しておきましょう。

動作主 受動態

This novel was written by Natsume Soseki .

(この小説は夏目漱石によって書かれました。)

✍️ 「誰が書いたか」という行為者をはっきり伝えるときは、 受動態+by(be written by)が最も一般的です。

作者 過去

I bought a painting by a local artist .

(私は地元の画家の(描いた)絵を買いました。)

🎨 ここで of a local artist と言うと、「地元の画家(の顔)が描かれた肖像画」という意味になってしまいます。
「誰が描いた絵か」を言いたいときは、必ず by を使いましょう。

被写体 現在

This is a portrait of the Queen .

(これは女王肖像画(女王を描いた絵)です。)

🖼️ 肖像画(portrait)、写真(picture/photo)、絵(painting)の後ろに来る of は、通常「中身・被写体」を表します。

恋愛 写真 過去

This is a picture of us taken by my best friend .

(これは、親友が撮ってくれた、私たち写真です。)

💕 a picture of us で「私たちが写っている写真」、taken by my best friend で「親友が撮った」という意味になります。

「誰が写っているか(of)」と「誰が撮ったか(by)」を同時に言える、とても実用的なパターンです。 大切な人との写真を英語で説明できると、学習のモチベーションもぐっと上がりますね 😊

🌟 ミニまとめ:of / by を「フォーカス」で選ぼう

  • 作品そのもの・世界観を語りたい → of
    例:the songs of the Beatles(ビートルズの歌という作品群)
  • 「誰が作ったか」を強調したい → by
    例:a song by the Beatles(ビートルズが作った1曲)
  • 写真・絵のとき
    a picture of her(彼女が写っている写真)
    a picture by her(彼女が撮った/描いた写真・絵)

学習心理学では、「自分の思い出や感情と結びついた表現」ほど記憶に残りやすいと言われています。
ぜひ、あなたの好きな作家・アーティスト・大切な人との写真を思い浮かべて、
the songs of 〜 / a picture of 〜 taken by 〜 などを自分の言葉で作ってみてください。
文法の知識が、あなたの人生や思い出を語るための「ことばの道具」に変わっていきますよ 🎵📸

Lesson 098 前置詞 of Section 3

3. 動作の行為者を表す of

英語には、The sun rises.(太陽が昇る)という「文」を、
of を使って The rise of the sun(太陽の上昇)という 「名詞のカタマリ」に書き換えるテクニックがあります。
「誰が(B)・どうする(A)」という関係を、ひとまとまりの名詞表現にする方法を学びましょう。

パターンで見ると… B + V(主語+動詞の文)the + V 名詞 + of + B
例:The train arrives.The arrival of the train(電車の到着)

🧠 やさしい導入:文を「名詞」に変身させる!

ニュースや少し硬い文章では、「〜が…する」と文を何度も続けるより、
「〜の動き」「〜の到着」「〜の成長」など、名詞フレーズとして短くまとめることがよくあります。

文を名詞フレーズに変換:The sun rises → The rise of the sun のイメージ
普通の文 (S + V)
The sun rises.
(太陽が昇る)

名詞フレーズに変身
名詞フレーズ (A of B)
The rise of the sun
(太陽の上昇)

🌅 自然や出来事によく出る名詞

  • the rise of 〜(〜の上昇)
  • the fall of 〜(〜の低下)
  • the arrival of 〜(〜の到着)
  • the growth of 〜(〜の成長)

👤 人の感情・行動によく出る名詞

  • the love of 〜(〜の愛)
  • the fear of 〜(〜の恐れ)
  • the behavior of 〜(〜の行動)
  • the decision of 〜(〜の決定)

💡 後ろの B(名詞) が、前の A(名詞になった動詞) の「行為者」になっています。
文法用語では「主格関係」と呼ばれますが、 「名詞化された動詞+of+それをする人/モノ」 と考えると分かりやすいですよ。

3. 動作の行為者を表す of 用途別ナビ

モノ(自然現象)とヒト(感情・行為)の2つのパターンを見ていきましょう。
特にニュース・レポート・エッセイでよく出てくるので、ここを押さえると読解力が一気に上がります

  • 3-1. 🌅 自然現象・出来事(モノの動作)
    基本 The rise of the sunThe arrival of the train など。
    「〜が…する」という事実を、ニュース見出しや説明文で使える客観的な名詞フレーズに変換します。
  • 3-2. 👤 人の感情・行為(人の動作)
    会話・記述 The love of a mother(母の愛)や The behavior of the students(学生の振る舞い)など。
    少しフォーマルな文章やエッセイで、気持ちや態度を落ち着いて描写するときに活躍します。

🌟 ミニまとめ:S+V を「A of B」に変える魔法

このセクションでは、「動作の行為者を表す of」= 名詞化パターンを見てきました。

  • B + V(The sun rises.) ⟶ The V of B(The rise of the sun)
  • The train arrived.The arrival of the train(電車の到着)
  • She loves her child.The love of a mother(母の愛)

学習心理学では、「一つひとつ暗記するより、変形パターン(ルール)をつかむほうが記憶が長持ちする」と言われています。
まずはノートの左に S + V の文、右に The V of S の形を書いて、 「変身させるゲーム」として練習してみてください。
こうしたパターンに慣れると、ニュースや論文を読んだときに 「あ、これはあの of の名詞化だ!」 と気づけるようになり、読むスピードもグッと上がっていきますよ 🚀📚

3-1. 🌅 自然現象・出来事(モノの動作)

自然現象や社会的な出来事について語るとき、ふつうの文 S + V(〜が…する)だけでなく、
Noun + of + S(〜の動作)という名詞の形で表すと、 客観的でカチッとした印象になります。

例:The train arrived.(電車が到着した)
The arrival of the train(電車の到着)

ニュース・ビジネス・歴史の文章でよく使われる「名詞化」のパターンなので、ここでしっかり感覚をつかんでおきましょう 👍

Lesson 098 / 3-1
自然現象と出来事:日の出と電車の到着を1つの事実として枠で切り取ったイメージ

「動いている現象」を、一つの「事実(名詞)」として切り取るイメージ

⚙️ 「事実」として切り取るテクニック

例えば「電車が到着した (The train arrived.)」と言うと「動作」に注目していますが、
「電車の到着 (The arrival of the train)」と言うと、その出来事を一つの 「ニュース」や「確定した事実」として扱えます。

💡 この Noun + of + S の形は、見出し・アナウンス・レポートなどでとてもよく使われます。

🔧 よく出る「動詞 → 名詞」パターン

S + V の V を、次のような 名詞の形に変えて of につなげるのが基本です。

  • rise The sun rises.the rise of the sun
  • arrival The train arrived.the arrival of the train
  • fall The empire fell.the fall of the empire
  • growth The economy grows.the growth of the economy
  • eruption The volcano erupted.the eruption of the volcano

📝 まずは上の5つだけでOK! ノートに左右でペアを書き出して、「動詞を名詞に変えるゲーム」のつもりで声に出してみましょう。

自然現象 過去 恋愛
元の文: The sun rises.
名詞化(A of B 型に変身)

We waited for the rise of the sun together, hand in hand.

(私たちは手をつないで、太陽上昇(=日の出)を待ちました。)

🌅 sunrise という1語の名詞もありますが、 the rise of the sun と言うと「ゆっくりと昇っていく動き」や「特別な瞬間」が少し強調されます。

💕 恋人との思い出など、自分のストーリーと結びつけて覚えると、心理学的にも記憶がグッと定着しやすくなります。

ニュース 受動態
元の文: The train arrived.
名詞化

The arrival of the train was delayed.

(その電車到着は遅れました。)

🚉 アナウンスやニュースでよく使われる形です。「到着したこと」全体を主語にしている点に注目しましょう。

歴史 過去
元の文: The Roman Empire fell.
名詞化

He studied the history of the fall of the Roman Empire .

(彼はローマ帝国崩壊の歴史を研究した。)

🏛️ 歴史的な出来事では The fall of 〜(〜の陥落・崩壊)が定番の言い方です。 「〜が倒れた」という一度きりの大きな出来事を、一つの名詞として語っています。

ビジネス 現在
元の文: The economy grows.
名詞化

We discussed the growth of the economy .

(私たちは経済成長について議論した。)

📈 ニュースやビジネス記事で頻出の表現です。the growth of 名詞 は他にも the growth of a city(都市の成長)など、多方面に応用できます。

自然災害 過去
元の文: The volcano erupted.
名詞化

Everyone was surprised by the eruption of the volcano .

(誰もがその火山噴火に驚いた。)

🌋 eruption(噴火)のように、現象を表す名詞も of を使って「何の」噴火なのかを後ろから説明します。ニュース英語でとてもよく出てくる形です。

🌟 ミニまとめ:自然現象・出来事を「名詞フレーズ」で言ってみよう

  • S + V(The sun rises.) ⟶ The V of S(The rise of the sun)
  • ニュース・歴史・ビジネスでは、出来事を 名詞化して主語にすることが多い
  • まずは rise / arrival / fall / growth / eruption の5つをセットで覚える

学習心理学では、「文を自分の手で変形する練習」が、受け身の読みよりもずっと記憶に残りやすいと言われています。
今日のゴールはたった1つ、S + V → The V of S の変身パターンを 自分の言葉で3つ作ってみることです。
例えば「好きな場所」「大切な出来事」「将来起こってほしいこと」など、あなたの人生と結びつけて文を作れば、 英文法は単なるテスト対策ではなく、あなたの物語を表現するための力に変わっていきますよ 😊📚

3-2. 👤 人の感情・行為(人の動作)

人間が主語の場合も同じルールです。
「人が〜する」という文を Noun + of + 人 という形に変えることで、その人の「感情」や「振る舞い」「助け」「死」などを、 ひとまとまりのコンセプト(名詞フレーズ)として扱うことができます。

ニュース、物語、スピーチなどでよく使われる形なので、ここで「人の動作 × of」の感覚をまとめて身につけておきましょう。

Lesson 098 / 3-2
人の感情と行為:母の愛と生徒の振る舞いを1つの概念として切り取ったイメージ

「母が愛する」→「母の愛」のように、行為者から出てくる感情や行動を、一つの「名詞」にまとめるイメージ

🧠 パターンをつかもう:S + VNoun + of + S

人が主語の文は、次のように 「動詞を名詞に変えて」 + of + 人 の形にすると、より客観的・説明的な表現になります。

  • love → love A mother loves.the love of a mother
  • cry → cry The baby cried.the cry of the baby
  • help → help My friends helped.the help of my friends
  • behave → behavior The students behaved.the behavior of the students
  • die → death The King died.the death of the King

💡 まずはこの5ペアだけで十分です。「動詞を名詞に変えて of をつなぐ」というパターンとして覚えると、丸暗記よりずっと楽になりますよ。

感情 不変の真理
元の文: A mother loves (her child).
名詞化(Noun + of + 人)

Nothing is stronger than the love of a mother .

(母愛ほど強いものはない。)

❤️ 「母が(子を)愛する気持ち」というイメージです。後ろの a mother が「愛する側」(行為者)です。

💕 愛に関するフレーズは、感情とリンクしやすいので記憶に残りやすいと言われています。 自分のお母さんや、大切な人の顔を思い浮かべながら声に出してみると、さらに定着しますよ。

感覚 過去
元の文: The baby cried.
名詞化

I heard the cry of the baby .

(赤ん坊泣き声が聞こえた。)

👶 the baby's cry と言うことも多いですが、物語や描写では the cry of the baby とすると、 すこし文学的でしっとりした響きになります。

行為 過去
元の文: The students behaved.
名詞化

The teacher complained about the behavior of the students .

(先生は生徒たち態度(振る舞い)について文句を言った。)

🏫 behavior(振る舞い・態度)は、人や動物が「どう行動するか」をまとめて表す名詞です。 the behavior of 〜 という形でニュース記事やレポートにもよく登場します。

定型句 過去
元の文: My friends helped.
名詞化

I finished the work with the help of my friends .

(友達助けを借りて、私は仕事を終えた。)

🤝 with the help of 〜(〜の助けを借りて)は超頻出フレーズです。 「友達が助けてくれた」という 行為の全部the help of my friends という名詞で一気に表しています。

出来事 ニュース
元の文: The King died.
名詞化

The death of the King shocked the nation.

(王死は国民に衝撃を与えた。)

📰 ニュースや歴史の文脈でよく使われる形です。「王が死んだ」という出来事全体が、the death of the King という名詞にギュッとまとまっています。

ちょっと待って!「of」はいつも主語?

「母の愛(the love of a mother)」は、「母 愛する」という意味でした。
では、「神への愛(the love of God)」と言うときはどうでしょう?

「神 私たちを愛する」のか、
それとも「私たちが神 愛する」のか――実は どちらにも解釈できる場合があります。

つまり、of には「〜を(目的格)」を表す、もう一つの顔もあるのです。
次のセクションで、その奥の仕組みをいっしょに解き明かしていきましょう!

🌟 ミニまとめ:人の感情・行為を「ラベル化」する of

  • S + V(A mother loves.) ⟶ Noun + of + S(the love of a mother)の形で、行為を名詞にまとめる
  • 感情・行動・助け・死など、人から出てくるもの全体を「ひとまとまりの事実」として表せる
  • まずは love / cry / behavior / help / death の5パターンを、自分の例文にして声に出してみる

心理学では、物事に「ラベル(名前)」をつけることで、記憶しやすくなり、不安も減ると言われています。
英語でも同じで、the love of my family / the help of my friends のように、自分の人生に出てくる出来事に 英語のラベルをつけていくと、英語があなたの物語の一部になっていきます。
このセクションのゴールはただ1つ、「自分の周りの人の感情や行動」を of を使って3つ言ってみること。 小さな一歩ですが、その積み重ねが、気づいたら大きな英語力につながっていますよ 😊

4. 目的格関係を表す of(対象)

セクション3では「〜が(主語)」を表しましたが、今度は 「〜を(ターゲット)」を表すパターンです。
discover America(アメリカを発見する)を the discovery of America(アメリカの発見)と言い換えるような、 英語らしい「名詞中心」の表現をマスターしましょう。

Lesson 098 / Section 4

🧠 やさしい導入:「〜を…する」を名詞に変身!

「〜を愛する」「〜を発見する」といった 動詞+目的語(V + O) の関係も、 of を使って一つの名詞フレーズにまとめることができます。

Target Object: love nature → the love of nature / discover America → the discovery of America のイメージ
動詞フレーズ (V + O)
love nature
(自然愛する)

名詞化
名詞フレーズ (N of N)
the love of nature
(自然への愛)

✅ よく使う「V + O → N of O」のペア

  • 愛する love naturethe love of nature
    (自然への愛)
  • 恐れる fear deaththe fear of death
    (死への恐怖)
  • 尊重する respect othersthe respect of others
    (他者への敬意)
  • 発見する discover Americathe discovery of America
  • 守る protect childrenthe protection of children
  • 破壊する destroy the citythe destruction of the city

💡 of の後ろに来る言葉が、動作のターゲット(対象)です。
日本語では「自然愛」と直訳すると分かりにくいので、 〜への/〜に対すると補って考えるとスムーズです。

4. 目的格関係を表す of 用途別ナビ

「感情のターゲット」と「具体的な動作のターゲット」、そして最後に「主格との見分け方」を解説します。

🌟 ミニまとめ:of が「〜への/〜に対する」を運んでくるとき

  • V + O(love nature) ⟶ N of O(the love of nature)で、「〜を…する」を名詞フレーズにまとめられる
  • of の後ろは 「気持ちや行為のターゲット(対象)」 として読む(〜への/〜に対する〜)
  • セクション3の The rise of the sun(太陽昇る)と対比すると、「〜が」か「〜を」かがクリアになる

ここまでで、of が「主語(〜が)」だけでなく「目的語(〜を/〜への)」も表せることが見えてきました。
でも、「The love of God」のように、どちらにも読めてしまう表現もあります。
次の 4-3 では、そのグレーゾーンをどう読み解くかを、やさしく整理していきましょう 😊

4-1. 💘 感情・心理の対象(〜への思い)

「愛」「恐怖」「記憶」などの感情や心理を表す名詞の後ろに of が続くとき、それは 「〜に対する(感情)」というターゲットを表します。
日本語では「自然愛」と言うと意味が通じにくいですが、英語の of には 「心から対象に向かう矢印」 の役割があるイメージです。

Lesson 098 / 4-1
Target of Emotion: Heart arrow pointing to Nature, Scared face looking at Snake

心の中から、対象物(ターゲット)に向かって気持ちが伸びていくイメージ

💘 「〜の」を「〜への/〜に対する」と読み替える

love (愛する)、fear (恐れる)、remember (覚えている)、 know (知る)、think (考える) などの動詞が名詞になったとき、
本来「目的語(〜を)」だった言葉を of でつないで、 名詞 + of + ターゲット の形にします。

  • love of nature(自然への愛)
  • 恐怖 fear of death(死への恐怖)
  • 記憶 memory of the war(戦争の記憶)
  • 考え thought of going home(家に帰るという考え)
  • 知識 knowledge of the truth(真実についての知識)
  • 好意 fondness of animals(動物好きなこと)

💡 love for 〜 のように for を使う形もありますが、このセクションでは 「名詞 + of + 対象」=「〜への/〜に対する〜」 という感覚をおさえるのがゴールです。

感情 現在
元の文: She loves nature.
名詞化

She has a deep love of nature .

(彼女は自然への深い愛情を持っています。)

🌿 「自然(が)愛する」のではなく、「自然(を)愛する」関係です。
love for nature と言うこともありますが、love of nature も非常によく使われます。

心理 過去
元の文: He feared failure.
名詞化

He overcame the fear of failure .

(彼は失敗への恐怖を乗り越えた。)

😱 「失敗(を)恐れる」こと。fear of heights(高所恐怖症)、 fear of death(死への恐怖)など、恐怖の対象を表す定番の形です。

記憶 現在
元の文: I remember the war.
名詞化

The memory of the war is still fresh.

(戦争記憶(戦争を記憶していること)は今も生々しい。)

🧠 記憶している対象(ターゲット)は「戦争」です。日本語の語順は同じですが、頭の中では 「the war を覚えている → the memory of the war」と変身させてイメージしましょう。

思考 未来
元の文: I think of going home.
名詞化

The very thought of going home makes me happy.

(家に帰ること考えただけで幸せになる。)

💭 the thought of 〜 で「〜という考え、〜を考えること」。
文法的には「同格」に近い用法でもありますが、「考えるターゲット」に気持ちが向いていると捉えるとスッキリします。

知識 否定文
元の文: He knows the truth.
名詞化

He has no knowledge of the truth .

(彼は真実についての知識がない(真実を知らない)。)

📚 knowledge of 〜 も頻出です。「〜を知っていること」を名詞にした表現ですね。

🌟 ミニまとめ:感情・心理 + of の読み方

  • 名詞(love / fear / memory / thought / knowledge ...) + of + 対象 で「対象への/対象についての〜」を表す
  • 日本語では「〜の」と同じ並びでも、頭の中では 「〜を/〜に対する」 として解釈する
  • 動詞(love, fear, remember, know, think ...)の目的語が、そのまま of の後ろに来ていると考えると分かりやすい

次の 4-2 では、感情だけでなく 「行為そのもの」(発見・保護・破壊など)を of でつなぐパターンを見ていきます。
「気持ちのターゲット」と「動作のターゲット」の違いを意識しながら読み進めてみてください 😊

4-2. 🏗️ 行為・動作の対象(〜を…すること)

「発見する」「教育する」「生産する」などの具体的な動作を表す動詞も、名詞化して of でつなぐことができます。
V + O(〜を…する)の文を、 Noun + of + Noun という名詞のカタマリにすることで、 ニュースや論文のような客観的で洗練された響きになります。

Lesson 098 / 4-2
Formal Actions: Columbus discovering land, Factory producing cars

歴史的な発見や、大規模な生産など、硬い話題でよく使われるテクニックです

⚙️ ルールの芯:V + ON + of + O

セクション 4-1 では「感情・心理」を見ましたが、ここではもっと具体的な「行為」そのものを名詞化します。 基本パターンはとてもシンプルです。

① 動詞フレーズ → 名詞フレーズ

  • discover Americathe discovery of America
  • educate childrenthe education of children
  • destroy the forestthe destruction of the forest

② 「〜の」=「〜を…すること」

  • the discovery of America = アメリカ発見すること
  • the education of children = 子供教育すること
  • the destruction of the forest = 森林破壊すること

💡 日本語では「〜の〜」と並びますが、頭の中では 「動詞の目的語(〜を)」がそのまま of の後ろに来ている と考えましょう。

歴史 過去
元の文: Columbus discovered America.
名詞化

We learned about the discovery of America .

(私たちはアメリカ発見について学びました。)

🌎 「アメリカ発見」=「アメリカ発見すること」。
文法書で必ず出てくる、目的格関係の代表的な例です。

社会 現在
元の文: (We) educate children.
名詞化

The education of children is important.

(子供教育(子供を教育すること)は重要だ。)

🏫 これも「子供教育する」のではなく「子供教育する」という意味ですね。
社会問題を論じるときによく使われる形です。

結果 過去
元の文: (They) lost jobs.
名詞化

The factory closing caused the loss of many jobs .

(工場の閉鎖は、多くの雇用喪失(雇用を失うこと)を引き起こした。)

📉 loss of 〜(〜を失うこと)。
loss of memory(記憶喪失)、loss of appetite(食欲不振)などもセットで覚えましょう。

ビジネス 現在
元の文: (They) produce energy.
名詞化

We need to increase the production of clean energy .

(私たちはクリーンエネルギー生産(を生産すること)を増やす必要がある。)

🏭 「〜を生産する」という動作を名詞化したものです。ビジネスや科学の分野で頻出です。

環境 現在
元の文: (We) destroy the forest.
名詞化

Please stop the destruction of the forest .

(森林破壊(森林を破壊すること)を止めてください。)

🌲 destruction of 〜(〜の破壊)。
「環境破壊」= environmental destruction と一言で言うこともありますが、 destruction of the environment と言うと「環境」というニュアンスが明確になります。

🌟 ミニまとめ:行為・動作 + of のコア

  • V + O(〜を…する) → N(名詞) + of + O で「〜を…すること」という一つの概念にできる
  • discovery / education / loss / production / destruction などは、動詞に -tion が付いた名詞になりやすい
  • 日本語の「〜の〜」に惑わされず、of の後ろは「動作のターゲット(〜を)」だと意識する

ここまでで、主語側(セクション3)目的語側(セクション4)の 「of の世界」がそろってきました。
でも、the love of God のように、 「神愛する」なのか「神愛する」なのか、 どちらにも読めてしまう表現もあります。
次の 4-3 では、その「主語 or 目的語」問題の見分け方を、一緒に整理していきましょう 😊

4-3. ⚖️ 【発展】「〜が」か「〜を」か(見分け方)

ここまで「〜が(主格)」と「〜を(目的格)」を見てきましたが、 The love of God のように、 「どちらの意味にも取れる」ケースが存在します。
どうやって見分ければよいのか、そのロジックを整理しましょう。

Lesson 098 / 4-3
Subject vs Object Ambiguity: A scale balancing 'God loves' and 'Love God'

文脈によって矢印の向き(主語かターゲットか)が変わる場合があります

🔍 見分け方のヒント:元の動詞をチェック!

