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時制の一致

Lesson 113

目次

時制の一致

   主節の動詞が過去時制になると、それに連動して従属節の動詞の時制を一致させる必要があります。これを時制の一致といいます。主節の動詞が現在時制や未来時制の場合には時制の一致が起こらないため、従属節の時制は文脈や状況に応じて自由にすることができます。

主節の動詞現在形過去形
従属節の動詞現在形過去形
現在進行形過去進行形

過去形

現在完了形

過去完了形

過去完了形

過去進行形

現在完了進行形

過去完了進行形

過去完了進行形

未来形

未来進行形

未来完了形

未来完了進行形

助動詞を過去形にする

主節の動詞が過去時制の場合

   主節の動詞が 過去時制 で従属節が 名詞節 の場合、従属節の動詞は 過去形過去完了形 になります。従属節が副詞節や形容詞節の場合は、原則として動詞の時制は自由で、文脈や状況に応じて使い分けます。

主節の動詞が現在時制や未来時制の場合

   主節の動詞が現在時制や未来時制の場合、時制の一致が起こらないため、従属節の時制は文脈や状況に応じて自由にすることができます。

時制の一致の例外

次のような場合は時制の一致がおきません。

4 - 1.  従属節が普遍の真理を表す場合

He said that honesty is the best policy.

( 彼は正直は最善の策だと言った。 )

She often said that practice makes perfect.

( 習うより慣れよ、と彼女はよく言った。 )

They were tought at school that one and two makes three.

( 彼らは 1 + 2 = 3 だと学校で教えられた。 )

4 - 2.  従属節が現在の習慣や事実を表す場合

She asked the driver what time the first bus starts on Monday.

( 彼女は運転手に月曜日の始発は何時か尋ねた。 )

She explained that she never goes out late at night.

( 彼女は夜遅くには決して外出しないことを説明した。 )

He knew that the elephant is the largest land animal.

( 象は陸上の動物の中で最も大きいことを彼は知っていた。 )

4 - 3.  従属節が歴史上の事実を表す場合

   歴史上の事実は、文法上、過去完了形になりますが時制の一致の例外として 過去形 で表現します。

We learned that Columbus discovered America in 1492.

( 私たちはコロンブスは 1492 年にアメリカを発見したということを学んだ。 )

We were taught that the World War Ⅱ ended in 1945.

( 私たちは第二次世界大戦が 1945 年に終わったと教えられた。 )

4 - 4.  従属節の動詞が仮定法の場合

仮定法の動詞は、直説法の動詞と違って主節の動詞の影響を受けません。

It was demanded that I tell him the truth.

( 私は彼に事実を話すように要求された。 ) - [ 仮定法現在 ]

She wished she were back in Japan.

( 彼女は日本に戻れたらいいのにと思っていた。 ) - [ 仮定法過去 ]

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