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強調構文

Lesson 115

目次

強調構文

語順を変更したり、強意語を用いて文中の語または句の意味を特に強めることを 強調 といいます。

it is ~ that … の強調構文

   「 … なのは ~ だ 」 という意味で 「 ~ 」 に強調したい語句を用います。文の主語、目的語、補語などの ( 代 ) 名詞を強調することができます。強調される語が主格で人の場合には that だけではなく who も用いられます。

It was I that ( who ) met Susan in the park yesterday.

( 昨日公園でスーザンに会ったのは私だった。 ) - [ 主語 ]

It was Susan that I met in the park yesterday.

( 昨日私が公園で会ったのはスーザンだった。 ) - [ 目的語 ]

It was in the park that I met Susan yesterday.

( 昨日私がスーザンに会ったのは公園だった。 ) - [ 副詞句 ]

It was yesterday that I met Susan in the park.

( 私が公園でスーザンに会ったのは昨日だった。 ) - [ 副詞 ]

助動詞 do を用いた強調

   平叙文で「 do [ does / did ] + 動詞の原形 」という形を用いて、文の内容が真実であることを強調します。命令文や Let's の前にこの do を置いて意味を強調することも可能。

She does love him.

( 彼女は本当に彼を愛している。 )

Do come with us.

( 私たちと一緒にぜひ来てください。 )

Do be kind to your children!

( 自分の子供たちには是非とも優しくしなさい。 )

強意語を用いた強調

   形容詞や副詞を強調する場合は very などの強意語を直前に置きます。very 以外の強意語は次のとおり。

fairly ( かなり )

pretty ( かなり )

quite ( かなり )

rather ( かなり )

amazingly ( 驚くほど )

astonishingly ( 驚くほど )

remarkably ( 驚くほど )

surprisingly ( 驚くほど )

awfully ( ひどく )

extremely ( ひどく )

frightfully ( ひどく )

terribly ( ひどく )

absolutely ( まったく、すっかり )

completely ( まったく )

totally ( まったく、すっかり )

utterly ( まったく、すっかり )

wholly ( まったく、すっかり ) など

It's a fairly difficult book.

( かなり難しい本だ。 )

She is remarkably attractive.

( 彼女は並外れて魅力的だ。 )

His technique was unique and absolutely amazing.

( 彼の技術は独特で、本当に驚くべきものだった。 )

比較級の強調

比較級を強調するときは、evenfarmuchstilla lot などを用います。

He is far better off now than he was five years ago.

( 彼は 5 年前よりもいい暮らしをしています。 )

I find it much easier to speak English than French.

( 私にはフランス語より英語を話す方がずっと簡単だ。 )

He is kind and gentle, and what is better still, honest.

( 彼は親切で優しく、なおよいことに正直である。 )

最上級の強調

最上級を強調するときは、farmuchby farpossible などを用います。

This is much the best method.

( これは断然最善の方法だ。 )

English is by far the most widely-spoken language in the world.

( 英語は世界で取り分け最も広く普及している言語である。 )

Please sell the home at the best possible price.

( この家をできるだけ好い値に売って下さい。 )

否定の意味を強調する場合

否定の意味を強調する場合、以下のような語句を否定語句と共に用います。

notat all ( 決して ~ ない )

notin the least ( 少しも ~ ない )

notwhatever ( 少しも ~ ない )

notby any means ( 決して ~ ない )

notfor all the world ( どんなことがあっても ~ ない )

nota bit ( 全然 ~ ない )

neverever ( 決して ~ ない ) など

I am not at all tired.

( 私は全然疲れていません。 )

I would not leave you for all the world.

( わたしはどんなことがあっても貴方から離れない。 )

I'll never ever trust him again.

( 私は二度と彼を信頼しないつもりだ。 )

疑問詞の強調

疑問詞を強調するには疑問詞の直後に everon earthin the world などを置きます。

What ever do you mean?

( いったいどういう意味ですか。 )

How on earth did you get it?

( いったいそれをどうやって手に入れたのですか。 )

Where in the world did you come from?

( いったいぜんたいどこからきたんだね。 )

再帰代名詞による強調

再帰代名詞には、主語・目的語・補語になっている名詞・代名詞を強調する働きもあります。

  1. 強調する名詞・代名詞と再帰代名詞は同格になります。

  2. 再帰代名詞は強く発音されます。

  3. 強意用法の場合、再帰代名詞は強調する語の直後に置くのが原則であるが、口語体では文末に置くことが多い。

I myself saw it.

( 私は自分でそれを見たのです。 ) - [ 文章体 ]

He went there himself.

( 彼は自らそこへ行った。 )

  接続詞である 「 and 」 や 前置詞である 「 as , but , except ,including , like , than 」などのあとに続く名詞・代名詞を再帰代名詞を用いて強調する場合は名詞・代名詞を省略する必要があります。

Did your parents and yourselves go there.

( 君たちの両親と君たち(自身)がそこへ行ったのですか。 )

No one knows more about it than myself.

( だれもそれについては私(自身)より知っている者はいない。 )

He's as capable as myself in handling a computer.

( コンピューターの操作では彼は私と同様腕が確かです。 )

同一語の反復による強調

and を用い同一語句を繰り返すことによって意味を強調することができます。

She waited for hours and hours.

( 彼女は何時間も待った。 )

She has become more and more beautiful.

( 彼女はますます美しくなった。 )

The lawyer spoke on and on.

( その弁護士はどんどん話を続けた。 )

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