名詞になる前の「動詞」が、目的語をとるタイプ(他動詞)か、とらないタイプ(自動詞)かが大きなヒントになります。

動詞のタイプ 矢印の向き 判定
自動詞
(目的語いらない)

B が Aする
主格関係
rise, arrival, death, eruption など
例:The rise of the sun
(×太陽を昇らせる ○太陽が昇る)
他動詞
(目的語がいる)

B を Aする
目的格関係
discovery, education, loss, destruction など
例:The discovery of America
(×アメリカが発見する ○アメリカを発見する)

💡 「元の動詞に『〜を…する』というイメージがあるか?」を考えると、主格(〜が)か目的格(〜を)かを判断しやすくなります。

📝 3ステップでサクッと判定しよう

  1. of の前の名詞が「動作・出来事」っぽいかを見る
    例:arrival, discovery, fear, love, death など。
  2. その元の動詞を思い出す
    arrive / discover / fear / love / die など、自動詞か他動詞かをざっくり思い出す。
  3. 日本語にして「〜が / 〜を」を当てはめてみる
    「〜が…する」が自然なら主格、「〜を…する」が自然なら目的格として読む。

それでも曖昧なとき(特に love のような感情語)は、forfrom など 別の前置詞に言い換えているかどうかも手がかりになります。

難問 文脈依存
🤔 The love of God

love は「愛する(他動詞)」ですが、「愛(感情)」という名詞そのものでもあります。
この場合、文脈がないとどちらか確定できません。

解釈 A:主格

God's love

(神の愛=神が私たちを愛している)

解釈 B:目的格

Love for God

(神への愛=私たちが神を愛している)

💡 現代英語では、誤解を避けるために:
解釈B(目的格)の場合は love for God と言うことが多くなっています。
つまり、特に文脈がなければ The love of God は「神の愛(主格)」と取られることが一般的です。

【コラム】「〜の」の呪縛から逃れよう!

of を見たら条件反射で「〜の」と訳していませんか?
スムーズに意味を取るコツは、of を「〜が」か「〜を」に置き換えて読むことです。

主格関係(セクション3)

The arrival of the train

「電車 到着」

目的格関係(セクション4)

The discovery of America

「アメリカ 発見」

💡 Point:
前の名詞(arrival, discovery など)が「動作っぽい」ときは、迷わずこの「が・を変換」を使ってみてください。
セクション3〜4で学んだパターンがつながって、英文を読むスピードがぐっと上がりますよ!

5. 同格関係を表す of(〜という)

「主格」や「目的格」といった動的な使い方から離れ、今度は 「A = B(イコール)」の関係を表す使い方です。
日本語の「東京という都市」「結婚というニュース」のように、 前の言葉の中身を後ろの言葉で説明する、非常に便利な表現です。

Lesson 098 / Section 5

🧠 やさしい導入:「〜という」でつなぐイコール

この of は、前の名詞(A)だけでは何のことか分からない場合に、 後ろの名詞(B)で「それは具体的に言うとね…」と中身を補足する接着剤のような役割を果たします。

Appositive Relation: Scales balancing 'City' and 'Osaka', or a Tag labeled 'News' showing 'Marriage'
カテゴリー/総称 (A)
the city
(都市)

of
具体的な名前/中身 (B)
Osaka
(大阪)
the city of Osaka = 大阪という都市
よくある同格 of のパターン:
the city of + 場所名(〜という都市) / the month of + 月(〜という月) / the idea of + 抽象名詞(〜という考え) / the news of + 出来事(〜というニュース)

💡 「A of B」において「A = B」が成り立つのが最大の特徴です。
「大阪という都市」=「その都市は大阪」、「結婚というニュース」=「そのニュースは結婚」。

5. 同格関係を表す of 用途別ナビ

具体的な名前を説明する場合と、抽象的な内容を説明する場合、そして発展的な比喩表現を見ていきます。

🔁 同格の of は、the city of Osaka / the news of his marriage などを 声に出してリズムごと覚えると定着しやすくなります。
後ろの名詞(B)を入れ替えながら、「〜という A」の型を身体で覚えていきましょう。

5-1. 🏙️ 地名・時間・役職(カテゴリーと名前)

「都市」「月」「島」などの カテゴリー のあとに、具体的な 名前 を続けるとき、of を使って「〜という」とつなぐことができます。
A of B「B という A」 の形です。

Lesson 098 / 5-1
Appositive Examples: Map showing 'City of Osaka' and Calendar showing 'Month of June'

カテゴリー(箱)を先に示して、中身(名前)を説明するイメージ

🏙️ なぜ「Osaka City」じゃないの?

もちろん Osaka City(固有名詞)とも言いますが、 the city of Osaka と言うと、「大阪という(名の)都市」のように、 「それが都市であること」を強調した、少し丁寧で説明的な響きになります。

💡 同格の of では、the + 名詞 + of + 名前 の形になることが多いです。
例)the city of Osaka / the island of Maui / the month of June

地名 場所

He was born in the city of Osaka .

(彼は大阪という都市で生まれました。)

🏙️ 「都市(カテゴリー)= 大阪(名前)」の関係です。
日常会話では単に He was born in Osaka. で十分ですが、観光ガイドや紹介文では the city of Osaka のような、ややフォーマルな言い方がよく使われます。

時間 現在

We are busy in the month of June .

(私たちは6月という月は忙しい。)

📅 普通は in June とシンプルに言うことが多いですが、
「6月という時期(年度末の月など)は…」と説明調に言いたいときに the month of June を使います。
同じ形で the year of 2025(2025年という年)などもあります。

地名 旅行

Have you visited the island of Maui ?

(マウイという島(マウイ島)を訪れたことはありますか?)

🏝️ 「島(カテゴリー)= Maui(名前)」という関係です。
同じ形で the island of Hawaii(ハワイ島)など、島の名前を説明するときによく使われます。

称号 授与

He received the title of champion .

(彼はチャンピオンという称号を受けた。)

🏆 「称号(カテゴリー)= champion(名前)」となる同格の of です。
the name of ...(〜という名前)、the post of manager(マネージャーという役職) なども同じパターンで覚えておきましょう。

🔁 ミニまとめ:A of B =「B という A」

次のペアを声に出して読んでみましょう。

  • the city of Osaka(大阪という都市)
  • the month of June(6月という月)
  • the island of Maui(マウイという島)
  • the title of champion(チャンピオンという称号)

💡 ポイントは、前の名詞(city / month / island / title)が「入れ物」
of の後ろ(Osaka / June / Maui / champion)が「中身」になっていて、
「入れ物=中身」というイコール関係になっていることです。

5-2. 💡 抽象概念・ニュース(内容の説明)

「ニュース」「考え」「事実」「可能性」といった抽象的な名詞は、それだけでは中身が分かりません。
そこで of を使って、 抽象名詞「〜という(具体的な中身)」 と説明を加えます。

Lesson 098 / 5-2
Abstract Content: An envelope labeled 'News' opening to show a wedding ring (Marriage), A lightbulb labeled 'Idea' containing a globe (Democracy)

「抽象的な箱」を開けて「中身」を見せるイメージ

💡 中身をイコールでつなぐ

news, idea, fact, chance, habit などの後ろによく使われます。 「A of B」は「Aの内容はBである」と言い換えることができます。

💡 セクション 5 全体の共通イメージとして、
A of B ≒ 「B という A」(= A と B がほぼ同じ中身)と覚えておくとスッと入ってきます。

情報 過去
元の出来事: He got married.

I heard the news of his marriage .

(私は彼の結婚というニュースを聞いた。)

📰 「ニュース = 彼の結婚」という同格関係です。
会話では I heard he got married. と言うことも多いですが、
the news of his marriage と言うと「ニュースとしての出来事」というニュアンスが強まります。

思考 現在
元の文: I want to live abroad.

I like the idea of living abroad .

(私は海外に住むという考えが好きだ。)

💭 「考え(idea)」だけでは漠然としていますが、「海外に住むこと」とイコールで結ぶことで具体化しています。
※ 動詞(〜すること)を入れる場合は通常 of + -ing(動名詞)の形になります。

習慣 現在
元の文: He stays up late.

He has the habit of staying up late .

(彼には夜更かしをするという習慣(癖)がある。)

🌙 「癖・習慣(habit)= 夜更かしすること」。
the habit of ~ing は「〜するという習慣」の定型パターンとして覚えておきましょう。

可能性 現在
元の文: We might win.

Is there any chance of winning ?

(勝つ(という)見込みはありますか?)

🎲 chance は「機会」だけでなく「見込み・可能性」という意味でもよく使われます。
「勝つという可能性」=「勝てる見込み」です。

可能性 天気
元の文: It may rain tonight.

There is a strong possibility of rain tonight.

(今夜は雨になるという可能性が高い。)

possibility of 〜 もニュースや天気予報でよく出てくる組み合わせです。
「雨になる可能性」= the possibility of rain の形で定着させておくと便利です。

✅ ミニまとめ:「中身説明 of」のよく出るセット

「A of B」=「B という A」と読めるペアを、声に出して確認してみましょう。

  • the news of his marriage(彼の結婚というニュース)
  • the idea of living abroad(海外に住むという考え)
  • the habit of staying up late(夜更かしをするという習慣)
  • the chance of winning(勝つという見込み)
  • the possibility of rain(雨になるという可能性)

💡 読むときは、いったん頭の中で
「A of B → B という A」
と日本語にしてみてください。慣れてくると、英文のままでも「箱(抽象名詞)とその中身」がすぐにイメージできるようになります。

5-3. 👼 【発展】比喩・強調(〜のような人)

最後は、感情を込めて相手を褒めたり、けなしたりする時の 「強調の of」です。
A(比喩) of a B(実体) の形で、 「BのようなA」ではなく「AのようなB」と訳すのがポイント。英語らしいリズム感のある表現です。

Lesson 098 / 5-3
Metaphor and Emphasis: A girl casting a shadow of an angel, A man casting a shadow of a beast

その人の性質を「比喩(天使・獣など)」で強く印象づけるイメージ

🎭 語順に注意!「A of a B」

この形では、前の名詞(A)が形容詞のような役割を果たします。
an angel of a girl は「天使の少女」ではなく、 「天使のような(性質を持つ)少女」という意味になります。

💡 A には感情のこもった名詞がよく来ます:
angel, beast, fool, genius, nightmare, jewel など。

賞賛 感情込めて
元の言い方: She is like an angel.

She is an angel of a girl .

(彼女は天使のような女の子だ。)

👼 a girl like an angel と言うよりも、感情が強く乗った言い方です。
「彼女=天使」という同格の感覚が根底にあり、思い切ったほめ言葉になります。

非難 強調
元の言い方: He is like a beast.

He is a beast of a man .

(彼は獣のような男(ひどい男)だ。)

🦁 相手をかなり強く非難するときの表現です。
a fool of a doctor(ヤブ医者/バカな医者)なども同じ形ですが、
ぶしつけに聞こえることがあるので、実際に使うよりは「読める」ようになっておくイメージでOKです。

状況 強調
元の言い方: It was like a nightmare.

It was a nightmare of a day .

(悪夢のような一日だった。)

😱 「最悪の一日」を強調する表現です。
大きさや程度を強く言いたいときに、a mountain of a wave(山のような大波)などと応用されることもあります。

才能 賞賛
元の言い方: He is a very talented pianist.

He is a genius of a pianist .

(彼は天才のようなピアニストだ。)

🎹 a genius of a 〜 は「天才的な〜」という強いほめ言葉。
a genius pianist よりも、ややドラマチックな響きになります。

【コラム】"an angel of a girl" と "a girl like an angel"

日本語だとどちらも「天使のような女の子」ですが、英語ではニュアンスが少し違います。

強調・感情 an angel of a girl
  • 感情たっぷり・ドラマチック
  • 話し手の驚きや感動を強くこめる。
  • やや文学的・口語的。読み取り中心でOK。
ふつうの表現 a girl like an angel
  • わかりやすくて安全
  • 日常会話ならこちらで十分。
  • such an angelic girl など形容詞で言い換えることも可能。

💡 実際に「自分から」使うときは、まずは a girl like an angel のような
シンプルな言い方をメインにして、A of a B は「読んだときに意味が取れればOK」くらいに考えると安心です。

✅ ミニまとめ:比喩・強調の of パターン

次のような形が見えたら、「A のような B」と読めないかをまず疑ってみましょう。

  • an angel of a girl(天使のような女の子)
  • a beast of a man(獣のような男)
  • a nightmare of a day(悪夢のような一日)
  • a genius of a pianist(天才のようなピアニスト)
  • a mountain of a wave(山のような大波)

💡 どれも A of a B ≒ B that is like A
と考えれば OK です。まずは「読める」ことを目標にして、余裕が出てきたら自分でも少しずつ真似してみましょう。

6. 部分を表す of(分量・単位)

水や空気、あるいは漠然としたグループなど、そのままでは「1つ、2つ」と数えにくいものに、 単位(カップやペアなど)をつけて数えるための of です。
「全体(形のないもの)」から「部分(形のある単位)」を切り取る感覚をマスターしましょう。

Lesson 098 / Section 6

🧠 やさしい導入:形のないものに「取っ手」をつける

例えば「水(water)」は形がないので数えられませんが、「コップ1杯(a cup)」という容器に入れることで数えられるようになります。 この「容器」と「中身」をつなぐのが of です。

Quantifying: Water forming into a glass shape, A slice being taken from a whole cake
単位・容器 (A)
a cup
(1杯のカップ)

of
中身・材料 (B)
coffee
(コーヒー)
a cup of coffee = コーヒー1杯

💡 「A(部分・単位) of B(全体・中身)」という構造です。
日本語の「1枚の〜」「1足の〜」といった助数詞の感覚で使うとスムーズです。

🧺 よく使う「単位+of」チラ見せ

詳しい用法はそれぞれの小セクションで学びますが、ここで代表的な「単位のことば」をざっと眺めておきましょう。

液体
a cup of coffee
a glass of water
a bottle of milk
形のあるもの
a slice of bread
a piece of cake
a piece of paper
ペア系
a pair of shoes
a pair of socks
a pair of glasses
グループ系
a group of people
a crowd of fans
a bunch of flowers

💡 a piece of advice(1つのアドバイス)のように、不可算名詞を数えるための「便利な箱」としても使われます。

6. 部分を表す of 用途別ナビ

日常会話で必須の「数え方」を4つのパターンに整理しました。

文型チェック:「主語」はどこ?

A of B が文の主語になるとき、動詞と数が合うのは「A」か「B」か? というポイントも、ついでに意識しておきましょう。

✅ 単数扱い

A cup of coffee is hot.

「1杯」が主語なので is

✅ 複数扱い

Two cups of coffee are ready.

主語は Two cups(複数)なので are

💡 動詞と数を合わせるときは、いちばん前の名詞(cup / cups / pair / pairs など) に注目する、というクセをつけておきましょう。

6-1. ☕️ 物質・材料を数える(容器と形状)

水、紙、パンなどは、英語では「数えられない名詞」です。
これらを数えるときは、 容器・単位 of 中身 という形を使います。「どんな容器に入っているか」「どんな形に切ったか」によって単位を使い分けるのがポイントです。

Lesson 098 / 6-1
Counting Units: A cup of coffee, A slice of bread, A piece of paper, A bottle of wine

中身(物質)に合わせて、適切な単位(入れ物・形)を選びましょう

☕️ 液体・素材 + of

a watertwo papers とは言えません。
必ず a [単位] of [物質] のセットで覚えるのがコツです。

🧺 どんな単位と組み合わせる? よくあるパターン

実際の会話では、「単位」と「中身」のセットで定番の組み合わせが決まっていることが多いです。

単位(容器・形) よく合う中身 イメージ
a cup of 〜 coffee, tea, soup カップに入った飲み物
a glass of 〜 water, juice, milk グラスに入った飲み物
a bottle of 〜 wine, water, milk ボトル1本分
a piece of 〜 paper, cake, advice ひとかけら・1つ分
a slice of 〜 bread, pizza, cheese 薄く切った1枚
a sheet of 〜 paper, glass, metal うすい「1枚」の形

💡 「どの単位と仲がいいか」をセットで覚えておくと、瞬発力が上がります。

液体 容器

I would like a cup of coffee .

(コーヒーを1杯いただけますか。)

☕️ 温かい飲み物は cup、冷たい飲み物は glass を使うのが一般的です。
カフェで a coffee とだけ言うこともありますが、その場合は「1杯のコーヒー」という意味に変化しています(少し口語的)。

素材 形状

Please give me a piece of paper .

(紙を1枚ください。)

📄 「紙」は数えられない素材です。数えるときは piece(一片)や sheet(1枚)を使います。
a paper と言うと「新聞」や「論文」という意味になってしまうので注意!

食べ物 切り分けた形

He ate two slices of bread .

(彼はパンを2切れ(2枚)食べた。)

🍞 薄く切ったものは slice を使います。ピザやケーキにも使えます。
※2つ以上のときは、単位の方を複数形(slices)にし、中身の名詞(bread)は基本そのままにします。

液体 容器

We ordered a bottle of wine .

(私たちはワインを1本注文した。)

🍾 容器そのものを単位にします。 a glass of wine(グラス1杯のワイン)と使い分けましょう。

✅ どこに s がつく? 数の数え方

「単位+of+中身」を複数にするとき、基本的には単位だけ複数形にします。

one cup of coffee

two cups of coffee

a slice of bread

three slices of bread

💡 中身の名詞(coffee, bread など)は、「種類」をえんえん数えているわけではないので、ふつうは 無冠詞・単数形のままです。

よくあるNGパターン

  • × two breads → 「2種類のパン」ならあり得ますが、ふつうは two slices of bread / two pieces of bread と言います。
  • × a water → 飲み物として「水1杯」と言うなら a glass of watera bottle of water
  • △ a paper → 多くの場合「新聞/論文」の意味。 「紙1枚」は a piece of paper / a sheet of paper

💡 「その名詞が<数えられない素材かどうか>」をまずチェックして、数えられないときは 単位+of をつけられないか考えてみるクセをつけましょう。

6-2. 👓 ペア・セットを表す(2つで1つ)

靴、メガネ、ズボン、ハサミ。これらは「左右対称の2つのパーツ」でできているため、 英語では常に複数形(s)で扱います。
これらを「1つ」と数えたいときは、a pair of(一対の)という単位を使います。

Lesson 098 / 6-2
Pairs and Sets: Shoes, Glasses, Scissors, Jeans shown as two parts making one whole

「左」+「右」=「1つのペア(a pair)」という足し算のイメージ

👓 なぜ「a glasses」じゃダメ?

a glass と言うと「ガラスのコップ」になってしまいます。 「レンズが2枚ある」という事実に忠実に、本体は glasses(複数形)、数える単位は a pair を使います。

同じように shoes, jeans, scissors なども「1つなのに形は複数形」という仲間です。

🧺 これは全部「2つで1つ」仲間

つぎの名詞は、基本的に単体でも複数形で使います。(a をつけない!)

カテゴリ 英語の形
履物 shoes, boots, sandals a pair of shoes
ボトムス jeans, pants, trousers, shorts a pair of jeans
道具 scissors, tongs, chopsticks a pair of scissors
顔まわり glasses, sunglasses, goggles a pair of glasses

💡 「見た目が左右くっついているもの」は、とりあえず a pair of 〜 で言えないか考えてみると安心です。

履物 基本

I bought a pair of shoes .

(私は靴を1足買った。)

👟 左右そろって初めて役に立つものなので、基本は a pair です。
two pairs of shoes(靴2足)のように、数が増えるときは pairs を複数形にします。

顔周り 必需品

Where is my pair of glasses ?

(私のメガネはどこ?)

👓 日常会話では単に Where are my glasses?(be動詞も複数扱い!)と言うことが多いですが、
「1つのメガネ」と個数を強調するときはこの形を使います。

衣類 要注意

He owns ten pairs of jeans .

(彼はジーンズを10本持っている。)

👖 日本人にとって一番の難関です。「1つの物体」に見えますが、脚を入れる部分が2本あるので英語では「ペア扱い」です。
1本だけでも a pair of jeans と言うのがふつうです。

道具 文房具

There is a pair of scissors on the desk.

(机の上にハサミが1丁ある。)

✂️ 2枚の刃が組み合わさっているので複数形です。 a pair が主語になるので、動詞は単数形(is)になる点に注目してください!

✅ 主語が「本体」か「ペア」かで動詞が変わる

文の主語が何かによって、be動詞の形が変わります。

本体が主語(複数扱い)

My glasses are on the table.

(メガネがテーブルの上にある。)

ペアが主語(単数扱い)

My pair of glasses is new.

(私のメガネは新しい。)

💡 動詞の形は、いつも「一番左の名詞」(主語)に合わせるという感覚でOKです。

よくあるNGパターン

  • × a glasses → グラス1つなら a glass、メガネなら a pair of glasses
  • × a jean → 「ジーンズ1本」は a pair of jeans
  • × a scissor → 「ハサミ1丁」は a pair of scissors

💡 「見た目は1つだけど、パーツが2つあるもの」は、いったん複数形で覚えるとミスが減ります。

【コラム】シンデレラの靴は "a shoe"?

「靴は絶対に複数形」だと思っていませんか?
実は、「片方だけ」の状態なら単数形で OK です。

👠

Example:

Cinderella lost a shoe.

(シンデレラは靴を(片方)落とした。)

通常は両足そろっているので shoes ですが、片方だけの時や、犬が片方くわえている時などは a shoe と言います。

6-3. 🎯 グループの一部を取り出す(数量詞)

「私たちの中の1人」「生徒たちの大部分」のように、 特定のグループ(全体) の中から、 一部(部分) を選び出す表現です。
ここでの of は、全体から部分をすくい取る「スプーン」のような役割を果たします。

Lesson 098 / 6-3
Selection: A spotlight highlighting one person out of a group of friends

「特定のグループ(the/my)」の中から、「一部(one/some)」をピックアップするイメージ

ここが重要!3つの鉄則

  • 1 後ろは必ず「特定」のグループ
    ただの students ではなく、the students, my friends, these books のように、どのグループか特定する言葉(the, my, these 等)が必要です。
    代名詞なら us, them, you などがその役割をします(some of us, most of them など)。
  • 2 数えられる名詞なら「複数形」
    「たくさんの〜」の中から選ぶので、数えられる名詞なら必ず複数形(friends, books)になります。
    数えられない名詞ならそのまま単数形で OK です(most of the water, some of the information など)。
  • 3 動詞は「前の言葉」に合わせる
    主語は One, Some, Most, All などの前の語です。
    例:One of my friends lives ...(単数) / Two of my friends live ...(複数)

🧮 よく出る「数量詞 + of」パターン

意味のイメージ 動詞
one of 〜 〜のうち1人 / 1つ 単数扱い
One is / lives ...
two / three of 〜 〜のうち2人 / 3つ 複数扱い
Two are / live ...
some of 〜 〜のうちいくつか / 何人か 複数扱いが基本
most of 〜 〜の大部分 / ほとんど 複数扱いが基本
all of 〜 〜の全部 名詞が複数なら複数扱い
none of 〜 〜のどれも〜ない 口語では単数・複数どちらも可

💡 まずは one / some / most / all の4つを押さえておくと、多くの場面をカバーできます。

基本 ひっかけ注意

One of my friends lives in London.

(私の友人たちのうちの1人はロンドンに住んでいます。)

解説ポイント:

  • friends (複数形): 「友達は一人しかいない」のではなく、「何人もいる友達グループ(friends)」の中から「一人(One)」を取り出しています。
  • lives (三人称単数): 主語はあくまで「一人(One)」です。つられて live にしないよう注意!
選択 複数扱い

Some of the students were late.

(その生徒たちのうちの何人かは遅刻しました。)

🏫 「世の中の学生」ではなく、特定のクラスや学校の「その(the) 生徒たち」の中の一部、という意味です。
主語は Some(何人か)なので、動詞は複数形(were)になります。

代名詞 会話で頻出

One of us is missing.

(私たちのうち1人がいない。)

Some of them are tired.

(彼らのうち何人かは疲れている。)

💬 「of + 代名詞」は会話でとてもよく出てきます。
グループが us / them / you なら、それだけで「特定の人たち」という意味になることも押さえておきましょう。

🤔 "Most students" と "Most of the students" の違い
Most + 名詞 Most of the + 名詞
一般論
世の中全般の話。
特定しない。
特定グループ
「その」グループの中の話。
特定する言葉(the/my)が必須。
Most students study hard.
(世の中の学生というものは、たいてい勉強する。)
Most of the students study hard.
その学校の/その場の学生の大部分は、勉強する。)

💡 of は「特定の範囲から切り取る」ハサミです。範囲を限定したいときは of the を使いましょう。

割合 重要

Most of the people agreed with me.

(その人々の大部分(ほとんど)が私に同意した。)

📊 上のコラムの通り、ここに the があることが超重要です。
「(その場にいた)人々」という特定のグループの中で、過半数が同意してくれた、という状況を表します。

🎯 ミニまとめ:of で「全体 → 一部」を切り出す

  • One / Some / Most / All / None + of + 特定のグループ で「〜のうち〜」を表す。
  • グループが数えられる名詞なら複数形(friends, students)、数えられない名詞ならそのまま(water, information)。
  • 動詞はいつも前の語(one / some / most / all / none など)に合わせる。
    まずは One of my friends lives ...Some of the students are ... から慣れていきましょう。

6-4. 🐟 【発展】群れや集まり(集合名詞)

英語には、動物の種類や「どう集まっているか」によって、群れの呼び名が変わるユニークな文化があります。
単なる group ではなく、専用の言葉(集合名詞)を使うことで、その動物たちの動きや性質まで生き生きと表現できます。

Lesson 098 / 6-4
Collective Nouns: A school of fish swimming in unison, A flock of birds flying together, A pack of wolves hunting

水の中、空の上、陸の上。それぞれの「集まり方」に注目!

🐟 動物によって「群れ」の名前が違う!

日本語ではどれも「〜の群れ」ですが、英語では「泳ぐ群れ」「飛ぶ群れ」「狩る群れ」などで言葉を使い分けます。 これを知っていると表現力がグッと上がりますよ。

📘 集合名詞(collective noun)とは?

集合名詞(collective noun)とは、
「複数の人・動物・物などを、ひとまとまりの1つとして表す名詞」のことです。

※ 意味の中身は「たくさん」いても、文法上は「1つの集団」として扱うことが多い、というのがポイントです。


🧩 群れを表すときの基本パターン

動物の群れを表すときは、次の形がよく使われます。

📐 基本形: a + 集合名詞 + of + 複数名詞

  • a school of fish(魚の群れ)
  • a flock of birds(鳥の群れ)
  • a pack of wolves(オオカミの群れ)
  • a pride of lions(ライオンの群れ)

⚖️ 動詞は「群れ」か「複数」かどっちに合わせる?(is / are)

a school of fisha flock of birds のような形では、 文の主語は先頭の集合名詞(school / flock / pack / pride) です。

そのため、次のように考えます。

  • 形の主語:a flock(1つ)→ 動詞は単数形 is
  • 意味の主語:birds(たくさん)→ 中身は複数だけど「1つの群れ」と見ている

例:A flock of birds is flying south.
「鳥たちが」ではなく「鳥の群れ(ひとまとまり)」が主語なので is になります。

Flocks of birds are flying south. のように Flocks 自体が複数形になると、 今度は are を使う、というように 動詞は常に「文頭の名詞」に合わせると覚えるとスッキリします。

集合名詞(Collective noun) 肯定文 規律

We saw a school of fish in the ocean.

(私たちは海で魚の群れを見た。)

🐟 school(学校)と同じ単語です。
まるで生徒たちのように、一糸乱れず同じ方向に泳ぐ魚の群れに使われます。
fish はふつう単数・複数どちらも fish のままですが、 種類の違う魚を言うときには fishes と複数形にすることもあります。

集合名詞(Collective noun) 肯定文 鳥・羊 集合

A flock of birds is flying south.

(鳥の群れが南へ飛んでいる。)

🐦 flock は「寄り集まる」イメージ。
鳥だけでなく、羊(sheep)やヤギ(goats)の群れにも使われます。

集合名詞(Collective noun) 肯定文 犬科 組織

They were attacked by a pack of wolves .

(彼らはオオカミの群れに襲われた。)

🐺 pack(パック、荷物)のように、ぎゅっと固まった集団。
オオカミや野犬など、組織的に狩りをする動物に使われるのが特徴です。

集合名詞(Collective noun) 肯定文 ライオン 豆知識

A pride of lions is resting under the tree.

(ライオンの群れが木の下で休んでいる。)

🦁 おまけです。ライオンの群れはなんと pride(誇り)と言います。
百獣の王にふさわしい、堂々とした呼び名ですね!

👥 人や物にも使える集合名詞

集合名詞は動物だけでなく、人や物の集まりにもよく使われます。

日本語のイメージ ミニ例
👥 a group of 〜のグループ 例:a group of students
🧑‍💼 a team of 〜のチーム(専門家・スタッフなど) 例:a team of experts
🔑 a bunch of ひと束の〜(くだもの・鍵など) 例:a bunch of keys
👨‍👩‍👧‍👦 a crowd of 〜の人だかり・群衆 例:a crowd of people

これらも構造は同じく a + 集合名詞 + of + 複数名詞 です。
「of で全体から一部分(ひとかたまり)を切り出す」という 6章全体のイメージとつながっています。

🗂 よく出てくる集合名詞まとめ(ざっくり比較)

集合名詞の形 主な対象 イメージ ミニ例
🐟 a school of 魚・イルカなど「そろって泳ぐ」生き物 きちんと列になって泳ぐ、生徒のような整った群れ 例:a school of fish
🐦 a flock of 鳥・羊・ヤギなど「ふわっと集まる」生き物 空や草原でまとまって動く、もこもこの集団 例:a flock of birds
🐺 a pack of オオカミ・野犬など、狩りをする犬科の動物 ぎゅっとまとまって、役割分担しながら動く集団 例:a pack of wolves
🦁 a pride of ライオン 誇り高くて堂々とした、王様のようなグループ 例:a pride of lions

🌟 どこまで覚えれば十分?(重要度ガイド)

このセクションは「【発展】」なので、テストで必須というよりは 話せると一歩レベルアップする表現だと思ってOKです。

  • まずは:a school of fisha flock of birds だけ押さえれば十分 👍
  • 余裕があれば:a pack of wolvesa pride of lions も「通っぽい表現」として覚える

ここで扱った表現はすべて、形としては a + 集合名詞 + of + 複数名詞 という 「部分を表す of」の応用バージョンです。
「全体(たくさん)を、of でひとかたまりとして切り出す」という 6章のゴールが、 だいぶクリアに見えてきたのではないでしょうか 😊

7. 日付・時期を表す of

the 5th of May のように、カレンダーの日付the summer of 2020 のような ある年の季節・時期 を表すときにも of が活躍します。
「年や月といった大きな時間」の中から、「特定の日・季節」という 一部分をすくい取る イメージをつかむのがポイントです。

自分の誕生日や、大切な記念日を英語で言えるようになると、 「英語で自分のストーリーを語れる感覚」がグッと高まります。ここではそのための土台をつくっていきましょう 😊

Lesson 098 / 7
Dates and periods with of: a calendar highlighting the 5th of May, and a timeline highlighting the summer of 2020

「年・月」という大きな時間の中から、「特定の日・季節」を of で切り取るイメージ

🧠 やさしい導入:時間の「全体」から「一部」をすくい取る of

6章で学んだ「部分を表す of」を、今度は「時間」にそのまま応用したのがこのセクションです。
年・月(=大きな時間の器)から、特定の日・季節(=中身の一部)をすくい取る感覚でとらえましょう。

日付(1日を切り取る)

the 5th of May

「5月という月」から「5日」という1日を切り取った形。

= 5月5日

季節・時期(ある時期を切り取る)

the summer of 2020

「2020年という年」から「夏の時期」を切り取った形。

= 2020年

💡 日付・時期どちらでも共通しているのは、
「A(切り取られた部分) of B(大きな時間の枠)」という「部分を表す of」の発想だという点です。

7. 日付・時期を表す of の学び方ガイド

  • 7-1. カレンダーの日付:the 5th of May
    基本 誕生日や記念日など、具体的な日付を表すときの the + 序数 + of + 月 のパターンを確認します。
    ※ アメリカ式 May 5 との違いもあわせてチェックします。
  • 7-2. 年・季節・時期を表す of:the summer of 2020
    応用 the summer of 2020 のように、「いつの夏?いつの冬?」と 時期を切り取って表現する of の使い方を学びます。
    自分の人生の「忘れられない夏・冬」を英語で語る準備にもなります。
  • 🧠 学習のヒント:自分の「記念日」から覚えよう
    いきなりたくさんの日付を覚えなくても、まずは 自分の誕生日大切な1日だけ the 〜 of 〜 で言えるようにするのがおすすめです。
    心理学的にも、「自分に関係のある情報」から覚えると、記憶に残りやすくモチベーションも続きやすいと言われています ✨

7-1. カレンダーの日付:the 5th of May

日本語の「5月5日」は、英語では May 5(th) と言うこともあれば、 the 5th of May と言うこともあります。ここでは、「of でつなぐ日付」に注目して、 カレンダーの日付をスマートに言えるようにしていきましょう 🗓️

ポイントは、May(5月)という大きな時間の箱の中から、 the 5th(5番目の日)という一部分を取り出すイメージです。
誕生日や記念日を the 〜 of 〜 で言えるようになると、 「英語で自分の人生カレンダーを語れる」感覚がグッと高まりますよ 😊

Lesson 098 / 7-1
Date Concept: A large calendar page for 'MAY' as a container, with the number '5' being lifted out like a puzzle piece

「5月(全体)」という箱から、「5日(部分)」を取り出すイメージ

🧩 「5月という箱の中の5番目」= the 5th of May

日本語の「5月5日」は、 5月(大きい単位)5日(小さい単位) の順で言います。

the 5th of May は少し視点が違っていて、 the 5th(5番目の日) を先に言ってから、 of May(5月という箱の中の) とつなぎます。

つまり、「5月という全体の中の5番目の一日」というイメージ。
of は「〜の中の一部」をすくい取るスプーンのような役割だ、とふんわり覚えておくと楽になります 🥄

📐 基本パターン:the + 序数 + of + 月

カレンダーの日付を of で表すときの基本形は、次の通りです。

基本形: the + 序数(1st, 2nd, 3rd, 4th, ...) + of + 月
  • the 1st of January(1月1日)
  • the 3rd of April(4月3日)
  • the 5th of May(5月5日)
  • the 25th of December(12月25日)

※ 「1番目、2番目、3番目…」のような数え方を序数(ordinal number)と言います。 ここでは、日付でよく見る 1st / 2nd / 3rd / 4th / 5th / 21st / 31st などに慣れていきましょう。

📝 日本語の「〜月〜日」と英語の形を見比べよう

日付の言い方はいくつかバリエーションがありますが、ここでは 「このレッスンの主役」である the 〜 of 〜 と、 よく見かける書き方を並べてみます。

日本語 このレッスンの主役(of を使う形) よく見る書き方(参考) 読み方のイメージ
🎏 5月5日 the 5th of May May 5(th) the fifth of May / May fifth
🎂 4月3日 the 3rd of April April 3(rd) the third of April / April third
🎄 12月25日 the 25th of December December 25(th) the twenty-fifth of December / December twenty-fifth

アメリカ英語では May 5 のように書くことが多く、イギリス英語では the 5th of May がよく使われます。どちらも正しいので、 このレッスンでは 「of を使うパターン」に集中して感覚をつかみましょう。

💬 例文で感覚をつかもう!(カレンダーの日付)

日付表現 肯定文 誕生日

My birthday is on the 3rd of April .

(私の誕生日は4月3日です。)

🎂 My birthday is on the 3rd of April. の形ごと覚えてしまうのがおすすめです。

on + the 3rd of April で「4月3日に」を表します。
on をつけるのを忘れがちなので、 My birthday is on... から始まる形としてセットで覚えましょう。

日付表現 肯定文 テスト・予定

The exam is on the 10th of June .

(テストは6月10日にあります。)

📅 「〜は◯月△日にある」は The + イベント名 + is on the 〜 of 〜. の型でまとめてしまうと便利です。

例:The meeting is on the 2nd of March.
毎回ゼロから組み立てるより、The exam is on the 10th of June. を丸ごとストックしておくと会話でもサッと言えるようになります。

日付表現 肯定文 恋愛・記念日

Our first date was on the 14th of February .

(私たちの初デートは2月14日でした。)

💕 バレンタインデー(2月14日)は、世界中で「特別な日」として使われることが多いです。

こうした「思い出のある日付」を英語で言えると、 英語が自分のストーリーとつながるので、学習のモチベーションもグッと上がります。
あなたにとって大切な日を、同じ形で英語にしてみましょう。

日付表現 肯定文 学校行事

The school festival is on the 1st of November .

(文化祭は11月1日にあります。)

🏫 学校のイベント名を変えれば、The sports day is on the 1st of November. のように応用できます。

The + 行事名 + is on the + 日付 のワンパターンにしてしまうと、 実際の会話やメールでも迷わず使えるようになります。

⚠️ よくあるミスを先にチェックしておこう

日付表現では、theofonうっかり落としてしまうケースがとても多いです。代表的なパターンを先に見ておきましょう。

  • My birthday is on 3rd of April.
    My birthday is on the 3rd of April.
    the を忘れないのがポイントです。
  • The exam is on 10th of June.
    The exam is on the 10th of June.
  • the May 5
    May 5 または the 5th of May
    the をつける位置が変わると、ネイティブから見ると不自然な形になってしまいます。
  • on May 5th of のように of の位置が迷子になる
    → このレッスンではまず、on the 〜 of 月 の形を優先して身につけましょう。

📝 ミニ練習:日本語から the 〜 of 〜 にしてみよう

ここでは、答えも一緒に書いてある「確認用ミニ練習」です。自分の頭の中で英語にしてみてから、 下の答えを見て「合っていたかな?」と比べてみましょう。

  • 1)こどもの日:5月5日
    👉 the 5th of May
  • 2)クリスマス:12月25日
    👉 the 25th of December
  • 3)元日:1月1日
    👉 the 1st of January

ここでのゴールは「全部暗記すること」ではなく、 the + 序数 + of + 月 のリズムに慣れることです。
声に出しながら読んでみると、さらに記憶に残りやすくなります 🔁

🌟 学習のコツ:自分の「特別な日」から覚えると続きやすい

日付表現は、全部いっぺんに覚えようとすると大変に感じてしまいます。でも、心理学の研究では、 自分に関係の深い情報(誕生日・記念日など)は特に記憶に残りやすいことがわかっています。

  • まずは、自分の誕生日を My birthday is on the 〜 of 〜. で言えるようにする。
  • 次に、忘れられない日(合格発表の日・初デートの日など)を英語で言ってみる。

こうして 「自分の物語」に関わる日付から少しずつ増やしていくと、 英語が単なる勉強ではなく、あなた自身の人生とつながった「大事な道具」になっていきます。
今日このセクションを読み終えた時点で、あなたのカレンダーにはもう、 英語で書かれた特別な日が増え始めていますよ ✨

7-2. 🌻 年・季節・時期を表す of:the summer of 2020

the summer of 2020 のように、 「いつの夏?いつの冬?」と 時期をピンポイントで指定したいときにも of が活躍します。
2020年という大きな時間の箱から、 「その年の夏」という一部分of で切り取っているイメージです。

自分の受験の年、留学した年など、「人生のターニングポイントになった年の夏・冬」を英語で語れるようになると、 ぐっと「英語でストーリーを話している感覚」が出てきます。

A calendar and timeline where the 5th of May and the summer of 2020 are highlighted to show how 'of' picks out a specific day or season from a larger year or month.

「年・月」という大きな時間の中から、「ある夏」「ある日」を of で切り取るイメージ

⏰ 基本パターン:「いつの〜?」をハッキリさせる of

時期を表す名詞(summer, winter, spring, fall, holiday, night など)と 「いつの?」を表す名詞(2020, that year, my childhood など)を of でつなぎます。

📐 基本文型

the + 時期名詞 + of + 年・時期

  • the summer of 2020
  • the winter of 1995
  • the night of July 7th
💡 イメージ

時期(summer, winter...) = 「どんな時間帯か」
of + 2020 / that year = 「いつの?」を指定

the summer of 2020 = 「2020年という年の夏」。

思い出 過去

I will never forget the summer of 2020 .

(私は2020年夏を決して忘れない。)
= 2020年という年の夏(あの特別な夏)のこと。

🌻 単に in summer ではなく、どの夏かをはっきり指定したいときに the summer of + 年 を使います。

季節 描写

The winter of 1995 was very cold.

(1995年冬はとても寒かった。)

❄️ 「あの年の冬」と、昔話をするような雰囲気が出ます。 In 1995, the winter was very cold. と言い換えることもできますが、 The winter of 1995 の方が季節そのものを主役にした言い方です。

時期 物語風

I still remember the night of July 7th .

(私は7月7日夜を今でも覚えている。)

🌌 the night of 〜 で「〜という日の夜」。
物語や回想シーンなどでよく出てくる、少ししっとりした表現です。

🔍 「in 2020」と「the summer of 2020」はどう違う?

in 2020 (in) the summer of 2020
年全体
2020年という1年間全体を、ざっくり指す。
年の一部
2020年のあるシーズン(夏)という一部分を切り取る。
In 2020, I worked from home.
(2020年は在宅勤務をしていた。)
I met her in the summer of 2020.
(彼女と出会ったのは、2020年の夏だった。)

💡 of は「大きな時間(year)」から「特定の時期(summer)」を 部分として取り出すイメージで使われます。

【ミニ練習】あなたの「〇〇年の夏/冬」を英語にしてみよう

次の日本語を、自分の年・季節に置き換えて英語にしてみましょう。

  • 「私は2020年の夏を決して忘れない。」
  • 高校3年の冬は本当に大変だった。」

例)
I will never forget the summer of 2020. The winter of my final year in high school was really hard.

Point the summer / winter / spring / fall of 〜型ごと丸暗記すると、別の年にもすぐ応用できます。

8. 分量や内容を表す of(どのくらい?何が入っている?)

a lot of coffeea number of studentsa box of chocolates のように、
「どのくらいの量か」「その中身は何か」を説明するときにも of が活躍します。

セクション6では「部分・単位」、セクション7では「時間の一部分」としての of を見てきました。
このセクション8では、「分量(ボリューム)」「中身(コンテンツ)」に注目して、 日常会話でよく使う表現を一気に整理していきましょう。

Lesson 098 / 8

🧠 やさしい導入:「量のラベル」と「中身」をつなぐ of

a lot ofplenty of は、「たくさん」という 量のラベルです。
また a box of chocolatesa bag of rice のように、 入れ物中身 をつなぐ役目もあります。

どちらの場合も、A of B = 「B という中身をもった A」 というイメージで考えるとスッキリします。
「どのくらい?(量)」と「何が入っている?(内容)」を同時にイメージしながら読めるようになると、 英文の理解スピードがグッと上がりますよ。

Labels like 'a lot of' and containers like 'a box' attached to contents such as coffee, books, and chocolates

「量のラベル(a lot of / a bit of)」や「入れ物(a box / a bag)」から、 中身(coffee / books / chocolates)へ矢印が伸びるイメージ

量のラベル
a lot
(たくさんの〜)

of
中身
friends
(友達)
a lot of friends = 「たくさん友達」

💡 このセクションでは、「どのくらい?」(分量)と 「中に何が入っている?」(内容)という2つの視点から of を眺めていきます。
6・7章までの「部分」「時間」とあわせて、of の世界地図がだいぶ埋まってきますよ。

8. 分量や内容を表す of の学び方ガイド

8-1. 📏 ざっくりした量(a lot of / plenty of / a bit of)

「たくさん」「十分ある」「ちょっとだけ」——。
日常会話では、many / much よりも、 a lot of / plenty of / a bit of のほうがよく使われます。

このセクションでは、3つの「ざっくり量」のイメージとニュアンスを整理して、 会話で即使えるレベルまで引き上げていきましょう 💬

Lesson 098 / 8-1
A gauge showing a bit of, some, a lot of, plenty of as increasing levels of amount

左から右へ「量のメーター」が増えていくイメージ:
a bit of(少し) → some → a lot of(たくさん) → plenty of(十分すぎるくらい)

🧠 3つの「ざっくり量」をざっくりつかむ

まずはイメージから押さえましょう。

たくさん a lot of / lots of

めちゃめちゃよく使う「たくさんの〜」。
会話でも文章でも万能選手。

中〜大くらい

十分 plenty of

「必要な分は余裕であるよ」というニュアンス。
量+「足りてる・心配いらない」気持ちも含む。

大きめ(十分+α)

少し a bit of / a little bit of

「ほんの少し」「ちょっとだけ」。
遠慮がちなやわらかい言い方。

小さめ

💡 3つとも of の後ろに「中身(名詞)」が来るという形は共通です。
例)a lot of people, plenty of time, a bit of sugar

⚙️ 文法のコツ:可算/不可算どちらにも使える&動詞は「名詞」に合わせる

✅ 可算名詞・不可算名詞どちらも OK

  • 可算:a lot of books(たくさんの本)
    books が複数形
  • 不可算:a lot of water(たくさんの水)
    water は数えられない名詞

✅ 動詞は「後ろの名詞」に合わせる

  • A lot of people are here.
    (たくさんの人いる)→ people は複数
  • A lot of water is here.
    (たくさんの水ある)→ water は単数扱い

💡 「a lot of」がついていても、文法上の主語は後ろの名詞側と考えると、動詞の形を選びやすくなります。

a lot of 可算名詞 会話で頻出

I have a lot of friends in this city.

(私はこの街にたくさんの友達がいる。)

💬 many friends でも OK ですが、会話では a lot of friends のほうが自然でやわらかい響きになります。

a lot of 不可算名詞 宿題

We have a lot of homework today.

(今日は宿題がたくさん出ている。)

📚 homeworks とは言えないので、a lot of homework のように「ざっくり量」で表すのが基本です。

plenty of 安心感 時間

We have plenty of time before the meeting.

(会議まで時間はたっぷりあるよ。)

plenty of は「十分にたくさんあって、心配いらないよ」というポジティブなニュアンスを含みます。
単に量だけを言う a lot of よりも、「足りてる感」が強めです。

a bit of 少量 やわらかい表現

Could I have a bit of sugar in my coffee?

(コーヒーにお砂糖を少しだけ入れてもらえますか。)

🍬 a little よりも、a little bita bit of のほうが 会話ではよく使われる「やわらかいお願い」の言い方です。

🎯 ミニまとめ:とりあえずここだけ!

  • a lot of / lots of =「たくさんの〜」:可算・不可算どちらにも使える、会話の基本表現。
  • plenty of =「十分すぎるくらいたくさんの〜」:足りてる感 を出したいとき。
  • a bit of / a little bit of =「少しだけの〜」:丁寧に・やわらかく言いたいときに便利。

8-2. 🔢 数を強調する量:a number of / dozens of

「かなり多い」「数十もの〜」と言いたいとき、a lot of だけでは少し物足りないことがあります。
そんなときに便利なのが、 a number ofdozens of です。

どちらも「多さ」を表しますが、文法ルールニュアンス(どれくらい多いか) が少し違います。
ここで一度整理して、レベル高めの「たくさん表現」を使いこなせるようになりましょう ✨

Lesson 098 / 8-2
Bar chart showing a few people, a number of people, and dozens of people as increasing groups

左:少人数 → 中:a number of people(かなりいる)→ 右:dozens of people(数十人レベルで大勢)というイメージ

🧠 「どれくらい多い?」a number of と dozens of のイメージ

まずは、2つの表現をざっくりイメージでつかみましょう。

かなり多い a number of + 複数名詞

「いくつか」「かなり多くの」という意味。
少なくはないけど、「数十」レベルまで強調しない、落ち着いた言い方。

  • 意味:≒ many
  • ニュアンス:そこそこ多い
数十レベル dozens of + 複数名詞

「数十の〜」「何十もの〜」。
dozen = 12 が元になっていて、「12が何セットも」というイメージ。

  • 意味:数十の〜
  • ニュアンス:驚き・強めの「いっぱい!」

💡 どちらも of の後ろに「中身(複数名詞)」が来る点は同じです。
例)a number of people(かなり多くの人々)、dozens of emails(数十通ものメール)

⚙️ 文法のコツ:a number of / the number of / dozen の使い分け

① a number of + 複数名詞 + 複数動詞

  • a number of students are ...
    主語は students(複数)なので動詞も複数形。
  • 意味は ≒ many students(多くの学生)

② the number of + 複数名詞 + 単数動詞

  • The number of students is ...
    主語は the number(数そのもの)なので動詞は単数形。
  • 意味:〜の数(「いくつあるか」を話題にしている)

③ dozen / dozens of の基本

  • a dozen eggs = 12個の卵
  • two dozen eggs = 24個の卵(dozen はそのまま)
  • dozens of eggs = 数十個の卵(「12のセットが何個も」)

💡 dozens of は「数十〜」「たくさん〜」をかなり強調した表現です。
正確な数よりも「うわ、すごい量!」という感覚を伝えます。

a number of 複数動詞 学校

A number of students are absent today.

(かなり多くの生徒が、今日は欠席している。)

ポイント:

  • students が複数なので、動詞は are(複数形)。
  • 「多くの生徒」という意味で、Many students are ... とほぼ同じニュアンスです。
the number of 単数動詞 統計

The number of students is increasing every year.

(学生の数は毎年増えている。)

📊 ここで話しているのは「学生そのもの」ではなく「学生の数」という1つの数字なので、動詞は is(単数)になります。
the number of 〜 = 「〜の数」

dozens of 人・メールなど イベント

Dozens of people came to the concert.

(そのコンサートには、数十人もの人が来た。)

🎵 dozens of は「数十〜」「何十もの〜」という、少しオーバー気味の強い言い方です。
「思ったよりたくさん来た!」という驚きをこめたいときにぴったりです。

dozens of メール 仕事

I get dozens of emails every day.

(私は毎日、何十通ものメールを受け取る。)

📧 正確に「30通」「40通」と言いたいわけではなく、
「とにかく多い!」「メールだらけ!」という感覚を伝えるのに便利な表現です。

🎯 ミニまとめ:数を強調したいときの of

  • a number of + 複数名詞 = 「かなり多くの〜」
    動詞は 複数形(主語は後ろの名詞)。
  • the number of + 複数名詞 = 「〜の数」
    動詞は 単数形(主語は the number)。
  • dozens of + 複数名詞 = 「数十の〜」「何十もの〜」
    正確な数ではなく、「思った以上に多い!」という気持ちを強く伝えたいときに使う。

8-3. 🍫 箱・袋・皿の中身:a box of chocolates

a box of chocolates(チョコレートの箱)や a bag of rice(米袋)のように、
「容器・入れ物」「中身」をセットで表すときにも of が使われます。

ここでは、「箱(外側)」に注目するのか、「チョコ(中身)」に注目するのかという 英語ならではの視点をつかみながら、
プレゼントや食べ物の話でよく使う a box of 〜 / a bag of 〜 / a plate of 〜 をまとめてマスターしていきましょう 🍽️

Lesson 098 / 8-3
A gift box full of chocolates, a bag full of rice, and a plate full of pasta

「容器(箱・袋・皿)」と「中身(チョコ・米・パスタ)」を of でつなぐイメージ

🧠 「入れ物 of 中身」でひとかたまり

箱や袋・皿などの「入れ物」と、その中身をセットで言いたいときは、

a box / a bag / a plate / a bowl of 中身(複数 or 物質名詞)

例:a box of chocolates(チョコレートの箱) / a bag of rice(米袋) / a plate of pasta(パスタが盛られた皿)など。
「容器の中に中身がいっぱい入っている」様子をひとまとまりで表します。

🎁 「a box of chocolates」と「a chocolate box」は何が違う?

中身に注目 a box of chocolates

「チョコレートの入った箱」= 中身(チョコ)がポイント

  • プレゼント・お土産の話でよく使う
  • 「チョコがたくさん入っている箱」というニュアンス
箱の種類 a chocolate box

「チョコレート用の箱」= 箱のタイプがポイント

  • 中身が入っているとは限らない
  • 「チョコレートを入れるための箱」という説明

💡 of があるかないかで、「中身重視」か「箱そのものの種類」かが変わります。 ここでは of で中身にフォーカスする表現を中心に見ていきましょう。

プレゼント 感謝

She gave me a box of chocolates for my birthday.

(彼女は誕生日に、チョコレートの箱をくれた。)

🎁 a box of chocolates は「チョコが入った箱」というイメージ。
「箱」というよりも「箱詰めチョコのプレゼント」にフォーカスした自然な言い方です。

食材 買い物

We bought a bag of rice at the supermarket.

(私たちはスーパーで米袋を1つ買った。)

🛒 a bag of rice は「米が入った袋」のこと。
a rice bag は「米用の袋」という意味になるので、中身を言いたいときは of を忘れずに。

料理 レストラン

He ordered a plate of pasta for lunch.

(彼は昼食に、パスタの皿を1皿注文した。)

🍝 a plate of 〜 は「〜が盛られた1皿」。
レストランでの注文では、a plate of pastaa plate of salad がよく使われます。

食卓 スープ

There is a bowl of soup on the table.

(テーブルの上にスープの入ったボウルが1つある。)

🥣 a bowl of soup は「スープが入っているボウル1つ」という単位。
日常会話では「スープ1杯」と言いたいときによく使います。

👀 【コラム】「箱が大事?」それとも「中身が大事?」(主語として見るとき)

a box of chocolatesa bag of rice を主語にするとき、 「箱(容器)」として見るか、「中身の集合」として見るかで、感じ方が少し変わります。

① 入れ物として見る(ひとつのモノ)

A box of chocolates is on the table.

「チョコの箱が1つ、テーブルの上にある」というイメージ。
箱1つ=単数 として扱います。

② 中身として見る(たくさんのチョコ)

The chocolates in the box are delicious.

「その箱の中のチョコたちがおいしい」。
主語は The chocolates(複数)なので動詞も複数形になります。

💡 of のフレーズは「中身セットのラベル」のようなものです。
何を主語として意識しているのか(箱/袋/皿なのか、中身そのものなのか)に注目すると、英語の感覚がクリアになります。

✅ ミニまとめ:箱・袋・皿の「中身」を表す of

  • a box / bag / plate / bowl + of + 中身 で、
    「中身が入った入れ物1つ」というイメージ(=ひとかたまりの量)。
  • of があると「中身」重視、ないと「箱の種類・用途」重視になりやすい。
    例:a box of chocolates(チョコが入っている箱) vs a chocolate box(チョコ用の箱)
  • 主語にするときは、
    「箱1つ」なら単数扱い(is)、
    「中のチョコたち」なら複数扱い(are)という視点の違いも意識してみましょう。

8-4. 🌊【発展】抽象的・比喩的な量:a world of difference

a world of difference(天と地ほどの違い)や a sea of information(情報の海)など、
実際には数えられない「大きさ・多さ」を、イメージでふくらませて表すときにも of が使われます。

ここでは、テストというよりは「言えたらカッコいい」表現として、 代表的な比喩的表現を厳選して紹介します。
自分の好きなフレーズを1〜2個だけでも使えるようにしておくと、英語の手ざわりが一気にリッチになりますよ ✨

Lesson 098 / 8-4
A tiny person looking at a huge globe labeled 'difference', a sea of documents, a mountain of tasks

世界・海・山・洪水などのイメージで、「量」や「差」をぐっと大きくふくらませる表現

🧠 パターンはシンプル:「比喩の名詞 of 中身」

抽象的・比喩的な量を表すときは、次のパターンになります。

a world / a sea / a mountain / a flood / a ton … of 名詞 / 動名詞

例: a world of difference(ものすごい違い) / a sea of information(情報の海) / a flood of emails(メールの洪水) など。

💡ポイントは、本当の世界・海・洪水ではなく、「それくらいスゴい量だよ」という気持ちを乗せることです。

差の大きさ フォーマル寄り

There is a world of difference between the two plans.

(その2つの計画の間には、天と地ほどの違いがある。)

🌍 a world of difference は「ものすごい違い」という定番表現。
「ちょっと違う」ではなく「別世界レベルで違う」イメージだと考えるとピッタリです。

大量 やや文学的

We are surrounded by a sea of information these days.

(私たちは今や、情報の海に囲まれている。)

🌊 a sea of 〜 は「〜の海」。
情報だけでなく、a sea of people(人の海)など、「多すぎて圧倒される」ニュアンスが出ます。

一気に押し寄せる量 ややネガティブ

I received a flood of emails after the meeting.

(会議のあとで、メールの洪水のように大量のメールが届いた。)

🌧️ a flood of 〜 は「〜の洪水」。
a flood of complaints(クレームの洪水)のように、 一気にドッと押し寄せてくる感じを強く表します。

積み上がる量 口語

I have a mountain of homework to do tonight.

(今夜は山のような宿題がある。)

🏔️ a mountain of 〜 は「山のような〜」。
a mountain of work(仕事の山)のように、量が多くて気が重いときによく使われます。

強い口語 インフォーマル

I have a ton of work to finish today.

(今日は終わらせなきゃいけない仕事がめちゃくちゃたくさんある。)

⚖️ a ton of 〜 は直訳すると「1トンの〜」ですが、
実際には「すごくたくさんの〜」というかなりくだけた口語表現です。

🗂 よく使う比喩的な量の of 表現(ざっくり比較)

表現 直訳イメージ ニュアンス ミニ例
🌍 a world of 世界一つ分 とても大きな差・違い 例:a world of difference
🌊 a sea of 〜の海 多すぎて圧倒される量 例:a sea of information
🌧️ a flood of 〜の洪水 一気に押し寄せてくる大量 例:a flood of emails
🏔️ a mountain of 〜の山 積み上がった量(大変さ強め) 例:a mountain of homework
⚖️ a ton of 1トン分 めちゃくちゃ多い(砕けた話し言葉) 例:a ton of work

💡 全部覚える必要はなく、まずは「a world of difference」と、自分がよく使いそうな1つだけでもOK。
「ちょっと多い」ではなく「とんでもなく多い/違う」と感じたときに、ぜひ思い出してみてください。

✅ ミニまとめ:抽象的・比喩的な量を表す of

  • a world / a sea / a flood / a mountain / a ton + of + 名詞 で、 「すごく大きい量・差」をイメージでふくらませる。
  • a world of difference(天と地ほどの違い)は、会話でも文章でも使いやすい万能フレーズ。
  • 日常会話では「大変さ」や「圧倒される感じ」をこめて、 a sea of 〜 / a flood of 〜 / a mountain of 〜 などを1つ混ぜられると、表現力が一段アップします 🌟

9. 材料を表す of(何でできている?)

a table of woodbe made of wood のように、 「何でできているか(素材・材料)」を表すときにも of が活躍します。
それは「箱の中身(a box of chocolates)」ではなく、「そのものを形作っている材料」を指す of です。

このセクションでは、机・指輪・料理・人の性格まで、 「中身」ではなく「素材」にフォーカスして of の世界を見ていきましょう。

Lesson 098 / Section 9
Materials: A wooden table, a gold ring, and a chocolate bar labeled with 'wood', 'gold', 'chocolate'

「箱の中身」ではなく、「その物を形作る素材(wood / gold / chocolate)」に注目するイメージ

🧠 「中身の of」「材料の of」「部分の of」を整理しよう

タイプ イメージ
☕️ 中身を表す of
(Section 8)
a cup of coffee
a box of chocolates
カップや箱の「中身」
🪵 材料を表す of
(Section 9)
a table of wood
be made of glass
物そのものの「素材」
🏠 部分を表す of
(Section 6)
the roof of the house
the top of the page
全体の中の「部品」

💡 このセクション9では、とくに真ん中の 材料を表す of にフォーカスして、「何でできているか」を言い分ける感覚を育てていきます。

9. 材料を表す of 用途別ナビ

まずは「見た目で分かる素材」から始めて、料理の材料、そして性格を材料にたとえる比喩表現まで、ステップアップしながら学んでいきます。

9-1. 🔨 形がそのまま見える材料:made of wood

机・指輪・家・コップなど、見た目で「何でできているか」が分かるものは、 be made of 〜a 〜 of 〜 で「材料」を表せます。
ここでは、 形がそのまま残っている材料 に使う of の感覚をつかんでいきましょう。

次のセクション9-2では made from とのニュアンスの違いも扱いますが、まずは 「見た目で分かる素材」= made of という太い軸をしっかり作るのが目標です。

Lesson 098 / 9-1
Materials: A wooden table, a gold ring, a glass window, and a stone house with labels wood, gold, glass, stone

触ったり見たりすると「木だ」「金だ」「ガラスだ」と分かるタイプの素材に注目します

🧱 「箱の中身」ではなく「素材」そのものを表す of

a box of chocolates は「箱(容器)の中身」を表す of でしたね(Section 8)。
一方、このセクションでは 物そのものを作っている材料 を表す of を扱います。

基本 be made of

This table is made of wood.

「この机は木でできている
見た目で素材が分かるときの王道表現。

名詞+of

a table of wood

「木製の机」。
説明文や文学的な文で見かける言い方。

形容詞

a wooden table

「木の机」。
素材をサラッと言うときの便利な形容詞表現。

💡 日常会話では be made of 〜 を中心に覚え、余裕があれば a 〜 of 〜wooden / glass / gold なども少しずつ広げていくイメージでOKです。

家具 基本

This table is made of wood .

(この机は木でできています。)

🪵 触れば木だと分かる、見た目そのままの素材です。
be made of wood は頻出パターンなので、丸ごとセットで覚えてしまいましょう。
アクセサリー 素材

The ring is made of gold .

(その指輪は金でできています。)

💍 金・銀・鉄などの金属も、見ただけで素材が分かるので made of を使うのが基本です。
「金の指輪」と言いたいときは a ring of golda gold ring と言うこともできます。
建物 現在

Their house is made of stone .

(彼らの家は石でできています。)

🏰 壁を見れば「石でできている」と分かるタイプなので made of stone
「石造りの家」というイメージをそのまま英語に移した形です。
建物 複数主語

The walls are made of glass .

(その壁はガラスでできています。)

🪟 主語が The walls(複数)なので are made of になる点に注目。
「素材」+ of の感覚は同じです。

ミニまとめ:形が見える素材の of

  • 見た目で素材が分かるもの(木・金属・石・ガラスなど)には be made of 〜 が基本。
  • 文語的・説明的に言いたいときは a 〜 of 〜 も使える(a table of wood など)。
  • 「箱の中身(a box of chocolates)」との違いは、 of の後ろが「中身」か「素材」か を意識するとスッキリ。

次の 9-2 では、made ofmade from のニュアンスの違いを、 飲み物や加工食品を例に見ていきます。

9-2. 🧪 形が変わった材料:made from & of のニュアンス

ブドウ → ワイン、木 → 紙、牛乳 → チーズ のように、 元の材料の形が変わってしまう場合にも of が登場します。
このときよく使われるのが be made from 〜be made of 〜。 どちらも「〜から作られている」ですが、 見た目で材料が分かるかどうか でニュアンスが変わります。

セクション9-1の made of(形がそのまま見える)に対して、 ここでは 「形が変わった材料」を中心に、made from を軸に整理していきます。

Lesson 098 / 9-2
Material Change: Grapes turning into wine, Wood turning into paper, Milk turning into cheese

🧪 元の材料(ブドウ・木・牛乳)の「形」が変わって、別のものになったイメージです

🔍 まずは 9-1 との違いをおさらい

9-1 made of

形がそのまま見える素材

This table is made of wood.

👀 見た目で「木だな」と分かる。
石の家・ガラスの壁・金の指輪など。

9-2 made from

形が変わってしまった材料

Wine is made from grapes.

🧪 パッと見ても「ブドウだ」とは分からない。
ワイン・紙・チーズ・プラスチックなど。

💡 シンプルな軸としては、 「原型が分かる → made of」「原型が分からない → made from」 をまず覚えておくと安心です(実際の英語では多少ゆれもあります)。

⚖️ made of / made from を一気に比較

パターン イメージ 代表例
見た目そのまま
be made of 〜
・見たり触ったりすると素材が分かる
・形は変わっていない
made of wood
made of glass
made of gold
形が変わる
be made from 〜
・加工されて元の形が分からない
・「材料 → 別のもの」に変身
made from grapes
made from wood
made from milk

※ 日常会話では from を中心に押さえておけば OK。教科書・試験では上の軸で見分ける問題がよく出ます。

飲み物 基本

Wine is made from grapes .

(ワインはブドウから作られます。)

🍷 ワインを見ても、もうブドウの形は残っていませんよね。
そのため、made from grapes が自然です。
素材 加工

Paper is made from wood .

(紙は木から作られています。)

📄 紙だけを見ると木の形は残っていないので、 made from wood が教科書的な答えです。
「木製の机」は made of wood と比べると違いがはっきりします。
食べ物 加工食品

Cheese is made from milk .

(チーズは牛乳から作られています。)

🧀 牛乳が発酵して全く別の形・味になっているので made from milk
飲み物や食べ物で「原材料」からできたものは、まず made from をイメージすると分かりやすいです。
科学 素材

Plastic is made from oil .

(プラスチックは石油から作られています。)

🛢 石油もプラスチックも見た目がまったく違うため、 made from oil が自然です。

【コラム】グラデーションで考えると気がラクになる

実際の英語では、文脈や話し手の「どこを強調したいか」によって、 made ofmade from の使い分けにグラデーションがあります。

  • 「見た目そのまま」「触れば素材が分かる」→ made of が基本
  • 「元の形は想像するしかない」「すっかり変身している」→ made from が基本
  • 試験・教科書ではこの2本の軸で出題されることが多いので、 まずはここを押さえておけば十分です。

迷ったときは、「これ、見ただけで元の材料が分かるかな?」と自分に質問してみましょう。
分かるなら made of 寄り、分からないなら made from 寄り、と 直感でざっくり判断できれば OK です 😊

ミニまとめ:形が変わった材料の of

  • 原型が分からないくらい加工された材料には、 be made from 〜 を使うのが基本。
  • 食べ物・飲み物・紙・プラスチックなどは made from の代表例。
  • 「見た目そのまま」= made of、「変身している」= made from というイメージを持っておけば、多くの場面で迷わなくなります。

次の 9-3 では、「材料」が単なる物質に限らず、 「チームワーク」「努力」などの抽象的なものになる場合の表現も見ていきます。

9-3. 🍲 食べ物・飲み物の材料:a cake made of rice / soup of vegetables

食べ物や飲み物の説明でも、of「何でできているか(材料)」を伝える役割を持ちます。
be made of / from で材料を説明したり、 soup of vegetables のように 「〜入りの料理」をメニュー風に言ったりするのがポイントです。

日常会話だけでなく、レストランのメニューや料理番組でもよく出てくる表現なので、 「自分の好きな料理」を題材にしながら身につけていきましょう 😊

Lesson 098 / 9-3
Food Materials: Rice turning into cake, Vegetables turning into soup, Cocoa turning into hot chocolate

お皿の上の料理が「何からできているか」を、of でていねいに説明するイメージです

🍽️ 料理でよく出る「材料の of」3パターン

食べ物・飲み物では、次のような形で of が登場します。

① 主材料

a cake made of rice

「お米でできたケーキ」のように、
主な材料を説明する形。

② 中身・具材

soup of vegetables

「野菜のスープ」=
野菜がたっぷり入ったスープ、というイメージ。

③ セットで覚える料理名

a salad of fresh vegetables

メニュー英語やレシピでよく見る、
ちょっとおしゃれな言い方です。

💡 「何からできているのか」「どんな具が入っているのか」を、 of でふんわり説明するのがこのセクションのイメージです。

📋 メニュー風に整理:どんなときにどの形?

意味のイメージ 料理の例
🧁 a cake made of 〜 主な材料を説明する。
「〜でできたケーキ」。
例:a cake made of rice
(米粉ケーキ・お米のケーキ)
🥤 a drink made from 〜 材料の形が変わる飲み物。
「〜から作られた飲み物」。
例:a drink made from soybeans
🍲 soup / salad / dish of 〜 中身・具材をメニュー風に紹介。
「〜のスープ/〜入りのサラダ」。
例:soup of vegetables
例:a salad of tomatoes and cucumbers

日常会話では vegetable souptomato salad のように言うことも多いですが、 soup of 〜 / salad of 〜 はメニュー・レシピでよく見かける表現です。

ケーキ 主材料

This is a cake made of rice .

(これはお米で作られたケーキです。)

🧁 「米粉ケーキ」や「お米のケーキ」のように、 a cake made of rice で主な材料をていねいに説明できます。
さらに詳しく言いたければ、made from rice flour のようにしても OK です。
スープ 具だくさん

I ordered a soup of vegetables .

(私は野菜のスープを注文しました。)

🍲 vegetable soup でも OK ですが、 a soup of vegetables と言うと、メニューの説明っぽい少し丁寧な響きになります。
「野菜からできているスープ」というニュアンスも含みます。
サラダ 組み合わせ

We had a salad of tomatoes and cucumbers .

(私たちはトマトとキュウリのサラダを食べた。)

🥗 「〜のサラダ」をメニュー風に説明する形です。
a salad of fresh vegetables(新鮮な野菜のサラダ)などもよく見かけます。
飲み物 材料

This is a drink made from soybeans .

(これは大豆から作られた飲み物です。)

🥛 中身を見ても「大豆そのもの」には見えないので、 made from soybeans が自然です。
「豆乳」「大豆飲料」のようなイメージで使えます。

【コラム】soup of / soup with / vegetable soup の違いは?

実際の会話では、同じ意味でもいろいろな言い方ができます。 ニュアンスの違いをざっくり押さえておきましょう。

vegetable soup

一番シンプルな言い方。
「野菜スープ」という料理名そのもの。

soup of vegetables

メニュー・レシピでやや丁寧な言い方。
「野菜からできているスープ」という説明的な響き。

soup with vegetables

「野菜が入っているスープ」というイメージ。
具の一つとしての野菜にフォーカス。

学習の入り口としては、 vegetable soup(基本)+ soup of vegetables(メニュー風) の2つを押さえておくと、かなり読み取りやすくなります。

ミニまとめ:食べ物・飲み物の「材料の of」

  • a cake made of 〜 で「〜で作られたケーキ」と主材料を説明できる。
  • soup / salad / dish of 〜 はメニューやレシピでよく見かける、 「〜のスープ/〜のサラダ」という少し丁寧な言い方。
  • vegetable soup などの「形容詞+名詞」と合わせて、 同じ料理をいろいろな角度から言い換えられるようになると表現力が一気にアップします。

自分の好きな料理を1つ決めて、 a cake made of 〜a soup of 〜 で言い換えてみると、記憶に残りやすくなりますよ 🍛

9-4. 💛【発展】性質を「材料」に見立てる:a heart of gold

ここでは、ものの材料ではなく、 「性格・性質」そのものを材料に見立てる表現を見ていきます。
a heart of gold は、文字通り「金でできた心」ではなく、 「金のように価値のある優しさで満ちた心」という比喩です。

目に見えない性質を「何でできているか?」という発想で表現できると、 英語で気持ちをドラマチックに描写する力が一段アップします ✨

Lesson 098 / 9-4
Heart of Gold: A glowing golden heart and a heavy stone heart, showing personality as different materials

性格や心の性質を、「金」「石」などの材料に見立てて表現するイメージです

💛 「心は何でできている?」という比喩

英語では、人の性格・性質を「何からできているか」という 材料のメタファーで表現することがあります。

a heart of gold

「金でできた心」ではなく、 金のように価値のある優しさを持った心。
= とても優しくて思いやりのある人。

a heart of stone

「石の心」= 冷たくて、感情を動かされない心。
= 冷酷で同情心がない人、というネガティブな比喩。

💡 材料(gold / stone)が、そのまま 性質(やさしさ/冷たさ)を象徴するラベル になっている、と考えると理解しやすくなります。

🧩 パターン:a NOUN of + 性質

性質を「材料」に見立てるときは、次のような形がよく使われます。

📐 基本形:

a + (人・心などの名詞) + of + 抽象名詞 / 比喩的な名詞

  • a heart of gold(金のような心=とても優しい心)
  • a man of courage(勇気の人=勇敢な男性)
  • a woman of great kindness(大きな優しさの人=とても優しい女性)

形としては「材料」の of と同じですが、ここでは 性質・価値を材料にした詩的な表現になっている点がポイントです。

性格 賞賛

She has a heart of gold .

(彼女は金のように美しい心の持ち主だ。/とても優しい心を持っている。)

💛 「心の材料が金」という比喩で、 価値のある優しさ・温かさを表します。
「すっごく優しい人なんだよ」と、強くほめるときの定番フレーズです。
性格 批判

He seemed to have a heart of stone .

(彼は石のように冷たい心の持ち主のように見えた。/全く同情心がないように見えた。)

🪨 「石の心」= 何を見ても心が動かないような冷たさの比喩です。
a heart of gold と対になる、 覚えやすいペア表現としてセットで押さえておくと便利です。
人物像 ポジティブ

He is a man of courage .

(彼は勇気ある人だ。/彼は勇気の人だ。)

🦁 a man of courage勇気という「材料」でできた人というイメージ。
他にも a man of honor(名誉を重んじる人)、 a man of his word(約束を守る人)など、
a man / woman of + 抽象名詞 は人物紹介でとてもよく出てきます。
人物像 やさしさ

She is a woman of great kindness .

(彼女はとても優しい女性です。/大きな優しさを持つ女性です。)

🌱 a woman of kindnessgreat を足すことで、 優しさの量をぐっと強調した言い方になります。
フォーマルなスピーチや紹介文などで使われやすい表現です。

🔍 「本当の材料」と「性質としての材料」のちがい

タイプ 意味
🧱 本当の材料(物理的) a ring made of gold
(金でできた指輪)
実際の材料が金。
見た目・触った感じも金そのもの。
💛 性質としての材料(比喩) a heart of gold
(金のような心)
心の中身=金のような「価値の高い優しさ」。
実際に金でできているわけではなく、性格をほめる比喩

💡 見た目が本当に金なのか、それとも 価値・性質を表すための金なのかを意識すると、 文脈からどちらの of かが自然に分かるようになっていきます。

ミニまとめ:性質を「材料」に見立てる of

  • a heart of gold / a heart of stone は、 性格を「材料」で表す代表的な比喩表現。
  • a man / woman of + 抽象名詞 で、 「〜という性質を持つ人」をフォーマルに紹介できる。
  • 「ものの材料」と「性質としての材料」は、 文脈と名詞の組み合わせで見分ける。

まずは a heart of golda heart of stone のペアから、 口に出して何度か言ってみてください。
心の中に「金」と「石」のイメージが浮かぶようになれば、このセクションのゴールはほぼ達成です 💛

10. 関係を表す of(〜の点で/〜に関して/〜について)

ここまでの of は「持ち主」「一部」「材料」「分量」など、モノ同士のつながりを表す用法が中心でした。
このセクションでは、説明・性質・意見どの点で/どのケースに/誰について 当てはまるのかを示す、「観点・適用範囲・話題」を表す of を見ていきます。

〜の点で 〜に関して 〜について の3つを意識すると、読解のスピードがぐっと上がります。

Lesson 098 / Section 10
Central bubble 'Explanation / Opinion' with arrows to 'in terms of age', 'in that case', and 'about her'

「説明や性質」が、年齢の点であるケースに関してある人について 当てはまるイメージ

🧠 やさしい導入:of が指さす「3つの関係」

関係を表す of は、ざっくり言うと「何についての話なのか?」を指さして教えてくれる矢印です。 特に次の3つのパターンを押さえましょう。

🎚 〜の点において

10-1. of age / of importance

18 years of age(年齢の点で18歳)、 be of great importance(重要性の点でとても重要)など、 どんな観点で見ているかを示す of。

〜に関して当てはまる

10-2. be true of / be typical of

The same is true of that case. のように、 どのケース・どのグループにその説明が当てはまるのかを示す of。

💬 〜について(話題)

10-3. opinion of / think of

your opinion of her(彼女についての意見)など、 誰/何について話しているのかという「話題」を示す of。

💡 ポイント:
「〜の」と機械的に訳すのではなく、 〜の点で / 〜に関して / 〜について のどれかに当てはめて読むと、一気に意味がとりやすくなります。

10. 関係を表す of 用途別ナビ

「観点」「適用範囲」「話題」、そして【発展】として「テーマ・論点」を表す of を、4つの小セクションに分けて学びます。

💡 学習のヒント:「of=〜の」から一歩先へ

関係を表す of を読むときは、いったん頭の中で次のように置き換えてみましょう。

  • of age → 「年齢の点で
  • true of that case → 「そのケースに関して当てはまる」
  • opinion of her → 「彼女についての意見」

こうして「どの点で?」「どの場合に?」「誰について?」と意識できると、 of の一つひとつに意味の矢印が見えてくるようになります。

10-1. 🎚 〜の点において:of age / of importance

ここでは of が、年齢や重要度などの 「観点」を指し示す使い方を学びます。
18 years of age は「年齢の点で18歳」、 be of great importance は「重要性の点でとても重要」という意味になります。

ポイントは、「何の点でそう言っているのか?」を意識して読むことです。

Lesson 098 / 10-1
A gauge labeled 'age' and a scale labeled 'importance', both pointing from 'point of view' to a person or topic

「年齢の点で」「重要性の点で」と、どの観点で見ているかを指さすイメージ

🎚 「〜の点で」を表す of:観点マーカー

関係を表す of の中でも、このグループは 「どの観点で、その性質が当てはまるのか」を示します。

  • of age = 年齢の点で(何歳か)
  • of importance = 重要性の点で(どれくらい重要か)
  • of value / of use / of help = 価値・有用性・助けの点で

💡 イメージとしては「in terms of 〜(〜の点で)」「regarding 〜(〜に関して)」に近い働きをします。

🔁 be of + 抽象名詞be + 形容詞 のイメージ

次のように、「be of + 抽象名詞」は、意味としては 形容詞 とほぼ同じ働きをすることが多いです。

of を使った形 ほぼ同じ意味の形容詞 ミニ例文(ざっくり意味)
🎚 be of great importance be very important This issue is of great importance.
(この問題はとても重要だ。)
💎 be of great value be very valuable Her advice is of great value.
(彼女の助言はとても価値がある。)
🧰 be of (no) use be (not) useful This tool is of no use.
(この道具は役に立たない。)
🤝 be of great help be very helpful Your comments were of great help.
(あなたのコメントはとても助けになった。)

💡 フォーマル・書きことば寄りの表現ですが、
「〜の点で見ると、すごく〜だ」というニュアンスが出て、ニュースや論文のような少し硬めの文体になります。

年齢 過去

I got married when I was 18 years of age .

(私は18歳のときに結婚しました。)

🎚 18 years of age = 「年齢の点で18歳」→ 普段の 18 years old よりも少しフォーマルです。

「18歳で」という情報に、年齢という観点をハッキリさせたいときに使われます。

重要性 現在

This issue is of great importance to us.

(この問題は私たちにとって非常に重要です。)

be of great importance = 「とても重要だ」。
「重要性(importance)の点で見て、とても大きい」と評価しているイメージです。

普通の会話なら This issue is very important. でもOKですが、
レポートやプレゼンでは of great importance を使うと、ぐっと書きことばらしくなります。

有用性 感謝

Your advice was of great help to me.

(あなたの助言は私にとって本当に助けになりました。)

🤝 be of great help = 「とても helpful」。
「助けという観点で、とても大きい」という言い方です。

兄弟表現として be of use(役に立つ)、be of no use(役に立たない)もセットで覚えておくと便利です。

🧭 読み方のコツ:「of 〜」をこう置き換えてみよう

of を見たときに、次のように頭の中で一瞬置き換えてみると、意味がつかみやすくなります。

  • 18 years of age → 18 years in terms of age
    (年齢の点で18年)
  • of great importance → great in terms of importance
    (重要性の点で大きい)
  • of great help → great in terms of help
    (助けの点で大きい)

つまり、「何について評価しているのか」を示すのが、このタイプの of です。
「〜の点で」と心の中でささっと言い換えて読んでみてください。

10-2. ✅ 〜に関して当てはまる:be true of / be typical of

ここでは of が、「〜に関して/〜について当てはまる」という 関係を表す使い方を学びます。
be true of 〜 は「〜に当てはまる」、be typical of 〜 は 「〜に典型的だ/〜らしい」という意味になります。

ポイントは、「どの人・どのグループについて言っているのか」を、 of がスッと指し示しているイメージを持つことです。

Lesson 098 / 10-2
A rule or description pointing by arrows to different people or cities, each with a check mark, showing something is true or typical of them

ある説明・性質が「この人たちに」「この都市に」当てはまっているイメージ

✅ 「〜に関して当てはまる」を示す of

of が後ろに置くのは、「その説明が当てはまる対象」です。

  • be true of 〜:〜に当てはまる
    例)This is true of many people.
    (これは多くの人に当てはまります。)
  • be typical of 〜:〜に典型的だ/〜らしい
    例)This kind of weather is typical of Japan.
    (こういう天気は日本に典型的です。)

💡「〜について言えば」「〜のケースでは」と、心の中で in the case of 〜 に置き換えてみると、 意味がとても取りやすくなります。

📊 be true ofbe typical of のざっくり比較

表現 意味(ニュアンス) よく一緒に使う主語
be true of 〜 〜に関して正しい / 当てはまる
→ 「その特徴・説明は、〜にも言える」
a rule, this statement, the same explanation, this is / that is など
🧭 be typical of 〜 〜に関して典型的 / 〜らしい
→ 「これぞまさに 〜!」という感じ
this behavior, this custom, this kind of weather, him / her など

📌 どちらも「of + 対象」で、「その説明が当てはまる相手」をセットで覚えるのがコツです。

be true of ケース

The same explanation is true of that case .

(同じ説明が、その場合にも当てはまります。)

🧪 be true of 〜 は、「〜にも同じことが言える」という意味です。
文章全体は「そのケースの場合でも、この説明は正しい」というニュアンスになります。

be true of グループ

This is especially true of young people .

(これは、特に若い人たちに関して当てはまります。)

🎯 「特に若者にとってそうだ」というときの定番表現です。
This is (also) true of 〜. の形は、スピーキングでも覚えておくととても便利です。

例:This is also true of our company.(これは私たちの会社にも当てはまります。)

be typical of 場所

Heavy traffic is typical of Tokyo .

(激しい交通渋滞は、東京ではよくあることです。/東京らしい光景です。)

🧭 be typical of 場所 で「その場所に典型的だ」「その土地らしい」という意味になります。
天気・食べ物・習慣など、ある地域の「らしさ」を説明するときにとてもよく使われます。

be typical of 人柄

It was very kind of him to help you.
That is typical of him .

(君を助けてくれるなんて、いかにも彼らしいね。)

😊 typical of him / her は「彼らしい/彼女らしい」という、人柄をよく知っている感じの表現です。
良い意味でも悪い意味でも使えますが、ここではポジティブな文脈にしています。

🧭 読み替えのコツ:「of 〜」=「〜について言えば」

be true of / be typical of を読むときは、頭の中で次のように置き換えてみましょう。

  • This is true of young people.
    → This is true when it comes to young people.
    (若者について言えば、これは当てはまる。)
  • Heavy traffic is typical of Tokyo.
    → Heavy traffic is typical when it comes to Tokyo.
    (東京のことを言うなら、渋滞は「いかにも」だ。)

つまり、「〜について言えば」「〜のケースでは」と考えると、of話題の範囲(どこに関しての話か)を示していることがよく分かります。

10-3. 💬 〜について:意見・評価の of

人や物ごとについて 「どう思う?」「どんな評価?」 を表すときも of がよく使われます。
opinion / view / impression / think / speak などの「意見・評価」を表す語に続く of は、 「その意見の対象(〜について)」 を指し示しています。

「彼女についてどう思う?」「この計画についての君の意見は?」といった、 日常会話でとてもよく使うタイプの of です。

Lesson 098 / 10-3
Speech bubbles pointing toward a person and a plan, showing opinions and evaluations about them

💬 口から出た「意見・評価」が、矢印でターゲット(人・物)に向かうイメージ

💬 「〜についてどう思う?」をつなぐ of

意見や評価を表す語と of のセットは、次のように理解するとスッキリします。

  • opinion / view / impression + of + 人・物
    → 「人・物についての意見/見方/印象」
  • think of + 人・物
    → 「人・物についてどう思う」
  • speak well / highly / badly of + 人・物
    → 「人・物について(良く/悪く)言う」

🔍 コツは、of を見たら一度「〜について/〜に関して」と心の中で読み替え、 「この of は、誰・何に向かって評価しているのか」 を意識することです。

🧩 意見・評価でよく出る of パターン

問いかけ系

  • What do you think of A?
    (Aについてどう思う?)
  • What is your opinion of A?
    (Aについての君の意見は?)
  • What do you make of A?
    (Aをどう評価する?/どう受け取る?)

評価を述べる系

  • have a high opinion of A
    (Aを高く評価している)
  • think highly of A
    (Aのことを高く評価している)
  • speak well / badly of A
    (Aについて良く/悪く言う)

💡 すべて 「意見・評価」+ of +「対象」 という同じ骨組みです。

問いかけ カジュアル

What do you think of her ?

(彼女についてどう思う?)

💬 とてもよく使う「〜についてどう思う?」の聞き方です。

もう少し改まった言い方にしたい場合は:
Between you and me, what is your opinion of her?
(ここだけの話、彼女について君はどう思う?)

ビジネス 意見を求める

What do you think of this plan ?

(この計画についてどう思いますか?)

📊 会議やメールでもそのまま使える表現です。
「〜について意見を聞かせてほしい」という柔らかいニュアンスになります。

高い評価 フォーマル寄り

I have a high opinion of her work .

(私は彼女の仕事を高く評価しています。)

🌟 have a high opinion of 〜 は、「〜の評価が高い」「〜をとても良いと思っている」という、 丁寧でフォーマルな言い方です。
反対に「評価が低い」なら have a low opinion of 〜 と言えます。

評判 第三者評価

People speak well of the restaurant .

(人々はそのレストランのことを良く言います。/評判が良い。)

🍽️ speak well of 〜 は「〜について良く言う」「〜の評判が良い」という意味です。

反対に、speak badly of 〜speak ill of 〜 と言うと 「〜について悪く言う」「悪い評判」という意味になります。

🧭 読み替えのコツ:of = 「〜について/〜に関して」

意見・評価の of は、次のように読み替えると理解しやすくなります。

  • What do you think of this movie?
    → What do you think about this movie?
    (この映画についてどう思う?)
  • What is your opinion of her?
    → What is your opinion about her?
    (彼女についてのあなたの意見は?)
  • People speak well of the company.
    → People speak well about the company.
    (その会社について良く言われている。)

つまり、ここでの of「話題のターゲット」を指し示すサインです。
「誰のことを話しているのか」「何についての意見なのか」を教えてくれる、と考えてみてください。

10-4. 🌐【発展】テーマ・論点としての ofthe problem of ~

the problem of ~the issue of ~ のように、 「〜というテーマ/論点」 を示すときにも of が使われます。
「環境問題」「プライバシーの問題」など、話し合いの対象となるテーマを、 problem / issue / question / topicof で表すイメージです。

ニュースやレポート、スピーチで頻出の表現なので、「何について話しているのか」をつかむための 重要な of だと意識しておきましょう。

Lesson 098 / 10-4
A central topic bubble 'Problem' connected by arrows to smaller bubbles like 'Pollution', 'Poverty', 'Privacy'

🎯 中心に「問題・論点」があり、of で「〜というテーマ」がそこにくっつくイメージ

🌐 「〜という問題・論点」をまとめて表す of

次のような名詞のあとに続く of は、「テーマ・論点」を示します。

問題
the problem of ~
争点
the issue of ~
疑問
the question of ~
話題
the topic of ~

どれも 「〜という問題/〜という論点/〜という話題」と訳すとしっくり来ます。
of は「問題」や「論点」から 矢印で伸びているテーマ を指している、と考えてみましょう。

⚖️ the problem of ~the problem with ~ のちがい

the problem of the problem with
テーマ内容
「〜という問題」という話題そのものを表す。
例:the problem of pollution
(公害という問題)
欠点・弱点
「〜の問題点」「〜の良くないところ」という欠点を指す。
例:the problem with this plan
(この計画の問題点)

💡 「〜という問題」= of、「〜の問題点」= with とざっくり覚えておくと読みやすくなります。

環境問題 ニュース風

We must deal with the problem of plastic waste .

(私たちはプラスチックごみという問題に対処しなければならない。)

🌍 the problem of plastic waste は、ニュース記事やレポートでよく見かける表現です。 「プラスチックごみそのもの」ではなく、「プラスチックごみに関する問題全体」をテーマとして捉えています。

テクノロジー 論点

The issue of privacy is becoming more serious.

プライバシーの問題はますます深刻になってきている。)

🔐 the issue of privacy は、「プライバシーという論点・テーマ」。
単に privacy だけだと「プライバシー」という概念ですが、 the issue of privacy とすると「プライバシー問題」というニュアンスがはっきりします。

ディスカッション whether節

The question of whether we should change the rule is still open.

(ルールを変えるべきかどうかという問題は、まだ結論が出ていない。)

💭 the question of whether ~ で「〜かどうかという問題」。
長い文でも、「the question of」まで読んだら、 「あ、これから『〜という問題』が続くんだな」と構えると理解しやすくなります。

ビジネス 会議

The topic of today's meeting is remote work.

(今日の会議の議題はリモートワークです。)

📌 the topic of ~ は「〜の話題・議題」。
プレゼンやミーティングの冒頭で、「今日は何について話すのか」を明確にするときに使える表現です。

🧭 読み解きのコツ:of の前を「ラベル」、後ろを「中身」として読む

テーマ・論点としての of は、つぎのように分けて読むとスムーズです。

  • the problem of plastic waste
    → 「ラベル:問題」+「中身:プラスチックごみ」=
    「プラスチックごみという問題
  • the issue of privacy
    → 「ラベル:問題・論点」+「中身:プライバシー」=
    「プライバシーの問題
  • the question of whether we should change the rule
    → 「ラベル:問い」+「中身:〜すべきかどうか」=
    「〜すべきかどうかという問題

💡 of の前に来るのは「ラベル(problem / issue / question / topic)」、
後ろに来るのは「そのラベルの中身」。
このイメージを持っておくと、ニュースや論文の英文を読むスピードがぐっと上がります。

11. 位置や時間などの起点を表す of

north of Tokyo(東京の北に)や seven years of marriage(7年にわたる結婚生活)のように、
「ある基準点や全体」から見て、どこからどこまでか・いつからいつまでか を表すときにも of が使われます。

キーワードは 「基準点」 です。
地図の中心になる場所(Tokyo / Honshu)や、時間の起点になる年・時刻(2020, eleven)を of の後ろに置くことで、そこからの位置・期間・時刻のズレを表現できます。

Lesson 098 / 11
A map with Tokyo as a center and arrows pointing north, and a timeline with years and clocks showing 'from' points

🗺 地図の中心や、⏰ 時間の区切りを「基準点」として、そこからの位置・長さ・時刻を表すイメージ

🧠 「◯◯の北に」「◯◯年の間」「11時の5分前」= ぜんぶ「基準点からのズレ」

このセクションでは、次のような 4つのパターン に分けて、 of の「起点」イメージを整理します。

  • 🧭 位置の基準点:north of / to the north of
    ある場所(Tokyo / Honshu)を中心にして、どちら側にあるか。
  • 期間の起点・長さ:years of marriage など
    「7年にわたる結婚生活」のように、ある状態が続いていた長さ。
  • 🕒 時刻の基準:five minutes of eleven
    「11時」をゴールに見立てて、「そこまであと5分」の感覚。
  • 🚀 距離・範囲の起点:miles north of Tokyo など
    「◯◯から北へ何マイル」「◯◯から東へ何度」と、基準点から離れた位置。

11-1. 🧭 位置の基準点(north of / to the north of)

north of Tokyo(東京の北に)や to the north of Honshu(本州の北に)では、
of の後ろに来る場所が「基準点」となり、そこから見てどちら側にあるかを表します。

日本語の「AはBの北にある」は、英語では A is (to the) north of B.
「Bを起点に地図を見る」イメージを持つと、位置関係がスッと入ってきます。

Lesson 098 / 11-1
A map showing Tokyo as a reference point and arrows pointing to cities north, south, east, and west of it

🗺 「東京」を中心に地図を広げて、「その北にある場所」「南にある場所」を見つけるイメージ

🧠 「B を基準に、北側にある A」= A is (to the) north of B

north ofto the north of では、
「of の後ろ」= 地図の中心(基準点)「north / south / east / west」= 矢印の向き だと考えてみましょう。

基準点 (B)
Tokyo
(東京=地図の中心)
north of(北側)
位置 (A)
Nikko
(日光=東京の北側)
Nikko is north of Tokyo. = 東京を基準にして、その北側に日光がある。

💡 of の後ろ(Tokyo / Honshu)= “from” ではなく「基準点」
「〜から北へ」ではなく、「〜を基準に北側にある」とイメージすると、地図の感覚で理解しやすくなります。

📐 表現の違い:north of / to the north of / in the north of

ニュアンス ミニ例+意味
🧭 A is north of B 一番シンプルな形。
B を基準に見て、外側で北にある
Hokkaido is north of Honshu.
(北海道は本州の北にある。)
🧭 A is to the north of B 地図を指し示すような、
「方角」をよりはっきり言う言い方。
Hokkaido is to the north of Honshu.
(北海道は本州の北側に位置している。)
🧭 A is in the north of B B の内部の北部にあるイメージ。
県や国の「北の地域」など。
Sapporo is in the north of Hokkaido.
(札幌は北海道の北部にある。)

まずは north of をしっかり使えるようにし、
「位置関係を丁寧に描写したいとき」に to the north of / in the north of を足していければ十分です。

日本地理 基本

Hokkaido is to the north of Honshu .

(北海道は本州の北に位置している。)

🗾 to the north of は、地図や説明文でよく見かける少し丁寧な言い方です。
会話なら Hokkaido is north of Honshu. とシンプルに言っても OK です。

距離+方角 説明文

Nikko is about 75 miles north of Tokyo .

(日光は東京の北およそ75マイルの場所にある。)

📏 距離+方角+of 基準点 のセットです。
「東京」を基準に、そこから「北へ75マイル」の位置だと説明しています。

日常会話 自己紹介

My town is south of Osaka .

(私の町は大阪の南にあります。)

🏙️ north / south / east / west of は、自分の住んでいる場所を説明するときにも大活躍します。
「◯◯のちょっと北です/南です」と言えるようになると、会話の地図が一気に広がります。

ミニまとめ:方角+of で「基準点から見た場所」をつかもう

  • of の後ろ(Tokyo / Honshu など)は、いつも「地図の基準点」。
  • north / south / east / west は、その基準点から見た「方角」。
  • A is (to the) north of B. = 「B を基準にして、その北側に A がある」。
  • 慣れてきたら、in the north of B(B の北部に)もセットで押さえておくと、表現の幅が広がります。

11-2. 🚀 距離+方向+基準点:miles north of Tokyo

Nikko is about seventy-five miles north of Tokyo. のように、
「どこから」「どの方向へ」「どれくらい離れているか」 をまとめて言うときに、 of が「基準点」を示します。

地図アプリで 出発地(Tokyo) を決めてから、矢印と距離で場所を示すイメージです。
このパターンが分かると、ニュースやガイドブックの「◯◯から北へ 100km」などの表現がスッと入ってくるようになります。

Lesson 098 / 11-2
A city as a base point with an arrow showing '75 miles north of Tokyo'

🗺 Tokyo(基準点)から、北方向へ 75 miles だけ離れた場所を指し示すイメージ

📏 基本の形:[距離] + [方向] + of + [基準点]

距離+方向+基準点を組み合わせると、次のような形になります。

距離
75 miles
(75マイル)
方向
north
(北に)
基準点
of Tokyo
(東京から)
75 miles north of Tokyo
= 東京から北へ75マイル

💡 of の後ろに来るのは、必ず 「基準点となる場所」(Tokyo, Osaka, the coast など)。
「どこから測っているのか?」を示している、と考えると分かりやすくなります。

日本地理 基本

Nikko is about seventy-five miles north of Tokyo .

(日光は東京の北へ約75マイルの場所にある。)

📍 3つのポイント:

  • about:おおよそ(約)
  • seventy-five miles:距離
  • north of Tokyo:東京を基準にした方向+位置
一般 kmバージョン

The town is ten kilometers west of the city .

(その町はその都市の西へ10キロにある。)

🌍 単位を入れ替えれば、miles / kilometers / meters などに応用できます。
X kilometers east/west/north/south of ~ の形でセットで覚えましょう。

地理 動詞バリエーション

The island lies about two hundred miles south of the coast .

(その島はその海岸の南へ約200マイルのところに位置している。)

🧭 lie(位置している), stand(建っている), be situated(位置している)などの動詞とよく一緒に使われます。
どれも「そこにある/位置している」という意味です。

会話 疑問文

How far is it north of Osaka ?

(そこは大阪の北へどれくらいですか?)

🚗 旅行や道案内で便利な表現です。
答えるときは、It is about 50 kilometers north of Osaka. のように、距離+方向+of+基準点で返せます。

よくある語順ミスに注意!

✔ 正しい

Nikko is 75 miles north of Tokyo.

距離 → 方向 → of + 基準点 の順番。

✘ 誤り

✘ Nikko is north 75 miles of Tokyo.

north75 miles の位置が逆になってしまっています。
かならず [距離] + [方向] + of + [基準点] の並びを守りましょう。

💡 まとめ:
場所A is [距離] [方向] of [場所B].
と覚えてしまうと、ほかの地名に入れ替えても迷わず使えるようになります。

11-3. ⏳ 期間+状態:years of marriage / months of training

years of marriage のように、
「どれくらいの期間」+「どんな状態」 をまとめて言うときにも of が使われます。

years / months / weeks / hours のような 時間のかたまりと、 状態・活動of でつなぐことで、
「その期間ずっと続いていた状態」をギュッと一言にまとめるイメージです。

Lesson 098 / 11-3
Timeline showing years of marriage, months of training, weeks of silence

⏱ 期間(years / months / weeks)という線の上に、「結婚・訓練・沈黙」といった状態がずっと続いているイメージ

📐 基本の形:[時間のかたまり] + of + [状態・活動]

「〜年間の結婚生活」「〜カ月の訓練」「〜週間の沈黙」など、 「期間」+「中身(状態)」 をまとめて表します。

時間
seven years
(7年間)
+
of
状態
marriage
(結婚生活)
seven years of marriage
= 「7年間の結婚生活」→ 「結婚していた7年という期間」

💡 for seven years は「7年間ずっと〜していた」という 文全体の状況
seven years of marriage は「7年間の結婚生活」という 名詞のかたまり になっている違いがあります。

結婚生活 過去

They broke up after seven years of marriage .

(彼らの7年間の結婚生活の後、二人は別れた。)

💔 seven years of marriage という一塊の名詞として、 「結婚していた7年」という期間のまとまりを強く意識させる表現です。

訓練 努力

After six months of training , she finally passed the exam.

6カ月の訓練の末、彼女はついに試験に合格した。)

🏋️‍♀️ months of training で「訓練だらけの月日」というニュアンスが出ます。
「がんばりの量」をドラマチックに伝えたいときに便利です。

沈黙 状態

After weeks of silence , he finally called me.

何週間もの沈黙の後、彼はようやく私に電話をくれた。)

🤫 weeks of silence とすると、「沈黙が長く続いた」という 感情的な重さが強調されます。ニュースや小説でもよく見かける表現です。

作業 時間

It took hours of hard work to finish this project.

(このプロジェクトを終えるには、何時間もの大変な作業が必要だった。)

💼 hours of hard work と言うと、 「ただ時間が長い」だけでなく「その時間ずっと大変だった」というニュアンスがまとまって伝わります。

🔍 for seven yearsseven years of marriage の違い

for + 期間(文全体の状況)

They were married for seven years.

「7年間、結婚していた」という 継続の事実 を淡々と述べているイメージ。

years of 〜(名詞のかたまり)

seven years of marriage

「7年間の結婚生活」という ひとかたまりの期間 をドラマチックに切り出した表現。

💡 会話では for three years のような言い方がまず大事ですが、
物語やニュースなどでは years of ~ を使うことで、期間の重さやドラマ性をより強く出すことができます。

11-4. 🕒【発展】時計の of:five minutes of eleven

five minutes of eleven は、主にアメリカ英語の口語で使われる 「時計の読み方」です。意味は 「11時5分前(=10:55)」

of が「〜から見て手前」の起点を表し、 「11時という基準 から見て 5分手前」 というイメージになります。テスト必須ではありませんが、海外ドラマやリスニングで出てくることがあるので、 「聞いて分かる」レベルを目指しておきましょう 😊

Lesson 098 / 11-4
Analog clock showing five minutes before eleven with an arrow from 10:55 up to 11 o'clock

⏱ 「11時(という基準)」から見て「5分手前」を切り取るイメージ → five minutes of eleven

🔍 five minutes of eleven = 11時5分前(10:55)

形としては次のように分解できます:

手前の長さ
five minutes
(5分)

of
基準の時刻
eleven (o'clock)
(11時ちょうど)
five minutes of eleven
= 「11時から見て5分手前」→ 11時5分前(10:55)

💡 イギリス英語でよく習う five to eleven と同じ意味です。
アメリカ英語では five of eleven, five till eleven なども耳にします。

基本 現在時刻

It's five minutes of eleven .

(今は11時5分前です。→ 10時55分です。)

🕒 同じ意味の言い換え: It's five to eleven. / It's five minutes before eleven.
数字だけで言うなら、It's ten fifty-five.(10:55)もOKです。

予定 口語

The train leaves at ten of three .

(その列車は3時10分前に出ます。→ 2時50分に出ます。)

🚆 ten of three =「3時の10分手前」→ 2:50。
時刻表を読み上げるシーンなど、アメリカのドラマや映画で耳にすることがあります。

慣用表現 会話

We arrived at a quarter of six .

(私たちは6時15分前に着いた。→ 5時45分に着いた。)

a quarter of six =「6時の15分手前」=「6時の4分の1手前」→ 5:45。
a quarter to six と同じ意味です。

🔁 比較して覚える:of / to / before / デジタル表現

英語表現 日本語 コメント
It's five minutes of eleven. 11時5分前です。 アメリカ英語の口語。聞き取り用
It's five (minutes) to eleven. 11時5分前です。 教科書でよく習う形。イギリス英語で特によく使う。
It's five minutes before eleven. 11時5分前です。 意味がはっきりしていて、学習者にも分かりやすい丁寧な言い方。
It's ten fifty-five. 10時55分です。 デジタル時計の読み方。国や地域に関係なく、もっとも無難。

💡 実際に自分が「言う」ときは It's ten fifty-five.It's five to eleven. で十分です。
of パターンは「聞いて分かるようにしておく」ことを目標にすると負担が軽くなります。

📌 ミニまとめ:時計の of を攻略するポイント

  • 意味: X minutes of Y = 「Y時のX分前」 → Y時の直前の時間を表す。
  • イメージ: 「Y時」という基準の時刻に向かって、 手前の時間of で切り取っている。
  • 使い方: 自分が話すときは tobefore を使えばOK。
    of は主にリスニング対策として「聞いて分かる」ことを目標に。
  • よく出る形: five of ..., ten of ..., a quarter of ...(15分前)など。

12. 分離・剥奪を表す of(A から B を引きはがす)

of には、「AのB」をくっつけるだけでなく、 「AからBを引きはがす/取り除く」 という働きもあります。
deprive us of our rights(権利を奪う)や cure her of her sorrow(悲しみから癒す)のように、 「もともと A にくっついていた B」を of でそぎ落とすイメージです。

11章では 場所や時間の起点 を学びましたが、この章では 権利・悩み・依存関係などの『状態』からの起点 に注目します。
「A − B」の関係を「A だけの状態」にしていく、そんな of の世界を見ていきましょう ✂️

Lesson 098 / 12
A person with icons like 'rights', 'sorrow', 'parents' being cut away by scissors labeled of

A にくっついている「権利・悩み・依存関係」などを、of のところでスパッと切り離すイメージ

🧠 やさしい導入:A から B を「マイナスする」 of

このセクションで扱う of は、どれも 「A から B をなくす」 という共通イメージを持っています。

権利を奪う

This law will deprive us of our basic rights.

(この法律は私たちから基本的権利を奪うだろう。)
👉 us − rights のイメージ。

悩みを取り除く

Time cured her of her sorrow.

(時が彼女の悲しみを癒やした。)
👉 her − sorrow のイメージ。

依存から自由に

I'm economically independent of my parents.

(私は親から経済的に独立している。)
👉 independent − parents のイメージ。

💡 どの表現も、「A にくっついている B を of で引きはがす」と考えると、 難しそうな熟語もひとつのストーリーで覚えられます。

12-1. ✂️ 具体的に「奪う」:deprive / rob / strip A of B

このセクションでは、 A から B を奪う という意味を表す代表的な動詞 deprive, rob, stripA of B パターンを見ていきます。
どれも共通して、 「A(人・組織) − B(権利・財産・地位など)」 という「マイナス方向の変化」を表す of です。

ニュース記事やニュース英語でもよく登場する表現なので、 「誰から」「何を」奪っているのか を色分けで意識しながら押さえていきましょう。

Lesson 098 / 12-1
A person labeled A having rights, money, and title icons cut away by scissors labeled of

A(人・組織)にくっついている「権利・財産・地位」などを、of のところでスパッと切り離すイメージ

✂️ 共通パターン:S + V + A + of + B

3つの動詞はいずれも、 S(主語)が、A から B を奪う という意味です。役割を色で整理してみましょう。

役割 意味 色分けイメージ
A 奪われる側(人・組織) A(人・組織) から…
of 「A − B」をつなぐ接着剤 A から B を引きはがす of
B 奪われるもの 権利・財産・地位・能力など

💡 どの動詞でも、 「A から B がなくなる」= A − B という図式をイメージできれば OK です。

🧩 deprive / rob / strip のざっくりニュアンス比較

deprive A of B

フォーマル・法的な「権利・機会」を奪う

👉 権利・自由・機会など「目に見えないもの」を取り上げるイメージ。

rob A of B

A から B を「奪い取る」

👉 お金・所有物・視力など、具体物にもよく使われる。

strip A of B

A から B を「はぎ取る/剥奪する」

👉 地位・称号・権限などを「引きはがす」イメージでニュース英語に多い。

deprive A of B 権利・自由

This law will deprive us of our basic rights .

(この法律は、私たちから基本的な権利を奪うだろう。)

🔍 ポイント:

  • usA(奪われる側)our basic rightsB(奪われるもの) です。
  • deprive A of B はニュースや法律の話で、 「A から B という権利・自由・機会を奪う」というフォーマルな響きがあります。
rob A of B 事故・事件

The accident robbed him of his sight .

(その事故は、彼から視力を奪った。)

👀 rob A of B は「A から B を奪い取る」という意味で、 お金・命・視力などの「大切なもの」を失わせるときによく使われます。

rob a bank(銀行を襲う)のように、 「rob + 場所」 という別パターンもありますが、 ここでは A of B 型に集中しましょう。

strip A of B 地位・肩書き

The scandal stripped the politician of his position .

(そのスキャンダルは、その政治家から地位を奪った。)

🧥 strip は「服を脱がせる・はぎ取る」というイメージの動詞です。
strip A of B は「A から B(地位・権利・称号など)をはぎ取る」という、 ニュース英語らしい表現です。

📝 ミニまとめ:A(失う側) − of − B(失われるもの)

3つの表現はすべて、 「A から B をマイナスする」 という共通イメージでつながっています。

  • deprive A of B:権利・機会など目に見えないものを「奪う」
  • rob A of B:お金・命・視力などを「奪い取る」
  • strip A of B:地位・称号・権限などを「はぎ取る」

読むときは、 A(誰から?)B(何を?) を素早く見分けることを意識してみてください。ニュースの理解スピードがぐっと上がります。

12-2. 🌬 嫌なものを「取り除く」:rid / relieve / cure A of B

12-1 では「権利や地位などを 奪うof を見ました。
このセクションでは逆に、 A を嫌なもの B から解放する という、ポジティブ方向の分離を表す of を扱います。

rid, relieve, cure などの動詞と一緒に使うことで、 「A から B(痛み・不安・病気など)を取り除く」 という意味になります。

Lesson 098 / 12-2
A person A having dark clouds of pain, fear, and illness blown away by a fresh breeze labeled of

A(人・場所)にまとわりついていた「痛み・不安・病気」などを、of のところでふわっと取り除くイメージ

🌬 共通パターン:S + V + A + of + B

deprive A of B(A から B を奪う)が「マイナス方向」だとすると、
rid / relieve / cure A of B嫌な B を取り除き、A を楽にする という「プラス方向」の変化を表します。

AofB

A :人・場所・組織(楽になってほしい対象)
B :痛み・不安・病気・負担など「取り除きたいもの」

👉 「A − B」(A から B を切り離す)という点では、12-1 と同じ「分離の of」です。

よくある B(取り除きたいもの)の例

  • pain(痛み), headache(頭痛), stress(ストレス)
  • fear(恐怖), anxiety(不安), worries(心配事)
  • illness / disease(病気), habit(悪い癖) など

🧩 rid / relieve / cure のニュアンス比較

rid A of B

A を B から「すっかり解放する」

👉 家・町・体・心などから、不要なもの・望ましくないものを一掃するイメージ。

relieve A of B

A を B から「楽にする・軽くする」

👉 痛み・不安・負担・職務などを軽くする(全部でなくても OK)。

cure A of B

A を B(病気・悪い癖)から「治す」

👉 医学的な「病気」だけでなく、「悪い癖・恐怖心」なども対象になります。

💡 3つとも、「A を B から自由にする」 というイメージで共通しています。

rid A of B 一掃する

The campaign aims to rid the city of trash .

(そのキャンペーンは、その街をゴミから一掃することを目指している。)

🧹 rid A of B は「A から B をすっかり取り除く」。
rid the world of war(世界から戦争をなくす)など、少し堅めのスローガン風の表現にもよく使われます。

relieve A of B 負担を軽くする

The medicine relieved her of her pain .

(その薬は、彼女を痛みから解放してくれた。)

💊 relieve A of B は「A を B から楽にする・解放する」。

痛み・ストレスのほか、 relieve him of his duties(彼を職務から解任する)など、 「負担・責任」を取り除くときにも使われます。

cure A of B 病気・悪い癖

Time cured her of her sorrow .

(時が彼女を悲しみから癒してくれた。)

💗 cure A of B は「A を B から治す」。
医学的な文脈では cure him of the disease(彼をその病気から治す)などと言います。

例文のように、sorrow(悲しみ)・fear(恐怖)・a bad habit(悪い癖) など、 心や習慣に関する「治す」にも使える、少し文学的な響きのある表現です。

✅ ミニまとめ:嫌なものを A から「ふわっと分離」する of

  • 共通イメージ: A を B(痛み・不安・病気・負担)から解放する「分離の of」
  • rid A of B:A を B から一掃する(すっかり取り除く)
  • relieve A of B:A を B から楽にする(軽くする・解放する)
  • cure A of B:A を B(病気・悪い癖)から治す

読むときは、 A(誰が楽になる?)B(何から解放される?) を素早く見つけて、「A を B から自由にする of」 と置き換えてみてください。

12-3. 🧭 〜から自由である状態:independent of / free of

12-1 では「A から B を奪う」、12-2 では「A から B を取り除く」という of を見てきました。
この 12-3 では、その結果としての A が B から自由である状態 を表す of を学びます。

independent of 〜(〜から独立している)や free of 〜(〜がない、〜とは無縁である)は、
どちらも 「A と B がくっついていない」「距離がある」 という分離のイメージでつながります。

Lesson 098 / 12-3
A person standing on an island labeled independent of parents, and a clean space labeled free of stress

A(人・国・物)が、B(親・政府・お金・ストレスなど)から「スッ」と距離をとっているイメージ

🧭 基本パターン:A が B から「離れている」状態

be independent of B:B の影響・支配を受けていない
be free of B:B(望ましくないもの)が存在しない・混じっていない

形のパターン

S + be independent of + B
S + be free of + B

👉 どちらも 「S と B が切り離されている」 という分離の of

よく使われる B(〜から自由)

  • parents, government, company(親・政府・会社)
  • money, support, help(お金・援助)
  • stress, noise, mistakes, sugar, fat など

🔎 independent of と independent from

会話では independent ofindependent from も使われますが、 このレッスンでは 「of による分離」 にフォーカスして independent of を中心に扱います。

試験問題や文法書では independent of 〜 の形で載っていることが多いので、まずはここから押さえれば十分です。

independent of 経済的独立

I'm economically independent of my parents .

(私は親から経済的に独立している。)

🧭 independent of my parents=「親とは別の経済基盤を持っている」状態。
「親のお金に依存していない」という距離感を of で表しています。

independent of 組織・権力

The committee is independent of the government .

(その委員会は政府から独立している。)

🏛 「政府の言いなりではない」「政府から距離をとっている」という意味での independent of
メディアや組織の紹介でよく出てくる表現です。

🌱 free of 〜:望ましくないものが「含まれていない」

be free of 〜 は、特に 望ましくないもの が「ない・含まれていない」状態を表すときによく使います。

  • free of charge(料金無料)=「料金という負担がない」
  • free of stress(ストレスがない)
  • free of mistakes(ミスがない), free of sugar(砂糖不使用)など
free of 料金

The service is free of charge .

(そのサービスは無料です。)

💰 free of charge はそのままセットで覚えたい重要表現。
「料金という負担がない状態」を of で表しています。

free of ストレス

I want a life free of stress .

(私はストレスとは無縁の人生がほしい。)

🌿 名詞 life のあとに free of 〜 を続けて、「〜のない人生」という形容詞フレーズにしています。
a room free of dust(ほこりのない部屋)など、名詞を後ろから詳しく説明できるのもポイントです。

✅ ミニまとめ:A と B の「距離」をつくる of

  • independent of B:B に依存していない、B から独立している
  • free of B:B(望ましくないもの)がない、B とは無縁である
  • どちらも A − B(A と B を切り離す)という「分離の of」の仲間

読むときは、 A independent / freeof B をセットで見つけて、
頭の中で 「A は B から自由だ」 と、シンプルな日本語に変換してみてください。

12-4. 🧼【発展】関わりを断つ:wash one’s hands of ~

12章では「A から B を奪う」「A から B を取り除く」「B から自由である」という of の分離イメージを見てきました。
この 12-4 では、そこから一歩進んで、比喩的に「関わりを断つ」「手を引く」 ことを表す wash one’s hands of ~ を取り上げます。

直訳は「〜のことで自分の手を洗う」。
「もうこの件とは手を洗った(=一切関わらない)」というニュアンスで、映画や小説、ニュース記事でもよく使われる表現です。

Lesson 098 / 12-4
Person washing their hands while walking away from a messy situation labeled 'Project' or 'Problem'

手についた「責任」「問題」「関わり」を、石けんで洗い流して、その場から離れるイメージ

🧼 表現のカタチとコアイメージ

基本形:
wash + one’s + hands + of + 名詞

字義どおりの意味(直訳)

wash one’s hands:手を洗う
of + N:N を手から洗い落とす

👉 汚れや罪・責任を自分の手から切り離すイメージです。

比喩的な意味(実際の用法)

  • その件から手を引く
  • もう関わらないことにする
  • 責任や面倒から距離を置く

💡 one’s の部分は、主語に応じて my / your / his / her / our / their などに変わります。

🔁 直訳と自然な訳のギャップに慣れよう

英語表現 直訳イメージ 自然な意味
wash my hands of this problem この問題について自分の手を洗う この問題から手を引く/もう関わらない
wash his hands of the project プロジェクトについて彼の手を洗う そのプロジェクトとの関係を断つ

👉 「手」と「汚れ」のイメージから、「責任・関係を洗い流す」という比喩に発展していると考えると覚えやすくなります。

ビジネス 決断

He finally washed his hands of the project .

(彼はついに、そのプロジェクトから手を引いた。)

💼 長いあいだ関わってきたけれど、「もう十分、ここで終わりにしよう」というニュアンスが含まれます。
単に He left the project. よりも、「責任を放棄して距離を置く」感じがやや強めです。

人間関係 決意

She decided to wash her hands of the matter .

(彼女はその件とはこれ以上関わらないことに決めた。)

🧼 ぐずぐずと長引いている問題・面倒ごと・トラブルなどにうんざりして、「もう関係を断つ」ときによく使われます。

否定形 支える

I can't just wash my hands of you .

(君のことを、そんなふうに見捨てるなんてできないよ。)

❤️ 否定形にすると、「手を引く」ことを拒むニュアンスになります。
「知らん顔なんてできない」「見捨てられない」という気持ちがこもった表現です。

✅ ミニまとめ:wash one’s hands of ~ と「分離の of」

  • wash one’s hands of ~:〜から手を引く/〜とは関わらないことにする
  • one’s は主語に合わせて my / your / his / her / our / their に変化
  • of + 名詞 は、「その名詞とのつながりを断つ」対象を表している

読むときは、wash one’s handsof ~ をセットで見つけて、
頭の中で 「〜とは手を切る/もう関わらない」 とまとめて理解してみてください。

13. 起源や出所を表す of

of には「〜の」という所有だけでなく、
「どこから来たのか」「どんな背景から生まれたのか」という 起源・出所 を表す使い方があります。

例えば、 of humble origin (つつましい家の出)や of Japanese origin (日本起源の〜)などは、
単に「どこにあるか」ではなく、「どこから生まれたのか」というルーツにスポットを当てる表現です。

Lesson 098 / 13
Origin and Roots: A tree with visible roots labeled 'origin', arrows pointing from roots to people, culture, and ideas

木の「根っこ」から幹や枝が伸びていくように、of が「ルーツ」や「背景」をつないでいます

🧠 コアイメージ:of = 「ルーツ」「バックグラウンド」

これまで見てきた 同格の of部分の of に対して、このセクションでは 「〜という出身・起源」「〜から生まれたもの」 というニュアンスに注目します。

ルーツを表す of

be of humble origin
of Japanese origin
the origin of life

「どこから来たの?」「どんな背景から生まれたの?」という問いに答える of です。

イメージ図:

背景(origin) ── 今見えている「結果」

of は「背景 → 結果」をつなぐ「由来の矢印」として働きます。

例:He is of humble origin. (彼はつつましい家の出だ) → 「彼」の背景(origin)が humble な家庭

💡 この章では、「人・文化・概念・結果」それぞれがどんなルーツを持つのかを表す of を、用途別に整理していきます。

13. 起源や出所を表す of 用途別ナビ

「誰の出身か」「どこの文化から来たか」「どこに起源があるのか」「何の産物か」という4つの角度から整理します。

13-1. 👪 家柄・身分・出身背景:of humble origin

of は、単に「どこ 住んでいるか」ではなく、 「どんな家柄・身分の出身か」を上品に表すときにも使われます。
be of + 名詞 で、 「〜の出である/〜の身分である」 という意味になります。

ふだんの会話ではあまり意識しないニュアンスですが、伝記・ニュース・小説などでは頻出の表現です。 「その人のバックグラウンドにズームインする of」として覚えておきましょう。

Lesson 098 / 13-1
Family background: simple house, noble mansion, and people standing on roots labeled 'origin'

「住んでいる場所」ではなく、「どんな家庭・身分という土台から来たのか」を表すイメージ

🧬 be of + 家柄・身分名詞 = 「〜の出である」

人の家柄や出自を表すとき、英語では be of + origin / birth / family / lineage / background のような形がよく使われます。

例)He is of humble origin.(彼はつつましい家の出だ)
例)She is of noble birth.(彼女は名門の家柄の出だ)

「〜から来た」と場所を言う from Tokyo とは違い、 社会的な背景・階級・家柄 に焦点を当てる、少しフォーマルな言い方です。

🎯 「from」出身 と 「of」家柄 の違い

場所の出身 from

He is from Tokyo.
(彼は東京出身だ。)

「どの都市/国から来たか」という 地理的な出身 に注目する表現。

家柄・身分 of

He is of humble origin.
(彼はつつましい家の出だ。)

「どんな家庭環境・身分の出身か」という 社会的バックグラウンド に光を当てる表現。

📘 家柄・身分を表す「of + 名詞」ミニ辞書

読解でよく出てくる表現を、ざっくり押さえておきましょう。

  • 👣 of humble origin:つつましい家の出
  • 👑 of noble birth:高貴な家柄の出
  • 🏠 of a good family:良家の出
  • 🧬 of royal blood:王家の血筋の
  • 🛠 of working-class background:労働者階級の出身
  • 🎓 of academic background:学者の家系の
  • 📜 of noble lineage:名門の家系の

💡 会話で自分から多用するよりも、読んだときにスッと意味が取れることを目標にすると良いゾーンです。

家柄 フォーマル

He is of humble origin .

(彼はつつましい家の出だ。)

👣 humble は「控えめな・つつましい」という意味。 「貧しい」と言い切るよりも、やややわらかく背景を伝える言い方です。

身分 文学・ニュース

She is of noble birth .

(彼女は名門の家柄の出だ。)

👑 noble は「高貴な」、birth はここでは「生まれ・家柄」。 直訳ではなく「名門の家柄」と意訳すると、自然な日本語になります。

評価 やや古風

He comes from a good family and is said to be of a good family .

(彼は良家の出で、育ちが良いと言われている。)

🏠 from a good familyof a good family も、どちらも「良家の出」で、 「育ちの良さ」や「しっかりした家庭環境」 をほのめかす表現です。

社会階級 現代英語

They are of working-class background .

(彼らは労働者階級の出身だ。)

🛠 working-class は「労働者階級の」、 background は「背景・経歴」です。
of ~ background で「〜という背景の出身」と覚えておくと、ニュースが読みやすくなります。

ミニまとめ:会話よりも「読める」ことが大事なゾーン

of humble origin などは、日常会話で自分からどんどん使うというより、 小説・ニュース・英検や大学入試の長文でよく見かける表現 です。

まずは of humble originof noble birth のような代表ペアを押さえ、
「あ、これは 家柄・身分の話をしているんだな」と気づければ十分 👍

13-2. 🌏 地域・文化の起源:the culture of Japan / music of Brazil

of は、単に「日本にある文化」ではなく、 「日本という土地・歴史から生まれた文化」という 起源 を表すときにも使われます。
A of 地域 / 文化「その地域に属するA・その文化から生まれたA」 というイメージです。

ニュースや紹介文、観光サイト、歴史・文化の説明などで頻出する of なので、 「どこの文化/どこのルーツか」に注目して読めるようにしておきましょう。

Lesson 098 / 13-2
World map showing lines from countries to icons of food, music, and festivals to represent cultural origin

「国・地域」から音楽・料理・祭りなどの文化が伸びているイメージ

🧭 of で「どこの文化・どんなルーツか」を示す

地域や文化の「出どころ」を表すとき、次のような形がよく使われます。

  • the culture of Japan(日本の文化)
  • the food of Italy(イタリアの料理)
  • music of Brazil(ブラジル音楽)
  • stories of Africa(アフリカの物語)

「Japan culture」や「Italy food」のようには言えません。 カテゴリー(culture / food / music)地域名(Japan / Italy / Brazil)of でつなぐのがポイントです。

🎯 「from Japan」vs「of Japan」ニュアンスの違い

出身・出どころ from Japan

He is from Japan.
(彼は日本出身だ。)

「どこの国から来たか」という 地理的な出身 を表す、カジュアルな表現。

文化・伝統のルーツ of Japan

the culture of Japan
(日本の文化)

「日本の歴史・社会から育ってきた文化」という 文化的ルーツ にフォーカスする、説明的な表現です。

💡 人についても、He is of Japanese origin.(彼は日本にルーツを持つ)といえば、 「日本に根を持つ背景」を少しフォーマルに示すことができます。

📘 地域・文化の起源を表す「of ~」ミニ辞書

長文読解などで見かける代表的なパターンを、ざっくり押さえておきましょう。

  • 🎎 the culture of Japan:日本の文化
  • 🍝 the food of Italy:イタリアの料理
  • 🎶 music of Brazil:ブラジル音楽
  • 📚 stories of Africa:アフリカの物語
  • 🧬 of Asian origin:アジア起源の
  • 🌊 of Mediterranean origin:地中海起源の
  • 🎵 of African-American origin:アフリカ系アメリカ人文化にルーツを持つ
文化 一般論

The culture of Japan is known all over the world.

(日本文化は世界中に知られている。)

🎎 of Japan で、「場所としての日本」ではなく、 日本の歴史・社会・価値観から生まれた文化 というニュアンスが出ます。

料理 評価

Many people love the food of Italy .

(多くの人がイタリア料理を愛している。)

🍝 Italian food とほぼ同じ意味ですが、 the food of Italy はやや説明的で、 国全体の料理文化 にカメラを引いて語る感じになります。

音楽 特徴

I like the music of Brazil because it is very lively.

(私はブラジル音楽が好きです。とても陽気だからです。)

🎶 サンバやボサノバなど、「ブラジル文化から生まれた音楽全体」をイメージできます。 単なる「場所」ではなく、文化の色まで一緒に思い浮かべましょう。

ルーツ フォーマル

This dish is of Asian origin .

(この料理はアジア発祥だ。)

🍜 of ~ origin は、ニュース・解説文でよく出てくる 「〜起源の」 という表現です。 「どの地域の文化から来たものか」をコンパクトに示せます。

ミニまとめ:地域名とセットで見えるようにしよう

地域・文化の of は、「どこの文化・料理・音楽か」 に光を当てる表現でした。

  • the culture of Japan(日本の文化)
  • the food of Italy(イタリアの料理)
  • music of Brazil(ブラジル音楽)
  • of Asian origin(アジア起源の)

読んでいて of + 地域名 が出てきたら、 「これは『場所』じゃなくて、その地域の文化・ルーツの話をしているんだな」と 一瞬だけ意識してみてください。長文の理解度がグッと上がります 👍

13-3. 💫 概念・現象の起源:the origin of life / the cause of ~

of は、人や文化だけでなく、「考え・理論・現象がどこから生まれたか」 を表すときにも使われます。
抽象名詞of概念・現象 の形で、「〜の起源・原因・始まり」 を表すイメージです。

「生命の起源」「インターネットの歴史」「温暖化の原因」など、ニュース・評論・入試長文でよく登場するタイプの of なので、 パターンでつかんでおくと読解がかなりラクになります。

Lesson 098 / 13-3
Abstract Origin: A light bulb and a spiral galaxy both connected to labels like 'origin of life', 'cause of climate change', 'history of the internet'

「生命」「歴史」「原因」など、目に見えない出来事のスタート地点に光を当てるイメージ

🧠 抽象的な「スタート」を表す名詞 + of

概念・現象の起源を表すとき、of の前には次のような抽象名詞がよく来ます。

起源
origin of
〜の起源
始まり
beginning of
〜の始まり
誕生
birth of
〜の誕生
原因
cause of
〜の原因

💡 パッと見て意味を取りにくいときは、
origin / beginning / birth / cause / history + of ~
を見つけて、「〜の起源/〜の始まり/〜の原因/〜の歴史」 と一気にセットで訳してしまうのがおすすめです。

起源 学術・教養

There are many theories about the origin of life .

(生命起源については、数多くの学説がある。)

🧬 the origin of life で「生命の起源」。
origin は「はじまりの場所/スタート地点」のイメージです。

原因 社会・環境

Scientists are studying the cause of climate change .

(科学者たちは、気候変動原因を研究している。)

🌍 the cause of 〜 で「〜の原因」。
問題文中で見つけたら、「何が何を引き起こしているのか」 を意識すると、内容がつかみやすくなります。

始まり 時代

The 1990s were the beginning of the Internet age .

(1990年代は、インターネット時代始まりだった。)

📡 the beginning of 〜 で「〜の始まり」。
時代やブーム、ムーブメントのスタートを説明するときに便利なパターンです。

歴史 宇宙

We still do not fully understand the history of the universe .

(私たちは、宇宙歴史をまだ完全には理解していない。)

🌌 the history of 〜 も、教科書や解説で頻出の表現です。
「何の歴史?」という視点で of の後ろを見るクセをつけると、長い文でも迷子になりにくくなります。

ミニまとめ:抽象「スタートワード」+ of

概念・現象の起源を表す of は、次のようなセットで見えるようになると読みやすくなります。

  • the origin of life(生命の起源)
  • the cause of climate change(気候変動の原因)
  • the beginning of the Internet age(インターネット時代の始まり)
  • the history of the universe(宇宙の歴史)

読みながら 「何の origin?何の cause?」 と、自分にツッコミを入れるように意識してみてください。
難しそうな英文でも、「起源・原因・歴史」の骨組みがハッキリ見えてきます 👍

13-4. 🧪【発展】source / product / result of ~(〜の源・産物・結果)

of は「どこから来たのか」「何の結果なのか」を説明するためにもよく使われます。
抽象名詞of原因・元になったもの の形で、「〜の源」「〜から生まれたもの」「〜の結果」を表すのがポイントです。

ニュースや評論文では、何が何から生まれたのか何の結果なのかが論点になることが多いので、 source / product / result of ~ をパターンで押さえておくと読解が一気にラクになります。

Lesson 098 / 13-4
A river as the source of water, a plant as the product of sunlight, and a ripple as the result of a stone

「川の源」「努力の産物」「行動の結果」― すべて of でつながるイメージ

🧩 3兄弟パターン:source / product / result of ~

どれも 「A of B」= A は B から来ている という関係ですが、ニュアンスが少しずつ違います。 よく出る3つを、イメージと一緒に整理しておきましょう。

the source of ~

「〜の源」「〜の原因となる元」。
エネルギー・情報・問題などの出どころ。

例:
the source of energy
(エネルギーの源)

産物 the product of ~

「〜の産物」「〜から生まれたもの」。
努力・経験・文化などの結果として生まれたもの。

例:
the product of hard work
(努力の産物)

結果 the result of ~

「〜の結果」。
事故・行動・選択の「あとに起こったこと」を説明。

例:
the result of an accident
(事故の結果)

💡 長文を読むときは、「何が(source / product / result)、何から(of ~)」 なのかを意識して、 of の前後をセットでつかむのがコツです。

自然

The sun is a major source of energy on Earth.

(太陽は、地球のエネルギー主要な源です。)

☀️ a source of 〜 で「〜の源/供給源」。
a source of stress(ストレスの元)のように、「イヤな原因」にも使えます。

産物 努力・経験

Her success is the product of years of hard work .

(彼女の成功は、何年にもわたる努力産物だ。)

🧱 the product of 〜 は「〜によって作られたもの/〜の産物」。
the product of our culture(私たちの文化の産物)など、比喩的な表現にもよく使われます。

結果 原因→結果

His injury was the result of a car accident .

(彼のけがは、交通事故結果だった。)

⚠️ be the result of 〜 = 「〜が原因である/〜の結果として起こる」。
be caused by 〜 とほぼ同じ意味で、丁寧・書き言葉寄りの表現です。

応用 発展読解

Stress can be a source of health problems, but it can also be the product of our lifestyle and the result of our choices.

(ストレスは健康問題原因にもなるが、
私たちの生活スタイル産物でもあり、私たちの選択結果でもある。)

🧠 3つの表現をまとめて使った例です。
source → product → result の流れで、「どこから来て」「何から生まれ」「どういう結果になるのか」を立体的に説明しています。

ミニまとめ:原因・源をたどる of

「起源・出所」のセクションでも見たように、of には 「どこから来たのか」をつなぐ役割 があります。

  • a source of 〜:〜の源・出どころ
  • the product of 〜:〜の産物・〜から生まれたもの
  • the result of 〜:〜の結果

長い英文を読むときは、まずこれらの「キーワード+of」を探して、
「何が」「何から」生まれているのか をセットで押さえてみてください。
抽象的な議論ほど、文の骨組みが見えやすくなります 👍

14. 原因を表す of

このセクションでは、 「〜のために」「〜が原因で」 を表す of をまとめて学びます。
die of cancer(がんで死ぬ)や of his own free will(彼自身の意思で)など、 出来事の「原因・理由」となる部分を後ろに置くのがポイントです。

13章では「どこから来たか(起源)」としての of を学びましたが、14章では 「なぜそうなったか(原因)」 にフォーカスします。
「状態が原因」「意思が原因」「やむを得ない事情が原因」という3つの軸で整理していきましょう。

Lesson 098 / 14
Cause and Result: a cause bubble labeled 'cancer / free will / necessity' connected by 'of' to a result bubble 'die / act / go'

「見えない原因(状態・意思・事情)」から、「目に見える結果(行動・出来事)」へと矢印が伸びるイメージ

🧠 やさしい導入:「〜が原因で」を後ろからそっと支える of

原因を表す of は、日本語の「〜で/〜のために」にあたりますが、 ただ直訳するよりも、 「結果(出来事)」の後ろから、原因をそっと支えているイメージ を持つと理解しやすくなります。

例: Many people die of cancer. では、 die(結果) の後ろから、 cancer(原因)of でつながっています。

原因(Cause)
cancer / free will / necessity
(がん/自由意志/必要性)

of
結果(Result)
die / do / go
(死ぬ/〜する/行く)
Result + of + Cause = 「結果は、〜という原因から生じている」

💡 この章では、 病気や状態が原因本人の意思が原因やむを得ない事情が原因 という3つのパターンに分けて、代表的な表現をストックしていきます。

14-1. 🩺 病気・老衰・飢えなど「状態」が原因:die of ~

die of ~ は、「体の内側で続いている状態」が原因で亡くなるときに使う表現です。
代表例は die of cancer(がんで死ぬ)、die of old age(老衰で死ぬ)、 die of hunger(飢えで死ぬ)などです。

ポイントは、「事故・事件という1回きりの出来事」ではなく、「病気・飢え・老化のように長く続く状態」を原因として見るところです。

Lesson 098 / 14-1
Cause and State: a figure with health bar decreasing labeled cancer / old age / hunger leading to die of ~

「病気・老衰・飢え」など、体の中で続いている状態(Cause)が of で「死」という結果(Result)につながるイメージ

🧠 基本パターン:「状態」が原因の die of ~

「〜で死ぬ」をすべて die of にしてしまうのではなく、 「体の状態そのもの」が原因のときに of を使う、と意識しましょう。

結果(Result)
die
(死ぬ)

of
状態(Cause)
cancer / old age / hunger / shock
(がん/老衰/飢え/ショック)
die + of + 状態 = 「〜という状態が原因で死ぬ」

💡 事故・事件・手術など「外から起きた1回きりの出来事」が原因のときは、 die from ~ を使うことも多いですが、このセクションではまず「状態」が原因の die of ~ に集中してストックしていきましょう。

病気 一般的な表現

Many people die of cancer .

(がんで亡くなる人は多い。)

🔍 cancer は典型的な「体の内部の状態」です。
die of + 病名 はニュースや論文などでもよく目にする組み合わせとして、そのままセットで覚えておくと便利です。

老衰 穏やかな表現

Her grandfather died of old age .

(彼女の祖父は老衰で亡くなった。)

👴 old age は「高齢である状態」。事故や病気ではなく、年を重ねたこと自体が原因というニュアンスになります。

飢え 状態

Many children die of hunger every year.

(多くの子どもたちが毎年、飢えで命を落としている。)

🍽️ hunger は「長く続く空腹状態」。
die of hunger は「食べ物が足りない状態」が続いた結果としての死、というイメージです。

ショック 感情・生理的反応

She almost died of shock when she heard the news.

(その知らせを聞いたとき、彼女はショックで死にそうになった。)

shock は、医療的なショック状態(急激な血圧低下など)も、強い精神的ショックも指します。
どちらにしても、「体や心の状態」が急激に変化したことが原因、という見方で of が使われます。

ミニまとめ:die of のコアイメージ

die of ~ 内部の「状態」が原因
  • 病気:die of cancer
  • 老衰:die of old age
  • 飢え:die of hunger
  • ショック状態:die of shock
参考:die from ~ 外からの「出来事」が原因

事故・けが・手術など、1回きりの出来事を原因として見るときは die from an accident / injuries / an operation のように from を使うことが多いです。

まずは「長く続く状態 = of」という感覚からしっかり身につけていきましょう。

14-2. 🎛 意志・選択が原因:of one’s own free will / of one’s own accord

今度は、「病気」などの状態ではなく、その人の意志・選択が原因で何かをする、というときの of です。
of one’s own free willof one’s own accord はどちらも、 「誰にも強制されず、自分から」というニュアンスを表します。

つまり、行動の原因が「事故」や「病気」ではなく、 その人の心の中のスイッチ(意志・選択) だ、ということを of で表しているイメージです。

Lesson 098 / 14-2
Free will as cause: a person choosing a door with a heart icon, labeled 'own choice', and arrows labeled 'of one's own free will / of one's own accord'

誰かに押されてではなく、「自分の気持ち」が行動のスタート地点になっているイメージ

🎛 2つの定番表現:どちらも「自分から/進んで」

どちらも辞書では「自発的に」「自分の意志で」と訳されますが、ニュアンスに少し違いがあります。

意志を強調 of one’s own free will
  • 自由意志で」「自分の決断で」という中身を強く意識。
  • 誰にも命令されていない/強制されていないことをハッキリ示したいとき。
  • かしこまった文、説明文、ニュースなどにもよく登場。
「自分から」を強調 of one’s own accord
  • 自分から進んで」「ひとりでに」という動きにフォーカス。
  • 誰かに頼まれたのではなく、自発的に行ったことを表現。
  • もの・現象にも使えて、The door opened of its own accord. のような文もOK。

💡 どちらも構造は 「行動+of+意志の名詞句」 で、 「その行動の原因はこの意志です」と教えてくれている、と見るとスッと入ります。

意志 自発的

He joined the project of his own free will .

(彼は自分の意志でそのプロジェクトに参加した。)

✅ 「会社に命令されたから」ではなく、「本人がやりたいと思ったから」という 内側の意思決定をはっきりさせる表現です。

定番 旧ページ参考

He did it of his own free will .

(それは彼が彼自身の意思でしたことだ。)

⚖️ 「誰かにやらされた」「脅された」のではないと念押ししたいときにぴったりの言い方です。
do ~ of one’s own free will をチャンクで覚えてしまいましょう。

自発性 行動

She came to help us of her own accord .

(彼女は自分から進んで私たちを手伝いに来てくれた。)

🤝 「頼んだから来てくれた」のではなく、「誰にも言われていないのに来てくれた」という ありがたみが伝わる表現です。

現象 ひとりでに

The door opened of its own accord .

(ドアがひとりでに開いた。)

🚪 人間ではなく「ドア」が主語になっていますが、「誰も触っていないのに」という意味で 自発的な動きを表しています。少し文学的で、物語などでもよく使われる表現です。

ミニまとめ:意志・自発性が「原因」の of

意志の中身 of one’s own free will
  • 「自由意志で」「自分の決断で」という内面の気持ちを強調。
  • do / decide / join / go などの動詞と相性が良い。
  • かための文脈や説明文でよく使われる。
自発的な動き of one’s own accord
  • 「誰にも言われていないのに」「ひとりでに」という動きの出発点を強調。
  • 人にも物にも使える(door, machineなど)。
  • 少し書き言葉寄りで、文語的なニュアンスもある。

💡 どちらも、行動(結果) ← of ← 意志・自発性(原因) という矢印を of がつないでいる、とイメージできれば OK です。
まずは do ~ of my own free willgo there of my own accord など、自分の行動に当てはめて 「マイルール文」を作ってみると記憶に残りやすくなります 😊

14-3. 🧩 やむを得ない状況が原因:of necessity / of circumstance

今度は「病気」でも「自分の意志」でもなく、やむを得ない状況そのものが原因になっている of の使い方です。
of necessity は「やむを得ず」「必要に迫られて」、of circumstance(s) は 「状況の成り行きで」「事情ゆえに」といったニュアンスを表します。

どちらも、行動のスタート地点が 自分の理想ではなく 現実の事情 である、という「仕方なさ」を含んだ表現です。

Lesson 098 / 14-3
Of necessity: A person standing at a fork in the road, one path blocked by barriers labeled 'no choice', walking the only open path labeled 'of necessity / circumstances'

ベストな道ではないけれど、「その状況では他に選べなかった」というイメージ

🧩 2つのキーフレーズ:どちらも「仕方なく」「やむを得ず」

どちらも、「好きでそうしたわけではないが、状況的にそうせざるを得なかった」という 消極的な原因を表します。

必要に迫られて of necessity
  • 「必要に迫られて」「やむを得ず」という意味。
  • その行動が現実的な必要から来ていることを表す。
  • 文全体を修飾する副詞句として使われることが多い。
事情・成り行きで of circumstance(s)
  • a victim of circumstances などで「事情の犠牲者」のような意味。
  • 本人の望みというより、外側の条件・背景が原因。
  • force of circumstances も関連表現としてよく使われる。

💡 どちらも構造は 原因(necessity / circumstances)を of で後ろからくっつける 形です。
「~という必要から」「~という事情の力で」と考えると、of が「原因」を紹介していることが分かります。

基本 やむを得ず

I went there of necessity .

(私はやむを得ずそこへ行った。)

🚶‍♂️ 行きたくて行ったというより、「行かざるを得ない事情」があった、というニュアンスです。
go / do / choose ~ of necessity と動詞とセットで覚えると使いやすくなります。

選択 現実的な事情

We chose a smaller apartment of necessity .

(私たちはやむを得ず、より小さなアパートを選んだ。)

🏠 経済事情などで「本当はもっと広い部屋が良かったけれど、現実的に無理だった」というニュアンスをにおわせることができます。

事情 成り行き

He was a victim of circumstances .

(彼は成り行きの犠牲者だった。/彼は事情の犠牲者にすぎなかった。)

🎭 「本人が悪い」というより、「そうならざるを得ない事情があった」と言いたいときに使える表現です。
a victim of circumstances をチャンクで覚えてしまいましょう。

関連表現 事情に押されて

Many small shops closed by force of circumstances .

(多くの小さな店が、事情に押されて閉店した。)

🧱 force of circumstances は「状況の力」、つまり「どうしようもない外部の圧力」のようなイメージです。
by force of circumstances で「やむを得ない事情によって」と覚えておくと便利です。

ミニまとめ:状況が原因の of

必要 of necessity
  • 現実的な必要に迫られて「やむを得ず」行動するイメージ。
  • go / do / choose / act などの動詞と相性が良い。
  • 書き言葉寄りだが、知っていると表現の幅が広がる。
事情 of circumstance(s)
  • a victim of circumstances, force of circumstances などで「事情によってそうなった」。
  • 本人というより、背景・状況に原因があることをにおわせる。

💡 14-1・14-2と合わせると、
状態(病気など)が原因 → die of ~意志が原因 → of one’s own free will状況が原因 → of necessity / of circumstances
という「原因の3パターン」がきれいにそろいます。of が「何が原因か」を紹介している、と意識して読んでみてください 😊

14-4. 🌌【発展】感情・出来事が「〜から生まれる」:be born of / fear born of ~

最後は、何かが「〜から生まれた」という、少し文学的な of の使い方です。
be born of ~fear born of ~ のように、原因(源)から感情・考え・出来事が生まれたというイメージを表します。

日常会話というよりは、エッセイ・スピーチ・小説などでよく見られる、表現力の高いフレーズです。 「どんなきっかけから、その感情・行動が生まれたのか」をドラマチックに描写できます。

Lesson 098 / 14-4
Abstract emotions like fear and hope emerging from a glowing source labeled 'experience / hardship / kindness'

ある「経験・状況・思い」の中から、感情や行動がポッと生まれてくるイメージ

🌱 be born of ~:原因の「母体」から生まれる

be born of ~ は、抽象的な原因(経験・状況・感情など)から 新しい感情・考え・出来事が「生まれた」と言いたいときに使う表現です。

構造 be / N + born of + 原因
  • be born of = 「〜から生まれる」
  • 原因は多くが抽象名詞fear, hope, experience, necessity など
  • やや書き言葉寄り・文芸的な響き
イメージ 「原因」=母体、「感情」=そこから生まれた子ども

Fear born of ignorance
「無知という母体から生まれた恐れ」→「無知から生まれた恐怖」

Hope born of failure なら
「失敗から生まれた希望」という、前向きなストーリーも描けます。

感情 マイナス

Fear born of ignorance is dangerous.

(無知から生まれた恐れは危険だ。)

😨 Fear born of ignorance =「無知という状態を原因として生まれた恐れ」。
fear that comes from ignorance よりも、ぐっと凝縮されて文学的な響きになります。

感情 ポジティブ

Their success was born of many failures .

(彼らの成功は、多くの失敗から生まれたものだった。)

🌱 失敗を単なるマイナスではなく、「成功の母体」として描く、前向きな言い方です。
be born of many failures は、スピーチなどでも使われる表現です。

アイデア きっかけ

The project was born of a casual conversation .

(そのプロジェクトは、何気ない会話から生まれたものだった。)

💡 born of a casual conversation で、「ちょっとした会話がきっかけになって生まれた」という、 ストーリー性のある言い方になります。

社会 噂が原因

The city was filled with fear born of rumors .

(その街は、噂から生まれた恐怖に包まれていた。)

🗣️ fear born of rumors = 「噂を原因として生まれた恐怖」。
「噂話が不安を広げた」という状況を、一文で印象的に描けます。

🔍 born ofborn from のざっくり比較

born of born from ~(参考)
🔸 抽象的な原因が多い
例:fear, hope, necessity, experience
🔹 具体的なプロセス・組み合わせから生まれるイメージ
例:born from a mix of cultures など
✨ 文芸的・凝縮された表現
原因 → 結果 のドラマを一言で表す
💬 会話でもそこそこ使われるが、
意味としては「~から生じた」に近い

💡 このセクションでは、より頻度が高く「原因の of」とのつながりがはっきりしている born of ~ を中心に押さえておけば十分です。

ミニまとめ:原因から「生まれた」と言いたいときの of

パターン

  • Fear born of ~:~から生まれた恐怖
  • Hope born of ~:~から生まれた希望
  • Success / idea / project born of ~:~が母体となって生まれた成功・アイデア・企画

イメージで一言

原因(経験・状況)母体になって、 感情・行動 が「生まれる」。

「〜でそうなった」より一歩踏み込んで、ストーリー性のある原因を表現するときに使う of として覚えてみてください 🌌

Lesson 098 まとめ:of の意味マップ

ここまで見てきた of は、意味ごとに整理すると「同じ単語とは思えないくらい」働きが違って見えます。
このセクションでは、Lesson 098 全体を 4つの意味グループ にまとめて、いつでも見返せる「地図」にしておきましょう。

迷ったときは「この of はどのグループ?」と自分に問いかけるだけで、読み取りやすさがグッと変わります。

of の世界マップ:関係・部分・起点・状態など4つのゾーンに分かれたイメージ図

名詞どうしをつなぐ「関係ゾーン」、量や材料の「部分ゾーン」、原因・起点の「スタートゾーン」、そして抽象的な「状態ゾーン」という4つのエリアで考えるイメージ

🗺 of の4つの意味グループを一望しよう

Lesson 098 では、of の用法を次の4つに整理して学びました。
下のカードから、気になるゾーンにジャンプできます。

🤝
グループ 1

名詞どうしをつなぐ of(関係・同格)

2つの名詞のあいだに「関係の線」を引くタイプの of です。
所有・所属、主格/目的格の関係、同格(「〜という」)やテーマとしての of がここに入ります。

所有・所属 主格・目的格 同格 テーマ・論点
関連セクション:
👉 関係を表す of から復習する
🧪
グループ 2

部分・量・材料の of

「大きな全体」から「一部分」を切り取るときの of です。
コップ1杯の水、友達の一人、ケーキ一切れ、木でできたイス…といった形で、形のないものを数えたり、素材を説明したりします。

分量・単位 数量・グループ 材料・成分
関連セクション:
👉 分量・材料の of を見直す
🧭
グループ 3

起点・原因・出どころの of

ある出来事や状態が「どこから来ているか」を示す of です。
位置・時間の基準、出身・起源、病気や状況が原因の表現などがここにまとまります。

位置・時間の起点 原因 起源・出所
関連セクション:
👉 起点・原因の of をまとめて確認
🎭
グループ 4

状態・評価・抽象世界の of

「〜の点において」「〜に関して」「〜から生まれた感情」のように、
目に見えない性質・評価・抽象的な原因を説明する of です。

性質・程度 評価・典型 抽象的な原因
関連セクション:
👉 抽象的な of をもう一度整理する

💡 どの文章でも、まずは「この of は ①関係 / ②部分・量 / ③起点・原因 / ④状態・評価 のどれ?」と分類してみるのがおすすめです。
分類ができれば、あとはこのレッスンの各セクションに飛んで、具体例でイメージを固めていきましょう。

パターン別チートシート:of 一覧表

「あれ、この of なんだっけ?」となったときにサッと確認できる、 パターン別の早見表です。
スマホでも見やすいように、グループ・形・意味・ミニ例の4列に整理しました。

ざっくりでいいので、「この文の of はこの表のどこかな?」と照らし合わせてみてください。

📝 of パターン早見表

グループ 代表パターン 意味のイメージ ミニ例(英語+日本語)
🤝 関係・所属
グループ1
the N of N
(所有・所属)
「〜の/〜の〜」
A が B に属している感じ
the capital of France
フランス首都
🤝 関係・動作
主格・目的格
N(action) of N
rise / arrival / discovery など
「〜が…する」「〜を…する」
動作を名詞化してつなぐ
the discovery of America
アメリカ発見すること
🤝 同格
「〜という」
A of B
the city of Osaka など
A = B
「B という A」
the city of Osaka
大阪という都市
🤝 テーマ・論点
問題・テーマ
the problem / issue of ~ 「〜という問題」「〜の論点」
話題・テーマを示す
the problem of pollution
公害という問題
🧪 分量・単位
グループ2
a cup / piece / slice of N 「全体(物質)」から
「1杯・1枚」を切り取る
a cup of coffee
コーヒー1杯
🧪 グループの一部
人数・割合
one / some / most of + the/my + 複数名詞 「〜の中の一部」
特定グループから取り出す
one of my friends
私の友達のうちの1人
🧪 材料・成分
素材
be made of / from N 「何からできているか」
形が見える of / 見えない from
made of wood
でできた
🧪 中身・内容
箱・器
a box / bag / plate of N 「箱・袋・皿」の
中身を説明する
a box of chocolates
チョコレートの箱
🧭 時間の起点
グループ3
the 5th of May
the summer of 2020
「年・月という全体」から
特定の日・季節を切り取る
the 5th of May
5月5日
🧭 位置の基準点
方角+基準
north of Tokyo
75 miles north of Tokyo
「〜を基準にして
北・南・東・西にある」
north of Tokyo
東京の北に
🧭 起源・出所
出身・由来
of noble birth
the origin of life
「〜出身/〜にルーツを持つ」
どこから来たか
of a good family
良家の出
🧭 原因・理由
病気・状態
die of A
be born of A
「A という状態/事情が原因で」
〜の結果として
die of cancer
がん死ぬ
🎭 性質・程度
グループ4
be of importance / use / value 「重要である」「役に立つ」など
性質を評価する
be of great importance
非常に重要である
🎭 〜に当てはまる
典型・一般性
be true of A
be typical of A
「A に関して当てはまる」
「A らしい」
This is true of Japan.
これは日本にも当てはまる。
🎭 分離・独立
〜から自由
independent of
free of
「〜から切り離されている」
「〜なしで成り立つ」
independent of my parents
から経済的に独立して
🎭 関わりを断つ
比喩的
wash one’s hands of N 「〜との関わりを洗い流す」
きっぱり手を引く
wash my hands of the matter
その件から手を引く

🔍 使い方のコツ:
1行ずつ完璧に覚える必要はありません。
読んでいて迷ったときに「この of はどのブロックの雰囲気に近いかな?」と照らし合わせる、 「逆引き辞書」のように使ってみてください。

⚠️ よくある落とし穴&NGパターン

of の用法を一通り学んだあとでも、つい間違えやすいポイントがいくつかあります。
ここでは「試験でひっかけに出やすい」「実務の英文で誤解されやすい」パターンを中心に、 NG ➜ OK で整理しておきましょう。

すべて完璧に暗記する必要はありません。
「あれ、この表現どこかで見たぞ?」と思ったときに戻ってこれるチェックリストとして使ってみてください。

Pitfalls of 'of': road signs warning about common mistakes

「なんとなく 〜の」と訳していると、見えない落とし穴にはまりがち…

落とし穴 1 なんでもかんでも「〜の」で訳してしまう

of を全部「〜の」とだけ覚えていると、主格/目的格/同格の違いが見えなくなります。

例① 主格関係 「〜が」

The arrival of the train
= 「電車到着すること」

例② 目的格関係 「〜を」

The discovery of America
= 「アメリカ発見すること」

💡 対策:
「〜の」だけでなく、「〜が」「〜を」に置き換えてみてスッと読めるか?をチェックしましょう。
「the love of God」は文脈次第で「神愛」か「神愛すること」かが変わる、という話も思い出してください。

落とし穴 2 one of / most of の「形」を崩してしまう

「〜のうちの1つ/大部分」を表す one of / some of / most of では、 後ろの名詞が特定&複数であることが必須でした。

One of my friend live in London.

  • friend が単数 → friends
  • 主語は One(単数) → 動詞は lives

One of my friends lives in London.

Most of students study hard.

  • of の後ろには the / my / these などが必要

Most of the students study hard.

✅ チェックポイント:
One / Some / Most + of + the / my / these + 複数名詞
動詞 主語は One / Some / Most の部分に合わせて単数・複数を決める

落とし穴 3 glasses / scissors / jeans を a で数えてしまう

「見た目は1つの物」でも、英語ではペア(左右・二本組)で1セットとみなして 常に複数形で表す名詞があります。

a glasses / a scissors / a jeans

単数形にしてしまうと、「グラス」「ジーンズという人」など別の意味に聞こえてしまいます。

a pair of glasses / scissors / jeans

  • a pair of glasses(メガネ1個)
  • a pair of scissors(ハサミ1丁)
  • a pair of jeans(ジーンズ1本)

✅ 会話では、省略してこう言うのも自然です:

  • Where are my glasses?
  • I bought new jeans.

数をはっきり言いたいときだけ a pair of を使う、とイメージしておくとスッキリします。

落とし穴 4 made of / made from をなんとなくで選んでしまう

どちらも「〜から作られている」という意味ですが、形が残っているかどうかで よく使われるパターンが変わりました。

The table is made of wood.

木目など、材料の形や手触りがそのまま分かるイメージ。

⚠️ made from wood も文法的には間違いではありませんが、
「木を原材料として別の形に変化させた」ニュアンスが強くなります。

Wine is made from grapes.

ぶどうの形はもう見えないので、from が自然。材料が「変身」しているイメージです。

✅ ざっくりルール:
形がそのまま見えるmade of
形が変わってしまうmade from(ただし文脈次第)

落とし穴 5 「a cake of chocolate」的な日本語直訳

「チョコレートケーキ」「イチゴサンド」のような料理名・商品名を言いたいときは、 a cake of chocolate のように of で直訳してしまうと不自然になる場合があります。

I ate a cake of chocolate.

文脈によっては「板チョコ(a bar of chocolate)」のように解釈されることもあり、
「チョコレート味のケーキ」とは限りません。

✅ 「チョコレートケーキ」を言いたいとき:

I ate a piece of chocolate cake.

✅ 「箱+中身」のときは of が自然:

a box of chocolates
= チョコレートの箱

🍫 「入れ物+中身」のときは a box / bag / plate of N
「商品名・料理名」のときは chocolate cake, vegetable soup のように 名詞+名詞 で言うことが多い、という違いを意識しましょう。

ミニまとめ:落とし穴チェックリスト

  • 「とりあえず 〜の」で訳していないか? ➜ 「が/を/という」 も試す
  • one of / most of のあとは ➜ the/my + 複数名詞 になっているか
  • glasses / scissors / jeans を ➜ a pair of で数えているか
  • 材料表現は ➜ 形が見えるなら of、変わっていれば from が基本
  • 料理名・商品名は ➜ 名詞+名詞(chocolate cake)と 箱+中身(a box of chocolates)を使い分け

🎯 実践ステップ&セルフチェック

ここまで学んできた of の使い方を、実際の英文リーディング・ライティングで使いこなすためのステップです。
「知っている」で終わらせず、読める書ける説明できる の3段階で確認していきましょう。

すべて一度にやる必要はありません。
「今日はステップ1だけ」「週末にステップ2まで」など、自分のペースで少しずつ進めてみてください 😊

🗺️ 実践ロードマップ(3ステップ)

STEP 1 読む:of を「見える化」する

英文の中の of をハイライトして、
「主格/目的格/同格/分量…」など、どのパターンか分類してみる。

STEP 2 書く:日本語から英語を組み立てる

「大阪という都市」「子どもの教育」など、
日本語のフレーズを英語に言い換える練習で、 自分の文の中で of を使ってみる。

STEP 3 振り返る:セルフチェック&診断

ミニクイズとチェックリストで、
どのパターンが得意/苦手かを確認。復習すべきセクションが一目で分かります。

STEP 1 📖 読むときの実践:of を「見える化」する

まずは「読むとき」の視点を変えてみましょう。
英文を読んだら、1つの文につき1〜2個でよいので、of を探して次のように分類してみてください。

🔍 手順

  1. of を四角で囲む(紙ならマーカー、スマホならスクショ+手書き等)
  2. 前後の名詞をなぞって、「A of B = A が/を/という B」のどれかを当てはめてみる
  3. 自分の判断でいいので、主格 / 目的格 / 同格 / 分量 などラベルをメモする

🧪 ミニ練習(例文)

We learned about the discovery of America .

(私たちはアメリカ発見することについて学んだ。)

👉 目的格:「アメリカを発見すること」


The city of Osaka is famous for food.

(大阪という都市は食べ物で有名だ。)

👉 同格:「都市 = 大阪」

STEP 2 ✏️ 書くときの実践:日本語フレーズを of で言い換える

次は、日本語 → 英語 のミニ変換です。
下の日本語を見て、まず自分で英語を考えてから、答え例と見比べてみてください。

🧩 練習 A:同格・内容の of

  • ① 「大阪という都市」
    →(自分で考えてから下の答えを見る)
    the city of Osaka
  • ② 「民主主義という考え」
    the idea of democracy
  • ③ 「彼の結婚というニュース」
    the news of his marriage

🥤 練習 B:分量・部分の of

  • ④ 「コーヒーを1杯」
    a cup of coffee
  • ⑤ 「友人たちのうちの1人」
    one of my friends
  • ⑥ 「その生徒たちの大部分」
    most of the students

💡 コツ:
書きたい日本語を見たときに、「これは全体と部分?」「『〜という』で説明している?」と一瞬考えるクセをつけると、 どのタイプの of を使うべきかが見えやすくなります。

STEP 3 ✅ セルフチェック:理解度&苦手分野を確認

最後に、自分の状態をざっくり確認してみましょう。チェックが多いところは「理解できているポイント」、
つけにくいところは「戻って復習したいセクション」です。

🧠 意味理解チェック

  • arrival of / death of を見て、「〜が〜する(主格)」と読み分けられる
  • discovery of / education of を見て、「〜を〜する(目的格)」と分かる
  • the city of Osaka / the idea of democracy を見て、「A = B(同格)」だと理解できる
  • a cup of / a pair of / one of を見て、「全体と部分」の関係がイメージできる

✏️ 運用チェック(書けるかどうか)

  • ⬜ 自分の誕生日を the 〜 of 〜 で言える
  • ⬜ 好きな都市を the city of 〜 で紹介できる
  • ⬜ 自分の習慣を the habit of ~ing で1文書ける
  • ⬜ 「友人たちのうちの1人」「その生徒たちの大部分」を英語で書ける

📝 ミニクイズ:この of はどのタイプ?

次のフレーズの of が、 主格 / 目的格 / 同格 / 分量 のどれかを考えてみてください。答えは下にあります。

  1. The arrival of the train
  2. The destruction of the forest
  3. The news of his promotion
  4. A box of chocolates
🔍 答えを見る
  • The arrival of the train主格(電車到着する)
  • The destruction of the forest目的格(森破壊する)
  • The news of his promotion同格(ニュース = 彼の昇進)
  • A box of chocolates分量・中身(箱 = チョコレートの中身)

🧭 もし迷う項目が多ければ:
「主格・目的格・同格」はセクション3〜5、「分量・部分」はセクション6〜8に戻って、 例文カード+音声でイメージを補強してみてください。
「なんとなく of」から一歩進んで、「使い分けの意識」が持てれば大成功です。

🚀 次におすすめのレッスン

この Lesson 098 では、of のさまざまな意味とイメージを一気に整理しました。 次のステップとして、「前置詞シリーズ」の他のメンバーも押さえておくと、 英文読解や英作文の精度がぐっと上がります。

特に Lesson 099「on の用法」 は、 of と同じく「関係・つながり」を表す重要表現が多く、 セットで学ぶと理解が深まります 👍

⭐ 最優先 前置詞シリーズ

Lesson 099「on の用法」

on は「上に乗る」だけでなく、 話題・状態・依存関係など、抽象的なつながりも表します。 of と同じく「A と B の関係」をつくる前置詞なので、 セットで学ぶと英語の世界の見え方が一段クリアに✨

  • on the table(机の上に)から広がる「接触」のイメージ
  • on Monday, on my birthday など「時間との接点」
  • on duty, on business など「状態・モード」を表す使い方
of → on の順で学ぶと、前置詞の世界が一気に整理されます。
次へ進む
🔁 復習・発展 前置詞 全体マップ

「of の用法」を軸に、前置詞シリーズ全体をつなげるなら…

Lesson 090「場所を表す前置詞」

in / on / at など場所系の基本。
「どこにある?」のイメージを固めておくと、 north of / to the north of など Lesson 098 の応用もスムーズに読めます。

Lesson 096「from の用法」

「どこから?」を表す from は、 Lesson 098 の 起源・出所を表す of と相性バツグン。
from A to B とセットで、「始点・終点」の感覚を整理できます。

Lesson 100「to の用法」

of が「A と B の関係」だとすれば、 to は「B に向かっていく矢印」。
方向・目的・結果を表す to を押さえると、 前置詞どうしの役割分担が一段クリアになります。

📌 おすすめの順番: Lesson 098 ofLesson 099 onLesson 096 fromLesson 100 to
と進むと、「関係・起点・方向」をまとめて整理できます。